JPH11330193A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH11330193A
JPH11330193A JP12980898A JP12980898A JPH11330193A JP H11330193 A JPH11330193 A JP H11330193A JP 12980898 A JP12980898 A JP 12980898A JP 12980898 A JP12980898 A JP 12980898A JP H11330193 A JPH11330193 A JP H11330193A
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JP
Japan
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substrate
processing
unit
transfer
processing unit
Prior art date
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Application number
JP12980898A
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English (en)
Inventor
Toshiro Hiroe
敏朗 廣江
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板処理装置のスループットを向上させる。 【解決手段】 基板処理装置は、基板に処理を施す複数
の処理部14,15,16,31を有する基板処理装置
であって、第1搬送ロボットR1と、第2搬送ロボット
R2とを備えている。第1搬送ロボットR1は、複数の
処理部14,15,16に対して基板を収容したキャリ
ア3の搬入又は搬出を行う。第2搬送ロボットR2は、
第1搬送ロボットR1が基板を収容したキャリア3の搬
入又は搬出を行う処理部14,15,16に対して、第
1搬送ロボットR1とは独立に基板を収容したキャリア
3の搬入又は搬出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板や液晶
用又はフォトマスク用ガラス基板等の薄板状基板(以
下、基板という。)に各種の処理を施す複数の処理部を
有する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板や液晶用ガラス基板等の基板
の製造過程においては、基板を搬送する基板搬送手段で
ある搬送ロボットによって基板を各処理部に運び、各処
理部において順次基板に薬液処理や水洗処理等の一連の
化学処理を施すことが行われている。この種の装置は、
例えば特許公報(特許番号第2634359号)に示さ
れているように、1列に並設された複数の処理槽と、処
理槽の並び方向に沿って移動する基板搬送手段とを備え
ている。この装置を図3に示す。
【0003】この装置では、キャリアストッカー126
にあるキャリア128がロード部129に移動させら
れ、搬送ロボット133aがチャック109によりキャ
リア128から基板を取り出す。そして基板は搬送ロボ
ット133a及び133bにより各処理部132a,1
32b,132c,132dに運ばれて順に処理が施さ
れ、回転乾燥部137で乾燥させられた後、アンロード
部131でキャリア128に移し替えられる。このキャ
リア128がアンロード部131からキャリアストッカ
ー127に運ばれて一連の処理が終了する。ここでは、
搬送ロボット133aがロード部129及び処理部13
2a〜132cの間の基板搬送を担当し、搬送ロボット
133bが処理部132c,132d、回転乾燥部13
7,及びアンロード部131の間の基板搬送を担当して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような基板処理
装置において、所定の処理部上に搬送ロボットを待機さ
せる必要のある装置が存在する。例えば、処理部132
bが所定の薬液処理を基板に施す処理部であるとする
と、基板を必要以上に薬液処理してしまわないように薬
液処理が完了した後すぐに処理部132bから基板を搬
出しなければならない場合もある。この場合には、薬液
処理の完了時刻よりも前から搬送ロボット133aを処
理部132b上に待機させる必要がある。
