JP2008120343A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】舵角センサを使用することなくコストアップを回避すると共に、路面状況に拘わらず確実に中立点までハンドルを戻し、かつ戻り速度が速くなり過ぎないようにした電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】操舵トルク及び車速に基づいて演算された操舵補助指令値とモータの電流とから演算した電流制御値に基づいて、ステアリング機構に操舵補助力を付与する前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、路面反力を検出する路面反力検出手段と、前記モータの角速度を検出する角速度検出手段と、前記路面反力、前記角速度、前記操舵トルク及び前記車速に基づいて戻り角速度制御信号を演算する戻り角速度制御部とを具備し、前記戻り角速度制御信号で前記操舵補助指令値を補正する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両のステアリング系にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特に操舵角の代わりに路面反力(セルフアライニングトルク(SAT)を含む)を用いてモータ角速度目標値を設定して収れん電流を求め、操舵補助指令値を補正して操舵機能を向上した電動パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢(アシスト)する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷をアシストするようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図12に示して説明すると、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力をアシストするモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11からイグニションキー信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルク値Tと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいて、アシストマップ等を用いてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPU(Micro Processor Unit)やMCU(Micro Controller Unit)も含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図13のようになる。
図13を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクT及び車速センサ12で検出された車速Vは、操舵補助指令値Iref1を演算する操舵補助指令値演算部31に入力される。操舵補助指令値演算部31は、入力された操舵トルクT及び車速Vに基づいてアシストマップ等を用いて、モータ20に供給する電流の制御目標値となる操舵補助指令値Iref1を決定する。操舵補助指令値Iref1は特性改善の位相補償部32を経て加算部33に入力され、操舵トルクTを微分補償部35で補償した操舵トルクTAと加算され、操舵補助指令値Iref3として減算部34に入力される。減算部34で、フィードバックされているモータ電流Imとの偏差Iref4(=Iref3−Im)が演算され、その偏差Iref4が操舵動作の特性改善のためのPI制御部36に入力される。PI制御部36で特性改善された電圧指令値VrefがPWM制御部37に入力され、インバータ38を経てモータ20がPWM駆動される。モータ20の電流値Imはモータ電流検出器で検出され、減算部34にフィードバックされる。
上述のような一般的な電動パワーステアリング装置では、減速ギア等の摩擦などでハンドルの戻りが悪く、種々のハンドル戻り制御が開発されている。その中で、路面状況に拘わらず確実に中立点までハンドルを戻し、かつ戻り速度が速くなり過ぎないように制御する手段の一つとして、例えば特開昭62−241768号公報(特許文献1)に開示された動力舵取装置が知られている。特許文献1に記載の装置は、操舵系を直進状態に戻すことができる戻しアシスト機構を有する動力舵取装置であり、戻し速度の目標値を決定する戻し速度目標値決定手段と、戻し速度目標値に基づき制御信号を出力して戻しアシスト機構を駆動制御する制御手段とを設け、操舵角に応じて戻し方向の操舵角速度目標値を設定し、実際の操舵角速度がそれに追従する方向に収れん電流を付与している。しかしながら、特許文献1に記載の装置では、路面反力の状況に応じた戻り方を反映し難い問題がある。
