JP2009166715A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操舵補助制御の安定性を確保しつつ、良好な操舵感を実現することができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】操舵系に操舵補助力を付与する電動モータ12を備え、少なくとも操舵トルクTに基づいて基本操舵補助指令値Irを演算し、位相遅れ補償部22で基本操舵補助指令値Irに対して位相遅れ補償を行って操舵補助指令値Iraを演算し、ロバスト安定化補償部23で位相補償された操舵補助指令値Iraに対してロバスト安定化補償を行って操舵補助指令値Irbを演算する。そして、この操舵補助指令値Irbを各補償値で補償した操舵補助指令値Itに基づいて電動モータ12を駆動制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置に関し、特に良好な操舵感を実現できる電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来の電動パワーステアリング装置として、操舵トルク検出手段の出力をモータ回転速度に応じて位相補償した値を用いて、モータを制御するというものが知られている(例えば、特許文献1)。ここでは、モータ回転速度が速くなるにしたがって、位相進み補償のゲインを小さくすることにより、ゆっくり操舵したときは位相進み補償を効かせてアシストトルク制御の安定性を確保し、速い操舵をしたときは位相進み補償の効果を弱めてハンドルのフラフラ感を低減させている。
特開平8−282519号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置にあっては、アシストトルク制御の安定性を確保するために設けられている位相進み補償を、操舵感の調整のために用いているため、特に、速い操舵では安定性の確保が不十分となり、操舵状態によっては安定性が悪化してしまう。
そこで、本発明は、操舵補助制御の安定性を確保しつつ、良好な操舵感を実現することができる電動パワーステアリング装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、操舵トルクに基づいて操舵補助指令値を演算する操舵補助指令値演算手段と、前記操舵補助指令値に基づいて前記電動モータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを備える電動パワーステアリング装置であって、
前記操舵補助指令値演算手段は、操舵トルクに基づいて演算される基本操舵補助指令値に対して位相遅れ補償を行う位相遅れ補償手段を備えることを特徴としている。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、操舵トルクに基づいて操舵補助指令値を演算する操舵補助指令値演算手段と、前記操舵補助指令値に基づいて前記電動モータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを備える電動パワーステアリング装置であって、
前記操舵補助指令値演算手段は、操舵トルクに基づいて演算される基本操舵補助指令値に対して位相遅れ補償を行う位相遅れ補償手段と、該位相遅れ補償手段で位相補償した操舵補助指令値をロバスト安定化補償する安定化補償手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記位相遅れ補償手段の周波数帯が10Hz以下に設定されていることを特徴としている。
さらに、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1〜3の何れか1項に係る発明において、周波数に対する相補感度関数が10Hz〜30Hzの周波数帯で1に近づくように設定されていることを特徴としている。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、操舵補助指令値演算手段が位相遅れ補償手段を含むので、ハンドル操作による操舵トルクに対する操舵補助を遅らせて、操舵に手応えを与えることができ、その結果、ハンドルのフラフラ感を無くして良好な操舵感を実現することができる。
また、安定性補償手段でアシストトルク制御の安定性を確保し、その上で位相遅れ補償を加えるので、アシストトルク制御の安定性を確保するための手段を用いることなく操舵感を調整可能となり、安定性を確保しつつ良好な操舵感を実現することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一実施形態を示す全体構成図である。
