JP2006278736A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板の乾燥効率を向上させることができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 オートフラップ機構400は、2つの支持部43a、回転軸43bおよび板状部材43cを備える。2つの支持部43aは、外槽43の内部で側壁から水平方向に突出するように形成されている。2つの支持部43a間に回転軸43bが取り付けられている。回転軸43bには、外槽43の側壁に沿うように、長手形状を有する板状部材43cが回転可能に取り付けられている。外槽43の底部には、処理液排出口44Xが形成されている。内槽40から溢れ出す処理液は、板状部材43cと内槽40の側壁との間の隙間Cおよび外槽43の処理液排出口44Xを通って処理液排出管44に流れる。内槽40から処理液が溢れ出す場合、オートフラップ機構400の板状部材43cは、処理液の流れに応じて回転軸43bを中心として回転する。それにより、板状部材43cの下端が外槽43の側壁の内面に当接する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板に種々の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
複数の基板を処理液が貯留された処理槽に浸漬し、洗浄処理を行う基板処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。この基板処理装置においては、処理槽内で基板の表面が薬液および純水により洗浄処理される。洗浄処理の施された基板は処理槽内から引き上げられる。
ここで、洗浄処理後の基板に純水が付着していると、基板にパーティクルが付着し易くなる。また、基板に付着した純水が自然乾燥すると、基板にウォーターマークが形成される。したがって、処理槽内から引き上げられる基板には一般に乾燥処理が行われる。
例えば、特許文献1の基板処理装置においては、洗浄処理後、処理槽から引き上げられる基板に対してIPA(イソプロピルアルコール)蒸気を供給する。これにより、基板に付着した純水がIPA蒸気により置換され、除去される。
特開2005−26478号公報
ところで、特許文献1の基板処理装置において、基板の処理に用いられる処理槽は、上部開口を有し、基板を収納可能な内槽、および内槽の上部外周を包囲する外槽により形成されている。このような構造において、乾燥処理は、少量の純水を内槽に供給しつつ洗浄処理が終了した基板を内槽から引き上げる際に行われる。内槽から引き上げられる基板へのIPA蒸気の供給時には、気流が発生する。この気流に内槽および外槽の上部周辺の雰囲気が巻き込まれる場合がある。
上記のように、基板の内槽からの引き上げは、内槽に少量の純水を供給しつつ行われる。したがって、基板の内槽からの引き上げ時には、内槽の上部開口から純水が溢れる。内槽から溢れた純水は外槽へ流れ込み、外槽に接続されたドレイン管から排出される。これにより、内槽からの複数の基板の引き上げ時には、内槽を取囲む外槽の全域に渡って純水が存在する。それにより、外槽内の雰囲気には水分が多量に含まれている。すなわち、外槽内の雰囲気は高い露点を有する。
その結果、純水に接する外槽内の雰囲気が基板周辺の空間に流れ込むと、基板周辺の雰囲気の露点が高くなる。この場合、基板にIPA蒸気を供給しても、基板周辺の雰囲気の露点が高いので、基板の乾燥効率が低下する。
また、外槽の全域に渡って純水が存在する状態で基板にIPA蒸気が供給されると、基板に付着する純水のみならず、外槽の全域に渡って存在する純水もIPA蒸気により置換される。これにより、基板の乾燥効率が低下する。
本発明の目的は、基板の乾燥効率を向上させることができる基板処理装置を提供することである。
第1の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、処理液を貯留する処理槽と、処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、基板昇降手段により処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、処理槽は、処理液を貯留するとともに、基板を収納可能な内槽と、内槽の周囲を取囲むように設けられ、内槽から溢れる処理液が流入する外槽と、外槽内に流入した処理液を排出する処理液排出口と、外槽内の少なくとも一部の領域において内槽の側壁に対向しかつ略水平方向の軸の周りで回動可能に設けられた遮蔽部材とを備え、遮蔽部材は、気体供給手段から基板に気体が供給される間、内槽から外槽に流入した処理液の流れにより下端が外槽の側壁の内面側に回動して処理液を処理液排出口に案内するものである。
その発明に係る基板処理装置においては、処理槽の内槽に処理液が貯留され、基板昇降手段により内槽内の処理液中と内槽の上方位置との間で基板が昇降される。基板が基板昇降手段により内槽から引き上げられる際には、気体供給手段により基板に気体が供給される。それにより、基板に付着した処理液が気体により乾燥される。
気体供給手段により基板に気体が供給される間においては、内槽から溢れる処理液が外槽に流入する。ここで、外槽内の少なくとも一部の領域においては、内槽の側壁に対向する遮蔽部材が、内槽から外槽に流入した処理液の流れにより略水平方向の軸の周りで回動する。これにより、遮蔽部材が外槽の側壁の内面側に回動し、遮蔽部材の下端が遮蔽部材が外槽の側壁の内面に当接する。それにより、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入することが阻止され、処理液排出口に案内される。
