JP3298006B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置

Info

Publication number
JP3298006B2
JP3298006B2 JP23134599A JP23134599A JP3298006B2 JP 3298006 B2 JP3298006 B2 JP 3298006B2 JP 23134599 A JP23134599 A JP 23134599A JP 23134599 A JP23134599 A JP 23134599A JP 3298006 B2 JP3298006 B2 JP 3298006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
motor
steering
control
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23134599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000238655A (ja
Inventor
修司 遠藤
慧 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26529817&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3298006(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP23134599A priority Critical patent/JP3298006B2/ja
Priority to PCT/JP1999/007112 priority patent/WO2000038969A1/ja
Priority to US09/622,465 priority patent/US6407524B1/en
Priority to DE19982964T priority patent/DE19982964T1/de
Publication of JP2000238655A publication Critical patent/JP2000238655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3298006B2 publication Critical patent/JP3298006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や車両の操
舵系にモータによる操舵補助力を付与するようにした電
動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特に直流
モータ又はブラシレスモータのいずれに対しても、トル
クリップルを低減して操舵感を向上するようにした電動
パワーステアリング装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や車両のステアリング装置をモー
タの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング
装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベル
ト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラ
ック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従
来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク
(操舵補助トルク)を正確に発生させるため、モータ電
流のフィードバック制御を行なっている。フィードバッ
ク制御は、電流制御値とモータ電流検出値との差が小さ
くなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モ
ータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変
調)制御のデュ−ティ比の調整で行なっている。
【0003】ここで、電動パワーステアリング装置の一
般的な構成を図20に示して説明すると、操向ハンドル
1の軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及
び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロ
ッド6に結合されている。軸2には、操向ハンドル1の
操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられてお
り、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20がク
ラッチ21、減速ギア3を介して軸2に結合されてい
る。パワーステアリング装置を制御するコントロールユ
ニット30には、バッテリ14からイグニションキー1
1及びリレー13を経て電力が供給され、コントロール
ユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵ト
ルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基いて
アシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行ない、演算
された操舵補助指令値Iに基いてモータ20に供給する
電流を制御する。クラッチ21はコントロールユニット
30でON/OFF制御され、通常の動作状態ではON
(結合)されている。そして、コントロールユニット3
0によりパワーステアリング装置が故障と判断された
時、及びイグニションキー11、リレー13によりバッ
テリ14の電源(電圧Vb)がOFFとなっている時
に、クラッチ21はOFF(切離)される。
【0004】コントロールユニット30は主としてCP
Uで構成されるが、そのCPU内部においてプログラム
で実行される一般的な機能を示すと図21のようにな
る。例えば位相補償器31は独立したハードウェアとし
ての位相補償器を示すものではなく、CPUで実行され
る位相補償機能を示している。コントロールユニット3
0の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検
出されて入力される操舵トルクTは、操舵系の安定性を
高めるために位相補償器31で位相補償され、位相補償
された操舵トルクTAが操舵補助指令値演算器32に入
力される。又、車速センサ12で検出された車速Vも操
舵補助指令値演算器32に入力される。操舵補助指令値
演算器32は、入力された操舵トルクTA及び車速Vに
基いてモータ20に供給する電流の制御目標値である操
舵補助指令値Iを決定する。操舵補助指令値Iは減算器
30Aに入力されると共に、応答速度を高めるためのフ
ィードフォワード系の微分補償器34に入力され、減算
器30Aの偏差(I−i)は比例演算器35に入力さ
れ、その比例出力は加算器30Bに入力されると共にフ
ィードバック系の特性を改善するための積分演算器36
に入力される。微分補償器34及び積分演算器36の出
力も加算器30Bに加算入力され、加算器30Bでの加
算結果である電流制御値Eが、モータ駆動信号としてモ
ータ駆動回路37に入力される。モータ20のモータ電
流値iはモータ電流検出回路38で検出され、モータ電
流値iは減算器30Aに入力されてフィードバックされ
る。
【0005】モータ駆動回路37の構成例を図22に示
