JP3328481B2 - 処理方法および装置 - Google Patents

処理方法および装置

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JP3328481B2
JP3328481B2 JP29217795A JP29217795A JP3328481B2 JP 3328481 B2 JP3328481 B2 JP 3328481B2 JP 29217795 A JP29217795 A JP 29217795A JP 29217795 A JP29217795 A JP 29217795A JP 3328481 B2 JP3328481 B2 JP 3328481B2
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    • H01L21/67057Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing with the semiconductor substrates being dipped in baths or vessels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S134/00Cleaning and liquid contact with solids
    • Y10S134/902Semiconductor wafer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハやL
CD基板などの被処理体を処理液に浸漬して処理する方
法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばLSI等の半導体デバイスの製造
工程における洗浄処理を例にとって説明すると、従来か
ら半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)の表面のパ
ーティクル、有機汚染物、金属不純物等のコンタミネー
ションを除去するために種々の洗浄装置が使用されてい
る。その中でもとりわけ、ウェット型の洗浄装置は、ウ
ェハに付着したパーティクルを効果的に除去でき、しか
もバッチ処理による洗浄が可能なため、広く普及してい
る。
【0003】かかるウェット型の洗浄装置は、所定枚数
のウェハ、例えば25枚のウェハを収納したキャリア単
位で納入するロード機構と、このロード機構によってロ
ードされたキャリア2個分のウェハ、例えば50枚のウ
ェハを一括して搬送する搬送装置と、この搬送装置によ
って搬送された複数枚のウェハ、例えば50枚のウェハ
を一括して洗浄、乾燥等を行うように配列された複数の
処理槽と、各処理槽によって洗浄されたウェハをアンロ
ードするアンロード機構とを備えている。そして、洗浄
装置内に搬入されたキャリアは、適宜の移動装置によっ
て搬入位置から第一の所定位置に移動させられ、この第
一の所定位置から他の第二の所定位置、例えば前記のロ
ード機構のある位置へと移送装置によって移送され、そ
の後、例えば突き上げ装置によってキャリアからウェハ
のみが取り出され、これを前記搬送装置におけるウェハ
チャックなどの保持装置によって保持して処理槽へと搬
送する。そして処理槽においては、複数枚のウェハを所
定の間隔を持って平行に並べた状態で例えば洗浄液など
の処理液中に浸漬することにより洗浄処理が行われるの
である。
【0004】ところでウェハは、その表面がデバイス形
成のための滑らかな処理面に形成されており、ウェハの
表面は通常はパーティクルなどの付着のない鏡面に形成
されている。他方、ウェハの裏面は鏡面には形成されて
おらず、裏面は通常は表面に比べると粗面になってい
る。ウェハの裏面には、表面に比べるとパーティクルな
どの付着が比較的多いのが通常である。そしてキャリア
内には、各ウェハの表面がすべて同じ方向(通常はキャ
リアの把手側)に向かうように、複数枚のウェハが所定
の間隔を持って平行に並べた状態で収納されている。即
ち、複数枚のウェハは互いに隣接する被処理体同士の表
面と裏面がそれぞれ向かい合うようにして配列されてい
る。こうしてキャリア内に収納された複数枚のウェハは
すべて手前方向に表面を向けた状態で、例えば搬送ロボ
ットなどによってキャリアごと洗浄装置内に搬入され
る。従って、前記した移送装置、突き上げ装置、ウェハ
チャックにおけるプロセス中はもちろんのこと、各処理
槽内においても、各ウェハは全てその表面が同一方向に
向けられたまま洗浄に付されるのが一般的である。
【0005】一方、前記処理槽における洗浄処理は、例
えば硫酸等の処理液を処理槽底部から処理槽内に供給し
て処理槽の上部からオーバーフローさせることにより処
理槽内に処理液流を生じさせ、この処理液流の中に複数
枚のウェハを浸漬させて行われる。こうして処理液で洗
浄されたウェハは、次いで水洗槽に搬送・投入され、水
洗槽内においてリンス液をオーバーフローさせながらリ
ンスが行われる。しかしながら既述の如く、各ウェハ
は、その表面が隣接するウェハの裏面に向かい合った状
態で洗浄されるから、洗浄中や水洗槽への投入時などに
ウェハの裏面から剥離したパーティクルが隣接するウェ
ハの表面に転写してしまうこと(ウェハの裏面に付着し
ていたパーティクルが処理液中を浮遊して隣のウェハの
表面に再付着してしまうこと)が多かった。このように
ウェハの表面がパーティクルで汚染されると、その分、
即歩留まりの低下につながってしまう。
【0006】そこで、このようなパーティクルの転写を
防止するために、特開平6−163500号では、以上
のように複数枚のウェハを一括して洗浄する際に、隣接
するウェハ同士の表面と表面、裏面と裏面をそれぞれ対
向させる洗浄方法が開示されている。また、特開平6−
163501号には、隣接するウェハ同士の表面と表
面、裏面と裏面をそれぞれ対向させることに加えて、更
に、通常の配列ピッチの半分の配列ピッチでウェハを配
列させる洗浄方法が開示されている。
【0007】これらの洗浄方法によれば、ウェハの表面
同士が向かい合っているので、洗浄中にウェハの裏面か
ら剥離したパーティクルがウェハの表面に転写すること
がなく、パーティクル汚染による歩留まりの低下を防止
することが可能である。特に、特開平6−163501
号の方法は特開平6−163500号の方法に比べて配
列されたウェハ全体の幅が半分となるから、ウェハチャ
ックや処理槽の大きさを小さくでき、処理液量も少なく
て済むので経済的であり、洗浄装置全体の小型化が図れ
るといった利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、処理
槽における洗浄処理は、処理槽内において処理槽底部か
ら処理槽上部に向かう処理液の流れを生じさせ、その流
れの中に複数枚のウェハを浸漬させて行われるのが一般
的である。ところが、特開平6−163501号の方法
によると、ウェハ同士の間隔が狭いために処理液がウェ
ハ同士の間に良好に流れ込まなくなり、洗浄処理能力が
低下する心配があった。洗浄処理能力が低下すると、ウ
