JP5855922B2 - エレベータ群管理システム、及びエレベータ群管理方法 - Google Patents

エレベータ群管理システム、及びエレベータ群管理方法 Download PDF

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本発明は、エレベータ群管理システム、及びエレベータ群管理方法に関する。
複数台のエレベータ(以下「かご」と呼ぶこともある)を1つのグループとして扱うエレベータ群管理システムがある。このエレベータ群管理システムは、利用者に対してより効率的な運行サービスを提供できる。エレベータの群管理システムは、或る階からのかご呼びに対して、グループの中から最適なかごを1台割り当てる。
一般的なエレベータ群管理システムでは、利用者は、或る階(乗車階)において、上り釦又は下り釦のいずれかの方向の釦を押下することで、かごを呼ぶ(これを「かご呼び」と言う)。そして、利用者は、到着したかごに乗車した後、かごの中で、行先階(降車階)の釦を押下する。
これに対して、利用者が、かごに乗車する前に、行先階を先に登録する行先階予約式のエレベータ群管理システム(以下「行先階予約式システム」と言う)がある。この行先階予約式システムの場合、かご呼びが発生した時点で利用者の行先階が判るので、複数のかごからその行先階に最適なかごを割り当てることができる。
行先階予約式システムでは、利用者は、以下の手順により、目的の階に到着することができる。
(1)利用者は、かごの外に設置された行先階登録装置に、行先階を登録してかごを呼ぶ(これを通常の「かご呼び」と区別して「行先階呼び」と言う)。
(2)利用者は、表示器に表示された「かご番号(例えば、「1号機」など)」を確認し、そのかご番号に対応するエレベータの乗車位置に移動する。そして、利用者は、かごの到着を待つ。なお、複数のエレベータのうち、行先階呼びの割り当てられたエレベータを、割当て号機と言う。
(3)利用者は、乗り場に到着した割当て号機のかごに乗車する。そして、利用者は、そのかごが目的の階に到着したら降車する。
上記のように、行先階予約式システムは、利用者に対して、乗車すべきかご番号を指示する。
特許文献1には、利用者が行先階登録装置からかごの乗車位置に到着するまでの歩行時間と、利用者の乗車階に各かごが到着するまでの時間に基づいて、その利用者に割り当てるかごを決定する群管理システムについて記載されている。
特許文献2には、登録済のかご呼びを行った複数の利用者のうち最後に乗車予定の利用者と、新規かご呼びを行った利用者との乗車予定時刻の時間差に基づいて、新規かご呼びに割り当てるかごの候補から既に登録済みのかごを除外することが記載されている。
特開2010−58850号公報 WO2009/123014号公報
しかしながら、上記の従来技術は、例えば、かごが扉を開けたまま乗り場に長時間待機したり(扉を開けたまま待機することを、戸開待機と呼ぶ。)、複数の階で頻繁に戸開待機したりすることがある。このため、従来技術では、エレベータの運用効率が必ずしも高くない。また、戸開待機中のかごに乗車中の利用者は、なぜ出発しないのかわからないため、故障と勘違いしたり、不安またはストレスを感じる虞がある。
本発明の目的は、複数のかごを効率的に運用可能なエレベータ群管理システム及びエレベータ群管理方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、運行効率を高めることができると共に、利用者の使い勝手を向上できるようにしたエレベータ群管理システム及びエレベータ群管理方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に従うエレベータ群管理システムは、複数の階床間で利用者を輸送する複数台のかごと、複数の階床のうち少なくとも一つの階床に備えられ、利用者が行先予定の階を示す行先階呼びを乗車前に登録するための行先階登録装置と、複数台のかご及び行先階登録装置を管理する群管理装置とを備える。群管理装置は、行先階登録装置に登録された行先階呼びを取得する取得手段と、行先階呼びが登録された行先階登録装置の位置と各かごの乗車位置との間の距離に基づき、行先階呼びを登録した利用者が各かごの乗車位置に到着する予定の時刻である利用者到着予定時刻を算出する利用者到着予定時刻演算手段と、各かごが位置する階と行先階呼びが発生した階とに基づき、各かごが前記行先階呼びの発生した階に到着する予定の時刻であるかご到着予定時刻を算出するかご到着予定時刻演算手段と、各かごについて、利用者が乗車する階において、戸開待機を許可するか否かを判定する戸開待機許可手段と、各かごについて、利用者到着予定時刻と、かご到着予定時刻と、戸開待機が許可されているか否かに基づいて割当可能か否かを判定し、割当可能なかごから1のかごを行先階呼びに割り当てるかご割当手段と、を有する。
