JP3375643B2 - エレベーターの管理制御装置 - Google Patents

エレベーターの管理制御装置

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JP3375643B2
JP3375643B2 JP51879799A JP51879799A JP3375643B2 JP 3375643 B2 JP3375643 B2 JP 3375643B2 JP 51879799 A JP51879799 A JP 51879799A JP 51879799 A JP51879799 A JP 51879799A JP 3375643 B2 JP3375643 B2 JP 3375643B2
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call
floor
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car
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志朗 匹田
健一 植谷
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、エレベータの管理制御装置に関し、乗客
が呼び釦を操作する前にエレベータかごを呼び寄せるこ
とでエレベータを効率的に運行する制御装置に関するも
のである。
背景技術 従来、複数台のエレベータが一群として集められて設
置されている場合には、乗場に訪れた乗客がその一群の
エレベータに共通に設けられた乗場呼び釦を操作するこ
とによって呼びを登録し、その呼びに対し応答すべきか
ごを選択して割り当てる群管理制御装置が使用される。
最近では、乗客の利便性を向上するために、乗客が乗
場呼び釦を操作することなく乗場に訪れた乗客を検出し
て所定方向の乗場呼びを登録することが日本国実用新案
公開公報<実開昭55−46480>に提案されている。ま
た、乗場に訪れた乗客を検出すると、予め決められた呼
びを仮登録し、その呼びに対し応答すべきかごを選択し
て割り当て、応答すべきかごが当該階に停止中もしくは
停止次第に戸開させることで、応答するかごを早く乗客
に知らせることを特徴とする群管理制御装置が日本国特
許公開公報<特開平1−203185>に提案されている。
しかしながら、乗場に訪れた乗客が常に所定の方向の
呼びを登録するとは限らず、所定の方向が乗客の行きた
い方向と異なる場合もあり、戸開きしたときに誤って乗
り込む恐れが生じる。また、乗客がいつまで待っても行
きたい方向の呼びが登録されないので、かごを呼び寄せ
ることができないことになる。さらに、その様な場合に
は、群管理制御装置でのかごの割当てに於いても、不必
要な呼びが登録されことにより、一群のエレベータのサ
ービスが悪くなると言う問題も発生する。
また、乗場に訪れた人が皆、エレベータの乗客である
とは限らず、乗らないままに乗場を立ち去ることもあ
る。このような場合であっても所定の呼びを登録してし
まうと、利用する乗客が居ないのにも係わらずエレベー
タが呼び寄せられ、しばらく戸を開いたままその階に停
止することになり、その結果、エレベータの運行効率が
低下し、他の乗客に対する待ち時間が長くなり、一群の
エレベータのサービスの低下をも招くことになる。
従って、この発明は、乗場を訪れる乗客の登録する方
向を学習して最善の仮登録を目指すとともに、乗客の操
作する釦によって仮登録を必要あれば修正することで、
訪れた乗客の待ち時間を減少させるとともに、一群のエ
レベータ全体の運行効率を高め、利用者全体のサービス
を向上させることができるエレベータの管理制御装置を
得るものである。
また、一群のエレベータばかりでなく、一台のエレベ
ータに適用しても同等の効果を得ることができるエレベ
ータの管理制御装置を得るものである。
発明の開示 この発明は、過去の学習履歴を基に、乗客が乗場釦を
操作する以前に、乗場に入ってきた時点で操作するであ
ろう方向の乗場釦を精度良く推定し、仮割当を行うの
で、乗客が乗場呼びを作る以前の早い段階でかごに方向
を持たせて呼び寄せることができる。従って、乗場での
待ち時間を短縮することができると共に、かごの到着時
に方向を示せるので、次の出発を円滑にすることができ
る。
また、この発明は、仮割当後に乗場に入ってきた人が
全てエレベータを利用する乗客とは限らないので、乗場
釦を操作しない場合には乗客でないと判断し、乗場に到
着予報あるいは到着報知をせず、また戸も開かないよう
にして、無駄な動作をなくし、更に乗客でない乗場に立
ち入った者に対して違和感を与えないようにすることが
できる。
さらに、この発明は、仮割当後に、予測し仮割当した
乗場呼びの方向と乗客が操作した乗場呼びの方向とが必
ずしも一致するとは限らず、その場合に乗客の意志に従
い修正するものである。
この発明は、過去の学習履歴を基に、乗客が乗場釦を
操作する以前に、乗場に入ってきた時点で操作するであ
ろう方向の乗場釦を推定し、仮割当を行うので、呼びを
作る以前の早い段階でかごを方向を持って呼び寄せるこ
とができる。従って、乗場での待ち時間を短縮すること
ができると共に、次の出発を円滑にすることができる。
また、この発明は、過去の学習結果を基に仮割当を行
なうものであるが、乗場に入ってきた人が全て乗客とは
限らないので、乗場釦を操作しなかったら乗客でないと
判断し、乗場に到着予報あるいは到着報知をせずまた戸
も開かないようにして、無駄な動作をなくし、更に乗客
でない乗場に立ち入った者に対して違和感を与えないよ
うにする。
さらに、この発明は、過去の学習結果を基に予測し仮
割当した乗場呼びの方向と乗客が操作した乗場呼びとが
必ずしも一致するとは限らず、その場合に乗客の意志に
従い修正するもので、仮割当てをキャンセルし、新たに
最適なかごを選定してその呼びを割り当てるものであ
る。
また、この発明は、過去の学習結果を基に予測し仮割
