JP6533979B2 - エレベーターシステム - Google Patents

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この発明は、複数のかごが同じ乗場に停止するエレベーターシステムに関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置では、乗場の天井にカメラが設置される。カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客が障がい者であるか否かが判定される。乗客が障がい者であることが判定されると、障がい者に合わせた運転モードが開始される。
特開2004−10303号公報
大規模な商業用ビル等では、1つの乗場に複数のかごが停止する。また、複数のかごが停止するため、乗場が広い。このため、乗客から離れた位置にかごが停止すると、乗客がかごに乗る前にドアが閉まってしまうことがある。特に、乗客が障がい者である場合或いは高齢者である場合は、このような問題が発生し易い。
なお、特許文献1に記載されたエレベーター装置は1つのかごしか備えていない。このため、特許文献1に記載されたエレベーター装置では、このような問題を解決することはできなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、複数のかごが停止する乗場において、乗客がかごに乗り遅れてしまうことを低減できるエレベーターシステムを提供することである。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを複数のかごの中から決定する割り当て手段と、乗場に設けられたカメラと、カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する属性特定手段と、属性特定手段によって特定された属性及びカメラによって撮影された画像に基づいて、割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での停止位置に向かっている乗客のうち、属性の優先順位が最も高い乗客を優先すべき乗客特定する乗客特定手段と、乗客特定手段によって特定された乗客の位置と割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、距離算出手段によって算出された距離に基づいて、割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、を備える。優先順位は予め設定される。乗客特定手段は、割り当て手段によって決定された割当かごが乗場に停止した後に、優先すべき乗客を特定する。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを複数のかごの中から決定する割り当て手段と、乗場に設けられたカメラと、カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する属性特定手段と、カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の位置と割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、属性特定手段によって特定された属性と距離算出手段によって算出された距離とに基づいて算出される判定値が最も大きい乗客を優先すべき乗客特定する乗客特定手段と、乗客特定手段によって特定された乗客に対して属性特定手段が特定した属性と距離算出手段が算出した距離とに基づいて、割り当て手段によって決定された割当かごの乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、を備える。
この発明に係るエレベーターシステムであれば、複数のかごが停止する乗場において、乗客がかごに乗り遅れてしまうことを低減できる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。 図1に示すエレベーターシステムが適用された建物の乗場を示す平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムの動作例を示すフローチャートである。 群管理装置のハードウェア構成を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。図2は、図1に示すエレベーターシステムが適用された建物の乗場を示す平面図である。
群管理装置1は、ビル等に設置された複数台のエレベーター装置を管理する。本実施の形態に示す例では、群管理装置1は8台のエレベーター装置を管理する。群管理装置1は、7台以下のエレベーター装置を管理しても良いし、9台以上のエレベーター装置を管理しても良い。以下においては、特定のエレベーター装置について説明する場合、符号の後にA〜Hを付して他のエレベーター装置と区別する。エレベーター装置Aからエレベーター装置Hまでの配置は、図2に示す通りである。
各エレベーター装置は、かご2、巻上機3及び制御装置4を備える。例えば、エレベーター装置Aは、かご2A、巻上機3A及び制御装置4Aを備える。かご2は、昇降路を上下に移動する。かご2は、巻上機3によって駆動される。巻上機3は、制御装置4によって制御される。制御装置4は、群管理装置1から受信する情報に基づいて、制御装置4を制御する。