好適な実施形態では、群管理装置は、各かごが混雑中か否かを判定する混雑判定手段、を更に備え、戸開待機許可手段は、混雑判定手段において混雑中でないと判定されたかごの戸開待機を許可し、混雑判定手段において混雑中であると判定されたかごであっても、他の行先階呼びが割り当てられていないかご、又は、行先階呼びが登録される以前から既に利用者が乗車する階と行先階呼びが示す行先階の両方に停止する予定であったかごについては戸開待機を許可しても良い。
図1は、本実施形態に係る或る階床の構成を模式的に示す平面図である。 図2は、行先階登録装置の一例を示す模式図である。 図3は、群管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、群管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、かご内の表示装置に表示される内容の一例を示す模式図である。 図6は、戸開待機管理手段が有する機能構成の一例を示すブロック図である。 図7は、許容時間調整手段の処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、かご割当可否判定手段の処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、利用者到着予定時刻が、かご到着予測時刻よりも早い場合の例である。 図10は、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも遅いが、戸開待機終了予定時刻よりも早い場合の例である。 図11は、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも遅く、且つ、出発了予定時刻よりも遅いが、戸開待機終了予定時刻よりは早い場合の例である。 図12は、利用者到着予定時刻が、戸開待機終了予定時刻よりも遅い場合の例である。
本発明は、行先階呼びを登録した利用者が、かごの乗場位置に到着する時刻を考慮して、適切なかごを割り当てると共に、停止階における戸開待機時間を調整する。以下、本発明の一実施例を、図面を用いながら説明する。
図1は、階床の構成を模式的に示す平面図である。或る階床F10(例えば、ロビー階)には、複数のエレベータ(かご)22と、1又は複数の行先階登録装置41と、が備えられる。利用者は、乗車位置23から各エレベータ22に乗車する。本実施例において、図1では、1号機から10号機の10台のかご22と、それらの乗場位置23とが示されている。更に、階床F10には、エレベータ乗場への入口40が設けられており、入口40には行先階登録装置41が設置されている。なお、入口40、かご22、及び行先階登録装置41の数は、何台でも構わない。
本実施例に係る行先階予約式システムでは、利用者が行先階登録装置41に行先階呼びを登録すると、その利用者に対して、乗車すべきかご22のかご番号が指示される。例えば、行先階登録装置41の表示器に「1号機」と表示されると、利用者は、入口40から、経路101を通って、「1号機」のかご22の乗場位置23まで移動し、かご22の到着を待つ。
図2は、行先階登録装置41の一例を示す正面図である。行先階登録装置41は、例えば、行先階を事前に選択するための行先階選択部43と、行先階呼びに割り当てられたかごの番号を表示するための割当かご番号表示部42とを備える。
行先階選択部43は、例えば、行先の階を示す複数の釦から構成される。利用者は、行先階選択部43の釦を押下することで、目的の階を行先階登録装置41に登録できる。割当かご番号表示部42には、登録された行先階呼びに割り当てられたエレベータの番号が表示される。例えば、利用者が「10階」を示す釦43aを押下し、その行先階呼びに1号機が割り当てられたとする。この場合、割当かご番号表示部42には、「1号機」と表示されるので、利用者は、入口40を通過して、1号機の乗車位置23に移動する。
図3は、群管理装置1のハードウェア構成例を示す。群管理装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)81と、メモリ82と、記憶デバイス83と、通信インタフェース(以下「I/F」と言う)84を備える。各要素81〜4は、双方向に通信可能なバス85で接続されている。CPU81とメモリ82をまとめてコントローラ80としてもよい。
CPU81は、コンピュータプログラム(以下「プログラム」という)に含まれる処理を実行し、後述する各種機能を実現する。CPU81は、記憶デバイス83からプログラムを読み出して実行する。
メモリ82は、CPU81によってプログラムが実行される際に、一時的に必要とされるデータを保持する。メモリ82は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成される。