【0005】しかし、このように搬送ロボット133a
が処理部132b上で待機している間は、他の搬送処
理、例えばロード部129から処理部132aへの基板
搬送ができず、スループットが低下する。本発明の課題
は、基板処理装置のスループットを向上させることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板処理
装置は、基板に処理を施す複数の処理部を有する基板処
理装置であって、第1基板搬送手段と、第2基板搬送手
段とを備えている。第1基板搬送手段は、複数の処理部
に対して基板の搬入又は搬出を行う。第2基板搬送手段
は、第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う処理
部に対して、第1基板搬送手段とは独立に基板の搬入又
は搬出を行う。
【0007】ここでは、所定の処理部からの基板の搬出
等のために第1基板搬送手段をその処理部近傍で待機さ
せなければならない場合にも、第1基板搬送手段が基板
の搬入又は搬出を行う他の処理部に対して第2基板搬送
手段によって基板の搬入又は搬出を行うことができるた
め、スループットを向上させることができる。請求項2
に係る基板処理装置は、請求項1に記載の装置におい
て、複数の処理部には、その近傍において第1基板搬送
手段を所定時間だけ待機させる必要のある第1処理部が
含まれている。また、第2基板搬送手段は、第1基板搬
送手段が基板の搬入又は搬出を行う処理部であって、第
1処理部以外の処理部に対して、第1基板搬送手段とは
独立に基板を搬入又は搬出する。
【0008】ここでは、第1処理部からの基板の搬出等
のために第1基板搬送手段を第1処理部の近傍において
所定時間だけ待機させなければならないが、第1処理部
以外の処理部に対して第2基板搬送手段による基板の搬
入又は搬出が可能であるため、第1処理部以外の処理部
間における基板の搬送が可能となる。これにより、スル
ープットを向上させることができる。
【0009】請求項3に係る基板処理装置は、請求項2
に記載の装置において、第1処理部は基板にエッチング
処理を施すエッチング処理部である。エッチング処理部
を有する基板処理装置においては、一般に、過剰なエッ
チングを防ぐために規定のエッチング処理を終えた基板
をすみやかにエッチング処理部から搬出して次の処理部
へと搬送しなければならない。このため、規定のエッチ
ング処理を終える時間帯においては、第1基板搬送手段
をエッチング処理部の近傍において待機させなければな
らない。したがって、第1基板搬送手段の他に第1基板
搬送手段が搬入又は搬出を行う処理部に対してアクセス
できる手段がなければ、第1基板搬送手段をエッチング
処理部近傍で待たせる時間は他の処理部での基板の搬入
又は搬出がストップしてしまう。
【0010】しかしながら、ここではエッチング処理部
以外の処理部に対して第2基板搬送手段によって基板の
搬入又は搬出が可能であるため、エッチング処理部以外
の処理部間における基板の搬送が可能となる。これによ
り、スループットを向上させることができる。請求項4
に係る基板処理装置は、基板に処理を施す複数の処理部
を有する装置であって、第1基板搬送手段と、第3基板
搬送手段と、第2基板搬送手段とを備えている。第1基
板搬送手段は、一群の処理部に対して基板の搬入又は搬
出を行う。第3基板搬送手段は、一群の処理部に対して
基板の搬入又は搬出を行う。この第3基板搬送手段が基
板の搬入又は搬出を行う一群の処理部は、第1基板搬送
手段が基板の搬入又は搬出を行う一群の処理部とは一致
しない。すなわち、第3基板搬送手段が基板の搬入又は
搬出を行う一群の処理部と第1基板搬送手段が基板の搬
入又は搬出を行う一群の処理部とは、1つの処理部も一
致しない完全に異なった一群の処理部と一群の処理部と
であるか、あるいは、受け渡し等のために一部の処理部
が一致した一群の処理部と一群の処理部とである。第2
基板搬送手段は、第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬
出を行う処理部及び第3基板搬送手段が基板の搬入又は
搬出を行う処理部に対して、第1及び第3基板搬送手段
とは独立に基板を搬入又は搬出する。
【0011】ここでは、所定の処理部からの基板の搬出
等のために第1基板搬送手段をその処理部近傍で待機さ
せなければならない場合にも、第1基板搬送手段が基板
の搬入又は搬出を行う他の処理部に対して第2基板搬送