ェハの表面の汚染が十分に除去できなくなって歩留まり
が低くなってしまうことになる。このように、特開平6
−163501号の方法は、ウェハの配列を小さくでき
る反面、洗浄処理能力が低下する心配があった。
【0009】従って、本発明の目的は、ウェハの如き被
処理体の配列を小さくでき、かつ、処理能力が低下しな
い処理方法と装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、表面を
すべて同じ方向に向けて等間隔Lをもって平行に配列さ
れた第一の被処理体をキャリアから取り出す工程と、表
面をすべて同じ方向に向けて等間隔Lをもって平行に配
列された第二の被処理体をキャリアから取り出す工程
と、等間隔Lをもって平行に配列された第一の被処理体
の間に、等間隔Lをもって平行に配列された第二の被処
理体をそれぞれ挿入して、または、等間隔Lをもって平
行に配列された第二の被処理体の間に、等間隔Lをもっ
て平行に配列された第一の被処理体をそれぞれに挿入し
て、複数枚数Nの被処理体を、キャリアから出された状
態で、隣接する被処理体同士の表面と表面、裏面と裏面
をそれぞれ向かい合わせ、かつ、表面と表面が向かい合
っている被処理体同士の間隔L に比べて、裏面と裏面
が向かい合っている被処理体同士の間隔L が狭くなる
ように配列させる工程と、この配列された複数枚数Nの
被処理体を、キャリアから出された状態で、配列させた
状態を維持して搬送する工程と、この配列された複数枚
数Nの被処理体を、キャリアから出された状態で、配列
させた状態を維持して処理液に浸漬して処理する工程、
を備える処理方法が提供される。
【0011】被処理体同士の間隔L1が処理液を流通さ
せるに十分な長さを有するように前記複数枚数Nの被処
理体が配列されていることが好ましい。なお、前記複数
枚数Nの被処理体を、キャリアから出された状態で、隣
接する被処理体同士の表面と表面、裏面と裏面をそれぞ
れ向かい合わせ、かつ、表面と表面が向かい合っている
被処理体同士の間隔L に比べて、裏面と裏面が向かい
合っている被処理体同士の間隔L が狭くなるように配
列させる工程において、前記第一の被処理体の表面と前
記第二の被処理体の表面が互いに反対の方向に向くよう
に、前記第一の被処理体を前記第二の被処理体に対して
相対的に回転させ、または前記第二の被処理体を前記第
一の被処理体に対して相対的に回転させ、その後、第一
の被処理体の間に第二の被処理体をそれぞれ挿入する
か、第二の被処理体の間に第一の被処理体をそれぞれに
挿入することが好ましい。
【0012】また本発明によれば、複数枚数Nの被処理
体を平行に配置した状態で処理液に浸漬して処理する処
理装置において、キャリア単位で搬入された被処理体を
キャリアから取り出し、キャリアから出された状態で、
隣接する被処理体同士の表面と表面、裏面と裏面をそれ
ぞれ向かい合わせ、かつ、表面と表面が向かい合ってい
る被処理体同士の間隔L に比べて、裏面と裏面が向か
い合っている被処理体同士の間隔L が狭くなるように
複数枚数Nの被処理体を配列させる搬入部と、複数枚数
Nの被処理体を、前記配列された状態を維持して、キャ
リアから出された状態で一括して搬送する搬送装置と、
複数枚数Nの被処理体を、前記配列された状態を維持し
て、キャリアから出された状態で一括して処理する処理
部を備えることを特徴とする、処理装置が提供される。
【0013】キャリアから出された状態で、隣接する被
処理体同士の表面と表面、裏面と裏面をそれぞれ向かい
合わせ、かつ、表面と表面が向かい合っている被処理体
同士の間隔L に比べて、裏面と裏面が向かい合ってい
る被処理体同士の間隔L が狭くなるように配列させた
状態で複数枚数Nの被処理体を保持する整列部材を、前
記搬入部に備えることが好ましい。また、前記処理部は
処理槽を備え、キャリアから出された状態で、隣接する
被処理体同士の表面と表面、裏面と裏面をそれぞれ向か
い合わせ、かつ、表面と表面が向かい合っている被処理
体同士の間隔L に比べて、裏面と裏面が向かい合って
いる被処理体同士の間隔L が狭くなるように配列させ
た状態で複数枚数Nの被処理体を保持する保持具を、前
記処理槽に備えることが好ましい。なお、被処理体同士
の間隔L が処理液を流通させるに十分な長さを有する
ように、前記複数枚数Nの被処理体がキャリアから出さ
れた状態で配列されていることが好ましい。
【0014】本発明を、例えば50枚のウェハを洗浄処
理する場合について説明すれば、50枚のウェハが表面
と表面、裏面と裏面がそれぞれ向かい合うように配列さ
れているので、洗浄処理中にウェハの裏面から剥離した
パーティクル等が隣接するウェハの表面に転写すること
が防止される。しかも、表面と表面が向かい合っている
ウェハ同士の間隔L1は洗浄処理液を流通させるに十分
なものとすることによって、洗浄処理液がウェハの表面
同士の間に良好に流れ込むようになるので、洗浄処理液
によりウェハの表面を良好に洗浄することが可能であ
る。また、裏面と裏面が向かい合っているウェハ同士の
間隔L2を表面と表面が向かい合っているウェハ同士の
間隔L1よりも狭くしたことにより、配列されたウェハ
全体の幅を狭くすることができ、処理装置全体の小型化
が図れ、洗浄処理液量も少なくて済むので経済的であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態は、本発明を50枚の半導体ウェハ(以
下、「ウェハ」という)を一括して洗浄する洗浄装置に
対して適用した例である。
【0016】先ず、洗浄装置1全体について説明する。
洗浄装置1は、図1に示したように、洗浄処理前のウェ
ハWをキャリアC単位で投入するための搬入部2と、複
数枚数NのウェハW、即ち、この実施の形態においては
50枚のウェハWを一括して洗浄する洗浄処理部3と、
洗浄処理後のウェハWをキャリアC単位で取り出すため
の搬出部4の、三つのゾーンによって構成されている。
【0017】図2はキャリアCの斜視図であり、前記複
数枚数Nの半分の枚数のウェハW、即ち、この実施の形
態においては、25枚のウェハWが一つのキャリアCに
収納されている。キャリアCには、ウェハWを垂直に立
てた状態で保持するための溝10が左右対称の位置に2
5箇所ずつ形成されている。これら溝10の間隔は、何
れも等間隔L(8インチウェハを保持する場合であれば
例えば6.35mmの等間隔)になっていて、この実施の
形態においては、キャリアCによって25枚のウェハW
を等間隔Lで平行に配列した状態で保持するようになっ
ている。また、キャリアCに収納されたウェハWの表面
Waはすべて同じ方向を向いており、図2に示す状態で
は、ウェハWの表面Waはすべて前方(図2において手
前側)に向き、ウェハWの裏面Wbはすべて後方(図2
において後ろ側)に向いている。キャリアCの底部は開
口部11になっており、後述する整列部6において突き
上げ部材31がこの開口部11から相対的に上昇して進
入することにより、25枚のウェハWをキャリアCの上
方に一括して押し上げることができるようになってい