かかる問題を解決するものとして、特許第3788906号公報(特許文献2)に開示された電動パワーステアリング装置の制御装置がある。特許文献2に開示された装置は、操舵角及び車速に基づいてハンドルを中立位置へ戻すための目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、目標操舵角と操舵角の偏差及び車速に基づいて目標操舵角速度を設定する目標操舵角速度設定手段と、目標操舵角速度と操舵角速度の偏差に基づいて目標収斂電流を設定する目標収斂電流設定手段と、路面反力を検出する路面反力検出手段とを備え、目標操舵角速度設定手段が路面反力検出手段が検出した路面反力情報に基づいて目標操舵角速度を補正するものである。
特開昭62−241768号公報 特許第3788906号公報
しかしながら、特許文献2に記載の装置では舵角センサを必要とするため、コストアップになる問題がある。特許文献1に記載の装置も同様である。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、本発明の目的は、舵角センサを使用することなくコストアップを回避すると共に、路面状況に拘わらず確実に中立点までハンドルを戻し、かつ戻り速度が速くなり過ぎないようにした電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、操舵トルク及び車速に基づいて演算された操舵補助指令値とモータの電流とから演算した電流制御値に基づいて、ステアリング機構に操舵補助力を付与する前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、路面反力を検出する路面反力検出手段と、前記モータの角速度を検出する角速度検出手段と、前記路面反力、前記角速度、前記操舵トルク及び前記車速に基づいて戻り角速度制御信号を演算する戻り角速度制御部とを設け、前記戻り角速度制御信号で前記操舵補助指令値を補正することにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記路面反力検出手段が路面反力検出器であることにより、或いは前記路面反力検出手段がSAT推定手段であり、前記SAT推定手段で推定されたSAT推定値を前記路面反力とすることにより、或いは前記角速度検出手段が、前記モータの端子間電圧及びモータ電流に基づいて前記角速度を検出若しくは推定することにより、或いは前記戻り角速度制御部を、前記路面反力に基づいてモータ角速度目標値を設定するモータ角速度目標値設定部と、前記車速に応じて目標値ゲイン調整する第1ゲイン調整部と、前記モータ角速度目標値に前記第1ゲイン調整部の第1ゲインを乗算した値と前記角速度の偏差を求める減算部と、前記操舵トルクに応じてゲイン調整する第3ゲイン調整部とで構成し、前記偏差に前記第3ゲイン調整部の第3ゲインを乗算して前記戻り角速度制御信号とすることにより、或いは前記戻り角速度制御部を、前記路面反力に基づいてモータ角速度目標値を設定するモータ角速度目標値設定部と、前記車速に応じて目標値ゲイン調整する第1ゲイン調整部と、前記車速に応じてゲイン調整する第2ゲイン調整部と、前記モータ角速度目標値に前記第1ゲイン調整部の第1ゲインを乗算した値と前記角速度の偏差を求める減算部と、前記操舵トルクに応じてゲイン調整する第3ゲイン調整部とで構成し、前記偏差に前記第2ゲイン調整部の第2ゲインを乗算し、その乗算値に前記第3ゲイン調整部の第3ゲインを乗算して前記戻り角速度制御信号とすることにより、或いは前記モータ角速度目標値をゲイン調整することにより、より効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、路面反力若しくはSAT推定値を用いてモータ角速度目標値を設定しているので、舵角センサを用いることなく、通常の路面では舵角を用いてモータ角速度目標値を設定した場合とほぼ同じ作用効果が得られる。また、路面の摩擦係数が小さい場合、舵角に対する路面反力若しくはSAT推定値の増加は通常より小さくなるので、モータ角速度目標値も摩擦係数が小さくなるのに対応して小さく設定している。これによって、路面の摩擦が小さいときはハンドル戻り速度を抑え、かつ中立点までハンドルを確実に戻すことができる。逆に路面の摩擦係数が大きいときも、同じ理由で適切な戻り速度を設定することができる。
舵角(操舵角)と路面反力の関係は、図1及び図2に示すように線形な特性となっている。図1は車速をパラメータとした特性であり、図2は摩擦係数をパラメータとした特性である。いずれの場合も、舵角に比例して路面反力が大きくなる特性である。路面反力は、図3に示すように操舵軸に設けた路面反力検出器7によって検出されるが、セルフアライニングトルク(SAT)と同等である。そのため、路面反力の代わりにSAT推定値を用いることも可能であり、SAT推定値の算出は例えば特開2003−200844号公報に示される手法で行うことができる。舵角と路面反力の線形関係は、平坦でない路面や極低速を除けば維持される。従って、舵角の代わりに路面反力若しくはSAT推定値を用いてモータ角速度目標値を設定し、収れん電流を演算することができる。収れん電流は、特に手放しでハンドルを戻したときにハンドルが中立点で収まるように、ハンドルの回転速度にブレーキをかける電流であり、収れん電流がないと、特に高速でハンドルを手放したときにハンドルが左右に振れ、中立点に収まらないことになる。
