JPH08202963A - 車両盗難防止対応エンジン制御装置 - Google Patents

車両盗難防止対応エンジン制御装置

Info

Publication number
JPH08202963A
JPH08202963A JP3025395A JP3025395A JPH08202963A JP H08202963 A JPH08202963 A JP H08202963A JP 3025395 A JP3025395 A JP 3025395A JP 3025395 A JP3025395 A JP 3025395A JP H08202963 A JPH08202963 A JP H08202963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permission
engine
engine control
information
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3025395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2954845B2 (ja
Inventor
Taku Kawauchi
卓 川内
Kenji Iwasaki
顕司 岩崎
Masanori Matsuura
正典 松浦
Satoshi Otsuka
訓 大塚
Shinichi Kubota
真一 久保田
Eiji Muto
栄二 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3025395A priority Critical patent/JP2954845B2/ja
Priority to US08/464,375 priority patent/US5621381A/en
Priority to DE1995146350 priority patent/DE19546350C2/de
Publication of JPH08202963A publication Critical patent/JPH08202963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2954845B2 publication Critical patent/JP2954845B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 IDコードの照合結果を記憶したメモリ上の
データがノイズ等の影響により“ビット化け”し、エン
ジン制御が禁止されるべきデータに変化した場合でも、
エンジン制御が継続されるようにする。 【構成】 エンジン制御の許否に関する情報をフラグと
して記憶する複数のエンジン始動許可フラグF1 〜Fn
と、始動許可信号に応答して全ての許可フラグF1 〜F
n に“1”(許可)を登録する許可フラグ登録手段16
1と、各許可フラグF1 〜Fn の少なくとも1つに
“1”(許可)が登録されていると、少なくとも他の許
可フラグの全てに“1”(許可)を登録する再登録手段
164と、許可フラグF1 に基づいて、エンジン制御の
許否を決定する制御許否決定手段165とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両盗難防止対応エン
ジン制御装置に係り、特に、エンジンキーなどに予め登
録されたIDコードと、車両側に予め登録されたIDコ
ードとが所定の関係を満足することを条件にエンジン始
動を可能化する車両盗難防止対応エンジン制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両盗難を防止するために
種々の提案がなされている中に、不正なキーを使用して
車両を始動、走行しようとしたときには、機械的・電気
的手段によって車両の始動や走行を禁止(immobilize)
するようにしたものがある。このために、キーに識別符
号すなわちIDコードを内蔵させておき、キーシリンダ
にキーを差込んで車両を始動しようとしたときにキー内
蔵のIDコードを読取り、車両側に予め登録された基準
IDコードと照合し、両者が合致した時にのみ許可信号
を発生してエンジン始動を可能化するようにしている
(例えば、「自動車技術」1994年第48巻第8号の
第59〜64頁参照)。
【0003】このような従来のトランスポンダ方式イモ
ビライザ(immobiliser )の一例を図6に示す。キー2
には、キーIDコード(例えば、64ビット)が予め記
憶されたメモリ(図示せず)と、このキーIDコードを
送信するための送信器4とが内蔵されている。キー2の
送信器4とキーシリンダ5とは、例えば誘導コイル(ア
ンテナ)6で結合されている。
【0004】キー2がキーシリンダ5に差し込まれてイ
グニッションONの位置にまで回されると、イグニッシ
ョンスイッチ7が閉じられる。これに応答して、エンジ
ン制御ユニット(以下、ECUと表現する)30内のイ