る。図1に示す洗浄装置1の搬入部2には、この図2で
説明したキャリアCに保持された25枚のウェハWがキ
ャリアC単位でまとめて投入され、また、搬出部4から
はキャリアCによって保持された25枚のウェハWがキ
ャリアC単位でまとめて取り出される。
【0018】前記搬入部2には、これから洗浄処理を行
うための、この実施の形態においては25枚のウェハW
を収納したキャリアCを搬入、載置させる載置部5と、
載置部5に載置されたキャリアCを整列部6へ移送する
ための移送装置7が設けられている。また前記洗浄処理
部3には、その前面側(図1における手前側)に3つの
搬送装置15、16、17が配置されており、これら各
搬送装置15、16、17には夫々対応するウェハチャ
ック18、19、20が設けられている。
【0019】さらに前記搬出部4においても、前記載置
部5とほぼ同様な構成を有す載置部8、前記整列部6と
同一構成の整列部9、前記移送装置7と同一構成の移送
装置(図示せず)が夫々設けられている。そして、後述
するように、前記搬送装置15、16、17のウェハチ
ャック18、19、20によって、キャリアC2つ分の
複数枚のウェハW、即ち、この実施の形態においては5
0枚のウェハWを、整列部6から洗浄処理部3の各処理
槽を経て整列部9まで一括して順次搬送していくように
構成されている。
【0020】そこで先ず、整列部6の詳細を図3に基づ
いて説明すると、この実施の形態において、整列部6の
ステージ30には、突き上げ部材31と整列部材32が
横に並んで配置されている。突き上げ部材31の上面に
は、図4に示すように、ウェハWを垂直に立てた状態で
保持するための溝33が、前述のキャリアCの溝10と
同じく、合計で25本設けられている。これら溝33は
すべて平行に配置されており、隣接する溝33同士の間
隔も、すべてキャリアCの溝10と同じ等間隔Lになっ
ている。一方、整列部材32の上面には、図5に示すよ
うに、ウェハWを垂直に立てた状態で保持するための溝
34と溝35が交互に設けられている。これら溝34、
35は、何れも整列部材32の上面に25本ずつ設けら
れており、従って、整列部材32の上面には、前述のキ
ャリアCの溝10の二倍の(キャリアC二個分の)合計
で50本の溝34、35が設けられている。また、これ
ら溝34、35は、何れもすべて平行に配置されてお
り、隣接する溝34同士の間隔および溝35同士の間隔
は、すべてキャリアCの溝10と同じ等間隔Lになって
いる。そして、溝34と溝35の間隔は、交互に間隔L
1、間隔L2に形成されている。間隔L1は、後述するよ
うに、ウェハWを平行に配列した状態で各処理槽61〜
69内において処理液に浸漬して洗浄処理する際に、ウ
ェハWの間に処理液を流通させるに十分な長さになって
いる。一方、間隔L2は前記間隔L1よりも狭くなってい
る。そして、これら間隔L1と間隔L2の和(L1+L2
は、上記等間隔Lに等しい。
【0021】図示しない昇降機構の稼働により、ステー
ジ30に形成された窓穴39を通って突き上げ部材31
が相対的に上方に突出可能に支持されている。この突き
上げ部材31のステージ30に対する相対的な上昇は、
図示の例においては、突き上げ部材31を固定した状態
でステージ30が上下動することに行われるようになっ
ている。前述の載置部5から移送装置7によって移送さ
れてきたキャリアCは、整列部6に搬入された際に、こ
の窓穴39を丁度塞ぐ位置に置かれる。窓穴39の左右
両側にはガイドストッパ36とプッシャ37が対向して
配置されており、載置部5から移送装置7により移送さ
れてきたキャリアCがステージ30上に置かれるとプッ
シャ37が伸張し、キャリアCの底部をガイドストッパ
36に押し付けることにより、キャリアCの位置決めが
行われる。このようにキャリアCが位置決めされた際に
は、キャリアC底部の開口部11が前記突き上げ部材3
1の丁度真上の位置に来るようになっている。そして、
このようにキャリアCが位置決めされた状態で突き上げ
部材31がステージ30に対して相対的に上昇すると
(ステージ30が相対的に下がると)、後述するよう
に、キャリアCの溝10によって保持されていた25枚
のウェハWが、突き上げ部材31の上面の溝33に保持
された状態となり、25枚のウェハWはキャリアCの上
方に持ち上げられる。
【0022】一方、整列部材32は、ステージ30上に
設けられたレール40上に支持されており、整列部材3
2はレール40に沿って前後方向(図3においてY方
向)に移動自在であり、アクチュエータ41の稼働によ
り、整列部材32は洗浄装置1の前後方向(Y方向)に
前記間隔L2の幅で往復移動する構成になっている。後
述するように、アクチュエータ41が伸張稼働して整列
部材32が洗浄装置1の後方(図3において奥側)に移
動した際には、突き上げ部材31上面の溝33と整列部
材32上面の溝35とが同一直線状に位置し、一方、ア
クチュエータ41が短縮稼働して整列部材32が洗浄装
置1の前方(図3において手前側)に移動した際には、
突き上げ部材31上面の溝33と整列部材32上面の溝
34とが同一直線状に位置するようになっている。
【0023】整列部6において、ステージ30の上方に
は、突き上げ部材31によって保持した25枚のウェハ
Wを一括して把持して整列部材32に受け渡す搬送チャ
ック装置45が設けられている。この搬送チャック装置
45を構成する搬送チャック本体46の下面には、図示
しない駆動機構によって開閉される左右一対の開閉チャ
ック47a、47bが設けられている。図6は、これら
開閉チャック47a、47bの拡大正面図であり、図7
は、開閉チャック47a、47bの拡大平面図である。
図6において、実線47a’、47b’は開閉チャック
47a、47bが閉じた状態を示し、一点鎖線47
a”、47b”は開閉チャック47a、47bが開いた
状態を示している。開閉チャック47a、47bの内側
には、開閉チャック47a、47bが閉じたときにウェ
ハWを垂直に立てた状態で保持するための溝48a、4
8bが左右対称の位置に25箇所ずつ形成されている。
これら溝48a同士の間隔と溝48b同士の間隔は、何
れもキャリアCの溝10と同じ等間隔Lになっており、
開閉チャック47a、47bが閉じた状態において25
枚のウェハWを開閉チャック47a、47bの間で等間
隔Lで平行に配列した状態で保持できるようになってい
る。そして、隣接する溝48a同士の間と隣接する48
b同士の間は、何れも開閉チャック47a、47bが閉
じた状態においてもウェハWを通過させるのに十分な大
きさを持った空間部49a、49bにそれぞれ形成され
ている。
【0024】以上のように構成される搬送チャック装置
45全体は、搬送チャック本体46の上面を支持してい
る軸50を中心にして図示しない回転機構の駆動によっ
て回転し、かつ、突き上げ部材31の上方と整列部材3
2の上方の間を図示しない往復動機構の駆動によって左
右方向(図3においてX方向)に往復移動するように構
成されている。図3において、実線45’は搬送チャッ
ク装置45が突き上げ部材31の上方に移動した状態を
