JPH0958413A - 車両盗難防止装置 - Google Patents
車両盗難防止装置Info
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- JPH0958413A JPH0958413A JP21553995A JP21553995A JPH0958413A JP H0958413 A JPH0958413 A JP H0958413A JP 21553995 A JP21553995 A JP 21553995A JP 21553995 A JP21553995 A JP 21553995A JP H0958413 A JPH0958413 A JP H0958413A
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- Japan
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- theft
- engine
- engine control
- signal
- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン始動前から盗難と分かった場合には
直ちにエンジン始動を不能にする共に、運転者にそれを
知らせることができるようにする。 【解決手段】 エンジン始動前から盗難と分かったとき
には直ちにコード照合装置14からエンジン制御装置1
7への出力CODIがローレベルになり、エンジン始動
完了を待たずに即座に燃料噴射・点火をカットして、エ
ンジン始動を全くできない状態にする。エンジン始動前
に盗難が検出されていない場合には、バッテリ電圧が回
復するエンジン始動完了を待ってエンジン制御装置17
からコード照合装置14へ送信要求信号を出力し、コー
ド照合装置14から盗難判定結果に応じて燃料噴射・点
火の許可/禁止信号をエンジン制御装置17へ出力す
る。盗難判定処理中は警告ランプ30を点灯し、盗難判
定結果が盗難の場合には警告ランプ30を点滅させ、正
常の場合には警告ランプ30を消灯する。
直ちにエンジン始動を不能にする共に、運転者にそれを
知らせることができるようにする。 【解決手段】 エンジン始動前から盗難と分かったとき
には直ちにコード照合装置14からエンジン制御装置1
7への出力CODIがローレベルになり、エンジン始動
完了を待たずに即座に燃料噴射・点火をカットして、エ
ンジン始動を全くできない状態にする。エンジン始動前
に盗難が検出されていない場合には、バッテリ電圧が回
復するエンジン始動完了を待ってエンジン制御装置17
からコード照合装置14へ送信要求信号を出力し、コー
ド照合装置14から盗難判定結果に応じて燃料噴射・点
火の許可/禁止信号をエンジン制御装置17へ出力す
る。盗難判定処理中は警告ランプ30を点灯し、盗難判
定結果が盗難の場合には警告ランプ30を点滅させ、正
常の場合には警告ランプ30を消灯する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難の有無
を判定する盗難判定手段とエンジンを制御するエンジン
制御手段との間で通信を行って車両の盗難を防ぐように
した車両盗難防止装置に関するものである。
を判定する盗難判定手段とエンジンを制御するエンジン
制御手段との間で通信を行って車両の盗難を防ぐように
した車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、エンジン始動用のキーに暗証コ
ードを持たせ、キーをキーシリンダに差し込んでエンジ
ン始動操作を行う際に、キーの暗証コードをキーシリン
ダ側のコード照合装置で読み取って所定の暗証コードと
照合することで、正規のキーによるエンジン始動操作で
あるか否かを判定し、正規のキーによるエンジン始動操
作でなければ、エンジン制御コンピュータが車両盗難と
判断してエンジンの燃料噴射・点火をカットすること
で、車両盗難を防ぐようにしたものがある。その他、車
両盗難防止システムでは、車両盗難と判断したときに、
ホーン吹鳴、ランプ点滅等を行うようにしたシステムも
ある。
ードを持たせ、キーをキーシリンダに差し込んでエンジ
ン始動操作を行う際に、キーの暗証コードをキーシリン
ダ側のコード照合装置で読み取って所定の暗証コードと
照合することで、正規のキーによるエンジン始動操作で
あるか否かを判定し、正規のキーによるエンジン始動操
作でなければ、エンジン制御コンピュータが車両盗難と
判断してエンジンの燃料噴射・点火をカットすること
で、車両盗難を防ぐようにしたものがある。その他、車
両盗難防止システムでは、車両盗難と判断したときに、
ホーン吹鳴、ランプ点滅等を行うようにしたシステムも
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンの
始動は、バッテリからスタータに通電して行うが、スタ
ータへの通電によりバッテリ電圧が大きく低下するた
め、バッテリの劣化度合いによってはエンジン始動中に
エンジン制御コンピュータの電源電圧が正常動作電圧よ
り低下して誤動作するおそれがある。このため、エンジ
ン始動操作が行われても直ちに盗難判定処理を開始せ
ず、エンジン始動完了を待ってエンジン制御コンピュー
タからコード照合装置へ送信要求信号を送信し、それに
よって、コード照合装置からエンジン制御コンピュータ
に送られてくるコード照合結果の信号に基づいて、盗難
の場合は燃料噴射・点火カットを行うようにしている。
しかしながら、この場合は、正規のキーでなくてもエン
ジン始動が可能であるため、始動完了後、盗難判定処理
が終わるまでの間は、車両を動かすことが出来てしまう
という問題がある。
始動は、バッテリからスタータに通電して行うが、スタ
ータへの通電によりバッテリ電圧が大きく低下するた
め、バッテリの劣化度合いによってはエンジン始動中に