図2は、かご2Aからかご2Hが停止する乗場5の例として、ロビー階の乗場5を示す。乗場5に、呼び入力装置6が設けられる。図2は、乗場5に4台の呼び入力装置6が設けられる例を示す。乗場5に設置される呼び入力装置6の台数は、図2に示す例に限定されない。呼び入力装置6は、乗客が乗場5で呼びを入力するための装置である。呼び入力装置6から入力される呼びは、乗場呼びでも良いし乗場行先呼びでも良い。呼び入力装置6から入力された呼びの情報は、群管理装置1に入力される。
乗場5に、カメラ7が設けられる。カメラ7は、乗場5にいる人を撮影することができるように乗場5の壁或いは天井等に設置される。図2は、乗場5に1台のカメラ7が設けられる例を示す。乗場5に複数台のカメラ7が設置されても良い。カメラ7によって撮影された画像の情報は、群管理装置1に入力される。
乗場5に、報知装置8が設けられる。報知装置8は、乗場5にいる乗客に情報を報知するための装置である。報知装置8は、文字等を表示することによって情報を報知しても良いし、音声によって情報を報知しても良い。報知装置8は、例えば群管理装置1によって制御される。
群管理装置1は、例えば割り当て部9、属性特定部10、乗客特定部11、距離算出部12及び設定部13を備える。
割り当て部9は、割当かごを決定する。割当かごは、呼び入力装置6から入力された呼びを割り当て、その呼びに応答させるかごである。乗客は、呼び入力装置6から呼びを入力する。呼び入力装置6は、入力された呼びの情報を群管理装置1に送信する。割り当て部9は、呼び入力装置6から入力された呼びに対する割当かごを、管理する複数のかご2の中から決定する。本実施の形態に示す例では、割り当て部9は、かご2Aからかご2Hの中から割当かごを決定する。割り当て部9が割当かごを決定する方法は、如何なる方法でも良い。
割り当て部9は、ある呼びに対する割当かごを決定すると、対応の制御装置4に呼びの割当情報を送信する。例えば、割り当て部9は、ある呼びに対する割当かごをかご2Aに決定すると、制御装置4Aにその呼びの割当情報を送信する。制御装置4は、群管理装置1から受信した割当情報に基づいて、割り当てられた呼びにかご2を応答させるように巻上機3及びかご2を制御する。
属性特定部10は、乗場5にいる乗客の属性を特定する。属性特定部10は、例えばカメラ7によって撮影された画像に基づいて乗客の属性を特定する。属性特定部10が特定する乗客の属性は、例えば障がい者、高齢者及び子供である。属性特定部10が特定する乗客の属性は、上記例に限定されない。属性特定部10は、上記例に該当しない乗客の属性を健常者と特定しても良い。
群管理装置1に、乗客の属性を特定するための情報が予め記憶される。例えば、乗客の属性を特定するための情報として、人の動作パターンに関する情報、人の移動速度に関する情報及び人の外観に関する情報が群管理装置1に記憶される。属性特定部10は、カメラ7によって撮影された画像から得られた情報を、群管理装置1に予め記憶されたこれらの情報と比較する。属性特定部10は、この比較により、乗場5にいる乗客の属性を特定する。
乗客特定部11は、優先すべき乗客を特定する。乗場5に停止したかご2の制御は、乗客特定部11が特定した乗客が優先されるように行われる。本実施の形態に示す例では、乗客特定部11は、属性特定部10によって特定された乗客の属性とカメラ7によって撮影された画像とに基づいて、優先すべき乗客を特定する。
例えば、属性特定部10が特定し得る属性に対して優先順位が予め設定される。例えば、子供の優先順位は健常者の優先順位より高い。高齢者の優先順位は子供の優先順位より高い。障がい者の優先順位は高齢者の優先順位より高い。例えば、乗客特定部11は、一定の条件の下、属性特定部10によって特定された属性の中で最も優先順位が高い属性の乗客を優先すべき乗客であると特定する。
距離算出部12は、乗場5にいる乗客の位置と割り当て部9によって決定された割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。例えば、距離算出部12は、カメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗場5にいる乗客の位置を特定する。本実施の形態に示す例では、距離算出部12は、乗客特定部11によって特定された乗客の位置と割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。
設定部13は、割り当て部9によって決定された割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。かご2が乗場5に停止して戸開した後、何の操作も行われることなく不干渉時間が経過すると、戸閉動作が開始される。本実施の形態に示す例では、設定部13は、距離算出部12によって算出された距離に基づいて、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。
以下に、図3も参照し、本実施の形態におけるエレベーターシステムの動作について詳細に説明する。図3は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作例を示すフローチャートである。