図中、符号1は、ステアリングホイールであり、このステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が入力軸2aと出力軸2bとを有するステアリングシャフト2に伝達される。このステアリングシャフト2は、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端は操舵トルク検出手段としてのトルクセンサ3を介して出力軸2bの一端に連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、ユニバーサルジョイント4を介してロアシャフト5に伝達され、さらに、ユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ8を介してタイロッド9に伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。ここで、ステアリングギヤ8は、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8aとこのピニオン8aに噛合するラック8bとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン8aに伝達された回転運動をラック8bで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、操舵補助力を出力軸2bに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2bに連結した減速ギヤ11と、この減速ギヤ11に連結されて操舵系に対して操舵補助力を発生する電動モータ(ブラシモータ)12とを備えている。
トルクセンサ3は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクT検出する非接触式トルクセンサである。
操舵補助制御装置20には、トルクセンサ3で検出された操舵トルクT及び車速センサ16で検出された車速検出値Vsが入力される。そして、操舵補助制御装置20は、入力されるトルク検出値T及び車速検出値Vsに応じた操舵補助力を操舵系に付与する操舵補助力制御を行う。
図2は、操舵補助制御装置20の構成を示すブロック図である。この図2に示すように、操舵補助制御装置20は、操舵補助指令値演算部41と、指令補償部42と、モータ駆動部43と、を備えている。
操舵補助指令値演算部41は、アシストマップ部21と、位相遅れ補償部22と、ロバスト安定化補償部23と、センタ応答性改善部24とを備えている。
アシストマップ部21には、操舵トルクT及び車速Vsが入力され、ルックアップテーブル等を参照して基本操舵補助指令値Irが出力される。
位相遅れ補償部22は、アシストマップ部21から入力される基本操舵補助指令値Irに対し位相遅れ補償を施し、その結果である操舵補助指令値Iraをロバスト安定化補償部23に出力する。具体的には、(T1s+1)/(T2s+1)のような伝達特性を基本操舵補助指令値Irに作用させるものとする。なお、T1<T2である。
図3は、位相遅れ補償部22の周波数特性を示す図である。この位相遅れ補償部22は、10Hz以下の低周波数帯を位相遅れ特性とするように設定されている。
ロバスト安定化補償部23は、特開平8−290778号公報に示されているような補償部であり、sをラプラス演算子とする特性式G(s)=(s2+a1・s+a2)/(s2+b1・s+b2)を有し、検出トルクに含まれる慣性要素とバネ要素から成る共振系の共振周波数のピーク値を除去し、制御系の安定性と応答性を阻害する共振周波数の位相のずれを補償する。なお、特性式G(s)のa1,a2,b1,b2は共振系の共振周波数により決定されるパラメータである。
このロバスト安定化補償部23は、図4に示す周波数特性を有する。
そして、このロバスト安定化補償部23から出力される操舵補助指令値Irbは、後述する加算器36に出力される。
センタ応答性改善部24は、操舵トルクTが入力されて、センタ応答性改善指令値Ircを加算器36に対して出力する。このセンタ応答性改善部24では、アシスト特性不感帯での安定性確保、静摩擦の補償を行うようになっている。
具体的には、センタ応答性改善部24は、図5に示すように、位相補償部24A、近似微分部24B及びゲイン設定部24Cで構成され、位相補償と近似微分との合成特性は図6に示すようになる。また、ゲイン設定部24Cでは、車速Vs及び操舵トルクTによってゲインを切り換えて設定する。更に、ハンドルが急に戻されるような不安な操舵感を低減し、保舵を安定させるため、操舵トルク大で、かつ操舵トルク変化率大とし、操舵トルク減少方向の場合にゲインを小さくする。
指令補償部42は、角速度演算部31と、角加速度演算部32と、収斂性補償部33と、慣性補償部34と、加算器35と、を備えている。
角速度演算部31は、モータ電流検出部60で検出されたモータ電流Imと、端子電圧検出部70で検出された電動モータ12の端子電圧Vmとに基づいて、例えば、次式をもとにモータ角速度ωを算出する。
ω=(Vm−Im×R)/K ………(1)
ここで、Rはモータ抵抗、Kは逆起電圧定数である
角加速度演算部32は、角速度演算部31で算出したモータ角速度ωを微分することにより、モータ角加速度αを算出し、これを慣性補償部34に出力する。
収斂性補償部33は、角速度演算部31で算出されたモータ角速度ω及び車速Vsに基づいてヨーレートの収斂性を補償する収斂性補償値Icを出力する。
慣性補償部34は、モータ角速度αに基づいて、電動モータ12の慣性により発生するトルク相当分を補償して慣性感又は制御応答性の悪化を防止するための慣性補償値Iiを出力する。
