JPH1027770A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH1027770A JPH1027770A JP17953796A JP17953796A JPH1027770A JP H1027770 A JPH1027770 A JP H1027770A JP 17953796 A JP17953796 A JP 17953796A JP 17953796 A JP17953796 A JP 17953796A JP H1027770 A JPH1027770 A JP H1027770A
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Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水洗処理をより均一に行うことにより基板品
質を高める。 【解決手段】 薬液又は水洗用の純水を貯留した複数の
処理槽12を並設し、基板Bを収納したキャリア11を
ハンドリング手段18によって搬送しつつ薬液及び純水
に順次浸漬するように基板処理装置10を構成した。ハ
ンドリング手段18には、Z軸モータ38の駆動により
上下動するヘッド32を設け、これに装備されたアーム
34によりキャリア11を保持し、ヘッド32の上下動
に伴いキャリア11を処理槽12に対して出し入れする
ようにした。また、コントローラ45を設け、薬液槽か
ら水洗槽へのキャリア11の移送時には、薬液槽からの
取出し後、水洗槽への投入時まで基板表面が乾燥するこ
とのない範囲の最小限の薬液膜を基板表面に形成する速
度でキャリア11を薬液槽から取出すようにヘッド32
を制御するようにした。
質を高める。 【解決手段】 薬液又は水洗用の純水を貯留した複数の
処理槽12を並設し、基板Bを収納したキャリア11を
ハンドリング手段18によって搬送しつつ薬液及び純水
に順次浸漬するように基板処理装置10を構成した。ハ
ンドリング手段18には、Z軸モータ38の駆動により
上下動するヘッド32を設け、これに装備されたアーム
34によりキャリア11を保持し、ヘッド32の上下動
に伴いキャリア11を処理槽12に対して出し入れする
ようにした。また、コントローラ45を設け、薬液槽か
ら水洗槽へのキャリア11の移送時には、薬液槽からの
取出し後、水洗槽への投入時まで基板表面が乾燥するこ
とのない範囲の最小限の薬液膜を基板表面に形成する速
度でキャリア11を薬液槽から取出すようにヘッド32
を制御するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板や液晶
ガラス基板等の基板を処理液に浸漬してその表面に洗浄
等の処理を施すように構成された基板処理装置に関する
ものである。
ガラス基板等の基板を処理液に浸漬してその表面に洗浄
等の処理を施すように構成された基板処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体基板や液晶ガラス基板
等の精密電子基板の製造プロセスにおいては、各種処理
液をそれぞれ貯留した複数の処理槽にわたって基板を順
次浸漬することにより基板に薬液処理や水洗処理等の一
連の化学処理を施すことが行われている。
等の精密電子基板の製造プロセスにおいては、各種処理
液をそれぞれ貯留した複数の処理槽にわたって基板を順
次浸漬することにより基板に薬液処理や水洗処理等の一
連の化学処理を施すことが行われている。
【0003】この種の基板処理装置では、一般に、各処
理槽に対して水平動及び上下動が可能なハンドリング装
置が装備され、このハンドリング装置により基板が保持
された状態で移送されるようになっている。ハンドリン
グ装置には、例えば、多数の基板が起立姿勢で、かつそ
の面と直交する方向に一列に並べられて支持されてお
り、この状態で各処理槽に対して出し入れされるように
なっている。
理槽に対して水平動及び上下動が可能なハンドリング装
置が装備され、このハンドリング装置により基板が保持
された状態で移送されるようになっている。ハンドリン
グ装置には、例えば、多数の基板が起立姿勢で、かつそ
の面と直交する方向に一列に並べられて支持されてお
り、この状態で各処理槽に対して出し入れされるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような基板処理装
置では、一般に、処理槽への基板の投入及び取出しが処
理効率及び基板乾燥のみを考慮した比較的高速度に設定
されており、基板品質を確保する上で改善の余地が残さ
れている。
置では、一般に、処理槽への基板の投入及び取出しが処
理効率及び基板乾燥のみを考慮した比較的高速度に設定
されており、基板品質を確保する上で改善の余地が残さ
れている。
【0005】すなわち、粘性に富む薬液で処理を施した
後に水洗処理を施す場合等には、上記のように基板を高
速で薬液槽から取出す結果、基板表面に厚い薬液膜が形
成された状態で水洗槽へと移送され易い。そのため、基
板表面の乾燥を確実に防止することはできても、水洗槽
での薬液膜の除去(薬液と純水との置換)が基板表面で
均一になり難く、処理ムラを招く原因となっている。
後に水洗処理を施す場合等には、上記のように基板を高
