JP3399797B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

Info

Publication number
JP3399797B2
JP3399797B2 JP23919297A JP23919297A JP3399797B2 JP 3399797 B2 JP3399797 B2 JP 3399797B2 JP 23919297 A JP23919297 A JP 23919297A JP 23919297 A JP23919297 A JP 23919297A JP 3399797 B2 JP3399797 B2 JP 3399797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
blades
scroll
extension
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23919297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1182331A (ja
Inventor
修一 山本
澤井  清
大成 小早川
昭三 長谷
敬 森本
博正 芦谷
弘之 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP23919297A priority Critical patent/JP3399797B2/ja
Priority to US09/131,822 priority patent/US6102671A/en
Priority to CN98119104A priority patent/CN1114043C/zh
Priority to TW087114692A priority patent/TW502088B/zh
Priority to KR10-1998-0036466A priority patent/KR100427026B1/ko
Publication of JPH1182331A publication Critical patent/JPH1182331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399797B2 publication Critical patent/JP3399797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/28Safety arrangements; Monitoring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0246Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0246Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
    • F04C18/0269Details concerning the involute wraps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0021Systems for the equilibration of forces acting on the pump
    • F04C29/0035Equalization of pressure pulses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として冷凍空調に
使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍空調用の電動圧縮機としては、圧縮
部がレシプロ式のもの、ロータリー式のもの、スクロー
ル式のものがある。中でもスクロール圧縮機は高効率、
低騒音、低振動という特徴を活かして広く実用化されて
きた。
【0003】その基本構造はよく知られているように、
渦巻き状の羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロール
と、前記とほぼ同じ渦巻き状の羽根が鏡板上に立ち上が
った旋回スクロールとを噛み合わせて、双方間に複数の
圧縮室を形成している。旋回スクロールを自転させずに
固定スクロールに対して円軌道運動させるとき、圧縮室
は鏡板の外周側の開放部で冷媒を吸入した後、鏡板の中
心部側に移動しながら閉じるとともに次第に容積を小さ
くして冷媒を圧縮し最終的に吐出する。
【0004】近時では、小型化と運転モードの多様化が
ますます望まれる中、冷凍空調の圧縮比は通常1.8〜
2.7程度に設定されるのを、効率上から低圧縮比側で
設計される傾向になっている。
【0005】一方、特開平5−202871号公報は、
吐出冷媒量の増大を図り、吸入冷媒が圧縮熱により加熱
されて体積効率が低下するのを防止する技術を開示して
いる。このものは、図13に示すように、固定スクロー
ルaの羽根a1の巻き終わり端部の内側壁面a1aを、
旋回スクロールbの羽根b1の巻き終わり端部近くに延
長するとともに、固定スクロールaの羽根a1の巻き終
わり端部に対向する旋回スクロールbの羽根b1の対向
部から巻き終わり部における外側壁面b1aを、巻き終
わり端部に向かって連続点に内側面に向かって変位させ
る一方、固定スクロールaの延長部における内側壁面a
1aを、旋回スクロールbの巻き終わり部における外側
壁面b1aの円軌道運動に伴う包絡線で形成している。
【0006】このものでは、固定スクロールaの羽根a
1の延長された部分の内側壁面a1aと、旋回スクロー
ルbの外側壁面b1aとの間に外側作動空間cが余分に
形成されて、その分だけ圧縮室dの吸入空間が増大する
ので、冷媒の吐出量を増大させられる。また、冷媒は吸
入口eから直接圧縮室dに吸入されて圧縮熱が伝わって
いる壁面と接触せず、加熱されないので、熱膨張により
体積効率が低下することはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転モード
の多様化は、スクロール圧縮機もインバータ制御などに
よって速度可変に運転することも必要となっている。可
変速運転によれば、同一のスクロール圧縮機で見掛け上
は大容量での大能力運転から小容量での小能力運転まで
幅広い運転状態が得られる。
【0008】しかし、このような可変速運転をする場
合、高速運転によっても図3に示すように体積効率の大
幅な向上は見られず、効率の向上は望めない。図13に
示す従来のものでも、前記包絡線部分が全て圧縮室とし
て作用し、冷媒の吐出量は増大するが、図4の(c)に
示すように運転速度にかかわらず圧縮に必要な動力が増
加し、効率を大きく向上することはできない。また、特
に省エネルギー効果の高い小能力運転時には、さらに運
転速度を低下させる必要が生じ、冷媒漏れの増大によっ
て効率が著しく低下する。
【0009】本発明の目的は、可変速により小能力から
大能力の広い範囲にわたって効率よく運転することがで
