JP3177706B2 - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置及び洗浄方法

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JP3177706B2
JP3177706B2 JP13167291A JP13167291A JP3177706B2 JP 3177706 B2 JP3177706 B2 JP 3177706B2 JP 13167291 A JP13167291 A JP 13167291A JP 13167291 A JP13167291 A JP 13167291A JP 3177706 B2 JP3177706 B2 JP 3177706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は洗浄装置及び洗浄方法
に関するもので、更に詳細には、例えば半導体ウエハ等
の被処理体を搬送手段にて洗浄処理室に搬送し、処理室
内において処理液に浸漬して洗浄処理する洗浄装置及び
洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造工程において、半導
体ウエハの表面に付着した薬液や不純物等を除去するた
めに洗浄装置が使用されている。この洗浄装置は、半導
体ウエハに対して、例えばアンモニア処理、水洗処理、
フッ酸処理等の各処理を順次施して半導体ウエハの表面
を清浄化するものである。
【0003】そこで、従来の洗浄装置は、アンモニア処
理槽、水洗処理槽、フッ酸処理槽等の各処理槽を配置す
る複数の処理室を配列し、被処理体である半導体ウエハ
を搬送手段にて載置保持して各処理室内外に搬入・搬出
していた。この場合、各処理室は、雰囲気が外部に漏れ
るのを防止するために各処理槽の周囲を容器にて包囲
し、また、容器に半導体ウエハの搬入・搬出用の開口部
を設け、この開口部より半導体ウエハを搬入・搬出して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄装置においては、搬送手段が雰囲気の異な
る処理室に対して半導体ウエハを搬入・搬出するため、
搬送手段に前処理で扱った薬品が付着したり、塵埃や不
純物等が付着することがあり、これら薬品、不純物等に
よって次に搬送される半導体ウエハが汚染され、半導体
回路の電気的諸特性に悪影響を及ぼすという問題があっ
た。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、搬送手段に付着する薬品、不純物等を除去して、常
に清浄化された搬送手段により被処理体の搬送を行える
ようにした洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の洗浄装置は、処理液中に被処理体を
浸漬して洗浄する洗浄処理室と、キャリアから未処理の
上記被処理体を取り出すローダと、処理済みの上記被処
理体をキャリアに載置するアンローダと、上記被処理体
を立設保持する複数の保持溝を設けた保持部を有すると
共に、被処理体を上記洗浄処理室のボートへ搬送する搬
送手段とを具備する洗浄装置において、それぞれ上方か
ら上記搬送手段における被処理体の上記保持部の保持溝
に向って洗浄液を噴射する複数の噴口を有する洗浄手段
と、乾燥気体を噴射する複数の噴口を有する乾燥手段と
を一体的に形成する洗浄・乾燥手段を具備することを特
徴とする。
【0007】この発明において、上記搬送手段を水密性
及び耐蝕性を有する容器内に配設する方が好ましく、ま
、上記洗浄・乾燥手段を上記容器の上部に配設すると
共に、容器の底部に洗浄液排出口を形成する方が好まし
(請求項2,3)
【0008】また、上記搬送手段は被処理体を処理室内
外に搬入・搬出する機能を有するものであれば任意のも
のでよく、例えば水平方向に回転及び伸縮可能でかつ垂
直方向に昇降可能な回転搬送アームを使用することがで
き、この回転搬送アームの先端部に被処理体を保持する
フォークを有するものを使用することができる。