速で薬液槽から取出す結果、基板表面に厚い薬液膜が形
成された状態で水洗槽へと移送され易い。そのため、基
板表面の乾燥を確実に防止することはできても、水洗槽
での薬液膜の除去(薬液と純水との置換)が基板表面で
均一になり難く、処理ムラを招く原因となっている。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、水洗処理をより均一に行うことによ
り、基板品質をより高めることができる基板処理装置を
提供することを目的としている。
れたものであり、水洗処理をより均一に行うことによ
り、基板品質をより高めることができる基板処理装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる基板処
理装置は、薬液を貯留した薬液槽と、純水を貯留した水
洗槽と、基板を保持し、薬液槽と水洗槽との間を移動
し、かつ、薬液槽または水洗槽において昇降して基板を
薬液槽内の薬液または水洗槽内の純水に浸漬させるハン
ドリング手段と、薬液槽の薬液に浸漬されている基板が
ハンドリング手段の上昇によって薬液から取り出された
後、水洗槽内の純水に浸漬されるまで、基板の表面が乾
燥することのない範囲の最小限の薬液膜が基板表面に形
成される速度でハンドリング手段を上昇させる制御手段
とを備えたものである。
理装置は、薬液を貯留した薬液槽と、純水を貯留した水
洗槽と、基板を保持し、薬液槽と水洗槽との間を移動
し、かつ、薬液槽または水洗槽において昇降して基板を
薬液槽内の薬液または水洗槽内の純水に浸漬させるハン
ドリング手段と、薬液槽の薬液に浸漬されている基板が
ハンドリング手段の上昇によって薬液から取り出された
後、水洗槽内の純水に浸漬されるまで、基板の表面が乾
燥することのない範囲の最小限の薬液膜が基板表面に形
成される速度でハンドリング手段を上昇させる制御手段
とを備えたものである。
【0008】請求項2にかかる基板処理装置は、純水を
貯留した水洗槽と、薬液を貯留した薬液槽と、基板を保
持し、水洗槽と薬液槽との間を移動し、かつ、水洗槽ま
たは薬液槽において昇降して基板を水洗槽内の純水また
は薬液槽内の薬液に浸漬させるハンドリング手段と、薬
液槽内の薬液に浸漬されている基板を2mm/sec〜40mm
/secの範囲の速度で引き上げるようハンドリング手段を
上昇させる制御手段とを備えたものである。
貯留した水洗槽と、薬液を貯留した薬液槽と、基板を保
持し、水洗槽と薬液槽との間を移動し、かつ、水洗槽ま
たは薬液槽において昇降して基板を水洗槽内の純水また
は薬液槽内の薬液に浸漬させるハンドリング手段と、薬
液槽内の薬液に浸漬されている基板を2mm/sec〜40mm
/secの範囲の速度で引き上げるようハンドリング手段を
上昇させる制御手段とを備えたものである。
【0009】請求項3にかかる基板処理装置は、請求項
1または2の基板処理装置において、前記薬液がフッ化
アンモニウムまたは燐酸または硫酸またはフッ化水素酸
と有機溶剤とを含む薬液であるものである。
1または2の基板処理装置において、前記薬液がフッ化
アンモニウムまたは燐酸または硫酸またはフッ化水素酸
と有機溶剤とを含む薬液であるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。図1及び図2は本発明に係る基板処
理装置の構成を概略的に示している。これらの図に示す
基板処理装置10は、基板として半導体ウエハを複数種
類の処理液に浸漬することにより基板表面に所定の化学
処理を施すタイプの装置であって、同図に示すように、
一方向に並設される複数の処理槽12と、これら処理槽
12の上部に配設される清浄気流発生手段14と、清浄
気流発生手段14と処理槽12の間に形成される空間1
6内において、基板を処理槽12の配設方向(X軸方向
という)に移送するハンドリング手段18と、処理槽1
2の配設域側部にわたって開口する強制排気口20とを
備えている。
を用いて説明する。図1及び図2は本発明に係る基板処
理装置の構成を概略的に示している。これらの図に示す
基板処理装置10は、基板として半導体ウエハを複数種
類の処理液に浸漬することにより基板表面に所定の化学
処理を施すタイプの装置であって、同図に示すように、
一方向に並設される複数の処理槽12と、これら処理槽
12の上部に配設される清浄気流発生手段14と、清浄
気流発生手段14と処理槽12の間に形成される空間1
6内において、基板を処理槽12の配設方向(X軸方向
という)に移送するハンドリング手段18と、処理槽1
2の配設域側部にわたって開口する強制排気口20とを
備えている。
【0011】上記各処理槽12は、上部開口を有した箱
型の容器からなり、それぞれ区画して連設された排液槽
22内に配置されている。図2に示すように、排液槽2
2と処理槽12との間には処理液導入管24、処理液導
出管26、フィルタ30及びポンプ28からなる処理液
循環手段が配設されており、処理液をポンプ28により
処理槽12に供給しつつ排液槽22内にオーバーフロー
させ、さらに排液槽22内の処理液をフィルタ30を介
してポンプ28に導入し、これにより処理液を精製しな
がら循環使用するように構成されている。本実施形態に
おいては、基板に所定の化学処理を施すための薬液を貯
留した薬液槽と、基板を水洗するための純水を貯留した