当するもので、過去の簡単なデータの集積により、当該
階の同一時間帯の最適な仮割当て呼びを推定することが
できるものである。
この発明は、乗場に近づく乗客を検出することで待機
割当を行いエレベータを呼び寄せ、乗客が乗場呼び釦を
操作した時にその乗場呼びに答え、待機割当を無効にす
るものである。従って、乗客が乗場釦を操作する以前
に、乗場に入ってきた時点で待機割当を行うので、乗客
が呼びを作る以前の早い段階でかごを呼び寄せることが
できる。従って、乗客の乗場での待ち時間を短縮するこ
とができる。
また、この発明は、乗客が乗場に近づいた時点で待機
割当を行うが、乗客が乗場呼び釦を操作しなかった場合
にはエレベータの到着の際に到着予報あるいは到着報知
をしないものである。従って、乗場に入ってきた人が全
て乗客とは限らないので、乗場釦を操作しない場合に乗
客でないと判断し、乗場への到着予報あるいは到着報知
をせずまた戸も開かないようにして、無駄な動作をなく
し、更に乗客でない乗場に立ち入った者に対して違和感
を与えないようにすることができる。
さらに、この発明は、待機割当を受けたかごが当該待
機階に到着する以前に他の呼び発生すると待機割当を無
効にするもので、当該階で乗場呼びを登録する以前に割
り当てられた待機割当てよりも、他の階で実際に乗場釦
が操作された呼びを優先してサービスするもので、乗客
の意志が明確であり早く操作した方を優先するものであ
る。
この発明は、乗場に近づく乗客を検出することで一群
のエレベータから待機割当すべきエレベータを選定して
呼び寄せ、乗客が乗場呼び釦を操作した時にその乗場呼
びに答え、待機割当を無効にするものである。従って、
乗客が乗場釦を操作する以前に、乗場に入ってきた時点
で待機割当を行うので、乗客が呼びを作る以前の早い段
階でかごを呼び寄せることができる。従って、乗客の乗
場での待ち時間を短縮することができる。
また、この発明は、乗客が乗場に近づいた時点で一群
のエレベータの中から選定して待機割当を行うが、乗客
が乗場呼び釦を操作しなかった場合にはエレベータの到
着の際に到着予報あるいは到着報知をしないものであ
る。従って、乗場に入ってきた人が全て乗客とは限らな
いので、乗場釦を操作しない場合に乗客でないと判断
し、乗場への到着予報あるいは到着報知をせずまた戸も
開かないようにして、無駄な動作をなくし、更に乗客で
ない乗場に立ち入った者に対して違和感を与えないよう
にすることができる。
さらに、この発明は、一群のエレベータの中から待機
割当を受けたかごが当該待機階に到着する以前に他の呼
びを割り当てられると待機割当を無効にするもので、当
該階で乗場呼びを登録する以前に割り当てた待機割当て
よりも、他の階で実際に乗場釦が操作された呼びを優先
してサービスするもので、乗客の意志が明確であり早く
操作した方を優先するものである。
また、この発明は、一群のエレベータの中で乗場呼び
が割り当てられておらず当該階のかご呼びを持つかごを
も、待機割当ての候補に入れることで、より早く応答す
ることができ、待機割当の選択の幅を広げることができ
る。
この発明は、過去の簡単なデータの集積により、仮割
り当てするか待機割当てとするかを推定できるものであ
る。つまり、乗客の行こうとする方向(乗場釦の操作方
向)が上/下いずれか明確でないときは取り敢えず待機
割当てとして当該階にかごを呼び寄せ、過去の履歴で乗
客の行こうとする方向が明確な時間帯ではその方向を指
定して仮割当てとするものである。
また、この発明は、過去の簡単なデータの集積によ
り、当該階の同一時間帯に於いての最適な割当て、即ち
仮割り当てするか待機割当てとするかを推定できるもの
である。つまり、乗客の行こうとする方向(乗場釦の操
作方向)が上/下いずれか明確でないときは取り敢えず
待機割当てとして当該階にかごを呼び寄せ、行こうとす
る方向が明確な時間帯ではその方向を持って仮割当てと
するものである。
図面の簡単な説明 図1は、この発明の示す群管理装置を備えたエレベー
タの乗場を示す図、 図2は、図1の示すエレベータの乗場の斜視図、 図3は、この発明の実施の形態1の構成を示すブロッ
ク図、 図4は、この発明の実施の形態1の動作を説明するフ
ローチャート、 図5は、この発明の実施の形態2の構成を示すブロッ
ク図、 図6は、この発明の実施の形態2の動作を説明するフ
ローチャート、 図7は、この発明の実施の形態3の構成を示すブロッ
ク図、 図8は、この発明の実施の形態3の動作を説明するフ
ローチャート、 図9は、図8に続くフローチャート、 図10は、図8に続くフローチャート、 図11は、この発明の実施の形態3の動作の説明に係る
もので、かごの位置と呼びの関係を示す説明補助図であ
る。
発明を実施するための最良の形態 この発明をより詳細に説述するために、添付の図面に
従ってこれを説明する。
図1は、この発明の示す群管理装置を備えたエレベー
タの乗場を示す図であり、図2は、図1の示すエレベー
タの乗場の斜視図であって、エレベータの乗場1に面し
て、群管理制御装置で一群として管理制御されるかご2
a、2b、2c、2dがあり、各々乗場1との間に開閉する戸3
a、3b、3c、3dを通じて乗客が乗降可能となっている。
乗客が行きたい方向の呼びを登録する乗場呼び釦4a、4b
が乗場1に設けられている。乗客は、乗場1に隣接する
通路5、6から乗場1に進入する。乗場1と通路5、6
との間の接続部には乗客検出の検出領域7a、7bが設けら
れている。これらの領域に入った乗客を検出する乗客検
出装置8a、8bは乗場1の天井に設けられている。この乗
客検出装置8は、赤外線を利用した赤外線センサーから
なる装置であるほか、レーザーセンサー、床マットセン
サーあるいはカメラで撮影した映像を画像処理すること
により検出するなど、当業者にとっては物体検出器とし
て種々装置を適用することができる。即ち、通路5、6
から乗場1に進入する乗客は、検出領域7a、7bを通過す