群管理装置1は、呼び入力装置6から呼びの情報を受信したか否かを判定する(S101)。例えば、乗場5にいる乗客が呼び入力装置6から呼びを入力する。呼び入力装置6は、入力された呼びの情報を群管理装置1に送信する。群管理装置1が呼び入力装置6から呼びの情報を受信すると、割り当て部9は、呼び入力装置6から入力された呼びに対する割当かごを決定する(S102)。以下においては、乗場5の呼び入力装置6から入力された呼びに対し、割り当て部9がかご2Hを割当かごに決定した例について説明する。
割り当て部9は、かご2Hを割当かごに決定すると、制御装置4Hに割当情報を送信する(S103)。群管理装置1から割当情報を受信した制御装置4Hは、入力された呼びにかご2Hを応答させるように巻上機3Hを制御する。
群管理装置1は、制御装置4Hに割当情報を送信すると、割当かご、即ちかご2Hが乗場5に到着したか否かを判定する(S104)。かご2Hが乗場5に到着すると、先ず、属性特定部10が乗場5にいる乗客の属性を特定する(S105)。具体的には、かご2Hが乗場5に到着すると、カメラ7によって撮影された画像の情報が群管理装置1に入力される。属性特定部10は、カメラ7によって撮影された画像から得られた情報を、群管理装置1に予め記憶された情報と比較することにより、乗場5にいる乗客の属性を特定する。例えば、属性特定部10は、乗場5にいる乗客の属性の優先順位を決定する。
次に、乗客特定部11は、優先すべき乗客を特定する(S106)。例えば、乗客特定部11は、かご2Hが乗場5に到着した直後にカメラ7によって撮影された画像とその後にカメラ7によって撮影された画像とを比較し、かご2Hが停止する位置に向かっている乗客を特定する。乗客特定部11は、かご2Hが停止する位置に向かっている乗客のうち属性の優先順位が最も高い乗客を、優先すべき乗客であると特定する。
例えば、図2に示す乗客P1の属性の優先順位より乗客P2の属性の優先順位が高くても、かご2Hが乗場5に到着した際に乗客P2がエレベーター装置Aの方向を向いたまま動かなければ、乗客特定部11は乗客P2を優先すべき乗客に特定しない。乗客特定部11は、かご2Hが停止する位置に向かっている乗客の中で乗客P1の属性の優先順位が最も高ければ、乗客P1を優先すべき乗客と特定する。
距離算出部12は、優先すべき乗客の位置とかご2Hが乗場5で停止する位置との距離を算出する(S107)。設定部13は、距離算出部12によって算出された距離に基づいて、かご2Hの乗場5での不干渉時間を設定する(S108)。例えば、設定部13は、距離算出部12によって算出された距離が長くなるほど不干渉時間が長くなるようにかご2Hの乗場5での不干渉時間を設定する。この時、設定部13は、報知装置8から報知させる内容を設定しても良い。設定部13は、戸閉速度を設定しても良い(S109)。
設定部13によって設定された内容は、例えば制御装置4H及び報知装置8に送信される(S110)。制御装置4Hは、設定部13によって設定された不干渉時間に基づいて、かご2Hが乗場5で戸閉を開始するタイミングを決定する。また、制御装置4Hは、設定部13によって設定された戸閉速度に基づいて、戸閉動作を行う。例えば、優先すべき乗客の属性が障がい者であれば、通常の戸閉速度より遅い速度で戸閉される。報知装置8からは、設定部13によって設定された内容の報知が行われる。例えば、「X秒後にかご2Hの戸閉が開始されます。」といった内容が報知装置8から報知される。
本実施の形態に示す例では、割り当て部9によって決定された割当かごが乗場5に停止した後に乗客特定部11によって優先すべき乗客が特定される。このため、広い乗場5にいる乗客の中から、優先すべき乗客として割当かごに乗ろうとしている乗客を適切に選ぶことができる。本エレベーターシステムであれば、複数のかご2が停止する乗場5において、乗客がかご2に乗り遅れてしまうことを低減できる。
本実施の形態に示す例では、設定部13は、距離算出部12によって算出された距離に基づいて不干渉時間を設定する。設定部13は、距離算出部12によって算出された距離と属性特定部10によって特定された乗客の属性とに基づいて、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定しても良い。例えば、設定部13は、不干渉時間を設定する際に、乗客特定部11によって特定された乗客の属性を考慮する。かかる構成であれば、乗客の属性に合わせて不干渉時間を調整できる。
本実施の形態に示す例では、属性特定部10は、割当かごが乗場5に停止した後に乗客の属性を特定する。属性特定部10による属性の特定は、割当かごが乗場5に停止する前に行われても良い。かかる構成であれば、割当かごが乗場5に停止してからの群管理装置1の負荷を低減できる。
また、車椅子を利用する乗客は、自分が待っている位置から離れた位置にかご2が停止しても、移動に時間がかかるためにそのかご2に乗らないことがある。このため、属性特定部10が乗客の属性の一つとして車椅子利用を特定する場合、乗客特定部11は、属性特定部10によって属性として車椅子利用が特定された乗客を、優先すべき乗客として特定しなくても良い。特に、複数のかご2が乗場5に停止する場合は、車椅子を利用する乗客のための呼びを呼び入力装置6から入力できることが多い。かかる場合、特定のかご2がその呼びに対する割当かごとして選ばれる。上記特定のかご2は、車椅子用のモードで運転される。車椅子を利用する乗客はその特定のかご2に乗るため、車椅子を利用する乗客を優先すべき乗客として特定しなくても不都合は生じない。
実施の形態2.