モビライザ制御用ハイブリッドIC(以下、イモビHI
Cと表現する)10に内蔵されたイモビCPU13が作
動し、アンテナユニット19から誘導コイル(アンテ
ナ)6を介して送信器4に電力が供給される。アンテナ
ユニット19は、燃料噴射弁17や燃料ポンプ18など
のエンジン制御に必須の駆動系および制御系端末と共
に、一対のコネクタ40、50を介してECU30と電
気的に接続されている。送信器4は、電力を供給される
とこれに応答し、前記キー2に記憶されているIDコー
ドを読み取ってキーシリンダ5側へ順次送信する。
【0005】受信されたキーIDコードは、アンテナユ
ニット19に内蔵された受信アンプで増幅され、イモビ
HIC10内のI/F回路12を介してイモビCPU1
3に読み込まれ、その中の適当なIDコードレジスタ1
3Bに一時記憶される。イモビHIC10のEEPRO
M14には、車両ごとに割当てられた固有の基準IDコ
ードが予め登録されており、この基準IDコードと読み
込まれたキーIDコードとがイモビCPU13の照合機
能部13Sによって対比照合される。そして、両者が一
致するか、または予め定められた関係にあることが判定
されると、許可信号が照合機能部13SからエンジンC
PU16に送信される。これと同時にスタータリレーが
付勢されてスタータモータ(共に図示せず)が回転し始
める。
【0006】エンジンCPU16のROM15には、少
なくともエンジン制御アルゴリズム、入出力制御アルゴ
リズム、および盗難防止制御アルゴリズムを含むエンジ
ン制御プログラムが記憶されている。エンジンCPU1
6は、このエンジン制御プログラムにしたがって動作
し、盗難防止制御アルゴリズムに基づいて許可信号の受
信を判別、確認する。そして、許可信号が正規の信号で
あれば、入出力制御アルゴリズムで選択された信号ポー
ト上の燃料噴射弁17、燃料ポンプ18、および点火制
御部20などの各制御端末に対して、エンジン制御アル
ゴリズムに基づく固有の制御を実行し、車両の始動、走
行を可能にする。
【0007】一方、EEPROM14に登録された基準
IDコードとキー2から送信されて読込まれたキーID
コードとが一致しないか、または予め定められた関係に
ない時は、照合機能部13Sは許可コードを送出しな
い。したがって、CPU16による車両の始動が禁止さ
れると共に、イモビCPU13によって警報器(図示せ
ず)が付勢されて適当な警報、表示がされる。同様に、
照合機能部13Sから送信された許可信号が正規の信号
でない場合も、エンジンCPU16による車両の始動が
禁止される。このようにして、不正なキーによるエンジ
ンの不正始動、走行が防止され、車両の盗難防止が確実
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のトラン
スポンダ方式イモビライザにおいて、キーIDコードの
照合が電源投入後に一回だけ行われる構成では、エンジ
ンCPU16は、イモビHIC10から受け取った許可
コードが正規のコードデータであると、エンジン制御の
許否が登録されるエンジン始動許可フラグに“1”(許
可)をセットし、正規のコードデータでなければ“0”
(不許可)をセットする。そして、当該許可フラグは電
源がオフにされるまでビットデータとして記憶される。
その後、エンジンCPU16は、周期的に当該許可フラ
グ(ビットデータ)を参照し、“1”がセットされてい
る限りエンジン制御を継続する(例えば、特開昭54−
158532号公報)。
【0009】ところが、エンジン始動後に、走行中の実
車ノイズ等によってビットデータに“化け”が生じ、当
該ビットデータが不許可に相当する“0”に変化してし
まうと、エンジンCPU16はエンジン制御を中止して
しまう。 また、上記したキーIDコードの照合が、電
源投入直後のみならず、エンジン始動後も周期的に行わ
れる場合では、“ビット化け”した直後に当該エンジン
始動許可フラグが参照されると、前記と同様にエンジン
CPU16はエンジン制御を中止してしまう。
【0010】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、IDコードの照合結果を記憶したメモリ上
のデータがノイズ等の影響により“ビット化け”し、エ
ンジン制御が禁止(不許可)されるべきデータに変化し
た場合であっても、エンジン制御が継続されるようにし
た車両盗難防止対応エンジン制御装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、車体外部から入力されたIDコ−
ドを、予め車体側に記憶されている基準IDコードと比
較照合し、両者が予め設定された関係にあると確認信号
を発生する盗難検出部と、前記確認信号に応答してエン
ジンの始動制御を実行するエンジン制御部とを具備した
車両盗難防止対応エンジン制御装置において、前記エン
ジン制御部は、エンジン制御の許否に関する情報を記憶
する複数の許否情報記憶手段と、前記盗難検出部からの
確認信号に応答して、前記各許否情報記憶手段の全てに