るとき乗客検出装置8で検出され、その情報は後述する
群管理制御装置に伝達される。
実施の形態1. この発明を実施するための最良の形態のひとつを示
す。
図3は、この発明の実施の形態1の構成を示すブロッ
ク図であり、図4は、この実施の形態1を説明するフロ
ーチャートである。
図3において、9は図1に示す一群のエレベータを管
理制御する群管理制御装置であり、各台のエレベータの
制御装置10a、10b、10c、10d(一部図中省略)と接続さ
れている。尚、乗場呼び釦4と乗客検出装置8は先述の
ものと同じものである。また、群管理制御装置9は、各
階毎の乗場呼び釦の登録された方向別の回数あるいは方
向別の乗車人数を含むエレベータの運行履歴を所定の時
間帯毎に学習しその特徴を分析する学習統計部9a、乗客
検出装置8が人を検出すると当該階で乗場釦が操作する
登録されることが予測される方向(UP/DOWN)を前記学
習統計部9aの学習結果に応じて推定する方向設定部9b、
その推定された方向の乗場呼びに応答すべきかごを選択
する仮割当選択部9c、その選択されたかごに呼びを仮割
当てする仮割当実行部9d、仮割当状況を考慮しつつ実際
に乗客に操作された乗場呼び釦4による呼びに応答すべ
きかごを選択する実割当実行部9eから構成される。尚、
実割当実行部9eは、ここで選択されたかごをその乗客に
予報として知らせる機能を持つこともある。
ここで、実割当実行部9eは、仮割当てを行った後に、
当該階の乗客が乗場呼び釦4を操作し、仮割当した方向
と乗場呼び釦4の操作した方向が一致した場合には割当
てを継続し、仮割当した方向と乗場呼び釦4の操作した
方向が一致しない場合には仮割当をキャンセルし、新た
に操作された乗場呼び釦4の方向により応答すべきエレ
ベータを選択しその号機に新たに当該乗場呼びを割り当
てるようになされている。
また、実割当実行部9eは、仮割当てを行った後に、当
該仮割当階に到着するまでに当該階の乗客が乗場呼び釦
4を操作せず、また、当該号機に他の呼びが割り当てら
れなかった場合には、到着予報もしくは到着報知を行わ
ず、当該割当て階に到着後戸閉のまま待機させるように
なっている。
さらに、方向設定部9bは、当該階における過去の同一
時間帯の乗場呼び釦の登録された上昇方向及び下降方向
の方向別の回数及び/あるいは乗車人数をもとに、仮割
当時の呼びの方向を決めるようになっている。
次に、上記構成の実施の形態1に係るエレベータの群
管理制御装置の動作について、図4のフローチャートを
使用して説明する。
まず、ステップS401では、学習統計部9aによって毎日
の乗客の利用に関して統計処理し、所定の時間帯毎の各
階の方向別乗車人数の予測をする学習統計処理を行う。
この処理は比較的演算時間が長くかかるため、いわゆる
バックグランド処理されることが多い。ここではこの予
測された各階方向別乗車人数を{Pup(fl),Pdn(f
l)}として表現するものとする。即ち、 Pup(fl):fl階における単位時間毎のUP方向乗車人数 Pdn(fl):fl階における単位時間毎のDOWN方向乗車人数 ・・・<1>式 ステップS402に於いて、乗客の乗場1への到来が乗客
検出装置8により検出されると、次にステップS403で方
向設定部9bは乗客が操作すると予想される呼びの方向を
学習統計部9aのデータを利用して推定する。即ちこの方
向の推定の一例として上記<1>式のデータを利用した
方法を述べる。
この例では方向別の人数比がポイントとなる。つま
り、Pup(fl)>Pdn(fl)の時はUP方向とし、Pup(f
l)<Pdn(fl)の時はDOWN方向と予測し設定する。
また、下記<2>式による比率{Ratio}をも演算
し、前記予測方向とともに仮割当選定部9cに伝達する。
尚、Pup(fl)=Pdn(fl)の時は様々な考え方がある
が、例えばいわゆる基準階もしくは玄関階では残りのの
停止階床が多い方向、通常ではUP方向とし、その他の階
では基準階もしくは玄関階に向かう方向とするように、
予め決めておけば良い。
Ratio=Pup(fl)/Pdn(fl):予測がUP方向の場合 Ratio=Pdn(fl)/Pup(fl):予測がDOWN方向の場合 ・・・<2>式 次に、ステップS404で、仮割当選定部9cにおいて仮割
当を実施するか否かの判定を行う。この判定の手段の一
例として下記<3>式のルールを用いる方法がある。こ
こで、Thはしきい値である。つまり、予測人数の方向に
よる差が少ない時には仮割当をしないことを意味してい
る。
IF (Ratio>Th) THEN 仮割当する。
ELSE 仮割当しない。 ・・・<3>式 ステップS404に於いて、仮割当しないと判定された場
合は、乗客が実際に呼びを操作するまで割当を保留し、
ステップS407に進む。また、仮割当てすると判定された
場合には、ステップ405に進み、次の手順を実行する。
尚、上記ステップS403及びS404に於いては、学習統計
結果からUP方向とDOWN方向への乗車人数にある程度の偏
りがある場合にはその偏りで人数の多い方向に仮割当を
実行し、偏りが少ない場合には仮割当を実行しないこと
を意味する。どの程度の偏りが生じた場合に仮割当を行
うかは、前記のようにしきい値Thにて設定することがで
きる。この値Thの適正値を見出すには種々方法が考えら
れるが、そこで提示された値をシミュレーション等によ
り効果を確認して設定すれば良い。
次に、ステップS405に於いては、ステップS403にて推
定された乗客の操作すると思われる呼び方向を用いて、
仮割当選定部9cで仮割当すべきかごを選択し、ステップ
S406に於いて仮割当実行部9dで前記仮割当を選択された
かごの各台制御装置10に対して仮割当された旨の仮割当
指令が出される。この仮割当指令されたかごは当該割当
階を停止すべき階と認識し、予め決められた手順(図示
せず)にて走行する。このステップS405での仮割当かご
の選択に於いては、従来の群管理制御装置における呼び