エンジン制御コンピュータの電源電圧が正常動作電圧よ
り低下して誤動作するおそれがある。このため、エンジ
ン始動操作が行われても直ちに盗難判定処理を開始せ
ず、エンジン始動完了を待ってエンジン制御コンピュー
タからコード照合装置へ送信要求信号を送信し、それに
よって、コード照合装置からエンジン制御コンピュータ
に送られてくるコード照合結果の信号に基づいて、盗難
の場合は燃料噴射・点火カットを行うようにしている。
しかしながら、この場合は、正規のキーでなくてもエン
ジン始動が可能であるため、始動完了後、盗難判定処理
が終わるまでの間は、車両を動かすことが出来てしまう
という問題がある。
【0004】この問題を解消するために、エンジン始動
前から盗難と分かっているときにはコード照合装置から
エンジン制御コンピュータに盗難信号を送り、エンジン
制御コンピュータは盗難信号を受信したら、即座に燃料
噴射・点火をカットすることが考えられる。しかしなが
ら、この場合は、正規のユーザが暗証コードの付いてい
ないスペアキーを使用したときに、エンジンが全く始動
しないため、ユーザは何の原因で始動しないのか全く分
からないという不具合が生じる。
前から盗難と分かっているときにはコード照合装置から
エンジン制御コンピュータに盗難信号を送り、エンジン
制御コンピュータは盗難信号を受信したら、即座に燃料
噴射・点火をカットすることが考えられる。しかしなが
ら、この場合は、正規のユーザが暗証コードの付いてい
ないスペアキーを使用したときに、エンジンが全く始動
しないため、ユーザは何の原因で始動しないのか全く分
からないという不具合が生じる。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、エンジン始動前から
盗難と分かった場合には直ちに盗難防止のための処理を
行うことができると共に、運転者にそれを知らせること
ができる車両盗難防止装置を提供することにある。
たものであり、従ってその目的は、エンジン始動前から
盗難と分かった場合には直ちに盗難防止のための処理を
行うことができると共に、運転者にそれを知らせること
ができる車両盗難防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の車両盗難防止装置は、車両の盗
難の有無を判定する盗難判定手段と、エンジンを制御す
るエンジン制御手段とを備え、前記盗難判定手段から前
記エンジン制御手段へ盗難判定結果に応じた信号を送信
して、前記エンジン制御手段に盗難判定結果に応じた処
理を行わせるようにしたものにおいて、前記盗難判定手
段は、エンジン始動前から盗難と分かったときには直ち
に前記エンジン制御手段へ盗難信号を送信し、前記エン
ジン制御手段が前記盗難信号を受信したときに盗難を運
転者に報知する盗難報知手段が設けられている構成とな
っている。
に、本発明の請求項1の車両盗難防止装置は、車両の盗
難の有無を判定する盗難判定手段と、エンジンを制御す
るエンジン制御手段とを備え、前記盗難判定手段から前
記エンジン制御手段へ盗難判定結果に応じた信号を送信
して、前記エンジン制御手段に盗難判定結果に応じた処
理を行わせるようにしたものにおいて、前記盗難判定手
段は、エンジン始動前から盗難と分かったときには直ち
に前記エンジン制御手段へ盗難信号を送信し、前記エン
ジン制御手段が前記盗難信号を受信したときに盗難を運
転者に報知する盗難報知手段が設けられている構成とな
っている。
【0007】この構成では、エンジン始動前から盗難と
分かったときには直ちに盗難判定手段からエンジン制御
手段へ盗難信号が送信されるので、エンジン始動前から
盗難防止のための処理を行うことができる。しかも、エ
ンジン制御手段は、盗難信号を受信したときに盗難報知
手段により盗難を報知するので、正規のユーザが間違っ
た操作で盗難と判定された場合にはそれをユーザに知ら
せることができる。
分かったときには直ちに盗難判定手段からエンジン制御
手段へ盗難信号が送信されるので、エンジン始動前から
盗難防止のための処理を行うことができる。しかも、エ
ンジン制御手段は、盗難信号を受信したときに盗難報知
手段により盗難を報知するので、正規のユーザが間違っ
た操作で盗難と判定された場合にはそれをユーザに知ら
せることができる。
【0008】更に、請求項2では、前記盗難判定手段
は、前記盗難信号としてローレベル信号を送信する。こ
の場合、万一、盗難判定手段とエンジン制御手段との間
の通信線が盗難者によって断線させられると、盗難判定
手段からのエンジン制御手段の入力レベルがローレベル
となり、直ちに盗難と判定される。
は、前記盗難信号としてローレベル信号を送信する。こ
の場合、万一、盗難判定手段とエンジン制御手段との間
の通信線が盗難者によって断線させられると、盗難判定
手段からのエンジン制御手段の入力レベルがローレベル
となり、直ちに盗難と判定される。
【0009】また、請求項3では、前記エンジン制御手
段は、前記盗難信号を受信したときに燃料噴射・点火を
カットする。これにより、エンジン始動前から盗難と分
かったときには、エンジンの始動が不可能となり、車両
の盗難防止が万全なものとなる。但し、盗難防止のため
の処理は、エンジンの強制停止に限定されず、ホーン吹
鳴、ランプ点滅等を行うようにしても良いことは言うま
でもない。
段は、前記盗難信号を受信したときに燃料噴射・点火を
カットする。これにより、エンジン始動前から盗難と分
かったときには、エンジンの始動が不可能となり、車両
の盗難防止が万全なものとなる。但し、盗難防止のため
の処理は、エンジンの強制停止に限定されず、ホーン吹
鳴、ランプ点滅等を行うようにしても良いことは言うま
でもない。
【0010】また、請求項4では、前記エンジン制御手
段は、エンジン始動前に盗難が検出されなかったときに
エンジン始動完了後に前記盗難判定手段へ送信要求信号
を送信し、前記盗難判定手段は、前記送信要求信号を受
信したときに盗難判定結果に応じて燃料噴射・点火の許
可/禁止を示す信号を前記エンジン制御手段へ送信す
る。つまり、エンジン始動前に盗難が検出されていない
場合には、バッテリ電圧が回復するエンジン始動完了を
待って盗難判定処理を行い、エンジン始動中のバッテリ
電圧低下による誤判定を防止する。
段は、エンジン始動前に盗難が検出されなかったときに
エンジン始動完了後に前記盗難判定手段へ送信要求信号
を送信し、前記盗難判定手段は、前記送信要求信号を受
信したときに盗難判定結果に応じて燃料噴射・点火の許
可/禁止を示す信号を前記エンジン制御手段へ送信す
る。つまり、エンジン始動前に盗難が検出されていない
場合には、バッテリ電圧が回復するエンジン始動完了を
待って盗難判定処理を行い、エンジン始動中のバッテリ
電圧低下による誤判定を防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいて車両盗難防
止装置全体の概略構成を説明する。キー11には、所定
の暗証コードを格納するメモリ12が設けられ、このキ
ー11が差し込まれるキーシリンダ13には、キー11
の暗証コードを読み取る読取装置(図示せず)が設けら
れている。この読取装置で読み取られた暗証コードは、
盗難判定手段であるコード照合装置14に入力され、こ
のコード照合装置14に内蔵されたマイクロコンピュー
タ(図示せず)のメモリ15に格納されている暗証コー
ドと照合されて、キーシリンダ13に差し込まれたキー
11が正規のキーであるか否かが判定され、正規のキー
でなければ、車両盗難と判定される。この盗難判定処理
は、エンジン始動前は図2のルーチンによって処理さ
れ、盗難の有無に応じてコード照合装置14から通信線
16を介してエンジン制御手段であるエンジン制御装置
17へ出力される信号レベルが切り替えられ、エンジン
始動完了後は図4のルーチンによって判定処理結果であ
る許可信号又は禁止信号が通信線16を介してエンジン
制御装置17に入力される。
に基づいて説明する。まず、図1に基づいて車両盗難防
止装置全体の概略構成を説明する。キー11には、所定
の暗証コードを格納するメモリ12が設けられ、このキ
ー11が差し込まれるキーシリンダ13には、キー11
の暗証コードを読み取る読取装置(図示せず)が設けら
れている。この読取装置で読み取られた暗証コードは、
盗難判定手段であるコード照合装置14に入力され、こ
のコード照合装置14に内蔵されたマイクロコンピュー
タ(図示せず)のメモリ15に格納されている暗証コー
ドと照合されて、キーシリンダ13に差し込まれたキー
11が正規のキーであるか否かが判定され、正規のキー
でなければ、車両盗難と判定される。この盗難判定処理
は、エンジン始動前は図2のルーチンによって処理さ
れ、盗難の有無に応じてコード照合装置14から通信線
16を介してエンジン制御手段であるエンジン制御装置
17へ出力される信号レベルが切り替えられ、エンジン
始動完了後は図4のルーチンによって判定処理結果であ
る許可信号又は禁止信号が通信線16を介してエンジン
制御装置17に入力される。
【0012】上記キー11をキーシリンダ13に差し込
んで回動操作(エンジン始動操作)すると、イグニッシ
ョンスイッチ18とスタータスイッチ19とが順次オン
し、イグニッションスイッチ18のオンにより、コード
照合装置14,エンジン制御装置17,点火装置20及
び燃料噴射装置21にバッテリ22の電力が供給され、
また、スタータスイッチ19のオンによりスタータ23
にバッテリ22の電力が供給される。
んで回動操作(エンジン始動操作)すると、イグニッシ
ョンスイッチ18とスタータスイッチ19とが順次オン
し、イグニッションスイッチ18のオンにより、コード
照合装置14,エンジン制御装置17,点火装置20及
び燃料噴射装置21にバッテリ22の電力が供給され、
また、スタータスイッチ19のオンによりスタータ23
にバッテリ22の電力が供給される。
【0013】一方、エンジン制御装置17には、回転セ
ンサ24からのエンジン回転数信号や吸気量センサ25
からの吸気量信号等のエンジン運転状態に関する各種の
データが入出力ポート26を介して入力される。このエ
ンジン制御装置17は、マイクロコンピュータを主体と
して構成され、各種の演算処理を行うCPU27,後述
する各種のプログラムや定数を記憶したROM28,各
種の入力データや演算結果を一時的に記憶するRAM2
9等が内蔵され、このRAM29に一時的に記憶された
エンジン運転状態に関するデータに基づいてCPU27
で燃料噴射量や点火時期等を演算し、その演算結果に応
じた燃料噴射信号と点火信号とをエンジン回転に同期し
て燃料噴射装置21及び点火装置20に出力し、エンジ
ンを制御する。
ンサ24からのエンジン回転数信号や吸気量センサ25
からの吸気量信号等のエンジン運転状態に関する各種の
データが入出力ポート26を介して入力される。このエ
ンジン制御装置17は、マイクロコンピュータを主体と
して構成され、各種の演算処理を行うCPU27,後述
する各種のプログラムや定数を記憶したROM28,各
種の入力データや演算結果を一時的に記憶するRAM2
9等が内蔵され、このRAM29に一時的に記憶された
エンジン運転状態に関するデータに基づいてCPU27
で燃料噴射量や点火時期等を演算し、その演算結果に応
じた燃料噴射信号と点火信号とをエンジン回転に同期し
て燃料噴射装置21及び点火装置20に出力し、エンジ
ンを制御する。
【0014】また、エンジン制御装置17は、後述する
図3及び図5のルーチンによって盗難報知手段である警
告ランプ30の点灯/点滅/消灯を制御し、盗難判定処
理中(コード照合中)は警告ランプ30を点灯し、盗難
判定結果が盗難の場合には警告ランプ30を点滅させ、
盗難判定結果が正常の場合には警告ランプ30を消灯す
る。
図3及び図5のルーチンによって盗難報知手段である警
