JP4523560B2 - 保持ピッチ変換構造 - Google Patents

保持ピッチ変換構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4523560B2
JP4523560B2 JP2006065148A JP2006065148A JP4523560B2 JP 4523560 B2 JP4523560 B2 JP 4523560B2 JP 2006065148 A JP2006065148 A JP 2006065148A JP 2006065148 A JP2006065148 A JP 2006065148A JP 4523560 B2 JP4523560 B2 JP 4523560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
pitch
plate
holding plate
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006065148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007242980A (ja
Inventor
隆 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Oki Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Semiconductor Co Ltd filed Critical Oki Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2006065148A priority Critical patent/JP4523560B2/ja
Publication of JP2007242980A publication Critical patent/JP2007242980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4523560B2 publication Critical patent/JP4523560B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、半導体ウェハ等の平板の搬送や工程作業において要求される平板の保持ピッチを所定の2種類の保持ピッチに相互に変換する保持ピッチ変換構造に関する。
従来の平板としての半導体ウェハの保持ピッチ変換構造は、常用ピッチとその1/2の
半ピッチとの2種類の等ピッチに保持ピッチを変換する場合に、載置部に常用ピッチで形成した半導体ウェハの保持溝を、ウェハガイドに半ピッチで形成された保持溝を設け、ウェハガイドの保持枚数の半分の枚数の半導体ウェハを載置部からウェハガイドへ搬送して1枚おきにウェハガイドに保持させ、残りの半分を載置部からウェハガイドへ搬送して1枚おきに保持された半導体ウェハの間の保持溝に保持させて常用ピッチを半ピッチに変換し、ウェハガイドに保持させた多数の半導体ウェハの洗浄、乾燥後に、前記と逆の作動で半ピッチを常用ピッチに変換している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−129267号公報(第2頁段落0020−第4頁段落0030、第10図)
しかしながら、上述した従来の技術は、常用ピッチとその半ピッチの2種類の等ピッチに保持ピッチを変換する技術であるので、洗浄工程や乾燥工程における装置の小型化を図るためには有用な技術であるが、適用する工程によっては常用ピッチの等ピッチと、所定の不等ピッチとに保持ピッチを相互に変換することを求められる場合がある。
例えば、半導体ウェハの製造工程における半導体ウェハの素子形成面へのイオン注入工程やパネル等の平板の所定の塗装面への塗装工程においては、素子形成面や塗装面を外側にして背中合わせに狭い間隔で配置した一対の平板を対毎に広い間隔で配置し、広い間隔で配置されている素子形成面や塗装面の間に不純物や塗料を導入して、素子形成面の拡散層や塗装面の塗膜の均一性を確保しながら効率的にイオン注入工程や塗装工程を行う場合等である。