のかごへの割当と同様に、乗客の予測待ち時間や満員確
率、予報外れ確率などを総合的に考慮(図示せず)して
行うと良い。
ステップS407に於いて、乗場に到着した乗客が乗場呼
び釦4を操作することにより実呼びが登録されると、次
にステップS408に於いてこの登録された実呼びと前記ス
テップS403にて推定された呼びの方向とが一致している
か否かが判定される。尚、前記ステップS404で仮割当を
実行しないと判定されたものについては、一致していな
いものと看做す。
このステップS408で一致していると判定されるとステ
ップS409に進み、前記ステップS406で仮割当指令を受け
たかごをそのままステップS407にて登録された呼びに対
する実割当かごとして割当て、ステップS412に進み乗場
の乗客に対し到着かごの予報や到着の報知が行われる。
また、このステップS408で一致していないと判定され
た場合には、次のステップS410に於いて前記ステップS4
06でかごが仮割当指令を受けていた場合にはその割当て
をキャンセルし、よって当該かごは他に当該かごに割り
当てられていた呼びに応答していく。即ち、当該かごが
走行方向に他の呼びがあればそのまま走行して呼びに答
えて行き、割り当てられた呼びが無い場合には最寄り階
に停止することになる。
次に、ステップS411に於いては、ステップS407で登録
された実呼びに対して、割り当てるべきかごを選択して
実割当てかごとし、このかごに対応する各台制御装置10
に対して実割当された旨の実割当指令が出される。そし
てステップS412では、乗場の乗客に対し到着かごの予報
や到着の報知が行われる。このステップS411における実
割当てかごの選択は、前記ステップS405と同様に、乗客
の予測待ち時間や満員確率、予報外れ確率などを総合的
に評価して行われる。
また、ステップS407で実呼び未登録の場合、即ち仮割
当てを行った後に、当該仮割当階にかごが到着するまで
に当該階の乗客が乗場呼び釦を操作せず、また当該号機
に他の呼びが割り当てられなかった場合には、ステップ
S413で到着予報もしくは到着報知を行わず、当該割当て
階に到着後戸閉のまま待機させ、実呼び登録を待つ。
尚、上記ステップS407からステップS412及びステップS4
13に至る動作は、実割当実行部9eで実行される。
以上実施の形態1に説明したように、この発明による
エレベータの群管理制御装置に於いては、乗客の乗場へ
の到来が検出された時に、乗場呼びを操作する以前に仮
割当てによってかごをいち早く呼び寄せることができる
ので、到来した乗客に対してより早く利用可能なエレベ
ータを提供することができるものである。
また、上記実施の形態1は、複数台でなる1群のエレ
ベータを群管理する場合についても述べたものである
が、1台のエレベータの場合であってもよく、少なくと
も1台のエレベータの場合に適用できる。
実施の形態2. 次に、この発明を実施するための実施の形態2を示
す。
図5は、この発明の実施の形態2の構成を示すブロッ
ク図であり、図6は、この実施の形態2を説明するフロ
ーチャートである。
図5において、図3に示す実施の形態1と同一部分は
同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号とし
て、11は本実施の形態2におけるエレベータの群管理制
御装置であり、乗場呼び及びかご呼びのいずれにも割り
当てられていないかごあるいは乗場呼びに割り当てられ
ておらず当該待機階のかご呼びを持つかごが存在するか
否か、つまり待機割当てを行うべきか否かを判定する待
機割当て判定部11aと、乗客検出装置8の乗場に到来し
た乗客の検出によって待機割当号機となるべきかごを選
択する待機割当選定部11bと、選択されたかごを当該階
で待機させるために走行するように指令する待機割当実
行部11cと、実際に乗客が乗場呼び釦4を操作すると待
機割り当てされたエレベータに該乗場呼びを登録すると
共に、当該階への待機割当を無効にする呼び割当実行部
11dから構成される。尚、呼び割当実行部11dは、ここで
割り当てられたかごをその乗客に予報として知らせる機
能を持つこともある。
ここで、待機割当選定部11bは、待機割当を行う際
に、待機割当判定部11aにより当該かごがあると判定し
た場合に、当該かごの中から当該階に最も早く到着可能
であるかごを選択する。
また、呼び割当実行部11dは、待機割当を行った後
に、当該待機階に到着するまでに、当該待機階以外の乗
場呼びが発生し当該待機割当号機にその呼びが割り当て
られた場合には、当該待機階の待機割当てを無効にす
る。
さらに、待機割当てを行った後に、当該待機階に到着
するまでに当該階の乗客が乗場呼び釦4を操作せず、ま
た、他の乗場呼びが発生しても当該待機割当号機に新た
に割当てられなかった場合には、到着予報もしくは到着
報知を行わず、当該待機階に到着後戸閉のまま待機させ
るようになっている。
次に、上記構成の実施の形態2に係るエレベータの群
管理制御装置の動作について、図6のフローチャートを
使用して説明する。
まず、ステップS601で、乗場検出装置8により乗客が
乗場に到来したことが検出されると、次にステップS602
に於いて、待機割当判定部11aにより待機割当の候補と
なるかごが存在するかを判定する。この待機割当の候補
としては、ステップS603によって、待機割当の対象とす
る階に停止中のかごか、あるいは乗客の搭乗していない
空(から)のかごであって乗場呼びが割り当てられてお
らず、かつかご内で行先階の呼びを登録していないか
ご、あるいは乗場呼びが割り当てられてなく、さらに待
機割当を行うべき階のみにかご内の行先階呼びが登録さ
れているかごなどが考えられ、これらの中から選定され
る。後者のかごについては、待機割当を行うべき階に到
着後に、待機動作に移行することが可能であるかごであ
ることが予測されるものである。
即ち、待機割当の候補となるかごが存在しないことが
ステップS602で判定されると、待機割当の動作をせずに