許可情報を登録する許可情報登録手段と、各許否情報記
憶手段の少なくとも1つに許可情報が登録されている
と、少なくとも他の許否情報記憶手段の全てに許可情報
を登録する再登録手段と、いずれかの許否情報記憶手段
に記憶された許可情報に基づいて、エンジン制御の許否
を決定する制御許否決定手段とを具備した点に特徴があ
る。
【0012】
【作用】上記した構成によれば、車体外部から入力され
たIDコ−ドが基準IDコードと一致すると、全ての許
否情報記憶手段に許可情報が登録される。その後、車両
走行中に実車ノイズ等の影響を受けて、各許否情報記憶
手段に登録されている許可情報の一部が許可情報以外に
変化してしまっても、各許否情報記憶手段の少なくとも
1つに許可情報が登録されてさえいれば、全ての許否情
報記憶手段に許可情報が再登録される。したがって、一
部の許否情報記憶手段の登録内容がノイズによって許可
情報から許可情報以外に変化しても、エンジン制御が引
き続き許可され、車両走行が継続される。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるエンジン制
御装置の主要部の構成を示した機能ブロック図、図2
は、図1のエンジン制御装置の回路構成を示したブロッ
ク図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を
表している。
【0014】図2において、盗難検出部22は、例えば
エンジンキ−に格納されたキ−IDコ−ドが、予めイモ
ビライザなど(図示せず)に格納された基準コ−ドと合
致した時に発生される許可信号(コード)を受信するた
めの入力端子を有するノイズ除去回路26と、受信信号
が正当な許可信号であるかどうかを判別し、判別結果に
応じた確認信号を出力する端子Pdを有するコ−ド判別
回路28とからなり、エンジンCPU16と同一の基板
上に装着される。エンジンCPU16は、動作電源と接
地との間に接続された分圧抵抗28、29を有し、両抵
抗の接続点はNDポ―トに接続される。また、エンジンC
PU16のPm ポ―トは端子Pd に接続されると共に、
プルアップ抵抗Rを介して動作電源に接続される。
【0015】図1において、エンジンCPU16は、盗
難防止機能有無判別部16Aと、照合時間タイマ16C
と、前記照合時間タイマ16Cの出力およびコ−ド判別
回路28の出力を2入力とするアンドゲート16Eと、
オアゲート16Fと、始動許可信号発生部16Gと、エ
ンジン制御部16Kとによって構成されている。
【0016】盗難防止機能有無判別部16Aは、前記分
圧抵抗28、29の接続点に生ずる分圧電圧に基づい
て、当該エンジンに盗難防止装置が装備されているかど
うかを判別し、盗難防止機能有り信号または盗難防止機
能無し信号を発生する。照合時間タイマ16Cは、使用
されたキ−が正当なものかどうかを照合する制限時間を
計時するもので、前記盗難防止機能有り信号によって始
動されて“1”信号を発生し、予め設定された時間の経
過後は“0”信号を発生する。オアゲート16Fは、前
記アンドゲート16Eの“1”出力および盗難防止機能
有り信号の論理和に応答して始動許可信号発生部16G
に始動許可信号を発生させる。エンジン制御部16K
は、始動許可信号によって起動され、予定のエンジン始
動、走行制御を実行する。
【0017】図4は、前記始動許可信号発生部16Gの
機能を示したブロック図であり、エンジン制御の許否に
関する情報をフラグとして記憶する複数のエンジン始動
許可フラグF1 〜Fn と、オアゲート16Fから出力さ
れる始動許可信号に応答して“1”(許可)を全ての許
可フラグF1 〜Fn に登録する許可フラグ登録手段16
1と、各許可フラグF1 〜Fn の少なくとも1つに
“1”(許可)が登録されていると、少なくとも他の許
可フラグの全てに“1”(許可)を登録する再登録手段
164と、許可フラグF1 に基づいて、エンジン制御の
許否を決定する制御許否決定手段165とによって構成
されている。
【0018】次に、上記した実施例の動作を説明する。
図6に関して前述した許可コ−ドは、盗難検出部22の
入力端子24からノイズ除去回路26に供給され、ノイ
ズ除去された後さらにコ−ド判別回路28に転送され
る。そこで、前記許可コ−ドが正当なものであること
が、例えば、コ−ド判別回路28内に予め記憶された基
準コ−ドとの対比によって認識されると、コ−ド判別回
路28は予め定められたフォーマットの確認信号を、出
力端子Pd に発生する。前記確認信号は、例えば、予め
定められた既知周波数とデューティ比のパルス列であ
り、許可コ−ドが入力されないときの前記出力は連続的
にハイレベルであることができる。
【0019】前記確認信号は、図2では、エンジンCP
U16のPm ポートに供給される。エンジンCPU16
は、後述するような手順で、Pm ポートに受信した信号
が予め定められた確認信号であるかどうかを判別し、判
別結果に応じてエンジンCPU16のエンジン制御動作
を可能化したり、不能化したりする。前記Pm ポートは