告ランプ30の点灯/点滅/消灯を制御し、盗難判定処
理中(コード照合中)は警告ランプ30を点灯し、盗難
判定結果が盗難の場合には警告ランプ30を点滅させ、
盗難判定結果が正常の場合には警告ランプ30を消灯す
る。
【0015】次に、図2〜図7に示された各ルーチンの
フローチャートに従って、車両盗難判定及びエンジン制
御に関する処理の流れを説明する。図3と図5〜図7
は、エンジン制御装置17で行われる各処理のフローチ
ャートであり、図2と図4はコード照合装置14で行わ
れる各処理のフローチャートである。
フローチャートに従って、車両盗難判定及びエンジン制
御に関する処理の流れを説明する。図3と図5〜図7
は、エンジン制御装置17で行われる各処理のフローチ
ャートであり、図2と図4はコード照合装置14で行わ
れる各処理のフローチャートである。
【0016】キー11をキーシリンダ13に差し込んで
イグニッションスイッチ18をオンすると、バッテリ2
2からコード照合装置14への電源供給が開始され、そ
れと同時にコード照合装置14が図2の盗難判定処理を
開始する。この盗難判定処理では、まず、ステップ20
1で、バッテリ電圧が所定電圧以下であるか否かを判定
し、所定電圧以下であれば、コード照合装置14が誤動
作する可能性があるので、ステップ204に進み、コー
ド照合装置14からエンジン制御装置17への出力CO
DIをハイレベル(Hi)にしてエンジン始動を許可す
る状態にしておく。
イグニッションスイッチ18をオンすると、バッテリ2
2からコード照合装置14への電源供給が開始され、そ
れと同時にコード照合装置14が図2の盗難判定処理を
開始する。この盗難判定処理では、まず、ステップ20
1で、バッテリ電圧が所定電圧以下であるか否かを判定
し、所定電圧以下であれば、コード照合装置14が誤動
作する可能性があるので、ステップ204に進み、コー
ド照合装置14からエンジン制御装置17への出力CO
DIをハイレベル(Hi)にしてエンジン始動を許可す
る状態にしておく。
【0017】これに対し、バッテリ電圧が所定電圧より
も高く、コード照合装置14が誤動作するおそれがなけ
れば、ステップ202に進み、盗難の有無を判定する。
この盗難判定は、キー11の暗証コードを読み取ってコ
ード照合装置14のメモリ15に格納されている暗証コ
ードと照合し、両コードが一致したときに盗難でないと
判定し、両コードが相違したときに盗難と判定する。も
し、盗難と判定されれば、ステップ203に進み、コー
ド照合装置14からエンジン制御装置17への出力CO
DIを盗難信号を表すローレベル(Low)にしてエン
ジン始動を禁止する。また、ステップ202で、盗難で
ないと判定されれば、ステップ204に進み、エンジン
制御装置17への出力CODIをハイレベル(Hi)に
してエンジン始動を許可する。
も高く、コード照合装置14が誤動作するおそれがなけ
れば、ステップ202に進み、盗難の有無を判定する。
この盗難判定は、キー11の暗証コードを読み取ってコ
ード照合装置14のメモリ15に格納されている暗証コ
ードと照合し、両コードが一致したときに盗難でないと
判定し、両コードが相違したときに盗難と判定する。も
し、盗難と判定されれば、ステップ203に進み、コー
ド照合装置14からエンジン制御装置17への出力CO
DIを盗難信号を表すローレベル(Low)にしてエン
ジン始動を禁止する。また、ステップ202で、盗難で
ないと判定されれば、ステップ204に進み、エンジン
制御装置17への出力CODIをハイレベル(Hi)に
してエンジン始動を許可する。
【0018】一方、図3は、エンジン制御装置17によ
って所定時間毎(例えば8ms毎)に割込み処理される
送信要求信号出力処理である。この処理では、まずステ
ップ301で、コード照合装置14から後述する盗難判
定結果を受信し終えたか否かを判定し、受信済みであれ
ば、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了す
る。まだ、盗難判定結果を受信していなければ、ステッ
プ302に進み、コード照合装置14からのエンジン制
御装置17の入力CODIが盗難を意味するローレベル
(Low)であれば、本ルーチンを終了するが、ハイレ
ベル(Hi)であれば、ステップ303に進み、警告ラ
ンプ30を点灯して、コード照合中(盗難判定処理中)
であることを表示する。
って所定時間毎(例えば8ms毎)に割込み処理される
送信要求信号出力処理である。この処理では、まずステ
ップ301で、コード照合装置14から後述する盗難判
定結果を受信し終えたか否かを判定し、受信済みであれ
ば、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了す
る。まだ、盗難判定結果を受信していなければ、ステッ
プ302に進み、コード照合装置14からのエンジン制
御装置17の入力CODIが盗難を意味するローレベル
(Low)であれば、本ルーチンを終了するが、ハイレ
ベル(Hi)であれば、ステップ303に進み、警告ラ
ンプ30を点灯して、コード照合中(盗難判定処理中)
であることを表示する。
【0019】次のステップ304で、エンジン回転数N
Eが500rpm以上か否か、つまりエンジン始動完了
か否かを判定し、エンジン回転数NEが500rpm未
満ならば本ルーチンを終了するが、エンジン回転数が5
00rpm以上ならば、ステップ305へ進み、盗難判
定結果の送信要求信号をコード照合装置14へ出力し
て、本ルーチンを終了する。
Eが500rpm以上か否か、つまりエンジン始動完了
か否かを判定し、エンジン回転数NEが500rpm未
満ならば本ルーチンを終了するが、エンジン回転数が5
00rpm以上ならば、ステップ305へ進み、盗難判
定結果の送信要求信号をコード照合装置14へ出力し
て、本ルーチンを終了する。