して説明すると、モータ駆動回路37は加算器30Bか
らの電流制御値Eに基いて電界効果トランジスタ(FE
T)FET1〜FET4の各ゲートを駆動するFETゲ
ート駆動回路371、FET1〜FET4で成るHブリ
ッジ回路、FET1及びFET2のハイサイド側を駆動
する昇圧電源372等で構成されている。FET1及び
FET2は、電流制御値Eに基いて決定されるデューテ
ィ比D1のPWM(パルス幅変調)信号によってON/
OFFされ、実際にモータ20に流れる電流Irの大き
さが制御される。FET3及びFET4は、デューティ
比D1の小さい領域では所定1次関数式(a,bを定数
としてD2=a・D1+b)で定義されるデューティ比
D2のPWM信号で駆動され、デューティ比D2も10
0%に達した以降、PWM信号の符号により決定される
モータ20の回転方向に応じてON/OFFされる。例
えばFET3が導通状態にあるときは、電流はFET
1、モータ20、FET3、抵抗R1を経て流れ、モー
タ20に正方向の電流が流れる。また、FET4が導通
状態にあるときは、電流はFET2、モータ20、FE
T4、抵抗R2を経て流れ、モータ20に負方向の電流
が流れる。従って、加算器30Bからの電流制御値Eも
PWM出力となっている。また、モータ電流検出回路3
8は抵抗R1の両端における電圧降下に基づいて正方向
電流の大きさを検出すると共に、抵抗R2の両端におけ
る電圧降下に基づいて負方向の大きさを検出する。モー
タ電流検出回路38で検出されたモータ電流値iは、減
算器30Aに入力されてフィードバックされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電動パワ
ーステアリング装置の高出力化の要求に伴い、操舵に対
する高級感及びレイアウト性を考慮したサイズの小型化
が求められるようになって来た。高級感を得るために
は、滑らかな操舵感が得られることが必要である。操舵
の滑らかさを阻害する要因の中では、モータの持つトル
クリップルが支配的であり、従来モータのトルクリップ
ルを低減し、操舵を滑らかにする対策がなされて来た。
しかしながら、従来のモータのトルクリップルを低減す
る技術は、例えばモータを構成するマグネットの中心角
を小さくするか、マグネットにスキュー角を付ける等の
対策であり、いずれもトルク出力を維持しようとした場
合、モータの体型が大きくなり、小型化の要求に沿わな
くなって来ている。
【0007】一方、従来の電動パワーステアリングでは
高出力化と小型化の要求に伴い、ブラシレスモータでは
残留磁束密度の高い希土類磁石が使用されている。ブラ
シレスモータにおいても操舵に対する滑らかな操舵感が
必要であるため、モータのトルクリップルとコギングト
ルクの低減が強く要求される。
【0008】矩形波駆動のブラシレスモータの場合、ト
ルクルップルを低減するために、着磁の磁束密度分布は
台形波に近い着磁とスキュー角度の小さいモータが要求
される。しかし、かかる要求はモータのコギングトルク
の低減に抵触するため、トルクリップルの低減は実際に
は実現困難である。また、転流位置のズレ(電機子反作
用等の要因で、着磁と巻線の相対位置のバラツキ、位置
検出精度の影響で)により生じたトルク変化の影響と、
転流時の電流変動によるトルク変動等の影響とによる操
舵フィーリングの悪化により、高トルク常数のモータの
実用性が困難であり、バラツキ、位置検出精度、電流変
動等の要求が一層厳しくなる。
【0009】また、正弦波駆動のブラシレスモータの場
合、トルクリップルを低減するためにロータの位置検出
器の高分解能化が要求され、モータのトルク常数が高い
モータでは電機子反作用の影響を補償するため、計算容
量が大きくなると共に、補償データ用のメモリ容量が大
きくなるなどの理由により、位置検出器とCPUが高価
になってしまう問題がある。
【0010】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、電動パワーステアリング装
置のモータの高出力、小型化を実現することができ、着
磁と巻線の相対位置のバラツキや位置検出精度の要求を
緩和でき、操舵感を向上させ(トルクリップル感の減
少)、装置コストの低減を図るようにした電動パワース
テアリング装置の制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
シャフトに発生する操舵トルクに基いて演算された操舵
補助指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御
値に基いてステアリング機構に操舵補助力を与える前記
モータを制御するようになっている電動パワーステアリ
ング装置の制御装置に関するもので、本発明の上記目的
は、操舵時のトルクリップル感を抑制制御し得るよう
に、前記モータ(直流モータ又はブラシレスモータ)の
トルクリップルをトルク変動対平均トルクの比率の10
%以内である制御レベルに抑えるようにすると共に、前
記操舵トルクを検出するトルク検出手段のヒステリシス
幅が0.3N・m以内で応答周波数が20Hz以上であ
り、前記制御装置におけるトルク制御の周波数帯域を
ップル感として感じない範囲の20Hz以上とすること
によって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、コラム式及びピニオン
式電動パワーステアリング装置のブラシ付き直流モータ
又はブラシレスモータに適用できることは勿論、ラック
アシスト式電動パワーステアリング装置のブラシ付き直
流モータ又はブラシレスモータにも適用可能である。
【0013】先ずブラシ付き直流モータについて説明す
る。本発明では、図1に示す制御系としている。即ち、
ステアリング装置の操舵補助力のためのモータ100は
モータ駆動部101で駆動され、モータ駆動部101は
コントロールユニット110で制御され、コントロール
ユニット110には、トルクセンサからのトルクセンサ
信号Tr及び車速検出系からの車速信号velが入力さ
れている。コントロールユニット110はトルクセンサ
信号Trを用いて制御を行なうトルク系制御部120
と、モータ100の駆動に関連した制御を行なうモータ
制御部130とで構成されており、トルク系制御部12
0にはアシスト量演算部121、微分制御器122、ヨ
ーレート収れん性制御部123、ロバスト安定化補償部
124及び加算器125が設けられている。また、モー
タ系制御部130には、加算器132及び134、補償
器133、外乱推定器135、モータ角速度推定部13
6、モータ特性補償部137が設けられている。
【0014】トルクセンサ信号Trはアシスト量演算部
121、微分制御器122及びヨーレート収れん性制御
部123に入力され、いずれも車速信号velをパラメ
ータ入力としている。アシスト量演算部121はトルク
センサ信号Trに基づいてアシストトルク量を演算し、
トルクセンサ信号Tr及びモータ角速度推定部136か
らの角速度ωを入力とするヨーレート収れん性制御部1
23は、車両のヨーの収れん性を改善するためにハンド
ルが振れ回る動作に対してブレーキをかけるようになっ
ており、微分制御器122は、ステアリングの中立付近
の制御の応答性を高め、滑らかでスムーズな操舵を実現
するようになっている。アシスト量演算部121、微分
制御器122及びヨーレート収れん性制御部123の各
出力は加算器125に入力され、その加算結果がアシス
ト量としてロバスト安定化補償部124に入力されてい
る。ロバスト安定化補償部124は特開平8−2907
78号公報に示されている補償部であり、sをラプラス
演算子とする特性式G(s)=(s2+a1・s+a
2)/(s2+b1・s+b2)を有し、検出トルクに