抵抗Rを介して動作電圧に接続され、プルアップされて
いるので、盗難検出部22が抜き去られると、Pm ポー
トの入力は固定電圧に保持される。
【0020】次いで、エンジンCPU16の確認信号判
別処理動作を、図1、4の機能ブロック図および図3の
フローチャートを参照して説明する。なお、本実施例で
は、エンジン始動許可フラグとして、2つの許可フラグ
F1 、F2 が用意されているものとして説明する。
【0021】この確認信号判別処理は、エンジンCPU
16のタイマ割り込みによって、例えば10m秒ごとに
実行される。前記タイマ割り込みの周期、すなわちサン
プリング間隔は、被検知信号である確認(パルス)信号
の周期との関係で決められるが、一般的には、良く知ら
れたサンプリング定理から、割り込み周期が確認信号の
周期の半分以下であれば良い。
【0022】図3のステップS1では、分圧抵抗器2
8、29による分圧電圧に基づいて、当該車両に盗難防
止機能が装備されているかどうかを判別する。例えば、
分圧電圧が0vならば盗難防止機能なし、4vならば盗
難防止機能付きと判断する。なお必要であれば、装備さ
れている盗難防止機能の仕様の種別、換言すれば、当該
車両の仕向地はどこかまで判別しても良いが、本発明は
仕向地判別には関係がないので、ここでは単に盗難防止
機能の有無のみを判別するものとして説明する。この判
断は、図1では盗難防止機能有無判別部16Aで行なわ
れる。
【0023】盗難防止機能なしと判断されると、ステッ
プS14へ進み、許可フラグ登録手段161によって一
方のエンジン始動許可フラグF1 に“1”(許可)がセ
ットされる。続くステップS15では、他方のエンジン
始動許可フラグF2 に“1”がセットされる。図1で
は、盗難防止機能有無判別部16Aが盗難防止機能無し
の信号を発生し、始動許可信号発生部16Gを可能化し
てエンジン制御部16Kにエンジン始動制御を実行させ
る。
【0024】一方、ステップS1において、盗難防止機
能ありと判断されると、ステップS2では、照合終了フ
ラグが“0”かどうか、すなわち後述する照合時間が満
了していないことを判断する。これは、図1では、照合
タイマ16Cがカウントアップして出力“0”を発生し
たかどうかに相当する。最初は照合終了フラグは“0”
であるので、ステップS3に進んで照合タイマ始動フラ
グが“1”かどうか(すなわち、許容された照合時間を
計測するタイマ16Cが始動されているかどうか)が判
定される。前記タイマが始動されていなければ、ステッ
プS4でタイマが始動されると同時にタイマ始動フラグ
に“1”がセットされる。
【0025】図3の処理は一旦メインルーチン(図示せ
ず)に戻り、つぎのタイマ割り込みで図3の処理が再開
される。これらの処理は、図1において、盗難防止機能
有無判別部16Aが、分圧抵抗28、29による分圧電
圧に基づいて盗難防止機能ありと判断したとき、照合時
間タイマ16Cを起動してその出力を“1”にし、アン
ドゲート16Eを開くことに相当する。
【0026】その後の処理では、ステップS1〜3の判
定がいずれも肯定になるので、ステップS6に進み、前
記照合時間タイマに設定した時間(例えば、2.2秒)
が満了したかどうかを判定する。始めは満了していない
から、ステップS9へ進む。ステップS9では、盗難検
出部22からの確認信号が正しく受信されたかどうかが
判定され、判定が否定ならばメインルーチンに戻る。上
述の処理を繰り返しているうちに、確認信号が受信、確
認されると、使用されたイグニッションキ−が正当なも
のであると判断できるので、ステップS10では、許可
フラグF1 に“1”がセットされ、ステップS11で
は、許可フラグF2 に“1”がセットされ、さらに,ス
テップS12では照合終了フラグに“1”がセットされ
る。
【0027】一方、前記ステップS9の判定が肯定にな
らず、したがって照合終了フラグが0の間に、照合時間
が満了(タイマがカウントアップ)した場合は、ステッ
プS6の判定が肯定になるので、処理はステップS12
へスキップし、照合終了フラグに“1”がセットされ
る。
【0028】換言すれば、この場合は、盗難検出部22
に許可信号が受信されていない、すなわち不正なイグニ
ッションキ−操作と判断し、エンジン始動を不許可にし
たまま、ステップS11で照合フラグを“1”にして照
合動作を終了する。これは、図1の照合時間タイマ16
Cがカウントアップによって出力“0”となり、ゲート
16Eが閉じられ、盗難検出部22の出力の始動許可信
号発生部16Gへの伝送が禁止されることに相当する。
【0029】ステップS10、S11で各エンジン始動
許可フラグF1 、F2 に“1”がセットされると、エン
ジンの始動制御が実行される。照合終了フラグに“1”
がセットされると、ステップS2の判定が否定になるの
で、図3の他の処理は全てスキップされるようになる。
【0030】図5は、上記した処理のバックグラウンド
処理として周期的に実行されるエンジン制御許否の決定
動作を示したフローチャートである。