水洗槽とが交互に配設されている。なお、以下の説明に
おいては、特に区別する必要がある場合以外は、薬液と
純水を合わせて処理液と呼び、また、説明の適宜上、薬
液を貯留した処理槽12を薬液槽、純水を貯留した処理
槽12を水洗槽と呼ぶことにする。
型の容器からなり、それぞれ区画して連設された排液槽
22内に配置されている。図2に示すように、排液槽2
2と処理槽12との間には処理液導入管24、処理液導
出管26、フィルタ30及びポンプ28からなる処理液
循環手段が配設されており、処理液をポンプ28により
処理槽12に供給しつつ排液槽22内にオーバーフロー
させ、さらに排液槽22内の処理液をフィルタ30を介
してポンプ28に導入し、これにより処理液を精製しな
がら循環使用するように構成されている。本実施形態に
おいては、基板に所定の化学処理を施すための薬液を貯
留した薬液槽と、基板を水洗するための純水を貯留した
水洗槽とが交互に配設されている。なお、以下の説明に
おいては、特に区別する必要がある場合以外は、薬液と
純水を合わせて処理液と呼び、また、説明の適宜上、薬
液を貯留した処理槽12を薬液槽、純水を貯留した処理
槽12を水洗槽と呼ぶことにする。
【0012】上記清浄気流発生手段14は、図外の送風
用ファンを内蔵した給気部14aと、その下部に配設さ
れる空気清浄フィルタ14bとから構成されており、上
記空間16に向けてクリーンエアーを流下させてダウン
フローを形成するように構成されている。すなわち、各
処理槽12から発生する処理液蒸気や基板移送に伴う浮
遊パーティクルをダウンフローと共に流下させつつ上記
強制排気口20を介して吸引排気するようになってい
る。
用ファンを内蔵した給気部14aと、その下部に配設さ
れる空気清浄フィルタ14bとから構成されており、上
記空間16に向けてクリーンエアーを流下させてダウン
フローを形成するように構成されている。すなわち、各
処理槽12から発生する処理液蒸気や基板移送に伴う浮
遊パーティクルをダウンフローと共に流下させつつ上記
強制排気口20を介して吸引排気するようになってい
る。
【0013】上記ハンドリング手段18は、上記空間1
6においてY軸方向(X軸方向と水平面上で直交する方
向)に伸びる一対のアーム34を備えたヘッド32と、
このヘッド32をX軸方向及び上下方向(Z軸方向)に
移動させるX軸駆動機構及びZ軸駆動機構とから構成さ
れている。
6においてY軸方向(X軸方向と水平面上で直交する方
向)に伸びる一対のアーム34を備えたヘッド32と、
このヘッド32をX軸方向及び上下方向(Z軸方向)に
移動させるX軸駆動機構及びZ軸駆動機構とから構成さ
れている。
【0014】上記アーム34は、ヘッド32にX軸方向
に接離可能に設けられており、ヘッド32に内蔵された
エアシリンダの駆動に伴い作動するようになっていると
ともに、その下部には基板Bを収納したキャリア11の
縁部に係合する係合部35が設けられ、各アーム34が
接近した図1に示す状態で、キャリア11のX軸方向両
縁部に上記係合部35が係合してキャリア11を保持す
るようになっている。なお、キャリア11は、例えば耐
化学薬品性の樹脂材料等から形成された上部に収納用開
口部を有する容器であって、その内部には多数の基板B
(本実施形態では50枚の半導体ウエハ)をY軸方向に
一定の間隔で、かつ起立姿勢で保持するようになってい
る。
に接離可能に設けられており、ヘッド32に内蔵された
エアシリンダの駆動に伴い作動するようになっていると
ともに、その下部には基板Bを収納したキャリア11の
縁部に係合する係合部35が設けられ、各アーム34が
接近した図1に示す状態で、キャリア11のX軸方向両
縁部に上記係合部35が係合してキャリア11を保持す
るようになっている。なお、キャリア11は、例えば耐
化学薬品性の樹脂材料等から形成された上部に収納用開
口部を有する容器であって、その内部には多数の基板B
(本実施形態では50枚の半導体ウエハ)をY軸方向に
一定の間隔で、かつ起立姿勢で保持するようになってい
る。
【0015】上記ヘッド32は、図2に示すように上記
排液槽22の側部に配置されており、支持軸36を介し
て上記X軸駆動機構及びZ軸駆動機構に連結されてい
る。これらの駆動機構については詳しく図示していない
が、上記ヘッド32の下方にはフレームが設けられ、上
記支持軸36がこのフレームに上下動自在に支持される
とともに、Z軸モータ38により駆動するボールねじ機
構に連結され、このZ軸モータ38の正逆回転駆動によ
り上記支持軸36とヘッド32が一体に上下動するよう
にZ軸駆動機構が構成されている。また、処理槽12の
配設方向に延びるガイドレールが設けられ、このガイド
レールに上記フレームが移動可能に装着されるととも
に、このフレームがX軸モータ(図示せず)により駆動
するボールねじ機構に連結され、このX軸モータの正逆
回転駆動によりヘッド32とフレームが一体にX軸方向
に移動するようにX軸駆動機構が構成されている。
排液槽22の側部に配置されており、支持軸36を介し
て上記X軸駆動機構及びZ軸駆動機構に連結されてい
る。これらの駆動機構については詳しく図示していない
が、上記ヘッド32の下方にはフレームが設けられ、上
記支持軸36がこのフレームに上下動自在に支持される