【0020】要するに、図3の送信要求信号出力処理で
は、図2の処理によりエンジン始動前に盗難が検出され
なかった場合に限り、エンジン始動完了後(エンジン回
転数NE≧500rpm)を待って盗難判定結果の送信
要求信号をコード照合装置14へ出力する。
は、図2の処理によりエンジン始動前に盗難が検出され
なかった場合に限り、エンジン始動完了後(エンジン回
転数NE≧500rpm)を待って盗難判定結果の送信
要求信号をコード照合装置14へ出力する。
【0021】一方、図4は、コード照合装置14にて、
エンジン制御装置17から送られてくる送信要求信号を
受信したときに処理が開始される。この処理では、ま
ず、ステップ401で、キー11の暗証コードとコード
照合装置14のメモリ15に格納されている暗証コード
と照合し、両コードが一致しているか否かを判定し、一
致していれば、ステップ402に進み、エンジン始動を
許可する許可信号を出力するが、両コードが一致してい
なければ、盗難と判定して、ステップ403に進み、エ
ンジン始動を禁止する禁止信号を出力する。
エンジン制御装置17から送られてくる送信要求信号を
受信したときに処理が開始される。この処理では、ま
ず、ステップ401で、キー11の暗証コードとコード
照合装置14のメモリ15に格納されている暗証コード
と照合し、両コードが一致しているか否かを判定し、一
致していれば、ステップ402に進み、エンジン始動を
許可する許可信号を出力するが、両コードが一致してい
なければ、盗難と判定して、ステップ403に進み、エ
ンジン始動を禁止する禁止信号を出力する。
【0022】また、図5は、コード照合装置14により
行われた図2及び図4の盗難判定処理の結果に基づい
て、エンジン制御装置17が行うベース処理である。こ
のベース処理では、まずステップ501で、コード照合
装置14からのエンジン制御装置17の入力CODIが
盗難を意味するローレベル(Low)であるか、又は、
エンジン始動を禁止する禁止信号を受信しているか否か
を判定し、CODI=Low又は禁止信号受信の場合に
は、ステップ506に進み、異常フラグをエンジン始動
禁止を示す「1」にセットし、続くステップ507で、
警告ランプ30を点滅させ、運転者に警告する。
行われた図2及び図4の盗難判定処理の結果に基づい
て、エンジン制御装置17が行うベース処理である。こ
のベース処理では、まずステップ501で、コード照合
装置14からのエンジン制御装置17の入力CODIが
盗難を意味するローレベル(Low)であるか、又は、
エンジン始動を禁止する禁止信号を受信しているか否か
を判定し、CODI=Low又は禁止信号受信の場合に
は、ステップ506に進み、異常フラグをエンジン始動
禁止を示す「1」にセットし、続くステップ507で、
警告ランプ30を点滅させ、運転者に警告する。
【0023】一方、上記ステップ501で「No」と判
定された場合には、ステップ502に進み、エンジン始
動を許可する許可信号を受信しているか否かを判定し、
受信していれば、盗難でないことが確認され、ステップ
504に進んで、警告ランプ30を消灯し、続くステッ
プ505で、異常フラグをエンジン始動許可を示す
「0」にセットする。
定された場合には、ステップ502に進み、エンジン始
動を許可する許可信号を受信しているか否かを判定し、
受信していれば、盗難でないことが確認され、ステップ
504に進んで、警告ランプ30を消灯し、続くステッ
プ505で、異常フラグをエンジン始動許可を示す
「0」にセットする。
【0024】尚、上記ステップ502で、許可信号が未
受信であれば、ステップ503に進み、エンジン制御装
置17から盗難判定結果の送信要求信号をコード照合装
置14へ出力してから一定時間が経過したか否かを判定
する。つまり、一定時間経過しても、許可信号が未受信
であれば、通信線16の断線等、何等かの異常が発生し
ているので、ステップ506に進み、異常フラグをエン
ジン始動禁止を示す「1」にセットし、続くステップ5
07で、警告ランプ30を点滅させ、運転者に警告す
る。送信要求信号出力後、一定時間以内であれば、コー
ド照合処理中と考えられるので、ステップ505に進
み、異常フラグをエンジン始動許可を示す「0」にセッ
トする。
受信であれば、ステップ503に進み、エンジン制御装
置17から盗難判定結果の送信要求信号をコード照合装
置14へ出力してから一定時間が経過したか否かを判定
する。つまり、一定時間経過しても、許可信号が未受信
であれば、通信線16の断線等、何等かの異常が発生し
ているので、ステップ506に進み、異常フラグをエン
ジン始動禁止を示す「1」にセットし、続くステップ5
07で、警告ランプ30を点滅させ、運転者に警告す
る。送信要求信号出力後、一定時間以内であれば、コー
ド照合処理中と考えられるので、ステップ505に進
み、異常フラグをエンジン始動許可を示す「0」にセッ
トする。
【0025】一方、図6は、エンジン制御装置17にお
いて、回転センサ信号入力に同期して起動される燃料噴
射処理ルーチンのフローチャートである。本ルーチンで
は、まず、ステップ601で、前述の図5で説明した異
常フラグが「1」か否かを判定し、このフラグが「0」
である場合はステップ602へ進み、通常の燃料噴射処
理を行う。一方、異常フラグが「1」である場合は、何
等かの理由で不正にエンジンの始動操作が行われた場合
であるため、本ルーチンを終了し、燃料噴射出力処理を
禁止する。
いて、回転センサ信号入力に同期して起動される燃料噴
射処理ルーチンのフローチャートである。本ルーチンで
は、まず、ステップ601で、前述の図5で説明した異
常フラグが「1」か否かを判定し、このフラグが「0」
である場合はステップ602へ進み、通常の燃料噴射処
理を行う。一方、異常フラグが「1」である場合は、何
等かの理由で不正にエンジンの始動操作が行われた場合
であるため、本ルーチンを終了し、燃料噴射出力処理を