記憶デバイス83は、プログラム、及び、プログラムが実行される際に必要とされるデータ等を保持する。記憶デバイス83は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable And Programmable Read−only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリ等で構成される。
通信I/F84は、通信線に接続され、行先階登録装置41との間の通信、後述する制御装置21及び表示装置31等(図4参照)との通信、をそれぞれ制御する。
図4は、群管理装置1の機能構成を示すブロック図である。群管理装置1は、例えば、図1に示す1号機から10号機までの複数のエレベータ(かご)22を管理する。各号機のかご22の動作は、それぞれに対応する制御装置21によって制御される。各号機のかご22の中には、それぞれ表示装置31が備えられる。
群管理装置1は、複数の制御装置21を制御する。群管理装置1は、1又は複数の行先階登録装置41を管理及び制御する。群管理装置1は、行先階登録装置41から登録された行先階呼びに割り当て可能なかご22がどれであるかを判定する。割り当て可能なかご22が複数ある場合、群管理装置1は、割り当てを決定するための評価関数等に基づいて、各かご22の評価値を算出する。そして、群管理装置1は、その評価値に基づいて、最適な1台のかごをその登録された行先階呼びに割り当てる。
以下、群管理装置1が有する機能について説明する。群管理装置1は、例えば、情報収集手段11と、戸閉釦検出手段12と、混雑検出手段13と、戸開待機許容時間調整手段14と、戸開待機管理手段15と、戸開待機時間演算手段16と、かご割当判定手段17と、かご割当手段18と、表示手段19とを有する。
情報収集手段11は、行先階呼びが発生した行先階登録装置41から、その行先階登録装置41を識別可能なID(Identification)を収集する。情報収集手段11は、その行先階呼びが発生した階(すなわち、利用者の乗車予定階)と、その行先階呼びにおいて登録された行先階(すなわち、利用者の降車予定階)の情報を収集する。情報収集手段11は、各かご22の現在の階及び移動方向(上に移動中か、下に移動中か)等の情報を収集する。
戸閉釦検出手段12は、かご22が乗車予定の利用者を待っている間(すなわち、戸開待機中)に、戸を閉めるための戸閉釦が押下された回数及び戸開待機時間を検出する。戸閉釦検出手段12は、単位時間当たりの戸閉釦の操作回数を、戸閉釦操作率として算出する。
混雑検出手段13は、情報収集手段11が収集した呼び情報等から、例えば、出勤時または退勤時等の混雑時であるかを検出する。混雑検出手段13は、例えば、乗り場呼びの発生数及びかご呼びの発生数等に基づいて、混雑時であるか否か判定できる。
戸開待機許容時間調整手段14は、かご22が戸を開けたままで或る階に待機することを許容する時間(以下「戸開待機許容時間」と言う)を調整する。戸開待機許容時間調整手段14は、戸閉釦検出手段12により算出された戸閉釦操作率と、混雑検出手段13における混雑度とに基づいて、戸開待機許容時間を算出する。戸開待機許容時間調整手段14の処理の一例については後述する。
戸開待機管理手段15は、かご22に新規の行先階呼びを割り当てる場合に、戸開待機が必要か等の演算及び管理を行う。戸開待機管理手段15の詳細については後述する。
戸開待機時間演算手段16は、戸開待機管理手段15により算出されたかご22の戸開待機終了予定時刻と、現在時刻との差分(以下「戸開待機時間」と言う)を算出する。すなわち、戸開待機時間が「0」になったら、そのかご22は出発可能となる。この戸開待機時間は、後述するように、かご22内に設置された表示装置31への表示に使用される。
かご割当判定手段17は、各かご22について、利用者到着予定時刻と、かご到着予定時刻と、戸開待機が許可されているか否かに基づいて割当可能か否かを判定する。利用者到着予定時刻とは、利用者が乗車位置23に到着する予定の時刻である。かご到着予定時刻とは、かご22が利用者の乗車階に到着する予定の時刻である。戸開待機を許可するか否かについては、混雑検出手段における混雑時か否かの判定に基づいて決定する。すなわち、混雑時と判定した場合は、戸開待機を許可しない。混雑時でないと判定された場合は、戸開待機を許可しても良い。
かご割当判定手段17は、戸開待機が許可されたかご22について、利用者到着予定時刻と、戸開待機終了予定時刻とを比較する。戸開待機終了予定時刻とは、かご22がその利用者の乗車階において、戸開待機を終了する予定の時刻である。戸開待機終了予定時刻が利用者到着予定時刻よりも遅い場合、かご割当て判定手段17は、そのかご22を行先階呼びに割り当て可能と判定する。利用者が乗車位置23に到着した際に、かご22はまだ到着していないと予想されるからである。
