JP3232442B2 - 洗浄処理方法、洗浄・乾燥処理方法及びその装置 - Google Patents
洗浄処理方法、洗浄・乾燥処理方法及びその装置Info
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- JP3232442B2 JP3232442B2 JP20636696A JP20636696A JP3232442B2 JP 3232442 B2 JP3232442 B2 JP 3232442B2 JP 20636696 A JP20636696 A JP 20636696A JP 20636696 A JP20636696 A JP 20636696A JP 3232442 B2 JP3232442 B2 JP 3232442B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を薬液や洗浄液
等の処理液に浸漬して処理する洗浄処理方法、洗浄後乾
燥する洗浄・乾燥処理方法及びその装置に関するもので
ある。
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を薬液や洗浄液
等の処理液に浸漬して処理する洗浄処理方法、洗浄後乾
燥する洗浄・乾燥処理方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス基板等(以下に
ウエハ等という)の被処理体を薬液やリンス液(洗浄
液)等の処理液が貯留された処理槽に順次浸漬して洗浄
を行う洗浄処理方法が広く採用されている。
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス基板等(以下に
ウエハ等という)の被処理体を薬液やリンス液(洗浄
液)等の処理液が貯留された処理槽に順次浸漬して洗浄
を行う洗浄処理方法が広く採用されている。
【0003】この洗浄処理方法を実現する装置として、
各種の薬液や洗浄液を貯留する処理槽を配置する処理ユ
ニットを例えば直列に配列し、搬送手段例えばウエハチ
ャックによって所定枚数例えば50枚のウエハを把持し
て、各処理ユニットに搬送し、各処理ユニットに備えら
れた保持手段例えばウエハボートに受け渡した後、ウエ
ハボートによって保持されたウエハを処理槽内の薬液あ
るいは洗浄液に浸漬して洗浄処理を行う洗浄処理装置が
用いられている。また、このような洗浄処理装置におい
ては、処理槽で洗浄した被処理体を乾燥する乾燥装置を
備えているものもある。
各種の薬液や洗浄液を貯留する処理槽を配置する処理ユ
ニットを例えば直列に配列し、搬送手段例えばウエハチ
ャックによって所定枚数例えば50枚のウエハを把持し
て、各処理ユニットに搬送し、各処理ユニットに備えら
れた保持手段例えばウエハボートに受け渡した後、ウエ
ハボートによって保持されたウエハを処理槽内の薬液あ
るいは洗浄液に浸漬して洗浄処理を行う洗浄処理装置が
用いられている。また、このような洗浄処理装置におい
ては、処理槽で洗浄した被処理体を乾燥する乾燥装置を
備えているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の処理方法においては、ウエハチャックによって
搬送されたウエハを、処理槽内に貯留された薬液あるい
は洗浄液に浸漬するため、ウエハが大気中に晒される時
間が長くなると、ウエハ表面に大気中を浮遊するパーテ
ィクル等が付着する虞れがあった。また、ウエハが大気
中に晒される時間が長くなると、全体の処理時間が長く
なり、処理能率の低下を招くという問題もあった。更に
は、最終洗浄後に乾燥する際、ウエハの搬送中にウエハ
の表面に付着する水滴等によって大気中のパーティクル
がトラップされ、乾燥装置で乾燥された際にそのパーテ
ィクルがウエハの表面に残渣してしまうという問題もあ
った。
この種の処理方法においては、ウエハチャックによって
搬送されたウエハを、処理槽内に貯留された薬液あるい
は洗浄液に浸漬するため、ウエハが大気中に晒される時
間が長くなると、ウエハ表面に大気中を浮遊するパーテ
ィクル等が付着する虞れがあった。また、ウエハが大気
中に晒される時間が長くなると、全体の処理時間が長く
なり、処理能率の低下を招くという問題もあった。更に
は、最終洗浄後に乾燥する際、ウエハの搬送中にウエハ
の表面に付着する水滴等によって大気中のパーティクル
がトラップされ、乾燥装置で乾燥された際にそのパーテ
ィクルがウエハの表面に残渣してしまうという問題もあ
った。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理体が大気に晒される時間を短縮してパーティ
クル等の付着を少なくすると共に、スループットの向上
を図れるようにする洗浄処理方法及びその装置を提供す
ることを目的とするものである。
で、被処理体が大気に晒される時間を短縮してパーティ
クル等の付着を少なくすると共に、スループットの向上
を図れるようにする洗浄処理方法及びその装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被処理体を洗浄液に浸漬さ
せて洗浄する洗浄処理方法において、 上記被処理体及
びこの被処理体を搬送する搬送手段の把持部を洗浄液中
に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬する工程と、 上
記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共に、被処
理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程と、 上記
洗浄液をオーバーフローさせて上記被処理体を洗浄する
工程と、を有することを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、被処理体を洗浄液に浸漬さ
せて洗浄する洗浄処理方法において、 上記被処理体及
びこの被処理体を搬送する搬送手段の把持部を洗浄液中
に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬する工程と、 上
記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共に、被処
理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程と、 上記
洗浄液をオーバーフローさせて上記被処理体を洗浄する
工程と、を有することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、被処理体を洗浄液
に浸漬させて洗浄する洗浄処理方法において、 上記被
処理体及びこの被処理体を搬送する搬送手段の把持部を
洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬する工程
と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共
に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程
と、 上記処理槽内に薬液を供給して上記被処理体に薬
液を接触させて処理する工程と、 上記薬液を排出又は
洗浄液と置換した後、上記処理槽から上記洗浄液をオー
バーフローさせて上記被処理体を洗浄する工程と、を有
することを特徴とする。
に浸漬させて洗浄する洗浄処理方法において、 上記被
処理体及びこの被処理体を搬送する搬送手段の把持部を
洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬する工程
と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共
に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程
と、 上記処理槽内に薬液を供給して上記被処理体に薬
液を接触させて処理する工程と、 上記薬液を排出又は
洗浄液と置換した後、上記処理槽から上記洗浄液をオー
バーフローさせて上記被処理体を洗浄する工程と、を有
することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、被処理体を洗浄液
に浸漬させて洗浄後、乾燥する洗浄・乾燥処理方法にお
いて、 上記被処理体及び被処理体を搬送する搬送手段
の把持部を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸
漬する工程と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移
動すると共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出
する工程と、 上記洗浄液をオーバーフローさせて被処
理体を洗浄する工程と、 上記洗浄液の上方に、乾燥ガ
スを供給する工程と、 上記被処理体と乾燥ガスとを相
対的に移動させて被処理体に乾燥ガスを接触させて被処
理体を乾燥させる工程と、を有することを特徴とする。
に浸漬させて洗浄後、乾燥する洗浄・乾燥処理方法にお
いて、 上記被処理体及び被処理体を搬送する搬送手段
の把持部を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸
漬する工程と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移
動すると共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出
する工程と、 上記洗浄液をオーバーフローさせて被処
理体を洗浄する工程と、 上記洗浄液の上方に、乾燥ガ
スを供給する工程と、 上記被処理体と乾燥ガスとを相
対的に移動させて被処理体に乾燥ガスを接触させて被処
理体を乾燥させる工程と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、被処理体を洗浄液
に浸漬させて洗浄後、乾燥する洗浄・乾燥処理方法にお
いて、 上記被処理体及び被処理体を搬送する搬送手段
の把持部を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸
漬する工程と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移
動すると共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出
する工程と、 上記処理槽から上記洗浄液をオーバーフ
ローさせて上記被処理体を洗浄する工程と、 上記洗浄
液を排出した後、上記処理槽内に薬液を供給して上記被
処理体に薬液を接触させて処理する工程と、 上記薬液
を排出又は洗浄液と置換した後、上記処理槽内に洗浄液
を供給すると共に、処理槽から洗浄液をオーバーフロー
させて上記被処理体を洗浄する工程と、 上記洗浄液の
上方に、乾燥ガスを供給する工程と、 上記被処理体と
乾燥ガスとを相対的に移動させて被処理体に乾燥ガスを
接触させて乾燥させる工程と、を有することを特徴とす
る。
に浸漬させて洗浄後、乾燥する洗浄・乾燥処理方法にお
いて、 上記被処理体及び被処理体を搬送する搬送手段
の把持部を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸
漬する工程と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移
動すると共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出
する工程と、 上記処理槽から上記洗浄液をオーバーフ
ローさせて上記被処理体を洗浄する工程と、 上記洗浄
液を排出した後、上記処理槽内に薬液を供給して上記被
処理体に薬液を接触させて処理する工程と、 上記薬液
を排出又は洗浄液と置換した後、上記処理槽内に洗浄液
を供給すると共に、処理槽から洗浄液をオーバーフロー
させて上記被処理体を洗浄する工程と、 上記洗浄液の
上方に、乾燥ガスを供給する工程と、 上記被処理体と
乾燥ガスとを相対的に移動させて被処理体に乾燥ガスを
接触させて乾燥させる工程と、を有することを特徴とす
る。
【0010】請求項3又は4記載の発明において、上記
被処理体を洗浄液中の下方に移動すると共に、被処理体
を浸漬する以外の洗浄液を排出する場合、単に洗浄液の
みを排出しても差し支えないが、好ましくは洗浄液の上
方に不活性ガスを導入する方がよい(請求項5)。ま
た、洗浄液の上方に、乾燥ガスを供給する際、この乾燥
ガスを不活性ガスと共に供給する方が好ましい(請求項
6)。
被処理体を洗浄液中の下方に移動すると共に、被処理体
を浸漬する以外の洗浄液を排出する場合、単に洗浄液の
みを排出しても差し支えないが、好ましくは洗浄液の上
方に不活性ガスを導入する方がよい(請求項5)。ま
た、洗浄液の上方に、乾燥ガスを供給する際、この乾燥
ガスを不活性ガスと共に供給する方が好ましい(請求項
6)。
【0011】請求項7記載の発明は、被処理体を浸漬す
る洗浄液を収容する処理槽と、上記被処理体を保持して
上記処理槽へ搬送する搬送手段と、上記被処理体を保持
して被処理体を上記処理槽内の洗浄液に浸漬する保持手
段とを具備する洗浄処理装置において、 上記処理槽
は、上記被処理体を収容し得る可及的に小容積な主処理
槽と、この主処理槽の上方に連接し、上記被処理体及び
被処理体を保持する搬送手段の把持部を収容し得る主処
理槽より大きな補助処理槽とを具備し、 上記保持手段
は、上記主処理槽と補助処理槽間を移動可能に配設され
る、ことを特徴とする。
る洗浄液を収容する処理槽と、上記被処理体を保持して
上記処理槽へ搬送する搬送手段と、上記被処理体を保持
して被処理体を上記処理槽内の洗浄液に浸漬する保持手
段とを具備する洗浄処理装置において、 上記処理槽
は、上記被処理体を収容し得る可及的に小容積な主処理
槽と、この主処理槽の上方に連接し、上記被処理体及び
被処理体を保持する搬送手段の把持部を収容し得る主処
理槽より大きな補助処理槽とを具備し、 上記保持手段
は、上記主処理槽と補助処理槽間を移動可能に配設され
る、ことを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項7記載の洗
浄処理装置において、 上記処理槽は、上記補助処理槽
内を密閉すべく開閉可能な蓋体を具備し、 上記保持手
段は、上記主処理槽と補助処理槽間を移動可能に配設さ
れ、 上記補助処理槽内に、乾燥ガスの供給部を設ける
と共に、この乾燥ガス供給部に乾燥ガス供給源を接続し
てなる、ことを特徴とする。
浄処理装置において、 上記処理槽は、上記補助処理槽
内を密閉すべく開閉可能な蓋体を具備し、 上記保持手
段は、上記主処理槽と補助処理槽間を移動可能に配設さ
れ、 上記補助処理槽内に、乾燥ガスの供給部を設ける
と共に、この乾燥ガス供給部に乾燥ガス供給源を接続し
てなる、ことを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の洗浄処理装置において、 上記主処理槽に、洗浄液
の供給口を設けると共に、この供給口に洗浄液供給源を
接続し、 上記補助処理槽の底部に排液口を設ける、こ
とを特徴とする。
載の洗浄処理装置において、 上記主処理槽に、洗浄液
の供給口を設けると共に、この供給口に洗浄液供給源を
接続し、 上記補助処理槽の底部に排液口を設ける、こ
とを特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項7又は8
記載の洗浄処理装置において、 上記主処理槽に、洗浄
液及び薬液の供給部を設けると共に、この供給部にそれ
ぞれ洗浄液供給源及び薬液供給源を接続し、 上記補助
処理槽の底部に排液口を設ける、ことを特徴とする。
記載の洗浄処理装置において、 上記主処理槽に、洗浄
液及び薬液の供給部を設けると共に、この供給部にそれ
ぞれ洗浄液供給源及び薬液供給源を接続し、 上記補助
処理槽の底部に排液口を設ける、ことを特徴とする。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の洗浄処理装置において、 上記主処理槽に設けられた
供給部と、上記補助処理槽に設けられた排液口とに、薬
液の循環管路を接続してなる、ことを特徴とする。
の洗浄処理装置において、 上記主処理槽に設けられた
供給部と、上記補助処理槽に設けられた排液口とに、薬
液の循環管路を接続してなる、ことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、搬送手段によって搬送
される被処理体を、搬送手段によって把持した状態で洗
浄液に浸漬し、洗浄液中で被処理体を保持手段に受け渡
し、その後、洗浄液をオーバーフローさせて洗浄するこ
とにより、被処理体が大気中に晒される時間を短縮する
ことができ、被処理体へのパーティクル等の付着を少な
くすることができると共に、洗浄処理時間の短縮を図る
ことができる(請求項1,7及び9)。この際、洗浄液
をオーバーフローさせる処理槽を被処理体を収容し得る
可及的に小容積なものとすることにより、洗浄液の消費
量を少なくすることができると共に、洗浄処理時間を更
に短縮することができる。
される被処理体を、搬送手段によって把持した状態で洗
浄液に浸漬し、洗浄液中で被処理体を保持手段に受け渡
し、その後、洗浄液をオーバーフローさせて洗浄するこ
とにより、被処理体が大気中に晒される時間を短縮する
ことができ、被処理体へのパーティクル等の付着を少な
くすることができると共に、洗浄処理時間の短縮を図る
ことができる(請求項1,7及び9)。この際、洗浄液
をオーバーフローさせる処理槽を被処理体を収容し得る
可及的に小容積なものとすることにより、洗浄液の消費
量を少なくすることができると共に、洗浄処理時間を更
に短縮することができる。
【0017】また、洗浄液中で搬送手段から保持手段に
受け渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動する
と共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出するこ
とにより、被処理体と洗浄液とを流動接触させることが
でき、被処理体表面に付着するパーティクル等の離脱を
より一層容易にすることができる(請求項1)。更に、
流動接触させることにより、被処理体表面に付着した処
理液を短時間に洗浄液に置換することができる。
受け渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動する
と共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出するこ
とにより、被処理体と洗浄液とを流動接触させることが
でき、被処理体表面に付着するパーティクル等の離脱を
より一層容易にすることができる(請求項1)。更に、
流動接触させることにより、被処理体表面に付着した処
理液を短時間に洗浄液に置換することができる。
【0018】また、洗浄液中で搬送手段から保持手段に
受け渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動する
と共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出した
後、被処理体に薬液を接触させて処理し、その後、洗浄
液をオーバーフローさせて洗浄することにより、同一処
理槽内で薬液処理と洗浄処理とを行うことができる(請
求項2,10及び11)。
受け渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動する
と共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出した
後、被処理体に薬液を接触させて処理し、その後、洗浄
液をオーバーフローさせて洗浄することにより、同一処
理槽内で薬液処理と洗浄処理とを行うことができる(請
求項2,10及び11)。
【0019】加えて、洗浄液中で搬送手段から保持手段
に受け渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動す
ると共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出し、