きるスクロール圧縮機を提供することを主たる目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のスクロ
ール圧縮機は、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上が
った固定スクロールと、前記固定スクロールとほぼ同じ
渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロ
ールとを噛み合わせて、双方間に複数の圧縮室を形成
し、旋回スクロールを自転させずに固定スクロールに対
して速度可変に円軌道運動させるようにするとともに、
前記基本羽根どうしは低速運転にて規定の圧縮比を満足
する渦巻き長さを有し、これら各基本羽根の少なくとも
一方にその巻き終わり位置からその渦巻き形状に沿って
さらに延ばした延長羽根を設け、この延長羽根の内壁お
よびこれと対向する他の羽根の外壁との少なくとも一方
羽根の厚みが薄くなる方向に変位させた変位面とし、
前記変位面と対向する他の羽根の壁面との間は最も接近
した時でも一定の隙間ができるように構成し、前記隙間
は低速運転時には延長羽根部分に存在する吸入冷媒の大
部分を巻き終わり側に逃がすことが出来、且つ高速運転
時には延長羽根部分に存在する吸入冷媒の大部分を巻き
終わり側に逃がすことなく圧縮室側に閉じ込むことが出
来る大きさであることを特徴とするものである。
【0011】このような構成では、固定スクロールおよ
び旋回スクロールの各基本羽根は、低速運転時に規定の
圧縮比が得られるように設計され、これら基本羽根の少
なくとも一方に設けられる延長羽根は渦巻き状でありな
がら、これと対向する他の羽根との少なくとも一方に羽
根の厚みが薄くなるように変位された渦巻き面によっ
て、大きな羽根間隔で外部に開放されていて低速運転時
は吸入冷媒を逃がしやすく圧縮室への閉じ込み機能を発
揮しないので、冷媒の過給はない。従って、前記基本羽
根部分だけが有効に働いて、設計通りの閉じ込み容積に
よる運転が高効率に達成される。一方、運転速度が増大
するにつれて前記延長羽根部のこれが対向する他の羽根
部分との間での冷媒の閉じ込み性が高まっていき、圧縮
行程は低速運転時に対する高速度合に応じた過給がなさ
れて実際の冷媒吐出量が増加していく上、互いの渦巻き
面どうしが対向した延長羽根により拡大した圧縮領域を
経過すると、前記低速運転時の基本羽根により設計閉じ
込み容積で圧縮されるのとほぼ同等の変化を行うため、
圧縮動力の増加が小さく、低速運転から高速運転までの
広い範囲にわたって高い効率が得られる。しかも、どの
運転速度域でもそれに見合った高効率な運転が安定して
達成される。
【0012】この場合、基本羽根が形成する圧縮室を基
準よりは小さく設計して、その分だけ基準運転速度より
も高速運転するこにより、冷媒の漏れ損失を低減でき高
効率が実現できる。また、高速運転時には、延長羽根に
より大能力、高効率が実現できる。従って、小能力から
大能力の広い範囲で高効率が実現する。
【0013】請求項2の発明のスクロール圧縮機は、渦
巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロー
ルと、前記固定スクロールとほぼ同じ渦巻き状の基本羽
根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わ
せて、双方間に複数の圧縮室を形成し、旋回スクロール
を自転させずに固定スクロールに対して速度可変に円軌
道運動させるようにするとともに、前記基本羽根どうし
が形成する一対の圧縮室の吸入閉じ込み容積の一方を他
方よりも小さくし、この容積の小さな圧縮室を形成する
基本羽根にその巻き終わり位置からその渦巻き形状に沿
ってさらに延ばした延長羽根を設け、この延長羽根の内
壁およびこれと対向する他の羽根の外壁との少なくとも
一方羽根の厚みが薄くなる方向に変位させた変位面
し、前記変位面と対向する他の羽根の壁面との間は最も
接近した時でも一定の隙間ができるように構成し、前記
隙間は低速運転時には延長羽根部分に存在する吸入冷媒
の大部分を巻き終わり側に逃がすことが出来、且つ高速
運転時には延長羽根部分に存在する吸入冷媒の大部分を
巻き終わり側に逃がすことなく圧縮室側に閉じ込むこと
が出来る大きさであることを特徴とするものである。
【0014】このように、固定スクロールおよび旋回ス
クロールで形成される一対の吸入閉じ込み部の容積の一
方を他方よりも小さくするには、固定スクロールおよび
旋回スクロールの基本羽根の巻き終わり点の角度を小さ
く設定すればよく、これにより、延長羽根による請求項
1の発明と同様の作用効果を得ながら、前記容積を小さ
くした分だけスクロール圧縮機の外径を小さくすること
ができる。
【0015】請求項3の発明のスクロール圧縮機のよう
に、相対向する一対の圧縮室にそれぞれ吐出バイパスポ
ートを設け、この吐出バイパスポートの位置をそれぞれ
基本羽根の巻き終わり端から旋回スクロールの羽根曲線
に沿ったほぼ同じ角度となるようにすると、吐出バイパ
スポートの位置がそれぞれ基本羽根の巻き終わり端から
ほぼ同一角度となり、請求項2の発明のような構成にお
いて延長羽根の有無による圧縮状態の違いがあっても、
一対の圧縮室の圧力がほぼ同一になる点でバイパス機能
が働いて冷媒を吐出させるので、不要な過圧縮損失を低
減することができる。
【0016】請求項4の発明のスクロール圧縮機は、請
求項1〜3の発明のいずれか1つにおいて、さらに、延
長羽根の巻き終わり部の近傍に吸入ポートを設けてあ
る。
【0017】このような構成では、請求項1〜3の発明
のいずれか1つに加え、さらに、一対の吸入閉じ込み部
のうち、一方が直接冷媒吸入口に通じ、閉じ込み状態に
至らない状態の他方は延長羽根により形成される高速運
転時に実質的な圧縮領域となる部分に直接通じるので、
吸入過程における冷媒が、圧縮熱が伝達されている羽根
壁面に接して加熱されるようなことがなく、冷媒の熱膨
張により体積効率が低下するのを防止することができ
る。
【0018】請求項5の発明のスクロール圧縮機は、請
求項1〜4の発明のいずれか1つにおいて、さらに、前
記変位面は延長羽根の巻き終わり端に向かう長手方向に
羽根の厚みが徐々に薄くなるように渦巻き形状に対しス
ロープを持って形成されている。
【0019】このような構成では、請求項1〜4の発明
のいずれか1つに加え、さらに、冷媒吐出量の増大、お
よび延長羽根が運転速度の高速度合が増すのに比例した
冷媒吐出量の増大が可能となりさらに高効率化が図れ
る。変位面は請求項6の発明のように、延長羽根の長手
方向に滑らかに連続するように形成されても、請求項7
の発明のように、延長羽根の巻き終わり端に向かう長手
方向に一か所以上の立ち下がり段差を持って形成されて
もよく、途中に段差のあるほど連続加工する渦巻き面が
短くなるので製作しやすい。また、延長羽根が形成する
冷媒吸入域を広げやすい。延長羽根の長手方向の長さ
は、羽根曲線に沿った角度で45°〜360°の範囲に
設定するとともに、変位面の変位量は羽根の厚さの3〜
20%に設定するのが好適である。変位値で見ると比較
的小型のスクロール圧縮機で一般的な3mmに対し0.
5mm〜0.3mm程度とするのが好適である。
【0020】請求項の発明のスクロール圧縮機は、請
求項1〜の発明のいずれか1つにおいて、さらに、延
長羽根を持った固定スクロールおよび旋回スクロールの
少なくとも一方の羽根の立ち上がり端面に設けたチップ
シールの終了位置を、延長羽根の終了位置近傍、あるい
は、これに対向する他の羽根の終了位置近傍としてあ
る。
【0021】このような構成では、請求項1〜の発明
のいずれか1つに加え、さらに、チップシールが延長羽
根の巻き終わり近傍まで位置していることにより、高速
運転度合に合わせて延長羽根が有効に働くときの羽根先
端からの冷媒漏れを有効に低減でき、高効率化が図れ
る。
【0022】請求項の発明のスクロール圧縮機は、請
求項1〜の発明のいずれか1つにおいて、さらに、固
定スクロールの鏡板の延長羽根が設けられている部分の
面に複数個の給油ポートを設け、この給油ポートの通路
面積が、前記延長羽根の開始側で圧縮室に臨む方を、他
方よりも大きくなるようにしてある。
【0023】このような構成では、請求項1〜の発明
のいずれか1つに加え、さらに、高速運転度合に合わせ
て延長羽根が有効に働いて高圧縮率となる延長羽根の開
始側ほど、給油量が多く油のシール効果が高まることに
よって冷媒の逃げを防止し過給の効果を増すので、さら
なる高効率化が図れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの実施の形
態について幾つかの実施例とともに図1〜12を参照し
ながら説明する。
【0025】(実施の形態1)本実施の形態1は冷凍空
調用の横向き設置型のスクロール圧縮機の場合の一例
で、図1に全体の構成を示しているように、密閉容器1
の内部の一端側に冷媒を吸入して圧縮し吐出する圧縮機
構2が設けられている。この圧縮機構2を駆動する電動
機3の固定子4が密閉容器1の中央部に位置して密閉容
器1の側周壁の内面に固定され、電動機3の前記固定子
4に対応する回転子5には前記圧縮機構2の駆動軸であ
るクランク軸6が結合され、これの回転軸がほぼ水平に
なるように配されている。クランク軸6はこれの圧縮機
構2側の一端部に有する主軸8を、圧縮機構2にねじ止
めなどして固定された主軸受部材10によって支承さ
れ、主軸8とは反対側の他端部を、密閉容器1の他端側
に位置して密閉容器1の側周壁内面に溶接固定された副
軸受部材11によって支承されている。
【0026】主軸受部材10の主軸8を支承する部分
と、副軸受部材11のクランク軸6の他端部を支承する
部分とには軸受9、12が設けられている。これら軸受
9、軸受12は、クランク軸6の回転を支えるが、この
回転運動によって圧縮機構2が冷媒を圧縮する際に前記
クランク軸6に発生する力をも支持する。
【0027】密閉容器1内の副軸受部材11から端部側
の下部が潤滑油溜7、上部が冷媒の密閉容器1外への吐
出室121となっており、副軸受部材11の潤滑油溜7
に面する側に前記クランク軸6の他端部で駆動される潤
滑油ポンプ17を設けてある。潤滑油ポンプ17は前記
潤滑油溜7に吸込口17aが開口し、吐出口17bがク
ランク軸6の他端部から主軸8の部分まで縦通するよう
に形成された潤滑孔6aに通じ、圧縮機構2の軸受け部
を含む摺動部を潤滑する。
【0028】圧縮機構2は図1、図2に示すように、渦
巻き状の羽根21が鏡板22上に立ち上がった固定スク
ロール20と、前記とほぼ同じ渦巻き状の羽根31が鏡
板32上に立ち上がった旋回スクロール30とを噛み合
わせて、双方間に複数の圧縮室41を形成し、旋回スク
ロール30を自転させずに固定スクロール20に対して
速度可変に円軌道運動させるようにしてある。この可変
速駆動のために前記電動機3はインバータ制御されるも
のであり、低速運転から高速運転まで広い範囲で駆動で
きる。
【0029】旋回スクロール30を自転させずに円軌道
運動させる自転防止旋回駆動機構42は、主軸8に設け
た偏心孔8a内に、旋回スクロール30の背部に設けた
旋回軸30aを軸受44を介して回転自在なように嵌め
合わせて構成し、主軸8が回転すると自転防止機構であ
るオルダムリング43により旋回スクロール30は円軌
道運動する。
【0030】旋回スクロール30は円軌道運動されるこ
とにより、図2の(a)〜(d)に示すようなクランク
0°(360°)、90°、180°、270°の各旋
回状態を順次繰り返し、相互間に形成する圧縮室41は
図2の(b)に示す鏡板22、32の外周側の開放位置
から、図2の(c)を経て図2の(d)に示す閉じ込み
位置に至る間の旋回で冷媒を図1に示す吸入ポート40
を通じて点ハッチングで示すように吸入し、その後図2
の(a)に戻る旋回過程で冷媒を点ハッチングのように
十分に閉じ込め、次の図2の(b)、(c)、(d)、
(a)の旋回によって横線ハッチングのように圧縮室4
1の容積が順次に小さくなることによって冷媒を次第に
圧縮していく。さらに図2の(b)から(c)、(d)
と旋回する過程で圧縮室41が吐出ポート45に通じ始
めるとともに縦線ハッチングで示すように圧縮室41の
容積をさらに小さくしながら、圧縮した冷媒を図1、図
2に示す吐出ポート45を通じ吐出する。吐出される冷
媒は吐出室121から吐出パイプ46を通じて密閉容器
1外に接続された冷凍サイクルに供された後、吸入パイ
プ47を通じて密閉容器1内に戻され、以降同じ動作を
繰り返す。
【0031】しかし、本発明はこのような横置きタイプ
のものに限定されず、縦置きタイプのものなど種々な姿
勢で用いられるものでもよいし、固定スクロール20と
旋回スクロール30とを噛み合わせて圧縮室41を形成
し、低速運転から高速運転まで可変速に駆動されるもの
であれば、その支持構造や駆動構造、駆動の制御方式な
どは種々に選択されてよい。
【0032】本実施の形態のスクロール圧縮機が低速運
転から高速運転まで速度可変に運転されるものであるこ
とに対応して、前記羽根21、31の基本羽根21a、
31aどうしは低速駆動域にて規定の圧縮比を満足する
渦巻き長さを有し、これら各基本羽根21a、31aの
双方にその巻き終わり位置からその渦巻き形状に沿って
さらに延ばした図2に斜線を施して示した渦巻き状の延
長羽根21b、31bを設け、この延長羽根21b、3
1bの内壁に羽根の厚みが薄くなる方向に変位させた変
位面21b1、31b1を設けてある。
【0033】これにより、固定スクロール20および旋
回スクロール30の各基本羽根21a、31aは、低速
運転時に規定の閉じ込み容積が得られるように設計さ
れ、これら基本羽根21a、31aの双方に設けられる
延長羽根21b、31bは渦巻き状でありながら羽根の
厚みを薄くなるように変位された渦巻き状の変位面21
b1、31b1によって、大きな羽根間隔にて外部に開
放されていて、低速運転時は図2の(c)、(d)、
(a)の順の変化速度が遅いことにより吸入冷媒を逃が
しやすく圧縮室41への閉じ込み機能を発揮しないの
で、冷媒の過給はない。従って、前記基本羽根21a、
31aだけが有効に働いて、設計通りの閉じ込み容積に
よる運転が高効率に達成される。
【0034】一方、運転速度が増大するにつれて前記延
長羽根21b、31b部のこれが対向する他の羽根部分
との間での冷媒の閉じ込み性が高まっていき、圧縮行程
は低速運転時に対する高速度合に応じた過給がなされて
見掛け上の冷媒吐出量が増加していく上、互いの渦巻き
面どうしが対向した延長羽根21b、31bにより拡大
した圧縮領域を経過すると、前記低速運転時の基本羽根
21a、31aによる前記設計閉じ込み容積で圧縮され
るのとほぼ同等の変化を行うため、圧縮動力の増加が小
さく、低速運転から高速運転までの広い範囲にわたって
高い効率が得られる。
【0035】本実施の形態1の1つの実施例を示せば、
延長羽根の長手方向の長さを、円軌道運動の中心まわり
の角度で45°〜360°の範囲に設定するとともに、
変位面21b1、31b1の変位量は羽根の厚さの3〜
20%程度が好適であり、変位値で見ると、比較的小型
のスクロール圧縮機で一般的な3mmに対し0.5mm
〜0.3mm程度に設定するのが好適である。
【0036】このようにした圧縮機構2の場合の、低速
運転から高速運転に至る間の体積効率の変化と、低速運
転時と高速運転時との圧力−圧縮室容積の関係の違いに
つき、本実施の形態1のような改良しない従来通りの構
造の圧縮機を比較例として示せば、図3、図4の(a)
(b)に示す通りであり、(a)で示す本実施の形態1
の方が、(b)で示す従来例よりも高速運転時に閉じ込
み容積が増大し効率が向上している。
【0037】しかも、低速運転時には、基本羽根21
a、31aが形成する圧縮室41を基準よりは小さく設
計して、その分だけ基準運転速度よりも高速運転するこ
とにより、漏れ損失を低減でき高効率が実現できる。ま
た、高速運転時には、延長羽根により大能力、高効率が
実現できる。従って、小能力から大能力の広い範囲でさ
らなる高効率が実現する。
【0038】なお、本実施の形態1では、固定スクロー
ル20および旋回スクロール30の双方の基本羽根21
a、31aに延長羽根21b、31bを設けたが、どち
らか一方でも有効である。また、変位面21b1、31
b1も延長羽根21b、31bの側に必ずしも設ける必
要はなく、これと対向する羽根の面に設けてもよい。
【0039】また、双方に設けることもできる。
【0040】また、本実施の形態1の他の実施例とし
て、図5に示すように、前記変位面21b1、31b1
は延長羽根21b、31bの巻き終わり端に向かう長手
方向に羽根の厚みが徐々に薄くなるように渦巻き形状に
対しスロープを持って形成することができる。これによ
り、冷媒吐出量の増大、および延長羽根21b、31b
が運転速度の高速度が増すのに比例した冷媒吐出量の増
大が可能となりさらに高効率化が図れる。
【0041】また、別の実施例として、変位面21b
1、31b1は図6に示すように、延長羽根21b、3
1bの巻き終わり端に向かう長手方向に一か所以上の立
ち下がり段差51を持って形成されてもよく、途中に段
差51があるほど連続加工する渦巻き面が短くなるので
製作しやすい利点がある。また、延長羽根21b、31
bが形成する冷媒吸入域を広げやすい。
【0042】(実施の形態2)本実施の形態2は図7に
示してあり、前記基本羽根21a、31aどうしが形成
する一対の圧縮室41a、41bのうちの、図7の
(b)に示す一方の圧縮室41aの吸入閉じ込み容積
が、図7の(a)に示す他方の圧縮室41bの吸入閉じ
込み容積よりも小さくし、この容積の小さな圧縮室41
aを形成する、本実施の形態2の羽根21の基本羽根2
1aにその巻き終わり位置からその渦巻き形状に沿って
さらに延ばした図7の(a)〜(d)に斜線を施して示
した渦巻き状の延長羽根21bを設け、この延長羽根2
1bの内壁およびこれと対向する他の羽根31の外壁と
の少なくとも一方、本実施の形態2では延長羽根21b
に羽根の厚みが薄くなる方向に変位させた変位面21b
1を設けた点で実施の形態1の場合と異なる。
【0043】このように、固定スクロール20および旋
回スクロール30で形成される一対の吸入閉じ込み部の
容積の一方を他方よりも小さくするには、固定スクロー
ル20および旋回スクロール30の基本羽根21a、3
1aの巻き終わり部の角度を小さく設定すればよく、こ
れにより、旋回スクロール30が旋回駆動されて円軌道
運動し、図7に示す(a)から(d)の旋回状態を繰り
返す。図7の(a)で吸入閉じ込み容積の大きな圧縮室
41bの圧縮が開始しており、図7の(b)で吸入閉じ
込み容積の小さな圧縮室41aの圧縮が開始している。
そして、点ハッチング、横線ハッチング、および縦線ハ
ッチングによって、圧縮室41aでの冷媒の圧縮状態を
実施の形態1の場合同様に示してある。これにより、圧
縮室41aの部分で延長羽根21bによる実施の形態1
と同様の作用効果を得ながら、前記容積を小さくした分
だけスクロール圧縮機の外径を小さくすることができ
る。
【0044】ここで、基本羽根21aの巻きおわり部ま
での長さによって、低速運転時に規定の閉じ込み容積を
得るように設計しておけば、実施の形態1における変速
運転による場合と同じ作用効果も併せ得られる。
【0045】(実施の形態3)本実施の形態3は、図8
の(a)、(b)に示すように、実施の形態2に示すよ
うな一対の圧縮室41a、41bにそれぞれ吐出バイパ
スポート61、62を設け、この吐出バイパスポート6
1、62の位置をそれぞれ基本羽根21a、31aの巻
き終わり端から羽根曲線に沿って、ほぼ同じ角度となる
ようにしてある。
【0046】これにより、吐出バイパスポート61、6
2の位置がそれぞれ基本羽根21a、31aの巻き終わ
り端からほぼ同一角度となり、延長羽根の有無などによ
って一対の圧縮室41a、41bの圧縮状態に図9に示
すような時期的、値的な差などがあっても、双方の圧力
がほぼ同一になる点でバイパス機能が働いて冷媒を吐出
させるので、不要な過圧縮損失を低減することができ
る。このようなことは、本実施の形態3のバイパスポー
ト61、62を実施の形態1に適用しても同様の効果が
得られる。
【0047】(実施の形態4)本実施の形態4は、図1
0の(a)、(b)に2つの実施例を示すように、延長
羽根21bの巻き終わり部の近傍に吸入ポート40を設
けてある。なお、図10の(a)は固定スクロール20
の延長羽根21bの実質的に延長羽根である21bに変
位面31b1を設け、図10の(b)は固定スクロール
20の延長羽根21bのE点以降に設ける変位面21b
1を、延長羽根21bと対向する旋回スクロール30の
羽根31の外壁に設けた実施例を示している。
【0048】いずれの実施例の場合も、一対の吸入閉じ
込み部のうち、一方の閉じ込み部41cすなわち延長羽
根21bで閉じ込まれる方は、高速運転時に実質的な圧
縮領域となる部分41dが吸入ポート40にほぼ直接的
に通じるので、吸入過程における冷媒が、圧縮熱が伝達
されている羽根壁面に接して加熱されることがなく、冷
媒の熱膨張による体積効率の低下を防止することができ
る。
【0049】(実施の形態5)本実施の形態5は、図1
1に示すように、実施の形態4で示したのと同様な固定
スクロール20の鏡板22の延長羽根21bが設けられ
る部分の面に複数個の給油ポート71、72を設け、こ
の給油ポート71、72の通路面積が、前記延長羽根2
1bの開始側で圧縮室41eに臨む方が、他方に比し大
きくなるようにしてある。
【0050】これにより、延長羽根21bの閉じ込み部
による圧縮室41e側への給油量が多く油のシール効果
が高まることにより冷媒の逃げを防止し過給の効果を増
すので、さらなる高効率化が図れる。
【0051】(実施の形態6)本実施の形態6は、図1
2に示すように、固定スクロール20および旋回スクロ
ール30の羽根21、31の少なくとも一方、本実施の
形態6では旋回スクロール30の羽根31の立ち上がり
端にチップシール81を設け、このチップシール81の
終了位置をその延長羽根31bの終了位置近傍、あるい
は、これに対向する延長羽根21bの終了位置近傍とし
てある。
【0052】これにより、チップシール81が延長羽根
21b、31bの巻き終わり近傍まで位置していること
により、高速運転度に合わせて延長羽根21b、31b
が有効に働くときの冷媒の横方向漏れを少なくし、高効
率化が図れる。本実施の形態6のシール構造と実施の形
態5の給油口構造とを併用して、冷媒漏れのさらなる防
止による高効率化を図ることもできる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明のスクロール圧縮機によ
れば、固定スクロールおよび旋回スクロールの基本羽根
の少なくとも一方に設けられる延長羽根は渦巻き状であ
りながら、低速運転時は吸入冷媒を逃がしやすく圧縮室
への閉じ込み機能を発揮しないので、冷媒の過給はな
く、基本羽根部分だけが有効に働いて、設計通りの閉じ
込みによる運転が高効率に達成される。一方、運転速度
が増大するにつれて前記延長羽根部のこれが対向する他
の羽根部分との間での冷媒の閉じ込み性が高まってい
き、圧縮行程は低速運転時に対する高速度合に応じた過
給がなされて実際の冷媒吐出量が増加していく上、互い
の渦巻き面どうしが対向した延長羽根により拡大した圧
縮領域を経過すると、前記低速運転時の基本羽根により
設計閉じ込み容積で圧縮されるのとほぼ同等の変化を行
うため、圧縮動力の増加が小さく、低速運転から高速運
転までの広い範囲にわたって高い効率が得られる。しか
も、どの運転速度域でもそれに見合った高効率な運転が
安定して達成される。
【0054】この場合、基本羽根が形成する圧縮室を基
準よりは小さく設計して、その分だけ基準運転速度より
も高速運転することにより、冷媒の漏れ損失を低減でき
高効率が実現できる。また、高速運転時には、延長羽根
により大能力、高効率が実現できる。従って、小能力か
ら大能力の広い範囲で高効率が実現する。
【0055】請求項2の発明のスクロール圧縮機によれ
ば、固定スクロールおよび旋回スクロールで形成される
一対の吸入閉じ込み部の容積の一方を他方よりも小さく
するのに、固定スクロールおよび旋回スクロールの基本
羽根の巻き終わり点の角度を小さく設定し、これによ
り、延長羽根による請求項1の発明と同様の作用効果を
得ながら、前記容積を小さくした分だけスクロール圧縮
機の外径を小さくすることができる。
【0056】請求項3の発明のスクロール圧縮機によれ
ば、請求項2の発明のような構成において延長羽根の有
無による圧縮状態の違いがあっても、一対の圧縮室の圧
力がほぼ同一になる点でバイパス機能が働いて冷媒を吐
出させるので、不要な過圧縮損失を低減することができ
る。
【0057】請求項4の発明のスクロール圧縮機によれ
ば、請求項1〜3の発明のいずれか1つに加え、さら
に、一対の吸入閉じ込み部のうち、一方が直接冷媒吸入
口に通じ、閉じ込み状態に至らない状態の他方は延長羽
根により形成される高速運転時に実質的な圧縮領域とな
る部分に直接通じるので、吸入過程における冷媒が、圧
縮熱が伝達されている羽根壁面に接して加熱されるよう
なことがなく、冷媒の熱膨張により体積効率が低下する
のを防止することができる。
【0058】請求項5の発明のスクロール圧縮機によれ
ば、請求項1〜4の発明のいずれか1つに加え、さら
に、冷媒吐出量の増大、および延長羽根が運転速度の高
速度合が増すのに比例した冷媒吐出量の増大が可能とな
りさらに高効率化が図れる。変位面は請求項6の発明の
ように、延長羽根の長手方向に滑らかに連続するように
形成されても、請求項7の発明のように、延長羽根の巻
き終わり端に向かう長手方向に一か所以上の立ち下がり
段差を持って形成されてもよく、途中に段差のあるほど
連続加工する渦巻き面が短くなるので製作しやすい。ま
た、延長羽根が形成する冷媒吸入域を広げやすい。延長
羽根の長手方向の長さは、羽根曲線に沿った角度で45
°〜360°の範囲に設定するとともに、変位面の変位
量は羽根の厚さの3〜20%に設定するのが好適であ
る。変位値で見ると、比較的小型のスクロール圧縮機で
一般的な羽根厚さ3mmに対し0.5mm〜0.3mm
程度とするのが好適である。
【0059】請求項の発明のスクロール圧縮機によれ
ば、請求項1〜の発明のいずれか1つに加え、さら
に、チップシールが延長羽根の巻き終わり近傍まで位置
していることにより、高速運転度合に合わせて延長羽根
が有効に働くときの羽根先端からの冷媒漏れを有効に低
減でき、高効率化が図れる。
【0060】請求項の発明のスクロール圧縮機によれ
ば、請求項1〜の発明のいずれか1つに加え、さら
に、延長羽根側の閉じ込み部による圧縮室への給油量が
多く油のシール効果が高まることにより冷媒の逃げを防
止し過給の効果を増すので、さらなる高効率化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すスクロール圧縮機
の全体の縦断面図である。
【図2】図1の圧縮機の動作状態を示す説明図で、その
(a)は旋回スクロールが0°(360°)の旋回状
態、その(b)は90度の旋回状態、その(c)は18
0°の旋回状態、その(d)は270°の旋回状態であ
る。
【図3】実施の形態1の1つの実施例と改良前との体積
効率の差を比較して示したグラフである。
【図4】実施の形態1の1つの実施例と改良前および図
13の従来例との、低速運転および高速運転での容積変
化と圧力変化とを比較して示したグラフであり、その
(a)は本実施の形態1の場合、その(b)は改良前の
場合、その(c)は従来例の場合を示している。
【図5】実施の形態1の延長羽根の別の実施例を示す要
部の図である。
【図6】実施の形態1の延長羽根の他の実施例を示す要
部の図である。
【図7】本発明の実施の形態2の圧縮機の動作状態を示
す説明図で、その(a)は旋回スクロールが0°(36
0°)の旋回状態、その(b)は90度の旋回状態、そ
の(c)は180°の旋回状態、その(d)は270°
の旋回状態である。
【図8】本発明の実施の形態3の圧縮機の動作状態を示
す要部の図で、その(a)は固定スクロールの内壁で囲
まれる圧縮室の圧縮開始点の位置、その(b)は旋回ス
クロールの内壁で囲まれる圧縮室の圧縮開始点の位置を
示している。
【図9】図8の圧縮機の一対の圧縮室の1サイクルの間
の圧力変化とバイパス機構の動作開始位置を示すグラフ
である。
【図10】本発明の実施の形態4の圧縮機の動作状態を
示す要部の図で、その(a)は固定スクロールの延長羽
根に内壁に変位面を設けた実施例の場合、その(b)は
その変位面を対向する固定スクロールの外壁に設けた実
施例の場合を示している。
【図11】本発明の実施の形態5の圧縮機を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態6の圧縮機の動作状態を
示す図である。
【図13】従来の圧縮機を示す図である。
【符号の説明】
2 圧縮機構 3 電動機 6 クランク軸 6a 潤滑孔 8 主軸 17 潤滑油ポンプ 20 固定スクロール 21 羽根 21a 基本羽根 21b 延長羽根 21b1 変位面 22 鏡板 30 旋回スクロール 30a 旋回軸 31 羽根 31a 基本羽根 31b 延長羽根 31b1 変位面 32 鏡板 40 吸入ポート 41、41a、41b、41e 圧縮室 41c 閉じ込み部 42 自転防止旋回駆動機構 43 オルダムリング 45 吐出ポート 51 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 昭三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 森本 敬 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 芦谷 博正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 福原 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−141785(JP,A) 特開 平7−103161(JP,A) 特開 平9−79151(JP,A) 特開 平7−189952(JP,A) 特開 平8−200251(JP,A) 特開 平9−42178(JP,A) 特開 平6−330863(JP,A) 特開 昭62−157288(JP,A) 特開 昭56−20701(JP,A) 特開 昭59−39988(JP,A) 特開 平6−299977(JP,A) 特開 平7−217559(JP,A) 特開 昭55−109792(JP,A) 特開 昭64−53086(JP,A) 特開 昭60−104788(JP,A) 特開 平9−170573(JP,A) 特開 平6−317270(JP,A) 特開 平5−288169(JP,A) 特開 平2−221694(JP,A) 特開 平2−264178(JP,A) 特開 平3−134286(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上が
    った固定スクロールと、前記固定スクロールとほぼ同じ
    渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロ
    ールとを噛み合わせて、双方間に複数の圧縮室を形成
    し、旋回スクロールを自転させずに固定スクロールに対
    して速度可変に円軌道運動させるようにするとともに、
    前記基本羽根どうしは低速運転にて規定の圧縮比を満足
    する渦巻き長さを有し、これら各基本羽根の少なくとも
    一方にその巻き終わり位置からその渦巻き形状に沿って
    さらに延ばした延長羽根を設け、この延長羽根の内壁お
    よびこれと対向する他の羽根の外壁との少なくとも一方
    羽根の厚みが薄くなる方向に変位させた変位面とし、
    前記変位面と対向する他の羽根の壁面との間は最も接近
    した時でも一定の隙間ができるように構成し、前記隙間
    は低速運転時には延長羽根部分に存在する吸入冷媒の大
    部分を巻き終わり側に逃がすことが出来、且つ高速運転
    時には延長羽根部分に存在する吸入冷媒の大部分を巻き
    終わり側に逃がすことなく圧縮室側に閉じ込むことが出
    来る大きさであることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上が
    った固定スクロールと、前記固定スクロールとほぼ同じ
    渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロ
    ールとを噛み合わせて、双方間に複数の圧縮室を形成
    し、旋回スクロールを自転させずに固定スクロールに対
    して速度可変に円軌道運動させるようにするとともに、
    前記基本羽根どうしが形成する一対の圧縮室の吸入閉じ
    込み容積の一方を他方よりも小さくし、この容積の小さ
    な圧縮室を形成する基本羽根にその巻き終わり位置から
    その渦巻き形状に沿ってさらに延ばした延長羽根を設
    け、この延長羽根の内壁およびこれと対向する他の羽根
    の外壁との少なくとも一方羽根の厚みが薄くなる方向
    に変位させた変位面とし、前記変位面と対向する他の羽
    根の壁面との間は最も接近した時でも一定の隙間ができ
    るように構成し、前記隙間は低速運転時には延長羽根部
    分に存在する吸入冷媒の大部分を巻き終わり側に逃がす
    ことが出来、且つ高速運転時には延長羽根部分に存在す
    る吸入冷媒の大部分を巻き終わり側に逃がすことなく圧
    縮室側に閉じ込むことが出来る大きさであることを特徴
    とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記吸入閉じ込み容積の異なる一対の圧
    縮室にそれぞれ吐出バイパスポートを設け、この吐出バ
    イパスポートの位置をそれぞれ基本羽根の巻き終わり端
    から旋回スクロールの羽根曲線に沿ったほぼ同じ角度と
    なるようにした請求項2記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 延長羽根の巻き終わり部の近傍に吸入ポ
    ートを設けた請求項1乃至3のれか一項に記載のスク
    ロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 変位面が延長羽根の巻き終わり端に向か
    う長手方向に羽根の厚みが徐々に薄くなるように渦巻き
    形状に対しスロープを持って形成されている請求項1
    4のれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 変位面は延長羽根の長手方向に滑らかに
    連続するように形成されている請求項1乃至5のれか
    一項に記載のスクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 変位面は延長羽根の巻き終わり端に向か
    う長手方向に一か所以上の立ち下がり段差を持って形成
    されている請求項1乃至5のれか一項に記載のスクロ
    ール圧縮機。
  8. 【請求項8】 延長羽根を持った固定スクロールおよび
    旋回スクロールの少なくとも一方の羽根の立ち上がり端
    面に設けたチップシールの終了位置を、延長羽根の終了
    位置近傍、あるいは、これに対向する他の羽根の終了位
    置近傍とした請求項1乃至7れか一項に記載のスク
    ロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 固定スクロールの鏡板の延長羽根が設け
    られている部分の面に複数個の給油ポートを設け、この
    給油ポートの通路面積が、前記延長羽根の開始側で圧縮
    室に臨む方を、他方よりも大きくなるようにした請求項
    1乃至8れか一項に記載のスクロール圧縮機。
JP23919297A 1997-09-04 1997-09-04 スクロール圧縮機 Expired - Lifetime JP3399797B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23919297A JP3399797B2 (ja) 1997-09-04 1997-09-04 スクロール圧縮機
US09/131,822 US6102671A (en) 1997-09-04 1998-08-10 Scroll compressor
CN98119104A CN1114043C (zh) 1997-09-04 1998-09-04 速度可变的涡旋式压缩机
TW087114692A TW502088B (en) 1997-09-04 1998-09-04 Scroll compressor
KR10-1998-0036466A KR100427026B1 (ko) 1997-09-04 1998-09-04 스크롤압축기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23919297A JP3399797B2 (ja) 1997-09-04 1997-09-04 スクロール圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1182331A JPH1182331A (ja) 1999-03-26
JP3399797B2 true JP3399797B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=17041096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23919297A Expired - Lifetime JP3399797B2 (ja) 1997-09-04 1997-09-04 スクロール圧縮機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6102671A (ja)
JP (1) JP3399797B2 (ja)
KR (1) KR100427026B1 (ja)
CN (1) CN1114043C (ja)
TW (1) TW502088B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8678796B2 (en) 2008-06-10 2014-03-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Scroll-type compressor

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000291573A (ja) * 1999-04-05 2000-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロール圧縮機
KR100421856B1 (ko) * 2000-12-07 2004-03-09 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기
US20060127264A1 (en) * 2001-02-01 2006-06-15 Giovanni Aquino Multi-vane device
KR101192642B1 (ko) * 2008-05-30 2012-10-18 에머슨 클리메이트 테크놀로지즈 인코퍼레이티드 용량조절 시스템을 가진 압축기
ES2647783T3 (es) * 2008-05-30 2017-12-26 Emerson Climate Technologies, Inc. Compresor que tiene un sistema de modulación de la capacidad
CN102076963B (zh) * 2008-05-30 2013-09-18 艾默生环境优化技术有限公司 一种具有容量调节系统的压缩机
CN102089523B (zh) 2008-05-30 2014-01-08 艾默生环境优化技术有限公司 具有容量调节系统的压缩机
CN102418698B (zh) 2008-05-30 2014-12-10 艾默生环境优化技术有限公司 具有包括活塞致动的输出调节组件的压缩机
US7976296B2 (en) * 2008-12-03 2011-07-12 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor having capacity modulation system
US7988433B2 (en) 2009-04-07 2011-08-02 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US8568118B2 (en) * 2009-05-29 2013-10-29 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having piston assembly
US8616014B2 (en) 2009-05-29 2013-12-31 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation or fluid injection systems
JP5773615B2 (ja) * 2009-12-15 2015-09-02 三菱重工業株式会社 スクロール圧縮機
US8517703B2 (en) * 2010-02-23 2013-08-27 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor including valve assembly
WO2012042825A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 パナソニック株式会社 回転式圧縮機
US9651043B2 (en) 2012-11-15 2017-05-16 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor valve system and assembly
US9249802B2 (en) 2012-11-15 2016-02-02 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US9127677B2 (en) 2012-11-30 2015-09-08 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with capacity modulation and variable volume ratio
US9435340B2 (en) 2012-11-30 2016-09-06 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor with variable volume ratio port in orbiting scroll
JP6578504B2 (ja) * 2013-04-30 2019-09-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 スクロール圧縮機
US9739277B2 (en) 2014-05-15 2017-08-22 Emerson Climate Technologies, Inc. Capacity-modulated scroll compressor
US9989057B2 (en) 2014-06-03 2018-06-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio scroll compressor
US9790940B2 (en) 2015-03-19 2017-10-17 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10378540B2 (en) 2015-07-01 2019-08-13 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with thermally-responsive modulation system
CN207377799U (zh) 2015-10-29 2018-05-18 艾默生环境优化技术有限公司 压缩机
DE102016204756B4 (de) * 2015-12-23 2024-01-11 OET GmbH Elektrischer Kältemittelantrieb
US10801495B2 (en) 2016-09-08 2020-10-13 Emerson Climate Technologies, Inc. Oil flow through the bearings of a scroll compressor
US10890186B2 (en) 2016-09-08 2021-01-12 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US10753352B2 (en) 2017-02-07 2020-08-25 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor discharge valve assembly
JP2018200012A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 株式会社Soken 圧縮機および冷凍サイクル
US11022119B2 (en) 2017-10-03 2021-06-01 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10962008B2 (en) 2017-12-15 2021-03-30 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10995753B2 (en) 2018-05-17 2021-05-04 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US11656003B2 (en) 2019-03-11 2023-05-23 Emerson Climate Technologies, Inc. Climate-control system having valve assembly
JP6956131B2 (ja) * 2019-03-28 2021-10-27 株式会社豊田自動織機 スクロール型圧縮機
JP7228458B2 (ja) * 2019-04-15 2023-02-24 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機
US11655813B2 (en) 2021-07-29 2023-05-23 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor modulation system with multi-way valve
US11846287B1 (en) 2022-08-11 2023-12-19 Copeland Lp Scroll compressor with center hub

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589278B2 (ja) * 1979-02-17 1983-02-19 サンデン株式会社 容積式流体圧縮装置
JPS5620701A (en) * 1979-07-27 1981-02-26 Hitachi Ltd Scroll fluid machine
US4490099A (en) * 1980-10-03 1984-12-25 Sanden Corporation Scroll type fluid displacement apparatus with thickened center wrap portions
JPS58172405A (ja) * 1982-04-05 1983-10-11 Hitachi Ltd スクロ−ル流体機械
JPS5939988A (ja) * 1982-08-27 1984-03-05 Sanden Corp スクロ−ル型圧縮機
JPS60104788A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Sanden Corp スクロ−ル型圧縮機
JPS59141785A (ja) * 1984-01-26 1984-08-14 Mitsubishi Electric Corp スクロ−ル圧縮機
JPH0665878B2 (ja) * 1985-12-28 1994-08-24 株式会社豊田自動織機製作所 スクロ−ル型圧縮機
JPH0830471B2 (ja) * 1986-12-04 1996-03-27 株式会社日立製作所 インバータ駆動のスクロール圧縮機を備えた空調機
JPH0647990B2 (ja) * 1987-08-21 1994-06-22 株式会社日立製作所 スクロ−ル圧縮機
JPH02264178A (ja) * 1988-12-13 1990-10-26 Mitsubishi Electric Corp スクロール流体機械
JP2722613B2 (ja) * 1989-02-22 1998-03-04 株式会社豊田自動織機製作所 容量可変スクロール型圧縮機
JPH03134286A (ja) * 1989-10-18 1991-06-07 Daikin Ind Ltd スクロール型流体装置
JP2560866B2 (ja) * 1989-11-17 1996-12-04 株式会社豊田自動織機製作所 スクロール型圧縮機
JP3161073B2 (ja) * 1991-09-19 2001-04-25 ダイキン工業株式会社 スクロール圧縮機
JP3106721B2 (ja) * 1991-09-19 2000-11-06 ダイキン工業株式会社 スクロール圧縮機
JPH05288169A (ja) * 1992-04-09 1993-11-02 Hitachi Ltd スクロール圧縮機
JPH06173867A (ja) * 1992-12-11 1994-06-21 Nippondenso Co Ltd スクロール型圧縮機
US5490769A (en) * 1993-01-15 1996-02-13 Sanden International (U.S.A.), Inc. Variable capacity scroll type fluid displacement apparatus
JPH06299977A (ja) * 1993-04-14 1994-10-25 Hitachi Ltd スクロール圧縮機
JPH06317270A (ja) * 1993-04-30 1994-11-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型流体機械
JP2874514B2 (ja) * 1993-05-19 1999-03-24 ダイキン工業株式会社 横形スクロール圧縮機
JP3105715B2 (ja) * 1993-09-30 2000-11-06 三菱重工業株式会社 スクロ−ル型圧縮機
JP3203924B2 (ja) * 1993-12-28 2001-09-04 松下電器産業株式会社 スクロール圧縮機
JP3105729B2 (ja) * 1994-02-04 2000-11-06 三菱重工業株式会社 スクロール型圧縮機
JP3372000B2 (ja) * 1995-01-20 2003-01-27 株式会社富士通ゼネラル スクロール圧縮機
JPH0942178A (ja) * 1995-08-01 1997-02-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 横置き型スクロール圧縮機
JPH0979151A (ja) * 1995-09-11 1997-03-25 Sanyo Electric Co Ltd スクロール圧縮機
JP2959457B2 (ja) * 1995-12-21 1999-10-06 松下電器産業株式会社 スクロール気体圧縮機
MY119499A (en) * 1995-12-05 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Scroll compressor having bypass valves
JP3591101B2 (ja) * 1995-12-19 2004-11-17 ダイキン工業株式会社 スクロール形流体機械
JPH09195959A (ja) * 1996-01-11 1997-07-29 Toshiba Corp スクロールコンプレッサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8678796B2 (en) 2008-06-10 2014-03-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Scroll-type compressor

Also Published As

Publication number Publication date
CN1210205A (zh) 1999-03-10
JPH1182331A (ja) 1999-03-26
KR100427026B1 (ko) 2004-08-09
US6102671A (en) 2000-08-15
KR19990029540A (ko) 1999-04-26
CN1114043C (zh) 2003-07-09
TW502088B (en) 2002-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3399797B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3339055B2 (ja) スクロール式機械
US6071100A (en) Scroll compressor having lubrication of the rotation preventing member
EP2177765A2 (en) Scroll compressor and refrigerating machine having the same
JPH1037869A (ja) スクロール気体圧縮機
JP2557533B2 (ja) 密閉型可変速スクロール圧縮機
KR20030088875A (ko) 스크롤 압축기
JP3045961B2 (ja) スクロール気体圧縮
JPS6256356B2 (ja)
JPH08144972A (ja) スクロール型流体装置
KR20010014606A (ko) 용적형 유체 기계
JPS62178794A (ja) スクロ−ル圧縮機
JP3170142B2 (ja) スクロール型流体機械
JP3203919B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2932013B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3564903B2 (ja) スクロール圧縮機
WO2021153099A1 (ja) スクロール圧縮機
JP3377889B2 (ja) 作動流体を移送する機械
KR100750303B1 (ko) 스크롤 압축기
JP3562007B2 (ja) 横置きスクロール圧縮機
JP2862043B2 (ja) スクロール流体機械
JP3265781B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH11280679A (ja) スクロール圧縮機
JP2005042577A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2000130371A (ja) 容積形流体機械

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140221

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term