とともに、Z軸モータ38により駆動するボールねじ機
構に連結され、このZ軸モータ38の正逆回転駆動によ
り上記支持軸36とヘッド32が一体に上下動するよう
にZ軸駆動機構が構成されている。また、処理槽12の
配設方向に延びるガイドレールが設けられ、このガイド
レールに上記フレームが移動可能に装着されるととも
に、このフレームがX軸モータ(図示せず)により駆動
するボールねじ機構に連結され、このX軸モータの正逆
回転駆動によりヘッド32とフレームが一体にX軸方向
に移動するようにX軸駆動機構が構成されている。
【0016】なお、上記ヘッド32と空間16との間に
は処理槽12の配設方向にわたってこれらの間を仕切る
隔壁40が立設されており、ハンドリング手段18の上
記アーム34の部分のみがこの隔壁40に形成されたア
ーム水平動開口部44及びアーム昇降開口部42を介し
て上記空間16内に突出するようになっている。すなわ
ち、上記のような隔壁40によりハンドリング手段18
の可動機構部分を空間16から隔離することにより、空
間16へのパーティクルの侵入及び薬液蒸気による機構
部分の腐食等を防止するようになっている。
は処理槽12の配設方向にわたってこれらの間を仕切る
隔壁40が立設されており、ハンドリング手段18の上
記アーム34の部分のみがこの隔壁40に形成されたア
ーム水平動開口部44及びアーム昇降開口部42を介し
て上記空間16内に突出するようになっている。すなわ
ち、上記のような隔壁40によりハンドリング手段18
の可動機構部分を空間16から隔離することにより、空
間16へのパーティクルの侵入及び薬液蒸気による機構
部分の腐食等を防止するようになっている。
【0017】ところで、以上のように構成された基板処
理装置10には、図2に示すようなハンドリング手段制
御用のコントローラ45(制御手段)が設けられてお
り、ハンドリング手段18を駆動するエアーシリンダや
モータ等はすべてこのコントローラ45に接続されてい
る。コントローラ45には、エアーシリンダ駆動や各モ
ータ駆動を統括制御する主制御手段46が具備されてお
り、基板処理装置10の作動時には、ヘッド32をX軸
方向及びZ軸方向に移動させながらキャリア11を順次
処理槽12に浸漬するとともに、図外のキャリア導入出
部に対してキャリア11の受渡しを行わせるべく各モー
タ等が主制御手段46によって制御されるようになって
いる。
理装置10には、図2に示すようなハンドリング手段制
御用のコントローラ45(制御手段)が設けられてお
り、ハンドリング手段18を駆動するエアーシリンダや
モータ等はすべてこのコントローラ45に接続されてい
る。コントローラ45には、エアーシリンダ駆動や各モ
ータ駆動を統括制御する主制御手段46が具備されてお
り、基板処理装置10の作動時には、ヘッド32をX軸
方向及びZ軸方向に移動させながらキャリア11を順次
処理槽12に浸漬するとともに、図外のキャリア導入出
部に対してキャリア11の受渡しを行わせるべく各モー
タ等が主制御手段46によって制御されるようになって
いる。
【0018】上記コントローラ45には、さらに、上記
各処理槽12に対応する上記Z軸モータ38の駆動デー
タを記憶する記憶手段48が設けられており、処理槽1
2に対するキャリア11の出し入れ時には、このデータ
に基づいて上記ハンドリング手段18が駆動されるよう
になっている。
各処理槽12に対応する上記Z軸モータ38の駆動デー
タを記憶する記憶手段48が設けられており、処理槽1
2に対するキャリア11の出し入れ時には、このデータ
に基づいて上記ハンドリング手段18が駆動されるよう
になっている。
【0019】すなわち、上記基板処理装置10では、X
軸方向のキャリア11の移送及び処理槽12に対するキ
ャリア11の投入をそれぞれ設定可能な高速度(例え
ば、最高速度)で行う一方、処理槽12からのキャリア
11の取出しを、取出し後、次工程の処理液への投入時
まで基板表面が乾燥することのない範囲の最小限の処理
液膜を基板表面に形成し得る速度で行うようになってい
る。ところが、処理液の種類により上記のような処理液
膜を形成し得る取出し速度が異なることから、上記のよ
うな処理液膜を形成し得る取出し速度を処理液の種類毎
に予め設定してこの速度に対応したZ軸モータ38の駆
動データを上記記憶手段48に記憶し、処理槽12から
のキャリア取出し時には、当該処理槽12に貯留された
処理液に対応した速度でキャリア11を処理槽12から
取出すべくハンドリング手段18を作動させるようにな
っている。
軸方向のキャリア11の移送及び処理槽12に対するキ
ャリア11の投入をそれぞれ設定可能な高速度(例え
ば、最高速度)で行う一方、処理槽12からのキャリア
11の取出しを、取出し後、次工程の処理液への投入時
まで基板表面が乾燥することのない範囲の最小限の処理
液膜を基板表面に形成し得る速度で行うようになってい
る。ところが、処理液の種類により上記のような処理液
膜を形成し得る取出し速度が異なることから、上記のよ
うな処理液膜を形成し得る取出し速度を処理液の種類毎
に予め設定してこの速度に対応したZ軸モータ38の駆
動データを上記記憶手段48に記憶し、処理槽12から
のキャリア取出し時には、当該処理槽12に貯留された
処理液に対応した速度でキャリア11を処理槽12から
取出すべくハンドリング手段18を作動させるようにな
っている。
【0020】次に、上記基板処理装置10の作用効果に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0021】上記基板処理装置10による基板Bの処理
では、先ず、ハンドリング手段18のヘッド32がX軸
方向の一方側端部に設けられた基板導入部にセットさ
れ、基板Bを収納したキャリア11がアーム34によっ
て保持された後、X軸方向の他方側に向かって移動させ
られる。
では、先ず、ハンドリング手段18のヘッド32がX軸
方向の一方側端部に設けられた基板導入部にセットさ
れ、基板Bを収納したキャリア11がアーム34によっ
て保持された後、X軸方向の他方側に向かって移動させ
られる。
【0022】そして、キャリア11が最初の処理槽12
(例えば、水洗槽)の上方に配置されると、ヘッド32
が下降端位置まで移動させられ、これによりキャリア1
1と基板Bが一体に処理液(純水)に浸漬される。そし
て、一定時間が経過すると、再度、ヘッド32が上昇端
位置まで移動させられ、これによりキャリア11が水洗
槽から取出されて基板Bの水洗処理が完了する。
(例えば、水洗槽)の上方に配置されると、ヘッド32
が下降端位置まで移動させられ、これによりキャリア1
1と基板Bが一体に処理液(純水)に浸漬される。そし
て、一定時間が経過すると、再度、ヘッド32が上昇端
位置まで移動させられ、これによりキャリア11が水洗
槽から取出されて基板Bの水洗処理が完了する。
【0023】最初の処理槽12での処理が完了すると、
ヘッド32がさらにX軸方向に移動させられて次の処理
槽12(薬液槽)の上方に配置されるとともに、ヘッド
32の昇降に応じて上記同様にキャリア11と基板Bが
一体に処理液(薬液)に浸漬され、これにより基板Bに
薬液処理が施される。
ヘッド32がさらにX軸方向に移動させられて次の処理
槽12(薬液槽)の上方に配置されるとともに、ヘッド
32の昇降に応じて上記同様にキャリア11と基板Bが
一体に処理液(薬液)に浸漬され、これにより基板Bに
薬液処理が施される。
【0024】そして、以後、同様にしてヘッド32の移
動及び昇降が行われることにより、基板Bが順次各処理
槽12の処理液に浸漬させられつつ所定の各処理が施さ
れ、すべての処理が完了すると、ヘッド32がX軸方向
の他方側端部に設けられた基板導出部にセットされ、こ
れによりキャリア11が次工程へと導出される。
動及び昇降が行われることにより、基板Bが順次各処理
槽12の処理液に浸漬させられつつ所定の各処理が施さ
れ、すべての処理が完了すると、ヘッド32がX軸方向
の他方側端部に設けられた基板導出部にセットされ、こ
れによりキャリア11が次工程へと導出される。
【0025】以上のような基板処理装置10によれば、
上記のように、処理槽12からの取出し後、次工程の処
理液への投入時まで基板表面が乾燥することのない範囲
の最小限の処理液膜、すなわち必要最小限度の処理液膜
が基板Bの表面に形成された状態で基板Bが工程間を移
送されるため、移送中に基板表面が斑に乾燥するといっ
たことがなく、しかも次の処理槽12での処理液膜の除
去が極めて容易に行われる。そのため、処理液膜の除去
が基板表面で均一に行われ、次工程での処理が表面全体
でより均一に行われ易くなる。従って、従来のこの種の
装置に比べて処理精度が高く、基板の処理品質をより高
めることができる。
上記のように、処理槽12からの取出し後、次工程の処
理液への投入時まで基板表面が乾燥することのない範囲
の最小限の処理液膜、すなわち必要最小限度の処理液膜
が基板Bの表面に形成された状態で基板Bが工程間を移
送されるため、移送中に基板表面が斑に乾燥するといっ
たことがなく、しかも次の処理槽12での処理液膜の除
去が極めて容易に行われる。そのため、処理液膜の除去
が基板表面で均一に行われ、次工程での処理が表面全体
でより均一に行われ易くなる。従って、従来のこの種の
装置に比べて処理精度が高く、基板の処理品質をより高
めることができる。
【0026】ところで、上記のような作用効果も、処理
槽12からの基板Bの取出し速度を各処理槽12に貯留
した処理液の種類に応じて適切に設定することにより得
られるが、本実施形態では、8インチの半導体ウエハの
製造に使用されるHF(フッ化水素酸)等の一般的な処理
液(浸漬処理に用いられる一般的な処理液)による処理
において、各処理槽12からの基板Bの取出し速度を処
理液の種類に応じて2mm/sec〜40mm/secの範囲内で設
定することにより良好な結果を得ることができた。な
お、上記速度を2mm/secより低い速度に設定した場合に
は次工程の処理液に浸漬するまでに部分乾燥が生じた
り、あるいは取出し直後に基板の一部が乾燥する場合が
多かった。一方、40mm/secを越える場合には許容範囲
内で基板の処理精度、つまり膜厚の均一性を確保するこ
とはできたが、目標とする処理精度を確実に確保するに
は不十分であった。
槽12からの基板Bの取出し速度を各処理槽12に貯留
した処理液の種類に応じて適切に設定することにより得
られるが、本実施形態では、8インチの半導体ウエハの
製造に使用されるHF(フッ化水素酸)等の一般的な処理
液(浸漬処理に用いられる一般的な処理液)による処理
において、各処理槽12からの基板Bの取出し速度を処
理液の種類に応じて2mm/sec〜40mm/secの範囲内で設
定することにより良好な結果を得ることができた。な
お、上記速度を2mm/secより低い速度に設定した場合に
は次工程の処理液に浸漬するまでに部分乾燥が生じた
り、あるいは取出し直後に基板の一部が乾燥する場合が
多かった。一方、40mm/secを越える場合には許容範囲
内で基板の処理精度、つまり膜厚の均一性を確保するこ
とはできたが、目標とする処理精度を確実に確保するに
は不十分であった。
【0027】図3は、8インチの半導体ウエハを、CARO
槽(薬液槽)→QDR槽(水洗槽)→HF槽(薬液槽)→QDR
槽(水洗槽)→FR槽(水洗槽)→IPAベーパ乾燥槽に順
次搬送して処理を行った場合で、HF槽からの半導体ウエ
ハの取出し速度を180mm/secまたは10mm/secの2つ
の場合に設定したときの全工程終了後の半導体ウエハ表
面の「均一性」を表した図である。なお、ここでの均一
性とは前記工程によって半導体ウエハ上のシリコン酸化
膜をエッチングし、そのエッチング量のばらつきを表し
たものである。すなわち、シリコン酸化膜をどのくらい
の厚さエッチングしたかというエッチング量を1枚の半
導体ウエハ面内の複数の点で測定し、その「最大量−最
小量」を平均エッチング量で割ったものを百分率で表し
たものである。よって均一性の値が小さいほど、1枚の
ウエハ表面において均一にエッチングが行われたことに
なる。なお、図3の横軸のウエハ位置は、キャリア11
内にY軸方向に並べられた50枚の基板Bの位置に対応
している。
槽(薬液槽)→QDR槽(水洗槽)→HF槽(薬液槽)→QDR
槽(水洗槽)→FR槽(水洗槽)→IPAベーパ乾燥槽に順
次搬送して処理を行った場合で、HF槽からの半導体ウエ
ハの取出し速度を180mm/secまたは10mm/secの2つ
の場合に設定したときの全工程終了後の半導体ウエハ表
面の「均一性」を表した図である。なお、ここでの均一
性とは前記工程によって半導体ウエハ上のシリコン酸化
膜をエッチングし、そのエッチング量のばらつきを表し
たものである。すなわち、シリコン酸化膜をどのくらい
の厚さエッチングしたかというエッチング量を1枚の半
導体ウエハ面内の複数の点で測定し、その「最大量−最
小量」を平均エッチング量で割ったものを百分率で表し
たものである。よって均一性の値が小さいほど、1枚の
ウエハ表面において均一にエッチングが行われたことに
なる。なお、図3の横軸のウエハ位置は、キャリア11
内にY軸方向に並べられた50枚の基板Bの位置に対応
している。
【0028】なお、CARO槽では硫酸と過酸化水素水との
混合溶液での薬液処理(汚染物質の除去)、QDR槽では
純水を貯留した水洗槽にて純水をオーバーフローさせ、
その後、急速に純水をドレインする工程を繰り返す水洗
処理(薬液の除去)、HF槽ではフッ化水素酸での薬液処
理(シリコン酸化膜のエッチング)、FR槽では純水を貯
留した水洗槽にて純水の比抵抗を計測しながら精密に水
洗する処理(薬液の除去)、IPAベーパ乾燥槽では純水
が付着している半導体ウエハをIPA(イソプロピルアル
コール)ベーパ雰囲気中に配し、半導体ウエハ上の純水
をIPAに置換して半導体ウエハを乾燥させる処理をい
う。
混合溶液での薬液処理(汚染物質の除去)、QDR槽では
純水を貯留した水洗槽にて純水をオーバーフローさせ、
その後、急速に純水をドレインする工程を繰り返す水洗
処理(薬液の除去)、HF槽ではフッ化水素酸での薬液処
理(シリコン酸化膜のエッチング)、FR槽では純水を貯
留した水洗槽にて純水の比抵抗を計測しながら精密に水
洗する処理(薬液の除去)、IPAベーパ乾燥槽では純水
が付着している半導体ウエハをIPA(イソプロピルアル
コール)ベーパ雰囲気中に配し、半導体ウエハ上の純水
をIPAに置換して半導体ウエハを乾燥させる処理をい
う。
【0029】この実験結果からも、処理槽からの半導体
ウエハの取出し速度を10mm/secに設定した場合には、
上記速度を180mm/secに設定した場合に比べてキャリ
ア11内の各半導体ウエハの膜厚が均一に仕上げられて
おり、上記範囲内で基板の取出し速度を設定することが
有効であることが考察できる。
ウエハの取出し速度を10mm/secに設定した場合には、
上記速度を180mm/secに設定した場合に比べてキャリ
ア11内の各半導体ウエハの膜厚が均一に仕上げられて
おり、上記範囲内で基板の取出し速度を設定することが
有効であることが考察できる。
【0030】なお、本発明はフッ化アンモニウムを含む
薬液、燐酸を含む薬液、硫酸を含む薬液、フッ化水素酸
と有機溶剤とを含む薬液を用いる場合に特に有効であ
る。これら薬液は粘性が高い薬液なので基板を引き上げ
たときに基板上に残る液膜が厚くなりがちである。しか
し、本発明によると半導体ウエハ上に残る液膜を薄くで
きるので特に有効である。
薬液、燐酸を含む薬液、硫酸を含む薬液、フッ化水素酸
と有機溶剤とを含む薬液を用いる場合に特に有効であ
る。これら薬液は粘性が高い薬液なので基板を引き上げ
たときに基板上に残る液膜が厚くなりがちである。しか
し、本発明によると半導体ウエハ上に残る液膜を薄くで
きるので特に有効である。