このように、外槽内の少なくとも一部の領域においては、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入しないので、気体供給手段により基板に供給される気体が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間で処理液と接触することが防止される。それにより、気体供給手段により供給される気体と、外槽内の処理液とが接触する面積が減少するので、その気体が多量の水分を含むことが防止される。したがって、気体の露点が低く保たれ、基板の乾燥効率が向上される。
遮蔽部材は、外槽内から内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように設けられてもよい。この場合、処理液が内槽から遮蔽部材の上端を通って外槽に流入することが阻止される。それにより、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入することが確実に阻止される。
遮蔽部材が嵌合可能な開口部を有する壁部材をさらに備え、壁部材は、外槽内の少なくとも一部の領域において内槽の側壁に対向しかつ外槽内から内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように設けられ、遮蔽部材は、壁部材の開口部に略水平方向の軸の周りで回動可能に取り付けられてもよい。
この場合、外槽内の少なくとも一部の領域においては、壁部材が内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように設けられるので、たとえ処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入した場合であっても、外槽内で水分を含んだ気体が基板の周辺に流入することが壁部材により阻止される。
また、壁部材が内槽の上端よりも上方の位置まで延びているので、処理液が内槽から壁部材の上端を通って外槽に流入することが阻止される。それにより、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入することが壁部材により確実に阻止される。
その結果、基板に供給される気体の露点が確実に低く保たれるので、基板の乾燥効率がより向上される。
第2の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、処理液を貯留する処理槽と、処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、基板昇降手段により処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、処理槽は、処理液を貯留するとともに、基板を収納可能な内槽と、内槽の周囲を取囲むように設けられ、内槽から溢れる処理液が流入する外槽と、外槽内に流入した処理液を排出する処理液排出口と、外槽内の少なくとも一部の領域において内槽の側壁に対向しかつ略鉛直方向に移動可能に設けられた遮蔽部材とを備え、遮蔽部材は、気体供給手段から基板に気体が供給される間、基板昇降手段による基板の上昇に伴って外槽内から内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように上昇するとともに、処理液を処理液排出口に案内するものである。
その発明に係る基板処理装置においては、処理槽の内槽に処理液が貯留され、基板昇降手段により内槽内の処理液中と内槽の上方位置との間で基板が昇降される。基板が基板昇降手段により内槽から引き上げられる際には、気体供給手段により基板に気体が供給される。それにより、基板に付着した処理液が気体により乾燥される。
気体供給手段により基板に気体が供給される間においては、内槽から溢れる処理液が外槽に流入する。ここで、外槽内の少なくとも一部の領域においては、遮蔽部材が、基板昇降手段による基板の上昇に伴って外槽内から内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように上昇することにより、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入することを阻止する。これにより、処理液が処理液排出口に案内される。
このように、外槽内の少なくとも一部の領域においては、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入しないので、気体供給手段により基板に供給される気体が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間で処理液と接触することが防止される。それにより、気体供給手段により供給される気体と外槽内の処理液とが接触する面積が減少するので、その気体が多量の水分を含むことが防止される。したがって、気体の露点が低く保たれ、基板の乾燥効率が向上される。
さらに、外槽内の少なくとも一部の領域においては、遮蔽部材が内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように上昇するので、処理液が内槽から遮蔽部材の上端を通って外槽に流入することが阻止される。それにより、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入することが確実に阻止される。