手段によって基板の搬入又は搬出を行うことができるた
め、第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う一群
の処理部におけるスループットを向上させることができ
る。
【0012】また、ここでは、所定の処理部からの基板
の搬出等のために第3基板搬送手段をその処理部近傍で
待機させなければならない場合にも、第3基板搬送手段
が基板の搬入又は搬出を行う他の処理部に対して第2基
板搬送手段によって基板の搬入又は搬出を行うことがで
きるため、第3基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行
う一群の処理部におけるスループットを向上させること
ができる。
【0013】このように、第1及び第3基板搬送手段が
基板の搬入又は搬出を行う処理部に対して第1及び第3
基板搬送手段とは独立に処理部にアクセスできる第2基
板搬送手段を設けたことにより、基板処理装置全体のス
ループットを向上させることができる。請求項5に係る
基板処理装置は、請求項4に記載の装置において、第1
基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う一群の処理部
には、第1処理部が含まれている。この第1処理部は、
その近傍において第1基板搬送手段を所定時間だけ待機
させる必要のある処理部である。また、第3基板搬送手
段が基板の搬入又は搬出を行う一群の処理部には、第2
処理部が含まれている。この第2処理部は、その近傍に
おいて第3基板搬送手段を所定時間だけ待機させる必要
のある処理部である。第2基板搬送手段は、第1処理部
以外の処理部であって第1基板搬送手段が基板の搬入又
は搬出を行う処理部、及び第2処理部以外の処理部であ
って第3基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う処理
部に対して、第1及び第3基板搬送手段とは独立に基板
を搬入又は搬出する。
【0014】ここでは、第1処理部からの基板の搬出等
のために第1基板搬送手段を第1処理部の近傍において
所定時間だけ待機させなければならない。また、第2処
理部からの基板の搬出等のために第3基板搬送手段を第
2処理部の近傍において所定時間だけ待機させなければ
ならない。しかしながら、本基板処理装置では、第1基
板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う第1処理部以外
の処理部、及び第3基板搬送手段が基板の搬入又は搬出
を行う第2処理部以外の処理部に対する基板の搬入又は
搬出を第1及び第3基板搬送手段とは独立に行うことの
できる第2基板搬送手段が設けられている。このため、
第1処理部以外の第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬
出を行う処理部や第2処理部以外の第3基板搬送手段が
基板の搬入又は搬出を行う処理部の間における基板の搬
送を第2基板搬送手段によっても行うことが可能とな
る。このように、第1及び第3基板搬送手段に加えて第
2基板搬送手段を設けたことにより、スループットが向
上する。
【0015】請求項6に係る基板処理装置は、請求項5
に記載の装置において、第1及び第2処理部は基板にエ
ッチング処理を施すエッチング処理部である。エッチン
グ処理部を有する基板処理装置においては、一般に、過
剰なエッチングを防ぐために規定のエッチング処理を終
えた基板をすみやかにエッチング処理部から搬出して次
の処理部へと搬送しなければならない。このため、規定
のエッチング処理を終える時間帯においては、第1基板
搬送手段,第3基板搬送手段をエッチング処理部の近傍
において待機させなければならない。したがって、第1
基板搬送手段,第3基板搬送手段の他に第1基板搬送手
段,第3基板搬送手段が搬入又は搬出を行う処理部に対
してアクセスできる手段がなければ、第1基板搬送手
段,第3基板搬送手段をエッチング処理部近傍で待たせ
る時間は他の処理部での基板の搬入又は搬出がストップ
してしまう。
【0016】しかしながら、ここではエッチング処理部
以外の処理部に対して第2基板搬送手段によって基板の
搬入又は搬出が可能であるため、第1基板搬送手段や第
3基板搬送手段がエッチング処理部の近傍で待機してい
るときにも、エッチング処理部以外の処理部間における
基板の搬送が可能となる。これにより、スループットを
向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態における基板
処理装置を図1及び図2に示す。図1は基板処理装置1
の一部断面斜視図であり、図2は各処理部及び各搬送ロ
ボットの配置図である。この基板処理装置1は、半導体
ウエハである基板に対して薬液、水洗、乾燥処理を施す
装置であって、主として、フレーム4内に一方向に並設
される複数の処理部2と、基板を処理部2の配設方向
(図1のX軸方向)に搬送する4つの搬送ロボット(第
1搬送ロボットR1,第2搬送ロボットR2,第3搬送
ロボットR3,第4搬送ロボットR4)とから構成され
ている。
【0018】複数の処理部2は、図2に示すように、具
体的には、ローダ(LD)11,第1チャック水洗槽
(CHCL)12,第1汚染除去槽(CARO)13,
第1水洗槽(QDR1)14,第1エッチング処理槽
(HF1)15,第2水洗槽(QDR2)16,第2エ
ッチング処理槽(HF2)31,第3水洗槽(QDR
3)32,第2汚染除去槽(SC1)33,第4水洗槽
(QDR4)34,最終水洗槽(FR)35,第2チャ
ック水洗槽(CHCL)36,乾燥処理槽(DRY)4
1,アンローダ(UL)42の各処理部である。
【0019】ローダ11には、基板処理装置1の外から
運ばれてきた基板を収容したキャリア3が載置される。
第1及び第2チャック水洗槽12,36では、各搬送ロ
ボットR1,R2,R3,R4のチャック9に純水が吹
き付けられてチャック9が洗浄され、さらに窒素の吹き
付けによってチャック9が乾燥させられる。
【0020】第1汚染除去槽13では、硫酸及び過酸化
水素水を主成分とする薬液により、基板表面の汚染物質
が除去される。第1〜第4水洗槽14,16,32,3
4では、純水の貯留と貯留された純水の急速排水とが繰
り返され、基板に付着している薬液が高速に洗い流され
る。第1及び第2エッチング処理槽15,31では、フ
ッ酸を主成分とする薬液により、基板にエッチング処理
が施される。
【0021】第2汚染除去槽33では、アンモニア水及
び過酸化水素水を主成分とする薬液により、基板表面の
汚染物質が除去される。最終水洗槽35では、オーバー
フローさせている純水の中に基板が保持され、オーバー
フローしている純水の比抵抗値が所定値となるまで基板
から薬液が洗い流される。
【0022】乾燥処理槽41では、イソプロピルアルコ
ール蒸気の中に基板が搬入され、基板上の純水とイソプ
ロピルアルコールとが置換されて基板から純水が除去さ
れる。アンローダ42には、各処理を終えた基板を収容
したキャリア3が載置される。このアンローダ42に載
置されたキャリア3は、基板処理装置1から運び出され
る。
【0023】また、複数の処理部2は、図2に示すよう
に、どの搬送ロボットがアクセス可能であるかによっ
て、一群の処理部10、一群の処理部30、及び一群の
処理部40に分けることができる。一群の処理部10
は、ローダ11,第1チャック水洗槽12,第1汚染除
去槽13,第1水洗槽14,第1エッチング処理槽1
5,及び第2水洗槽16から成り、第1搬送ロボットR
1及び第2搬送ロボットR2がアクセス可能である。す
なわち、一群の処理部10には、第1及び第2搬送ロボ
ットR1,R2によって基板を収容したキャリア3が搬
入又は搬出される。
【0024】一群の処理部30は、第2水洗槽16,第
2エッチング処理槽31,第3水洗槽32,第2汚染除
去槽33,第4水洗槽34,最終水洗槽35,第2チャ
ック水洗槽36,及び乾燥処理槽41から成り、第3搬
送ロボットR3及び第2搬送ロボットR2がアクセス可
能である。すなわち、一群の処理部30には、第3及び
第2搬送ロボットR3,R2によって基板を収容したキ
ャリア3が搬入又は搬出される。
【0025】一群の処理部40は、第2チャック水洗槽
36,乾燥処理槽41,及びアンローダ42から成り、
第4搬送ロボットR4がアクセス可能である。上記のよ
うに、第2水洗槽16は一群の処理部10及び一群の処
理部30の両方に属しており、第2水洗槽16には第1
及び第3搬送ロボットR1,R3の両方がアクセスす
る。また、第2チャック水洗槽36及び乾燥処理槽41
は一群の処理部30及び一群の処理部40の両方に属し
ており、第2チャック水洗槽36及び乾燥処理槽41に
は第3及び第4搬送ロボットR3,R4の両方がアクセ
スする。
【0026】第1〜第4搬送ロボットR1,R2,R
3,R4は、それぞれ、図1のY軸方向に延びる一対の