【0031】なお、上記基板処理装置10は、本願発明
に係る基板処理装置の一例であって、その具体的な構成
は、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能で
ある。
に係る基板処理装置の一例であって、その具体的な構成
は、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能で
ある。
【0032】例えば、上記実施形態の基板処理装置10
では、半導体ウエハに処理を施す装置を例に説明した
が、勿論、被処理基板が半導体ウエハ以外の例えば液晶
用ガラス基板等の精密電子基板であっても、基板を順次
処理液に浸漬して処理を施すタイプの装置であれば本願
発明の適用は可能である。
では、半導体ウエハに処理を施す装置を例に説明した
が、勿論、被処理基板が半導体ウエハ以外の例えば液晶
用ガラス基板等の精密電子基板であっても、基板を順次
処理液に浸漬して処理を施すタイプの装置であれば本願
発明の適用は可能である。
【0033】また、ハンドリング手段18の具体的な構
成も、基板Bをキャリア11に収納して移送するものに
限られず、例えば基板Bを直接保持して移送するような
構成であってもよい。
成も、基板Bをキャリア11に収納して移送するものに
限られず、例えば基板Bを直接保持して移送するような
構成であってもよい。
【0034】さらに、処理槽12に貯留する処理液の種
類や順序等も基板Bの処理内容に応じて適宜選定すれば
よく、また、処理槽12からの基板Bの取出し速度も、
選定された処理液の種類及び処理槽12間の距離等の諸
条件に応じて効果的に基板Bの処理精度が高められるよ
うに適宜設定するようにすればよい。
類や順序等も基板Bの処理内容に応じて適宜選定すれば
よく、また、処理槽12からの基板Bの取出し速度も、
選定された処理液の種類及び処理槽12間の距離等の諸
条件に応じて効果的に基板Bの処理精度が高められるよ
うに適宜設定するようにすればよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、本発明の基板
処理装置では、薬液槽内の薬液に浸漬されている基板が
薬液から取り出された後、水洗槽の純水に浸漬されるま
で、基板表面が乾燥することのない範囲の最小限の薬液
膜が基板表面に形成される速度で、制御手段がハンドリ
ング手段を薬液槽から上昇させる。従って、基板移送中
に基板表面を乾燥させることなく、しかも次工程の水洗
処理を基板表面で均一に行うことができる。そのため、
基板の処理品質をより高めることができる。
処理装置では、薬液槽内の薬液に浸漬されている基板が
薬液から取り出された後、水洗槽の純水に浸漬されるま
で、基板表面が乾燥することのない範囲の最小限の薬液
膜が基板表面に形成される速度で、制御手段がハンドリ
ング手段を薬液槽から上昇させる。従って、基板移送中
に基板表面を乾燥させることなく、しかも次工程の水洗
処理を基板表面で均一に行うことができる。そのため、
基板の処理品質をより高めることができる。
【0036】とくに、複数種の薬液槽と水洗槽が連設さ
れる場合には、各薬液槽に貯留された薬液の種類に適し
た上記上昇速度で上記薬液槽から基板を取出すべく上記
ハンドリング手段を作動させるので、各薬液槽からの基
板の取出し毎に上記のような処理液膜を適切に形成する
ことができ、多くの処理工程を経る必要がある場合の基
板の処理品質をより高めることができる。
れる場合には、各薬液槽に貯留された薬液の種類に適し
た上記上昇速度で上記薬液槽から基板を取出すべく上記
ハンドリング手段を作動させるので、各薬液槽からの基
板の取出し毎に上記のような処理液膜を適切に形成する
ことができ、多くの処理工程を経る必要がある場合の基
板の処理品質をより高めることができる。
【0037】請求項2の発明によれば、制御手段が薬液
槽内の薬液に浸漬されている基板を2mm/sec〜40mm/s
ecの範囲の速度で引き上げるようにハンドリング手段を
制御するので、基板移送中に基板表面を乾燥させること
なく、しかも次工程の水洗処理を基板表面で均一に行う
ことができる。そのため、基板の処理品質を高めること
ができる。
槽内の薬液に浸漬されている基板を2mm/sec〜40mm/s
ecの範囲の速度で引き上げるようにハンドリング手段を
制御するので、基板移送中に基板表面を乾燥させること
なく、しかも次工程の水洗処理を基板表面で均一に行う
ことができる。そのため、基板の処理品質を高めること
ができる。
【0038】請求項3の発明によれば、粘性の高いフッ
化アンモニウムまたは燐酸または硫酸またはフッ化水素
酸と有機溶剤とを含む薬液を使用した場合に均一な処理
を行え基板の処理品質を高めることができる。
化アンモニウムまたは燐酸または硫酸またはフッ化水素
酸と有機溶剤とを含む薬液を使用した場合に均一な処理
を行え基板の処理品質を高めることができる。
【図1】本願発明に係る基板処理装置の一例を示す斜視
断面図である。
断面図である。
【図2】本願発明に係る基板処理装置の一例を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図3】処理槽からの基板の取出し速度を180mm/sec
及び10mm/secに設定して処理を施した場合の処理後の
基板表面の比較例を示す図である。
及び10mm/secに設定して処理を施した場合の処理後の
基板表面の比較例を示す図である。
10 基板処理装置 11 キャリア 12 処理槽 14 清浄気流発生手段 16 空間 18 ハンドリング手段 20 強制排気口 22 排液槽 32 ヘッド 34 アーム 38 Z軸モータ 45 コントローラ 46 主制御手段 48 記憶手段
Claims (3)
- 【請求項1】 薬液を貯留した薬液槽と、純水を貯留し
た水洗槽と、基板を保持し、薬液槽と水洗槽との間を移
動し、かつ、薬液槽または水洗槽において昇降して基板
を薬液槽内の薬液または水洗槽内の純水に浸漬させるハ
ンドリング手段と、薬液槽の薬液に浸漬されている基板
がハンドリング手段の上昇によって薬液から取り出され
た後、水洗槽内の純水に浸漬されるまで、基板の表面が
乾燥することのない範囲の最小限の薬液膜が基板表面に
形成される速度でハンドリング手段を上昇させる制御手
段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 純水を貯留した水洗槽と、薬液を貯留し
た薬液槽と、基板を保持し、水洗槽と薬液槽との間を移
動し、かつ、水洗槽または薬液槽において昇降して基板
を水洗槽内の純水または薬液槽内の薬液に浸漬させるハ
ンドリング手段と、薬液槽内の薬液に浸漬されている基
板を2mm/sec〜40mm/secの範囲の速度で引き上げるよ
うハンドリング手段を上昇させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2の基板処理装置におい
て、前記薬液がフッ化アンモニウムまたは燐酸または硫
酸またはフッ化水素酸と有機溶剤とを含む薬液であるこ
とを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17953796A JPH1027770A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17953796A JPH1027770A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 基板処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1027770A true JPH1027770A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16067495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17953796A Pending JPH1027770A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1027770A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003505881A (ja) * | 1999-07-21 | 2003-02-12 | ステアーグ ミクロテヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 基板を処理するための装置 |
| JP2006278736A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
| JP2009054717A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
| US7938914B2 (en) * | 2007-06-06 | 2011-05-10 | C. Uyemura & Co., Ltd. | Workpiece surface treatment system |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP17953796A patent/JPH1027770A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003505881A (ja) * | 1999-07-21 | 2003-02-12 | ステアーグ ミクロテヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 基板を処理するための装置 |
| JP2006278736A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
| US7938914B2 (en) * | 2007-06-06 | 2011-05-10 | C. Uyemura & Co., Ltd. | Workpiece surface treatment system |
| US9242281B2 (en) | 2007-06-06 | 2016-01-26 | C. Uyemura & Co., Ltd. | Workpiece surface treatment system |
| JP2009054717A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021112 |