このような、常用ピッチで搬送された平板を狭いピッチと広いピッチとの組合せによる組ピッチに相互に保持ピッチを変換する場合は、ロボットアームや人により1枚ずつその工程に用いるラック等や搬送用のキャリア等に移し変えているのが現状であり、保持ピッチの変換に時間を要し、保持ピッチの変換工程における作業効率を低下させるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、常用ピッチとして用いる等ピッチと、適用工程により要求される組ピッチとの2種類の保持ピッチを効率的に相互に変換する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、保持ピッチ変換構造が、基台と、該基台に立設されたガイド軸と、該ガイド軸を挿通させるガイド穴を有し、一の端部に一枚の平板を保持する溝幅Wの保持溝が形成された2N+1(Nは整数)枚の保持板と、該2N+1枚の保持板の前記ガイド穴を前記ガイド軸に挿通させたときに、前記保持板に前記基台から順に番号を付し、該番号が2N+1番目となる保持板を移動板とし、該移動板を、軸方向に往復移動させて前記基台との間の距離を伸縮させる直動装置とを備え、前記基台と移動板との間の距離を最も縮めたときに、前記保持溝の保持ピッチを等ピッチPtとし、前記基台と移動板との間の距離を最も伸ばしたときに、前記保持溝の保持ピッチを、前記等ピッチPtより狭い狭ピッチPsと、前記等ピッチPtより広い広ピッチPbとの一組の組ピッチの連続とすることを特徴とする。
これにより、本発明は、直動装置により移動板を移動させるだけで保持ピッチを常用ピッチとして用いる等ピッチPtと、適用工程により要求される組ピッチの連続とに即座に相互変換することができ、保持ピッチの変換時間を短縮して保持ピッチの変換工程における作業効率を向上させることができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による保持ピッチ変換構造の実施例について説明する。
図1は実施例の保持ピッチ変換構造の側面を示す説明図、図2は実施例の保持ピッチ変換構造の組ピッチへの変換後の状態を示す説明図、図3は実施例の保持板の保持溝を示す説明図、図4は図3のA方向矢視図、図5は実施例の第1の係止棒を示す説明図、図6は実施例の第2の係止棒を示す説明図である。
なお、図1は保持溝を等ピッチとしたときの状態を示している。
図1において、1は保持ピッチ変換構造であり、保持ピッチを、搬送時や貯留時等の場合の常用ピッチである等ピッチPtと、等ピッチPtより狭い狭ピッチPsと、等ピッチPtより広い広ピッチPbとの一組の組ピッチの連続とに変換する機能を有している。
2は保持ピッチ変換構造1の基台である。
3はガイド軸であり、その一端は基台2の一方の面に固定され、他端はシリンダ設置台4にボルト等により着脱可能に取付けられている。本実施例では2以上のガイド軸3が基台2に立設形成されている。
シリンダ設置台4は、ベース板4aに位置出し具4bを介してボルト4cにより組み付けられたシリンダ固定板4d等で構成されている。
5は直動装置としてのシリンダであり、シリンダ設置台4のシリンダ固定板4dに固定され、ベース板4aに設けられた穴4eに挿通させたシャフト6をその軸方向に直線的に往復移動させる機能を有している。本実施例のシリンダ5は空気圧でシャフト6を移動させるエアシリンダである。
8は保持板であり、一の端部に一枚の平板を保持する保持溝9が形成された板状部材であって、その厚さ方向に貫通するガイド穴10が設けられており、このガイド穴10にガイド軸3を挿通させて基台2とシリンダ設置台4との間に2N+1(Nは整数)枚、つまり奇数枚(図1の例では7枚)配置される。
本説明においては、それぞれの保持板8を区別するために、基台2側から順に番号を付し、最も基台2側の番号が第1番目となる保持板8を第1の保持板8aとし、これからシリンダ設置台4に向かって第2の保持板8b、第3の保持板8c、・・・と称し、番号が第2N+1番目となる保持板8(図1の例では第7番目となる第7の保持板8g)を移動板12として説明する。
シリンダ5のシャフト6の先端部はこの移動板12に連結され、シャフト6の移動に連動して移動板12が軸方向に移動し、基台2と移動板12との間の距離を伸縮させる。
本実施例の保持溝9は、図3、図4に示すように、円形状の平板としての半導体ウェハ14をその厚さ方向で保持する溝であって、図3に示すようにその溝幅Wは、半導体ウェハ14の厚さHに所定の隙間代を加えた半導体ウェハ14の厚さHとほぼ同等の幅に設定され、その中心Cは保持板8の一の面(図3の例では右側の面、おもて面16という。)から狭ピッチPsの1/2の長さになる位置に設定され、おもて面16の反対側の面である裏面17からは等ピッチPtの1/2の長さになるよう設定されている。