そして、収斂性補償値Icと慣性補償値Iiとが加算器35で加算されて指令補償値Icomが算出され、これが加算器36に出力される。
加算器36では、ロバスト安定化補償部23から出力される操舵補助指令値Irbと、センタ応答性改善部24から出力されるセンタ応答性改善指令値Ircと、指令補償部42から出力される指令補償値Icomとが加算され、その結果である操舵補助指令値Itをモータ駆動部43に出力する。
モータ駆動部43は、電流指令値Itからモータ電流検出部60で検出されたモータ電流Imを減算して電流偏差ΔIを求める減算器61と、電流偏差ΔIに対して比例積分制御を行って電圧指令値Vtを算出するPI電流制御部62と、電圧指令値Vtに基づいてデューティ演算を行ってデューティ比を算出し、そのデューティ比に基づいてパルス幅変調を行ってパルス幅変調信号を出力するパルス幅変調部63と、このパルス幅変調信号に基づいてモータ電流Iを電動モータ12に出力するHブリッジ回路64と、を備えている。
さらに、本実施形態では、周波数に対する相補感度関数を、抑制したい外乱が存在する帯域(10Hz〜30Hz)で1に近づくように設定するものとする。
図7は、望ましい相補感度関数を示す特性図である。この図7に示すように、運転者が感応する周波数に対する相補感度関数T(s)は常時1以下であり、電動パワーステアリング装置の固有値(10Hz〜13Hz)からサスペンションの固有値(13Hz〜17Hz)を経て、更にフラッタ振動領域(15Hz〜25Hz)を経てモータのトルクリップル領域(15Hz〜30Hz)までにおいて、平坦つまり0dB=1に近い直線特性となっており、他の領域においてはゼロに近づくような傾斜特性となっている。
つまり、抑制したい外乱が存在する帯域では相補感度関数T(s)が“1”に近づくように、伝えたい外乱が存在する帯域では相補感度関数T(s)が“0”に近づくように設定する。これは、相補感度関数T(s)の定義から、“1”のときは完全に外乱を抑制し、“0”のときは外乱が全く抑圧されずに伝わることを意味するからである。
そして、本実施形態では、以下のような機械設計が図7に示す相補感度関数をより効果的に実現する。具体的には、特開2000−159128号公報に示されているような転がり式ラックアンドピニオンを使用し、プレッシャパッド部に摩擦ブロックを配設することでラック推力が低い領域での逆入力を低くし、高速走行で重要な微小舵角領域での路面情報を改善したり、モータ減速機構のウォーム軸支持部において、ラバーダンパ(ゴム)を、ブッシュを介してスプライン部に挿入することで、モータの摩擦及び慣性に阻止されることなく路面情報をハンドル軸に伝達したり、操舵トルクを検出するトルクセンサとして非接触式トルクセンサを使用することで、トルクセンサの検出特性のヒステリシス特性を小さく抑えたりする。
なお、図2において、操舵補助指令値演算部41が操舵補助指令値演算手段に対応し、モータ駆動部43がモータ駆動制御手段に対応し、位相遅れ補償部22が位相遅れ補償手段に対応し、ロバスト安定化補償部23が安定化補償手段に対応している。
以上のような構成により、運転者による操舵操作によってトルクセンサ3で検出された操舵トルクT、及び車速センサ16で検出された車速検出値Vsが操舵補助制御装置20に入力され、アシストマップ部21で操舵トルクT及び車速Vsに応じた基本操舵補助指令値Irが算出される。基本操舵補助指令値Irは、操舵トルクに対する操舵補助を遅らせるために位相遅れ補償部22で位相補償され、位相補償された操舵補助指令値Iraがロバスト安定化補償部23に入力される。そして、ロバスト安定化補償部23でロバスト安定化補償された操舵補助指令値Irbが加算器36に入力される。
一方、モータ電流検出部60で検出されたモータ電流Imと、端子電圧検出部70で検出された電動モータ12の端子電圧Vmとが角速度演算部31に入力されてモータ角速度ωが算出され、このモータ角速度ωが角加速度演算部32に入力されてモータ角加速度αが算出される。
そして、収斂性補償部33でモータ角速度ω及び車速Vsに基づいて収斂性補償値Icが算出され、慣性補償部34でモータ角加速度αに基づいて慣性補償値Iiが算出され、これらが加算器35に入力されて指令値補償値Icomが算出され、これが加算器36で操舵補助指令値Irbに加算される。
さらに、センタ応答性改善部24でセンタ応答性改善指令値Ircが算出され、これも加算器36で操舵補助指令値Irbに加算される。
加算器36から出力される操舵補助指令値Itは、モータ駆動部43に入力され、このモータ駆動部43で、モータ電流検出部60で検出されたモータ電流Imと上記操舵補助指令値Itとに基づいた電流フィードバック制御により電動モータ12が駆動制御される。これにより、操舵トルクTに応じた操舵補助トルクが発生され、これが減速ギヤ11を介してステアリングシャフト2の出力軸2bに伝達されるので、運転者の操舵負担を軽減させることができる。
このように、上記実施形態では、少なくとも操舵トルクに基づいて基本操舵補助指令値を演算し、位相遅れ補償部で当該基本操舵補助指令値に対して位相遅れ補償を施すと共に、安定化補償部で位相遅れ補償部から出力される操舵補助指令値をロバスト安定化補償する。したがって、操舵補助指令値演算部に位相遅れ補償を含むので、ハンドル操作による操舵トルクに対する操舵補助を遅らせて、操舵に手応えを与えることができ、その結果、ハンドルのフラフラ感を無くして良好な操舵感を実現することができる。