禁止する。
【0026】また、図7は、エンジン制御装置17にお
いて、回転センサ信号入力に同期して起動される点火処
理ルーチンのフローチャートである。本ルーチンでは、
まずステップ701で図6の燃料噴射処理ルーチンと同
じように異常フラグが「1」か否かを判定し、このフラ
グが「0」である場合には、ステップ702へ進み、通
常の点火処理を行う。一方、異常フラグが「1」の場合
は、本ルーチンを終了し、点火出力処理を禁止する。以
上説明した各ルーチンの処理により、何等かの理由で不
正にエンジンの始動操作が行われた場合にはエンジンを
始動不能にして車両の盗難を未然に防ぐ。
いて、回転センサ信号入力に同期して起動される点火処
理ルーチンのフローチャートである。本ルーチンでは、
まずステップ701で図6の燃料噴射処理ルーチンと同
じように異常フラグが「1」か否かを判定し、このフラ
グが「0」である場合には、ステップ702へ進み、通
常の点火処理を行う。一方、異常フラグが「1」の場合
は、本ルーチンを終了し、点火出力処理を禁止する。以
上説明した各ルーチンの処理により、何等かの理由で不
正にエンジンの始動操作が行われた場合にはエンジンを
始動不能にして車両の盗難を未然に防ぐ。
【0027】以上説明した各ルーチンの処理を行った場
合のタイムチャートが図8と図9に示されている。正常
時には、図8に示すようにイグニッションスイッチ(I
G)18のオンと同時に、エンジン制御装置17からコ
ード照合装置14への出力CODOがハイレベル(H
i)に反転し、コード照合装置14からのエンジン制御
装置17への入力CODIもハイレベル(Hi)に反転
する。この状態は、盗難等の異常を検出していない状態
を示し、異常フラグは正常を示す「0」に保たれる。こ
の場合には、点火信号・燃料噴射信号が出力されてエン
ジンが始動され、エンジン回転数が500rpm以上に
なったときに、エンジン制御装置17からコード照合装
置14へ送信要求信号を出力し、それに応じて、コード
照合装置14からエンジン制御装置17へエンジン運転
を許可する許可信号を出力する。
合のタイムチャートが図8と図9に示されている。正常
時には、図8に示すようにイグニッションスイッチ(I
G)18のオンと同時に、エンジン制御装置17からコ
ード照合装置14への出力CODOがハイレベル(H
i)に反転し、コード照合装置14からのエンジン制御
装置17への入力CODIもハイレベル(Hi)に反転
する。この状態は、盗難等の異常を検出していない状態
を示し、異常フラグは正常を示す「0」に保たれる。こ
の場合には、点火信号・燃料噴射信号が出力されてエン
ジンが始動され、エンジン回転数が500rpm以上に
なったときに、エンジン制御装置17からコード照合装
置14へ送信要求信号を出力し、それに応じて、コード
照合装置14からエンジン制御装置17へエンジン運転
を許可する許可信号を出力する。
【0028】一方、エンジン始動前から盗難と分かった
場合又は通信線16の断線等の異常が発生している場合
には、図9に示すように、IG18がオンされ、エンジ
ン制御装置17からコード照合装置14への出力COD
Oがハイレベル(Hi)に反転しても、コード照合装置
14からのエンジン制御装置17の入力CODIは、ロ
ーレベル(Low)に維持されたままである。この状態
は、盗難等の異常を検出した状態を示し、異常フラグは
異常を示す「1」に反転される。この場合には燃料噴射
・点火がカットされ、エンジン始動が阻止される。
場合又は通信線16の断線等の異常が発生している場合
には、図9に示すように、IG18がオンされ、エンジ
ン制御装置17からコード照合装置14への出力COD
Oがハイレベル(Hi)に反転しても、コード照合装置
14からのエンジン制御装置17の入力CODIは、ロ
ーレベル(Low)に維持されたままである。この状態
は、盗難等の異常を検出した状態を示し、異常フラグは
異常を示す「1」に反転される。この場合には燃料噴射
・点火がカットされ、エンジン始動が阻止される。
【0029】以上説明した実施形態によれば、エンジン
始動前から盗難と分かったときには直ちにコード照合装
置14の出力CODIがローレベル(盗難信号)になる
ので、エンジン始動完了を待たずに即座に燃料噴射・点
火をカットすることができ、車両を全く動かすことがで
きない。
始動前から盗難と分かったときには直ちにコード照合装
置14の出力CODIがローレベル(盗難信号)になる
ので、エンジン始動完了を待たずに即座に燃料噴射・点
火をカットすることができ、車両を全く動かすことがで
きない。
【0030】この場合、正規のユーザが暗証コードの付
いていないスペアキーを使用してエンジンを始動させよ
うとすると、盗難と判定され、燃料噴射・点火がカット
されてエンジン始動が不可能になるが、上記実施形態で
は、盗難判定結果によるエンジン始動不能を警告ランプ
30を点滅させて運転者に知らせるので、運転者は、ど
うしてエンジン始動不能になったかが分かる。これによ
り、暗証コード付きの正規のキー11の使用を警告ラン
プ30の点滅によって促すことができる。
いていないスペアキーを使用してエンジンを始動させよ
うとすると、盗難と判定され、燃料噴射・点火がカット
されてエンジン始動が不可能になるが、上記実施形態で
は、盗難判定結果によるエンジン始動不能を警告ランプ
30を点滅させて運転者に知らせるので、運転者は、ど
うしてエンジン始動不能になったかが分かる。これによ
り、暗証コード付きの正規のキー11の使用を警告ラン
プ30の点滅によって促すことができる。
【0031】また、上記実施形態では、コード照合装置
14からのエンジン制御装置17の入力CODIがロー
レベルになっているときに、盗難と判定するようになっ
ているので、万一、コード照合装置14とエンジン制御
装置17との間の通信線16が盗難者によって断線させ
られた場合には、エンジン制御装置17の入力CODI