後述のステップS606に進む。逆に、待機割当の候補とな
るかごが存在するとステップS602で判定されると、ステ
ップS603に進み、待機割当選定部11bに於いてその候補
となるかごの中から、待機を行おうとする階に最も早く
到達可能であるかごを待機割当かごとして選択し、次の
ステップS604ではその選択されたかごに待機割当が指令
され、指令されたかごはその割当に従って待機階に向か
って走行することになる。
次に、このステップS604で待機指令を受けた待機割当
かごがその待機階に到着するまでに、その当該階に於い
て乗客が乗場呼び釦4を操作することなく、つまり実際
に実呼びが登録されない場合(ステップS605でNOの場
合)には、ステップS611に進む。このステップS611では
当該階に到着後にそのかごの乗客が降車する予定のない
時、すなわち当該階のかご呼びが登録されていない場合
(ステップS611でNOの場合)には、ステップS615に進
み、かごの戸3を開くことなしにそのまま次の指令を待
って、戸閉のまま待機する状態である戸閉待機となる。
また、当該階にかご呼びが登録されかご内の乗客が降車
する予定のある場合(ステップS611でYESの場合)など
には、一旦かごの戸3を開いてかご内の乗客の降車に供
した後に、ステップS613に於いてかご内の乗客の搭乗を
検出し、搭乗している場合(YES)にはステップS614に
進み、当該乗場に到来した乗客が乗車したものとしてそ
の乗客の操作に従い次の走行を始める。この時、だれも
搭乗していない場合(NO)には、ステップS615に進み戸
を閉めた後に次の指令を待って戸閉待機となる。つま
り、このステップS615では開いている戸は閉じ、閉じて
いる戸はそのまま戸閉を続け次の指令を待つ状態とな
る。
尚、ステップS615に於いて戸閉待機中に、当該待機階
で乗場の乗客が乗場呼び釦を操作し実呼びが登録される
(ステップS616でYES)と、当該戸閉待機かごの戸を開
き乗客の利用に供され、以後ステップS614同様にその乗
客の操作に従い次の走行を始める。また、この戸閉待機
中に当該階で乗場呼びが登録されることなく(ステップ
S616でNO)、さらに他の階の呼びなどで呼びの割当を受
けなければ(ステップS618でNO)そのまま戸閉待機(S6
15)を継続する、しかし、他の階の呼びなどで呼びの割
当を受けると(ステップS618でYES)、ステップS619に
進み当該階での戸閉待機状態が解除され、その後ステッ
プS620に進みその割当に従い運転を再開する。
上記ステップS604、S605、及びS611からS615までの動
作手順は待機割当実行部11cで実行され、ステップS616
からS620までの動作手順は呼割当実行部11dで実行され
る。
次に、ステップS605で待機割当かごが当該階に到着以
前に、あるいはステップS602で待機割当かごが無いと判
定された場合には、当該階の乗客によって乗場呼び釦4
が操作されると、ステップS606にてその操作された乗場
呼びを実呼びとして登録される。次のステップS607では
前記実施の形態1に置ける図4のステップS411と同様
に、乗客の予測待ち時間や満員確率、予報外れ確率など
を総合的に考慮して応答すべき実割当かごを選択するも
のである。しかし、本実施の形態2では、その被選択か
ごの中にこの発明にかかる待機割当を受け、当該階に向
かっているかご、つまり待機割当かごを含んでいるの
で、当該階の乗客の待ち時間を短縮することが実現され
る。
次に、ステップS608では、ステップS603にて待機割当
かごとして選択されたかごと、ステップS607にて実割当
かごと選択されたかごが同じ号機であるか判定されるも
ので、一致する場合にはステップS610に進み、また一致
しない場合にはステップS609に進み、待機割当されたか
ごに対してその割当を解除するものである。従って、待
機割当が走行中に解除された場合であれば走行の継続は
無駄な動きとなり、そのかごのかご呼びが無い場合や他
の割当を受けなければ最寄り階に停止することになる。
また、かご呼びや割当がなく停止中であれば、そのまま
空かごとなる。
次に、ステップS610に於いては、ステップS607で実割
当かごとして選択されたかごに対して乗場呼の割当指令
を出して、さらに、乗場の乗客に対し到着かごの予報や
到着の報知が行われる。
上記ステップS606からS610に至る動作も、呼び割当実
行部11dで実行される。
この実施の形態2を実現することにより、乗客の乗場
への到来が検出された時に待機割当を行い、かごをいち
早く当該階に向かわせることができ、より応答の早いエ
レベータを乗客に供することができる。また、乗客が一
旦は乗場に入っても戻ってしまったり、単に人が乗場を
通り過ぎたりした時でも、待機かごは戸閉せずに留まる
ので、だれも居ないのに戸を開くことなく乗場を静粛に
保つことができ、また戸閉しているので他の階の呼びを
割り当てられた時に、即時に走行開始し応答できるので
ビル全体のサービス向上に寄与できる。
また、上記実施の形態2は、複数台でなる1群のエレ
ベータを群管理する場合についても述べたものである
が、1台のエレベータの場合であってもよく、少なくと
も1台のエレベータの場合に適用できる。
1台のエレベータを管理する管理制御装置の場合、図
5に示す構成において、少なくとも、乗場に設けられた
エレベータの呼びを登録する乗場呼び釦4と、乗場に到
来した人を検出する乗客検出装置8と、乗客検出装置8
が人を検出するとかごに対して当該階での待機割当てを
行い、当該階への走行を指令する待機割当実行部11c
と、当該階の乗場の乗客が乗場呼び釦4を操作すると該
乗場呼びを登録するとともに、当該階への待機割当を無
効にする呼び割当実行部11dを備えればよい。
そして、呼び割当実行部11dは、待機割当てを行った
後に、当該待機階に到着する間に、当該待機階以外の乗
場呼びあるいはかご呼びがある場合には、当該待機階の
待機割当を無効にし、また、待機割当てを行った後に、