その後、洗浄液をオーバーフローさせて被処理体を洗浄
し、そして洗浄液の上方に供給される乾燥ガスと被処理
体とを相対的に移動させて被処理体に乾燥ガスを接触さ
せて被処理体を乾燥させることにより、同一処理槽内で
洗浄処理と乾燥処理とを行うことができる(請求項3,
4,5,6及び11)。
に受け渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動す
ると共に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出し、
その後、洗浄液をオーバーフローさせて被処理体を洗浄
し、そして洗浄液の上方に供給される乾燥ガスと被処理
体とを相対的に移動させて被処理体に乾燥ガスを接触さ
せて被処理体を乾燥させることにより、同一処理槽内で
洗浄処理と乾燥処理とを行うことができる(請求項3,
4,5,6及び11)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理装置に適用した場合について説明す
る。
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理装置に適用した場合について説明す
る。
【0021】◎第一実施形態 図1はこの発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態の概
略断面図である。
略断面図である。
【0022】上記洗浄処理装置は、被処理体例えば半導
体ウエハW(以下にウエハという)を浸漬する洗浄液例
えば純水1を収容する処理槽10と、ウエハWを保持
(把持)して処理槽10に搬送する搬送手段例えばウエ
ハチャック20と、このウエハチャック20から受け取
ったウエハWを保持して純水1に浸漬する保持手段例え
ばウエハボート30とを具備してなる。
体ウエハW(以下にウエハという)を浸漬する洗浄液例
えば純水1を収容する処理槽10と、ウエハWを保持
(把持)して処理槽10に搬送する搬送手段例えばウエ
ハチャック20と、このウエハチャック20から受け取
ったウエハWを保持して純水1に浸漬する保持手段例え
ばウエハボート30とを具備してなる。
【0023】上記処理槽10は、ウエハWを収容し得る
可及的に小容積の主処理槽11と、この主処理槽11の
上方の開口部に連接し、ウエハW及びウエハチャック2
0のチャック部20a(把持部)を収容し得る主処理槽
11より大きなすなわち幅の広い補助処理槽12との二
段構造に構成されている。また、補助処理槽12の開口
部の外側には外槽13が設けられており、補助処理槽1
2からオーバーフローする純水1を受け止めるように構
成されている。
可及的に小容積の主処理槽11と、この主処理槽11の
上方の開口部に連接し、ウエハW及びウエハチャック2
0のチャック部20a(把持部)を収容し得る主処理槽
11より大きなすなわち幅の広い補助処理槽12との二
段構造に構成されている。また、補助処理槽12の開口
部の外側には外槽13が設けられており、補助処理槽1
2からオーバーフローする純水1を受け止めるように構
成されている。
【0024】この場合、主処理槽11の底部には供給口
11aと排液口(図示せず)が設けられており、この供
給口11aには、ポンプ41及び開閉弁42を介設する
純水供給管43を介して純水供給源44(例えば純水タ
ンク)が接続されている。また、主処理槽11の開口部
の上端には、図2に示すように、主処理槽11内の純水
1を補助処理槽12側へオーバーフローさせる案内用の
切欠11bが適宜間隔をおいて設けられている。なお、
主処理槽11の底部近傍位置には、図示しない整流板が
配設されており、この整流板によって供給口11aから
主処理槽11内に供給される純水1を均一にウエハWに
流すことができるようになっている。
11aと排液口(図示せず)が設けられており、この供
給口11aには、ポンプ41及び開閉弁42を介設する
純水供給管43を介して純水供給源44(例えば純水タ
ンク)が接続されている。また、主処理槽11の開口部
の上端には、図2に示すように、主処理槽11内の純水
1を補助処理槽12側へオーバーフローさせる案内用の
切欠11bが適宜間隔をおいて設けられている。なお、
主処理槽11の底部近傍位置には、図示しない整流板が
配設されており、この整流板によって供給口11aから
主処理槽11内に供給される純水1を均一にウエハWに
流すことができるようになっている。
【0025】一方、補助処理槽12の底部には排液口1
2aが設けられており、この排液口12aには、開閉弁
45を介設するドレン管46が接続されている。また、
補助処理槽12の開口部の上端にも、補助処理槽12内
の純水1を外槽13側へオーバーフローさせる案内用の
切欠12bが適宜間隔をおいて設けられている(図2参
照)。なお、外槽13の底部にも排液口13aが設けら
れており、この排液口13aには、開閉弁48を介設す
るドレン管49が接続されている。
2aが設けられており、この排液口12aには、開閉弁
45を介設するドレン管46が接続されている。また、
補助処理槽12の開口部の上端にも、補助処理槽12内
の純水1を外槽13側へオーバーフローさせる案内用の
切欠12bが適宜間隔をおいて設けられている(図2参
照)。なお、外槽13の底部にも排液口13aが設けら
れており、この排液口13aには、開閉弁48を介設す
るドレン管49が接続されている。
【0026】上記ウエハボート30は、図2示すよう
に、処理槽10の外側に配設される昇降機構31に連結
される取付部材32にボルト32aをもって固定される
一対の(図面では一方のみを示す)逆T字状の支持部材
33と、これら支持部材33の間の中央下端部に架設さ
れる中央保持棒34と、支持部材33間の左右両側端部
に互いに平行に架設される2本の側部保持棒35とで構
成されており、昇降機構31の駆動によって処理槽10
すなわち主処理槽11及び補助処理槽12間を昇降し得
るように構成されている。なおこの場合、中央保持棒3
4及び側部保持棒35にはそれぞれ長手方向に適宜間隔
をおいて複数個例えば50個の保持溝34a,35aが
設けられている。これら保持棒34,35は、耐食性、
耐熱性及び耐強度性に優れた材質、例えばポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)製部材にて形成されてい
る。
に、処理槽10の外側に配設される昇降機構31に連結
される取付部材32にボルト32aをもって固定される
一対の(図面では一方のみを示す)逆T字状の支持部材
33と、これら支持部材33の間の中央下端部に架設さ
れる中央保持棒34と、支持部材33間の左右両側端部
に互いに平行に架設される2本の側部保持棒35とで構
成されており、昇降機構31の駆動によって処理槽10
すなわち主処理槽11及び補助処理槽12間を昇降し得
るように構成されている。なおこの場合、中央保持棒3
4及び側部保持棒35にはそれぞれ長手方向に適宜間隔
をおいて複数個例えば50個の保持溝34a,35aが
設けられている。これら保持棒34,35は、耐食性、
耐熱性及び耐強度性に優れた材質、例えばポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)製部材にて形成されてい
る。
【0027】次に、第一実施形態の洗浄処理方法につい
て、図3を参照して説明する。まず、処理槽10内に純
水1を供給して補助処理槽12の上端まで純水1を貯留
し、ウエハボート30を補助処理槽12内に待機させて
おく。この状態で、図3(a)に示すように、ウエハW
を把持するウエハチャック20の把持部20aを補助処
理槽12内の純水1中に移動してウエハWをウエハボー
ト30に載置すると共に、把持部20aを外側に移動し
てウエハWの把持を解きウエハボート30に受け渡す。
その後、ウエハWを受け渡したウエハチャック20は上
方へ後退し、ウエハボート30は下降してウエハWを主
処理槽11内に移動する。ウエハWを主処理槽11内に
移動した後、あるいは移動と同時に補助処理槽12内の
純水1をドレン管46から排出する。次いで、図3
(b)に示すように、純水1を純水供給源44から主処
理槽11内に供給すると共に、主処理槽11の上端から
補助処理槽12にオーバーフローさせて主処理槽11内
におかれたウエハWの洗浄処理を行う。所定時間、純水
1をオーバーフローさせてウエハWを洗浄した後、ウエ
ハボート30を上昇させ、ウエハボート30に保持され
たウエハWをウエハチャック20の把持部20aで把持
して以後の処理部例えば乾燥処理部に搬送する。
て、図3を参照して説明する。まず、処理槽10内に純
水1を供給して補助処理槽12の上端まで純水1を貯留
し、ウエハボート30を補助処理槽12内に待機させて
おく。この状態で、図3(a)に示すように、ウエハW
を把持するウエハチャック20の把持部20aを補助処
理槽12内の純水1中に移動してウエハWをウエハボー
ト30に載置すると共に、把持部20aを外側に移動し
てウエハWの把持を解きウエハボート30に受け渡す。
その後、ウエハWを受け渡したウエハチャック20は上
方へ後退し、ウエハボート30は下降してウエハWを主
処理槽11内に移動する。ウエハWを主処理槽11内に
移動した後、あるいは移動と同時に補助処理槽12内の
純水1をドレン管46から排出する。次いで、図3
(b)に示すように、純水1を純水供給源44から主処
理槽11内に供給すると共に、主処理槽11の上端から
補助処理槽12にオーバーフローさせて主処理槽11内
におかれたウエハWの洗浄処理を行う。所定時間、純水
1をオーバーフローさせてウエハWを洗浄した後、ウエ
ハボート30を上昇させ、ウエハボート30に保持され
たウエハWをウエハチャック20の把持部20aで把持
して以後の処理部例えば乾燥処理部に搬送する。
【0028】◎第二実施形態 図4はこの発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態の概
略断面図である。
略断面図である。
【0029】第二実施形態は、ウエハWの洗浄効率を更
に向上させるようにした場合である。すなわち、上記主
処理槽11の上方に連接される補助処理槽12Aを、上
記第一実施形態の場合よりも高く、例えば約2倍程度高
く形成し、ウエハチャック20からウエハボート30に
受け渡されたウエハWの処理槽10内への移動量を多く
することにより、ウエハWと純水1とを流動接触を多く
させてウエハW表面に付着するパーティクル等の離脱を
容易にした場合である。なお、第二実施形態において、
その他の部分は、上記第一実施形態と同じであるので、
同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
に向上させるようにした場合である。すなわち、上記主
処理槽11の上方に連接される補助処理槽12Aを、上
記第一実施形態の場合よりも高く、例えば約2倍程度高
く形成し、ウエハチャック20からウエハボート30に
受け渡されたウエハWの処理槽10内への移動量を多く
することにより、ウエハWと純水1とを流動接触を多く
させてウエハW表面に付着するパーティクル等の離脱を
容易にした場合である。なお、第二実施形態において、
その他の部分は、上記第一実施形態と同じであるので、
同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0030】次に、第二実施形態の洗浄処理方法につい
て図5を参照して説明する。まず、上記第一実施形態と
同様に、処理槽10内に純水1を供給して補助処理槽1
2の上端まで純水1を貯留し、ウエハボート30を補助
処理槽12内に待機させておく。この状態で、図5
(a)に示すように、ウエハWを把持するウエハチャッ
ク20の把持部20aを補助処理槽12内の純水1中に
移動してウエハWをウエハボート30に載置すると共
に、把持部20aを外側に移動してウエハWの把持を解
きウエハボート30に受け渡す。その後、ウエハWを受
け渡したウエハチャック20は上方へ後退する。次に、
図5(b)に示すように、ウエハボート30が下降して
ウエハWを主処理槽11内に移動する間、ウエハWと純
水1とを流動接触させてウエハW表面に付着するパーテ
ィクル等を離脱させる。この際、補助処理槽12内の純
水1をドレン管46から排出する。次いで、図5(c)
に示すように、純水1を純水供給源44から主処理槽1
1内に供給すると共に、主処理槽11の上端から補助処
理槽12にオーバーフローさせて主処理槽11内におか
れたウエハWの洗浄処理を行う。所定時間、純水をオー
バーフローさせてウエハWを洗浄した後、ウエハボート
30を上昇させ、ウエハボート30に保持されたウエハ
Wをウエハチャック20の把持部20aで把持して以後
の処理部例えば乾燥処理部に搬送する。
て図5を参照して説明する。まず、上記第一実施形態と
同様に、処理槽10内に純水1を供給して補助処理槽1
2の上端まで純水1を貯留し、ウエハボート30を補助
処理槽12内に待機させておく。この状態で、図5
(a)に示すように、ウエハWを把持するウエハチャッ
ク20の把持部20aを補助処理槽12内の純水1中に
移動してウエハWをウエハボート30に載置すると共
に、把持部20aを外側に移動してウエハWの把持を解
きウエハボート30に受け渡す。その後、ウエハWを受
け渡したウエハチャック20は上方へ後退する。次に、
図5(b)に示すように、ウエハボート30が下降して
ウエハWを主処理槽11内に移動する間、ウエハWと純
水1とを流動接触させてウエハW表面に付着するパーテ
ィクル等を離脱させる。この際、補助処理槽12内の純
水1をドレン管46から排出する。次いで、図5(c)
に示すように、純水1を純水供給源44から主処理槽1
1内に供給すると共に、主処理槽11の上端から補助処
理槽12にオーバーフローさせて主処理槽11内におか
れたウエハWの洗浄処理を行う。所定時間、純水をオー
バーフローさせてウエハWを洗浄した後、ウエハボート
30を上昇させ、ウエハボート30に保持されたウエハ
Wをウエハチャック20の把持部20aで把持して以後
の処理部例えば乾燥処理部に搬送する。
【0031】◎第三実施形態 図6はこの発明に係る洗浄処理装置の第三実施形態の概
略断面図である。
略断面図である。
【0032】第三実施形態は、同一の処理槽内で薬液処
理と洗浄処理とを行えるようにした場合である。すなわ
ち、主処理槽11に薬液例えばフッ化水素酸(HF水溶
液)及び純水の供給部(具体的には供給ノズル50)を
設け、この供給ノズル50に、切換弁51を介して純水
供給管43とHF水溶液循環管52を接続することによ
って、主処理槽11内におかれたウエハWにHF水溶液
あるいは純水を供給させて、薬液処理あるいは洗浄処理
を行えるようにした場合である。
理と洗浄処理とを行えるようにした場合である。すなわ
ち、主処理槽11に薬液例えばフッ化水素酸(HF水溶
液)及び純水の供給部(具体的には供給ノズル50)を
設け、この供給ノズル50に、切換弁51を介して純水
供給管43とHF水溶液循環管52を接続することによ
って、主処理槽11内におかれたウエハWにHF水溶液
あるいは純水を供給させて、薬液処理あるいは洗浄処理
を行えるようにした場合である。
【0033】この場合、HF水溶液循環管52は、供給
ノズル50と補助処理槽12に設けられた排液口12a
とに接続されており、この循環管52には、排液口12
aから供給ノズル50に向かって順次開閉弁53、ポン
プ54、ダンパ55及びフィルタ56が介設されてい
る。また、HF水溶液循環管52には切換弁57を介し
てHF水溶液供給管58aが接続され、このHF水溶液
供給管にポンプ58b及び開閉弁58cを介してHF水
溶液供給源58が接続されている。一方、純水供給管4
3には、ポンプ41及び開閉弁42を介して純水供給源
44が接続されている。また、HF水溶液循環管52に
は切換弁59aを介してドレン管59が接続されてい
る。
ノズル50と補助処理槽12に設けられた排液口12a
とに接続されており、この循環管52には、排液口12
aから供給ノズル50に向かって順次開閉弁53、ポン
プ54、ダンパ55及びフィルタ56が介設されてい
る。また、HF水溶液循環管52には切換弁57を介し
てHF水溶液供給管58aが接続され、このHF水溶液
供給管にポンプ58b及び開閉弁58cを介してHF水
溶液供給源58が接続されている。一方、純水供給管4
3には、ポンプ41及び開閉弁42を介して純水供給源
44が接続されている。また、HF水溶液循環管52に
は切換弁59aを介してドレン管59が接続されてい
る。
【0034】なお、供給ノズル50は、主処理槽11内
に移動されるウエハWの下方両側に配置されると共に、
ウエハWの配列方向に適宜間隔をおいて複数の噴口が設
けられ、各噴口から噴出される純水1あるいはHF水溶
液2が均一にウエハ表面に散布(供給)されるように構
成されている。また、主処理槽11の底部には排液口1
1cが設けられており、この排液口11cには、開閉弁
60を介設したドレン管61が接続されている。なお、
第三実施形態において、その他の部分は上記第一実施形
態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
その説明は省略する。
に移動されるウエハWの下方両側に配置されると共に、
ウエハWの配列方向に適宜間隔をおいて複数の噴口が設
けられ、各噴口から噴出される純水1あるいはHF水溶
液2が均一にウエハ表面に散布(供給)されるように構
成されている。また、主処理槽11の底部には排液口1
1cが設けられており、この排液口11cには、開閉弁
60を介設したドレン管61が接続されている。なお、
第三実施形態において、その他の部分は上記第一実施形
態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
その説明は省略する。
【0035】次に、第三実施形態の洗浄処理方法につい
て図7を参照して説明する。まず、上記第一実施形態と
同様に、処理槽10内に純水1を供給して補助処理槽1
2の上端まで純水1を貯留し、ウエハボート30を補助
処理槽12内に待機させておく。この状態で、図7
(a)に示すように、ウエハWを把持するウエハチャッ
ク20の把持部20aを補助処理槽12内の純水1中に
移動してウエハWをウエハボート30に載置すると共
に、把持部20aを外側に移動してウエハWの把持を解
きウエハボート30に受け渡す。その後、ウエハWを受
け渡したウエハチャック20は上方へ後退し、ウエハボ
ート30は下降してウエハWを主処理槽11内に移動す
る。ウエハWを主処理槽11内に移動した後、あるいは
移動と同時に主処理槽11及び補助処理槽12内の純水
1をドレン管59から排出する。
て図7を参照して説明する。まず、上記第一実施形態と
同様に、処理槽10内に純水1を供給して補助処理槽1
2の上端まで純水1を貯留し、ウエハボート30を補助
処理槽12内に待機させておく。この状態で、図7
(a)に示すように、ウエハWを把持するウエハチャッ
ク20の把持部20aを補助処理槽12内の純水1中に
移動してウエハWをウエハボート30に載置すると共
に、把持部20aを外側に移動してウエハWの把持を解
きウエハボート30に受け渡す。その後、ウエハWを受
け渡したウエハチャック20は上方へ後退し、ウエハボ
ート30は下降してウエハWを主処理槽11内に移動す
る。ウエハWを主処理槽11内に移動した後、あるいは
移動と同時に主処理槽11及び補助処理槽12内の純水
1をドレン管59から排出する。
【0036】次に、図7(b)に示すように、切換弁5
7をHF水溶液供給源58側に切り換えると共に、HF
水溶液2を主処理槽11内に供給すなわち供給ノズル5
0からウエハWに噴射する。主処理槽11内がHF水溶
液2で満たされて主処理槽11の上端から補助処理槽1
2にオーバーフローした後、切換弁59aを切り換えて
HF水溶液を循環させて、所定時間ウエハWとHF水溶
液とを接触させてウエハW表面に付着した有機不純物や
金属不純物を除去する。このように、HF水溶液2を循
環させることにより、HF水溶液の消費量を少なくする
ことができると共に、HF水溶液2による薬液処理すな
わち有機不純物や金属不純物の除去を効率良く行うこと
ができる。なお、ここでは、HF水溶液2を循環させて
薬液処理を行っているが、薬液処理の際、薬液(HF水
溶液2)を循環させないで行うこともできる。
7をHF水溶液供給源58側に切り換えると共に、HF
水溶液2を主処理槽11内に供給すなわち供給ノズル5
0からウエハWに噴射する。主処理槽11内がHF水溶