がローレベルになって盗難と判定されるようになり、盗
難防止効果を高めることができる。
14からのエンジン制御装置17の入力CODIがロー
レベルになっているときに、盗難と判定するようになっ
ているので、万一、コード照合装置14とエンジン制御
装置17との間の通信線16が盗難者によって断線させ
られた場合には、エンジン制御装置17の入力CODI
がローレベルになって盗難と判定されるようになり、盗
難防止効果を高めることができる。
【0032】尚、盗難と判定した場合の処理は、エンジ
ンの強制停止に限定されず、ホーン吹鳴、ランプ点滅等
を行うようにしたり、自動車電話回線,電波等を利用し
て外部に通報するようにしても良い。また、エンジン強
制停止も、燃料噴射と点火の双方をカットする場合に限
定されず、燃料噴射と点火のいずれか一方をカットする
ようにしても良い。
ンの強制停止に限定されず、ホーン吹鳴、ランプ点滅等
を行うようにしたり、自動車電話回線,電波等を利用し
て外部に通報するようにしても良い。また、エンジン強
制停止も、燃料噴射と点火の双方をカットする場合に限
定されず、燃料噴射と点火のいずれか一方をカットする
ようにしても良い。
【0033】また、上記実施形態では、キー11のメモ
リ12に暗証コードを記憶させ、キー11をキーシリン
ダ13に差し込んで回動操作する際に、キー11側の暗
証コードをキーシリンダ13内の読み取るようにした
が、例えば、ドアロックの不正解錠を検出するセキュリ
ティシステムや、運転者の音声を暗証コードとして入力
するセキュリティシステムにも本発明を適用して実施す
ることができる。
リ12に暗証コードを記憶させ、キー11をキーシリン
ダ13に差し込んで回動操作する際に、キー11側の暗
証コードをキーシリンダ13内の読み取るようにした
が、例えば、ドアロックの不正解錠を検出するセキュリ
ティシステムや、運転者の音声を暗証コードとして入力
するセキュリティシステムにも本発明を適用して実施す
ることができる。
【0034】この場合、例えばドアロック不正解錠検出
システムと暗証コード付きのキー11による照合システ
ムとを組み合わせ、ドアロックの不正解錠(盗難)が検
出されたときに直ちにエンジン始動を禁止し、ドアロッ
クの不正解錠が検出されなかったときに、エンジン始動
完了を待ってキー11の暗証コードの照合による盗難判
定を行うようにしても良い。その他、本発明は、盗難報
知手段として、警告ランプ30に代えて、液晶表示器等
の表示ディスプレイを用いたり、音声で警告するもので
あっても良い。
システムと暗証コード付きのキー11による照合システ
ムとを組み合わせ、ドアロックの不正解錠(盗難)が検
出されたときに直ちにエンジン始動を禁止し、ドアロッ
クの不正解錠が検出されなかったときに、エンジン始動
完了を待ってキー11の暗証コードの照合による盗難判
定を行うようにしても良い。その他、本発明は、盗難報
知手段として、警告ランプ30に代えて、液晶表示器等
の表示ディスプレイを用いたり、音声で警告するもので
あっても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、エンジン始動前から盗難と
分かったときには直ちに盗難防止のための処理を行うこ
とができると共に、正規のユーザが間違った操作で盗難
と判定された場合にはそれを報知手段によってユーザに
知らせることができて、ユーザに正しい操作を促すこと
ができる。
の請求項1の構成によれば、エンジン始動前から盗難と
分かったときには直ちに盗難防止のための処理を行うこ
とができると共に、正規のユーザが間違った操作で盗難
と判定された場合にはそれを報知手段によってユーザに
知らせることができて、ユーザに正しい操作を促すこと
ができる。
【0036】更に、請求項2では、盗難判定手段からの
エンジン制御手段の入力がローレベルになると、盗難と
判定するようになっているので、盗難判定手段とエンジ
ン制御手段との間の通信線が盗難者によって断線させら
れた場合に、直ちに盗難と判定することができて、盗難
防止効果を高めることができる。
エンジン制御手段の入力がローレベルになると、盗難と
判定するようになっているので、盗難判定手段とエンジ
ン制御手段との間の通信線が盗難者によって断線させら
れた場合に、直ちに盗難と判定することができて、盗難
防止効果を高めることができる。
【0037】また、請求項3では、エンジン制御手段
は、盗難と分かったときに燃料噴射・点火をカットする
ようにしたので、車両盗難時にエンジン始動不能にする
ことができて、車両の盗難防止を万全なものとすること
ができる。
は、盗難と分かったときに燃料噴射・点火をカットする
ようにしたので、車両盗難時にエンジン始動不能にする
ことができて、車両の盗難防止を万全なものとすること
ができる。
【0038】また、請求項4では、エンジン始動前に盗
難が検出されていない場合に、バッテリ電圧が回復する
エンジン始動完了を待って盗難判定処理を行うようにし
たので、エンジン始動中のバッテリ電圧低下による誤判
定を防止することができて、盗難判定精度を向上するこ
とができる。
難が検出されていない場合に、バッテリ電圧が回復する
エンジン始動完了を待って盗難判定処理を行うようにし
たので、エンジン始動中のバッテリ電圧低下による誤判
定を防止することができて、盗難判定精度を向上するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施形態を示すシステム全体のブロ
ック図
ック図
【図2】コード照合装置がエンジン始動前に実行する盗
難判定処理の流れを示すフローチャート
難判定処理の流れを示すフローチャート
【図3】エンジン制御装置が実行するコード照合装置へ
の照合結果(盗難判定結果)の送信要求信号の出力処理
の流れを示すフローチャート
の照合結果(盗難判定結果)の送信要求信号の出力処理
の流れを示すフローチャート