従って、保持板8の厚さである板厚Tは、等ピッチPtと狭ピッチPsとを加えた長さの1/2の厚さに設定される。
また、保持溝9の溝底は、図4に示すように、円弧状に形成されており、この溝底で半導体ウェハ14の外周を半径方向に支持しながら、保持溝9の側面で半導体ウェハ14の外周縁の表裏の面を厚さ方向に保持するよう構成されている。
18は案内面であり、保持溝9の口元に形成された、保持溝9の溝幅Wを拡大する方向に傾斜した斜面であって、半導体ウェハ14を保持溝9に挿入する時に外周を保持溝9に案内する機能を有している。
本実施例の保持板8は、第1の保持板8a、第3の保持板8c等の奇数番となる保持板8と、第1の保持板8aの次の第2の保持板8b、第3の保持板8cの次の第4の保持板8d等の次の偶数番となる保持板8を1対とし、この第1の保持板8a、第2の保持板8b等の奇数番と次の偶数番の保持板8で構成される1対の保持板8のおもて面16を互いに対向させて配置される。
また、移動板12の裏面17は、第2N番目となる保持板8(本実施例では第6の保持板8f)の裏面17に対向させて配置される。
図1において、19は固定棒であり、その一端を第1の保持板8aの固定棒挿通穴20に挿通させて圧入等により基板2の嵌合穴2aに固定され、鍔部19aを有する他端が第2の保持板8bに圧入等により固定された、第2の保持板8bを基台2に固定する固定部材であって、第2の保持板8bのおもて面16と基台2との間の距離L2を、等ピッチPtと狭ピッチPsとの差の長さに1枚の保持板8の板厚Tを加えた長さに固定する。
21は第1の係止棒であり、図5に示すように、鍔部22aを有する固定端22と係止部23とで形成された段付軸状部材であって、その係止部23の長さは、固定端22を圧入等により保持板8に固定したときに、保持板8の裏面17からの突出量Ljが、等ピッチPtと狭ピッチPsとの差の長さに1枚の保持板8の板厚Tを加えた長さ(=L2)となるように形成されている。
図1等に示す第1の係止棒21aと、第1の係止棒21bは、同じ構成の第1の係止棒21であるが、その固定方向を区別するために2つの符号を付して示してある。
すなわち、第1の係止棒21aは、第1の保持板8aを除き、移動板12(第7の保持板8g)を含む、第3の保持板8c等の奇数番となる保持板8に、これらの保持板8の裏面17から基台2の方向に突出量Ljで突出させた係止部23を、1つ前の偶数番の保持板8(第3の保持板8cの1つ前の第2の保持板8b等)の係止部挿通穴24を挿通させて固定される。
また、第1の係止棒21bは、番号が移動板12の1つ前の番号となる第2N番目の保持板8(本実施例では第6の保持板8f)を除く、第2の保持板8b等の偶数番となる保持板8に、これらの保持板8の裏面17から基台2とは反対方向に突出量Ljで突出させた係止部23を、第3の保持板8c等の次の奇数番の保持板8の係止部挿通穴24を挿通させて固定される。
25は第2の係止棒であり、軸部26の一端にストッパ部27が形成された段付軸状部材であって、その軸部26は、隣り合う2対の保持板8(例えば、第1および第2の保持板8a、8bと第3および第4の保持板8c、8d)の間に延在し、外側の2枚の保持板8(前記の例では第1と第4の保持板8a、8d)に挟まれた内側の2枚の保持板8(前記の例では第2と第3の保持板8b、8c)の軸部挿通穴29に挿通し、他端を最も基台2側に位置する奇数番の保持板8(前記の例では第1の保持板8a)のおもて面16に設けられた嵌合穴に嵌合させ、図6に示すように、六角穴付ボルト状の固定ねじ28により固定される。
また、ストッパ部27は、図6に示すように、最もシリンダ設置台4側の保持板8(前記の例では第4の保持板8d)の軸部挿通穴29に挿通する軸部26の一端に設けられた鍔状の係止部材であって、最もシリンダ設置台4側の保持板8の裏面17の設けられたストッパ穴30の底面30aにその軸部26側の面を当接させて、外側の2枚の保持板8の対向するおもて面16間の距離Lkを、広ピッチPbに狭ピッチPsを加えた長さに係止する。
32は第3の係止棒であり、第2の係止棒25と同様に形成されているが、図1、図2に示すように軸部33の長さが異なっている。