当該待機階に到着するまでに当該階の乗客が乗場呼び釦
を操作せず、また、他の乗場呼びあるいはかご呼びが発
生しなかった場合には、到着予報もしくは到着報知を行
わず、当該待機階に到着後戸閉のまま待機するように構
成することができる。
実施の形態3. 次に、この発明を実施するための実施の形態3を示
す。
図7は、この発明の実施の形態3の構成を示すブロッ
ク図であり、図8〜図10図は、実施の形態3を説明する
フローチャートである。
図7において、図3及び図5に示す実施の形態1及び
2と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。
新たな符号として、12は本実施の形態3における一群の
エレベータを管理制御する群管理制御装置であり、各階
毎の過去の乗場呼び釦4により登録された登録回数ある
いは方向別乗車人数を所定の時間帯毎にその特徴を分析
し学習する学習統計部9aと同様な学習統計部12a、乗客
が操作すると予測される乗場呼びの方向(UP/DOWN)、
つまり仮割当すべき方向を学習統計部12aの学習結果に
応じて推定する方向設定部9bと同様な方向設定部12b
と、その推定された方向の乗場呼びに応答すべきかごを
選択する仮割当選定部9cと同様な仮割当選定部12cと、
さらに、乗客を検出することにより仮割当を行うか待機
割当を行うかを判定する割当種別判定部12d、仮割当を
するとした場合に仮割当選定部12cで選択されたかごに
仮割当をする仮割当実行部9dと同様な仮割当実行部12e
と、待機割当をするとした場合に乗客検出装置8による
乗場に到来した乗客の検出に基づき待機割当号機となる
べきかごを選択する待機割当選定部11bと同様な待機割
当選定部12fと、選択されたかごを当該階で待機させる
ために走行するように指令する待機割当実行部11cと同
様な待機割当実行部12gと、実際に乗客に操作された乗
場呼び釦4による呼びに応答すべきかごを選択する呼び
割当実行部12hから構成される。
ここで、方向設定部12bは、各階毎の過去の乗場呼び
釦の登録された方向別の登録回数あるいは方向別の乗車
人数を基に、UP方向の登録回数(または乗車人数)をDO
WN方向の登録回数(または乗車人数)で割った値が所定
値以上である時はUP方向を、DOWN方向の登録回数(また
は乗車人数)をUP方向の登録回数(または乗車人数)で
割った値が所定値以上である時はDOWN方向を仮割当方向
とすると共に、いずれの値も所定値未満の場合は方向設
定不能とする判定し、仮割当選定部12cは、前記方向設
定部12bが仮割当方向を設定した場合には、設定された
仮割当方向に従って仮割当かごを選択し、割当種別設定
部12dは、前記方向設定部12bが方向設定不能と判定した
場合には待機割当と判定すると共に、前記仮割当選定部
12cが選択した仮割当かごが待機割当可能な場合には待
機割当とし、待機割当不可能な場合には仮割当を実行す
ると判定するようになっている。
次に、この実施の形態3の動作について、図8から図
10のフローチャートを利用して説明する。尚、ステップ
S8XX(800番台のステップ)は図8、ステップS9XX(900
番台のステップ)は図9、ステップS10XX(1000番台の
ステップ)は図10に記載している。
まず、ステップS801に於いては、前述のステップS401
と同様にバックグランド処理として毎日のエレベータ利
用者の乗降に関するデータを学習統計部12aで学習統計
処理を行い、所定の時間帯毎に各階の方向別乗車人数の
予測値を求めるものである。
次に、ステップS802で乗客の乗場への到来が乗客検出
装置8により検出されると、ステップS803以降で仮割当
をするのか待機割当をするのかが判定される。この判定
の一例を示す。
すなわち、ステップS803に於いて、前述のステップS4
03と同様に方向設定部12bで乗客が操作するであろう方
向を推定する。そして、ステップS804で前述のステップ
S404と同様に、方向設定部12bの出力即ち推定された乗
場呼びの方向を基に仮割当が可能か否かの判定をする。
仮割当が可能な場合(ステップS804でYESの場合)に
は、ステップS805に進み仮割当を行うかごを選定する。
そして、次のステップS806に於いて、先のステップS805
で選定されたかごが待機割当可能な否かの判定を行う。
尚、この判定には種々方法が考えられるが、ここでは特
定しない。
ここで、当該かごが待機割当可能と判定された場合
(ステップS806でYESの場合)は、図10のステップS1002
に進み、仮割当でなく待機割当をさせるためにその待機
割当指令を当該かごの各台制御装置10に出力する。以
後、後述のステップS1003以降の手順で実行される。ま
た、当該かごが待機割当が可能でないと判定された場合
(ステップS806でNOの場合)には、仮割当を実行するた
めに、図9のステップS901に進み、その仮割当指令を当
該かごの各台制御装置10に出力する。以後、後述のステ
ップS902以降の手順で実行される。
尚、これら後述するとしたステップS902以降の手順及
びステップS1003以降の手順については、ステップ番号
は図面番号に合わせて変更しているが、前者の手順につ
いては前述の図4のステップS407以降、また、後者の手
順については前述の図6のステップS605以降と基本的に
同じ手順であり、ここでの説明は省略する。
次に、図8に戻り、ステップS804で仮割当ができない
と判定された場合(ステップS804でNOの場合)には、待
機割当を実行するために、次のステップS807に於いて待
機割当を指定できるかごがあるか否かの判定を行う。こ
こで、待機割当候補のかごがあると判定される(ステッ
プS807でYESの場合)と、図10のステップS1001に進み待
機割当かごの選択を実施した後に、次のステップS1002
でそのかごに待機割当指令を出す。尚、このステップS1
002以降については前述の通りであり詳細な説明は省略
する。また、ここで待機割当候補のかごがないと判定さ
れる(ステップS807でNOの場合)と、同じく図10のステ
ップS1004に進み、実呼びが登録されるまで待ち、実呼
びが登録されるとその時点で最適かごが選択される。こ
の手順についても前述の通りである。
この実施の形態における図8のステップS802からステ
ップS806についての手順を、図11を用いて実際の動きを
シュミレートして説明する。
この図11の(a),(b)ともに、7階で乗客の到来
が検出された場合を例とするもので、ステップS803で7
階の乗場に到来した乗客がDOWN方向に行くと推定した場
合を基に説明する。
図11の(a)では、#1,#2,#4号機の3台のかごが
走行方向を指定されずに戸を閉めて停止している、いわ
ゆる無方向戸閉待機の状態であり、仮割当されるかごは
通常その階に最も近い所にある#4号機が選択される。
また、この#4号機は呼びあるいは割当がなく停止して
いるので、待機割当可能と判断され、結局、この#4号
機に待機割当指令が出される。この時、7階の呼び方向
はまだ推定されたものであり、無方向での割当が可能な
待機割当を仮割当より優先したものである。
一方、図11の(b)では、#4号機以外の3台がUP方
向を持ってUP方向に走行中であり、例えばこの時点で学
習によって、このかごよりも下方にある階が混雑するこ
とが予想される場合には、#4号機を7階に向けてUP走
行させることは好ましくないと考えられる。従ってこの
ような場合には、#3号機に仮割当指令を出すほうが良
い。
また、上記と状況が異なり、図8のステップS803で乗
客の呼び方向が指定できないような場合には、図11の
(a)では前述と同様に#4号機に待機割当指令が出さ
れる。さらに、図11の(b)では、#4号機のみが待機
割当候補であって、そのために#4号機に待機割当指令
が出される。
ここに示す実施の形態3によれば、乗客の乗場への到
来が検出された時に、仮割当あるいは待機割当のいずれ
かが適切かを判断して、乗客が乗場呼び釦を操作する以
前に前記判断を基に割当をしてかごを呼び寄せることに
より、その乗客に対して早い応答で待ち時間を低減し、
またその一群のエレベータの効率的運行が可能となり利
用者全体の待ち時間さえも低減することができる。
産業上の利用の可能性 以上のように、この発明に係るエレベータの管理制御
装置は、乗場に設けた乗場呼び釦を乗客が操作する前
に、その乗客の乗場への到来を検出し、その検出を持っ
てその乗場のある階にエレベータを呼び寄せ始めること
ができる。従って、乗客の乗場での待ち時間を減らすこ
とに有効であり、さらに、エレベータの運行効率の向上
にも繋がるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−305651(JP,A) 特開 平9−278301(JP,A) 特開 平6−87579(JP,A) 特開 平1−203185(JP,A) 特開 昭61−226475(JP,A) 特開 平4−358677(JP,A) 米国特許2193609(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 3/02

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗場呼び釦を操作することによりかごを呼
    び寄せて利用するエレベータの管理制御装置であって、
    乗場に設けられた少なくとも1台のエレベータの呼びを
    登録する乗場呼び釦と、乗場に到来した人を検出する乗
    客検出手段と、各階毎の乗場呼び釦の登録された方向別
    の回数あるいは方向別の乗車人数を含むエレベータの運
    行履歴を所定の時間帯毎に学習しその特徴を分析する学
    習統計部と、乗客検出手段が人を検出すると当該階で乗
    場釦が操作され登録されることが予測される方向を前記
    学習統計部の学習結果に応じて推定する方向設定部と、
    該推定された乗場呼び釦の方向に従って仮割当号機とな
    るエレベータを選定する仮割当選定部と、該仮割当選定
    部で選定されたエレベータに乗客が検出された階の仮割
    当を登録し、前記仮割当によって当該階にかごを走行さ
    せ呼び寄せる仮割当実行部と、当該階で前記乗場呼び釦
    が操作されると前記仮割当に替えて乗場呼びを登録し、
    前記仮割当されたかごにその乗場呼びに応答させる実割
    当実行部を備えたエレベータの管理制御装置。
  2. 【請求項2】前記仮割当実行部は、仮割当を行った後
    に、当該階の乗客が乗場呼び釦を操作し、仮割当した方
    向と前記乗場呼び釦の操作した方向が一致した場合には
    割当てを継続し、仮割当した方向と前記乗場釦の操作し
    た方向が一致しない場合には仮割当をキャンセルし、新
    たに操作した乗場呼び釦の方向を割り当てることを特徴
    とする請求項1記載のエレベータの管理制御装置。
  3. 【請求項3】前記仮割当実行部は、仮割当を行った後
    に、当該仮割当階に到着するまでに当該階の乗客が乗場
    呼び釦を操作せず、または他の乗場呼びあるいはかご呼
    びが発生しなかった場合には、到着予報もしくは到着報
    知を行わず、当該割当て階に到着後戸閉のまま待機する
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの管理制御
    装置。
  4. 【請求項4】前記方向設定部は、当該階における過去の
    同一時間帯の乗場呼び釦の登録された上昇方向及び下降
    方向の方向別の回数及び/あるいは乗車人数をもとに、
    仮割当時の呼びの方向を決めることを特徴とする請求項
    1記載のエレベータの管理制御装置。
  5. 【請求項5】前記乗客検出手段が乗客を検出すると仮割
    当を行うか待機割当を行うかを判定する割当種別判定手