本実施の形態におけるエレベーターシステムの構成は、図1に示す構成と同様である。群管理装置1によって管理される各エレベーター装置の構成は、実施の形態1で開示した構成と同様である。また、乗場5に設置された呼び入力装置6、カメラ7及び報知装置8の構成は、実施の形態1で開示した構成と同様である。本実施の形態に示す群管理装置1は、一部の機能が実施の形態1で開示した機能と相違する。本実施の形態で開示しない群管理装置1の機能については、実施の形態1で開示した何れかの機能と同様である。
群管理装置1は、例えば割り当て部9、属性特定部10、乗客特定部11、距離算出部12及び設定部13を備える。割り当て部9の機能は実施の形態1で開示した機能と同様である。属性特定部10の機能は実施の形態1で開示した機能と同様である。
距離算出部12は、乗場5にいる乗客の位置と割り当て部9によって決定された割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。例えば、距離算出部12は、カメラ7によって撮影された画像に基づいて、乗場5にいる乗客の位置を特定する。本実施の形態に示す例では、例えば、距離算出部12は、乗場5にいる全ての乗客について、乗客の位置と割当かごの乗場5での停止位置との距離を算出する。距離算出部12は、乗場5にいる一部の乗客についてのみ上記距離を算出しても良い。例えば、距離算出部12は、属性の優先順位がある基準より高い乗客についてのみ上記距離を算出しても良い。
乗客特定部11は、優先すべき乗客を特定する。本実施の形態に示す例では、乗客特定部11は、属性特定部10によって特定された属性と距離算出部12によって算出された距離とに基づいて、優先すべき乗客を特定する。
例えば、属性特定部10が特定し得る属性に対して係数が予め設定される。例えば、健常者に対する係数は1に設定される。子供に対する係数は健常者に対する係数より大きな値、例えば1.2に設定される。高齢者に対する係数は子供に対する係数より大きな値、例えば1.5に設定される。障がい者に対する係数は高齢者に対する係数より大きな値、例えば2.0に設定される。乗客特定部11は、各乗客について、距離算出部12によって算出された距離に上記係数を掛け合わせた判定値を算出する。乗客特定部11は、算出した判定値が最も大きい乗客を優先すべき乗客であると特定する。
設定部13は、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。本実施の形態に示す例では、設定部13は、乗客特定部11によって特定された乗客に対して属性特定部10が特定した属性と距離算出部12が算出した距離とに基づいて、割当かごの乗場5での不干渉時間を設定する。
以下に、図4も参照し、本実施の形態におけるエレベーターシステムの動作について詳細に説明する。図4は、この発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムの動作例を示すフローチャートである。図4のS201からS205に示す動作は、図3のS101からS105に示す動作と同様である。本実施の形態においても、乗場5の呼び入力装置6から入力された呼びに対し、割り当て部9がかご2Hを割当かごに決定した例について説明する。
かご2Hが乗場5に到着すると、距離算出部12は、乗場5にいる乗客の位置とかご2Hが乗場5で停止する位置との距離を算出する(S206)。次に、乗客特定部11は、優先すべき乗客を特定する(S207)。例えば、乗客特定部11は、各乗客について、距離算出部12によって算出された距離に属性に設定されている係数を掛け合わせた判定値を算出する。乗客特定部11は、算出した判定値が最も大きい乗客を優先すべき乗客であると特定する。例えば、図2に示す乗客P3が乗客P2よりかご2Hの停止位置の近くにいても、乗客P2が健常者で乗客P3が障がい者或いは高齢者であれば、乗客特定部11は乗客P3を優先すべき乗客と特定する場合がある。
設定部13は、優先すべき乗客の属性とかご2Hの停止位置までの距離とに基づいて、かご2Hの乗場5での不干渉時間を設定する(S208)。図4のS209及びS210に示す動作は、図3のS109及びS110に示す動作と同様である。
本実施の形態に示す例では、属性特定部10によって特定された属性と距離算出部12によって算出された距離とに基づいて、優先すべき乗客が特定される。このため、割当かごまでの距離も考慮した不干渉時間の設定が可能となる。本エレベーターシステムであれば、複数のかご2が停止する乗場5において、乗客がかご2に乗り遅れてしまうことを低減できる。
本実施の形態に示す例では、優先すべき乗客の特定が割当かごが乗場5に停止した後に行われる。乗客特定部11は、属性特定部10によって特定された属性と距離算出部12によって算出された距離とに加え、カメラ7によって撮影された画像にも基づいて、優先すべき乗客を特定しても良い。例えば、乗客特定部11は、かご2Hが停止する位置に向かっている乗客の中から優先すべき乗客を特定する。かかる構成であれば、広い乗場5にいる乗客の中から、優先すべき乗客として割当かごに乗ろうとしている乗客を適切に選ぶことができる。
符号9−13に示す各部は、群管理装置1が有する機能を示す。図5は、群管理装置1のハードウェア構成を示す図である。群管理装置1は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ14とメモリ15とを含む処理回路を備える。群管理装置1は、メモリ15に記憶されたプログラムをプロセッサ14によって実行することにより、上述した各機能を実現する。群管理装置1が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。
1 群管理装置
2 かご
3 巻上機
4 制御装置
5 乗場
6 呼び入力装置
7 カメラ
8 報知装置
9 割り当て部
10 属性特定部
11 乗客特定部
12 距離算出部
13 設定部
14 プロセッサ
15 メモリ

Claims (7)

  1. 複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、
    前記呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを前記複数のかごの中から決定する割り当て手段と、
    前記乗場に設けられたカメラと、
    前記カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する属性特定手段と、
    前記属性特定手段によって特定された属性及び前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での停止位置に向かっている乗客のうち、属性の優先順位が最も高い乗客を優先すべき乗客特定する乗客特定手段と、
    前記乗客特定手段によって特定された乗客の位置と前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段によって算出された距離に基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、
    を備え、
    前記優先順位は予め設定され、
    前記乗客特定手段は、前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止した後に、優先すべき乗客を特定するエレベーターシステム。
  2. 前記設定手段は、前記距離算出手段によって算出された距離と前記乗客特定手段によって特定された乗客に対して前記属性特定手段が特定した属性とに基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 複数のかごが停止する乗場に設けられた呼び入力装置と、
    前記呼び入力装置から入力された呼びに対する割当かごを前記複数のかごの中から決定する割り当て手段と、
    前記乗場に設けられたカメラと、
    前記カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する属性特定手段と、
    前記カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の位置と前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での停止位置との距離を算出する距離算出手段と、
    前記属性特定手段によって特定された属性と前記距離算出手段によって算出された距離とに基づいて算出される判定値が最も大きい乗客を優先すべき乗客特定する乗客特定手段と、
    前記乗客特定手段によって特定された乗客に対して前記属性特定手段が特定した属性と前記距離算出手段が算出した距離とに基づいて、前記割り当て手段によって決定された割当かごの前記乗場での不干渉時間を設定する設定手段と、
    を備えたエレベーターシステム。
  4. 前記乗客特定手段は、前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止した後に、優先すべき乗客を特定する請求項3に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記属性特定手段は、前記割り当て手段によって決定された割当かごが前記乗場に停止する前に前記カメラによって撮影された画像に基づいて、乗客の属性を特定する請求項1又は請求項4に記載のエレベーターシステム。
  6. 前記属性特定手段は、乗客の属性の一つとして車椅子利用を特定し、
    前記乗客特定手段は、前記属性特定手段によって属性として車椅子利用が特定された乗客を、優先すべき乗客として特定しない
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  7. 車椅子を利用する乗客のための呼びを前記呼び入力装置から入力することが可能である請求項6に記載のエレベーターシステム。
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