含まれる慣性要素とバネ要素から成る共振系の共振周波
数にピーク値を除去し、制御系の安定性と応答性を阻害
する共振周波数の位相のズレを補償するものである。
尚、特性式G(s)のa1,a2,b1,b2は、いず
れも共振系の共振周波数により決定されるパラメータで
ある。
【0015】また、モータ角速度推定部136は、モー
タ端子間電圧Vm及びモータ電流値iに基づいてモータ
角速度ωを推定するものであり、モータ角速度ωはモー
タ特性補償部137及びヨーレート収れん性制御部12
3に入力される。モータ特性補償部137の出力Ic及
びロバスト安定化補償部24の出力Iaは、加算器13
2で加算(Ir)されて微分補償器等で成る補償器13
3に入力され、補償器133で補償された電流指令値は
加算器134を経てモータ駆動部101及び外乱推定器
135に入力される。外乱推定器135は特開平8−3
10417号公報で示されるような装置であり、モータ
出力の制御目標値である加算器134からの電流指令値
とモータ電流値iとに基づいて、制御系の出力基準にお
ける希望するモータ制御特性との差を演算してフィード
バック制御するようになっており、これによりバッテリ
電圧、モータの端子間抵抗、モータのトルク定数などの
特性定数が変動しても、希望するモータ制御特性を維持
することができ、制御系の安定性を失うことがないよう
にしている。
【0016】モータ(ブラシ付き直流モータ)の発生す
るトルクリップルは、通常図2に示すように大きな非線
型特性を示す。ここで、図2に現れているトルクリップ
ルを大別すると、図3に示すような磁束ムラ(磁気抵抗
変動)によるものと、図4に示すような整流の乱れによ
るものとがある。磁束ムラの場合、特定のコイルに流れ
る電流とその時に発生するトルクリップルの関係は正弦
波状の非線型なものとなっており、制御可能である場合
がある。即ち、モータのトルクリップルをトルクセンサ
で検出できれば、トルク制御で補正が可能となるトルク
リップルの範囲が存在する。一方、整流の乱れによる場
合は、整流作用自体が一種のスイッチ動作であるため、
正確に制御することは困難である。本発明ではこの点に
着目し、整流の乱れが原因で発生するトルクリップルを
極力減らし、磁束ムラが原因で発生するトルクリップル
は制御できるレベル(10%以内)まで許容し、ヒステリ
シスが少ない図5の“A”で示すようなトルクセンサ
(0.3N・m以内)を用いてトルクリップルを検出
し、制御系でその影響を補正することにより、モータを
必要以上に大きくすることなしに、トルクリップルを低
減することが可能である。また、磁束ムラによるトルク
リップルの場合、30Hz以上の周波数になると人には
殆ど感じにくくなるため、制御系の周波数帯域を少なく
とも20Hz以上に設定することにより、滑らかな操舵
感を実現できる。
【0017】トルクリップル発生の要素としては、マグ
ネットの有効角、スキュー精度、ギャップに起因する磁
気抵抗変動と、コミュテータ及びマグネットの位置関係
に起因する進角のズレと、コミュテータ、ブラシ、精度
や材質等に起因する整流の乱れとがあり、整流の乱れは
制御系では補正できないので、モータの設計技術でトル
クリップルを限りなくゼロに近づける(例えば1%以
下)。磁気抵抗変動と進角のズレは、トルクセンサのヒ
ステリシスが0.3N・m以内ならば制御系で補正が可
能であり、トルクリップルは磁気抵抗変動と進角のズレ
を合わせて10%以下で問題は生じない。
【0018】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0019】ドライバはハンドルを通して、0.3N・
m以上のトルク変動を約30Hz以下の周波数まで感じ
とることができる。本発明では、以下の条件を設定する
ことにより、トルクリップルが発生しないようにするこ
とを目的としている。また、モータを設計する上で、整
流により発生するトルクリップルを極力減らすようにす
る。整流の乱れの問題は主にブラシとコミュテータに関
わる設計上の問題であり、例えばコミュテータの表面に
酸化皮膜を形成させ、酸化皮膜を破壊することにより微
小操舵の際のアーク電流を消費させるような対策を行な
う。一方、磁束ムラによって発生するトルクリップルを
制御系で補正するとした場合、従来装置の設計の場合に
比べてトルク定数(発生トルク/電流)が大きくなる。
つまり、マグネットの中心角を広く設定することにより
スキュー角を小さくでき、エアギャップを小さくするこ
とにより磁束密度が大きくなり、モータのトルク定数が
大きくなる。そこで、従来と同様のトルク定数を発生さ
せようとした場合、モータのロータの長さとマグネット
長を短くできる。これに伴い、コイル長も短くなるた
め、出力をアップできる。つまり、モータを小型化でき
る上に出力もアップできる。
【0020】次に、磁束ムラにより発生するトルクリッ
プルを制御する方法について説明する。特定のコイルと
トルクリップルの関係は非線型であるが、制御可能とす
ることが設計上可能である。この場合、電気角に対する
転流タイミングを調整し、トルクリップル波形を正弦波
状にすることにより達成できる。従って、非線型性が非
常に大きくない限り、トルクリップルをトルクセンサ
(トルク検出手段)で検出できれば制限可能である。ト
ルクリップルを検出し制御するためには、トルクセンサ
の検出ヒステリシスを目標とするトルクリップル以下に
設定する必要がある。トルクリップルはハンドル軸上で
0.4N・m以上あると、ドライバに滑らかさがないと
認識されることが実験より分った。従って、トルクセン
サの検出ヒステリシスを0.3N・m以下にすることが
必要である。
【0021】本発明ではブラシ付き直流モータの整流ノ
イズを抑えるために、その内部抵抗を0.15Ω以下に
設定する。図6は直流モータ200を示す縦断面図であ
り、201はブラケット、202はフレームであり、ブ
ラケット201及びフレーム202には前後のボールベ
アリング203,204を介して、出力軸205が回転
自在に支持されている。出力軸205には、フレーム2
02側に電機子鉄心と巻線とから成るアーマチュア(回
転子)206が外嵌・固着されている。また、フレーム
202の内周面には、アーマチュア206を囲繞する状
態で、界磁用の永久磁石208が固着される一方、ブラ
ケット201には、コミュテータ207に摺接するブラ
シ209と、ブラシ209をコミュテータ207に押圧
するブラシスプリング210が保持されている。211
はブラシホルダであり、212は図示しないコントロー
ラからの電力供給線である。
【0022】図7にその斜視を示すように、コミュテー
タ207は純銅製の多数個のセグメント220を放射状
に配置して樹脂モールドしたものであり、各セグメント
220間には所定幅のスリット221が形成されてい
る。ブラシ209は、銅とカーボンとを主成分とするい
わゆる金属黒鉛質ブラシであり、コミュテータ207の
外周面に対して直角に押圧されている。また、ブラシス
プリング210には、ブラシ209の摩耗状態に拘らず
一定の押圧力Fを発生するべく、弦巻バネ等の定張力ス
プリングが用いられている。ブラシ209にはカーボン
含有率が40%のものが用いられる一方、ブラシ209
のコミュテータ207に対する押圧力Fが160gfに
設定されている。コントローラにより直流モータ200
に駆動電流が出力され、アーマチュア206の回転に伴
ってコミュテータ207が左回転すると、図8に示すよ
うにブラシ209の摺接端面が図中右方のセグメント2
20aから離れ、その瞬間にアーク電流230がブラシ
209とセグメント220aとの間に発生する。ところ
が、本発明では、セグメント220の表面に酸化皮膜2
31が形成されているため、アーク電流230の大部分