    段と、待機割当をするとした場合に割当かごを選択し当
    該割当かごに対して当該階での待機割当てを行い、当該
    階への走行を指令する待機割当実行部と、当該階の乗場
    の乗客が乗場呼び釦を操作すると該乗場呼びを登録する
    とともに、当該階への待機割当を無効にする呼び割当実
    行部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータの管理制御装置。
  6. 【請求項6】前記呼び割当実行部は、待機割当てを行っ
    た後に、当該待機階に到着する間に、当該待機階以外の
    乗場呼びあるいはかご呼びがある場合には、当該待機階
    の待機割当を無効にすることを特徴とする請求項5記載
    のエレベータの管理制御装置。
  7. 【請求項7】前記呼び割当実行部は、待機割当てを行っ
    た後に、当該待機階に到着するまでに当該階の乗客が乗
    場呼び釦を操作せず、または他の乗場呼びあるいはかご
    呼びが発生しなかった場合には、到着予報もしくは到着
    報知を行わず、当該待機階に到着後戸閉のまま待機する
    ことを特徴とする請求項5記載のエレベータの管理制御
    装置。
  8. 【請求項8】前記乗客検出手段が人を検出すると、当該
    階での待機割当号機となるエレベータを選定する待機割
    当選定部をさらに備え、前記乗場呼び釦は、一群として
    制御される複数からなるエレベータの呼びを登録し、前
    記待機割当実行部は、前記待機割当選定部で選定された
    エレベータに当該階への走行を指令し、前記呼び割当実
    行部は、当該階の乗場の乗客が乗場呼び釦を操作すると
    待機割当されたエレベータに該乗場呼びを登録すること
    を特徴とする請求項5記載のエレベータの管理制御装
    置。
  9. 【請求項9】前記呼び割当実行部は、待機割当を行った
    後に、当該待機階に到着するまでに、当該待機階以外の
    乗場呼びが発生し、当該待機割当号機にその呼びが割り
    当てられた場合には、当該待機階の待機割当てを無効に
    することを特徴とする請求項8記載のエレベータの管理
    制御装置
  10. 【請求項10】前記呼び割当実行部は、待機割当てを行
    った後に、当該待機階に到着するまでに当該階の乗客が
    乗場呼び釦を操作せず、または他の乗場呼びが発生して
    も当該待機割当号機に新たに割当てられなかった場合に
    は、到着予報もしくは到着報知を行わず、当該待機階に
    到着後戸閉のまま待機することを特徴とする請求項8記
    載のエレベータの管理制御装置。
  11. 【請求項11】待機割当を行う際に、乗場呼び及びかご
    呼びをいずれも割り当てられていないかご、あるいは乗
    場呼びを割り当てられておらず当該待機階のかご呼びを
    持つかごが存在するか否かを判定する待機割当判定部を
    さらに備え、前記待機割当選定部は、前記待機割当判定
    部により当該かごがあると判定した場合に、当該かごの
    中から当該階に最も早く到着可能であるかごを選択する
    ことを特徴とする請求項8記載のエレベータの管理制御
    装置。
  12. 【請求項12】乗場に設けられ、一群として制御される
    複数からなるエレベータの呼びを登録する乗場呼び釦
    と、乗場に到来した人を検出する乗客検出手段と、各階
    毎の過去の乗場呼び釦の登録された方向別の登録回数あ
    るいは方向別の乗車人数を所定の時間帯毎にその特徴を
    分析し学習する学習統計部と、乗客検出手段が人を検出
    した時点で前記学習統計部の学習結果を基に仮割当すべ
    き方向を推定する方向設定部と、前記推定された方向に
    従って応答すべきエレベータを選定する仮割当選定部
    と、前記方向設定部で推定された方向と前記仮割当選定
    部で選定された結果に基づき待機割当を行うか仮割当を
    行うかを判定する割当種別設定部と、該割当種別設定部
    が待機割当と判定した場合に待機割当かごを選定する待
    機割当選定部と、該待機割当選定部で選定された待機割
    当かごに対して当該階で待機するように指令する待機割
    当実行部と、前記割当種別判定部が仮割当と判定した場
    合に前記仮割当選定部が選定したかごに呼びを仮に登録
    する仮割当実行部と、前記待機割当実行部及び前記仮割
    当実行部の出力に基づいて乗客により操作された乗場呼
    び釦による呼びに応答すべきかごを選択する呼び割当実
    行部とを備えたエレベータの管理制御装置。
  13. 【請求項13】前記方向設定部は、各階毎の過去の乗場
    呼び釦の登録された方向別の登録回数あるいは方向別の
    乗車人数を基に、UP方向の登録回数(または乗車人数)
    をDOWN方向の登録回数(または乗車人数)で割った値が
    所定値以上である時はUP方向を、DOWN方向の登録回数
    (または乗車人数)をUP方向の登録回数(または乗車人
    数)で割った値が所定値以上である時はDOWN方向を仮割
    当方向とすると共に、いずれの値も所定値未満の場合は
    方向設定不能とする判定し、前記仮割当選定部は、前記
    方向設定部が仮割当方向を設定した場合には、設定され
    た仮割当方向に従って仮割当かごを選択し、前記割当種
    別設定部は、前記方向設定部が方向設定不能と判定した
    場合には待機割当と判定すると共に、前記仮割当選定部
    が選択した仮割当かごが待機割当可能な場合には待機割
    当とし待機割当不可能な場合には仮割当を実行すると判
    定することを特徴とする請求項12記載のエレベータの管
    理制御装置。
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