かご割当判定手段17は、戸開待機が許可されたかご22について、利用者到着予定時刻と、戸開待機終了予定時刻とを比較する。戸開待機終了予定時刻は、かご到着予定時刻に所定の戸開待機許容時間を加算した時刻である。戸開待機終了予定時刻が、利用者到着予定時刻よりも遅い場合、かご割当判定手段17は、そのかご22を行先階呼びに割り当て可能と判定する。利用者が乗車位置23に到着した際に、かご22は既に到着しているものの、まだ戸開待機中であると予想されるからである。
かご割当判定手段17は、戸開待機が許可されたかご22について、利用者到着予定時刻と、戸開待機終了予定時刻とを比較する。戸開待機終了予定時刻が、利用者到着予定時刻よりも早い場合であっても、戸閉開始時刻が、利用者到着予定時刻よりも遅い場合は、そのかご22を割り当て可能と判定する。戸閉開始時刻とは、戸開待機終了予定時刻に所定の猶予時間を加算した時刻である。利用者が乗車位置23に到着した際に、かご22の戸開待機の終了予定時刻は過ぎていると予想される。しかし、戸開待機が許可されているので、少し待ったとしてもエレベータの運用効率はあまり低下しないと予想されるからである。
かご割当判定手段17は、戸開待機が許可されなかったかご22については、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも早い場合のみ、そのかご22を行先階呼びに割り当て可能と判定する。上記のかご割当判定手段17の処理の詳細については後述する。
かご割当手段18は、或る行先階呼びに対して、かご割当判定手段17によって割り当て可能と判定された複数のかご22の中から、その行先階呼びに割り当てるに最適なかご22を1つ決定する。かご割当手段18は、例えば、割り当て可能な複数のかご22について、所定の評価関数に基づいてそれぞれの評価値を算出する。そして、それら評価値のうち最も高い評価値を有するかご22を、その行先階呼びに割り当てる。評価関数は、例えば、利用者の乗車階に到達するまでの時間が短いかご22の評価値が高くなるように定義されても良い。評価関数は、例えば、行先階毎に異なる評価値となるように定義されても良い。例えば、「1階」から乗車し、「3階」で降車する予定の利用者には、割り当て可能なかご22の中から、1階に最も近いかご22を割り当てる。「1階」から乗車し、「10階」で降車する予定の利用者には、割り当て可能なかご22の中から、1階から10階までの間の停止階が最も少ないかご22を割り当てる。
表示手段19は、表示装置31を制御して、かご22に乗車中の利用者に各種情報を表示する。さらに、表示手段19は、乗り場に設置された表示器または行先階登録装置41の表示器を介して、かご22を待っている利用者に各種情報を提示することもできる。例えば、表示手段19は、かご22を待つ利用者に対して、あとどのくらいでかご22が乗り場に到着するかを示す残り時間を表示しても良い。さらに、例えば、表示手段19は、かご22が戸開待機中の間、かご22の乗客に対して、現在は戸開待機中である旨と、待機時間はあとどのくらいかを示す待機時間とを表示装置31に表示しても良い。以下、その表示の一例を示す。
図5は、かご22内の表示装置31に表示される内容の一例を示す模式図である。例えば、或る階で戸開待機中のかご22において、未だ到着していない利用者を待つための戸開待機時間があと15秒の場合は、次の表示をする。表示手段19は、そのかご22の中の表示装置31に「戸開待機時間:あと15秒」と表示する。これにより、かご22の乗客は、戸閉釦51を押しても戸が閉まらない理由がわかる。また、乗客は、あとどのくらい待てば良いのかがわかる。
例えば、表示手段19は、或る階で戸開待機中のかご22において、その階から乗車する利用者が登録した行先階と、そのかご22が既に停車する予定の階とが一致する場合、表示装置31に、「新たな停止階:なし」と表示する。すなわち、かご22が出発しても停止する階が増えないことを、乗客に通知する。これにより、かご22の乗客は、例え利用者を待ったとしても、そのかご22の停止階が増加しないことがわかる。よって、かご22の乗客は、ストレスが軽減される。
例えば、利用者が乗場位置23に到着した際に、その利用者が乗車予定のかご22が、あと15秒で到着する場合は、次の表示をする。表示手段19は、その乗車位置23付近に設置された乗場の表示装置32又は行先階登録装置41の表示器42に「かごはあと15秒で到着します」と表示する(不図示)。これにより、利用者は、あとどのくらい待てば良いのかがわかる。乗場の表示装置32は、乗車位置23毎に設置されても良いし、各乗場位置23から見える場所に1つ(又は複数)設置されても良い。
例えば、利用者が乗場位置23に到着した際に、その利用者が乗車予定のかご22が、既に出発してしまっている場合は、次の表示をする。表示手段19は、その乗場の表示装置32に「かごは既に出発しました」と表示する(不図示)。これにより、利用者は、自分が乗車すべきかごに乗り遅れたことがわかる。
図6は、戸開待機管理手段15が有する機能構成を示すブロック図である。戸開待機管理手段15は、利用者到着予定時刻演算手段51と、かご到着予定時刻演算手段52と、呼び無しかご判定手段53と、停止階判定手段54を有する。戸開待機管理手段15は、更に、戸開待機許可手段55と、戸開待機終了予定時刻演算手段56と、戸閉開始時刻演算手段57と、戸開待機指令手段58とを有する。
利用者到着予定時刻演算手段51は、利用者が、行先階登録装置41に指示されたかご22の乗車位置23に到着する予定の時刻を算出する。この時刻を利用者到着予定時刻と言う。
例えば、利用者到着予定時刻演算手段51は、以下の処理を行う。
1)利用者によって行先階登録装置41に行先階呼びが登録された時刻を取得する。
2)その行先階呼びに割り当てられたかご22を特定する。
3)上記行先階登録装置41の設置位置から上記特定したかご22の乗車位置23までの距離101(図1参照)に基づき、利用者がその乗車位置23に到着するまでに要する標準的な時間を算出する。例えば、行先階登録装置41の位置と、その特定したかご22の乗車位置23との距離101が遠い場合は、到着までに要する時間は長くなる。
4)上記1)の行先階呼びが登録された時刻に、上記3)で算出した乗車位置23に到着するまでに要する時間を加算し、その乗車位置23への利用者の利用者到着予定時刻を算出する。
かご到着予定時刻演算手段52は、利用者の行先階呼びが発生した行先階登録装置41が位置する階床(すなわち、利用者の乗車階)に、その行先階呼びに割り当てられたかご22が到着する予定の時刻を算出する。この時刻をかご到着予定時刻と言う。かご到着予定時刻は、行先階呼びに割り当てられたかごがその時点に位置している階床(位置)から、その行先階呼びが発生した階床に到着するまでに要する時間に基づいて算出される。
呼び無しかご判定手段53は、各かご22について、行先階呼びが既に割り当てられているか否かを判定する。以下、行先呼びが既に割り当てられているかごを「呼び有りかご」、行先呼びがまだ割り当てられていないかご22を「呼び無しかご」と言うことがある。なお、呼び無しかご判定手段53の判定は、行先階呼びに限定されない。例えば、かご呼び及び乗場呼び等が割り当てられているか否かも合わせて判定してもよい。
停止階判定手段54は、各かご22について、行先階呼びが発生した階(すなわち、利用者の乗車階)と、その行先階呼びが示す階(すなわち、利用者の降車階)との両方の階に停止するか否かを判定する。以下、上述の両方の階に停止するかごを「両停止かご」と言うことがある。
戸開待機許可手段55は、混雑検出手段13により、エレベータ全体(又は行先階呼びに割り当てられたかご22)が混雑中でないと判定された場合、全てのかご22(又はその行先階呼びに割り当てられたかご22)に対して、戸開待機を許可する。
戸開待機許可手段55は、混雑検出手段13により、エレベータ全体(又は行き先階呼びに割り当てられたかご22)が混雑中と判定された場合、所定の条件を満たしたかご22に対してのみ、戸開待機を許可する。例えば、以下の(A)及び(B)のいずれかに該当するかご22に対してのみ、戸開待機を許可する。
(A)呼び無しかご判定手段53によって、「呼び無しかご」と判定されたかご22
(B)停止階判定手段54によって、「両停止かご」と判定されたかご22
戸開待機終了予定時刻演算手段56は、戸開待機が許可されたかご22について、以下(C)及び(D)のいずれかの処理により、或る階におけるかご22の戸開待機終了予定時刻を算出する。戸開待機終了予定時刻とは、かご22が或る階において戸開待機を終了する予定の時刻である。通常、かご22は、戸開待機終了予定時刻までは戸を開けて、その階からの利用者を待つ。
(C)利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも早い場合、戸開待機終了予定時刻を、かご到着予定時刻に設定する。
(D)利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも遅く、且つ、戸開待機終了予定時刻よりも早い場合、戸開待機終了予定時刻を、かご到着予定時刻に設定する。
戸開待機終了予定時刻演算手段57は、戸開待機が許可されたかご22について、或る階において、かご到着予定時刻に戸開待機許容時間を加算した時刻を算出する。この時刻を、戸開待機終了予定時刻に設定する。戸開待機許容時間は、戸開待機許容時間調整手段14によって決定される値である。
戸開待機指令手段58は、戸開待機が許可されているかご22が或る階に停止した際、そのかご22(の制御装置21)に対して、設定された戸開待機終了予定時刻まで戸開待機するよう指令する。指令を受けたかご22(の制御装置21)は、戸開待機終了予定時刻になるまで、その階で戸を開けて利用者を待つ。
図7は、許容時間調整手段の処理の一例を示すフローチャートである。
戸開待機許容時間調整手段14は、混雑検出手段13の検出結果に基づき、現在、かご22は混雑中であるか否かを判定する(S11)。