はこの酸化皮膜231を破壊することにより消費されて
しまい、ブラシ209とセグメント220との間にはア
ーク引力が殆ど発生しない。これにより、コミュテータ
207は短いサイクルで交番的に回転しなくなるために
電流振動が小さくなり、ミドルステアリングシャフトや
アッパステアリングシャフトの振動のほか、減速機内で
の異音やステアリングホイールの振動も無視し得るレベ
ルに抑えられる。
【0023】ブラシ209のカーボン含有率やブラシ2
09のコミュテータ207に対する押圧力Fを種々変化
させて下記結果を得た。先ずブラシ209における電圧
降下と電流振動との関係については、図9に示すように
電圧降下が0.3V以上であれば電流振動も振幅が1A
程度となり、ステアリングシャフトの振動を引き起こす
直流モータ200のトルク変動が顕著に低下する。次
に、0.3V以上の電圧降下を得るべく、ブラシ209
のカーボン含有率を5%ずつ増減させたところ、図10
に示すように40%にしたところでこれを達成できる。
尚、セグメント220はその表面に酸化皮膜231を形
成させると摩耗の進行が早くなるため、カーボン含有率
を徒に高めることは好ましくない。また、0.3V以上
の電圧降下を得るべく、押圧力Fを20gfずつ増減さ
せたところ、図11に示すように160gfにしたとこ
ろでこれを達成した。
【0024】更に、トルクリップルはその性質上モータ
の回転速度×スロット数の周波数で発生する。そして、
5Hz−30Hzの周波数でドライバに認識され易いこ
とが実験で分っている。従って、約5Hz−30Hzの
間で制御ゲインを大きく設定し、トルクリップルを抑圧
することが重要である。
【0025】本発明では、他の性能に影響を及ぼさずに
上記周波数帯域の仕様を満足する図1の制御系について
説明する。ここでは、ロバスト安定化補償部124と位
相進み補償器(補償器133)で行なう例を示す。説明
を容易にするため、アシスト特性を単一ゲインKとし、
コントローラと機械系の閉特性は近似的に下記数1の特
性となる。数1において、sはラプラス演算子であり、
a1,a2,b1,b2,b3は共振系の共振周波数に
より決定されるパラメータである。
【0026】
【数1】 ここで、数1の分母の2次式は、モータ100の摩擦及
び慣性が補償された後の機械系の特性をロバスト安定化
補償部124で補償した後の特性であり、残る分子と分
母の1次の項は位相進み補償である。数1の閉特性は数
2となる。数2において、c0,c1,c2は共振系の
共振周波数により決定されるパラメータである。
【0027】
【数2】 ここで、c0、c1、c2は(s+a2)×(s2+b1
・s+b2)+(s+a1)b3・Kを展開した項であ
る。
【0028】一方、目標とする閉特性は、5Hz−30
Hzまでの応答性を得られるように次のように定める。
数3において、d0,d1,d2,d3は共振系の共振
周波数により決定されるパラメータである。
【0029】
【数3】 数2と数3が一致した場合、目標とする応答特性が得ら
れる。従って、c0、c1、c2が(s+d0)×(s2
+d1・s+d2)を展開した項と一致させれば良い。d
3は、分子の一致条件で決まるため、条件に合うように
パラメータd0,d1,d2を決めれば良い。このよう
なパラメータd0,d1,d2は代数的に下記数4の連
立方程式を解けば求まる。
【0030】
【数4】a1=d3 c0=d1+d0 c1=d2+d0・d1 c3=d0・d2 実際には、ゲインKはトルク及び車速の関数で変動する
ため、ゲインKの変動を考慮し、上記パラメータ設定を
行なわなければならない。上記帯域チューニングは本例
が唯一の方法ではなく、H無限大制御の設計問題として
扱っても良く、或いは3次以上の位相進み/遅れ補償を
用いても解を得ることはできる。数3で示す帯域特性を
持たせることにより、定常ゲインはアシスト特性のゲイ
ンで決まるが、特定の帯域幅(本例では5Hz−30H
z)では、アシスト特性ゲインに関わらず外乱トルクを
抑圧するため、トルクリップルをこの帯域で補償するこ
とができる。
【0031】次にブラシレスモータの場合について説明
する。本例では矩形波駆動で説明するが、正弦波駆動に
ついても同様に適用できる。
【0032】本発明では図12に示すように、トルク信
号Trを用いたトルク系制御部とブラシレスモータ電流
系制御部とで構成される。モータ角速度検出部213は
ブラシレスモータ210のロータ位置検出信号より求め
られるものであり、例えば特願平10−232031号
で示されるような装置である。位置検出信号は磁気式、
電磁式、光学式等の低い分解能又は高分解能のロータ位
置検出器212で得られる信号である。例えばホールI
C、アブソリュート型レゾルバ、エンコーダ等である。
【0033】ロバスト安定化補償部203は特開平8−
290778号に示されている補償器であり、伝達関数
G(s)=(s2+a1・s+a2)/(s2+b1・s
+b2)を有し、検出トルク系に含まれる慣性要素とバ
ネ要素から成る共振系の共振周波数にピーク値を除去
し、制御系の安定性と応答性を阻害する共振周波数の位
相のずれを補償するものである。モータ角速度検出部2
13からの角速度ωはヨーレート収れん性制御部206
及びロストルク/慣性補償部207に入力され、各出力
が加算器205で加算される。
【0034】ブラシレスモータ210が発生するトルク
リップルは通常図13〜図16に示す4種類に分類され
る。図13はコギングトルクを示し、図14はトルク脈
動を示し、図15はトルク変化を示し、図16はトルク
変動を示している。トルク変化は、矩形波駆動の転流時
に転流位置がずれた場合に生じるものである。本発明で
は、電機子反作用で転流位置のずれによる変化を抑える
ために、図17に示すようにロータの回転角度信号を用
いてモータの4つの運転状態と、電機子反作用の影響を
示す値により、転流の位置ずれを補償する。その詳細は
特願平11−8888号に記述されている。着磁と電機
子巻線の相対位置のバラツキ、位置検出信号の精度等の
影響によるトルク変化は着磁精度の向上、位置検出精度
の向上で抑える。
【0035】トルク変動は矩形波駆動の転流時に転流電
流の変化率が一致しないため、モータの電流の変動が発
生し、その電流変動により生じたものである。本発明で
は、転流時のトルク変動を抑えるために図18及び図1
9に示すように、転流時にPWMデューティを制御する
ことにより転流時の電流変化率を一致させ、電流変動を
小さくし、トルク変動を抑える。その方法によって、1
個の電流センサで、電流変動によるトルク変動を低減す
ることを実現できる。その詳細は特願平10−1606
41号に記述されている。
【0036】トルク脈動は主に着磁の形状と、着磁又は
巻線のスキューとの度合いによるものであり、トルク脈
動とコギングトルクの両立は極めて困難である。特に電
動ステアリングの場合、センター付近ではアシスト力が
小さいため、コギングトルクが大きくなるとセンター付
近の操舵フィーリングが悪化する。コギングトルクは近
似正弦波の着磁、スキュー等の処理で低減することがで
きるが、逆にトルク脈動は大きくなる。3相モータの場
合、約12%のトルク脈動が発生する。分割コアの場合
はコギングトルクを小さくできるが、トルク脈動を極力
低減するため、約120度の矩形波着磁が必要である。
しかし、このような着磁は実現上困難である。特に5相
ブラシレスモータの場合、トルク脈動を5%以下に抑え
るため、144度の矩形波着磁が必要である。
【0037】本発明は、上記トルクリップルを極力低減
することを基本にするのではなく、トルクリップルの周
波数領域を分けて対策することを基本にしている。図1
5及び図16に示すように、トルク変化及びトルク変動
には主に高い周波数成分が含まれているため、トルク伝
達系にダンピング材を入れることにより高い周波数成分
を吸収する。センター付近の操舵フィーリングを向上す
るため、コギングトルクをハンドル軸換算で0.3N・
m以下に抑える必要がある。図14に示すように、トル
ク脈動には主に低い周波数成分が含まれているため、ト
ルクセンサで検出してトルク制御系の制御周波数帯域を
上げることにより、低い周波数成分をトルク制御系で抑
えるようにする。トルク脈動を10%以下まで許容す
る。
【0038】次に、トルク脈動の制御方法を詳細に説明
する。
【0039】本発明は、トルク脈動(トルクリップル
感)を感じないようにすることを目的としている。ドラ
イバはハンドルを通して、ハンドル軸上の0.3N・m
以上のトルク脈動を60Hz以下の周波数まで感じとる
ことができる。従って、トルクセンサの検出ヒステリシ
スを0.3N・m以下(図5に示すA≦0.3N・m)
にすることが必要であり、トルク制御系の周波数帯域を
少なくとも20Hz以上、100Hz以下に設定するこ
とが必要である。
【0040】トルク脈動の発生頻度は、ブラシレスモー
タの回転速度と1回転の転流数の積に比例し、その発生
頻度は5Hz〜60Hzの周波数でドライバに認識され
易いことが実験で分かっている。従って、約5Hz〜6
0Hzの間で制御ゲインを大きく設定し、外乱トルク
(トルク脈動)に対する感度を低減し、トルクリップル
感を抑制することが重要である。
【0041】本発明では図12に示すように、他の性能
に影響を及ぼさずに上記周波数帯域の仕様を満足する制
御系を構成している。ここでは、ロバスト安定化補償部
203と位相(進み/遅れ)補償部204で行う例を示
している。アシスト特性のゲインをKとし、コントロー
ラと機械系の開ループ伝達特性は近似的に数5のように
なる。a1、a2、b1、b2、b3は共振系の共振周
波数により決定されるパラメータである。
【0042】
【数5】Gop(s)=(s+a1)・b3・K/
{(s+a2)・(s2+b1・s+b2)} ここで、数5の分母の2次式は、ブラシレスモータ21
0の摩擦及び慣性が補償された後の機械系の特性をロバ
スト安定化補償部203で補償した後の特性であり、残
る分子と分母の1次の項は位相進み/遅れ補償である。
数5の閉ループ伝達特性は下記数6となる。数6におい
て、c0、c1、c2は共振系の共振周波数により決定
されるパラメータである。
【0043】
【数6】Gcl(s)=(s+a1)・b3・K/
{(s+a2)・(s3+c0・s2+c1・s+c
2)} ここで、c0、c1、c2は(s+a1)・(s2+b1
・s+b2)+(s+a1)・b3・Kを展開した項で
ある。
【0044】一方、目標とする閉ループは、5Hz〜6
0Hzまでの応答性、外乱抑制機能を得られるように次
の数7で決める。数7において、d0、d1、d2、d
3は共振系の共振周波数により決定されるパラメータで
ある。
【0045】
【数7】Gcld(s)=(s+d3)・b3・K/
{(s+d0)・(s2+d1・s+d2)} 数6及び数7が一致した場合、目標とする応答性、外乱
抑制機能が得られる。従って、分母の係数c0、c1、
c2は(s+d0)・(s2+d1・s+d2)を展開
した項と一致させることで決まり、分子の係数a1はd
3と一致することで決まる。実際に、ゲインKは操舵ト
ルクと車速の関数で変化するため、ゲインKの変動を考
慮し、上記パラメータの設定を行なわなければならな
い。又、本例は唯一の方法ではなく、H∞制御の設計問
題として扱っても、或いは3次以上の位相進み/遅れ補
償を用いても解くことができる。
【0046】数7で示される周波数帯域を持たせること
により、定常ゲインはアシストの定常ゲインで決まる。
特定周波数帯域(本例では5Hz〜60Hz)では、ア
シスト特性の動態ゲインに拘らず外乱トルクを抑制する
ため、トルクリップルをこの周波数領域で補償すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】本発明では、電動パワーステアリング装
置の直流モータ又はブラシレスモータのトルクリップル
の要因を解析し、各要因に応じた手段を講じることによ
ってトルクリップルを低減するようにしている。また、
本発明では、矩形波駆動ブラシレスモータのトルク変化
とトルク変動を抑えながら、抑え切れない高周波部分を
トルク伝達系のダンピング効果で吸収する。トルク脈動
のような低周波成分のものをトルク制御系が制御できる
レベルまで許容し、ヒステリシスが少ないトルクセンサ
を用いてトルクリップルを検出し、制御系でその影響を
抑えるようにしている。このため、直流モータ又はブラ
シレスモータの高出力、小型化を実現でき、コギングト
ルクを犠牲にしなくても、低コストでトルクリップルを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示すブロック図である。
【図2】ブラシ付き直流モータの出力トルク特性の一例
を示す図である。
【図3】ブラシ付き直流モータの出力トルク特性に含ま
れる磁束ムラ(磁気抵抗変動)を示す図である。
【図4】ブラシ付き直流モータの出力トルク特性に含ま
れる整流ズレを示す図である。
【図5】トルクセンサの特性例を示す図である。
【図6】ブラシ付き直流モータの一例を示す縦断面図で
ある。
【図7】コミュテータとブラシとの摺接部位を示す斜視
図である。
【図8】コミュテータとブラシの作用を示す説明図であ
る。
【図9】電圧降下と電流振動との関係を示すグラフであ
る。
【図10】ブラシのカーボン含有率と電圧降下との関係
を示すグラフである。
【図11】ブラシのコミュテータに対する押圧力Fと電
圧降下の関係を示すグラフである。
【図12】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】コギングトルクの一例を示す波形図である。
【図14】トルク脈動の一例を示す波形図である。
【図15】トルク変化の一例を示す波形図である。
【図16】トルク変動の一例を示す波形図である。
【図17】転流の位置ずれを補償する回路の一例を示す
ブロック図である。
【図18】トルク変動を低減する回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図19】トルク変動を低減する回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図20】電動パワーステアリング装置の一例を示すブ
ロック構成図である。
【図21】コントロールユニットの一般的な内部構成を
示すブロック図である。
【図22】モータ駆動回路の一例を示す結線図である。
【符号の説明】
1 操向ハンドル 5 ピニオンラック機構 10 トルクセンサ 12 車速センサ 20、100、200 モータ 30,30A コントロールユニット 120 トルク系制御部 121、200 アシスト量演算部 122 微分制御器 123、206 収れん制御部 124、203 ロバスト安定化補償部 130 モータ制御部 133 補償器 135 外乱推定器 136、213 モータ角速度推定部 137 モータ特性補償部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/04 B62D 6/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトに発生する操舵トル
    クに基いて演算された操舵補助指令値と、モータの電流
    値とから演算した電流制御値に基いてステアリング機構
    に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっ
    ている電動パワーステアリング装置の制御装置におい
    て、操舵時のトルクリップル感を抑制制御し得るよう
    に、前記モータのトルクリップルをトルク変動対平均ト
    ルクの比率の10%以内である制御レベルに抑えるよう
    にすると共に、前記操舵トルクを検出するトルク検出手
    段のヒステリシス幅が0.3N・m以内で応答周波数が
    20Hz以上であり、前記制御装置におけるトルク制御
    の周波数帯域をリップル感として感じない範囲の20H
    z以上としたことを特徴とする電動パワーステアリング
    装置の制御装置。
  2. 【請求項2】前記モータが直流モータである請求項1に
    記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 【請求項3】前記モータがブラシレスモータである請求
    項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
JP23134599A 1998-12-24 1999-08-18 電動パワーステアリング装置の制御装置 Expired - Fee Related JP3298006B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23134599A JP3298006B2 (ja) 1998-12-24 1999-08-18 電動パワーステアリング装置の制御装置
PCT/JP1999/007112 WO2000038969A1 (fr) 1998-12-24 1999-12-17 Module de commande d'un dispositif de servo-direction
US09/622,465 US6407524B1 (en) 1998-12-24 1999-12-17 Control apparatus for an electrical power steering apparatus
DE19982964T DE19982964T1 (de) 1998-12-24 1999-12-17 Regelvorrichtung für eine elektrische Lenkhilfevorrichtung

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36655398 1998-12-24
JP10-366553 1998-12-24
JP23134599A JP3298006B2 (ja) 1998-12-24 1999-08-18 電動パワーステアリング装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000238655A JP2000238655A (ja) 2000-09-05
JP3298006B2 true JP3298006B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=26529817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23134599A Expired - Fee Related JP3298006B2 (ja) 1998-12-24 1999-08-18 電動パワーステアリング装置の制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6407524B1 (ja)
JP (1) JP3298006B2 (ja)
DE (1) DE19982964T1 (ja)
WO (1) WO2000038969A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339346B2 (en) 2002-11-28 2008-03-04 Nsk Ltd. Motor and drive control device therefor
US9061700B2 (en) 2008-04-08 2015-06-23 Mitsubishi Electric Corporation Electric power steering control apparatus

Families Citing this family (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1183579B1 (de) * 1999-05-19 2004-10-06 Robert Bosch Gmbh Regelungssystem mit modellgestützter sicherheitsüberwachung eines elektronisch geregelten stellers im kraftfahrzeug
JP3780823B2 (ja) * 2000-05-25 2006-05-31 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の制御装置
US6542801B2 (en) * 2000-12-26 2003-04-01 Nippon Yusoki Co., Ltd. Power steering system
DE10215570A1 (de) * 2001-04-11 2002-10-17 Mitsuba Corp Motorgetriebene Servolenkvorrichtung
JP4019813B2 (ja) * 2001-07-12 2007-12-12 株式会社豊田中央研究所 物理量推定装置、路面摩擦状態推定装置、操舵角中立点推定装置、及び空気圧低下推定装置
JP3480843B2 (ja) * 2001-09-04 2003-12-22 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング制御装置及び制御方法
JP3705173B2 (ja) * 2001-09-17 2005-10-12 日産自動車株式会社 車両用操舵制御装置
US6832119B2 (en) * 2001-09-20 2004-12-14 Ge Fanuc Automation North America, Inc. Methods and systems for torque ripple compensation
US6651771B2 (en) * 2001-10-20 2003-11-25 Ford Global Technologies, Llc H-infinity control and gain scheduling method for electric power assist steering system
US6942057B2 (en) * 2001-11-21 2005-09-13 Delphi Technologies, Inc. Feel control for active steering
US6943512B2 (en) * 2002-02-04 2005-09-13 Nsk Ltd. Control apparatus for electric power steering system
JP2004015925A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Mitsuba Corp ブラシレスモータ制御方法
JP3717119B2 (ja) * 2002-10-09 2005-11-16 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング用制御装置
JP4019918B2 (ja) * 2002-11-28 2007-12-12 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の統合設計システム
JP4269677B2 (ja) * 2002-12-24 2009-05-27 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP4033070B2 (ja) * 2003-07-30 2008-01-16 株式会社デンソー パワーステアリング装置
WO2005035333A1 (ja) * 2003-10-07 2005-04-21 Jtekt Corporation 電動パワーステアリング装置
DE602005016621D1 (de) * 2004-02-13 2009-10-29 Jtekt Corp Elektrische Servolenkung
JP4304604B2 (ja) * 2004-02-16 2009-07-29 株式会社デンソー 車両の電動パワーステアリング装置
JP4617716B2 (ja) 2004-05-11 2011-01-26 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP4030528B2 (ja) 2004-06-16 2008-01-09 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング制御装置における駆動電流オフセットの調整方法
DE102004051338A1 (de) * 2004-10-21 2006-04-27 Bayerische Motoren Werke Ag Vorrichtung zur Reduzierung von Lenkrad-Drehschwingungen an einem Kraftfahrzeug sowie Betriebsverfahren hierfür
SG130957A1 (en) * 2005-09-15 2007-04-26 St Microelectronics Asia An electrical isolation circuit for preventing current flow from an electrical application to a dc power source
JP5196211B2 (ja) * 2005-09-22 2013-05-15 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
US7586279B2 (en) * 2006-11-09 2009-09-08 Honeywell International Inc. Actuator position switch
EP1982896B1 (en) * 2007-04-20 2010-01-27 Jtekt Corporation Electric power steering apparatus
US20090200099A1 (en) * 2008-02-11 2009-08-13 Ray Tat-Lung Wong Electric power steering control system
JP5739085B2 (ja) * 2008-09-12 2015-06-24 株式会社デンソー 電動パワーステアリング装置
JP2009018808A (ja) * 2008-09-12 2009-01-29 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
US8084982B2 (en) 2008-11-18 2011-12-27 Honeywell International Inc. HVAC actuator with output torque compensation
US8084980B2 (en) 2009-01-30 2011-12-27 Honeywell International Inc. HVAC actuator with internal heating
JP5338544B2 (ja) * 2009-07-28 2013-11-13 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
GB2487731B (en) * 2011-02-01 2018-05-02 Jaguar Land Rover Ltd Hybrid electric vehicle controller and method of controlling a hybrid electric vehicle
JP2013071550A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Jtekt Corp 車両操舵装置の制御装置
JP5902465B2 (ja) * 2011-12-20 2016-04-13 ダイヤモンド電機株式会社 Epsコントローラ,epsアクチュエータ装置,及び,電動ステアリング装置
JP5902464B2 (ja) * 2011-12-20 2016-04-13 ダイヤモンド電機株式会社 Epsコントローラ,epsアクチュエータ装置,及び,電動ステアリング装置
JP5852471B2 (ja) * 2012-02-28 2016-02-03 株式会社豊田中央研究所 車両制御装置、操舵模擬装置、及びプログラム
KR101507729B1 (ko) * 2013-12-10 2015-04-07 현대모비스 주식회사 전동식 조향장치의 히스테리시스 제거 장치 및 방법
US20150207444A1 (en) * 2014-01-21 2015-07-23 GM Global Technology Operations LLC Motor controller with enhanced wobble compensation
DE102014008462A1 (de) 2014-06-06 2015-12-17 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Hallstadt Verfahren zum Betrieb eines bürstenbehafteten Kommutatormotors eines Verstellantriebs und Verstellantrieb
US9604665B2 (en) * 2015-05-21 2017-03-28 GM Global Technology Operations LLC Characterization of stiction condition in a manual steering gear
KR102369931B1 (ko) * 2015-08-24 2022-03-04 주식회사 만도 능동 조향제어장치 및 능동 조향제어방법
JP6575283B2 (ja) * 2015-10-08 2019-09-18 日本精工株式会社 モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置
DE102017101512A1 (de) * 2016-01-28 2017-08-03 Steering Solutions Ip Holding Corporation Verfahren zum Steuern eines Umrichters bei MOSFET- Kurzschlüssen
JP6228341B1 (ja) * 2017-05-26 2017-11-08 株式会社ショーワ 故障検出装置、電動パワーステアリング装置
KR20210036531A (ko) * 2019-09-26 2021-04-05 현대자동차주식회사 전동식 조향 시스템의 제어 장치 및 제어 방법