【0031】ステップS21では、エンジン始動許可フ
ラグF1 が参照され、“0”であれば、ステップS22
において、今度はエンジン始動許可フラグF2 が参照さ
れる。そして、いずれもが“0”であれば、当該処理は
ステップS25へ進むが、少なくとも一方が“1”であ
れば、ステップS23においてエンジン始動許可フラグ
F1 に“1”が登録され、ステップS24では、エンジ
ン始動許可フラグF2に“1”が登録される。
【0032】ステップS25では、許可フラグF1 が再
び参照され、“1”であれば、ステップS26において
エンジン制御が継続されるが、“0”であれば、ステッ
プS27においてエンジン制御が停止される。
【0033】このようにして、正当なイグニッションキ
−操作がなされたときはエンジン始動、走行が可能にな
るが、盗難などによる不正なキ−操作の時はエンジン始
動が禁止される。
【0034】本実施例によれば、エンジン始動が許可さ
れているか否かを表すエンジン始動許可フラグを2つ設
け、両者が不一致の場合には、各許可フラグに改めて
“1”(許可)を登録するようにしたので、ノイズ等の
影響によって一方の許可フラグが“1”(許可)以外に
変化してしまってもエンジン制御が継続される。したが
って、正当なキーが使用されているにもかかわらず、ノ
イズの影響によって車両走行が突然禁止されてしまうよ
うな事態が解消される。
【0035】なお、上記した実施例では、エンジン始動
許可フラグが2つである場合を例にして説明したが、本
発明はこれのみに限定されず、3つ以上の許可フラグを
設け、そのうちの少なくとも1つ、あるいは予め規定し
た数以上の許可フラグに“1”(許可)が登録されてい
ればエンジン制御が許可されるようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】上記したように、本発明では、エンジン
始動が許可されているか否かを表すフラグ(エンジン始
動許可フラグ)を多重化し、各許可フラグが不一致、換
言すると、許可フラグが1つでもエンジン始動の許可状
態を表していれば、当該不一致が実車ノイズの影響と判
断してエンジン始動を許可するようにしたので、正当な
キーにより走行中の車両が、実車ノイズによる記憶デー
タ(エンジン始動許可フラグ)のビット化けにより突然
停止してしまうような事態が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】 本発明を適用した盗難防止機能対応エンジン
制御装置の主要部の回路ブロック図である。
【図3】 図1の構成における確認信号判別動作を示し
たフローチャートである。
【図4】 本発明の他の要部構成を示す機能ブロック図
である。
【図5】 図4の構成における許可フラグ確認動作を示
したフローチャートである。
【図6】 従来の車両盗難防止機能対応エンジン制御装
置の一例のブロック図である。
【符号の説明】
2…キ−、4…送信器、5…キーシリンダ、6…誘導コ
イル(アンテナ)、7…イグニッションスイッチ、10
…イモビHIC、13…イモビCPU、14…EEPR
OM、16…エンジンCPU、16A…盗難防止機能有
無判別部、16C…照合時間タイマ、16G…始動許可
信号発生部、16K…エンジン制御部、17…燃料噴射
弁、18…燃料ポンプ、20…点火制御部、26…ノイ
ズ除去回路、28…コ−ド判別回路、161…許可フラ
グ登録手段、164…再登録手段、165…決定手段
フロントページの続き (72)発明者 大塚 訓 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 久保田 真一 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 武藤 栄二 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体外部から入力されたIDコ−ドを、
    予め車体側に記憶されている基準IDコードと比較照合
    し、両者が予め設定された関係にあると確認信号を発生
    する盗難検出部と、 前記確認信号に応答してエンジンの始動制御を実行する
    エンジン制御部とを具備した車両盗難防止対応エンジン
    制御装置において、 前記エンジン制御部は、 エンジン制御の許否に関する情報を記憶する複数の許否
    情報記憶手段と、 前記盗難検出部からの確認信号に応答して、前記各許否
    情報記憶手段に許可情報を登録する許可情報登録手段
    と、 各許否情報記憶手段の少なくとも1つに許可情報が登録
    されていると、少なくとも他の許否情報記憶手段の全て
    に許可情報を登録する再登録手段と、 いずれかの許否情報記憶手段に記憶された許可情報に基
    づいて、エンジン制御の許否を決定する制御許否決定手
    段とを具備したことを特徴とする車両盗難防止対応エン
    ジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記許否情報は、ビットデータ化された