【図4】コード照合装置における暗証コードと記憶コー
ドの照合結果に応じてエンジン制御装置に対して燃料噴
射・点火の許可/禁止信号を出力する処理を示すフロー
チャート
ドの照合結果に応じてエンジン制御装置に対して燃料噴
射・点火の許可/禁止信号を出力する処理を示すフロー
チャート
【図5】エンジン制御装置が実行するベース処理の流れ
を示すフローチャート
を示すフローチャート
【図6】エンジン制御装置において、回転センサ信号入
力に同期して起動される燃料噴射処理の流れを示すフロ
ーチャート
力に同期して起動される燃料噴射処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図7】エンジン制御装置において、回転センサ信号入
力に同期して起動される点火処理の流れを示すフローチ
ャート
力に同期して起動される点火処理の流れを示すフローチ
ャート
【図8】正常時の各部の信号波形を示すタイムチャート
【図9】正常時(盗難時)の各部の信号波形を示すタイ
ムチャート
ムチャート
11…キー、12…メモリ、13…キーシリンダ、14
…コード照合装置(盗難判定手段)、15…メモリ、1
6…通信線、17…エンジン制御装置(エンジン制御手
段)、18…イグニッションスイッチ、19…スタータ
スイッチ、20…点火装置、21…燃料噴射装置、30
…警告ランプ(盗難報知手段)。
…コード照合装置(盗難判定手段)、15…メモリ、1
6…通信線、17…エンジン制御装置(エンジン制御手
段)、18…イグニッションスイッチ、19…スタータ
スイッチ、20…点火装置、21…燃料噴射装置、30
…警告ランプ(盗難報知手段)。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の盗難の有無を判定する盗難判定手
段と、エンジンを制御するエンジン制御手段とを備え、
前記盗難判定手段から前記エンジン制御手段へ盗難判定
結果に応じた信号を送信して、前記エンジン制御手段に
盗難判定結果に応じた処理を行わせるようにした車両盗
難防止装置において、 前記盗難判定手段は、エンジン始動前から盗難と分かっ
たときには直ちに前記エンジン制御手段へ盗難信号を送
信し、 前記エンジン制御手段が前記盗難信号を受信したときに
盗難を運転者に報知する盗難報知手段が設けられている
ことを特徴とする車両盗難防止装置。 - 【請求項2】 前記盗難判定手段は、前記盗難信号とし
てローレベル信号を送信することを特徴とする請求項1
に記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項3】 前記エンジン制御手段は、前記盗難信号
を受信したときに燃料噴射・点火をカットすることを特
徴とする請求項1又は2に記載の車両盗難防止装置。 - 【請求項4】 前記エンジン制御手段は、エンジン始動
前に盗難が検出されなかった時にエンジン始動完了後に
前記盗難判定手段へ送信要求信号を送信し、 前記盗難判定手段は、前記送信要求信号を受信したとき
に盗難判定結果に応じて燃料噴射・点火の許可/禁止を
示す信号を前記エンジン制御手段へ送信することを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両盗難防止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21553995A JPH0958413A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 車両盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21553995A JPH0958413A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 車両盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958413A true JPH0958413A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16674111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21553995A Pending JPH0958413A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 車両盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0958413A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004058548A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Fujitsu Ten Limited | 車両用盗難防止装置及び車両の制御方法 |
-
1995
- 1995-08-24 JP JP21553995A patent/JPH0958413A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004058548A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Fujitsu Ten Limited | 車両用盗難防止装置及び車両の制御方法 |
US7859129B2 (en) | 2002-12-26 | 2010-12-28 | Fujitsu Ten Limited | Vehicle antitheft device and control method of a vehicle |
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