アーム7を備えたヘッド6を有する。これらのヘッド6
は、それぞれのX軸駆動機構及びZ軸駆動機構により、
X軸方向及びZ軸方向(上下方向)に移動する。一対の
アーム7は、X軸方向に接近・離反が可能なようにヘッ
ド6に支持されており、ヘッド6に内蔵されたエアシリ
ンダの駆動によって移動する。各アーム7の下部にはキ
ャリア3の端部に引っかかるチャック9が固定されてお
り、各アーム7が互いに接近した状態でキャリア3のX
軸方向両端部にチャック9が引っかかりキャリア3がア
ーム7に保持された状態となる。
【0027】第1搬送ロボットR1,第3搬送ロボット
R3,及び第4搬送ロボットR4のそれぞれのヘッド6
は、複数の処理部2が配置されているフレーム4に隣接
した第1ガイドフレーム61の上方空間を第1ガイドフ
レーム61の長手方向であるX軸方向に沿って移動す
る。但し、図2に示すように、第1搬送ロボットR1
は、一群の処理部10、すなわちローダ11から第2水
洗槽16までの間を行き来し、第3搬送ロボットR3
は、一群の処理部30、すなわち第2水洗槽16から乾
燥処理槽41までの間を行き来し、第4搬送ロボットR
4は、一群の処理部40の間、すなわち第2チャック水
洗槽36からアンローダ42までの間を行き来する。
【0028】これに対して、フレーム4に隣接する第1
ガイドフレーム61にさらに隣接している第2ガイドフ
レーム62の上方空間をX軸方向に沿って移動する第2
搬送ロボットR2のヘッド6は、一群の処理部10及び
一群の処理部30、すなわちローダ11から乾燥処理槽
41までの間を行き来する。また、第2搬送ロボットR
2のヘッド6から延びるアーム7は、他の搬送ロボット
R1,R3,R4のアーム7に較べて第1ガイドフレー
ム61と第2ガイドフレーム62との距離の分だけ長
く、各処理部2へのキャリア3の搬入及び搬出を可能と
している。
【0029】各搬送ロボットのヘッド6は、支持軸5を
介してそれぞれのX軸駆動機構及びZ軸駆動機構に連結
されている。X軸駆動機構は、支持軸5を第1及び第2
ガイドフレーム61,62内に設けられた図示しないX
軸に沿ったガイドレールに支持するとともに、X軸モー
タ及びボールねじ機構(図示せず)により支持軸5をガ
イドレールに沿って移動させる。Z軸駆動機構は、支持
軸5を上下動可能に支持する支持体、Z軸モータ、及び
Z軸モータにより駆動するボールネジ機構(図示せず)
から成り、Z軸モータの正逆回転駆動によって、ボール
ネジ機構に連結される支持軸5を上下に移動させる。
【0030】なお、キャリア3は、例えば耐化学薬品性
の樹脂材料等から形成され、上部に収納用開口部を有す
る容器であって、その内部に多数の基板をY軸方向に一
定の間隔で起立姿勢で保持するものである。次に、本基
板処理装置1における基板の処理について説明する。基
板は、キャリア3に収容されたまま各処理部2に運ばれ
て処理が施されるが、原則として、図2の左側から右側
に順に送られて各処理が施される。但し、第1及び第2
チャック水洗槽12,36は、各搬送ロボットのチャッ
ク9を洗浄するための槽であり、キャリア3は搬入され
ない。
【0031】ローダ11に基板を収容したキャリア3が
セットされると、原則として第1搬送ロボットR1がロ
ーダ11の位置に移動し、ヘッド6を下降させる。アー
ム7のチャック9によりキャリア3を保持した後、ヘッ
ド6を上昇させて第1搬送ロボットR1を第1汚染除去
槽13まで運ぶ。次に、ヘッド6を降下させてキャリア
3を第1汚染除去槽13内に載置する。この状態で、キ
ャリア3内の基板は薬液に浸漬されて基板の薬液処理が
開始される。そして、第1搬送ロボットR1はチャック
9によるキャリア3の保持を解除して、キャリア3を第
1汚染除去槽13に残したままヘッド6を上昇させる。
この第1汚染除去槽13では一定時間の浸漬により基板
に薬液処理を施すが、第1搬送ロボットR1は第1汚染
除去槽13を離れて他の処理部間における他のキャリア
3の搬送を行う。
【0032】第1汚染除去槽13での処理を終えた基板
を収容しているキャリア3は、原則として第1搬送ロボ
ットR1により、順に第1水洗槽14,第1エッチング
処理槽15,第2水洗槽16に運ばれ、処理が施され
る。このように一群の処理部10に含まれるローダ11
から第2水洗槽16までの処理部の間は原則として第1
搬送ロボットR1によりキャリア3が搬送されるが、第
1搬送ロボットR1を第1エッチング処理槽15の上方