    フラグとして記憶されることを特徴とする請求項1に記
    載の車両盗難防止対応エンジン制御装置。
JP3025395A 1995-01-27 1995-01-27 車両盗難防止対応エンジン制御装置 Expired - Fee Related JP2954845B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3025395A JP2954845B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 車両盗難防止対応エンジン制御装置
US08/464,375 US5621381A (en) 1995-01-27 1995-06-05 Vehicle anti-theft engine control device
DE1995146350 DE19546350C2 (de) 1995-01-27 1995-12-12 Diebstahlschutz-Motorsteuervorrichtung für Fahrzeuge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3025395A JP2954845B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 車両盗難防止対応エンジン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08202963A true JPH08202963A (ja) 1996-08-09
JP2954845B2 JP2954845B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=12298556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3025395A Expired - Fee Related JP2954845B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 車両盗難防止対応エンジン制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5621381A (ja)
JP (1) JP2954845B2 (ja)
DE (1) DE19546350C2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5796179A (en) * 1995-09-30 1998-08-18 Suzuki Motor Corporation Vehicle anti-theft device with low voltage compensation and a rolling code
JP3350632B2 (ja) * 1996-09-18 2002-11-25 株式会社ミツバ 車両用盗難防止装置
US5995898A (en) * 1996-12-06 1999-11-30 Micron Communication, Inc. RFID system in communication with vehicle on-board computer
DE10323402B3 (de) * 2003-05-23 2005-01-05 Siemens Ag Zugangs- und Benutzungsberechtigungssystem, insbesondere eines Kraftfahrzeuges
EP1717116B1 (en) * 2005-04-20 2010-05-19 Mazda Motor Corporation Control system, control method and computer program product for a vehicle
WO2008007371A2 (en) * 2006-07-11 2008-01-17 Haim Shnider Method an d apparatus for controlling operation of a vehicular system
US8643474B2 (en) * 2008-05-05 2014-02-04 Round Rock Research, Llc Computer with RFID interrogator

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54158532A (en) * 1978-06-02 1979-12-14 Nippon Denso Co Ltd Burglarproof method and device for car
IL56713A0 (en) * 1979-02-21 1979-05-31 Amcor Bm Electronic coded locks