また、たとえ処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入した場合であっても、外槽内で水分を含んだ気体が基板の周辺に流入することが遮蔽部材により阻止される。
その結果、外槽内の少なくとも一部の領域における気体の露点が低く保たれるので、基板の乾燥効率が向上される。
処理槽の周囲を取り囲むようにかつ上下方向に延びるように設けられるダクトをさらに備え、ダクトは、遮蔽部材が設けられる外槽内の一部の領域に近接する側面の少なくとも一部に開口を有してもよい。この場合、ダクト内に清浄な下降気流が供給される。それにより、ダクト内の雰囲気を清浄に保つことができる。
また、ダクトの外部に基板昇降手段の駆動部を設け、ダクトの開口を通して基板の昇降を操作することができる。ダクト外の雰囲気が開口を通じてダクト内に流入した場合には、遮蔽部材が設けられる外槽内の一部の領域に近接した位置に開口が配置されているので、ダクト外からダクト内に流入した雰囲気が、外槽内を通って内槽の上方の基板に供給されることが遮蔽部材により阻止される。それにより、基板の乾燥効率が高くなる。
気体供給手段は、処理槽の上端に沿って、処理槽の一側方から他側方へ気体を供給してもよい。この場合、気体供給手段により処理槽の上端に沿って、処理槽の一側方から他側方へ気体が供給される。これにより、処理槽から引き上げられる基板の部分に効率よく気体を供給することができる。その結果、基板の乾燥効率が高くなる。
気体は、ドライエアであってもよい。この場合、気体供給手段により基板にドライエアが供給される。それにより、基板に付着する処理液がドライエアにより置換され、効率的に除去される。
処理液は、純水であってもよい。この場合、基板に気体が供給されることにより、基板に付着する純水が除去されるので、基板の表面にウォータマークが発生することが防止される。
本発明に係る基板処理装置によれば、外槽内の少なくとも一部の領域において、処理液が遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間に流入しないので、気体供給手段により基板に供給される気体が、遮蔽部材と外槽の側壁との間の空間で処理液と接触することが防止される。それにより、気体供給手段により供給される気体と、外槽内の処理液とが接触する面積が減少するので、その気体が多量の水分を含むことが防止される。したがって、気体の露点が低く保たれ、基板の乾燥効率が向上される。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置について説明する。以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等をいう。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100は、処理槽4、ダウンフローダクト20、基板移動機構30、処理液ミキシング装置50、ドライエア発生装置60、制御部70およびファンフィルタユニットFFUを備える。
ダウンフローダクト20の上方にファンフィルタユニットFFUが配置されている。ファンフィルタユニットFFUは、ファンおよびフィルタを備える。ファンフィルタユニットFFUのファンが動作することにより、ダウンフローダクト20内に清浄な下降気流(ダウンフロー)が発生する。
ダウンフローダクト20内の下部に処理槽4が設けられている。処理槽4は複数の基板Wを収納可能な内槽40および内槽40の上部外周を取囲むように設けられた外槽43により形成されている。内槽40は略直方体形状を有する。
内槽40の底部には、内槽40内に処理液を供給するための処理液供給管41および内槽40内の処理液を排出するための処理液排出管42が接続されている。本実施の形態において、内槽40内では基板Wの洗浄処理が行われる。洗浄処理時に内槽40内に供給される処理液は、洗浄液またはリンス液である。
すなわち、内槽40内に洗浄液を供給し、洗浄液の貯留された内槽40内に基板Wを浸漬することにより、基板Wの表面を洗浄する。その後、内槽40内の洗浄液をリンス液に置換する。
洗浄液としては、BHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸またはアンモニア等の薬液が用いられる。リンス液としては、純水、炭酸水、水素水、電解イオン水等が用いられる。
本実施の形態では、処理液供給管41が処理液ミキシング装置50に接続されている。処理液ミキシング装置50には、例えば薬液および純水が供給されている。処理液ミキシング装置50は、供給される薬液および純水を所定の割合で混合することができる。したがって、処理液ミキシング装置50は、薬液、純水またはそれらの混合液を洗浄液またはリンス液として処理液供給管41を介して内槽40内に供給する。
外槽43の底部には、内槽40の上部から溢れ出し(オーバーフロー)、外槽43内に流れ込む処理液を排出するための処理液排出管44が接続されている。外槽43の一部に、オートフラップ機構400が設けられている。オートフラップ機構400の詳細は後述する。
内槽40の上方位置に基板移動機構30が設けられている。基板移動機構30は複数の基板Wを保持する保持部33を上下方向に移動させる。