通常収れん性は、回転運動であれば角速度に比例したブレーキ力を与えることによって向上する。つまり、直線運動の場合には質量とバネだけで振動し続けるが、ダッシュポッドで粘性力(速度に比例した抵抗力)を加えると収れんするのと同様である。従って、パワーステアリング装置の場合、角速度に比例したブレーキ力を与えることになるが、換言すれば角速度ゼロの目標値に対する比例制御を行うことと同じである。本発明は、この目標値をハンドル戻り方向に設定してしまうことによって、ハンドル戻り改善の機能も同時に持たせる。つまり、比例制御の目標値がハンドルを中立点に戻す方向に設定されているので、中立点に戻るまで中立点方向に動くように制御され、かつその制御量は粘性力のように出力される。更に、電動パワーステアリングのコラム軸とモータは減速ギアを介して結合しているので、コラム軸の回転速度とモータ回転速度は比例関係にあり、モータ角速度に対して同様の制御をすることによって、上記目的は達成される。
よって、本発明では、図4に示すように路面反力を用いてモータ角速度目標値を設定し、収れん電流を演算する手段を設ければ、通常の路面では舵角を用いてモータ角速度目標値を設定した場合とほぼ同じ作用効果が得られる。摩擦係数をパラメータとした場合の舵角とモータ角速度目標値の関係は図5に示すような関係となっており、路面の摩擦係数が小さいような場合、舵角に対する路面反力の増加は通常より小さくなり、モータ角速度目標値も摩擦係数が小さくなるのに対応して小さく設定される。
これによって、路面の摩擦が小さいときはハンドル戻り速度を抑え、かつ中立点までハンドルを確実に戻すことができる。逆に路面の摩擦係数が大きいときも、同じ理由で適切な戻り速度を設定することができる。これは、車速の変化に応じて路面反力が変化する場合にも同様のことが言える。ただし、高車速であまりハンドル戻りを速くしたくない場合には、車速感応ゲインなどで調整すれば良い。また、この機能による粘性感が操舵感に悪影響を与える場合などは、トルク感応ゲインでドライバの意志による操舵中、この機能を抑えることも可能である。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図6は本発明の実施の形態を図13に対応させて示しており、戻り角速度制御信号ωrを演算する戻り角速度制御部40を設け、演算された戻り角速度制御信号ωrを加算部33に加算し、操舵補助指令値Iref2を補正している。戻り角速度制御部40には、トルクセンサからの操舵トルクT、路面反力検出部からの路面反力RR、検出若しくは推定された角速度ωが入力されている。また、モータ20には端子間電圧検出部50が接続され、検出された端子間電圧Vmは角速度検出部51に入力される。角速度検出部51は、モータ電流Im及び端子間電圧Vmに基づいて角速度ωを検出して戻り角速度制御部40に入力する。
戻り角速度制御部40は図7に示すように、車速Vを入力して車速感応ゲインG2を出力する車速感応出力ゲイン部41と、車速Vを入力して車速感応目標値ゲインG1を出力する車速感応目標値ゲイン部42と、路面反力RRを所定ゲインG倍するゲイン部43と、ゲイン部43でゲインG倍された路面反力RRaを入力して、例えば図4に示す特性でモータ角速度目標値Mtを出力するモータ角速度目標値設定部44と、モータ角速度目標値Mtに車速感応目標値ゲインG1を乗算する乗算部45と、乗算部45からの乗算結果(=Mt・G1)から角速度ωを減算する減算部46と、減算部46の減算結果(=Mt・G1−ω)に車速感応ゲインG2を乗算する乗算部47と、操舵トルクTを入力してトルク感応ゲインG3を出力するトルク感応出力ゲイン部48と、乗算部47からの乗算結果(=(Mt・G1−ω)G2)にトルク感応ゲインG3を乗算する乗算部49とで構成されている。
車速感応出力ゲイン部41の出力特性は図8に示すようになっており、車速感応目標値ゲイン部42の出力特性は図9に示すようになっており、トルク感応出力ゲイン部48の出力特性は図10に示すようになっている。
このような構成において、その動作例を図11のフローチャートを参照して説明する。
先ず操舵トルクT及び車速Vを入力し(ステップS10)、操舵補助指令値Iref1〜Iref4を演算し、更に電圧指令値Vmを求めて(ステップS11)、図13で説明したと同様な制御でモータ20を駆動する(ステップS12)。モータ20のモータ電流Imは電流検出器(図示せず)で検出されて角速度検出部51に入力され、端子間電圧Vmは端子間電圧検出部50で検出されて角速度検出部51に入力される(ステップS13)。角速度検出部51は入力されたモータ電流Im及び端子間電圧Vmに基づいて角速度ωを検出し(ステップS14)、戻り角速度制御部40に入力する。戻り角速度制御部40は車速Vに基づいて車速感応ゲイン部41はゲインG2を出力し、車速感応ゲイン部42はゲインG1を出力する(ステップS20)。
また、トルク感応出力ゲイン部48は操舵トルクTに応じてゲインG3を出力し(ステップS21)、路面反力RRを入力し(ステップS22)、ゲイン部43及びモータ角速度目標値設定部44によってモータ角速度目標値Mtを設定する(ステップS23)。そして、乗算部45でモータ角速度目標値Mtに車速感応目標値ゲインG1を乗算し、この乗算値(=Mt・G1)から角速度ωを減算し、この減算値に車速感応ゲインG2を乗算し、この乗算値(=(Mt・G1−ω)G2)にトルク感応出力ゲインG3を乗算して戻り角速度制御信号ωrを演算する(ステップS24)。即ち、戻り角速度制御部40は下記(1)式の演算によって戻り角速度制御信号ωrを演算する。