DE2911160A1 (de) * 1979-03-22 1980-10-02 Daimler Benz Ag Vorrichtung zum verhindern unbefugter inbetriebsetzung von fahrzeugen
SE8503257L (sv) * 1985-07-01 1987-01-02 Volvo Ab Elektroniskt lassystem
FR2609086B1 (fr) * 1986-12-31 1992-12-11 Peugeot Dispositif a code modifiable de protection contre le vol pour vehicules automobiles
US4965460A (en) * 1987-08-25 1990-10-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Anti-theft system for a vehicle
GB2227791B (en) * 1988-12-02 1993-07-28 Rover Group Vehicle security system
JPH08502006A (ja) * 1992-10-08 1996-03-05 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 保安装置
US5416471A (en) * 1992-12-21 1995-05-16 Ford Motor Company Method and apparatus for programming a spare key into a security system
US5467070A (en) * 1993-02-16 1995-11-14 Clifford Electronics, Inc. Vehicle security system with secure valet switch
DE4331664C1 (de) * 1993-09-17 1994-06-09 Daimler Benz Ag Steuergerät für Kraftfahrzeuge und Anordnung von Steuergeräten
JP2697606B2 (ja) * 1994-05-10 1998-01-14 日産自動車株式会社 車両用防盗装置
DE4433499C2 (de) * 1994-09-20 1998-06-18 Siemens Ag Elektronisches Diebstahlschutzsystem für ein Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
DE19546350A1 (de) 1996-08-01
DE19546350C2 (de) 2003-12-24
US5621381A (en) 1997-04-15
JP2954845B2 (ja) 1999-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3275691B2 (ja) 車両盗難防止装置
US5606306A (en) Vehicle anti-theft engine control device
JP3191607B2 (ja) 車両盗難防止装置
JP3073904B2 (ja) 車両用データ処理装置
JP2915299B2 (ja) 車両盗難防止装置
JP2813962B2 (ja) 盗難防止装置
JPH07165018A (ja) 自動車用エンジン始動装置
JP2007153190A (ja) 車両用始動装置
JP2954845B2 (ja) 車両盗難防止対応エンジン制御装置
JPH08216839A (ja) 車両盗難防止機能付きエンジン制御装置
JP3410226B2 (ja) 車両の盗難防止装置
KR100706448B1 (ko) 차량 도난 방지를 위한 엔진 ecu의 시동 제어방법
JPH08133018A (ja) 車両盗難防止機能無効化防止装置付きエンジン制御手段
JP3216522B2 (ja) 車両用盗難防止装置
JP3475769B2 (ja) イモビライザーシステム
JP2003196755A (ja) 車載コンポーネントの盗難監視システム及び車載コンポーネント
JP3711990B2 (ja) イモビライザーシステム
JP2966297B2 (ja) 車両盗難防止装置
JP2947458B2 (ja) 車両盗難防止装置
US6130604A (en) Anti-theft system for vehicles
JP3603450B2 (ja) 盗難防止装置
JP3813341B2 (ja) エンジン始動システムとこのシステムのidコード登録方法
JP4495554B2 (ja) 車両用遠隔始動装置
JP2000118355A (ja) 車両用盗難防止装置
JP3405117B2 (ja) 車両盗難防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees