JP4984712B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の操舵系にモータの駆動によって操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特に車両のヨーレートの収れん性を確実に確保できるようにした高性能な電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢(アシスト)する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を、減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助力)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図5に示して説明すると、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11からイグニションキー信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルク値Tと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいて、アシストマップ等を用いてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(又はMPUやMCU)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、図6のようになっている。
図6を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出されて入力される操舵トルクT及び車速センサ12からの車速Vは、操舵補助指令値演算部31に入力されて基本操舵補助指令値Iref1が演算される。操舵補助指令値演算部31で演算された基本操舵補助指令値Iref1は操舵系の安定性を高めるための位相補償部32で位相補償され、位相補償された操舵補助指令値Iref2が加算部33に入力される。また、操舵トルクTは応答速度を高めるためのフィードフォワード系の微分補償部35に入力され、微分補償された操舵トルクTAは加算部33に入力される。加算部33は操舵補助指令値Iref2と操舵トルクTdとを加算し、その加算結果である操舵補助指令値Iref3(=Iref2+Td)をフィードバック用の減算部34に入力する。
減算部34では、操舵補助指令値Iref3とフィードバックされているモータ電流iとの偏差Iref4(=Iref3−i)を求める。偏差Iref4はPI制御部36でPI制御され、更にPWM制御部37に入力されてデューティを演算され、インバータ38を介してモータ20をPWM駆動する。モータ20のモータ電流iはモータ電流検出部(図示せず)で検出され、減算部34に入力されてフィードバックされる。
このような電動パワーステアリング装置の制御装置において、急ハンドル操作時に適度な手応えが生じるようにした装置として、転舵時におけるステアリングシャフトの捩りトルクを検出する捩りトルクセンサを設け、この捩りトルクセンサの出力信号に応じてモータの回転方向、回転トルクを制御するようにしたものが知られている(特公昭45−41246号公報、特許文献1)。
しかしながら、かかる制御装置は、出力を大きく設定するとその慣性のため、車両の手放し運転時にハンドルの収束性(収れん性)が悪化するという問題がある。また、一般に、車両が急カーブを急ハンドルで走行するときには、ハンドルに適度な手応えがある方が操舵感覚が良いので、補助操舵力(アシスト)を転舵速度に応じて補正する手段がないために、半径の小さなカーブを急ハンドルで走行するとき、ハンドルが軽すぎて不安感を生じるといった問題がある。
このような問題を解決する制御装置としては、特許第2568817号(特許文献2)に示されるようなハンドル舵角に対してブレーキをかけるようにした制御装置がある。即ち、操舵系の捩りトルクを検出する捩りトルクセンサの出力信号に基づいた指令信号に応じて、操舵系に舵角速度の検出手段と、舵角速度に応じて舵の進む方向及び逆方向の回転トルクを定めた減衰信号を発する舵角位相補償指令部と、減衰信号及び操舵系の捩りトルク信号に基づいた指令信号を加算した信号を指令信号としてモータの回転方向、回転トルクを制御する駆動制御部とを設けている。しかしながら、この制御装置では、操舵角速度に応じて操舵の進む方向と逆方向の回転トルクを発生し、操舵角の動きに対してブレーキをかけているため、車両のヨーが発散することがあり、車両のヨーの動きと操舵角が同期していないため、ドライバにとって不自然な操舵感となっていた。また、操舵角の動きに対して直接ブレーキをかけているため、ハンドルの収れん速度が遅くなり、その間に車両が横に流れてしまい危険であるといった問題があった。
かかる問題を解決するものとして特開2000−95132号公報(特許文献3)に示される制御装置があり、この制御装置では、車両のヨーレートの変化率を検出し、変化率に基づいてヨーレートにダンピングを与えるようにしている。
特公昭45−41246号公報 特許第2568817号 特開2000−95132号公報
しかしながら、上記特許文献3に開示された制御装置にあっては、ヨーレートを制動によって収れんさせる制御のみであり、外乱によりヨーレートが低下したときにはヨーレートを推進する方には機能できない。つまり、低速走行時等でハンドルを手放した際に、ハンドルが戻ると同時にヨーレートが収束していくような場合に、フリクション等の外乱によりハンドルが戻らなくなり、その結果ヨーレートが収束しない状況があるという問題がある。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、本発明の目的は、良好なハンドル戻りを得ると共に、どのような車速状態においてもヨーレートを収束できるようにした高性能な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、ステアリング機構に操舵補助力を付与するモータと、ステアリングシャフトに発生する操舵トルクと車速とに基づいてトルク指令値を演算するトルク指令値演算部と、前記トルク指令値に基づいて前記モータの電流指令値を演算する電流指令値演算部と、前記電流指令値に基づいて前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、車両のヨーレートを検出若しくは推定するヨーレート検出部と、車速から目標車速に変換する車速変換テーブルと、操舵角を目標舵角に変換する舵角変換テーブルと、前記目標速度及び前記目標舵角を乗算して第1収れん性制御値を演算する第1乗算部と、前記第1収れん性制御値から前記ヨーレート検出部で求められた実ヨーレート値を減算し、ゲインテーブルでゲイン調整した収れん性制御値に基づいて前記電流指令値を補正する補正部とを設けことにより達成される。
本発明の上記目的は、前記車速変換テーブルが、前記車速の増加に対応して前記目標車速が徐々に増加する特性であり、前記舵角変換テーブルは、前記舵角が小さい領域では前記舵角に対応して上昇し、中途で徐々に下降して後、所定値以降はほぼ一定の特性となっていることにより、或いは前記操舵トルクをトルク変換テーブルで第1操舵トルクに変換し、前記第1操舵トルクを車速感応テーブルで第2操舵トルクに変換し、前記第2操舵トルクを前記第1収れん性制御値と乗算する第2乗算部を設け、前記第2乗算部の結果を第2収れん性制御値としてゲインテーブルに入力して前記収れん性制御値を演算するようになっていることにより、或いは前記トルク変換テーブルが、前記操舵トルクが小さい領域では前記操舵トルクに対応して上昇し、中途で徐々に下降して後、所定値以降はほぼ一定の特性となっており、前記車速感応テーブルは、前記車速の増加に対応して徐々に増加する特性となっていることにより、或いは前記ヨーレート検出部がモータ回転速度に基づいて前記ヨーレートを推定することにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置の制御装置によれば、操舵トルク及び車速を収れん性制御に用いているので、どのような操舵状態及び車速においてもヨーレートを確実に収束できる。本発明に係る収れん性制御は、目標ヨーレートに対して実際のヨーレートの偏差を0にするような電流指令値、即ちモータのアシストトルク又はブレーキトルクを生成している。このため、低速では、戻り速度を任意の速度で確実に舵角θの中立まで戻すことができ、高速走行での操舵で手放しした場合には、車両の収れん速度を適度に抑えて安全なヨーレートの収束を実現できる
更に、ヨーレートが現在の舵角に適したヨーレートより低下した場合でも、ヨーレートを推進させるように制御することができるため、車両状況に応じた最適な収れん性を得ることができる。
本発明は、車両速度、舵角及び操舵トルクに応じたヨーレート目標値を持ち、検出されるヨーレート信号又は推定されたヨーレート値との差を求め、ヨーレートを確実に収れんさせる制動力又はヨーレートを推進させるアシストトルクを算出する機能を有している。
本発明の収れん性制御部は、舵角(ハンドル角度信号又はモータ角度信号)から車両のヨー運動がヨーレート目標値に近づくようにダンピング機能を制御する。ヨーレート信号が目標値に対して小さいときには、積極的にヨーレートを早く収束させる方向に機能し、ヨーレート信号が目標値に対して大きいときには、ヨーレートを遅く収束させる方向にブレーキとして機能する。ヨー運動の小さい低速では積極的にヨー運動を推進し、ヨー運動の大きい高速では積極的にヨー運動を収束できるように車速感応テーブルでゲイン調整する。また、運転者が積極的にヨー運動を作り出したいモード或いは収束させたいモード(トルク入力がある状態)では、操舵感に対して影響を及ぼす可能性があるため、車速別の感応テーブルを付与する。これにより、どのような操舵状態及び車速においてもヨーレートを確実に収束することができる。
以下に本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る制御装置の構成例を図6に対応させて示しており、操舵トルクTは操舵補助指令値演算部31及び微分補償部35に入力されると共に、収れん性制御部40に入力される。モータ20にはレゾルバ、ホールセンサ等の舵角検出部201が取り付けられており、検出された舵角θは収れん性制御部40及び角速度検出部202に入力され、角速度検出部202で検出された角速度ωは摩擦補償部50及び角加速度検出部203に入力される。角加速度検出部203で検出された角加速度ωaは慣性補償部60に入力される。