【0009】上記容器は水密性及び耐水性を有するもの
であれば、その材質は任意のものでよく、例えば塩化ビ
ニル製容器を使用することができる。
【0010】また、上記洗浄・乾燥手段は、それぞれ上
方から搬送手段における被処理体の保持部に向って洗浄
液を噴射する複数の噴口を有する洗浄手段と、乾燥気体
を噴射する複数の噴口を有する乾燥手段とを一体的に形
成するものであれば、容器に固定したものであっても差
支えないが、好ましくは洗浄・乾燥手段を使用時の洗浄
・乾燥位置と不使用時の待機位置に移動可能な構造とす
る方がよい(請求項4)。この洗浄・乾燥手段は、例え
ば上記保持部に洗浄液を噴射する複数の噴口を有する
浄ノズルと、乾燥気体を噴射する複数の噴口を有する
燥ノズルとを一体的に形成する洗浄・乾燥ノズルにて形
成することができ、この洗浄・乾燥手段に使用される洗
浄液としては、例えばイオン化されていない純水を使用
することができ、また、乾燥気体としては、窒素(N2
)ガスあるいはドライエア等を使用することができ
る。
【0011】また、請求項5記載の洗浄装置は、処理液
中に被処理体を浸漬して洗浄する洗浄処理室と、キャリ
アから取り出された被処理体を立設保持する保持溝を設
けた保持部を有すると共に、被処理体を上記洗浄処理室
のボートへ搬送する搬送手段とを具備する洗浄装置にお
いて、それぞれ上方から上記搬送手段における被処理体
の上記保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する噴口を
有する洗浄手段と、乾燥気体を噴射する噴口を有する乾
燥手段とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を具備し、
上記被処理体が上記洗浄処理室内にて洗浄処理されると
きに、上記洗浄・乾燥手段により上記搬送手段の保持部
の保持溝の洗浄・乾燥を可能に形成することを特徴とす
【0012】また、請求項6記載の洗浄装置は、処理液
中に被処理体を浸漬して洗浄する洗浄処理室と、キャリ
アから取り出された被処理体を立設保持する保持溝を設
けた 保持部を有すると共に、被処理体を上記洗浄処理室
及び乾燥処理室のボートへ搬送する搬送手段とを具備す
る洗浄装置において、それぞれ上方から上記搬送手段に
おける被処理体の上記保持部の保持溝に向って洗浄液を
噴射する噴口を有する洗浄手段と、乾燥気体を噴射する
噴口を有する乾燥手段とを一体的に形成する洗浄・乾燥
手段を具備し、上記キャリアから取り出された上記被処
理体を、上記洗浄・乾燥手段により上記保持溝の洗浄・
乾燥が行われた上記搬送手段にて搬送可能に形成し、乾
燥処理された上記被処理体を、上記洗浄・乾燥手段によ
り上記保持溝の洗浄・乾燥が行われた上記搬送手段にて
搬送可能に形成することを特徴とする
【0013】また、請求項7記載の洗浄方法は、被処理
体を立設保持する保持溝を設けた保持部を有する搬送手
段を用いて、キャリアから取り出された未処理の上記被
処理体を洗浄処理室内に搬入し、上記洗浄処理室にて洗
浄処理された上記被処理体を、上記搬送手段を用いて上
記洗浄処理室から搬出する洗浄方法において、それぞれ
上方から上記搬送手段における被処理体の上記保持部の
保持溝に向って洗浄液を噴射する噴口を有する洗浄手段
と、乾燥気体を噴射する噴口を有する乾燥手段とを一体
的に形成する洗浄・乾燥手段を用意し、上記被処理体が
上記洗浄処理室内にて洗浄処理されるときに、上記洗浄
・乾燥手段により待機中の上記搬送手段の保持部の保持
溝の洗浄・乾燥を行うことを特徴とする
【0014】請求項8記載の洗浄方法は、被処理体を立
設保持する保持溝を設けた保持部を有する搬送手段を用
いて、キャリアから取り出された未処理の上記被処理体
を洗浄処理室内に搬入し、上記洗浄処理室及び乾燥処理
室にて洗浄処理及び乾燥処理された上記被処理体を、上
記搬送手段を用いて上記乾燥処理室から搬出する洗浄方
法において、それぞれ上方から上記搬送手段における被
処理体の上記保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する