ωr=(Mt・G1−ω)G2・G3 ・・・(1)

なお、ステップS20〜ステップS23の順番は任意に変更可能である。戻り角速度制御部40で演算された戻り角速度制御信号ωrが加算部33に入力され、操舵補助指令値Iref2が路面反力RRに対応して補正される(ステップS25)。この補正された操舵補助指令値Iref3に従ってモータ20は駆動される。
なお、図6及び図7では、路面反力検出器からの路面反力RRを入力して戻り角速度制御信号ωrを求めているが、特開2003−200844号公報に示されるように操舵トルク、電流指令値、モータ角速度及びモータ角加速度から推定したSAT推定値を入力して演算するようにしても良い。
車速をパラメータとした場合の舵角と路面反力の関係の一例を示す特性図である。 摩擦係数をパラメータとした場合の舵角と路面反力の関係の一例を示す特性図である。 路面反力検出器を具備した電動パワーステアリング装置の構成例を示す図である。 路面反力に対するモータ角速度目標値の設定例を示す図である。 摩擦係数をパラメータとした場合の舵角とモータ角速度目標値設定値の関係の一例を示す特性図である。 本発明の実施の形態の一例を示すブロック図である。 戻り角速度制御部の構成例を示すブロック図である。 車速感応ゲイン部の特性例を示す図である。 車速感応目標値ゲイン部の特性例を示す図である。 トルク感応出力ゲイン部の特性例を示す図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 一般的な電動パワーステアリング装置の構成例を示す図である。 コントロールユニットの一例を示すブロック構成図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
7 路面反力検出器
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
14 バッテリ
20 モータ
30 コントロールユニット
31 操舵補助指令値演算部
32 位相補償部
35 微分補償部
36 PI制御部
37 PWM制御部
40 戻り角速度制御部
41 車速感応出力ゲイン部
42 車速感応目標値ゲイン部
43 ゲイン部
44 モータ角速度目標値設定部
48 トルク感応出力ゲイン部
50 端子間電圧検出部
51 角速度検出部

Claims (7)

  1. 操舵トルク及び車速に基づいて演算された操舵補助指令値とモータの電流とから演算した電流制御値に基づいて、ステアリング機構に操舵補助力を付与する前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、路面反力を検出する路面反力検出手段と、前記モータの角速度を検出する角速度検出手段と、前記路面反力、前記角速度、前記操舵トルク及び前記車速に基づいて戻り角速度制御信号を演算する戻り角速度制御部とを具備し、前記戻り角速度制御信号で前記操舵補助指令値を補正することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記路面反力検出手段が路面反力検出器である請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記路面反力検出手段がSAT推定手段であり、前記SAT推定手段で推定されたSAT推定値を前記路面反力とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記角速度検出手段が、前記モータの端子間電圧及びモータ電流に基づいて前記角速度を検出若しくは推定するようになっている請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記戻り角速度制御部が、前記路面反力に基づいてモータ角速度目標値を設定するモータ角速度目標値設定部と、前記車速に応じて目標値ゲイン調整する第1ゲイン調整部と、前記モータ角速度目標値に前記第1ゲイン調整部の第1ゲインを乗算した値と前記角速度の偏差を求める減算部と、前記操舵トルクに応じてゲイン調整する第3ゲイン調整部とで構成され、前記偏差に前記第3ゲイン調整部の第3ゲインを乗算して前記戻り角速度制御信号とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記戻り角速度制御部が、前記路面反力に基づいてモータ角速度目標値を設定するモータ角速度目標値設定部と、前記車速に応じて目標値ゲイン調整する第1ゲイン調整部と、前記車速に応じてゲイン調整する第2ゲイン調整部と、前記モータ角速度目標値に前記第1ゲイン調整部の第1ゲインを乗算した値と前記角速度の偏差を求める減算部と、前記操舵トルクに応じてゲイン調整する第3ゲイン調整部とで構成され、前記偏差に前記第2ゲイン調整部の第2ゲインを乗算し、その乗算値に前記第3ゲイン調整部の第3ゲインを乗算して前記戻り角速度制御信号とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記モータ角速度目標値がゲイン調整される請求項5又は6に記載の電動パワーステアリング装置。
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