液2で満たされて主処理槽11の上端から補助処理槽1
2にオーバーフローした後、切換弁59aを切り換えて
HF水溶液を循環させて、所定時間ウエハWとHF水溶
液とを接触させてウエハW表面に付着した有機不純物や
金属不純物を除去する。このように、HF水溶液2を循
環させることにより、HF水溶液の消費量を少なくする
ことができると共に、HF水溶液2による薬液処理すな
わち有機不純物や金属不純物の除去を効率良く行うこと
ができる。なお、ここでは、HF水溶液2を循環させて
薬液処理を行っているが、薬液処理の際、薬液(HF水
溶液2)を循環させないで行うこともできる。
【0037】薬液処理を行った後、図7(c)に示すよ
うに、切換弁57を閉じ、切換弁51を切り換えて純水
供給源44から純水1を主処理槽11内に供給すなわち
供給ノズル50からウエハWに噴射し、主処理槽11内
のHF水溶液2を純水1により置換し、純水1をオーバ
ーフローさせて主処理槽11内におかれたウエハWを洗
浄処理する。このとき、切換弁59aを切り換えて、オ
ーバーフローされた純水1をドレン管59から排出す
る。所定時間、純水をオーバーフローさせてウエハWを
洗浄した後、ウエハボート30を上昇させ、ウエハボー
ト30に保持されたウエハWをウエハチャック20の把
持部20aで把持して以後の処理部例えば乾燥処理部に
搬送する。
うに、切換弁57を閉じ、切換弁51を切り換えて純水
供給源44から純水1を主処理槽11内に供給すなわち
供給ノズル50からウエハWに噴射し、主処理槽11内
のHF水溶液2を純水1により置換し、純水1をオーバ
ーフローさせて主処理槽11内におかれたウエハWを洗
浄処理する。このとき、切換弁59aを切り換えて、オ
ーバーフローされた純水1をドレン管59から排出す
る。所定時間、純水をオーバーフローさせてウエハWを
洗浄した後、ウエハボート30を上昇させ、ウエハボー
ト30に保持されたウエハWをウエハチャック20の把
持部20aで把持して以後の処理部例えば乾燥処理部に
搬送する。
【0038】上記のように、第三実施形態の洗浄処理装
置によれば、同一の処理槽10内で薬液処理と洗浄処理
を行うことができるので、洗浄処理システムにこの洗浄
処理装置を組み込むことによって、洗浄処理システムを
小型にすることができる。すなわち、図8に示すよう
に、最終洗浄処理ユニット70に、上記処理槽10を配
設することにより、前工程の薬液処理ユニット71で薬
液例えばアンモニア液によって薬液処理されたウエハW
を、上述したようにウエハチャック20によって最終洗
浄処理ユニット70の補助処理槽12内に搬送して、純
水1に浸漬し、その後、順次、洗浄処理、HF水溶液に
よる薬液処理及び洗浄処理を行うことができる。そし
て、最終洗浄処理が終わったウエハWは、ウエハチャッ
ク20によって乾燥処理ユニット72に搬送されて、例
えばIPA(イソプロピルアルコール)等の乾燥ガスに
よって乾燥処理される。
置によれば、同一の処理槽10内で薬液処理と洗浄処理
を行うことができるので、洗浄処理システムにこの洗浄
処理装置を組み込むことによって、洗浄処理システムを
小型にすることができる。すなわち、図8に示すよう
に、最終洗浄処理ユニット70に、上記処理槽10を配
設することにより、前工程の薬液処理ユニット71で薬
液例えばアンモニア液によって薬液処理されたウエハW
を、上述したようにウエハチャック20によって最終洗
浄処理ユニット70の補助処理槽12内に搬送して、純
水1に浸漬し、その後、順次、洗浄処理、HF水溶液に
よる薬液処理及び洗浄処理を行うことができる。そし
て、最終洗浄処理が終わったウエハWは、ウエハチャッ
ク20によって乾燥処理ユニット72に搬送されて、例
えばIPA(イソプロピルアルコール)等の乾燥ガスに
よって乾燥処理される。
【0039】なお、図8に示す洗浄処理システムでは、
最終洗浄処理ユニット70の前処理側に水洗処理ユニッ
ト73を介して薬液処理ユニット71を配設している
が、上述したように、最終洗浄処理ユニット70に搬送
されたウエハWを純水1に浸漬した後、オーバーフロー
によって洗浄するので、この水洗処理ユニット73を省
略することが可能である。なお、最終洗浄処理ユニット
70と乾燥処理ユニット72との間には、チャック洗浄
・乾燥処理ユニット74が配設されており、薬液処理ユ
ニット71の前工程側には、工程に遡って順に、第1の
水洗処理ユニット75、第1の薬液処理ユニット76及
び第1のチャック洗浄・乾燥ユニット77が配設されて
いる。また、洗浄処理システムの両端には、ウエハWが
所定枚数例えば25枚収容されるキャリアCを搬入又は
搬出、載置させる載置部78を有するローダ部79aと
アンローダ部79bが配設されている。また、第1のチ
ャック洗浄・乾燥処理ユニット79から乾燥処理ユニッ
ト72に至る側方側には3基のウエハチャック20が、
それぞれ水平,垂直及び回転可能に配設されている。
最終洗浄処理ユニット70の前処理側に水洗処理ユニッ
ト73を介して薬液処理ユニット71を配設している
が、上述したように、最終洗浄処理ユニット70に搬送
されたウエハWを純水1に浸漬した後、オーバーフロー
によって洗浄するので、この水洗処理ユニット73を省
略することが可能である。なお、最終洗浄処理ユニット
70と乾燥処理ユニット72との間には、チャック洗浄
・乾燥処理ユニット74が配設されており、薬液処理ユ
ニット71の前工程側には、工程に遡って順に、第1の
水洗処理ユニット75、第1の薬液処理ユニット76及
び第1のチャック洗浄・乾燥ユニット77が配設されて
いる。また、洗浄処理システムの両端には、ウエハWが
所定枚数例えば25枚収容されるキャリアCを搬入又は
搬出、載置させる載置部78を有するローダ部79aと
アンローダ部79bが配設されている。また、第1のチ
ャック洗浄・乾燥処理ユニット79から乾燥処理ユニッ
ト72に至る側方側には3基のウエハチャック20が、
それぞれ水平,垂直及び回転可能に配設されている。
【0040】◎第四実施形態 図9はこの発明に係る洗浄処理装置の第四実施形態の概
略断面図である。
略断面図である。
【0041】第四実施形態は、同一の処理槽内でウエハ
Wの洗浄処理と乾燥処理を行えるようにした場合であ
る。すなわち、上記補助処理槽12の開口部に処理槽1
0内を密閉し得る開閉可能な蓋体14を装着し、この蓋
体14に設けられた乾燥ガス供給部14aに、乾燥ガス
供給管81を介して乾燥ガス供給源80を接続し、乾燥
ガス供給源80で生成された乾燥ガスを処理槽10の補
助処理槽12内に供給し得るようにした場合である。
Wの洗浄処理と乾燥処理を行えるようにした場合であ
る。すなわち、上記補助処理槽12の開口部に処理槽1
0内を密閉し得る開閉可能な蓋体14を装着し、この蓋
体14に設けられた乾燥ガス供給部14aに、乾燥ガス
供給管81を介して乾燥ガス供給源80を接続し、乾燥
ガス供給源80で生成された乾燥ガスを処理槽10の補
助処理槽12内に供給し得るようにした場合である。
【0042】この場合、乾燥ガス供給源80は、密閉容
器82内に形成される溶剤例えばIPAの蒸気生成部8
3と、この蒸気生成部83で生成されたIPAの蒸気
(乾燥ガス)を乾燥ガス供給管81を介して補助処理槽
12内に供給するための搬送用の不活性ガス例えば窒素
(N2)ガス供給管84と、蒸気生成部83にIPAを
供給するIPA供給管85とで主に構成されている。
器82内に形成される溶剤例えばIPAの蒸気生成部8
3と、この蒸気生成部83で生成されたIPAの蒸気
(乾燥ガス)を乾燥ガス供給管81を介して補助処理槽
12内に供給するための搬送用の不活性ガス例えば窒素
(N2)ガス供給管84と、蒸気生成部83にIPAを
供給するIPA供給管85とで主に構成されている。
【0043】なおこの場合、蒸気生成部83は、この蒸
気生成部83の底部に設けられてIPAを貯留する液貯
留パン83aを有し、この液貯留パン83aの下部には
ヒータ83bが設けられている。また、N2ガス供給管
84にはN2ガスを所定温度に加熱する保温ヒーター8
6が取り付けられている。
気生成部83の底部に設けられてIPAを貯留する液貯
留パン83aを有し、この液貯留パン83aの下部には
ヒータ83bが設けられている。また、N2ガス供給管
84にはN2ガスを所定温度に加熱する保温ヒーター8
6が取り付けられている。
【0044】また、乾燥ガス供給管81の途中には開閉
弁87及びフィルタ88を介設する不活性ガス例えばN
2ガス供給管89を介して別のN2ガス供給源(図示せ
ず)が接続されている。
弁87及びフィルタ88を介設する不活性ガス例えばN
2ガス供給管89を介して別のN2ガス供給源(図示せ
ず)が接続されている。
【0045】上記のように構成される乾燥ガス供給源8
0の蒸気生成部83で生成されたIPAの乾燥ガスは、
N2ガス供給管84から乾燥ガス供給源80の密閉容器
82内に供給される保温されたN2ガスによって乾燥ガ
ス供給管81を介して処理槽10の補助処理槽12内に
供給されるようになっている。
0の蒸気生成部83で生成されたIPAの乾燥ガスは、
N2ガス供給管84から乾燥ガス供給源80の密閉容器
82内に供給される保温されたN2ガスによって乾燥ガ
ス供給管81を介して処理槽10の補助処理槽12内に
供給されるようになっている。
【0046】次に、第四実施形態の洗浄処理方法につい
て図10を参照して説明する。なお、図10では、処理
方法を判りやすくするためにウエハチャック20及びウ
エハボート30を省略してある。まず、図10(a)に
示すように、処理槽10内に純水1を供給して処理槽1
0内に純水1をオーバーフローさせると共に、ウエハボ
ートを純水中に待機させる。次に、図10(b)に示す
ように、ウエハチャックによってウエハWを補助処理槽
12内の純水1に浸漬すると共に、ウエハボートに受け
渡す。その後、ウエハチャックは上方へ後退し、蓋体1
4が閉じて処理槽10内が密閉され、図10(c)に示
すように、ウエハボートが下降してウエハWが主処理槽
11内に移動されると共に、補助処理槽内のウエハWが
浸漬する以外の純水1が排出される。この際、純水1の
上方の空間内に、N2ガス供給源からN2ガスを供給する
ことによって補助処理槽12内等に付着するパーティク
ルを補助処理槽12内の純水1と共に排出し、更に主処
理槽11からオーバーフローする純水1の界面に浮遊す
るパーティクルも排出される。そして、補助処理槽12
内をN2ガスで置換する(図10(d)参照)。
て図10を参照して説明する。なお、図10では、処理
方法を判りやすくするためにウエハチャック20及びウ
エハボート30を省略してある。まず、図10(a)に
示すように、処理槽10内に純水1を供給して処理槽1
0内に純水1をオーバーフローさせると共に、ウエハボ
ートを純水中に待機させる。次に、図10(b)に示す
ように、ウエハチャックによってウエハWを補助処理槽
12内の純水1に浸漬すると共に、ウエハボートに受け
渡す。その後、ウエハチャックは上方へ後退し、蓋体1
4が閉じて処理槽10内が密閉され、図10(c)に示
すように、ウエハボートが下降してウエハWが主処理槽
11内に移動されると共に、補助処理槽内のウエハWが
浸漬する以外の純水1が排出される。この際、純水1の
上方の空間内に、N2ガス供給源からN2ガスを供給する
ことによって補助処理槽12内等に付着するパーティク
ルを補助処理槽12内の純水1と共に排出し、更に主処
理槽11からオーバーフローする純水1の界面に浮遊す
るパーティクルも排出される。そして、補助処理槽12
内をN2ガスで置換する(図10(d)参照)。
【0047】次に、図10(e)に示すように、補助処
理槽12内に乾燥ガス供給源80側から乾燥ガス3(I
PAガスとN2ガスの混合ガス)を供給して補助処理槽
12内を乾燥ガス雰囲気にした後、図10(f)に示す
ように、ウエハボートを上昇させてウエハWを乾燥ガス
雰囲気中に移動させ、ウエハWと乾燥ガスとを接触させ
る(図10(g)参照)。ウエハWと乾燥ガスとが接触
することにより、ウエハW表面の水分が除去されると共
に、乾燥が促される。
理槽12内に乾燥ガス供給源80側から乾燥ガス3(I
PAガスとN2ガスの混合ガス)を供給して補助処理槽
12内を乾燥ガス雰囲気にした後、図10(f)に示す
ように、ウエハボートを上昇させてウエハWを乾燥ガス
雰囲気中に移動させ、ウエハWと乾燥ガスとを接触させ
る(図10(g)参照)。ウエハWと乾燥ガスとが接触
することにより、ウエハW表面の水分が除去されると共
に、乾燥が促される。
【0048】このようにして、ウエハWの乾燥処理が終
了した後、乾燥ガスとN2とを置換し、図10(h)に
示すように、主処理槽11内の純水1を排出後、図10
(i)に示すように、処理槽10内の純水1が全て排出
されて所定時間経過して乾燥が終了した後、蓋体14を
開放してウエハチャックによってウエハWを搬出する
(図10(j)参照)。
了した後、乾燥ガスとN2とを置換し、図10(h)に
示すように、主処理槽11内の純水1を排出後、図10
(i)に示すように、処理槽10内の純水1が全て排出
されて所定時間経過して乾燥が終了した後、蓋体14を
開放してウエハチャックによってウエハWを搬出する
(図10(j)参照)。
【0049】◎第五実施形態 図11はこの発明に係る洗浄処理装置の第五実施形態の
概略断面図である。
概略断面図である。
【0050】上記第四実施形態では、同一の処理槽内で
洗浄処理と乾燥処理とを行う場合について説明したが、
上述した第三実施形態と第四実施形態とを組み合わせる
ことにより、同一の処理槽内で、第1の洗浄処理、薬液
処理、最終洗浄処理及び乾燥処理を行うことも可能であ
る。
洗浄処理と乾燥処理とを行う場合について説明したが、
上述した第三実施形態と第四実施形態とを組み合わせる
ことにより、同一の処理槽内で、第1の洗浄処理、薬液
処理、最終洗浄処理及び乾燥処理を行うことも可能であ
る。
【0051】第五実施形態は、このように同一の処理槽
内でウエハWの洗浄処理と薬液処理及び乾燥処理を行え
るようにした場合である。すなわち、上記第四実施形態
と同様に、乾燥ガス供給管81を介して乾燥ガス供給源
80と、処理槽10の補助処理槽12とを接続してなる
洗浄処理装置において、主処理槽11に上記第三実施形
態で示したように、HF水溶液循環管52を接続した場
合である。なお、第五実施形態において、その他の部分
は、上記第三実施形態及び第四実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略す
る。
内でウエハWの洗浄処理と薬液処理及び乾燥処理を行え
るようにした場合である。すなわち、上記第四実施形態
と同様に、乾燥ガス供給管81を介して乾燥ガス供給源
80と、処理槽10の補助処理槽12とを接続してなる
洗浄処理装置において、主処理槽11に上記第三実施形
態で示したように、HF水溶液循環管52を接続した場
合である。なお、第五実施形態において、その他の部分
は、上記第三実施形態及び第四実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略す
る。
【0052】以下に、図12を参照して第五実施形態の
洗浄処理方法について説明する。なお、図12では、処
理方法を判りやすくするためにウエハチャック20、ウ
エハボート30及び供給ノズル50を省略してある。ま
ず、図12(a)に示すように、処理槽10内に純水1
を供給して処理槽10内に純水1をオーバーフローさせ
ると共に、ウエハボートを純水中に待機させる。次に、
図12(b)に示すように、ウエハチャックによってウ
エハWを補助処理槽12内の純水1に浸漬すると共に、
ウエハボートに受け渡す。その後、ウエハチャックは上
方へ後退し、蓋体14が閉じて処理槽10内が密閉さ
れ、図12(c)に示すように、ウエハボートが下降し
てウエハWが主処理槽11内に移動されると共に、補助
処理槽12内の純水1が排出され、主処理槽11内に移
動されたウエハWを、主処理槽11内に供給される純水
1をオーバーフローさせることによって洗浄処理する
(1次洗浄)。この際、補助処理槽12内にN2ガスを
供給する。この洗浄処理が終了した後、主処理槽11内
の純水1を排出する(図12(d)参照)。
洗浄処理方法について説明する。なお、図12では、処
理方法を判りやすくするためにウエハチャック20、ウ
エハボート30及び供給ノズル50を省略してある。ま
ず、図12(a)に示すように、処理槽10内に純水1
を供給して処理槽10内に純水1をオーバーフローさせ
ると共に、ウエハボートを純水中に待機させる。次に、
図12(b)に示すように、ウエハチャックによってウ
エハWを補助処理槽12内の純水1に浸漬すると共に、
ウエハボートに受け渡す。その後、ウエハチャックは上
方へ後退し、蓋体14が閉じて処理槽10内が密閉さ
れ、図12(c)に示すように、ウエハボートが下降し
てウエハWが主処理槽11内に移動されると共に、補助
処理槽12内の純水1が排出され、主処理槽11内に移
動されたウエハWを、主処理槽11内に供給される純水
1をオーバーフローさせることによって洗浄処理する
(1次洗浄)。この際、補助処理槽12内にN2ガスを
供給する。この洗浄処理が終了した後、主処理槽11内
の純水1を排出する(図12(d)参照)。
【0053】次に、上記第三実施形態で説明したと同様
に、主処理槽11内に薬液例えばHF水溶液を循環供給
してウエハWに付着する有機不純物や金属不純物等を除
去する(図12(e)参照)。このようにして薬液処理
を行った後、図12(f)に示すように、主処理槽11
内のHF水溶液2を排出する。次に、図12(g)に示
すように、主処理槽11内に純水1を供給すると共に、
オーバーフローさせてウエハWを最終洗浄する。ウエハ
Wの最終洗浄が終了した後、図12(h)に示すよう
に、純水1の上方の補助処理槽12内をN2ガスで置換
する。
に、主処理槽11内に薬液例えばHF水溶液を循環供給
してウエハWに付着する有機不純物や金属不純物等を除
去する(図12(e)参照)。このようにして薬液処理
を行った後、図12(f)に示すように、主処理槽11
内のHF水溶液2を排出する。次に、図12(g)に示
すように、主処理槽11内に純水1を供給すると共に、
オーバーフローさせてウエハWを最終洗浄する。ウエハ
Wの最終洗浄が終了した後、図12(h)に示すよう
に、純水1の上方の補助処理槽12内をN2ガスで置換
する。
【0054】次に、図12(i)に示すように、補助処
理槽12内に乾燥ガス供給源80側から乾燥ガス3(I
PAガスとN2ガスの混合ガス)を供給して補助処理槽
12内を乾燥ガス雰囲気にした後、図12(j)に示す
ように、ウエハボートを上昇させてウエハWを乾燥ガス
雰囲気中に移動させ、ウエハWと乾燥ガスとを接触させ
て、ウエハWの乾燥処理を行う(図12(k)参照)。
理槽12内に乾燥ガス供給源80側から乾燥ガス3(I
PAガスとN2ガスの混合ガス)を供給して補助処理槽
12内を乾燥ガス雰囲気にした後、図12(j)に示す
ように、ウエハボートを上昇させてウエハWを乾燥ガス
雰囲気中に移動させ、ウエハWと乾燥ガスとを接触させ
て、ウエハWの乾燥処理を行う(図12(k)参照)。
【0055】このようにして、ウエハWの乾燥処理が終
了した後、乾燥ガスとN2とを置換し、図12(l)に
示すように、主処理槽11内の純水1を排出後、図12
(m)に示すように、処理槽10内の純水1が全て排出
されて所定時間経過して乾燥が終了する。その後、蓋体
14を開放してウエハチャックによってウエハWを搬出
する(図12(n)参照)。
了した後、乾燥ガスとN2とを置換し、図12(l)に
示すように、主処理槽11内の純水1を排出後、図12
(m)に示すように、処理槽10内の純水1が全て排出
されて所定時間経過して乾燥が終了する。その後、蓋体
14を開放してウエハチャックによってウエハWを搬出
する(図12(n)参照)。
【0056】なお、上記説明では、図12(a)〜
(c)に示すように、純水1をオーバーフローさせて洗
浄処理し、純水1を排出した後、主処理槽11内に薬液
例えばHF水溶液2を循環供給して薬液処理し、その
後、薬液を排出し、主処理槽11内に純水1を供給する
と共に、オーバーフローさせてウエハWを最終洗浄する
場合について説明したが、必しもこのような工程でウエ
ハWの薬液処理、洗浄処理を行う必要はなく、別の方法
で行うこともできる。すなわち、図13(a)〜(c)
に示すように、上記処理方法と同様に、主処理槽11内
に供給される純水1をオーバーフローさせることによっ
て洗浄処理した後(この際、補助処理槽12内にN2ガ
スを供給する。)、図13(d)〜(e)に示すよう
に、主処理槽11内に薬液例えばHF水溶液2(図面で
はHFで表示する。)を供給すると共に、HF水溶液2
をオーバーフローさせることによって薬液処理を行う。
このようにして薬液処理を行った後、図13(f)に示
すように、主処理槽11内に純水1を供給すると共に、
純水1をオーバーフローさせることによって最終洗浄さ
せるようにしてもよい。なお、ウエハWの最終洗浄後の
乾燥処理は、上記図12(g)〜(n)に示した場合と
同様に行うので、その説明は省略する(図13(g)〜
(n)参照)。
(c)に示すように、純水1をオーバーフローさせて洗
浄処理し、純水1を排出した後、主処理槽11内に薬液
例えばHF水溶液2を循環供給して薬液処理し、その
後、薬液を排出し、主処理槽11内に純水1を供給する
と共に、オーバーフローさせてウエハWを最終洗浄する
場合について説明したが、必しもこのような工程でウエ
ハWの薬液処理、洗浄処理を行う必要はなく、別の方法
で行うこともできる。すなわち、図13(a)〜(c)
に示すように、上記処理方法と同様に、主処理槽11内
に供給される純水1をオーバーフローさせることによっ
て洗浄処理した後(この際、補助処理槽12内にN2ガ
スを供給する。)、図13(d)〜(e)に示すよう
に、主処理槽11内に薬液例えばHF水溶液2(図面で
はHFで表示する。)を供給すると共に、HF水溶液2
をオーバーフローさせることによって薬液処理を行う。
このようにして薬液処理を行った後、図13(f)に示
すように、主処理槽11内に純水1を供給すると共に、
純水1をオーバーフローさせることによって最終洗浄さ
せるようにしてもよい。なお、ウエハWの最終洗浄後の
乾燥処理は、上記図12(g)〜(n)に示した場合と
同様に行うので、その説明は省略する(図13(g)〜
(n)参照)。
【0057】◎その他の実施形態 上記実施形態では、ウエハWと乾燥ガスとの接触は、ウ
エハボートの上昇によって行ったが、必しもこのような
形態である必要はなく、ウエハWを固定したまま主処理
槽11の純水1を排出することによりウエハWと乾燥ガ
スとを接触させることも可能である。
エハボートの上昇によって行ったが、必しもこのような
形態である必要はなく、ウエハWを固定したまま主処理
槽11の純水1を排出することによりウエハWと乾燥ガ
スとを接触させることも可能である。
【0058】上記第三実施形態から第五実施形態では、
処理槽10が上記第一実施形態で説明した構造のものに
ついて説明したが、処理槽10を第二実施形態で説明し
たような高さの高い補助処理槽12を有する構造のもの
にも適用できることは勿論である。
処理槽10が上記第一実施形態で説明した構造のものに
ついて説明したが、処理槽10を第二実施形態で説明し
たような高さの高い補助処理槽12を有する構造のもの
にも適用できることは勿論である。
【0059】また、上記実施形態では、この発明に係る
洗浄処理装置を半導体ウエハの洗浄処理装置に適用した
場合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用
ガラス基板等の被処理体の洗浄処理にも適用できること
は勿論である。
洗浄処理装置を半導体ウエハの洗浄処理装置に適用した
場合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用
ガラス基板等の被処理体の洗浄処理にも適用できること
は勿論である。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、以下のような効果が得られる。
ば、以下のような効果が得られる。
【0061】1)請求項1,7及び9記載の発明によれ
ば、搬送手段によって搬送される被処理体を、搬送手段
によって把持した状態で洗浄液に浸漬し、洗浄液中で被
処理体を保持手段に受け渡し、洗浄液をオーバーフロー
させて洗浄することにより、被処理体が大気中に晒され
る時間を短縮することができ、被処理体へのパーティク
ル等の付着を少なくすることができると共に、洗浄処理
時間の短縮を図ることができる。また、洗浄液をオーバ
ーフローさせる処理槽を被処理体を収容し得る可及的に
小容積なものとすることにより、洗浄液の消費量を少な
くすることができると共に、洗浄処理時間を更に短縮す
ることができる。
ば、搬送手段によって搬送される被処理体を、搬送手段
によって把持した状態で洗浄液に浸漬し、洗浄液中で被
処理体を保持手段に受け渡し、洗浄液をオーバーフロー
させて洗浄することにより、被処理体が大気中に晒され
る時間を短縮することができ、被処理体へのパーティク
ル等の付着を少なくすることができると共に、洗浄処理
時間の短縮を図ることができる。また、洗浄液をオーバ
ーフローさせる処理槽を被処理体を収容し得る可及的に
小容積なものとすることにより、洗浄液の消費量を少な
くすることができると共に、洗浄処理時間を更に短縮す
ることができる。
【0062】2)請求項1記載の発明によれば、洗浄液
中で搬送手段から保持手段に受け渡された被処理体を、
洗浄液中の下方側に移動すると共に、被処理体を浸漬す
る以外の洗浄液を排出するので、上記1)に加えて被処
理体と洗浄液とを流動接触させることができ、被処理体
表面に付着するパーティクル等の離脱をより一層容易に
することができる。
中で搬送手段から保持手段に受け渡された被処理体を、
洗浄液中の下方側に移動すると共に、被処理体を浸漬す
る以外の洗浄液を排出するので、上記1)に加えて被処
理体と洗浄液とを流動接触させることができ、被処理体
表面に付着するパーティクル等の離脱をより一層容易に
することができる。
【0063】3)請求項2,10及び11記載の発明に
よれば、洗浄液中で搬送手段から保持手段に受け渡され
た被処理体を、洗浄液中の下方側に移動すると共に、被
処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出した後、被処理体
に薬液を接触させて処理し、洗浄液をオーバーフローさ
せて洗浄するので、上記1)に加えて同一処理槽内で薬
液処理と洗浄処理とを行うことができ、スループットの
向上を図ることができると共に、装置の小型化を図るこ
とができる。
よれば、洗浄液中で搬送手段から保持手段に受け渡され
た被処理体を、洗浄液中の下方側に移動すると共に、被
処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出した後、被処理体
に薬液を接触させて処理し、洗浄液をオーバーフローさ
せて洗浄するので、上記1)に加えて同一処理槽内で薬
液処理と洗浄処理とを行うことができ、スループットの
向上を図ることができると共に、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0064】4)請求項3,4,5,6及び11記載の
発明によれば、洗浄液中で搬送手段から保持手段に受け
渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動すると共
に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出し、洗浄液
をオーバーフローさせて被処理体を洗浄し、洗浄液の上
方に供給される乾燥ガスと被処理体とを相対的に移動さ
せて被処理体に乾燥ガスを接触させて被処理体を乾燥さ
せるので、上記1)に加えて同一処理槽内で洗浄処理と
乾燥処理とを行うことができ、スループットの向上を図
ることができると共に、装置の小型化を図ることができ
る。
発明によれば、洗浄液中で搬送手段から保持手段に受け
渡された被処理体を、洗浄液中の下方側に移動すると共
に、被処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出し、洗浄液
をオーバーフローさせて被処理体を洗浄し、洗浄液の上
方に供給される乾燥ガスと被処理体とを相対的に移動さ
せて被処理体に乾燥ガスを接触させて被処理体を乾燥さ
せるので、上記1)に加えて同一処理槽内で洗浄処理と
乾燥処理とを行うことができ、スループットの向上を図
ることができると共に、装置の小型化を図ることができ
る。
【図1】この発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】この発明におけるウエハボートを示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】第一実施形態の洗浄処理方法を説明する概略断
面図である。
面図である。
【図4】この発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図5】第二実施形態の洗浄処理方法を説明する概略断
面図である。
面図である。
【図6】この発明に係る洗浄処理装置の第三実施形態の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図7】第三実施形態の洗浄処理方法を説明する概略断
面図である。
面図である。
【図8】第三実施形態の洗浄処理装置を組み込んだ洗浄
処理システムの一例を示す概略平面図である。
処理システムの一例を示す概略平面図である。
【図9】この発明に係る洗浄処理装置の第四実施形態の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図10】第四実施形態の洗浄・乾燥処理方法を説明す
る概略断面図である。
る概略断面図である。
【図11】この発明に係る洗浄処理装置の第五実施形態
の概略断面図である。
の概略断面図である。
【図12】第五実施形態の洗浄・乾燥処理方法を説明す
る概略断面図である。
る概略断面図である。
【図13】第五実施形態の別の洗浄・乾燥処理方法を説
明する概略断面図である。
明する概略断面図である。
W 半導体ウエハ(被処理体) 1 純水(洗浄液) 2 HF水溶液(薬液) 3 乾燥ガス 10 処理槽 11 主処理槽 11a 供給口 11c 排液口 12,12A 補助処理槽 12a 排液口 14 蓋体 14a 乾燥ガス供給部 20 ウエハチャック(搬送手段) 20a 把持部 30 ウエハボート(保持手段) 31 昇降機構 44 純水供給源 50 供給ノズル(供給部) 52 HF水溶液循環管(薬液循環管) 58 HF水溶液供給源(薬液供給源) 80 乾燥ガス供給源 81 乾燥ガス供給管 83 蒸気生成部 84 N2ガス供給管(不活性ガス供給管) 89 N2ガス供給管(不活性ガス供給管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 3/04
Claims (11)
- 【請求項1】 被処理体を洗浄液に浸漬させて洗浄する
洗浄処理方法において、 上記被処理体及びこの被処理体を搬送する搬送手段の把
持部を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬す
る工程と、上記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共に、被
処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程と、 上記洗浄液をオーバーフローさせて上記被処理体を洗浄
する工程と、 を有することを特徴とする洗浄処理方法。 - 【請求項2】 被処理体を洗浄液に浸漬させて洗浄する
洗浄処理方法において、 上記被処理体及びこの被処理体を搬送する搬送手段の把
持部を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬す
る工程と、上記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共に、被
処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程と、 上記処理槽内に薬液を供給して上記被処理体に薬液を接
触させて処理する工程と、 上記薬液を排出又は洗浄液と置換した後、上記処理槽か
ら上記洗浄液をオーバーフローさせて上記被処理体を洗
浄する工程と、 を有することを特徴とする洗浄処理方法。 - 【請求項3】 被処理体を洗浄液に浸漬させて洗浄後、
乾燥する洗浄・乾燥処理方法において、 上記被処理体及び被処理体を搬送する搬送手段の把持部
を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬する工
程と、 上記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共に、被
処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程と、 上記洗浄液をオーバーフローさせて被処理体を洗浄する
工程と、 上記洗浄液の上方に、乾燥ガスを供給する工程と、 上記被処理体と乾燥ガスとを相対的に移動させて被処理
体に乾燥ガスを接触させて被処理体を乾燥させる工程
と、 を有することを特徴とする洗浄・乾燥処理方法。 - 【請求項4】 被処理体を洗浄液に浸漬させて洗浄後、
乾燥する洗浄・乾燥処理方法において、 上記被処理体及び被処理体を搬送する搬送手段の把持部
を洗浄液中に移動して、被処理体を洗浄液に浸漬する工
程と、上記被処理体を洗浄液中の下方側に移動すると共に、被
処理体を浸漬する以外の洗浄液を排出する工程と、 上記処理槽から上記洗浄液をオーバーフローさせて上記
被処理体を洗浄する工程と、 上記洗浄液を排出した後、上記処理槽内に薬液を供給し
て上記被処理体に薬液を接触させて処理する工程と、 上記薬液を排出又は洗浄液と置換した後、上記処理槽内
に洗浄液を供給すると共に、処理槽から洗浄液をオーバ
ーフローさせて上記被処理体を洗浄する工程と、 上記洗浄液の上方に、乾燥ガスを供給する工程と、 上記被処理体と乾燥ガスとを相対的に移動させて被処理
体に乾燥ガスを接触させて乾燥させる工程と、 を有することを特徴とする洗浄・乾燥処理方法。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載の洗浄・乾燥処理方
法において、 上記被処理体を洗浄液中の下方に移動すると共に、被処
理体を浸漬する以外の洗浄液を排出後、洗浄液の上方に
不活性ガスを導入する、ことを特徴とする洗浄・乾燥処
理方法。 - 【請求項6】 請求項3又は4記載の洗浄・乾燥処理方
法において、 上記洗浄液の上方に、乾燥ガスを供給する際、この乾燥
ガスを不活性ガスと共に供給する、ことを特徴とする洗
浄・乾燥処理方法。 - 【請求項7】 被処理体を浸漬する洗浄液を収容する処
理槽と、上記被処理体を保持して上記処理槽へ搬送する
搬送手段と、上記被処理体を保持して被処理体を上記処
理槽内の洗浄液に浸漬する保持手段とを具備する洗浄処
理装置において、 上記処理槽は、上記被処理体を収容し得る可及的に小容
積な主処理槽と、この主処理槽の上方に連接し、上記被
処理体及び被処理体を保持する搬送手段の把持部を収容
し得る主処理槽より大きな補助処理槽とを具備し、 上記保持手段は、上記主処理槽と補助処理槽間を移動可
能に配設される、 ことを特徴とする洗浄処理装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の洗浄処理装置において、 上記処理槽は、上記補助処理槽内を密閉すべく開閉可能
な蓋体を具備し、 上記保持手段は、上記主処理槽と補助処理槽間を移動可
能に配設され、 上記補助処理槽内に、乾燥ガスの供給部を設けると共
に、この乾燥ガス供給部に乾燥ガス供給源を接続してな
る、 ことを特徴とする洗浄処理装置。 - 【請求項9】 請求項7又は8記載の洗浄処理装置にお
いて、 上記主処理槽に、洗浄液の供給口を設けると共に、この
供給口に洗浄液供給源を接続し、 上記補助処理槽の底部に排液口を設ける、 ことを特徴とする洗浄処理装置。 - 【請求項10】 請求項7又は8記載の洗浄処理装置に
おいて、 上記主処理槽に、洗浄液及び薬液の供給部を設けると共
に、この供給部にそれぞれ洗浄液供給源及び薬液供給源
を接続し、 上記補助処理槽の底部に排液口を設ける、 ことを特徴とする洗浄処理装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の洗浄処理装置におい
て、 上記主処理槽に設けられた供給部と、上記補助処理槽に
設けられた排液口とに、薬液の循環管路を接続してな
る、ことを特徴とする洗浄処理装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20636696A JP3232442B2 (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 洗浄処理方法、洗浄・乾燥処理方法及びその装置 |
TW085114899A TW310452B (ja) | 1995-12-07 | 1996-12-03 | |
EP96119538A EP0782889B1 (en) | 1995-12-07 | 1996-12-05 | Method and apparatus for washing or for washing-drying substrates |
DE69620372T DE69620372T2 (de) | 1995-12-07 | 1996-12-05 | Verfahren und Vorrichtung zum Waschen oder zum Waschen-Trocknen von Substraten |
US08/760,801 US6001191A (en) | 1995-12-07 | 1996-12-05 | Substrate washing method, substrate washing-drying method, substrate washing apparatus and substrate washing-drying apparatus |
KR1019960062340A KR100376036B1 (ko) | 1995-12-07 | 1996-12-06 | 기판세정방법및장치,기판세정/건조방법및장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20636696A JP3232442B2 (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 洗浄処理方法、洗浄・乾燥処理方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1041265A JPH1041265A (ja) | 1998-02-13 |
JP3232442B2 true JP3232442B2 (ja) | 2001-11-26 |
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ID=16522144
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20636696A Expired - Fee Related JP3232442B2 (ja) | 1995-12-07 | 1996-07-18 | 洗浄処理方法、洗浄・乾燥処理方法及びその装置 |
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---|---|
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---|---|---|---|---|
DE19934300C2 (de) * | 1999-07-21 | 2002-02-07 | Steag Micro Tech Gmbh | Vorrichtung zum Behandeln von Substraten |
KR100480606B1 (ko) * | 2002-08-01 | 2005-04-06 | 삼성전자주식회사 | 아이피에이 증기 건조 방식을 이용한 반도체 웨이퍼 건조장치 |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP20636696A patent/JP3232442B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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