噴口を有する洗浄手段と、乾燥気体を噴射する噴口を有
する乾燥手段とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を用
意し、上記キャリアから取り出された未処理の上記被処
理体を、上記洗浄・乾燥手段により上記保持溝の洗浄・
乾燥が行われた上記搬送手段にて搬送し、乾燥処理され
た上記被 処理体を、上記洗浄・乾燥手段により上記保持
溝の洗浄・乾燥が行われた上記搬送手段にて搬送するこ
とを特徴とする
【0015】
【作用】上記のように構成されるこの発明の洗浄装置
び洗浄方法によれば、被処理体を搬送する前、あるいは
搬送した後の搬送手段の保持部の保持溝に向って上方か
ら洗浄手段によって洗浄液を噴射することにより、保持
部に付着した薬品、不純物等を除去することができる。
また、洗浄後に乾燥手段から乾燥気体を保持部に向って
上方から噴射することにより、洗浄によって濡れた保持
の保持溝を乾燥することができ、常に清浄化された搬
送手段を被処理体の搬送に使用することができ、被処理
体の汚染を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0017】図1はこの発明の洗浄装置の要部を示す断
面図、図2は図1の横断面図が示されている。なお、こ
の実施例では被処理体である半導体ウエハ(図示せず)
の洗浄装置について説明する。
【0018】この発明の洗浄装置は、搬送手段である回
転搬送アーム2を配設する水密性及び耐蝕性を有する容
器1と、この容器1の上部に取付けられて、それぞれ上
方から回転搬送アーム2の先端部の半導体ウエハ保持用
のフォーク3(保持部)に向って洗浄液(純水)を噴射
する洗浄ノズル11(洗浄手段)と、乾燥気体(N2ガ
ス)を噴射する乾燥ノズル12(乾燥手段)とを一体的
に形成する洗浄・乾燥ノズル10(洗浄・乾燥手段)
と、容器の底部に設けられて、洗浄に使用された排液を
排出する処理液排出口4とを具備してなる。
【0019】この場合、回転搬送アーム2は、容器1の
底部5に設けられた取付穴6にOリング7を介して立設
されるアーム基部2aの上部にそれぞれ回転自在にかつ
昇降自在に取付けられる複数のアーム体2b,2bとか
らなるアーム本体2cと、最上段のアーム体2bの先端
部に取付けられて複数枚の半導体ウエハを立設保持する
複数の溝部(保持溝)を設けた二又状のフォーク3とで
構成されている。このように構成される回転搬送アーム
2の各構成部材すなわちアーム本体2cとフォーク3は
耐蝕性を有する塩化ビニル製部材にて形成されている。
【0020】容器1は回転搬送アーム2と同様に耐蝕性
を有する塩化ビニルにて形成されており、その底部5は
外周側が内周側より低い段状となっており、外周側の周
溝8の2箇所には処理液排出口4が設けられ、この処理
液排出口4から洗浄に供された洗浄液が排出されるよう
になっている。また、容器1の側方には半導体ウエハの
出し入れのための開口部9が設けられており、この開口
部9にはシャッター9aが開閉可能に装着されている。
したがって、シャッター9aを閉塞することにより、隣
接する処理室(図示せず)と遮断され、処理室内の雰囲
気が容器1内に流れ込まないようになっている。
【0021】一方、洗浄・乾燥ノズル10は、容器1の
上部側壁に固定されるロータリーアクチュエータ13に
よって垂直方向に回転可能に垂下される切換アーム14
の下端部に互いに平行に並設される1本の洗浄ノズル1
1と、2本の乾燥ノズル12,12にて形成されてい
る。この場合、洗浄ノズル11は、洗浄パイプ15の下
面側に多数の洗浄用噴口15a,15a…を斜め外方に
向けて2列設けてなり、また、乾燥ノズル12は、乾燥
パイプ16の下面に多数の乾燥用噴口16a,16a…
を斜め外方に向けて列設した構造となっている。そし
て、洗浄ノズル11の洗浄パイプ15には、図示しない
洗浄液供給源に接続する洗浄液供給管路17からフレキ
シブルチューブ17aを介して洗浄用純水が供給され、
また、乾燥ノズル12,12には、図示しない乾燥気体