ダウンフローダクト20の上部には、搬送エリアTEが設けられている。搬送エリアTEは、基板Wを保持する保持部33と図示しない搬送機構との間で基板Wの受け渡しを行う際に用いられる。
搬送エリアTEを取囲むダウンフローダクト20の部分において、対向する2つの側面にはそれぞれ開口20hが形成されている。2つの開口20hの近傍には、それぞれ開口20hを開閉可能なシャッタSHおよびシャッタ駆動部SDが設けられている。シャッタ駆動部SDは、シャッタSHを駆動することによりダウンフローダクト20の開口20hの開閉を行う。
例えば、シャッタSHが開くことにより、洗浄処理前の基板Wを保持する搬送機構(図示せず)がダウンフローダクト20内に搬入され、保持部33に基板Wが受け渡される。また、洗浄処理後の基板Wを保持部33から受け渡された搬送機構(図示せず)がダウンフローダクト20内から、ダウンフローダクト20外に搬出される。
処理槽4の上部近傍に位置するダウンフローダクト20の部分において、対向する2つの側面にはそれぞれドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63が取り付けられている。ドライエア供給ダクト62は配管61を介してドライエア発生装置60と接続されている。
ドライエア発生装置60により発生されたドライエアDFが、配管61を通じてドライエア供給ダクト62に送られる。それにより、内槽40から引き上げられる基板WにドライエアDFが吹き付けられ、基板Wの乾燥処理が行われる。基板WにドライエアDFが吹き付けられることにより、基板W周辺の雰囲気がドライエア排気ダクト63から排気される。
なお、本実施の形態において、ドライエアDFとは、極めて露点の低い気体をいう。ドライエア供給ダクト62からダウンフローダクト20内に供給されるドライエアDFの露点は、例えば約−70℃である。
図1に示すように、制御部70は基板移動機構30、処理液ミキシング装置50、ドライエア発生装置60、シャッタ駆動部SDおよびファンフィルタユニットFFUと接続されている。制御部70がこれら構成部の動作を制御することにより、ダウンフローダクト20内のダウンフロー、基板処理装置100に対する基板Wの搬入搬出動作、基板Wの洗浄処理および基板Wの乾燥処理が制御される。
例えば、制御部70はファンフィルタユニットFFUを制御することにより、ダウンフローダクト20内にダウンフローを発生させる。
制御部70は基板移動機構30を制御することにより、洗浄処理の開始時に基板Wを保持する保持部33を内槽40内に移動させる。この状態で、制御部70は処理液ミキシング装置50を制御することにより、薬液または薬液と純水との混合液を洗浄液として内槽40内に供給する。これにより、基板Wが内槽40内で洗浄液に浸漬され、基板Wの表面が洗浄される。
その後、制御部70は処理液ミキシング装置50を制御することにより、リンス液として純水を内槽40内に供給し、内槽40内の洗浄液を純水に置換する。これにより、基板Wが内槽40内で純水に浸漬される。それにより、基板Wの洗浄処理が完了する。
制御部70は基板移動機構30を制御することにより、洗浄処理が完了した基板Wを内槽40の上方へ引き上げる。そこで、制御部70はドライエア発生装置60を制御することにより、引き上げられた基板WにドライエアDFを供給する。これにより、基板Wに付着した純水がドライエアDFにより置換され、基板Wの表面が乾燥される(乾燥処理)。
なお、乾燥処理時以外において、制御部70はドライエア発生装置60を制御することにより、ダウンフローダクト20内へのドライエアDFの供給量を低減している(スローリーク)。
基板Wの内槽40からの引き上げ時において、制御部70は、処理液ミキシング装置50を制御することにより少量の純水を継続して内槽40内に供給している。したがって、基板Wの内槽40からの引き上げ時には、内槽40の上部開口から純水が溢れ出している。内槽40から溢れ出した純水は外槽43へ流れ込み、外槽43に接続された処理液排出管44から排出される。
処理液供給管41および処理液排出管42,44には、それぞれ図示しないバルブが設けられている。制御部70はこれらのバルブの開閉動作も制御する。これにより、処理槽4内の処理液の供給系および排出系の開閉動作が、制御部70により制御される。
図2は図1のJ−J線における基板処理装置100の縦断面図であり、図3は図1のK−K線における基板処理装置100の横断面図である。図2および図3では、複数の基板Wを保持する保持部33が基板移動機構30により内槽40内に配置された状況が示されている。
基板移動機構30は、ねじ軸30S、ナット部材31、リフタアーム32および図示しないモータを備える。ねじ軸30Sは、ボールねじまたは送りねじ等からなり、上下方向に延びるとともに図示しないモータに接続されている。ねじ軸30Sにはナット部材31が螺合されている。ナット部材31にはリフタアーム32の一端が接続されている。
図2に示すように、ねじ軸30Sはダウンフローダクト20に隣接して立設されている。ダウンフローダクト20においては、ねじ軸30Sと対向する側面の所定の領域に、ねじ軸30Sに沿った開口部20Mが形成されている。
リフタアーム32は、ナット部材31から開口部20Mを通じてダウンフローダクト20の内部へと水平方向に延び、ダウンフローダクト20内で下方に延びる。このリフタアーム32の下端部で、保持部33が保持される。保持部33においては、複数の基板Wが互いに所定の間隔で保持されている。