ところで、従来の電動パワーステアリング装置として、操舵補助指令値演算部に位相進み補償を含み、操舵速度が大きくなるにしたがって当該位相進み補償のゲインを小さくすることで、ゆっくり操舵したときには位相進み補償を効かせて安定性を確保し、速い操舵をしたときには位相進み補償の効果を弱めてハンドルのフラフラ感を低減させるというものがある。
しかしながら、この場合、アシストトルク制御の安定性を確保するために用いる位相進み補償を、操舵感の改善のために用いているため、安定性の確保が不十分となり、操舵状態によっては安定性が悪化してしまう。
これに対して、本実施形態では、操舵補助指令値演算部に安定性確保のためのロバスト安定化補償と操舵感改善のための位相遅れ補償とを含むので、操舵系の安定性の確保と操舵感の向上との両立を実現することができる。
また、前記位相遅れ補償の周波数帯を10Hz以下に設定するので、数Hz程度の低周波数帯を位相遅れ特性とすることができ、速いハンドル操作においても手応え感のある良好な操舵感を実現することができる。
さらに、前記位相遅れ補償の周波数に対する相補感度関数を、10Hz〜30Hzで1に近づけるように設定するので、路面情報に合致した望ましい相補感度関数に適合した制御系を実現することができ、安定かつ快適な操舵感を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、モータ電流Im及びモータ端子電圧Vmに基づいてモータ角速度ωを算出する場合について説明したが、操舵角センサを備えている場合には、操舵角センサの検出値からモータ角速度ωを算出することもできる。
また、上記実施形態においては、電動モータとしてブラシモータシステムを適用する場合について説明したが、ホールセンサタイプのロータ角度センサを備えた矩形波駆動ブラシレスモータを適用することもできる。
さらに、上記実施形態においては、電動モータとして3相ブラシレスモータを適用することもできる。この場合、3相ブラシレスモータは、ロータの回転位置を検出するレゾルバ、エンコーダ等で構成されるロータ位置検出回路を備えるものとし、このロータ位置検出回路で検出したロータ回転角θに基づいてモータ角速度ωを演算すればよい。
本発明の実施形態における車両の概略構成図である。 操舵補助制御装置の一例を示すブロック図である。 位相遅れ補償部の周波数特性である。 ロバスト安定化補償部の周波数特性である。 センタ応答性改善部の構成を示すブロック図である。 センタ応答性改善部における位相補償部及び近似微分部の合成特性を示す図である。 望ましい相補感度関数を示す特性図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、3…トルクセンサ、10…操舵補助機構、11…減速ギヤ、12…電動モータ、16…車速センサ、20…操舵補助制御装置、21…アシストマップ部、22…位相遅れ補償部、23…ロバスト安定化補償部、24…センタ応答性改善部、31…角速度演算部、32…角加速度演算部、33…収斂性補償部、34…慣性補償部、35…加算器、36…加算器、41…操舵補助指令値演算部、42…指令補償部、43…モータ駆動部

Claims (4)

  1. 操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、操舵トルクに基づいて操舵補助指令値を演算する操舵補助指令値演算手段と、前記操舵補助指令値に基づいて前記電動モータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを備える電動パワーステアリング装置であって、
    前記操舵補助指令値演算手段は、操舵トルクに基づいて演算される基本操舵補助指令値に対して位相遅れ補償を行う位相遅れ補償手段を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、操舵トルクに基づいて操舵補助指令値を演算する操舵補助指令値演算手段と、前記操舵補助指令値に基づいて前記電動モータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを備える電動パワーステアリング装置であって、
    前記操舵補助指令値演算手段は、操舵トルクに基づいて演算される基本操舵補助指令値に対して位相遅れ補償を行う位相遅れ補償手段と、該位相遅れ補償手段で位相補償した操舵補助指令値をロバスト安定化補償する安定化補償手段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 前記位相遅れ補償手段の周波数帯が10Hz以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 周波数に対する相補感度関数が10Hz〜30Hzの周波数帯で1に近づくように設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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