収れん性制御部40は車両のヨーの収れん性を改善するためにハンドルが振れ回る動作に対してブレーキをかけるものであり、収れん性制御部40には舵角θ、操舵トルクT、車速V及びヨーレート信号YRが入力されている。摩擦補償部50は操舵系の機構内の摩擦、タイヤと路面との間の摩擦を補償し、慣性補償部60はモータ20の慣性により発生する力相当分をアシストするものであり、慣性感又は制御の応答性の悪化を防止する。摩擦補償部50からの摩擦補償値SF及び慣性補償部60からの慣性補償値SIは加算部210で加算され、加算結果である補償信号CM1(=SI+SF)は加算部211で収れん性制御部40からの収れん性制御値SCと加算され、その加算結果である補償信号CM2(=CM1+SC=SI+SF+SC)は加算部33で電流指令値Iref2及び操舵トルクTAと加算されて補正される。なお、ヨーレート信号YRは、ヨーレート測定部での実測或いはヨーレート推定部で推定から得られる。
図2は収れん性制御部40の構成例を示しており、舵角θは舵角変換テーブル41で目標舵角θ1に変換され、車速Vは車速変換テーブル42で目標車速V1に変換され、目標舵角θ1と目標車速V1は乗算部47Aで乗算され、乗算結果SC1は減算部47Bに加算入力される。ヨーレート信号YRはヨーレート信号処理部45に入力され、周波数領域で信号処理されたヨーレート信号YRaが減算部47Bに減算入力され、その減算結果SC2(=SC1−YRa)が乗算部47Cに入力される。また、操舵トルクTはトルク変換テーブル43に入力されてゲイン変換され、ゲイン変換された操舵トルクT1は車速感応テーブル44で車速Vに対応した操舵トルクT2に変換されて乗算部47Cに入力される。乗算部47Cの乗算結果SC3はゲインテーブル46でゲイン調整され、収れん性制御値SCとして出力される。
収れん性制御部40は、現在の車速・舵角に適したヨーレートになるようにアシスト量を制御している。即ち、目標ヨーレートと実際のヨーレートとの偏差を0にするように収れん性制御値を演算し、電流指令値に加算する。低速では、戻り速度を任意の速度で確実に舵角θの中立まで戻すことができ、高速走行での操舵で手放しした場合には、車両の収れん速度を適度に抑えて安全なヨーレートの収束性を実現する。
舵角変換テーブル41は舵角θに対するヨーレートの目標速度を定義するテーブルで、実際のヨーレート(ヨーレート信号YRa)との偏差にゲインを乗算したものが制御出力になる。目標値に対してヨーレートが大きい場合にはダンピングとして機能し、逆に小さい場合にはヨーレートを速める方向、つまりステアリングを動かし易い方向に機能する。舵角変換テーブル41の特性は図2に示すように、舵角θが小さい領域では舵角θに対応して上昇し、中途で徐々に下降して後、所定値以降はほぼ一定の特性となっている。
また、車速変換テーブル42は目標に対する車速感応テーブルであり、車速Vが上がるに従ってゲインを低く設定することが望ましい。これは、車速が大きくなるほどハンドルの戻りが良くなり、車両のヨーレートの収れん性が良くなるためである。それに対して、ステアリング系の摩擦が大きくハンドルが十分に戻らない車両の場合は、図2示すように車速Vの増加に対応して目標車速ゲインが徐々に増加する特性である。
トルク変換テーブル43は操舵トルクTに応じて出力を制限するテーブルであり、ダンピング制御が目的であるために、操舵トルクTが大きいとき(運転者が積極的に切り込む場合等)は出力を制限し、操舵し易い状況を出現する。そのため、トルク変換テーブル43の特性は図2に示すように、操舵トルクTが小さい領域では操舵トルクTに対応して上昇し、中途で徐々に下降して後、所定値以降はほぼ一定の特性となっている。
更に、車速感応テーブル44は、高速で積極的にダンピングが必要な場合で、ヨーレートの偏差が小さい場合に収れん性制御部40の出力が小さくなるため、ゲインを大きくする必要があるために使用され、その特性は図2に示すように車速Vの増加に対応して徐々に増加する特性となっている。ヨーレート信号処理部45は高周波領域でゲインが一旦大きくなり、それ以上の周波数で減衰する特性となっている。
操舵補助指令値演算部31等に入力される車速Vは車速センサ若しくはCAN(Controller Area Network)より得られ、舵角θはモータに取り付けられた舵角センサ若しくは舵角推定より得られる。また、モータ角速度ωは図1ではモータ角速度検出部202で検出しているが、モータ20の逆起電力より得ても良い。
このような構成において、その動作を図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
先ずトルクセンサより操舵トルクTを入力し(ステップS1)、車速センサより車速Vを入力し(ステップS2)、操舵補助電流指令値演算部31等で電流指令値を演算し(ステップS3)、インバータ38でモータ20を駆動する(ステップS4)。なお、操舵トルクT及び車速Vの入力の順番は任意である。舵角検出部201で検出された舵角θ、角速度検出部202で検出された角速度ω、角加速度検出部203で検出された角加速度ωaを入力し(ステップS5)、慣性補償部60は慣性補償値SIを算出し(ステップS6)、摩擦補償部50は摩擦補償値SFを算出し(ステップS7)する。そして、ヨーレートYRを入力し(ステップS8)、収れん性制御部40は車速V、操舵トルクT、舵角θ及びヨーレートYRに基づいて収れん性制御値SCを算出し(ステップS9)、慣性補償値SI、摩擦補償値SF及び収れん性制御値SCに基づいて補償信号CM2を算出して加算部33で電流指令値Iref2を補正して補償する(ステップS10)。
