JP6536484B2 - エレベーターシステム - Google Patents

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Description

この発明は、複数のかごが同じ乗場に停止するエレベーターシステムに関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置では、乗場の天井にカメラが設置される。カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客が障がい者であるか否かが判定される。乗客が障がい者であることが判定されると、障がい者に合わせた運転モードが開始される。
特開2004−10303号公報
大規模な商業用ビル等では、1つの乗場に複数のかごが停止する。また、複数のかごが停止するため、乗場が広い。このため、乗客から離れた位置にかごが停止すると、乗客がかごに乗る前にドアが閉まってしまうことがある。特に、乗客が障がい者である場合或いは高齢者である場合は、このような問題が発生し易い。
なお、特許文献1に記載されたエレベーター装置は1つのかごしか備えていない。このため、特許文献1に記載されたエレベーター装置では、このような問題を解決することはできなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、複数のかごが停止する乗場において、乗客がかごに乗り遅れてしまうことを低減できるエレベーターシステムを提供することである。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを複数のかごの中から決定する割り当て手段と、乗場に設けられたカメラと、割り当て手段によって決定された割当かごが乗場に停止した後にカメラによって撮影された画像の情報を少なくとも用いて、当該割当かごに向かっている乗客を特定する第1乗客特定手段と、第1乗客特定手段によって特定された乗客の中から優先すべき乗客を特定する第2乗客特定手段と、第2乗客特定手段によって特定された乗客の位置と割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、距離算出手段によって算出された距離に基づいて、割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、を備える。割り当て手段によって決定された割当かごが乗場に停止して戸開した後、何の操作も行われることなく設定手段が設定した不干渉時間が経過すると、戸閉動作が開始される。第2乗客特定手段は、割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での停止位置から最も離れた位置にいる乗客を優先すべき乗客に特定する。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを複数のかごの中から決定する割り当て手段と、乗場に設けられたカメラと、割り当て手段によって決定された割当かごが乗場に停止した後にカメラによって撮影された画像の情報を少なくとも用いて、当該割当かごに向かっている乗客を特定する第1乗客特定手段と、第1乗客特定手段によって特定された乗客の中から優先すべき乗客を特定する第2乗客特定手段と、第2乗客特定手段によって特定された乗客の位置と割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、距離算出手段によって算出された距離に基づいて、割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、を備える。割り当て手段によって決定された割当かごが乗場に停止して戸開した後、何の操作も行われることなく設定手段が設定した不干渉時間が経過すると、戸閉動作が開始される。第2乗客特定手段は、割り当て手段によって決定された割当かごに向かう速度が最も遅い乗客を優先すべき乗客に特定する。

この発明に係るエレベーターシステムであれば、複数のかごが停止する乗場において、乗客がかごに乗り遅れてしまうことを低減できる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。 図1に示すエレベーターシステムが適用された建物の乗場を示す平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの他の動作例を示すフローチャートである。 群管理装置のハードウェア構成を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。図2は、図1に示すエレベーターシステムが適用された建物の乗場を示す平面図である。