混雑中と判定した場合(S11:YES)、戸開待機許容時間調整手段14は、戸開待機許容時間としてTINTを設定する(S12)。ここで、TINTは、所定の初期値である。
混雑中でないと判定した場合(S11:NO)、戸開待機許容時間調整手段14は、戸閉釦検出手段12において算出された戸閉釦操作率がThよりも大きいか否かを判定する(S13)。ここで、Thは、所定の閾値である。
戸閉釦操作率が閾値Thよりも大きい場合、戸開待機許容時間調整手段14は、戸開待機許容時間としてTINT−αを設定する(S14)。ここで、αは、所定の調整値である。
戸閉釦操作率が閾値Th以下である場合、戸開待機許容時間調整手段14は、戸開待機許容時間として初期値TINTを設定する(S15)。
以上の処理により、かご22が混雑中であって、且つ、かご22の乗客の戸閉釦操作率が高い場合は、戸開待機許容時間を初期値よりもα分だけ短い時間に調整する。これにより、かご22の乗客は、かご22が混雑中の場合、或る停止階において必要以上に待たされずに済む。すなわち、かご22の乗客のストレスを軽減することができる。
図8は、かご割当判定手段の処理の一例を示すフローチャートである。
かご割当判定手段17は、或るかご22について、利用者到着予定時刻とかご到着予定時刻とを比較し、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも早いか否かを判定する(S21)。
利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも早い場合(S21:YES)、かご割当判定手段17は、そのかご22は割り当て可能であると判定し(S25)、当該処理を終了する(終了)。
利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも早くない場合(S21:NO)、かご割当判定手段17は、そのかご22は待機許可されたかご22であるか否かを判定する(S22)。
そのかご22が待機許可されたかご22でない場合(S22:NO)、かご割当判定手段17は、そのかご22は割り当て不可能と判定し(S26)、当該処理を終了する(終了)。
そのかご22が待機許可されたかご22の場合(S22:YES)、かご割当判定手段17は、利用者到着予定時刻が、そのかご22の戸開待機終了予定時刻よりも早いか否かを判定する(S23)。
利用者到着予定時刻が戸開待機終了予定時刻よりも早い場合(S23:YES)、かご割当判定手段17は、そのかご22は割り当て可能と判定し(S25)、当該処理を終了する(終了)。
利用者到着予定時刻が戸開待機終了予定時刻よりも早くない場合(S23:NO)、かご割当判定手段17は、利用者到着予定時刻が戸開待機終了予定時刻よりも早いか否かを判定する(S24)。
利用者到着予定時刻が戸開待機終了予定時刻よりも早い場合(S24:YES)、かご割当判定手段17は、そのかご22は割り当て可能と判定し(S25)、当該処理を終了する(終了)。
利用者到着予定時刻が戸開待機終了予定時刻よりも早くない場合(S24:NO)、かご割当判定手段17は、そのかご22は割り当て不可能と判定し(S26)、当該処理を終了する(終了)。
以下、利用者到着予定時刻とかご到着予定時刻の前後関係と、その場合の処理について、図9〜図12を用いて説明する。
図9は、利用者到着予定時刻が、かご到着予測時刻よりも早い場合の例である。
この図9の場合、利用者が、行先階呼びを登録してから(1701)、指定されたかご22の乗車位置23に到着した時点において(1702)、かご22はまだ到着していない予定である(1703)。すなわち、利用者は、このかご22に乗車できる予定である。したがって、このかご22は割り当て可能と判定される。
図10は、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも遅いが、戸開待機終了予定時刻よりも早い場合の例である。
この図10の場合、利用者が、行先階呼びを登録してから(1711)、指定されたかご22の乗車位置23に到着した時点において(1713)、かご22は既に到着している予定である(1712)。しかし、まだ戸開待機終了予定時刻(1713)になっていないので、そのかご22は待機中の予定である。よって、利用者は、このかご22に乗車できる予定である。したがって、このかご22は割り当て可能と判定される。
例えば、複数の行先階呼びが登録されている場合であって、最後に登録をした利用者の利用者到着予定時刻が、上記のように、戸開待機終了予定時刻よりも早い場合、その戸開待機終了予定時刻を、その利用者到着予定時刻に設定しても良い(1716)。これにより、無駄な戸開待機時間を短縮することができ、エレベータの効率的な運用が可能となる。
図11は、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻よりも遅く、且つ、出発了予定時刻よりも遅いが、戸開待機終了予定時刻よりは早い場合の例である。
この図11の場合、利用者が、行先階呼びを登録してから(1721)、指定されたかご22の乗車位置23に到着した時点において(1724)、かご22は既に戸開待機終了予定時刻(1723)を過ぎている予定である。しかしながら、利用者到着予定時刻(1724)は、かご22がその階床において待機可能な限界の時刻を示す戸閉予定時刻(1725)よりは早い。この場合、このかご22は、割り当て可能と判定される。そして、戸開待機終了予定時刻(1723)を、利用者到着予定時刻(1724)に設定する(1726)。これにより、利用者は、このかご22に乗車できる。なお、この場合、戸開戸閉予定時刻(1725)も、所定の時間分延長するようにしても良い。
図12は、利用者到着予定時刻が、戸開待機終了予定時刻よりも遅い場合の例である。
この図12の場合、利用者が、行先階呼びを登録してから(1731)、指定されたかご22の乗車位置23に到着した時点において(1735)、そのかご22は既に戸閉予定時刻(1734)を過ぎている予定である。したがって、このかご22は割り当て不可能と判定される。
なお、図10〜図12の例は、戸開待機が許可されているかご22についての説明である。戸開待機が許可されていないかご22については、上記の図8を用いた説明に示す通り、利用者到着予定時刻が、かご到着予定時刻より遅い場合、そのかご22は割り当て不可と判定される。
本実施例によれば、かご22の中の表示装置31に、当該かご22は戸開待機中である旨の表示、当該かご22が出発可能となるまでの残り時間、及び/又は、当該かご22の停止階が増加するか否か、等を表示できる。これにより、戸開待機中のかご22の乗客のストレスを軽減できる。
本実施例によれば、かご22が混雑中の場合は、行先階呼びの登録が発生した階と、その行先階呼びが示す階の両方に停止するかご22、若しくは、行先階が割り当てられていないかご22に対してのみ戸開待機を許可する。これにより、かご22の運用効率の低下を軽減できる。
本実施形態によれば、戸開待機中のかご22において、かご22の乗客による戸閉釦の操作率が高い場合、可能であれば戸開待機許容時間を短くする。これにより、戸開待機中のかご22の乗客のストレスを軽減できる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、入口20をセキュリティゲートとし、行先階登録装置41をセキュリティカード読み取り装置として、以下の運用を行っても良い。すなわち、利用者が降車可能な階が予めセキュリティカードに登録されており、セキュリティゲートを通る際にそのセキュリティカードの情報をセキュリティカード読み取り装置に読み取らせる。セキュリティカード読み取り装置は、セキュリティカードの情報に含まれる降車可能な階を読み取り、その階を行先階呼びとして登録する。
1…群管理装置、21…制御装置、31…表示装置、41…行先階登録装置

Claims (9)

  1. 複数の階床間で利用者を輸送する複数台のかごと、前記複数の階床のうち少なくとも一つの階床に備えられ、利用者が行先予定の階を示す行先階呼びを乗車前に登録するための行先階登録装置と、前記複数台のかご及び前記行先階登録装置を管理する群管理装置とを備えるエレベータ群管理システムであって、
    前記群管理装置は、
    前記行先階登録装置に登録された行先階呼びを取得する取得手段と、
    前記行先階呼びが登録された前記行先階登録装置の位置と各かごの乗車位置との間の距離に基づき、前記行先階呼びを登録した利用者が前記各かごの乗車位置に到着する予定の時刻である利用者到着予定時刻を算出する利用者到着予定時刻演算手段と、
    前記各かごが位置する階と前記行先階呼びが発生した階とに基づき、前記各かごが前記行先階呼びの発生した階に到着する予定の時刻であるかご到着予定時刻を算出するかご到着予定時刻演算手段と、
    前記各かごについて、前記利用者が乗車する階において、戸開待機を許可するか否かを判定する戸開待機許可手段と、
    前記各かごについて、前記利用者到着予定時刻と、前記かご到着予定時刻と、前記戸開待機が許可されているか否かに基づいて割当可能か否かを判定し、前記割当可能なかごから1のかごを前記行先階呼びに割り当てるかご割当手段と、
    かご内に備えられた戸を閉じるための戸閉釦の単位時間当たりの操作回数に基づき、当該かごの戸閉釦操作率を算出する戸閉釦検出手段と、
    かごが混雑中であるか否かを判定する混雑判定手段と、
    前記混雑判定手段によって混雑中である判定され、且つ、前記戸閉釦検出手段によって算出された前記戸閉釦操作率が閾値よりも大きいかごの戸開待機許容時間を、前記混雑判定手段によって混雑中でないと判定されたかご、又は、前記戸閉釦検出手段によって算出された前記戸閉釦操作率が前記閾値以下のかごの戸開待機許容時間よりも短くする、戸開待機許容時間調整手段と
    を有するエレベータ群管理システム。
  2. 前記戸開待機許可手段は、
    前記混雑判定手段において混雑中でないと判定されたかごの戸開待機を許可し、
    前記混雑判定手段において混雑中であると判定されたかごであっても、他の行先階呼びが割り当てられていないかご、又は、前記行先階呼びが登録される以前から既に前記利用者が乗車する階と前記行先階呼びが示す行先階の両方に停止する予定であったかごについては戸開待機を許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ群管理システム。
  3. 前記かご割当手段は、
    戸開待機が許可されたかごについて、かご到着予定時刻に前記戸開待機許容時間を加算した戸開待機終了予定時刻が、利用者到着予定時刻よりも遅い場合は、当該かごを割当可能と判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ群管理システム。
  4. 前記かご割当手段は、
    戸開待機が許可されたかごについて、かご到着予定時刻に前記戸開待機許容時間を加算した戸開待機終了予定時刻が、利用者到着予定時刻よりも早い場合であっても、前記戸開待機終了予定時刻に所定の猶予時間が加算された戸閉予定時刻が、前記利用者到着予定時刻よりも遅い場合は、当該かごを割当可能と判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ群管理システム。
  5. 前記群管理装置は、
    前記かご割当手段によって前記割当可能と判定されたかごが前記行先階呼びに割り当てられた場合、前記割り当てられたかごについて、前記利用者到着予定時刻の経過時を、戸開待機終了予定時刻とする戸開待機管理手段、を更に備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ群管理システム。
  6. 前記戸開待機管理手段は、前記戸閉予定時刻が経過するまでの間、前記戸閉釦の押下が検出されたとしても戸閉を実行しない
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ群管理システム。
  7. 前記群管理装置は、
    前記割り当てられたかご内に備えられた表示装置に、前記戸閉予定時刻に到達するまでの時間を表示する表示手段、を更に備える
    ことを特徴とする請求項5乃至6のいずれか1項に記載のエレベータ群管理システム。
  8. 前記表示手段は、
    前記登録された行先階呼びが示す行先階が、前記割り当てられたかごが既に停止予定の階であった場合、前記表示装置に、新たな停止階は増えない旨の表示をする
    ことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ群管理システム。
  9. 複数の階床間で利用者を輸送する複数台のかごと、前記複数の階床のうち少なくとも一つの階床に備えられ、利用者が行先予定の階を示す行先階呼びを乗車前に登録するための行先階登録装置と、前記複数台のかご及び前記行先階登録装置を管理する群管理装置とによってエレベータ群管理するエレベータ群管理方法であって、
    前記群管理装置において、
    前記行先階登録装置に登録された行先階呼びを取得し、
    前記行先階呼びが登録された前記行先階登録装置の位置と各かごの乗車位置との間の距離に基づき、前記行先階呼びを登録した利用者が前記各かごの乗車位置に到着する予定の時刻である利用者到着予定時刻を算出し、
    前記各かごが位置する階と前記行先階呼びが発生した階とに基づき、前記各かごが前記行先階呼びの発生した階に到着する予定の時刻であるかご到着予定時刻を算出し、
    前記各かごについて、前記利用者が乗車する階において、戸開待機を許可するか否かを判定し、
    前記各かごについて、前記利用者到着予定時刻と、前記かご到着予定時刻と、前記戸開待機が許可されているか否かに基づいて割当可能か否かを判定し、前記割当可能なかごから1のかごを前記行先階呼びに割り当て、
    かご内に備えられた戸を閉じるための戸閉釦の単位時間当たりの操作回数に基づき、当該かごの戸閉釦操作率を算出し、
    かごが混雑中であるか否かを判定し、
    前記混雑判定手段によって混雑中である判定され、且つ、前記戸閉釦検出手段によって算出された前記戸閉釦操作率が所定の閾値よりも大きいかごの戸開待機許容時間を、前記混雑判定手段によって混雑中でないと判定されたかご、及び、前記戸閉釦検出手段によって算出された前記戸閉釦操作率が閾値以下のかごの戸開待機許容時間よりも短くする
    エレベータ群管理方法。
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