KR20220064445A (ko) * 2020-11-11 2022-05-19 현대모비스 주식회사 전동식 조향시스템의 제어 장치 및 방법

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172297U (ja) * 1986-04-22 1987-10-31
JPH02193768A (ja) 1989-01-23 1990-07-31 Hitachi Ltd 電動パワーステアリング装置
JPH06344927A (ja) 1993-06-04 1994-12-20 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP3493806B2 (ja) 1995-04-21 2004-02-03 日本精工株式会社 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
US5982067A (en) * 1996-05-20 1999-11-09 General Motors Corporation Brushless DC motor having reduced torque ripple for electric power steering
US5743352A (en) * 1996-09-03 1998-04-28 Ford Global Technologies, Inc. Electrically-actuated power steering system
US5998952A (en) 1997-04-09 1999-12-07 Trw Inc. Method and apparatus for reducing torque ripple in an electric motor using anticasual filtering
JP3809595B2 (ja) 1997-05-09 2006-08-16 カヤバ工業株式会社 電動式パワーステアリングシステム
JP3777473B2 (ja) 1997-05-22 2006-05-24 カヤバ工業株式会社 電動式パワーステアリングシステム
JP3840313B2 (ja) * 1997-06-23 2006-11-01 カヤバ工業株式会社 電動パワーステアリング制御装置
JP3298508B2 (ja) * 1998-06-09 2002-07-02 日本精工株式会社 モータ駆動制御装置
US6122579A (en) * 1999-05-28 2000-09-19 Delphi Technologies, Inc. Electric power steering control with torque ripple and road disturbance damper

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339346B2 (en) 2002-11-28 2008-03-04 Nsk Ltd. Motor and drive control device therefor
US7463006B2 (en) 2002-11-28 2008-12-09 Nsk Ltd. Motor and drive control device therefor
US9061700B2 (en) 2008-04-08 2015-06-23 Mitsubishi Electric Corporation Electric power steering control apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000238655A (ja) 2000-09-05
WO2000038969A1 (fr) 2000-07-06
US6407524B1 (en) 2002-06-18
DE19982964T1 (de) 2001-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3298006B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
US8670904B2 (en) Motor control device and electric steering system
JP3625662B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4660883B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2001334948A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
KR19980071642A (ko) 전동 파워 스티어링 시스템용 제어기
JP3521547B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP4849065B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3740852B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4140321B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3692660B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP4759992B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2009214711A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4797294B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2002225742A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4005390B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2002053050A (ja) 電気式動力舵取装置
JP3637764B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3550827B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP3562040B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP2009248838A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2009166715A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3637714B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3985512B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4040309B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3298006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140419

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees