JP6915480B2 - 車両用制御装置 - Google Patents
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Description
上記の車両用制御装置において、前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とするとき、前記補償量演算部は、操舵状態に応じて操舵時の摩擦によるヒステリシス特性を補償するためのヒステリシス制御量を演算するヒステリシス制御量演算部を含んでいてもよい。この場合、前記ヒステリシス制御量演算部によって前記ヒステリシス制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更されるようにしてもよい。
上記の車両用制御装置において、前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とするとき、前記補償量演算部は、操舵状態に応じてハンドル戻り特性を補償するためのハンドル戻し制御量を演算するハンドル戻し制御量演算部を含んでいてもよい。この場合、前記ハンドル戻し制御量演算部によって前記ハンドル戻し制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更されるようにしてもよい。
上記の車両用制御装置において、前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とするとき、前記補償量演算部は、操舵状態に応じて前記操舵機構が有する粘性を補償するためのダンピング制御量を演算するダンピング制御量演算部を含んでいてもよい。この場合、前記ダンピング制御量演算部によって前記ダンピング制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更されるようにしてもよい。
上記の車両用制御装置において、前記操舵機構は、転舵モータにより発生される転舵力が付与されることにより前記転舵輪を転舵させる転舵シャフトを含み、前記推定軸力は、a.前記転舵モータの電流値に基づき演算される第1の推定軸力、b.車両に作用する横加速度に基づき演算される第2の推定軸力、c.車両が旋回する速度であるヨーレートに基づき演算される第3の推定軸力、d.前記第2の推定軸力および前記第3の推定軸力に対して、それぞれ車両挙動に応じて個別に設定される分配比率を乗算した値が合算されることにより得られる第4の推定軸力、e.前記第1の推定軸力、前記第2の推定軸力および前記第3の推定軸力に対して、それぞれ車両挙動に応じて個別に設定される分配比率を乗算した値が合算されることにより得られる第5の推定軸力、のうちいずれか一であることが好ましい。
上記の車両用制御装置において、前記操舵機構は、ステアリングホイールとの間が機械的に分離される前記回転体としてのピニオンシャフトおよび前記ピニオンシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵させる転舵シャフトを含んでいてもよい。また、車両用制御装置の制御対象として、前記指令値に基づき前記ステアリングホイールに付与される前記駆動力として操舵方向と反対方向のトルクである操舵反力を発生する前記モータとしての反力モータと、前記ピニオンシャフトまたは前記転舵シャフトに付与される前記転舵輪を転舵させるための転舵力を発生する転舵モータと、を含んでいてもよい。
車両用制御装置をステアバイワイヤ方式の操舵装置に適用した第1の実施の形態を説明する。
また、操舵装置10は、クラッチ21を有している。クラッチ21はステアリングシャフト12に設けられている。クラッチ21としては、励磁コイルに対する通電の断続を通じて動力の断続を行う電磁クラッチが採用される。クラッチ21が切断されるとき、ステアリングホイール11と転舵輪16,16との間の動力伝達経路が機械的に切断される。クラッチ21が接続されるとき、ステアリングホイール11と転舵輪16,16との間の動力伝達が機械的に連結される。
また、操舵装置10は、操舵反力を生成するための構成として、反力モータ31、減速機構32、回転角センサ33、およびトルクセンサ34を有している。ちなみに、操舵反力とは、運転者によるステアリングホイール11の操作方向と反対方向へ向けて作用する力(トルク)をいう。操舵反力をステアリングホイール11に付与することにより、運転者に適度な手応え感を与えることが可能である。
また、操舵装置10は、転舵輪16,16を転舵させるための動力である転舵力を生成するための構成として、転舵モータ41、減速機構42、および回転角センサ43を有している。
<制御装置>
また、操舵装置10は、制御装置50を有している。制御装置50は、各種のセンサの検出結果に基づき反力モータ31、転舵モータ41およびクラッチ21を制御する。センサとしては、前述した回転角センサ33、トルクセンサ34および回転角センサ43に加えて、車速センサ501がある。車速センサ501は、車両に設けられて車両の走行速度である車速Vを検出する。
つぎに、制御装置50について詳細に説明する。
図2に示すように、制御装置50は、反力制御を実行する反力制御部50a、および転舵制御を実行する転舵制御部50bを有している。
反力制御部50aは、目標操舵反力演算部51、目標舵角演算部52、舵角演算部53、舵角フィードバック制御部54、加算器55、および通電制御部56を有している。
図2に示すように、転舵制御部50bは、ピニオン角演算部61、舵角比変更制御部62、微分ステアリング制御部63、ピニオン角フィードバック制御部64、および通電制御部65を有している。
つぎに、目標操舵反力演算部51について詳細に説明する。
図3に示すように、目標操舵反力演算部51は、基本制御部81、システム安定化制御部82、ヒステリシス制御部83、ハンドル戻し制御部84、ダンピング制御部85、演算器86および2つの微分器87,88を備えている。
基本制御部81は、操舵トルクThおよび車速Vに基づき基本制御量I1 *を演算する。基本制御量I1 *は、操舵トルクThおよび車速Vに応じた適切な大きさの目標操舵反力を発生させるための基礎成分(電流値)である。
つぎに、目標舵角演算部52について詳細に説明する。
前述したように、目標舵角演算部52は、目標操舵反力T1 *および操舵トルクThの総和である基本駆動トルクから理想モデルに基づいて目標舵角θ*を演算する。この理想モデルは、ステアリングシャフト12に印加されるトルクとしての基本駆動トルクTin *が、次式(1)で表されることを利用したモデルである。
ただし、「J」はステアリングホイール11およびステアリングシャフト12の慣性モーメント、「C」は転舵シャフト14のハウジングに対する摩擦などに対応する粘性係数(摩擦係数)、「K」はステアリングホイール11およびステアリングシャフト12をそれぞればねとみなしたときのばね係数である。
ステアリングモデル71は、ステアリングシャフト12および反力モータ31など、操舵装置10の各構成要素の特性に応じてチューニングされる。ステアリングモデル71は、加算器73、減算器74、慣性モデル75、第1の積分器76、第2の積分器77および粘性モデル78を有している。
減算器74は、加算器73により算出される基本駆動トルクTin *から後述する粘性成分Tvi *およびばね成分Tsp *をそれぞれ減算することにより、最終的な基本駆動トルクTin *を演算する。
第2の積分器77は、第1の積分器76により算出される舵角速度ω*をさらに積分することにより、目標舵角θ*を演算する。目標舵角θ*は、ステアリングモデル71に基づくステアリングホイール11(ステアリングシャフト12)の理想的な回転角である。
図5に示すように、車両モデル72は、仮想ラックエンド軸力演算部90、理想軸力演算部91、推定軸力演算部92、推定軸力演算部93、推定軸力演算部94、および軸力配分演算部95を有している。
つぎに、軸力配分演算部95について詳細に説明する。
図6に示すように、軸力配分演算部95は、第1の演算部95aおよび第2の演算部95bを有している。
ただし、「YR」はヨーレートセンサ503を通じて検出されるヨーレートである。「V」は車速センサ501を通じて検出される車速である。「LA」は横加速度センサ502を通じて検出される横加速度である。
絶対値演算部97は、差分値演算部96により演算される横加速度差分値ΔLAの絶対値│ΔLA│を演算する。分配比演算部98は、横加速度差分値ΔLAの絶対値│ΔLA│に応じて分配比率Daを演算する。分配比率Daは横加速度差分値ΔLAの絶対値│ΔLA│が増大するほど、また車速Vが速くなるほど、より大きな値に設定される。乗算器101は、分配比率Daを、ヨーレートYRに基づく軸力F3に乗算することにより、配分後の軸力Faを演算する。加算器102は、横加速度LAに基づく軸力F2と、乗算器101により演算される軸力Faとを加算することにより、軸力Fbを演算する。
第2の演算部95bは、第1の演算部95aにより演算される推定軸力Fe、および理想軸力演算部91により演算される理想軸力Fiを、車両の走行状態あるいは操舵状態が反映される各種の状態量に基づく所定の配分比率で合算することにより、基本駆動トルクTin *に対するばね成分Tsp *の演算に使用される最終的な軸力Fspを演算する。
減算器107は、目標ピニオン角θp *に基づく理想軸力Fiから、第1の演算部95a(加算器106)により配分演算される推定軸力Feを減算することにより、軸力偏差ΔFを演算する。
ここで、製品仕様などによっては、車両が低摩擦路などを走行している場合において、タイヤのグリップ限界領域における路面情報の伝達性能をより向上させることが求められる。そこで本例では基本制御部81として、つぎの構成を採用している。
つぎに、基本制御部81の作用および効果を説明する。
たとえば車両がウェット路面あるいは積雪路などの低摩擦路を走行しているとき、理想軸力Fiと推定軸力Feとの軸力偏差ΔFが発生しやすい。これは、つぎの理由による。すなわち、理想軸力Fiは目標ピニオン角θp *に基づき演算されるものであるため、理想軸力Fiには路面状態が反映されにくい。これに対して、推定軸力Feは各種の状態量に基づき演算されるものであるため、推定軸力Feには路面状態が反映されやすい。このため、理想軸力Fiはタイヤのグリップ状態にかかわらず目標ピニオン角θp *に応じた値にしかならないのに対し、推定軸力Feは路面グリップの低下に応じて減少する。したがって、路面グリップが低下するほど、理想軸力Fiと推定軸力Feとの差は、より大きくなる。このように、軸力偏差ΔFには、路面状態が反映される。
つぎに、車両用制御装置の第2の実施の形態を説明する。
製品仕様などによっては、車両が低摩擦路などを走行している場合、タイヤのグリップ限界領域における操舵装置10のシステムの安定性を確保することが要求される。そこで本例では目標操舵反力演算部51として、つぎの構成を採用している。
図10に示すように、システム安定化制御部82は、操舵トルクTh、車速V、勾配Rおよび軸力偏差ΔFを取り込む。軸力偏差ΔFは、軸力配分演算部95(図6参照)により演算される理想軸力Fiと推定軸力Feとの差である。システム安定化制御部82は、微分器131、2つのゲイン演算部132,133、および2つの乗算器134,135を有している。
つぎに、車両用制御装置の第3の実施の形態を説明する。
製品仕様などによっては、車両が低摩擦路などを走行している場合、タイヤのグリップ限界領域における操舵装置10の摩擦感を低減させることが要求される。そこで本例では目標操舵反力演算部51として、つぎの構成を採用している。
制御量演算部141は、舵角θs(操舵角)とヒステリシス制御量I3 *との関係を規定するマップを使用してヒステリシス制御量I3 *を演算する。ヒステリシス制御量I3 *は、舵角θsに対してヒステリシス特性を有する。このマップのヒステリシス特性は、操舵装置10の機械伝達系の摩擦によるヒステリシス特性を最適化する観点に基づき設定される。なお、制御量演算部141は車速Vを考慮してヒステリシス制御量I3 *を演算してもよい。
ゲインG7には、軸力偏差ΔFが反映されているため、最終的なヒステリシス制御量I3 *にも軸力偏差ΔFが反映される。
図12に示すように、理想軸力演算部91は、絶対値演算部144、軸力演算部145、符号演算部146、ヒステリシス演算部147、乗算器148および加算器149を有している。
(A1)「θp *>0」である場合、符号Sは「1」となる。
(A3)「θp *<0」である場合、符号Sは「−1」となる。
ヒステリシス演算部147は、先の図11に示されるヒステリシス制御部83と同様の演算機能を有している。すなわち、ヒステリシス演算部147は、舵角θs(操舵角)、車速Vおよび軸力偏差ΔFに基づき、ヒステリシス制御量I3 *(最終)を演算する。
加算器149は、符号Sが乗算された理想軸力Fiと、ヒステリシス演算部147により演算されるヒステリシス制御量I3 *とを加算することにより、最終的な理想軸力Fiを演算する。
つぎに、車両用制御装置の第4の実施の形態を説明する。
製品仕様などによっては、車両が低摩擦路などを走行している場合、タイヤのグリップ限界領域におけるハンドル戻り性能をより向上させることが要求される。そこで本例では目標操舵反力演算部51として、つぎの構成を採用している。
制御量演算部155は、速度偏差Δωsとハンドル戻し制御量I4 *との関係を車速Vに応じて規定するマップを使用してハンドル戻し制御量I4 *を演算する。ハンドル戻し制御量I4 *は、速度偏差Δωsが増大するほど、より大きな値に設定される。
したがって、本実施の形態によれば、軸力偏差ΔFに応じてハンドル戻し制御量I4 *が変更されることにより、路面状態に応じたより適切なハンドル戻し制御量I4 *が得られる。たとえばタイヤの路面グリップの低下に起因して軸力偏差ΔFが増大するほど、より大きな値のハンドル戻し制御量I4 *が演算される。このため、タイヤのグリップ限界領域におけるハンドル戻り性能を向上させることができる。
・ハンドル戻し制御部84として、制御量演算部155、ゲイン演算部156および乗算器159のみを有する構成を採用してもよい。すなわち、図13に示されるハンドル戻し制御部84において、目標速度演算部151、ゲイン演算部152,157,158、乗算器153,160,161、および減算器154は割愛されている。そのうえで、制御量演算部155は、舵角θs(操舵角)とハンドル戻し制御量I4 *との関係を車速Vに応じて規定するマップを使用してハンドル戻し制御量I4 *を演算する。乗算器159は、制御量演算部155により演算されるハンドル戻し制御量I4 *と、ゲイン演算部156により演算されるゲインG9とを乗算することにより、最終的なハンドル戻し制御量I4 *を演算する。
つぎに、車両用制御装置の第5の実施の形態を説明する。
製品仕様などによっては、車両が低摩擦路などを走行している場合、タイヤのグリップ限界領域における操舵装置10の粘性感を低減させることが要求される。そこで本例では目標操舵反力演算部51として、つぎの構成を採用している。
このため、ダンピング制御量I5 *に応じた操舵感(ここでは、粘性感)を運転者に与えることが可能となる。運転者は、操舵感として粘性感が低減したこと、ひいてはタイヤの路面グリップが低下している状況であることを手応えとして感じることができる。
つぎに、車両用制御装置を電動パワーステアリング装置(以下、「EPS」と略記する。)に適用した第6の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を割愛する。
目標ピニオン角演算部203は、先の図4に示される目標舵角演算部52と同様の機能的な構成を有している。先の目標舵角演算部52が目標操舵反力T1 *を取り込むのに対し、本例の目標ピニオン角演算部203は、基本アシスト成分Ta1 *を取り込む。また、先の目標舵角演算部52が転舵モータ41に供給される電流の電流値Ibを取り込むのに対し、本例の目標ピニオン角演算部203は、アシストモータ191に供給される電流の電流値Imを取り込む。目標ピニオン角演算部203が操舵トルクThおよび車速Vを取り込むことについては、先の目標舵角演算部52と同じである。また、先の目標舵角演算部52が目標舵角θ*を演算することに対し、本例の目標ピニオン角演算部203は目標ピニオン角θp *を演算する。取り込む信号の一部、および生成する信号が異なるだけであって、目標ピニオン角演算部203の内部的な演算処理の内容は、先の目標舵角演算部52と同じである。
・本例において、先の第2〜第5の実施の形態における目標操舵反力演算部51の演算機能を基本アシスト成分演算部202に持たせてもよい。このようにしても、第2〜第5の実施の形態に準じた効果を得ることができる。
なお、各実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・第1〜第6の実施の形態では、トルクセンサ34をステアリングシャフト12に設けたが、ピニオンシャフト13に設けてもよい。操舵トルクThが検出できるのであれば、トルクセンサ34の設置箇所は問わない。
・第1〜第5の実施の形態において、制御装置50として、微分ステアリング制御部63を割愛した構成を採用してもよい。この場合、ピニオン角フィードバック制御部64は、舵角比変更制御部62により演算される目標ピニオン角θp *を取り込み、当該取り込まれる目標ピニオン角θp *に実際のピニオン角θpを追従させるべくピニオン角θpのフィードバック制御を実行する。
(B2)推定軸力演算部93により推定演算される軸力F2。この軸力F2は、横加速度LAに基づくものである。
(B4)軸力配分演算部95の乗算器103により演算される軸力Fc。この軸力Fcは、軸力F2,F3が所定の分配比率で合算されたものである。
Claims (9)
- 車両の操舵機構に付与される駆動力の発生源であるモータを操舵状態に応じて演算される指令値に基づき制御する車両用制御装置であって、
少なくとも操舵トルクに応じて前記指令値の第1の成分を演算する第1の演算部と、
転舵輪の転舵動作に連動して回転する回転体の目標回転角を前記操舵トルクおよび前記第1の成分の総和である基本駆動トルクに基づき演算する第2の演算部と、
前記回転体の実際の回転角を前記目標回転角に一致させるフィードバック制御を通じて前記指令値の第2の成分を演算する第3の演算部と、を備え、
前記第2の演算部は、前記目標回転角に基づき理想的な軸力である理想軸力を演算する理想軸力演算部と、
車両挙動または路面状態が反映される状態量に基づき前記転舵輪に作用する軸力を推定軸力として演算する推定軸力演算部と、
前記理想軸力および前記推定軸力に対して、それぞれ車両挙動、路面状態が反映される状態量または操舵状態に応じて個別に設定される分配比率を乗算した値を合算することにより、前記基本駆動トルクに対する反力成分として前記基本駆動トルクに反映させるための最終的な軸力を演算する配分演算部と、
前記理想軸力と前記推定軸力との差である軸力偏差を演算する減算器と、を有し、
前記第1の演算部は、前記軸力偏差に応じて前記指令値の第1の成分を変更する車両用制御装置。 - 請求項1に記載の車両用制御装置において、
前記第1の演算部は、操舵状態に応じて前記指令値の第1の成分の基礎成分である基本制御量を演算する基本制御量演算部と、
操舵状態に応じて前記基礎成分に対する補償量を演算する補償量演算部と、
前記基礎成分と前記補償量とを合算することにより前記指令値の第1の成分を演算する演算器と、を有し、
前記基本制御量演算部によって前記基本制御量が前記軸力偏差に応じて変更されること、または前記補償量演算部によって前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更される車両用制御装置。 - 請求項2に記載の車両用制御装置において、
前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とし、
前記補償量演算部は、操舵状態に応じてシステムを安定化させるための安定化制御量を演算する安定化制御量演算部を含み、
前記安定化制御量演算部によって前記安定化制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更される車両用制御装置。 - 請求項2に記載の車両用制御装置において、
前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とし、
前記補償量演算部は、操舵状態に応じて操舵時の摩擦によるヒステリシス特性を補償するためのヒステリシス制御量を演算するヒステリシス制御量演算部を含み、
前記ヒステリシス制御量演算部によって前記ヒステリシス制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更される車両用制御装置。 - 請求項2に記載の車両用制御装置において、
前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とし、
前記補償量演算部は、操舵状態に応じてハンドル戻り特性を補償するためのハンドル戻し制御量を演算するハンドル戻し制御量演算部を含み、
前記ハンドル戻し制御量演算部によって前記ハンドル戻し制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更される車両用制御装置。 - 請求項2に記載の車両用制御装置において、
前記補償量演算部により前記補償量が前記軸力偏差に応じて変更されることを前提とし、
前記補償量演算部は、操舵状態に応じて前記操舵機構が有する粘性を補償するためのダンピング制御量を演算するダンピング制御量演算部を含み、
前記ダンピング制御量演算部によって前記ダンピング制御量が前記軸力偏差に応じて変更されることにより、前記指令値の第1の成分が変更される車両用制御装置。 - 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の車両用制御装置において、
前記操舵機構は、転舵モータにより発生される転舵力が付与されることにより前記転舵輪を転舵させる転舵シャフトを含み、
前記推定軸力は、
a.前記転舵モータの電流値に基づき演算される第1の推定軸力、
b.車両に作用する横加速度に基づき演算される第2の推定軸力、
c.車両が旋回する速度であるヨーレートに基づき演算される第3の推定軸力、
d.前記第2の推定軸力および前記第3の推定軸力に対して、それぞれ車両挙動に応じて個別に設定される分配比率を乗算した値が合算されることにより得られる第4の推定軸力、
e.前記第1の推定軸力、前記第2の推定軸力および前記第3の推定軸力に対して、それぞれ車両挙動に応じて個別に設定される分配比率を乗算した値が合算されることにより得られる第5の推定軸力、
のうちいずれか一である車両用制御装置。 - 請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の車両用制御装置において、
前記操舵機構は、ステアリングホイールとの間が機械的に分離される前記回転体としてのピニオンシャフトおよび前記ピニオンシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵させる転舵シャフトを含み、
制御対象として、前記指令値に基づき前記ステアリングホイールに付与される前記駆動力として操舵方向と反対方向のトルクである操舵反力を発生する前記モータとしての反力モータと、
前記ピニオンシャフトまたは前記転舵シャフトに付与される前記転舵輪を転舵させるための転舵力を発生する転舵モータと、を含む車両用制御装置。 - 請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の車両用制御装置において、
前記操舵機構は、ステアリングホイールに連動する前記回転体としてのピニオンシャフトおよび前記ピニオンシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵させる転舵シャフトを含み、
前記モータは、前記ステアリングホイールに付与される前記駆動力として操舵方向と同方向のトルクである操舵補助力を発生させるアシストモータである車両用制御装置。
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