示し、一点鎖線45”は搬送チャック装置45が整列部
材32の上方に移動した状態を示している。そして更
に、搬送チャック装置45は、図示しない昇降機構の駆
動によって上下方向(図3においてZ方向)に昇降移動
するように構成されている。なお、搬送チャック装置4
5全体の回転中心となる軸50は、搬送チャック装置4
5が突き上げ部材31の上方に移動した際に、ガイドス
トッパ36とプッシャ37で位置決めされたキャリアC
の中心軸に一致する。
【0025】後述するように、この整列部6において
は、先ず一つのキャリアCより取り出した25枚のウェ
ハWを整列部材32上面の溝35に表面Waを手前側に
向けて等間隔Lで垂直に立てた状態で保持し、次いで、
これら溝35に保持した25枚のウェハWの間に、別の
一つのキャリアCより取り出した25枚のウェハWを向
きを反対にして(表面Waを後ろ側に向けて)それぞれ
挿入し、それらを整列部材32上面の溝34に垂直に立
てることにより、合計で50枚のウェハWを整列させる
工程が行われる。これにより、整列部材32上面におい
て、50枚のウェハWを隣接するウェハW同士の表面W
aと表面Wa、裏面Wbと裏面Wbがそれぞれ向かい合
い、かつ、表面Waと表面Waが向かい合っているウェ
ハW同士の間隔はL1で、裏面Wbと裏面Wbが向かい
合っているウェハW同士の間隔はL2となるように配列
させる工程が行われる。
【0026】次に、前記洗浄処理部3には、載置部5側
から順に、前記搬送装置15のウェハチャック18を洗
浄、乾燥するチャック洗浄・乾燥処理槽61、ウェハW
表面Waの有機汚染物、金属不純物、パーティクル等の
不純物質を薬液によって洗浄処理する薬液洗浄処理槽6
2、前記薬液洗浄処理槽62で洗浄されたウェハWを例
えば純水によって洗浄する二つの水洗洗浄処理槽63、
64、前記薬液洗浄処理槽62における薬液とは異なっ
た薬液で洗浄処理する薬液洗浄処理槽65、前記薬液洗
浄処理槽65で洗浄されたウェハWを例えば純水によっ
て洗浄する二つの水洗洗浄処理槽66、67、前記搬送
装置17のウェハチャック20を洗浄、乾燥するチャッ
ク洗浄・乾燥処理槽68、及び前記不純物質が除去され
たウェハWを、例えばIPA(イソプロピルアルコー
ル)等で蒸気乾燥させるための乾燥処理槽69が、夫々
配設されている。
【0027】上記搬送装置15、16、17は何れも同
様の構成を備えているので、例えば水洗洗浄処理槽6
4、薬液洗浄処理槽65、及び水洗洗浄処理槽66相互
間でウェハWを搬送させる搬送装置16を例にして説明
すると、搬送装置16のウェハチャック19は、図8に
示すように、キャリアC二つ分の複数枚のウェハW、即
ち、この実施の形態においては50枚のウェハWを一括
して把持する左右一対の把持部材70a、70bを備え
ている。
【0028】前記把持部材70a、70bは左右対称形
であり、これら各把持部材70a、70bは各々対応す
る回動軸71a、71bによって、搬送装置16におけ
る支持部72に支持されている。この支持部72は、駆
動機構73によって上下方向(Z方向)に移動し、また
前出ウェハチャック19自体は支持部72に内蔵された
駆動機構(図示せず)によって前後方向(Y方向)に移
動自在となるように構成され、さらに前記駆動機構73
自体は、洗浄処理部3の長手方向(X方向)に沿って移
動自在な搬送ベース74(図1において図示される)の
上部に設けられている。そして前記支持部73内に設け
られたモータなどの駆動体(図示せず)によって、前記
回動軸71a、71bは、図8中の往復回動矢印θに示
されたように、往復回動自在となるように構成されてい
る。また支持部72自体も水平面内においてその角度を
微調整できるように構成されている。
【0029】ウェハチャック19を構成する一対の把持
部材70a、70bは左右対称形であり、例えば把持部
材70aの構成について図9を基にして詳述すると、こ
の把持部材70aは、その上端に前出回動軸71aに固
定される取付部材75と、この取付部材75の前後端部
から垂設されるステイ76、77と、このステイ76、
77の中央略上部に渡される補強バー78と、ステイ7
6、77の下端間に渡される略棒形状の下側支持体79
と、この下側支持体79の上方に平行に渡される略棒形
状の上側支持体80とによって構成されている。
【0030】前記下側保持体79と上側支持体80の表
面には、対向する把持部材71bの下側保持体79と上
側支持体80側に向けて保持溝81、82と保持溝8
3、84がそれぞれ25個ずつ、合計で前記下側保持体
79と上側支持体80の表面にそれぞれ50個の保持溝
81、82と保持溝83、34が形成されている。これ
ら保持溝81、82と保持溝83、34の配置は、何れ
も先に説明した整列部材32上面の溝34、35の配置
と同じであり、隣接する保持溝81同士の間隔および保
持溝82同士の間隔と隣接する保持溝83同士の間隔お
よび保持溝84同士の間隔は、すべてキャリアCの溝1
0と同じ等間隔Lになっている。また、保持溝81と保
持溝82の間隔および保持溝83と保持溝84の間隔
は、交互に間隔L1、間隔L2になっている。
【0031】このようにして構成される把持部材70a
と対向する他方の把持部材70bも、前記の保持溝8
1、82が形成された上側保持体80、保持溝83、8
4が形成された下側保持体79を夫々有している。そし
て、ウエハチャック19における把持部材70a、70
bは各回動軸71a、71bの回動により開閉し、被処
理体である50枚のウエハWを一括して把持できるよう
になっている。また、前述したように、保持溝81、8
2および保持溝83、84の配置が整列部材32上面の
溝34、35の配置と同じであることから、こうしてウ
エハチャック19の把持部材70a、70bで把持され
た50枚のウェハWは、隣接するウェハW同士の表面W
aと表面Wa、裏面Wbと裏面Wbがそれぞれ向かい合
い、かつ、表面Waと表面Waが向かい合っているウェ
ハW同士の間隔はL1で、裏面Wbと裏面Wbが向かい
合っているウェハW同士の間隔がL2となる配列を維持
するようになっている。そして、搬送装置16は、水洗
洗浄処理槽64、薬液洗浄処理槽65、及び水洗洗浄処
理槽66相互の間において、以上のような配列を維持し
た状態で50枚のウェハWを一括して搬送するように構
成されている。
【0032】なお、その他の搬送装置15、17及びそ
のウエハチャック18、20も前記した、搬送装置1
6、ウエハチャック19と同一の構成を有しており、上
記と同様に、隣接するウェハW同士の表面Waと表面W
a、裏面Wbと裏面Wbをそれぞれ向かい合わせ、か
つ、表面Waと表面Waが向かい合っているウェハW同
士の間隔がL1となり、裏面Wbと裏面Wbが向かい合
っているウェハW同士の間隔がL2となる配列を維持し
た状態で50枚のウェハWを一括して把持し、搬送でき
るように構成されている。
【0033】前述の各処理槽61〜69の底部には、各
処理槽内でウエハWを保持するための保持具となるボー
ト91が設置されている。ここで、図8、図10を基に
して処理槽65に設置されているボート91について説
明すると、このボート91は、処理槽65内に垂設され
た支持体92の下端に水平に取り付けられた三本の平行
な保持棒93、94、95を備えている。これら保持棒
93、94、95の内、中央の保持棒94の高さが最も
低く、保持棒93、95は保持棒94を中心に左右の位
置に、かつ、保持棒94よりも高い位置に配置されてい
る。これら保持棒93、保持棒94、および保持棒95
の上面には、保持溝96、97、保持溝98、99、お
よび保持溝100、101がそれぞれ25個ずつ、合計
で前記保持棒93、保持棒94、および保持棒95の上
面にそれぞれ50個の保持溝96、97、保持溝98、
99、および保持溝100、101が形成されている。
これら保持溝96、97、保持溝98、99、および保
持溝100、101の配置は、何れも先に説明した整列
部材32上面の溝34、35、およびウェハチャック1
9の保持溝81、82と保持溝83、84の配置と同じ
であり、図11に示すように、隣接する保持溝96同士
の間隔、保持溝97同士の間隔、保持溝98同士の間
隔、保持溝99同士の間隔、保持溝100同士の間隔、
および保持溝101同士の間隔は、すべてキャリアCの
溝10と同じ等間隔Lになっている。また、保持溝96
と保持溝97の間隔、保持溝98と保持溝99の間隔、
および保持溝100と保持溝101の間隔は、何れも交
互に間隔L1、間隔L2になっている。
【0034】そして、前述のウエハチャック19によっ
て一括して把持された50枚のウエハWは、搬送装置1
6の駆動機構73による支持部72の下降に伴って処理
槽65内に挿入され、50枚のウエハWの下端がボート
91の保持棒93、94、95の保持溝96、97、保
持溝98、99、および保持溝100、101にそれぞ
れ嵌入すると、搬送装置16の駆動機構73による支持
部72の下降が停止するように構成されている。こうし
て、50枚のウエハWはボート91の保持棒93、9
4、95の保持溝96〜101によって一括して保持さ
れた状態となり、その後、ウエハチャック19は回動軸
71a、71bの回動により把持部材70a、70bに
よるウエハWの把持状態を開放し、搬送装置16の駆動
機構73による支持部72の上昇に伴ってウエハチャッ
ク19は処理槽65の上方に退避するようになってい
る。また、前述したように、保持溝96、97、保持溝
98、99、および保持溝100、101の配置が整列
部材32上面の溝34、35およびウエハチャック19
の保持溝81、82と保持溝83、84の配置と同じで
あることから、こうしてウエハチャック19からボート
91の保持棒93、94、95上に受け渡された50枚
のウェハWは、隣接するウェハW同士の表面Waと表面
Wa、裏面Wbと裏面Wbがそれぞれ向かい合い、か
つ、表面Waと表面Waが向かい合っているウェハW同
士の間隔はL1で、裏面Wbと裏面Wbが向かい合って
いるウェハW同士の間隔がL2となる配列を維持するよ
うになっている。
【0035】そして、後述するように処理槽65におけ
る所定の処理が終了すると、再び搬送装置16の駆動機
構73による支持部72の下降に伴ってウエハチャック
19が処理槽65内に挿入され、回動軸71a、71b
の回動により把持部材70a、70bが閉じられてボー
ト91の保持棒93、94、95上に保持された50枚
のウエハWを一括して把持するようになっている。その
後、支持部72が上昇することによってウエハチャック
19が処理槽65内から上方に退避し、それに伴って5
0枚のウエハWは一括して処理槽65から取り出され、
次の処理槽66に搬送される。
【0036】なお、処理槽65以外の各処理槽61〜6
4および各処理槽66〜69にも、以上に説明したボー
ト91と同じものが設置されており、上記と同様に、各
処理槽61〜64および各処理槽66〜69において
も、隣接するウェハW同士の表面Waと表面Wa、裏面
Wbと裏面Wbをそれぞれ向かい合わせ、かつ、表面W
aと表面Waが向かい合っているウェハW同士の間隔が
1となり、裏面Wbと裏面Wbが向かい合っているウ
ェハW同士の間隔がL2となる配列を維持した状態で5
0枚のウェハWを一括して保持できるように構成されて
いる。
【0037】次に、図10および図12を参照しなが
ら、各処理槽61〜69の構成について処理槽65を例
に挙げて説明する。なお、他の処理槽61〜64および
処理槽66〜69の基本的構造は、ここで説明する処理
槽65のものと変わらないため詳細な説明は省略する。
【0038】図示のように、処理槽65は、例えば洗浄
用の薬液、リンス用の純水などの処理液を収容する箱形
の処理槽本体110を備えている。処理槽本体110の
底面111には処理液の供給口112が開口しており、
この供給口112より槽内に導入された洗浄液は、上記
ボート91の保持棒93、94、95と底面111との
間に介装された整流板113を介して、乱流を生じるこ
となく均等にウェハWの周囲に供給される。
【0039】すなわち、この整流板113は、処理槽本
体110内を上下に水平に区画し、整流板113の全体
には多数の小孔114が穿設されており、供給口112
より処理槽本体110内に導入された薬液は、整流板1
13の小孔114を通過して、上記ボート91の保持棒
93、94、95により保持されたウェハWの周囲に供
給されるので、乱流を生じることなく均等な流速でウェ
ハWを包み込み、ウェハW全体をむら無く均等に洗浄す
ることが可能なように構成されている。
【0040】また、上記処理槽本体110は、上記ボー
ト91の保持棒93、94、95により保持された50
枚のウェハWを処理液中に浸漬することが可能な容積を
有しており、この処理槽本体110の上端からオーバー
フローする処理液を受けとめる外槽115を備えてい
る。そして、上記処理槽本体110の底面111に設け
られた供給口112と外槽115の底部に設けられた排
出口116との間には、薬液循環経路117が接続され
る。そして、この薬液循環経路117に、図示しない循
環ポンプとフィルタとが介装されて、上記処理槽本体1
10よりオーバーフローした処理液を清浄化して再び上
記処理槽本体110に循環供給することができるように
構成されている。
【0041】本実施の形態にかかる洗浄装置1の主要部
は以上のように構成されており、次にこの洗浄装置1を
使用したウェハの洗浄処理を説明すると、先ず、搬送ロ
ボット(図示せず)によって載置部5にキャリアCが搬
入される。キャリアCには25枚のウェハWが、その表
面Waをすべて同じ方向に向けて、等間隔Lで平行に並
べて配列された状態で収納されている。こうして搬入さ
れたキャリアCが載置部5において所定のステーション
に移動すると、そのキャリアCは移送装置7によって整
列部6へと移送され、図13に示すように、キャリアC
は、整列部6のステージ30に形成された窓穴39を丁
度塞ぐ位置に置かれることとなる。このようにキャリア
Cが整列部6のステージ30上に搬入された際には、キ
ャリアCに収納された25枚のウェハWの表面Waがす
べて洗浄装置1の前方(図1において手前側、図13に
おいて紙面表側)に向くようになる。
【0042】こうしてキャリアCが整列部6のステージ
30上に搬入されると、プッシャ37が伸張し、キャリ
アCの底部をガイドストッパ36に押し付けることによ
り、キャリアCの位置決めが行われる。これにより、キ
ャリアC底部の開口部11が突き上げ部材31の丁度真
上の位置に来るようになる。次いで、突き上げ部材31
がステージ30に対して相対的に上昇し(ステージ30
が相対的に下降し)、キャリアC内に保持されていた2
5枚のウェハWは、突き上げ部材31の上面の溝33に
それぞれ保持されて、図13において一点鎖線Wで示し
たように、キャリアCの上方に持ち上げられた状態とな
る。こうして、25枚のウェハWは、表面Waをすべて
洗浄装置1の前方に向けて、等間隔Lで平行に並べて配
列された状態を維持したまま、キャリアCの上方におい
て突き上げ部材31の上面に保持されることとなる。
【0043】次に、突き上げ部材31の上方に位置して
いる搬送チャック装置45の開閉チャック47a、47
bが閉じられることにより、突き上げ部材31の上面に
保持されている25枚のウェハWは、開閉チャック47
a、47bの内側に形成された溝48a、48bにそれ
ぞれ嵌入し、こうして、25枚のウェハWは搬送チャッ
ク装置45の開閉チャック47a、47bによって一括
して把持された状態となる。その後、突き上げ部材31
はステージ30に対して相対的に下降し(ステージ30
が相対的に上昇し)、再び、突き上げ部材31はステー
ジ30上に載置されているキャリアCの底部に引っ込ん
だ状態に戻る。また、空になったキャリアCは、適宜の
図示しない搬送手段によりステージ30上から取り除か
れ、洗浄装置1の前記整列部9に搬送される。
【0044】一方、こうして開閉チャック47a、47
bによってウェハWを一括して把持した搬送チャック装
置45は図13において右方向に移動し、搬送チャック
装置45は整列部材32の上方に移動した状態(図13
において一点鎖線45’で示す状態)となり、これに伴
って開閉チャック47a、47bに把持されているウェ
ハWも整列部材32の上方に移動した状態(図13にお
いて一点鎖線W’で示す状態)となる。その後、搬送チ
ャック装置45は整列部材32の上方において下降を開
始するが、この時、前記アクチュエータ41は伸張稼働
して整列部材32が洗浄装置1の後方(前述の図3にお
いて奥側)に移動しており、突き上げ部材31上面の溝
33と整列部材32上面の溝35とが同一直線状に位置
した状態となっている。これにより、搬送チャック装置
45の下降に伴って開閉チャック47a、47bに把持
されているウェハWは、整列部材32上面の溝35にそ
れぞれ嵌入し、こうして、25枚のウェハWは、その表
面Waをすべて洗浄装置1の前方に向け、かつ等間隔L
で平行に並んだ状態(図13において二点鎖線45”、
W”で示す状態)で、整列部材32上面の溝35に保持
されることとなる。こうして25枚のウェハWを整列部
材32上面の溝35に受け渡すと、搬送チャック装置4
5の開閉チャック47a、47bが開かれ、その後、搬
送チャック装置45は上昇して図13において一点鎖線
45’で示す状態に戻る。こうして、先ず整列部材32
上面の溝35に対する25枚のウェハWの受け渡しが終
了する。
【0045】次に、以上のように整列部材32上面の溝
35に対するウェハWの受け渡しが行われている間に、
25枚のウェハWを収納した次のキャリアCが移送装置
7により整列部6へと移送され、先と同様に、整列部6
のステージ30に形成された窓穴39を丁度塞ぐ位置に
次のキャリアCが置かれることになる。先と同様に、こ
のように次のキャリアCが整列部6のステージ30上に
搬入された際にも、キャリアCに収納された25枚のウ
ェハWの表面Waがすべて洗浄装置1の前方(図1にお
いて手前側、図13において紙面表側)に向くようにな
る。そして、先と同様にプッシャ37とガイドストッパ
36により次のキャリアCの位置決めが行われ、次のキ
ャリアC底部の開口部11が突き上げ部材31の丁度真
上の位置に来るようになる。
【0046】一方、整列部材32上面の溝35への25
枚のウェハWの受け渡しを終了した搬送チャック装置4
5は、図13において左方向に移動して突き上げ部材3
1の上方に戻る。そして、再び突き上げ部材31が上昇
し、次のキャリアC内に保持されていた25枚のウェハ
Wが、突き上げ部材31の上面の溝33にそれぞれ保持
されて、図13において一点鎖線Wで示したように、キ
ャリアCの上方に持ち上げられた状態となる。こうし
て、次のキャリアCに収納されていた25枚のウェハW
は、表面Waをすべて洗浄装置1の前方に向けて、等間
隔Lで平行に並べて配列された状態を維持したまま、次
のキャリアCの上方において突き上げ部材31の上面に
保持されることとなる。
【0047】次に、先と同様に搬送チャック装置45の
開閉チャック47a、47bが閉じられることにより、
突き上げ部材31の上面に保持されていた25枚のウェ
ハWは搬送チャック装置45の開閉チャック47a、4
7bによって一括して把持された状態となる。その後、
突き上げ部材31は先と同様に下降し、空になった次の
キャリアCは洗浄装置1の前記整列部9に搬送される。
一方、こうして開閉チャック47a、47bによって2
5枚のウェハWを一括して把持した搬送チャック装置4
5は、突き上げ部材31の上方において軸50を中心に
して180゜回転してから図13において右方向に整列
部材32の上方位置まで移動し、もしくは、図13にお
いて右方向に整列部材32の上方位置まで移動してから
整列部材32の上方において軸50を中心にして180
゜回転し、こうして開閉チャック47a、47bの間に
把持された25枚のウェハWは、整列部材32の上方に
移動した状態(図13において一点鎖線W’で示す状
態)となる。
【0048】ここで、以上のように突き上げ部材31の
上方において開閉チャック47a、47bでウェハWを
把持した後、そのウェハWが整列部材32の上方に移動
されるまでの間に、搬送チャック装置45が軸50を中
心にして180゜回転したことによって、25枚のウェ
ハWは、その表面Waがすべて洗浄装置1の後方(図1
において後ろ側、図13において紙面裏側)に向くよう
になる。
【0049】また、前記アクチュエータ41は短縮稼働
し、整列部材32が洗浄装置1の前方(前述の図3にお
いて手前側)に間隔L2の幅だけ移動する。こうして、
突き上げ部材31上面の溝33と整列部材32上面の溝
34とが同一直線状に位置した状態となる。
【0050】その後、搬送チャック装置45は整列部材
32の上方において下降を開始し、これにより、開閉チ
ャック47a、47bに把持されている25枚のウェハ
Wは、表面Waをすべて洗浄装置1の後ろ側に向けて、
等間隔Lで平行に並べて配列された状態を保ちつつ、既
に整列部材32上面において表面Waをすべて洗浄装置
1の手前側に向けて、等間隔Lで平行に並べて配列され
ている25枚のウェハWの間にそれぞれ嵌入し、整列部
材32上面の溝34に保持された状態となる。こうして
新たに25枚のウェハWを整列部材32上面の溝34に