供給源に接続する乾燥気体供給管路18とフレキシブル
チューブ18aを介して乾燥用N2 ガスが供給されるよ
うになっている。
【0022】上記のように構成される洗浄・乾燥ノズル
10によれば、回転搬送アーム2のフォーク3を洗浄す
る場合には、図3に示すように、切換アーム14を垂下
させて、洗浄・乾燥位置においた状態で、まず、洗浄液
供給源から洗浄用純水を供給し、洗浄ノズル11の噴口
15a,15a…からフォーク3の溝部(保持溝)に向
けて純水を噴射して、フォーク3に付着した薬品、不純
物等を除去することができる。所定時間洗浄した後、洗
浄液供給源からの供給を停止した後、乾燥気体供給源か
ら乾燥用N2 ガスを供給し、乾燥ノズル12,12の噴
口16a,16a…からフォーク3の溝部(保持溝)
向けてN2 ガスを噴射すれば、洗浄によって濡れたフォ
ーク3を短時間で乾燥することができる。したがって、
回転搬送アーム2は常に清浄化された状態で半導体ウエ
ハの搬送に供される。洗浄及び乾燥が終了した後、ロー
タリーアクチュエータ13が作動して切換アーム14が
90度回転すると、洗浄・乾燥ノズル10は容器1の上
部側方の待機位置へ移動して、半導体ウエハの搬入・搬
出に支障をきたさない位置で待機する。なおこの場合、
切換アーム14の一側端には樋状の滴受け19が取付け
られており、洗浄・乾燥ノズル10が待機位置に移動し
た際に洗浄ノズル11から滴下する純水を受止めること
ができるようになっている。
【0023】上記のように構成される洗浄・乾燥ノズル
10を設けた容器1は、例えば、図4に示すように、洗
浄装置の1ユニットとして組込まれて、半導体ウエハの
洗浄処理に供される。
【0024】次に、洗浄装置について、図4を参照して
説明する。
【0025】図4は、3つの洗浄処理ユニット21,2
2,23にて洗浄装置を構成した場合で、搬入側の洗浄
処理ユニット21にはローダ24が接続され、搬出側の
洗浄処理ユニット23にはアンローダ25が接続されて
おり、更に洗浄処理ユニット21,22間及び洗浄処理
ユニット22,23間に、3ユニットのいずれかに含ま
れている処理室の一部を構成する水中ローダ26が配設
されている。
【0026】搬入側の洗浄処理ユニット21は、中心位
置に回転搬送アーム2を配設する容器1が位置し、その
周囲で容器1の左隣及びローダ24の正面にそれぞれア
ンモニア処理室27及び水洗処理室28が配設されてい
る。
【0027】中央の洗浄処理ユニット22は、中心位置
に回転搬送アーム2を配設する容器1が位置し、その周
囲の左右両側に水中ローダ26を配設し、その間の前後
位置にフッ酸処理室29、水洗オーバーフロー処理室3
0を配設してなる。
【0028】また、搬出側の洗浄処理ユニット23は、
中心位置に回転搬送アーム2を配設した容器1が位置
し、この容器1の周囲でアンローダ25の正面側には水
洗ファイナルリンス処理室31を配設し、容器1の右隣
に乾燥処理室32を配設してなる。
【0029】なお、容器1と各処理室とは開口部9によ
って連通されており、開口部9にはシャッター9aが開
閉自在に配設されると共に、開口部9の上部にエアー吹
出口(図示せず)が設けられて、エアーカーテンが形成
されるようになっている。
【0030】上記のように構成される洗浄装置におい
て、ローダ24に25枚ずつ半導体ウエハが載置された
キャリア33が2つ搬送されてくると、オリフラ合せ機
構34が動作して、キャリア33内の半導体ウエハを整
列させる。次いで、突き上げ棒(図示せず)が上方に作
動して、キャリア33をそのままに、半導体ウエハのみ
を上方に取り出した後、突き上げ棒が互いに寄合って5
0枚の半導体ウエハを等間隔で位置させる。
【0031】次に、回転搬送アーム2が作動して水平回
転し、かつローダ24方向に伸びて先端のフォーク3を
突き上げ棒の下側に位置させる。そして、突き上げ棒が
下降し、フォーク3上に半導体ウエハが載置位置決めさ
れる。
【0032】次いで、フォーク3上に半導体ウエハが載
置された状態で、回転搬送アーム2が水平回転し、かつ