空間で待機させなければならないときには、第2搬送ロ
ボットR2によって基板を搬送させる。すなわち、基板
を収容したキャリア3の第1エッチング処理槽15から
の搬出は基板に対する過剰なエッチングを避けるために
規定のエッチング処理の終了後すぐに行わなければなら
ないが、これを行うためにエッチング処理終了時刻前に
第1搬送ロボットR1を第1エッチング処理槽15の上
方空間で待機させる制御を行う。このときには、ローダ
11にあるキャリア3を第1汚染除去槽13に搬送する
等の他の搬送処理を第1搬送ロボットR1によっては行
うことができないため、第2搬送ロボットR2によりこ
れを代行させる。なお、第1エッチング処理槽15の上
方空間で搬送ロボットを待機させなければならないとき
には、第1搬送ロボットR1が待機させられる制御とな
っている。
【0033】ここでは、例えば、第2搬送ロボットR2
が一群の処理部30に属するいずれかの処理部近傍に位
置しているときであって、ローダ11から第1汚染除去
槽13へのキャリア3の搬送を第2搬送ロボットR2に
より行わせなければならないときに、第1エッチング処
理槽15の上部空間に第1搬送ロボットR1のヘッド6
及びアーム7が待機している場合、図1に示すように第
2搬送ロボットR2のチャック9の下端を第1搬送ロボ
ットR1のアーム7よりも高い位置にくるようにして、
第1搬送ロボットR1に干渉させずに第2搬送ロボット
R2をローダ11の方へ移動させる。
【0034】次に、一群の処理部30に属する第2水洗
槽16から乾燥処理槽41までは、原則として第3搬送
ロボットR3によりキャリア3が搬送される。この第3
搬送ロボットR3も、第2エッチング処理槽31の上方
空間で待機させなければならない時間帯があるため、第
3搬送ロボットR3を第2エッチング処理槽31の上方
空間で待機させているときには、他の搬送処理を第3搬
送ロボットR3によっては行うことができないため、第
2搬送ロボットR2によりこれを代行させる。なお、第
2エッチング処理槽31の上方空間で搬送ロボットを待
機させなければならないときには、第3搬送ロボットR
3が待機させられる制御となっている。
【0035】このようにして乾燥処理槽41までの各処
理を終えたキャリア3内の基板は、第4搬送ロボットR
4によって、キャリア3ごと乾燥処理槽41からアンロ
ーダ42に搬送され、アンローダ42から基板処理装置
1の外部に運ばれていく。本基板処理装置1では、第1
及び第2エッチング処理槽15,31からのキャリア3
のすみやかな搬出のために第1及び第3搬送ロボットR
1,R3を第1及び第2エッチング処理槽15,31の
上方空間で待機させなければならない場合にも、他の処
理部に対して第2搬送ロボットR2によって基板を収容
したキャリア3の搬入又は搬出を行うことができるた
め、第1及び第3搬送ロボットR1,R3がキャリア3
の搬入又は搬出を行う一群の処理部10,30における
スループットが向上する。
【0036】このように、第1及び第3搬送ロボットR
1,R3が基板を収容したキャリア3の搬入又は搬出を
行う各処理部2に対して、第1及び第3搬送ロボットR
1,R3とは独立に各処理部にアクセスできる第2搬送
ロボットR2を設置したことによって、基板処理装置1
全体のスループットが向上している。 [他の実施形態]上記基板処理装置1は、キャリア3に
収容された基板をキャリア3ごと各処理部2に搬送し、
各処理部2において基板に処理を施すタイプ(キャリア
有のタイプ)の装置であるが、本発明は、キャリアから
基板だけを抜き出し各処理部に搬送して処理するような
キャリアレスの基板処理装置に対しても適用することが
できる。この場合にも、キャリア有のタイプのものと同
様に、スループットが向上するという効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明では、第1基板搬送手段を所定の
処理部近傍で待機させなければならない場合にも他の処
理部に対して第2基板搬送手段によって基板の搬入又は
搬出を行うことができるため、スループットが向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における基板処理装置の一
部断面斜視図。
【図2】処理部及び搬送ロボットの配置図。
【図3】従来の基板搬送装置の概略図。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 処理部 10,30 一群の処理部 15 第1エッチング処理部(第1処理部) 31 第2エッチング処理部(第2処理部) R1 第1搬送ロボット(第1基板搬送手段) R2 第2搬送ロボット(第2基板搬送手段) R3 第3搬送ロボット(第3基板搬送手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に処理を施す複数の処理部を有する基
    板処理装置であって、 前記複数の処理部に対して基板の搬入又は搬出を行う第
    1基板搬送手段と、 前記第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う処理
    部に対して、前記第1基板搬送手段とは独立に基板の搬
    入又は搬出を行う第2基板搬送手段と、を備えた基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】前記複数の処理部には、その近傍において
    前記第1基板搬送手段を所定時間だけ待機させる必要の
    ある第1処理部が含まれており、 前記第2基板搬送手段は、前記第1基板搬送手段が基板
    の搬入又は搬出を行う前記第1処理部以外の処理部に対
    して、前記第1基板搬送手段とは独立に基板を搬入又は
    搬出する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】前記第1処理部は基板にエッチング処理を
    施すエッチング処理部である、請求項2に記載の基板処
    理装置。
  4. 【請求項4】基板に処理を施す複数の処理部を有する基
    板処理装置であって、 一群の処理部に対して基板の搬入又は搬出を行う第1基
    板搬送手段と、 前記第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う一群
    の処理部とは一致しない一群の処理部に対して基板の搬
    入又は搬出を行う第3基板搬送手段と、 前記第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う処理
    部及び前記第3基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行
    う処理部に対して、前記第1及び第3基板搬送手段とは
    独立に基板を搬入又は搬出する第2基板搬送手段と、を
    備えた基板処理装置。
  5. 【請求項5】前記第1基板搬送手段が基板の搬入又は搬
    出を行う一群の処理部には、その近傍において前記第1
    基板搬送手段を所定時間だけ待機させる必要のある第1
    処理部が含まれており、 前記第3基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う一群
    の処理部には、その近傍において前記第3基板搬送手段
    を所定時間だけ待機させる必要のある第2処理部が含ま
    れており、 前記第2基板搬送手段は、前記第1基板搬送手段が基板
    の搬入又は搬出を行う前記第1処理部以外の処理部及び
    前記第3基板搬送手段が基板の搬入又は搬出を行う前記
    第2処理部以外の処理部に対して、前記第1及び第3基
    板搬送手段とは独立に基板を搬入又は搬出する、請求項
    4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2処理部は基板にエッチン
    グ処理を施すエッチング処理部である、請求項5に記載
    の基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537959A (ja) * 2004-05-18 2007-12-27 デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 処理経路に沿ってワークを搬送するユニット及び方法
JP2008292638A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Toshiba Corp 搬送装置、洗浄装置及び液晶表示装置の製造方法
JP2013187463A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

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