群管理装置1は、ビル等に設置された複数台のエレベーター装置を管理する。本実施の形態に示す例では、群管理装置1は8台のエレベーター装置を管理する。群管理装置1は、7台以下のエレベーター装置を管理しても良いし、9台以上のエレベーター装置を管理しても良い。以下においては、特定のエレベーター装置について説明する場合、符号の後にA〜Hを付して他のエレベーター装置と区別する。エレベーター装置Aからエレベーター装置Hまでの配置の例は、図2に示す通りである。
各エレベーター装置は、かご2、巻上機3及び制御装置4を備える。例えば、エレベーター装置Aは、かご2A、巻上機3A及び制御装置4Aを備える。かご2は、昇降路を上下に移動する。かご2は、巻上機3によって駆動される。巻上機3は、制御装置4によって制御される。制御装置4は、群管理装置1から受信する情報に基づいて、制御装置4を制御する。
図2は、かご2Aからかご2Hが停止する乗場5の例として、ロビー階の乗場5を示す。乗場5に、呼び入力装置6が設けられる。図2は、乗場5に4台の呼び入力装置6が設けられる例を示す。乗場5に設置される呼び入力装置6の台数は、図2に示す例に限定されない。呼び入力装置6は、乗客が乗場5で呼びを入力するための装置である。呼び入力装置6から入力される呼びは、乗場呼びでも良いし乗場行先呼びでも良い。呼び入力装置6から入力された呼びの情報は、群管理装置1に入力される。
乗場5に、カメラ7が設けられる。カメラ7は、乗場5にいる人を撮影することができるように乗場5の壁或いは天井等に設置される。図2は、乗場5に1台のカメラ7が設けられる例を示す。乗場5に複数台のカメラ7が設置されても良い。カメラ7によって撮影された画像の情報は、群管理装置1に入力される。
乗場5に、報知装置8が設けられる。報知装置8は、乗場5にいる乗客に情報を報知するための装置である。報知装置8は、文字等を表示することによって情報を報知しても良いし、音声によって情報を報知しても良い。報知装置8は、例えば群管理装置1によって制御される。
群管理装置1は、例えば割り当て部9、位置特定部10、乗客特定部11、乗客特定部12、距離算出部13及び設定部14を備える。
割り当て部9は、割当かごを決定する。割当かごは、呼び入力装置6から入力された呼びを割り当て、その呼びに応答させるかごである。乗客は、呼び入力装置6から呼びを入力する。呼び入力装置6は、入力された呼びの情報を群管理装置1に送信する。割り当て部9は、呼び入力装置6から入力された呼びに対する割当かごを、管理する複数のかご2の中から決定する。本実施の形態に示す例では、割り当て部9は、かご2Aからかご2Hの中から割当かごを決定する。割り当て部9が割当かごを決定する方法は、如何なる方法でも良い。
割り当て部9は、ある呼びに対する割当かごを決定すると、対応の制御装置4に呼びの割当情報を送信する。例えば、割り当て部9は、ある呼びに対する割当かごをかご2Aに決定すると、制御装置4Aにその呼びの割当情報を送信する。制御装置4は、群管理装置1から受信した割当情報に基づいて、割り当てられた呼びにかご2を応答させるように巻上機3及びかご2を制御する。
位置特定部10は、乗場5にいる乗客の位置を特定する。位置特定部10は、例えばカメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗場5にいる乗客の位置を特定する。
乗客特定部11は、ある呼びに対する割当かごが乗場5に停止した際に、乗場5においてその割当かごに向かっている乗客を特定する。乗客特定部11が特定する乗客は一人とは限らない。乗客特定部11は、例えば、乗客が移動する方向を特定する機能を有する。例えば、乗客特定部11は、乗客の移動方向の特定をカメラ7によって撮影された画像に基づいて行う。乗客特定部11は、割当かごが乗場5に停止した後にカメラ7によって撮影された画像の情報を少なくとも用いて、その割当かごに向かっている乗客を特定する。
乗客特定部12は、優先すべき乗客を特定する。乗場5に停止したかご2の制御は、乗客特定部12が特定した乗客が優先されるように行われる。乗客特定部12は、乗客特定部11によって特定された乗客、即ち割当かごに向かっている乗客の中から優先すべき乗客を特定する。本実施の形態に示す一例では、乗客特定部12は、割当かごの乗場5での停止位置から最も離れた位置にいる乗客を優先すべき乗客に特定する。
距離算出部13は、乗場5にいる乗客の位置と割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。乗場5にいる乗客の位置は、位置特定部10によって特定される。本実施の形態に示す一例では、距離算出部13は、乗客特定部12によって特定された乗客の位置と割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。
設定部14は、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。かご2が乗場5に停止して戸開した後、何の操作も行われることなく不干渉時間が経過すると、戸閉動作が開始される。本実施の形態に示す一例では、設定部14は、距離算出部13によって算出された距離に基づいて、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。
以下に、図3も参照し、本実施の形態におけるエレベーターシステムの動作について詳細に説明する。図3は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作例を示すフローチャートである。
群管理装置1は、呼び入力装置6から呼びの情報を受信したか否かを判定する(S101)。例えば、乗場5にいる乗客が呼び入力装置6から呼びを入力する。呼び入力装置6は、入力された呼びの情報を群管理装置1に送信する。群管理装置1が呼び入力装置6から呼びの情報を受信すると、割り当て部9は、呼び入力装置6から入力された呼びに対する割当かごを決定する(S102)。以下においては、乗場5の呼び入力装置6から入力された呼びに対し、割り当て部9がかご2Hを割当かごに決定した例について説明する。
割り当て部9は、かご2Hを割当かごに決定すると、制御装置4Hに割当情報を送信する(S103)。群管理装置1から割当情報を受信した制御装置4Hは、入力された呼びにかご2Hを応答させるように巻上機3Hを制御する。
群管理装置1は、呼び入力装置6から呼びの情報を受信すると、その呼び入力装置6が設けられている乗場5のカメラ7から画像の情報を取得する。位置特定部10は、カメラ7によって撮影された画像に基づいて、その乗場5にいる乗客の位置を特定する(S104)。群管理装置1は、カメラ7によって撮影された画像の情報を一定の周期で取得しても良い。かかる場合、位置特定部10は、上記一定の周期で乗客の位置を特定する。
また、群管理装置1は、制御装置4Hに割当情報を送信すると、割当かご、即ちかご2Hが乗場5に到着したか否かを判定する(S105)。群管理装置1は、かご2Hが乗場5に到着すると、かご2Hが乗場5に到着してから一定の時間が経過したか否かを判定する(S106)。群管理装置1は、かご2Hが乗場5に到着してから一定の時間が経過すると、乗場5のカメラ7から画像の情報を再び取得する。位置特定部10は、かご2Hが乗場5に到着してから一定の時間が経過した後にカメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗場5にいる乗客の位置を特定する(S107)。図3に示す例では、割当かごが乗場5に停止する前の乗客の位置がS104で特定され、割当かごが乗場5に停止した後の乗客の位置がS107で特定される。
次に、乗客特定部12は、優先すべき乗客を特定する(S108)。上述したように、優先すべき乗客は、割当かごに向かっている乗客の中から特定される。このため、かご2Hが乗場5に到着すると、先ず、かご2Hに向かっている乗客の特定が乗客特定部11によって行われる。例えば、乗客特定部11は、S104で特定された乗客の位置とS107で特定された乗客の位置とを比較することにより、乗場5にいる乗客の中で移動した人を特定する。乗客特定部11は、移動した各乗客について、乗場5で移動した方向を特定する。乗客特定部11は、例えば乗客から見たかご2Hの方向とその乗客の移動方向との角度が基準角度より小さければ、その乗客はかご2Hに向かっている乗客であると特定する。
乗客特定部12は、乗客特定部11によって特定された乗客の中から優先すべき乗客を特定する。例えば、乗客特定部11によって特定された乗客の位置とかご2Hが乗場5で停止している位置との距離が距離算出部13によって算出される。乗客特定部12は、かご2Hの乗場5での停止位置から最も離れた位置にいる乗客を優先すべき乗客に特定する。
例えば、図2に示す乗客P1から乗客P3が乗客特定部11によってかご2Hに向かっている乗客であると特定された場合を考える。乗客特定部12は、かご2Hが乗場5で停止している位置から最も離れた位置にいる乗客P3を優先すべき乗客であると特定する。
優先すべき乗客が特定されると、設定部14は、かご2Hの乗場5での不干渉時間を設定する(S109)。設定部14は、例えば、優先すべき乗客の位置とかご2Hが乗場5で停止している位置との距離に基づいて不干渉時間を設定する。この距離は、乗客特定部12が優先すべき乗客を特定する際に既に算出されている。設定部14は、既に算出されているこの距離を用いて不干渉時間を設定しても良い。例えば、設定部14は、距離算出部13によって算出された距離が長くなるほど不干渉時間が長くなるようにかご2Hの乗場5での不干渉時間を設定する。設定部14は、不干渉時間が段階的に長くなるようにかご2Hの乗場5での不干渉時間を設定しても良い。この時、設定部14は、報知装置8から報知させる内容を設定しても良い。設定部14は、戸閉速度を設定しても良い(S110)。
設定部14によって設定された内容は、例えば制御装置4H及び報知装置8に送信される(S111)。制御装置4Hは、設定部14によって設定された不干渉時間に基づいて、かご2Hが乗場5で戸閉を開始するタイミングを決定する。また、制御装置4Hは、設定部14によって設定された戸閉速度に基づいて戸閉動作を行う。報知装置8からは、設定部14によって設定された内容の報知が行われる。例えば、「X秒後にかご2Hの戸閉が開始されます。」といった内容が報知装置8から報知される。
本実施の形態に示す例では、割当かごに向かっている乗客の中から優先すべき乗客が特定される。このため、広い乗場5にいる乗客の中から、優先すべき乗客として割当かごに乗ろうとしている乗客を適切に選ぶことができる。本エレベーターシステムであれば、複数のかご2が停止する乗場5において、乗客がかご2に乗り遅れてしまうことを低減できる。
本実施の形態に示す例では、乗客特定部11は、割当かごが乗場5に停止する前にカメラ7によって撮影された画像と割当かごが乗場5に停止した後にカメラ7によって撮影された画像とに基づいて、割当かごに向かっている乗客を特定する。乗客特定部11は、例えば割当かごが乗場5に停止した直後にカメラ7によって撮影された画像とその数秒後にカメラ7によって撮影された画像とに基づいて、割当かごに向かっている乗客を特定しても良い。
群管理装置1は、図1に示すように属性特定部15を更に備えても良い。属性特定部15は、乗場5にいる乗客の属性を特定する。属性特定部15は、例えばカメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する。属性特定部15が特定する乗客の属性は、例えば障がい者、高齢者及び子供である。属性特定部15が特定する乗客の属性は、上記例に限定されない。属性特定部15は、上記例に該当しない乗客の属性を健常者と特定しても良い。
群管理装置1に、乗客の属性を特定するための情報が予め記憶される。例えば、乗客の属性を特定するための情報として、人の動作パターンに関する情報、人の移動速度に関する情報及び人の外観に関する情報が群管理装置1に記憶される。属性特定部15は、カメラ7によって撮影された画像から得られた情報を、群管理装置1に予め記憶されたこれらの情報と比較する。属性特定部15は、この比較により、乗場5にいる乗客の属性を特定する。
群管理装置1が属性特定部15を備える場合、乗客特定部12は、属性特定部15によって特定された乗客の属性も考慮して優先すべき乗客を特定しても良い。例えば、乗客特定部12は、割当かごの乗場5での停止位置からの距離と属性特定部15によって特定された属性とに基づいて、優先すべき乗客を特定する。
例えば、距離算出部13は、乗客特定部11によって特定された各乗客について、乗客の位置と割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。また、属性特定部15が特定し得る属性に対して係数が予め設定される。例えば、健常者に対する係数は1に設定される。子供に対する係数は健常者に対する係数より大きな値、例えば1.2に設定される。高齢者に対する係数は子供に対する係数より大きな値、例えば1.5に設定される。障がい者に対する係数は高齢者に対する係数より大きな値、例えば2.0に設定される。乗客特定部12は、各乗客について、距離算出部13によって算出された距離に上記係数を掛け合わせた判定値を算出する。乗客特定部12は、算出した判定値が最も大きい乗客を優先すべき乗客であると特定する。
群管理装置1が属性特定部15を備える場合、設定部14は、属性特定部15によって特定された乗客の属性も考慮して割当かごの乗場5での不干渉時間を設定しても良い。例えば、設定部14は、乗客特定部12によって特定された乗客に対して属性特定部15が特定した属性と距離算出部13が算出した距離とに基づいて、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。設定部14は、不干渉時間を設定する際に、属性に対して設定された上記係数を用いても良い。
群管理装置1は、図1に示すように速度算出部16を更に備えても良い。速度算出部16は、乗場5にいる乗客が移動する速度を算出する。速度算出部16は、例えばカメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗客の移動速度を算出する。例えば、位置特定部10は、カメラ7によって撮影された画像に基づいてある乗客の位置を特定する。位置特定部10は、その後にカメラ7によって撮影された画像に基づいて同じ乗客の位置を特定する。速度算出部16は、位置特定部10によって特定された乗客の位置の変化量と1つ目の画像が撮影されてから2つ目の画像が撮影されるまでに経過した時間とに基づいて、当該乗客の移動速度を算出する。
群管理装置1が速度算出部16を備える場合、乗客特定部12は、速度算出部16によって算出された乗客の移動速度も考慮して優先すべき乗客を特定しても良い。例えば、乗客特定部12は、割当かごの乗場5での停止位置からの距離と速度算出部16によって算出された移動速度とに基づいて、優先すべき乗客を特定する。かかる構成であれば、割当かごに到着するまでの時間に応じて優先すべき乗客を特定することができる。
群管理装置1が速度算出部16を備える場合、設定部14は、速度算出部16によって算出された乗客の移動速度も考慮して割当かごの乗場5での不干渉時間を設定しても良い。例えば、設定部14は、乗客特定部12によって特定された乗客に対して速度算出部16が算出した移動速度と距離算出部13が算出した距離とに基づいて、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。かかる構成であれば、乗客が割当かごに到着するまでの時間に応じて不干渉時間を設定することができる。
また、群管理装置1が速度算出部16を備える場合、乗客特定部12は、速度算出部16によって算出された乗客の移動速度に基づいて優先すべき乗客を特定しても良い。例えば、乗客特定部12は、乗客特定部11によって特定された乗客の中から、割当かごに向かう速度が最も遅い乗客を優先すべき乗客に特定する。かかる場合、上述の各例とは異なり、乗客特定部12は、優先すべき乗客を特定する際に乗客の割当かごまでの距離を考慮しなくても良い。
図4は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの他の動作例を示すフローチャートである。群管理装置1は、図3のS111において設定情報を送信した後に、図4に示す動作を行っても良い。図4は、割当かごに対して一旦設定した不干渉時間を更新するための動作フローを示す。
群管理装置1は、設定情報を制御装置4Hに送信すると、かご2Hに対する不干渉時間の設定を一定回数実施したか否かを判定する(S201)。不干渉時間の設定が一定回数実施されていなければ、群管理装置1は、設定情報を送信してから一定時間が経過したか否かを判定する(S202)。群管理装置1は、設定情報を送信してから一定時間が経過すると、S107以降の処理を再び行う。
即ち、群管理装置1は、乗場5のカメラ7によって撮影された画像の情報を再び取得する。位置特定部10は、カメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗場5にいる乗客の位置を特定する(S107)。乗客特定部11は、直近の設定情報を送信する直前にカメラ7によって撮影された画像と設定情報を送信した後にカメラ7によって撮影された画像とに基づいて、かご2Hに向かっている乗客を特定する。乗客特定部12は、乗客特定部11によって特定された乗客の中から優先すべき乗客を特定する(S108)。設定部14は、新たに特定された優先すべき乗客の位置とかご2Hが乗場5で停止している位置との距離に基づいて、不干渉時間を再設定する(S109)。設定部14によって設定された内容は、例えば制御装置4H及び報知装置8に再送信される(S111)。
S202からS107に進んで不干渉時間を再設定する場合は、その前に設定した方法と同じ方法によって不干渉時間の設定が行われることが望ましい。
図4に示す動作フローを採用することにより、割当かごが乗場5に停止した後に、一定の周期で乗客特定部11及び乗客特定部12による乗客の特定が行われる。そして、乗客特定部12によって優先すべき乗客が特定されると、設定部14による不干渉時間の更新が行われる。このため、乗場5の状況に合わせて不干渉時間を適切に設定できる。不干渉時間の更新回数は、数回程度が好適である。なお、不干渉時間の更新回数を100回のような大きな値に設定すれば、割当かごに乗りたい全ての乗客が割当かごに乗るまで戸閉動作を停止させておくこともできる。
符号9−16に示す各部は、群管理装置1が有する機能を示す。図5は、群管理装置1のハードウェア構成を示す図である。群管理装置1は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ17とメモリ18とを含む処理回路を備える。群管理装置1は、メモリ18に記憶されたプログラムをプロセッサ17によって実行することにより、上述した各機能を実現する。群管理装置1が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
1 群管理装置
2 かご
3 巻上機
4 制御装置
5 乗場
6 呼び入力装置
7 カメラ
8 報知装置
9 割り当て部
10 位置特定部
11 乗客特定部
12 乗客特定部
13 距離算出部
14 設定部
15 属性特定部
16 速度算出部
17 プロセッサ
18 メモリ

Claims (5)

  1. 複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、
    前記呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを前記複数のかごの中から決定する割り当て手段と、
    前記乗場に設けられたカメラと、
    前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止した後に前記カメラによって撮影された画像の情報を少なくとも用いて、当該割当かごに向かっている乗客を特定する第1乗客特定手段と、
    前記第1乗客特定手段によって特定された乗客の中から優先すべき乗客を特定する第2乗客特定手段と、
    前記第2乗客特定手段によって特定された乗客の位置と前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段によって算出された距離に基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、
    を備え
    前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止して戸開した後、何の操作も行われることなく前記設定手段が設定した不干渉時間が経過すると、戸閉動作が開始され、
    前記第2乗客特定手段は、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での停止位置から最も離れた位置にいる乗客を優先すべき乗客に特定するエレベーターシステム。
  2. 複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、
    前記呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを前記複数のかごの中から決定する割り当て手段と、
    前記乗場に設けられたカメラと、
    前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止した後に前記カメラによって撮影された画像の情報を少なくとも用いて、当該割当かごに向かっている乗客を特定する第1乗客特定手段と、
    前記第1乗客特定手段によって特定された乗客の中から優先すべき乗客を特定する第2乗客特定手段と、
    前記第2乗客特定手段によって特定された乗客の位置と前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段によって算出された距離に基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、
    を備え、
    前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止して戸開した後、何の操作も行われることなく前記設定手段が設定した不干渉時間が経過すると、戸閉動作が開始され、
    前記第2乗客特定手段は、前記割り当て手段によって決定された割当かごに向かう速度が最も遅い乗客を優先すべき乗客に特定するエレベーターシステム。
  3. 前記カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する属性特定手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記第2乗客特定手段によって特定された乗客に対して前記属性特定手段が特定した属性と前記距離算出手段が算出した距離とに基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する請求項1又は請求項に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客が移動する速度を算出する速度算出手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記第2乗客特定手段によって特定された乗客に対して前記速度算出手段が算出した速度と前記距離算出手段が算出した距離とに基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する請求項1又は請求項に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記第1乗客特定手段及び前記第2乗客特定手段は、前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止した後に一定の周期で乗客の特定を行い、
    前記設定手段は、前記第2乗客特定手段によって乗客の特定が行われると、不干渉時間を更新する請求項1から請求項の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
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