伸縮して半導体ウエハをキャリア33から取り出し、ア
ンモニア処理室27の開口部9から半導体ウエハをアン
モニア処理室27の処理槽27aの専用ボート27b上
に挿入位置させる。そして、回転搬送アーム2がアンモ
ニア処理室27から外に出ると、開口部9のシャッター
9aが閉じると共に、開口部上部のエアー吹出口からエ
アーが吹き出されてエアーカーテンが形成されて、アン
モニア処理室27内の雰囲気が外部に漏出するのを確実
に防止するようになっている。そして、この状態でアン
モニア処理室27内の半導体ウエハは洗浄処理される。
【0033】一方、アンモニア処理室27から回転搬送
アーム2のフォーク3が容器1内に戻ってくると、ロー
タリーアクチュエータ13が作動して洗浄・乾燥ノズル
10がフォーク3の上方の洗浄・乾燥位置に移動する。
そして、洗浄液供給源から純水が供給され、洗浄ノズル
11の噴口15a,15a…からフォーク3の溝部(保
持溝)に向けて純水が噴射されて、フォーク3に付着し
たアンモニア、その他の不純物等を除去する。洗浄に供
された純水は容器1の底部5に溜り、処理液排出口4か
ら外部に排出される。このようにして、所定時間洗浄し
た後、洗浄液供給源からの供給を停止した後、乾燥気体
供給源からN2 ガスを供給し、乾燥ノズル12,12の
噴口16a,16a…からフォーク3の溝部(保持溝)
に向けてN2 ガスが噴射されて、洗浄によって濡れたフ
ォーク3を乾燥する。乾燥が終了した後、ロータリーア
クチュエータ13が逆回転して洗浄・乾燥ノズル10は
元の待機位置に復帰する。この場合、フォーク3の洗浄
と乾燥は約5分間ずつ行われ、アンモニア処理室27内
での処理時間(約10分)の待機中に行われる。
【0034】そして、アンモニア処理室27内での洗浄
が終了した後、上述の動作と逆の動作でボート27b上
の半導体ウエハを回転搬送アーム2のフォーク3上に載
置位置決めして、半導体ウエハをアンモニア処理室27
外に取り出し、次の水洗処理室28内へ半導体ウエハを
搬入する。そして、水洗処理室28から戻ってきた回転
搬送アーム2のフォーク3は上述と同様に洗浄・乾燥ノ
ズル10によって洗浄及び乾燥されて、次の半導体ウエ
ハの新たな50枚の半導体ウエハの搬送が可能となる。
したがって、回転搬送アーム2は半導体ウエハの搬送後
の待機中すなわ ち半導体ウエハを洗浄処理しているとき
に洗浄・乾燥されるため、半導体ウエハの洗浄処理を連
続的に効率良く行うことができる。また、回転搬送アー
ム2が水密性及び耐蝕性を有する容器1内に配設されて
いるため、回転搬送アーム2の洗浄に使用される排液が
外部に飛散することなく、安全に排出することができ
る。
【0035】なお、搬入側の洗浄処理ユニット21によ
る洗浄が終了した半導体ウエハは搬入側の洗浄処理ユニ
ット21と中央の洗浄処理ユニット22との間の水中ロ
ーダ26によって中央の洗浄処理ユニット22に搬送さ
れ、中央の洗浄処理ユニット22の容器1内に配設され
た回転搬送アーム2によって上述と同様に搬送される。
そして、半導体ウエハは、順次フッ酸処理室29内での
洗浄処理、オーバーフロー処理室30内での水洗オーバ
ーフロー処理が行われる。この中間の洗浄処理ユニット
による洗浄処理においても、容器1内に待機中の回転搬
送アームのフォーク3は洗浄・乾燥ノズル10によって
上述と同様に洗浄、乾燥される。
【0036】また、中央の洗浄処理ユニット22での洗
浄処理が行われた半導体ウエハは、中央の洗浄処理ユニ
ット22と搬出側の洗浄処理ユニット23との間の水中
ローダ26にて搬出側の洗浄処理ユニット23に搬送さ
れる。そして、搬出側の洗浄処理ユニット23の回転搬
送アーム2によって上述と同様に搬送されて、ファイナ
ルリンスが行われた後、乾燥処理が行われる。この搬出
側の洗浄処理ユニット23による洗浄においても、上述
と同様に回転搬送アーム2のフォーク3は洗浄・乾燥ノ
ズル10によって洗浄乾燥され、常に清浄化された状態
で半導体ウエハの搬送に供される。
【0037】搬出側の洗浄処理ユニット23にて洗浄処
理された半導体ウエハはアンローダ25に搬送され、こ
のアンローダ25にて半導体ウエハの25枚ずつの分
割、オリフラ合せが行われ、そして、2つのキャリアに
載置されて搬出される。
【0038】なお、上記実施例ではこの発明の洗浄装置
が半導体ウエハの洗浄装置について説明したが、必ずし
も半導体ウエハの洗浄装置に限定するものではなく、そ
の他の洗浄装置に適用できることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の洗浄
装置及び洗浄方法によれば、上記のように構成されてい
るので、被処理体の搬送手段を常に清浄化して被処理体
の汚染による悪影響を防止することができる。また、水
密性及び耐蝕性を有し、かつ排液口を有する容器内に搬
送手段を配設することにより、搬送手段の洗浄時に使用
される洗浄液の外部への飛散等が防止できると共に、外
部に排出することができるので、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄装置の要部を示す断面図であ
る。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】この発明における洗浄・乾燥ノズルを示す断面
図である。
【図4】洗浄装置の全体的構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 回転搬送アーム(搬送手段) 3 フォーク(保持部) 4 処理液排出口 5 底部 10 洗浄・乾燥ノズル(洗浄・乾燥手段) 11 洗浄ノズル(洗浄手段) 12 乾燥ノズル(乾燥手段) 15 洗浄パイプ 15a 洗浄用噴口 16 乾燥パイプ 16a 乾燥用噴口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/68 H01L 21/68 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304,21/68 B08B 3/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液中に被処理体を浸漬して洗浄する
    洗浄処理室と、キャリアから未処理の上記被処理体を取
    り出すローダと、処理済みの上記被処理体をキャリアに
    載置するアンローダと、上記被処理体を立設保持する
    数の保持溝を設けた保持部を有すると共に、被処理体を
    上記洗浄処理室のボートへ搬送する搬送手段とを具備す
    る洗浄装置において、 それぞれ上方から上記搬送手段における被処理体の上記
    保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する複数の噴口を
    有する洗浄手段と、乾燥気体を噴射する複数の噴口を有
    する乾燥手段とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を具
    備することを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄装置において、 上記搬送手段を水密性及び耐蝕性を有する容器内に配設
    すると共に、容器の底部に洗浄液排出口を形成してなる
    ことを特徴とする洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の洗浄装置において、上記搬送手段を水密性及び耐蝕性を有する容器内に配設
    すると共に、容器の底部に洗浄液排出口を形成し、 上記洗浄・乾燥手段を上記容器の上部に配設してなるこ
    とを特徴とする洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の洗浄装置において、 上記洗浄・乾燥手段を洗浄・乾燥位置と待機位置に移動
    可能に形成することを特徴とする洗浄装置。
  5. 【請求項5】 処理液中に被処理体を浸漬して洗浄する
    洗浄処理室と、キャリアから取り出された被処理体を立
    設保持する保持溝を設けた保持部を有すると共に、被処
    理体を上記洗浄処理室のボートへ搬送する搬送手段とを
    具備する洗浄装置において、 それぞれ上方から上記搬送手段における被処理体の上記
    保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する噴口を有する
    洗浄手段と、乾燥気体を噴射する噴口を有する 乾燥手段
    とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を具備し、 上記被処理体が上記洗浄処理室内にて洗浄処理されると
    きに、上記洗浄・乾燥手段により上記搬送手段の保持部
    の保持溝の洗浄・乾燥を可能に形成することを特徴とす
    る洗浄装置。
  6. 【請求項6】 処理液中に被処理体を浸漬して洗浄する
    洗浄処理室と、キャリアから取り出された被処理体を立
    設保持する保持溝を設けた保持部を有すると共に、被処
    理体を上記洗浄処理室及び乾燥処理室のボートへ搬送す
    る搬送手段とを具備する洗浄装置において、 それぞれ上方から上記搬送手段における被処理体の上記
    保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する噴口を有する
    洗浄手段と、乾燥気体を噴射する噴口を有する乾燥手段
    とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を具備し、 上記キャリアから取り出された上記被処理体を、上記洗
    浄・乾燥手段により上記保持溝の洗浄・乾燥が行われた
    上記搬送手段にて搬送可能に形成し、 乾燥処理された上記被処理体を、上記洗浄・乾燥手段に
    より上記保持溝の洗浄・乾燥が行われた上記搬送手段に
    て搬送可能に形成することを特徴とする洗浄装置。
  7. 【請求項7】 被処理体を立設保持する保持溝を設けた
    保持部を有する搬送手段を用いて、キャリアから取り出
    された未処理の上記被処理体を洗浄処理室内に搬入し、
    上記洗浄処理室にて洗浄処理された上記被処理体を、上
    記搬送手段を用いて上記洗浄処理室から搬出する洗浄方
    法において、 それぞれ上方から上記搬送手段における被処理体の上記
    保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する噴口を有する
    洗浄手段と、乾燥気体を噴射する噴口を有する乾燥手段
    とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を用意し、 上記被処理体が上記洗浄処理室内にて洗浄処理されると
    きに、上記洗浄・乾燥手段により待機中の上記搬送手段
    の保持部の保持溝の洗浄・乾燥を行うことを特徴とする
    洗浄方法。
  8. 【請求項8】 被処理体を立設保持する保持溝を設けた
    保持部を有する搬送手段を用いて、キャリアから取り出
    された未処理の上記被処理体を洗浄処理室内に搬入し、
    上記洗浄処理室及び乾燥処理室にて洗浄処理及び乾燥処
    理された上記 被処理体を、上記搬送手段を用いて上記乾
    燥処理室から搬出する洗浄方法において、 それぞれ上方から上記搬送手段における被処理体の上記
    保持部の保持溝に向って洗浄液を噴射する噴口を有する
    洗浄手段と、乾燥気体を噴射する噴口を有する乾燥手段
    とを一体的に形成する洗浄・乾燥手段を用意し、 上記キャリアから取り出された未処理の上記被処理体
    を、上記洗浄・乾燥手段により上記保持溝の洗浄・乾燥
    が行われた上記搬送手段にて搬送し、 乾燥処理された上記被処理体を、上記洗浄・乾燥手段に
    より上記保持溝の洗浄・乾燥が行われた上記搬送手段に
    て搬送することを特徴とする洗浄方法。
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