受け渡すと、搬送チャック装置45の開閉チャック47
a、47bが開き、その後、搬送チャック装置45は上
昇して図13において一点鎖線45’で示す状態に戻
る。こうして、整列部材32上面の溝34、35に対す
る合計で50枚のウェハWの受け渡しが完了する。
【0051】ここで、図14と図16は以上の工程を経
て整列部材32上面の溝34と溝35に対して合計で5
0枚のウェハWが受け渡される状態を、側方(図13に
おいて左方)から見た図面である。先ず図14に示すよ
うに、一つめのキャリアCから取り出した25枚のウェ
ハWを、その表面Waをすべて洗浄装置1の手前側に向
けた状態で整列部材32上面の溝35に受け渡す際に
は、前記アクチュエータ41が伸張稼働して整列部材3
2は洗浄装置1の後方(図14において左方)に移動し
ており、搬送チャック装置45の開閉チャック47a、
47bの内側に形成された溝48a、48bと整列部材
32上面の溝35とが同一直線状に位置した状態となっ
ている。従って、搬送チャック装置45によって搬送さ
れたウェハWは、搬送チャック装置45の下降に伴って
整列部材32上面の溝35にそれぞれ嵌入し、保持され
ることとなる。こうして整列部材32上面の溝35によ
って保持されたウェハWは、図15に示すように、その
表面Waがすべて洗浄装置1の前方(図15において左
方)に向いて、等間隔Lで平行に並べて配列された状態
となる。
【0052】次に、搬送チャック装置45が軸50を中
心にして180゜回転することにより、次のキャリアC
から取り出した25枚のウェハWを、その表面Waをす
べて洗浄装置1の後ろ側に向けた状態で整列部材32上
面の溝34に受け渡す際には、図16に示すように、前
記アクチュエータ41が短縮稼働して整列部材32は洗
浄装置1の手前側(図16において右方)に移動してお
り、搬送チャック装置45の開閉チャック47a、47
bの内側に形成された溝48a、48bと整列部材32
上面の溝34とが同一直線状に位置した状態となってい
る。従って、搬送チャック装置45によって搬送された
ウェハWは、搬送チャック装置45の下降に伴って整列
部材32上面の溝34にそれぞれ嵌入し、保持されるこ
ととなる。こうして整列部材32上面の溝34によって
保持されたウェハWは、その表面Waがすべて洗浄装置
1の後ろ方(図16において左方)に向いて、等間隔L
で平行に並べて配列された状態となる。これにより、整
列部材32上面において、図17に示すように、50枚
のウェハWを隣接するウェハW同士の表面Waと表面W
a、裏面Wbと裏面Wbがそれぞれ向かい合い、かつ、
表面Waと表面Waが向かい合っているウェハW同士の
間隔はL1で、裏面Wbと裏面Wbが向かい合っている
ウェハW同士の間隔はL2となるように配列させること
が可能となる。
【0053】こうして50枚のウェハWを整列させる工
程が終了すると、今度は搬送装置15のウェハチャック
18によって50枚のウェハWが一括して保持されて各
処理槽61、62、63へと搬送され、更に、搬送装置
16のウェハチャック19、および搬送装置17のウェ
ハチャック20によって50枚のウェハWが各処理槽6
4〜69へと一括して搬送され、各処理槽61〜69で
処理液中に浸漬されて順次所定の処理がなされていく。
ここで、先に説明したように、各ウェハチャック18、
19、20を構成する一対の把持部材70a、70bの
下側保持体79と上側支持体80の表面に形成された保
持溝81、82と保持溝83、84の配置と、各処理槽
61〜69内に設置されているボート91の保持棒9
3、94、95に形成された保持溝96、97、保持溝
98、99、および保持溝100、101の配置の何れ
もが、整列部材32上面の溝34、35の配置と同じで
あることから、以上のように各処理槽61〜69で処理
がなされる間を通して整列部材32上面において形成さ
れた配列、即ち、50枚のウェハWの隣接するウェハW
同士の表面Waと表面Wa、裏面Wbと裏面Wbがそれ
ぞれ向かい合い、かつ、表面Waと表面Waが向かい合
っているウェハW同士の間隔はL1で、裏面Wbと裏面
Wbが向かい合っているウェハW同士の間隔はL2とな
っている配列が保たれることとなるのである。
【0054】従って、以上に説明した本実施の形態によ
れば、ウェハWの表面Wa同士が向かい合っているの
で、ウェハWの裏面Wbから処理液中に浮遊したパーテ
ィクルがウェハWの表面Waに転写することがなく、パ
ーティクル汚染による歩留まりの低下を防止することが
可能である。ウェハWの表面Wa同士の間隔L1は処理
液を流通させるに十分なものとなっているので、各処理
槽61〜69において処理を行うに際し、処理液がウェ
ハWの表面Wa同士の間に良好に流れ込み、洗浄処理能
力が低下する心配がない。そして、ウェハWの裏面Wb
同士が向かい合っている間隔L2は前記間隔L1よりも狭
くなっているので、50枚のウェハW全体の幅は従来の
約半分で済むようになり、ウェハチャック15、16、
17や各処理槽61〜69の大きさを小さくでき、処理
液量も少なくて済むので経済的であり、洗浄装置1全体
の小型化が図れるといった利点がある。
【0055】なお各処理槽61〜69での処理が終了し
た後、ウェハWをキャリアC内に収納する場合には、前
記整列部6における工程と逆の手順の工程が行われ、載
置部8から搬出されるキャリアCには、すべて同じ方向
にウェハWの表面Waが向いた状態で25枚ずつ収納さ
れることになる。従って、以後の搬送、処理に支障をき
たすことはない。
【0056】以上、本発明の実施の形態を、搬送チャッ
ク装置45が軸50を中心にして回転することによって
ウェハWの表面同士と裏面同士を向かい合わせるように
構成した例に基づいて説明したが、ウェハWの表面同士
と裏面同士を向かい合わせる方法として、その他、載置
部5でキャリアCごと180゜回転させてウェハWを反
転させる方法、突き上げ部材31が回転してウェハWを
反転させる方法なども考えられる。なお、キャリアCや
突き上げ部材31を回転させる場合は、搬送チャック装
置45を回転させる必要はない。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、複数枚数Nの被処理体
が表面と表面、裏面と裏面がそれぞれ向かい合うように
配列されているので、処理中に被処理体の裏面から剥離
したパーティクル等が隣接する被処理体の表面に転写す
ることを防止できる。しかも、表面と表面が向かい合っ
ている被処理体同士の間隔L1を処理液を流通させるに
十分な長さにすることによって、処理液が被処理体の表
面同士の間に良好に流れ込み、処理液により被処理体の
表面を良好に処理することができるようになる。また、
裏面と裏面が向かい合っている被処理体同士の間隔L2
を表面と表面が向かい合っている被処理体同士の間隔L
1よりも狭くしたことにより、配列された被処理体全体
の幅を狭くすることができ、処理装置全体の小型化が図
れ、処理液量も少なくて済むので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる洗浄装置の概観を
示す斜視図である。
【図2】キャリアの斜視図である。
【図3】図1の洗浄装置における整列部の斜視図であ
る。
【図4】突き上げ部材の上面を部分的に示す拡大図であ
る。
【図5】整列部材の上面を部分的に示す拡大図である。
【図6】整列部に設けられた搬送チャック装置の開閉チ
ャックの拡大正面図である。
【図7】整列部に設けられた搬送チャック装置の開閉チ
ャックの拡大平面図である。
【図8】図1の洗浄装置における搬送装置の斜視図であ
る。
【図9】図1の洗浄装置における把持部材の正面図であ
る。
【図10】図1の洗浄装置における処理槽の斜視図であ
る。
【図11】処理槽内に設置されたボートの保持棒の上面
を部分的に示す拡大図である。
【図12】図1の洗浄装置における処理槽の縦断面図で
ある。
【図13】図1の洗浄装置における整列部の動作説明図
である。
【図14】整列部において一つめのキャリアから取り出
したウェハを整列部材の上面受け渡す状態の説明図であ
る。
【図15】表面がすべて洗浄装置の前方に向いて配列さ
れた状態のウェハの側面図である。
【図16】整列部において次のキャリアから取り出した
ウェハを整列部材上面受け渡す状態の説明図である。
【図17】隣接するウェハ同士の表面と表面、裏面と裏
面がそれぞれ向かい合うように配列された状態のウェハ
の側面図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 搬入部 5 載置部 6 整列部 15、16、17 搬送装置 18、19、20 ウェハチャック 30 ステージ 31 突き上げ部材 32 整列部材 33、34、35 溝 36 ガイドストッパ 37 プッシャ 39 窓穴 40 レール 41 アクチュエータ 45 搬送チャック装置 46 搬送チャック本体 47a、47b 開閉チャック 48a、48b 溝 49a、49b 空間部 50 軸 61〜69 処理槽 W ウェハ C キャリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面をすべて同じ方向に向けて等間隔L
    をもって平行に配列された第一の被処理体をキャリアか
    ら取り出す工程と、 表面をすべて同じ方向に向けて等間隔Lをもって平行に
    配列された第二の被処理体をキャリアから取り出す工程
    と、 等間隔Lをもって平行に配列された第一の被処理体の間
    に、等間隔Lをもって平行に配列された第二の被処理体
    をそれぞれ挿入して、または、等間隔Lをもって平行に
    配列された第二の被処理体の間に、等間隔Lをもって平
    行に配列された第一の被処理体をそれぞれに挿入して、
    複数枚数Nの被処理体を、キャリアから出された状態
    で、隣接する被処理体同士の表面と表面、裏面と裏面を
    それぞれ向かい合わせ、かつ、表面と表面が向かい合っ
    ている被処理体同士の間隔L に比べて、裏面と裏面が
    向かい合っている被処理体同士の間隔L が狭くなるよ
    うに配列させる工程と、 この配列された複数枚数Nの被処理体を、キャリアから
    出された状態で、配列させた状態を維持して搬送する工
    程と、 この配列された複数枚数Nの被処理体を、キャリアから
    出された状態で、配列させた状態を維持して処理液に浸
    漬して処理する工程、を備える処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理体同士の間隔Lが処理液を流通
    させるに十分な長さを有するように前記複数枚数Nの被
    処理体が配列されている請求項1に記載の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記複数枚数Nの被処理体を、キャリア
    から出された状態で、隣接する被処理体同士の表面と表
    面、裏面と裏面をそれぞれ向かい合わせ、かつ、表面と
    表面が向かい合っている被処理体同士の間隔L に比べ
    て、裏面と裏面が向かい合っている被処理体同士の間隔
    が狭くなるように配列させる工程において、 前記第一の被処理体の表面と前記第二の被処理体の表面
    が互いに反対の方向に向くように、前記第一の被処理体
    を前記第二の被処理体に対して相対的に回転させ、また
    は前記第二の被処理体を前記第一の被処理体に対して相
    対的に回転させ、 その後、第一の被処理体の間に第二の被処理体をそれぞ
    れ挿入するか、第二の被処理体の間に第一の被処理体を
    それぞれに挿入する請求項1又は2に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 複数枚数Nの被処理体を平行に配置した
    状態で処理液に浸漬して処理する処理装置において、 キャリア単位で搬入された被処理体をキャリアから取り
    出し、キャリアから出された状態で、隣接する被処理体
    同士の表面と表面、裏面と裏面をそれぞれ向かい合わ
    せ、かつ、表面と表面が向かい合っている被処理体同士
    の間隔L に比べて、裏面と裏面が向かい合っている被
    処理体同士の間隔L が狭くなるように複数枚数Nの被
    処理体を配列させる搬入部と、 複数枚数Nの被処理体を、前記配列された状態を維持し
    て、キャリアから出された状態で一括して搬送する搬送
    装置と、 複数枚数Nの被処理体を、前記配列された状態を維持し
    て、キャリアから出された状態で一括して処理する処理
    部を備えることを特徴とする、処理装置。
  5. 【請求項5】 キャリアから出された状態で、隣接する
    被処理体同士の表面と表面、裏面と裏面をそれぞれ向か
    い合わせ、かつ、表面と表面が向かい合っている被処理
    体同士の間隔L に比べて、裏面と裏面が向かい合って
    いる被処理体同士の間隔L が狭くなるように配列させ
    た状態で複数枚数Nの被処理体を保持する整列部材を、
    前記搬入部に備えることを特徴とする請求項4に記載の
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理部は処理槽を備え、 キャリアから出された状態で、隣接する被処理体同士の
    表面と表面、裏面と裏面をそれぞれ向かい合わせ、か
    つ、表面と表面が向かい合っている被処理体同士の間隔
    に比べて、裏面と裏面が向かい合っている被処理体
    同士の間隔L が狭くなるように配列させた状態で複数
    枚数Nの被処理体を保持する保持具を、前記処理槽に備
    えることを特徴とする請求項4又は5に記載の処理装
    置。
  7. 【請求項7】 被処理体同士の間隔L が処理液を流通
    させるに十分な長さを有するように、前記複数枚数Nの
    被処理体がキャリアから出された状態で配列されている
    請求項4、5又は6に記載の処理装置。
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