図2および図3に示すように、開口部20M側に位置する外槽43にオートフラップ機構400が設けられている。本実施の形態において、オートフラップ機構400は、2つの支持部43a、回転軸43bおよび板状部材43cを備える。
2つの支持部43aは、外槽43の内部で側壁から水平方向に突出するように形成されている。2つの支持部43a間に回転軸43bが取り付けられている。回転軸43bには、外槽43の側壁に沿うように、長手形状を有する板状部材43cが回転可能に取り付けられている。板状部材43cの上端は、内槽40および外槽43の上端よりも上方に位置する。板状部材43cと内槽40の側壁との間には隙間Cが形成されている。
本例において、オートフラップ機構400が設けられる外槽43の底部には、処理液排出口44Xが形成されている。内槽40から溢れ出す処理液は、板状部材43cと内槽40の側壁との間の隙間Cおよび外槽43の処理液排出口44Xを通って処理液排出管44に流れる。ここで、内槽40から処理液が溢れ出す場合、オートフラップ機構400の板状部材43cは、処理液の流れに応じて回転軸43bを中心として回転する。
上述のように、乾燥処理は内槽40からの保持部33の引き上げ時に行われ、乾燥処理中には内槽40から純水が溢れている。ここで、図3の太い矢印で示すように、乾燥処理に用いられるドライエアDFはドライエア供給ダクト62からダウンフローダクト20内の内槽40および外槽43上の領域に広がる。そして、ダウンフローダクト20内の内槽40および外槽43上の雰囲気がドライエア排気ダクト63から排出される。
したがって、乾燥処理中のダウンフローダクト20内においては、基板Wが乾燥されるとともに、ドライエアDFが純水にさらされる。
しかしながら、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、オートフラップ機構400が外槽43に取り付けられていることにより、ドライエアDFに接触する純水の量が低減される。以下、その理由について説明する。
図4は、第1の実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるオートフラップ機構400の動作およびその働きを説明するための拡大断面図である。図4(a)にオートフラップ機構400が設けられた外槽43の拡大断面図が示され、図4(b)にオートフラップ機構400が設けられない外槽43の拡大断面図が示されている。
ここで、オートフラップ機構400の設けられた外槽43について説明する。図4(a)の点線で示すように、内槽40から純水が溢れない場合、板状部材43cは、その一面が鉛直方向に沿うように回転軸43bにより保持される。
内槽40から純水が溢れる場合、板状部材43cは、内槽40から溢れ出る純水OFの自重により回転軸43bを中心として矢印Rの方向に回転する。これにより、板状部材43cの下端部が外槽43の外側の側壁の内面に当接する。
その結果、内槽40から溢れ出て、外槽43へ流れる純水OFが外槽43内の上部の雰囲気に接触することなく、処理液排出口44Xを通って処理液排出管44から排出される。
次に、オートフラップ機構400の設けられない外槽43について説明する。この外槽43においては、図4(b)に示すように、内槽40から純水OFが溢れる場合、内槽40から溢れ出る純水OFが外槽43内に貯留されつつ、処理液排出口44Xを通って処理液排出管44から排出される。したがって、外槽43内に貯留される純水OFが外槽43内の上部の雰囲気に接触する。
上述のように、乾燥処理時には、ドライエア供給ダクト62からダウンフローダクト20内に供給されるドライエアDFが、内槽40および外槽43上の領域に広がる。したがって、基板WへのドライエアDFの供給時にはできる限り内槽40および外槽43内でドライエアDFに接触する純水OFの面積を低減することが好ましい。
本実施の形態に係る基板処理装置100には、上記のオートフラップ機構400が設けられている。これにより、図4(a)の矢印ARで示すように、外槽43上のドライエアDFが、乾燥処理時に内槽40から外槽43内に流れ出る純水OFと広い範囲に渡って接触することが防止される。この場合、外槽43上でドライエアDFが多量の水分を含むことが防止される。それにより、ドライエアDFの露点が低く保たれる。
一方、オートフラップ機構400が設けられない場合、図4(b)の矢印ARで示すように、外槽43上のドライエアDFが、基板Wの乾燥処理時に内槽40から外槽43内に流れ出る純水OFと広い範囲に渡って接触する。この場合、外槽43上でドライエアDFが多量の水分を含んでしまう。それにより、ドライエアDFの露点が高くなる。
したがって、オートフラップ機構400が設けられる場合には、外槽43上のドライエアDFが基板W周辺に流れ込んでも、そのドライエアDFにおける露点を低く保つことができるので、基板Wの乾燥効率の低下が防止される。
また、ドライエアDFにより外槽43内の純水OFが置換されることが防止されるので、ドライエアDFの露点の上昇が防止され、基板Wの乾燥効率の低下が防止されている。
さらに、上述のように、板状部材43cの上端は、内槽40および外槽43の上端よりも上方に位置する。これにより、内槽40内の純水OFが板状部材43cの上端を通って外槽43に流入することが阻止されている。それにより、純水OFが板状部材43cと外槽43の側壁との間に流入することが確実に阻止される。
その結果、純水OFが板状部材43cの上端を通って外槽43内に流入することがないので、外槽43上のドライエアDFが純水OFと広い範囲に渡って接触することが確実に防止され、基板Wの乾燥効率の低下が防止されている。
以上のように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、オートフラップ機構400が設けられることにより、ドライエアDFによる基板Wの乾燥効率が向上される。
本実施の形態において、乾燥処理は基板WにドライエアDFを供給することにより行われているが、基板Wに供給する気体はドライエアDFに限られない。ドライエアDFに代えて、例えばIPA(イソプロピルアルコール)蒸気を用いてもよいし、低温のN2 (窒素)ガスを用いてもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る基板処理装置は、以下の点を除き第1の実施の形態に係る基板処理装置100と同様の構造を有する。
図5は、第2の実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるオートフラップ機構の構成を説明するための拡大断面図である。
図5(a)に第2の実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるオートフラップ機構400の拡大断面図が示されている。図5(b)に図5(a)のL−L線における拡大断面図が示されている。
図5(a)および図5(b)に示すように、第2の実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるオートフラップ機構400は、壁部材43d、回転軸43fおよび板状部材43gを備える。
壁部材43dは、内槽40の側壁に沿うように外槽43内に立設されている。それにより、壁部材43dと内槽40の側壁との間には、隙間Cが形成されている。壁部材43dは内槽40および外槽43の上端よりも高い所定の高さを有する。外槽43内において、壁部材43dは処理液排出口44Xよりも内槽40側に配置されている。
壁部材43dは、板状部材43gが嵌合可能な開口43Mを有する。壁部材43dの開口43M上部に回転軸43fが設けられている。回転軸43fに板状部材43gの上端部が回転可能に取り付けられている。板状部材43gが回転軸43fを中心として回転することにより、壁部材43dの開口43Mが開閉する。
乾燥処理時には、内槽40から溢れ出た純水OFが内槽40の側壁と壁部材43dとの間の隙間Cに流れ込む。そこで、板状部材43gは純水OFの自重により、図5(a)の矢印Uに示すように回転軸43fを中心として回転する。それにより、回転軸43fの下端部が外槽43の外側の側壁の内面に当接する。
その結果、内槽40から溢れ出て、外槽43へ流れる純水OFが外槽43内の上部の雰囲気に接触することなく、処理液排出口44Xを通って処理液排出管44から排出される。
したがって、本実施の形態に係る基板処理装置100においても、オートフラップ機構400が設けられることにより、外槽43上のドライエアDFが基板W周辺に流れ込んでも、そのドライエアDFにおける露点を低く保つことができるので、基板Wの乾燥効率の低下が防止される。
また、ドライエアDFにより外槽43内の純水OFが置換されることが防止されるので、ドライエアDFの露点の上昇が防止され、基板Wの乾燥効率の低下が防止されている。その結果、ドライエアDFによる基板Wの乾燥効率が向上される。
さらに、上述のように、壁部材43dは内槽40および外槽43の上端よりも高い所定の高さを有する。これにより、内槽40内の純水OFが壁部材43dの上端を通って外槽43に流入することが阻止されている。それにより、純水OFが壁部材43dおよび板状部材43gと外槽43の側壁との間に流入することが確実に阻止される。
その結果、純水OFが壁部材43dの上端を通って外槽43内に流入することがないので、外槽43上のドライエアDFが純水OFと広い範囲に渡って接触することが確実に防止され、基板Wの乾燥効率の低下が防止されている。
なお、第2の実施の形態において、オートフラップ機構400の壁部材43dの上下方向の長さ(高さ)は、壁部材43dがダウンフローダクト20の側面に設けられた図2の開口部20Mの少なくとも一部の領域を塞ぐように設定されてもよい。
この場合、乾燥処理時に、ダウンフローダクト20外の雰囲気が、開口部20Mからダウンフローダクト20内の基板W周辺に流入することが防止される。それにより、基板Wの乾燥処理時に開口部20Mに起因して気流の乱れが発生することが防止され、ダウンフローダクト20外の雰囲気による基板W周辺のドライエアDFの露点の上昇が防止される。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る基板処理装置は、以下の点を除き第1の実施の形態に係る基板処理装置100と同様の構造を有する。本実施の形態に係る基板処理装置においては、オートフラップ機構400に代えてスライド機構が設けられている。
図6〜図8は、第3の実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるスライド機構の構成を説明するための図である。
図6に第3の実施の形態に係る基板処理装置100の縦断面図が示されている。図7に第3の実施の形態に係る基板処理装置100の横断面図が示されている。
図6および図7に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるスライド機構500は、板状部材431、当接部材432、2つの支持軸433、ストッパ433Sおよびばねからなる弾性部材434を備える。
図6に示すように、内槽40の上部外周を取囲む外槽43のうち、開口部20M側に位置する外槽43が、他の部分に比べて深くなるように形成されている。
その外槽43の外側の側壁の外面に2つの支持軸433が取り付けられている。支持軸433は、所定の長さで外槽43の上方に延びている。支持軸433の下端部に弾性部材434の一端が固定されている。支持軸433の上端部には、ストッパ433Sが取り付けられている。
支持軸433には、当接部材432が水平方向に延びるように、かつ上下動可能に取り付けられている。基板移動機構30による保持部33の下降時に、リフタアーム32の下面が当接部材432の上面に当接する。詳細は後述する。
当接部材432の一端に、弾性部材434の他端が接続されている。当接部材432の他端近傍の下部には、下方に延びるように板状部材431が取り付けられている。
図7に示すように、板状部材431は、外槽43の処理液排出口44Xと内槽40の側壁との間に位置し、板状部材431と内槽40の側壁との間には隙間Cが形成されている。
図6の矢印Eで示すように、弾性部材434は当接部材432を上方へ付勢する。したがって、リフタアーム32が支持軸433の上端よりも上方に位置する場合、当接部材432は弾性部材434により上方へ押し上げられるとともに、支持軸433の上端でストッパ433Sにより係止される。
基板移動機構30のリフタアーム32が下降することにより、基板Wを保持する保持部33を内槽40内に下降させると、リフタアーム32の下面が当接部材432の上面に当接し、当接部材432を押し下げる。
この場合、当接部材432が支持軸433に沿って下降するとともに、板状部材431が外槽43の内部で下方に移動する。その結果、板状部材431が内槽40の側壁に沿って外槽43内に深く挿入される。
一方、基板移動機構30のリフタアーム32が上昇することにより、基板Wを保持する保持部33を内槽40内から引き上げると、リフタアーム32に当接する当接部材432が上昇し、板状部材431も上昇する。ここで、リフタアーム32の上昇時において、基板Wが内槽40の水面から完全に引き上げられるまでの間、板状部材431の少なくとも一部は外槽43内に挿入された状態にある。
図8に第3の実施の形態に係る基板処理装置100に設けられるスライド機構500の働きを説明するための拡大断面図が示されている。
図8に示すように、基板Wを保持する保持部33を内槽40から引き上げる際には、板状部材431の少なくとも一部が外槽43内に挿入されている。
これにより、基板Wの乾燥処理時に内槽40から溢れる純水OFは、外槽43内において板状部材431と内槽40の側壁との間の隙間Cを通って外槽43の底部へ流れる。外槽43に流れ込んだ純水OFは、処理液排出口44Xを通って処理液排出管44から排出される。
乾燥処理時においては、板状部材431は保持部33とともに上昇している。したがって、図8の矢印ARで示すように、外槽43内の雰囲気が、板状部材431により処理槽4上を流れるドライエアDFの流路(内槽40上の領域)と確実に分離される。
これにより、図8の矢印ARで示すように、外槽43内の露点の高い雰囲気が、乾燥処理時に内槽40上の基板W周辺領域に流れ込むことが防止される。それにより、内槽40上のドライエアDFの露点を低く保つことができる。その結果、基板Wの乾燥効率の低下が防止される。
また、内槽40内の純水OFが板状部材431の上端を通って外槽43に流入することが阻止されている。それにより、純水OFが板状部材431と外槽43の側壁との間に流入することが確実に阻止される。
その結果、純水OFが板状部材431の上端を通って外槽43内に流入することがないので、外槽43上のドライエアDFが純水OFと広い範囲に渡って接触することが確実に防止され、基板Wの乾燥効率の低下が防止されている。
なお、第3の実施の形態において、スライド機構500の板状部材431の上下方向の長さ(高さ)は、板状部材431がダウンフローダクト20の側面に設けられた開口部20M(図2参照)の全体を塞ぐように設定されてもよく、開口部20Mの少なくとも下部の一部の領域を塞ぐように設定されてもよい。
この場合、乾燥処理時に、ダウンフローダクト20外の雰囲気が、開口部20Mからダウンフローダクト20内の基板W周辺に流入することが防止される。それにより、基板Wの乾燥処理時に開口部20Mに起因して気流の乱れが発生することが防止されるとともに、ダウンフローダクト20外の雰囲気による基板W周辺の雰囲気の露点の上昇が防止される。
本実施の形態において、弾性部材434の代わりに、油圧シリンダまたはエアシリンダ等を用いてもよい。
以上、第1〜第3の実施の形態においては、基板移動機構30および制御部70が基板昇降手段に相当し、ドライエアDFが気体に相当し、ドライエア発生装置60、配管61、ドライエア供給ダクト62、ドライエア排気ダクト63および制御部70が気体供給手段に相当する。
また、処理液排出口44Xが処理液排出口に相当し、回転軸43bおよび回転軸43fが略水平方向の軸に相当し、板状部材43cおよび板状部材431が遮蔽部材に相当する。
さらに、ダウンフローダクト20がダクトに相当し、開口部20Mが開口に相当し、リンス液および純水が処理液に相当する。
本発明に係る基板処理装置は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板の製造に有効に利用できる。
第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。 図1のJ−J線における基板処理装置の縦断面図である。 図1のK−K線における基板処理装置の横断面図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置に設けられるオートフラップ機構の動作およびその働きを説明するための拡大断面図である。 第2の実施の形態に係る基板処理装置に設けられるオートフラップ機構の構成を説明するための拡大断面図である。 第3の実施の形態に係る基板処理装置に設けられるスライド機構の構成を説明するための図である。 第3の実施の形態に係る基板処理装置に設けられるスライド機構の構成を説明するための図である。 第3の実施の形態に係る基板処理装置に設けられるスライド機構の構成を説明するための図である。
符号の説明
4 処理槽
20 ダウンフローダクト
20M 開口部
30 基板移動機構
40 内槽
43 外槽
43b,43f 回転軸
43c 板状部材
43d 壁部材
44X 処理液排出口
60 ドライエア発生装置
61 配管
62 ドライエア供給ダクト
63 ドライエア排気ダクト
70 制御部
100 基板処理装置
431 板状部材
DF ドライエア

Claims (8)

  1. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内の処理液中と前記処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、
    前記基板昇降手段により前記処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、
    前記処理槽は、
    前記処理液を貯留するとともに、基板を収納可能な内槽と、
    前記内槽の周囲を取囲むように設けられ、前記内槽から溢れる処理液が流入する外槽と、
    前記外槽内に流入した処理液を排出する処理液排出口と、
    前記外槽内の少なくとも一部の領域において前記内槽の側壁に対向しかつ略水平方向の軸の周りで回動可能に設けられた遮蔽部材とを備え、
    前記遮蔽部材は、前記気体供給手段から基板に気体が供給される間、前記内槽から前記外槽に流入した処理液の流れにより下端が前記外槽の側壁の内面側に回動して処理液を前記処理液排出口に案内することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記遮蔽部材は、前記外槽内から前記内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように設けられたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記遮蔽部材が嵌合可能な開口部を有する壁部材をさらに備え、
    前記壁部材は、前記外槽内の少なくとも一部の領域において前記内槽の側壁に対向しかつ前記外槽内から前記内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように設けられ、
    前記遮蔽部材は、前記壁部材の前記開口部に前記軸の周りで回動可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  4. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内の処理液中と前記処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、
    前記基板昇降手段により前記処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、
    前記処理槽は、
    前記処理液を貯留するとともに、基板を収納可能な内槽と、
    前記内槽の周囲を取囲むように設けられ、前記内槽から溢れる処理液が流入する外槽と、
    前記外槽内に流入した処理液を排出する処理液排出口と、
    前記外槽内の少なくとも一部の領域において前記内槽の側壁に対向しかつ略鉛直方向に移動可能に設けられた遮蔽部材とを備え、
    前記遮蔽部材は、前記気体供給手段から基板に気体が供給される間、前記基板昇降手段による基板の上昇に伴って前記外槽内から前記内槽の側壁の上端よりも上方の位置まで延びるように上昇するとともに、処理液を前記処理液排出口に案内することを特徴とする基板処理装置。
  5. 前記処理槽の周囲を取り囲むようにかつ上下方向に延びるように設けられるダクトをさらに備え、
    前記ダクトは、前記遮蔽部材が設けられる前記外槽内の一部の領域に近接する側面の少なくとも一部に開口を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記気体供給手段は、
    前記処理槽の上端に沿って、前記処理槽の一側方から他側方へ気体を供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記気体は、ドライエアであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記処理液は、純水であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
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