すなわち、軸部33の長さは、移動板12の1つ前の一対の保持板8(本実施例では第5および第6の保持板8e、8f)の番号が第2N−1番目となる保持板8(本実施例では第5の保持板8e)に固定ねじ28により他端を固定され、番号が第2N番目となる保持板8(本実施例では第6の保持板8f)の軸部挿通穴29を挿通し、移動板12の軸部挿通穴29を挿通する軸部33の一端に設けられたストッパ部27が、その軸部33側の面を移動板12のおもて面16に形成されたストッパ穴30の底面30aに当接させたときに、第2N−1番目となる保持板8と移動板12とのおもて面16との間の距離Lmが、広ピッチPbに狭ピッチPsを加えた長さ(=Lj)なるように設定されている。
35はストッパ部逃げ穴であり、第2の係止棒25のストッパ部27が通過できる大きさの断面形状を有する穴であって、図1に示すように、基台2と移動台12との間の距離を最も縮めたときに第2の係止棒25のストッパ部27が当接する保持板8の該当部位に形成されている。
本実施例では、第1の保持板8aに固定された第2の係止棒25のストッパ部27のストッパ部逃げ穴35は、隣合う2対の保持板8(図1、図2の例では第1から第4の保持板8a〜8d)の次の2枚の保持板8(第5および第6の保持板8e、8f)に設けられている。第3の保持板8aに固定された第2の係止棒25の場合も同様である。
上記の構成の保持ピッチ変換構造1を組立てる場合は、第1の保持板8aと第2N番目の保持板8である第6の保持板8fを除く保持板8に、それぞれの裏面17から突出量Ljで係止部23を突出させた第1の係止棒21を固定し、第2の保持板8bに固定棒19をおもて面16側に突出させて固定する。
移動板12とする2N+1番目の保持板8である第7の保持板8gの軸部挿通穴29にそのストッパ穴30側から第3の係止棒32の軸部33を挿入する。
次いで、ストッパ穴30側から第2の係止棒25の軸部26を軸部挿通穴29に挿入した第6の保持板8fの裏面17を、移動板12の裏面17に向け、第1の係止棒21aの係止部23と第3の係止棒32の軸部33とをそれぞれ係止部挿通穴24と軸部挿通穴29とに挿通させながら移動板12に第6の保持板8fを重ねる。
そして、第2N−1番目の保持板8である第5の保持板8eのおもて面16を第6の保持板8fのおもて面16に向け、第2の係止棒25の軸部26を軸部挿通穴29に挿通させながら第3の係止棒32の軸部33の端部を嵌合穴に嵌合させ、固定ねじ28により第5の保持板8eに第3の係止棒32を固定して、第6の保持板8fに第5の保持板8eを重ねる。
次いで、ストッパ穴30側から第2の係止棒25の軸部26を軸部挿通穴29に挿入した第4の保持板8dの裏面17を、第5の保持板8eの裏面17に向け、第1の係止棒21a、21bの係止部23と第2の係止棒25の軸部26とをそれぞれ係止部挿通穴24と軸部挿通穴29とに挿通させながら第5の保持板8eに第4の保持板8dを重ねる。
そして、第3の保持板8cのおもて面16を第4の保持板8dのおもて面16に向け、第1の係止棒21a、21bの係止部23と第2の係止棒25の軸部26をそれぞれ係止部挿通穴24と軸部挿通穴29に挿通させながら第2の係止棒25の軸部26の端部を嵌合穴に嵌合させ、固定ねじ28により第3の保持板8cに第2の係止棒25を固定して、第4の保持板8dに第3の保持板8cを重ねる。
次いで、第2の保持板8bの裏面17を、第3の保持板8cの裏面17に向け、第1の係止棒21a、21bの係止部23と第2の係止棒25の軸部26とをそれぞれ係止部挿通穴24と軸部挿通穴29とに挿通させながら第3の保持板8cに第2の保持板8bを重ねる。
そして、第1の保持板8aのおもて面16を第2の保持板8bのおもて面16に向け、固定棒19を固定棒挿通穴20に挿通させながら第2の係止棒25の軸部26の端部を嵌合穴に嵌合させ、固定ねじ28により第1の保持板8aに第2の係止棒25を固定して、第2の保持板8bに第1の保持板8aを重ね、図1に示す保持板8のみの組立体を形成する。
その後に、各保持板8のガイド穴10に、基台2に立設されたガイド軸3を挿通させながら、第1の保持板8aの裏面17を基台2側に向けて差込み、固定棒19の先端を基台2の嵌合穴2aに嵌合させ、治具等を用いて第2の保持板8bのおもて面16と基台2との間を距離L2となるように設定して固定する。
そして、ガイド軸3の端部にシリンダ5を取付けたシリンダ設置台4を取付け、シリンダ5の先端を移動板12のおもて面16に連結して、本実施例の保持ピッチ変換構造1を組立てる。