収れん性制御値SCの算出(ステップS9)は図4に示すように実行される。即ち、先ず舵角θの目標舵角θ1への変換が舵角変換テーブル41で行われ(ステップS91)、車速Vの目標車速V1への変換が車速変換テーブル42で行われ(ステップS92)、目標舵角θ1と目標車速V1との乗算が乗算部47Aで行われる(ステップS93)。舵角θの変換と車速Vの変換の順番は任意である。ヨーレート信号YRはヨーレート信号処理部45で周波数領域で処理され(ステップS94)、信号処理されたヨーレート信号YRaが減算部47Aで乗算結果SC1から減算され(ステップS95)、減算結果SC2が乗算部47Cに入力される。
一方、操舵トルクTはトルク変換テーブル43でトルクT1に変換され(ステップS96)、車速感応テーブル44で車速Vに応じてゲイン調整される(ステップS97)。ゲイン調整された操舵トルクT2は乗算部47CでSC2と乗算され(ステップS98)、乗算結果SC3がゲインテーブル46でゲイン調整され(ステップS99)、収れん性制御値SCとして出力される。
なお、上述の例では補償例として摩擦補償と慣性補償を挙げているが、モータの回転方向に対してロストルク相当のアシストを行うモータロストルク補償、ステアリングの中立付近の制御の応答性を高め、滑らかでスムーズな操舵を行うためのロバスト安定化補償等を追加して行うようにしても良い。また、舵角変換テーブル41、車速変換テーブル42、トルク変換テーブル43、車速感応テーブル44、ヨーレート信号処理部45、ゲインテーブル46はそれぞれ複数の特性テーブルを格納しており、切替えて使用するようにしても良い。
本発明に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。 収れん性制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の全体の動作例を示すフローチャートである。 収れん性制御部の動作例を示すフローチャートである。 電動パワーステアリング装置の一般的な構成例を示す図である。 コントロールユニットの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
10 トルクセンサ
12 車速センサ
14 バッテリ
20 モータ
30 コントロールユニット
31 操舵補助指令値演算部
32 位相補償部
35 微分補償部
36 PI制御部
37 PWM制御部
38 インバータ
40 収れん性制御部
41 舵角変換テーブル
42 車速変換テーブル
43 トルク変換テーブル
44 車速感応テーブル
45 ヨーレート信号処理部
46 ゲインテーブル
50 摩擦補償部
60 慣性補償部
201 舵角検出部
202 角速度検出部
203 角加速度検出部

Claims (5)

  1. ステアリング機構に操舵補助力を付与するモータと、ステアリングシャフトに発生する操舵トルクと車速とに基づいてトルク指令値を演算するトルク指令値演算部と、前記トルク指令値に基づいて前記モータの電流指令値を演算する電流指令値演算部と、前記電流指令値に基づいて前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置において、
    車両のヨーレートを検出若しくは推定するヨーレート検出部と、車速から目標車速に変換する車速変換テーブルと、操舵角を目標舵角に変換する舵角変換テーブルと、前記目標速度及び前記目標舵角を乗算して第1収れん性制御値を演算する第1乗算部と、前記第1収れん性制御値から前記ヨーレート検出部で求められた実ヨーレート値を減算し、ゲインテーブルでゲイン調整した収れん性制御値に基づいて前記電流指令値を補正する補正部とを設けことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記車速変換テーブルは、前記車速の増加に対応して前記目標車速が徐々に増加する特性であり、前記舵角変換テーブルは、前記舵角が小さい領域では前記舵角に対応して上昇し、中途で徐々に下降して後、所定値以降はほぼ一定の特性となっている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記操舵トルクをトルク変換テーブルで第1操舵トルクに変換し、前記第1操舵トルクを車速感応テーブルで第2操舵トルクに変換し、前記第2操舵トルクを前記第1収れん性制御値と乗算する第2乗算部を設け、前記第2乗算部の結果を第2収れん性制御値としてゲインテーブルに入力して前記収れん性制御値を演算するようになっている請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記トルク変換テーブルは、前記操舵トルクが小さい領域では前記操舵トルクに対応して上昇し、中途で徐々に下降して後、所定値以降はほぼ一定の特性となっており、前記車速感応テーブルは、前記車速の増加に対応して徐々に増加する特性となっている請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記ヨーレート検出部がモータ回転速度に基づいて前記ヨーレートを推定する請求項1乃至4のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
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