上記のようにして組立てられた保持ピッチ変換構造1の作用について説明する。
保持ピッチ変換構造1の保持ピッチを等ピッチPtとする場合には、シリンダ5によりシャフト6を介して移動板12を基台2の方向へ移動させ、図1に示す基台2と移動板12との間の距離を最も縮めた状態にする。
この縮める過程において、第1の保持板8aを除く奇数番の保持板8に、基板2側に向けて固定された第1の係止棒21aの係止部23の先端が、一つ前の奇数番のおもて面16を押圧しながら移動し、第3の保持板8cの第1の係止棒21aの係止部23の先端でおもて面16を押圧された第1の保持板8aの裏面17が基台2に当接すると、第2の保持板8bは基台2に固定棒19により固定されているので、第6の保持板8fを除く偶数番の保持板8に、基板2とは反対側に向けて固定された第1の係止棒21bの係止部23の先端が、次の偶数番の保持板8のおもて面16に当接し、図1に示す状態になって停止する。
このとき、偶数番の保持板8と、第1の保持板8を除く奇数番の保持板8の裏面17同士が当接し、一対の保持板8のおもて面16間は第1の係止棒21a、21bにより等ピッチPtと狭ピッチPsとの差の長さに相当する隙間が形成された状態で係止され、図3に示すように保持溝9の溝幅Wの中心Cは、その裏面17との間が等ピッチPtの1/2に、おもて面16との間が狭ピッチPsの1/2に形成されているので、各保持溝9間の保持ピッチは図1に示すように等ピッチPtになる。
このようにして、各保持溝9間の保持ピッチを等ピッチPtとした保持ピッチ変換構造1の各保持溝9には、常用ピッチである等ピッチPtで半導体ウェハ14を搭載したキャリア等により搬送された半導体ウェハ14が図示しないウェハ移載装置によって保持溝9の数と同数まとめて移送され、図3、図4に矢印Eで示す方向に半導体ウェハ14を挿入して移し変えられる。
各保持溝9に等ピッチPtで保持された半導体ウェハ14の保持ピッチを、狭ピッチPsと広ピッチPbとを組合せた組ピッチの連続に変換する場合は、シリンダ5によりシャフト6を介して移動板12をシリンダ設置台4の方向へ移動させ、図2に示す基台2と移動板12との間の距離を最も伸ばした状態にする。なお図2は図を見やすくするために半導体ウェハ14を除いた状態で描いてある。
この図1の状態から図2の状態に伸ばす過程において、移動板12の移動に伴って、まず第3の係止棒32のストッパ部27が移動板12のストッパ穴30の底面30aに当接して第3の係止棒32が固定されている第5の保持板8eをシリンダ設置台4の方向へ引張り、第5の保持板8eのおもて面16を第6の保持板8fのおもて面16に当接させ、第6の保持板8fを更に引張って第2の係止棒25のストッパ部27を第6の保持板8fのストッパ穴30の底面30aに当接させる。
これにより、第2の係止棒25が固定されている第3の保持板8cが引張られ、第3の保持板8cのおもて面16を第4の保持板8dのおもて面16に当接させ、第4の保持板8dを更に引張って第2の係止棒25のストッパ部27を第4の保持板8dのストッパ穴30の底面30aに当接させる。
そして、第2の係止棒25が固定されている第1の保持板8aが引張られてそのおもて面16が、基台2に固定棒19により固定されている第2の保持板8bのおもて面16に当接すると、図2に示す状態になって停止する。
このとき、一対の保持板8のおもて面16同士が当接し、2対の保持板8のそれぞれの外側の保持板8の対抗するおもて面16間は距離Lkと、第5の保持板8eのおもて面16と移動板12のおもて面16との間の距離Lmとは、第2の係止棒25と第3の係止棒32とによりそれぞれ広ピッチPbと狭ピッチPsとを加えた長さにそれぞれのストッパ部27により係止され、図3に示すように保持溝9の溝幅Wの中心Cは、その裏面17との間が等ピッチPtの1/2に、おもて面16との間が狭ピッチPsの1/2に形成されているので、各保持溝9間の保持ピッチは図2に示すように基台2側から狭ピッチpsと広ピッチPbとを組合せた組ピッチの連続に形成される。
このようにして、保持ピッチを組ピッチの連続に変換した保持溝9に保持された半導体ウェハ14は、図示しないウェハ移載装置によって適用工程に用いられるラック等にまとめて移し変えられ、適用工程での処理の終了後にラック等から保持ピッチ変換構造1へ移し変えられた半導体ウェハ14は、上記と逆の作動によって等ピッチPtに変換され、キャリア等にまとめて移し変えられて次工程へ搬送される。
なお、本実施例では、第2の係止棒25のストッパ部27のストッパ部逃げ穴35を隣合う2対の保持板8の次の2枚の保持板8に設けるとして説明したが、広ピッチPbを更に広げる場合は、次の3枚以上の保持板8に設けるようにするとよい。要は、等ピッチPtより狭い狭ピッチPsと等ピッチPtより広い広ピッチPbとの組合せによる組ピッチであれば、どのような組合せの組ピッチであっても上記の構成を用いれば容易に等ピッチPtと組ピッチの連続とに容易に相互変換することができる。
以上説明したように、本実施例では、保持ピッチ変換構造を、基台に立設されたガイド軸にガイド穴を挿通させて、端部に一枚の半導体ウェハを保持する溝幅Wの保持溝を形成した2N+1枚の保持板を配置し、その2N+1番目となる保持板を移動板とし、この移動板を軸方向に往復移動させて基台との間の距離を伸縮させるシリンダを設け、基台と移動板との間の距離を最も縮めたときに、保持溝の保持ピッチを等ピッチPtとし、基台と移動板との間の距離を最も伸ばしたときに、保持溝の保持ピッチを狭ピッチPsと広ピッチPbとの組ピッチの連続とするようにしたことによって、シリンダにより移動板を移動させるだけで保持ピッチを常用ピッチとして用いる等ピッチPtと、適用工程により要求される組ピッチの連続とに即座に相互変換することができ、保持ピッチの変換時間を短縮して保持ピッチの変換工程における作業効率を向上させることができる他、簡易な動力で様々な組ピッチへの変換要求に容易に対応することができ、保持ピッチ変換構造の製作コストを低減することができると共に、その設置面積の減少を図ることができる。
なお、上記実施例においては、平板は半導体ウェハであるとして説明したが、平板は前記に限らず、円形状や矩形状、多角形状等の金属板や樹脂板等であってもよい。この場合に保持溝の溝底の形状は保持する平板の形状に応じて適宜に定めるようにする。
また、上記実施例においては、直動装置は空圧式のシリンダであるとして説明したが、直動装置は前記に限らず、油圧式のシリンダやボールねじ装置等であってもよい。
実施例の保持ピッチ変換構造の側面を示す説明図 実施例の保持ピッチ変換構造の組ピッチへの変換後の状態を示す説明図 実施例の保持板の保持溝を示す説明図 図3のA方向矢視図 実施例の第1の係止棒を示す説明図 実施例の第2の係止棒を示す説明図
符号の説明
1 保持ピッチ変換構造
2 基台
2a 嵌合穴
3 ガイド軸
4 シリンダ設置台
4a ベース板
4b 位置出し具
4c ボルト
4d シリンダ固定板
4e 穴
5 シリンダ
6 シャフト
8 保持板
8a〜8f 第1〜第6の保持板
9 保持溝
10 ガイド穴
12 移動板(第7の保持板8g)
14 半導体ウェハ
16 おもて面
17 裏面
18 案内面
19 固定棒
19a、22a 鍔部
20 固定棒挿通穴
21、21a、21b 第1の係止棒
22 固定端
23 係止部
24 係止部挿通穴
25 第2の係止棒
26、33 軸部
27 ストッパ部
28 固定ねじ
29 軸部挿通穴
30 ストッパ穴
30a 底面
32 第3の係止棒
35 ストッパ部逃げ穴

Claims (2)

  1. 基台と、
    該基台に立設されたガイド軸と、
    該ガイド軸を挿通させるガイド穴を有し、一の端部に一枚の平板を保持する溝幅Wの保持溝が形成された2N+1(Nは整数)枚の保持板と、
    該2N+1枚の保持板の前記ガイド穴を前記ガイド軸に挿通させたときに、前記保持板に前記基台から順に番号を付し、該番号が2N+1番目となる保持板を移動板とし、該移動板を、軸方向に往復移動させて前記基台との間の距離を伸縮させる直動装置とを備え、
    前記基台と移動板との間の距離を最も縮めたときに、前記保持溝の保持ピッチを等ピッチPtとし、
    前記基台と移動板との間の距離を最も伸ばしたときに、前記保持溝の保持ピッチを、前記等ピッチPtより狭い狭ピッチPsと、前記等ピッチPtより広い広ピッチPbとの一組の組ピッチの連続とすることを特徴とする保持ピッチ変換構造。
  2. 請求項1において、
    前記保持板一の面をおもて面とし、その反対側の面を裏面とし、前記番号が奇数番となる保持板と、次の偶数番となる保持板を1対とし、該1対の保持板のおもて面を互いに対向させて配置すると共に、前記番号が第2N番目となる保持板の裏面に前記移動板の裏面を対向させて配置し、
    前記保持板の板厚Tを、前記等ピッチPtと狭ピッチPsとを加えた長さの1/2の厚さとし、前記保持溝の溝幅Wの中心Cを、前記保持板のおもて面から前記狭ピッチPsの1/2の長さとなる位置に設け、
    前記番号が第2番目となる保持板を、該保持板のおもて面と前記基台との間の距離を、前記等ピッチPtと狭ピッチPsとの差の長さに、前記板厚Tを加えた長さで前記基板に固定する固定棒と、
    前記保持板の裏面からの突出量を、前記等ピッチPtと狭ピッチPsとの差の長さに前記板厚Tを加えた長さとした係止部を有する第1の係止棒と、
    隣り合う2対の保持板の間に延在し、最も前記基台側に位置する前記奇数番の保持板に固定され、外側の2枚の保持板に挟まれた内側の2枚の保持板を挿通する軸部と、前記外側の2枚の保持板の対向するおもて面間の距離を、前記広ピッチPbに狭ピッチPsを加えた長さに係止するストッパ部を有する第2の係止棒と、
    前記番号が第2N−1番目となる保持板に固定され、前記番号が第2N番目となる保持板を挿通する軸部と、前記第2N−1番目となる保持板と前記移動板とのおもて面との間の距離を、前記広ピッチPbに狭ピッチPsを加えた長さに係止するストッパ部を有する第3の係止棒とを設け、
    前記第1の係止棒を、前記番号が第1番目となる保持板を除き、前記移動板を含む、前記奇数番となる保持板に、該保持板の裏面から前記基台の方向に突出させた前記係止部を1つ前の前記偶数番の保持板を挿通させて固定すると共に、前記番号が第2N番目となる保持板を除く、前記偶数番となる保持板に、該保持板の裏面から前記基台とは反対方向に突出させた前記係止部を次の前記奇数番の保持板を挿通させて固定したことを特徴とする保持ピッチ変換構造。
JP2006065148A 2006-03-10 2006-03-10 保持ピッチ変換構造 Expired - Fee Related JP4523560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006065148A JP4523560B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 保持ピッチ変換構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006065148A JP4523560B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 保持ピッチ変換構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007242980A JP2007242980A (ja) 2007-09-20
JP4523560B2 true JP4523560B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=38588214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006065148A Expired - Fee Related JP4523560B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 保持ピッチ変換構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4523560B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9059223B2 (en) * 2007-12-12 2015-06-16 Intermolecular, Inc. Modular flow cell and adjustment system
US9254566B2 (en) * 2009-03-13 2016-02-09 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Robot having end effector and method of operating the same
KR101108075B1 (ko) 2009-04-20 2012-01-31 코리아테크노(주) 더블 스테이지를 갖는 웨이퍼 분배장치의 덤핑모듈
JP5592710B2 (ja) * 2010-06-17 2014-09-17 セイコーインスツル株式会社 ピッチ変換装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6359329U (ja) * 1986-10-03 1988-04-20
JPH02271645A (ja) * 1989-04-13 1990-11-06 Seiko Epson Corp ウエハ移載装置
JPH09115868A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Tokyo Electron Ltd 処理方法および装置
JPH09260463A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Fujitsu Ltd 板体配列ピッチ変換装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6359329U (ja) * 1986-10-03 1988-04-20
JPH02271645A (ja) * 1989-04-13 1990-11-06 Seiko Epson Corp ウエハ移載装置
JPH09115868A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Tokyo Electron Ltd 処理方法および装置
JPH09260463A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Fujitsu Ltd 板体配列ピッチ変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007242980A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4523560B2 (ja) 保持ピッチ変換構造
US9655269B2 (en) Support system for printed board assemblies
JP4537588B2 (ja) 直動案内ユニット
JP2007045633A (ja) 巻上機の支持フレーム
JP2009213291A (ja) 永久磁石式回転電機の回転子
JP2014522746A (ja) ヘッド整列装置
JP2004134800A (ja) 基板支持用スロット棒および基板用カセット
US9067733B2 (en) Pitch change device and pitch change method
US20090096297A1 (en) Linear motor, drive stage, and XY drive stage
US20090196684A1 (en) Compression type fixing mechanism
JP5007673B2 (ja) 集積型薄膜太陽電池の製造装置
JP2007247773A (ja) リニアガイド装置およびその位置決め方法
JP2017173140A (ja) 保持具およびステージ装置
KR100727642B1 (ko) 소형 가공장치용 인치웜 액츄에이터
CN111250879B (zh) 治具
US11924973B2 (en) Clamping mechanism and transferring apparatus
JP2558779Y2 (ja) 直流リニアモータ
JP2006017175A (ja) 複数部材の位置決め構造
SU1329919A1 (ru) Устройство дл базировани и закреплени плоскостных и корпусных заготовок
KR102149408B1 (ko) 미세 이송기구 및 이를 포함하는 초정밀 포지셔닝 장치
KR102149381B1 (ko) 미세 이송기구 및 이를 포함하는 초정밀 포지셔닝 장치
JP2005083416A (ja) 転動体循環式転がり案内装置、該装置に用いられる案内レール及びベアリングブロック
CN105864289A (zh) 一种组装式模组化导轨
JPH0329158Y2 (ja)
JP2002093693A (ja) ステージ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080730

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081210

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees