JP3297185B2 - 除草剤 - Google Patents

除草剤

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JP3297185B2 JP03179794A JP3179794A JP3297185B2 JP 3297185 B2 JP3297185 B2 JP 3297185B2 JP 03179794 A JP03179794 A JP 03179794A JP 3179794 A JP3179794 A JP 3179794A JP 3297185 B2 JP3297185 B2 JP 3297185B2
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    • C07D261/18Carbon atoms having three bonds to hetero atoms, with at the most one bond to halogen
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/80Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,2
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の 4−ベンゾイル
イソオキサゾール誘導体と、これらの誘導体を含む組成
物と、これらの誘導体の製造方法と、これらの誘導体の
製造における中間体と、除草剤としてのこれらの誘導体
の使用とに係わる。
【0002】
【従来の技術】除草剤 4−ベンゾイルイソオキサゾール
は、欧州特許出願公開第 0418175号明細書に開示されて
いる。
【0003】
【詳細な説明】本発明は、有益な除草剤特性を有する、
下記の式(I)の 4−ベンゾイルイソオキサゾールと、
農業上許容可能なその塩とを提供し、
【0004】
【化7】 前記式中、Rが水素原子か、又は、−CO2 4 基を表
し、R1 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換され
る、6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基か、又は、1個以上のR5 基もしくは1個以上の
ハロゲン原子で任意に置換される、3〜6個の炭素原子
を含むシクロアルキル基を表し、R2 が、ハロゲン原子
か、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個
までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基
か、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個
までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル
基もしくはアルキニル基か、1個以上の−OR5 で置換
される、6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖
のアルキル基か、又は、ニトロ、シアノ、−CO
2 5 、−S(O)P 6 、−O(CH2 m OR5
−COR5 、−NR6162、−N(R8 )SO2 7
−OR5 、−OSO2 7 及び−(CR9 10t −S
(O)q 7 から選択される基を表し、R3 が−S
(O)q 7 を表し、Xが−(CR9 10t −を表
し、nがゼロか、又は、1〜4の整数であり(nが1よ
り大きい場合には、前記R2基は同一であっても異なっ
てもよい)、R4 が、1個以上のハロゲン原子で任意に
置換される、6個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖
アルキル基を表し、R5 が、1個以上のハロゲン原子で
任意に置換される、6個までの炭素原子を含む直鎖もし
くは分枝鎖アルキル基か、又は、1個以上のハロゲン原
子で任意に置換される、3〜6個の炭素原子を含む直鎖
もしくは分枝鎖のアルケニル基もしくはアルキニル基を
表し、互いに同一でも異なってもよいR6 、R61、R62
の各々が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換され
る、6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アル
キル基か、又は、互いに同一でも異なってもよい1〜5
個のR2 基で任意に置換されるフェニルを表し、R
7 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6
個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基
か、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、3〜
6個の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル
基もしくはアルキニル基か、又は、−(CR5152U
−[ハロゲンと、ニトロと、シアノと、1個以上のハロ
ゲン原子で任意に置換される6個までの炭素原子を含む
直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基もしくはアルコキシ基
と、−S(O)p 4 とから選択される、互いに同一で
も異なってもよい1〜5個の基で任意に置換されるフェ
ニル]を表し、R8 が、水素原子か、又は、1個以上の
ハロゲン原子で任意に置換される、10個までの炭素原子
を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基、アルケニル基
もしくはアルキニル基を表し、互いに同一でも異なって
もよいR9 とR10の各々が、水素原子か、1個以上のハ
ロゲン原子で任意に置換される、6個までの炭素原子を
含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又は、互いに同
一でも異なってもよい1〜5個のR2 基で任意に置換さ
れるフェニルを表し、互いに同一でも異なってもよいR
51とR52の各々が、水素原子か、又は、1個以上のハロ
ゲン原子で任意に置換される、6個までの炭素原子を含
む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、pが0、1又
は2を表し、qが0、1又は2を表し、mが1、2又は
3を表し、tが1〜4の整数を表し(tが1より大きい
場合に、−CR9 10基が同一でも異なっていてもよ
い)、uが0又は1を表す。
【0005】場合によっては、R〜R10、R51、R52
61及びR62が、光学異性及び/又は立体異性を生じさ
せてもよい。こうした形態は全て本発明に含まれる。
【0006】「農業上許容可能な塩(agriculturally ac
ceptable salt)」なる用語は、農業用又は園芸用に使用
するための塩の形成にそのカチオン又はアニオンを使用
することが当業において公知であり且つ受け入れられて
いる塩を意味する。こうした塩が水溶性であることが好
ましい。アミノ基を含む式Iの化合物によって形成され
る適切な酸付加塩は、無機酸との塩(例えば塩酸塩、硫
酸塩、リン酸塩、硝酸塩)と、有機酸(例えば酢酸)と
の塩とを含む。
【0007】上記定義では、R2 が、架橋基を介して結
合された2個以上のフェニル環を有する置換基を含まな
いということが理解されるだろう。
【0008】本発明の化合物は、例えばAmaranthus ret
roflexus、Echinochloa crus-galli、Setaria viridis
、Setaria faberii 及びAvena fatua といった重要な
雑草の抑制活性のような、その活性の幾つかの側面にお
いて、公知の化合物を上回る利点を有する。
【0009】好ましい種類の式(I)の化合物は、その
式(I)中、R2 が、ハロゲン原子か、1個以上のハロ
ゲン原子で任意に置換される、6個までの炭素原子を含
む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又は、1個以上の
−CR5 基で置換される、6個までの炭素原子を含む直
鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又、ニトロ、シアノ、
−CO2 5 、−S(O)P 6 、−O(CH2 m
5 、−COR5 、−NR6162、−N(R8 )SO2
7 、−OR5 及び−OSO2 7 から選択される基を
表し、R5 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換さ
れる、6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基を表し、R7 が、1個以上のハロゲン原子で任
意に置換される、6個までの炭素原子を含む直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基を表す化合物である。
【0010】更に好ましい種類の式(I)の化合物は、
その式(I)中、R1 が、1〜3個の炭素原子を含む直
鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又は、シクロプロピル
基又は 1−メチルシクロプロピル基を表し、R2 が、ハ
ロゲン原子か、1個以上のハロゲン原子で任意に置換さ
れる、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキル基か、1個以上の−OR5 で置換される、4個ま
での炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基
か、又は、ニトロ、シアノ、−CO2 5 、−S(O)
P 6 、−O(CH2 m OR5 、−NR6162、−N
(R8 )SO2 7 、−OR5 及び−OSO2 7 から
選択される基を表し、R4 が、1個以上のハロゲン原子
で任意に置換される、6個までの炭素原子を含む直鎖も
しくは分枝鎖アルキル基を表し、互いに同一でも異なっ
てもよいR5 とR6 の各々が、1個以上のハロゲン原子
で任意に置換される、4個までの炭素原子を含む直鎖も
しくは分枝鎖アルキル基を表し、互いに同一でも異なっ
てもよいR61とR62の各々が、6個までの炭素原子を含
む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、R7 が、1個
以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個までの炭
素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、R
8 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4
個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖のアルキル基、
アルケニル基又はアルキニル基を表し、互いに同一でも
異なってもよいR9 とR10の各々が、水素原子か、1個
以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個までの炭
素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、n
が0、1又は2を表し、tが1を表す化合物である。
【0011】更に好ましい種類の式(I)の化合物は、
その式(I)中、R2 が、ハロゲン原子か、1個以上の
ハロゲン原子で任意に置換される、4個までの炭素原子
を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、1個以上の−
OR5 で置換される、4個までの炭素原子を含む直鎖も
しくは分枝鎖のアルキル基か、又は、ニトロ、−CO2
5 、−S(O)P 6 、−O(CH2 m OR5 、−
NR6162、−N(R8 )SO2 7 及び−OR5 から
選択される基を表し、R4 が、4個までの炭素原子を含
む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、互いに同一で
も異なってもよいR6 、R61、R62の各々が、4個まで
の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表
し、R7 が、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分
枝鎖アルキル基を表し、R8 が、1個以上のハロゲン原
子で任意に置換される、4個までの炭素原子を含む直鎖
又は分枝鎖のアルキル基を表し、互いに同一でも異なっ
てもよいR9 とR10の各々が、水素原子か、1個以上の
ハロゲン原子で任意に置換される、4個までの炭素原子
を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表す化合物であ
る。
【0012】更に好ましい種類の式(I)の化合物は、
その式中、R1 がメチル、イソプロピル又はシクロプロ
ピルであり、R2 が、ハロゲン原子か、1個以上のハロ
ゲン原子で任意に置換される、4個までの炭素原子を含
む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、1個以上の−OR
5 基で置換される、4個までの炭素原子を含む直鎖もし
くは分枝鎖のアルキル基か、又は、−CO2 5 、−S
(O)P 6 、−NR6162及び−OR5 から選択され
る基を表し、R4 が、4個までの炭素原子を含む直鎖も
しくは分枝鎖アルキル基を表し、互いに同一でも異なっ
てもよいR5 、R6 、R61、R62の各々が、1個以上の
ハロゲン原子で任意に置換される、4個までの炭素原子
を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、R7 が、
4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル
基を表し、互いに同一でも異なってもよいR9 とR10
各々が、水素原子か、1個以上のハロゲン原子で任意に
置換される、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分
枝鎖アルキル基を表し、tが1表す化合物である。
【0013】更に好ましい実施態様では、nがゼロより
大きい場合、式(I)の化合物のベンゾイル環は、2,4
−二置換又は2,3,4 −三置換される。nがゼロより大き
く且つ式(I)の化合物のベンゾイル環が2,3 −二置換
されている、式(I)の化合物も好ましい。
【0014】更に好ましい種類の式(I)の化合物は、
その式(I)中、Rが水素、又は、−CO2 Etを表
し、R1 がシクロプロピルを表し、R2 がハロゲン原
子、又は、−CF3 と−S(O)P Meと−OMeから
選択される基を表し、Xが−CHR9 −を表し、R3
−S(O)q 7 を表し、nが0、1又は2を表し、R
7 が、1〜3個のフッ素原子で任意に置換される、4個
までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基も
しくはアルケニル基か、又は、フェニルを表し、R9
水素又はメチルを表し、互いに同一でも異なっていても
よいpとqの各々が、0、1又は2を表す化合物であ
る。
【0015】特に重要な式(I)の化合物は次のものを
含む。
【0016】1. 4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスル
フェニルメチル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイ
ソオキサゾール、 2. 4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 3. 4 −[4−クロロ−2 −メチルスルフェニル−3 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール、 4. 4 −[4−クロロ−3 −(メチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 5. 4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 6. 4 −[4−ブロモ−2 −(エチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 7. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフェニ
ルメチル−4 −(トリフルオロメチル)ベンゾイル] イ
ソオキサゾール、 8. 5 −シクロプロピル−4 −[2−(メチルスルフェ
ニルメチル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 9. 5 −シクロプロピル−4 −[4−メチルスルフェニ
ル−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イ
ソオキサゾール、 10. 4 −[4−ブロモ−2 −(n−プロピルスルフェニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール、 11. 4 −[4−ブロモ−2 −(イソプロピルスルフェニ
ルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキ
サゾール、 12. 4 −[2−(エチルスルフェニルメチル)ベンゾイ
ル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 13. 5 −シクロプロピル−4 −[4−フルオロ−2 −
(メチルスルフェニルメチル)−ベンゾイル] イソオキ
サゾール、 14. 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2 −プロペニル)スル
フェニルメチル] −ベンゾイル}−5 −シクロプロピル
イソオキサゾール、 15. 5 −シクロプロピル−4 −[3−フルオロ−4 −メ
トキシ−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイ
ル] イソオキサゾール、 16. 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2,2,2 −トリフルオロ
エチル)スルフェニルメチル] −ベンゾイル}−5 −シ
クロプロピルイソオキサゾール、 17. 4 −[4−ブロモ−2 −(t−ブチルスルフェニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール、 18. 4 −[4−ブロモ−2 −(フェニルスルフェニルメ
チル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾ
ール、 19. 4 −[2−クロロ−4 −(メチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 20. 5 −シクロプロピル−4 −[2−フルオロ−4 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 21. 4 −[2−ブロモ−4 −(メチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 22. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メトキシ−4 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 23. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフェニ
ル−4 −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イ
ソオキサゾール、 24. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 25. 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルフェニル−2 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール、 26. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(1−メチルスルフェニル)エチル] ベンゾイルイソオキ
サゾール、 27. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(エチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 28. 4 −[3−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 29. 4 −[4−クロロ−3 −フルオロ−2 −(メチルス
ルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
イソオキサゾール、 30. 4 −[3−ブロモ−4 −クロロ−2 −(メチルスル
フェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイ
ソオキサゾール、 31. 4 −[4−クロロ−2 −メトキシ−3 −(メチルス
ルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
イソオキサゾール、 32. 5 −シクロプロピル−4 −[2,4−ジクロロ−3 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 33. 4 −[2−クロロ−4 −メチルスルフェニル−3 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール、 34. 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルフェニル−2 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール、 35. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 36. 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルフェニル−2 −
(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール、 37. 4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルフィニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 38. 5 −シクロプロピル−4 −{3,4 −ジクロロ−2
−[1−(メチルスルフィニル)エチル] ベンゾイル}イ
ソオキサゾール、 39. 4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルフィニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 40. 4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 41. 4 −[4−ブロモ−2 −(エチルスルフィニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 42. 4 −[4−ブロモ−2 −(エチルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 43. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフィニ
ルメチル−4 −(トリフルオロメチル)ベンゾイル] イ
ソオキサゾール、 44. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルホニル
メチル−4 −(トリフルオロメチル)ベンゾイル] イソ
オキサゾール、 45. 5 −シクロプロピル−4 −[4−メチルスルフェニ
ル−2 −(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イ
ソオキサゾール、 46. 5 −シクロプロピル−4 −[4−メチルスルホニル
−2 −(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオ
キサゾール、 47. 5 −シクロプロピル−4 −[2−(メチルスルフィ
ニルメチル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 48. 5 −シクロプロピル−4 −[2−(メチルスルホニ
ルメチル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 49. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(エチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾ
ール、 50. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(エチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 51. 4 −[4−ブロモ−2 −(n−プロピルスルフィニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール、 52. 4 −[4−ブロモ−2 −(n−プロピルスルホニルメ
チル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾ
ール、 53. 4 −[ ブロモ−2 −(イソプロピルスルフィニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール、 54. 4 −[4−ブロモ−2 −(イソプロピルスルホニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール、 55. エチル 4−[4−ブロモ−2 −(メチルスルフィニ
ルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキ
サゾール−3 −カルボキシレート、 56. エチル 4−[4−ブロモ−2 −(メチルスルホニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール−3 −カルボキシレート、 57. 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルフィニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 58. 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 59. エチル 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルホニル
メチル)ベンゾイル]−5 −シクロプロピルイソオキサ
ゾール−3 −カルボキシレート、 60. エチル 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルフィニ
ルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキ
サゾール−3 −カルボキシレート、 61. 4 −[3−ブロモ−4 −クロロ−2 −(メチルスル
フィニルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
イソオキサゾール、 62. 4 −[3−ブロモ−4 −クロロ−2 −(メチルスル
ホニルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイ
ソオキサゾール、 63. 4 −[4−クロロ−3 −フルオロ−2 −(メチルス
ルフィニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
イソオキサゾール、 64. 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2,2,2 −トリフルオロ
エチル)スルホニルメチル] −ベンゾイル}−5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール、 65. 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2 −プロペニル)スル
ホニルメチル] ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイソ
オキサゾール、 66. 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2 −プロペニル)スル
フィニルメチル] ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイ
ソオキサゾール、 67. 4 −{4 −ブロモ−2 −[(1 −プロペニル)スル
フィニルメチル] ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイ
ソオキサゾール、 68. 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルフェニル−2 −
(メチルスルフィニルメチル)−ベンゾイル] −5 −シ
クロプロピルイソオキサゾール、 69. 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルホニル−2 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロ
プロピルイソオキサゾール、 70. 4 −[4−ブロモ−2 −(t−ブチルスルホニルメ
チル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾ
ール、 71. 4 −[4−ブロモ−2 −(フェニルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 72. 5 −シクロプロピル−4 −[2−(エチルスルフィ
ニルメチル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 73. 5 −シクロプロピル−4 −[2−(エチルスルホニ
ルメチル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 74. 5 −シクロプロピル−4 −[3−フルオロ−4 −メ
トキシ−2 −(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル]
イソオキサゾール、 75. 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルフィニルメチル
−2 −(メトキシ)ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
イソオキサゾール、 76. 5 −シクロプロピル−4 −[2,4−ジクロロ−3 −
(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキサ
ゾール、 77. 4 −[2−クロロ−4 −(メチルスルフィニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 78. 4 −[2−クロロ−4 −(メチルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 79. 5 −シクロプロピル−4 −[2−フルオロ−4 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾ
ール、 80. 4 −[2−ブロモ−4 −(メチルスルフィニルメチ
ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 81. 4 −[2−ブロモ−4 −(メチルスルホニルメチ
ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
ル、 82. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メトキシ−4 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾ
ール、 83. 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフェニ
ル−4 −(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イ
ソオキサゾール、 84. 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルホニル−2 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロ
プロピルイソオキサゾール、 85. 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾ
ール、 86. 4 −[4−クロロ−2 −メトキシ−3 −(メチルス
ルホニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイ
ソオキサゾール、 87. 5 −シクロプロピル−4 −[2,4−ジクロロ−3 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾ
ール、 88. エチル 4−[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニ
ルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキ
サゾール−3 −カルボキシレート、 89. エチル 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルフェニ
ルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキ
サゾール−3 −カルボキシレート、 90. 4 −[4−クロロ−3 −エチルスルフェニルメチル
−2 −(メチルスルフェニル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール。
【0017】下記における参照と識別のために、1〜90
の番号をこれらの化合物に付与している。
【0018】式(I)の化合物を、例えばこの後で説明
する方法のような公知の方法(即ち、上記文献において
使用又は説明された方法)の応用又は使用によって製造
することが可能である。
【0019】式中で示される記号を特に定義していない
下記の実施例では、そうした記号は、本明細書における
各記号の最初の定義による「上記定義の通り」であると
いうことを理解されたい。
【0020】下記のプロセスでは操作順序が異なった順
番で行われる場合があるということと、求める化合物を
得るために適切な保護基を必要とする場合があるという
ことを理解されたい。
【0021】本発明の態様によって、その式中のR基が
水素を表す式(I)の化合物を、ヒドロキシルアミン又
はヒドロキシルアミン塩と、次式(II)の化合物との反
応によって製造することが可能であり、
【0022】
【化8】 前記式(II)中、Lは脱離基であり、R1 、R2
3 、n及びXが上記定義の通りである。塩酸ヒドロキ
シルアミンが一般的に好ましい。一般的にLは、例えば
エトキシのようなアルコキシか、又は、例えばジメチア
ミノのようなN,N−ジアルキルアミノである。この反
応は、一般的に、0 〜100 ℃の温度において、任意にト
リエチルアミン又は酢酸ナトリウムのような塩基又は酸
受容体の存在下で、エタノールもしくはアセトニトリル
のような有機溶媒中か、又は、水混和性有機溶媒と水と
の混合物(「有機溶媒:水」の比率は1:99〜99:1である
ことが好ましい)中で行われる。
【0023】本発明の更に別の態様によって、その式中
のR基が水素を表す式(I)の化合物を、適切な有機金
属試薬(例えばグリニャール試薬又は有機リチウム試
薬)と、次式(III )の化合物との反応によって製造す
ることが可能であり、
【0024】
【化9】 前記式(III )、R1 が上記定義の通りであり、Yが、
カルボキシル基もしくはその反応性誘導体(例えばカル
ボン酸塩化物もしくはカルボキシルエステル)又はシア
ノ基を表す。この反応は、一般的に、エーテル又はテト
ラヒドロフランのような不活性溶媒中で、0 ℃から混合
物還流温度の温度範囲内で行われる。
【0025】本発明の更に別の態様によって、その式中
のRが−CO2 4 基を表し、qが0又は2を表し、且
つR2 が、pが0又は2である場合にR2 に関して上記
で定義された通りのR21基を表す式(I)の化合物を、
4 が上記定義の通りであり且つZがハロゲン原子であ
る式R4 2 CC(Z)=NOHの化合物と、次式(I
V)の化合物とを反応させることによって製造すること
が可能であり、
【0026】
【化10】 前記式(IV)、R1 、R21、R3 、X及びnが上記定義
の通りであり、qは0又は2でり、且つPがN,N−ジ
アルキルアミノのような脱離基である。一般的に、Zは
塩素又は臭素である。この反応は、トリエチルアミンの
ような塩基の存在下か、又は、4 オングストローム「モ
レキュラーシーブ」もしくはフッ化物イオンのような触
媒の存在下で、トルエン又はジクロロメタンのような不
活性溶媒中で行われる。
【0027】本発明の更に別の態様によって、Rが−C
2 4 基を表し、qが0又は2を表し、且つR2 が、
上記で定義された通りのR21基を表す式(I)の化合物
を、ZとR4 が上記定義の通りである式R4 2 CC
(Z)=NOHの化合物と、次式(V)の化合物とを反
応させることによって製造することが可能であり、
【0028】
【化11】 前記式(V)中、R1 、R21、R3 、X及びnが上記定
義の通りであり、qが0又は2を表す。この反応は、一
般的に、任意に塩基(例えばトリエチルアミン)又は触
媒(4オングストローム「モレキュラーシーブ」もしく
はフッ化物イオン)の存在下で、トルエン又はジクロロ
メタンのような不活性溶媒中で行われる。この反応は室
温と混合物還流温度の間の温度範囲内で行うことが可能
である。
【0029】更に、本発明の態様によって、Rが−CO
2 4 基を表し、qが0又は2を表し、且つR2 が上記
で定義された通りのR21基を表す式(I)の化合物を、
4 とZが上記定義の通りである式R4 2 CC(Z)
=NOHの化合物と、次式(VI)の化合物とを反応させ
ることによって製造することが可能であり、
【0030】
【化12】 前記式(VI)中、R1 、R21、R3 、X及びnが上記定
義の通りであり、qが0又は2である。好ましい塩とし
ては、ナトリウム塩又はマグネシウム塩が挙げられる。
この反応は、室温と混合物還流温度の間の温度範囲内
で、ジクロロメタン又はアセトニトリルのような不活性
溶媒中で行うことが可能である。
【0031】式(I)の化合物の製造における中間体
を、公知の方法の応用又は使用によって製造することが
可能である。
【0032】その式中でLがアルコキシ又はN,N−ジ
アルキルアミノを表す式(II)の化合物を、式(VI)の
化合物と、オルトギ酸トリエチルのようなオルトギ酸ト
リアルキル、又は、N,N−ジメチルホルムアミドジメ
チルアセタールのようなN,N−ジメチルホルムアミド
ジアルキルアセタールとを反応させることによって製造
することが可能である。
【0033】オルトギ酸トリエチルとの反応は、混合物
還流温度で無水酢酸の存在下で行うことが可能であり、
ジメチルホルムアミドジアルキルアセタールとの反応
は、室温から混合物還流温度の温度範囲内で、任意に不
活性溶媒の存在下で、行われる。
【0034】式(IV)の化合物を、次式(VII )の化合
物と次式(VIII)の塩化ベンゾイルとを反応させること
によって製造することが可能であり、
【0035】
【化13】 前記式(VII )及び(VIII)中、−XR3 基がカルボキ
シル基に対してオルト位にない場合にR1 、R21
3 、X、n及びPが上記定義の通りであり、且つqが
0又は2を表す。この反応は、−20℃から室温までの温
度範囲内において、不活性溶媒(例えばトルエン又はジ
クロロメタン)中で、有機塩基(例えばトリエチルアミ
ン)の存在下で行われることが一般的である。
【0036】式(V)の化合物を、R1 が上記定義の通
りである次式(IX)のアセチレンの金属化により得られ
た金属塩と、
【0037】
【化14】 式(VIII)の塩化ベンゾイルとの反応によって、製造す
ることが可能である。この金属化は、一般的に、−78℃
〜0 ℃の温度において不活性溶媒(例えばエーテル又は
テトラヒドロフラン)中でn−ブチルリチウムを使用し
て行われる。この金属化の後の塩化ベンゾイルとの反応
は、−78℃〜室温の温度において上記と同一の不活性溶
媒中で行われる。
【0038】式(VI)の化合物は、R1 が上記定義の通
りである次式(X)の化合物の金属塩を式(VIII)の酸
塩化物と反応させ、
【0039】
【化15】 その結果として、R1 、R21、R3 、X及びnが上記定
義の通りであり且つqが0又は2を表す次式(XI)の化
合物を生じさせ、
【0040】
【化16】 、更に、式(VI)の化合物を得るために上記式(XI)の
化合物を脱炭酸することによって、製造することが可能
である。式(X)の化合物の金属塩を生成するための反
応は、一般的に、低級アルコール、好ましくはメタノー
ルのような溶媒中で行われる。上記金属がマグネシウム
であることが好ましい。この後で、式(X)の化合物の
金属塩を、トルエン又はアセトニトリルのような不活性
溶媒中で式(VIII)の酸塩化物と反応させる。上記脱炭
酸は、一般的に、不活性溶媒(例えばトルエン)中で、
触媒(例えばパラトルエンスルホン酸)の存在下で、式
(XI)の化合物を還流させることによって行われる。
【0041】式(VI)の化合物を、R21、R3 、X及び
nが上記定義の通りであり、qが0又は2を表し且つR
11が低級アルキル基を表す次式(XII )の安息香酸エス
テルを、
【0042】
【化17】 1 が上記定義の通りである次式(XIII)の化合物と
【0043】
【化18】 反応させることによって製造することも可能である。こ
の反応は、一般的に、0℃〜還流温度の温度において、
塩基、好ましくはアルカリ金属塩基(例えば水素化ナト
リウム)の存在下で、溶媒(例えばジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、又は、N,N−ジメチルホルムア
ミド)中で行われる。
【0044】−XR3 基がカルボキシル基に対してオル
ト位にない式(VIII)の酸塩化物は、R21、R3 、X及
びnが上記定義の通りであり、qが0又は2を表し且つ
−XR3 基がカルボキシル基に対してオルト位にない次
式(XIV )の安息香酸を、
【0045】
【化19】 混合物還流温度で塩素化剤(例えば塩化チオニル)と反
応させることによって、製造することが可能である。式
(XIV )の安息香酸の幾つかは新規のものであり、本発
明の更に別の態様を与える。特に、式中の−XR3 基が
その安息香酸の2位置にあり、この−XR3 基が−CH
2 S(O)q 7 であり、(R21n が 3,4−ジハロゲ
ン、3 −ハロゲン、3 −SMe−4 −ハロゲン、3 −S
Me,4−ブロモ、4 −フルオロ、4 −CF3 及び4 −O
CF3 から選択され、qが0、1又は2を表し、且つ、
7 が3個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖の
アルキル又はハロアルキルを表す、式(XIV )の化合物
が好ましい。式中の−XR3基がその安息香酸の3位に
あり、この−XR3 基が−CH2 S(O)q 7 であ
り、(R21n が 4−ハロゲン−2 −(−SMe,−O
Me又はハロゲン)であり、qが0、1又は2を表し、
且つ、R7 が3個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分
枝鎖のアルキル又はハロアルキルを表す、式(XIV )の
化合物も好ましい。
【0046】式中の−XR3 基が−CH2 SR7 を表し
且つR21基の1つが−XR3 基に対してオルト位にある
未置換アミノ基である式(XII )の化合物は、式中の−
XR3 基が水素原子で置き換えられている上記式(XII
)の対応する化合物を、−78℃〜50℃の温度におい
て、ジクロロメタンのような不活性溶媒中で、塩素化剤
(好ましくはN−クロロスクシンイミド又は次亜塩素酸
t−ブチル)と反応させ、その後で、式MeS−R7
硫化物と、塩基(好ましくはトリエチルアミン又は例え
ばナトリウムメトキシドのようなナトリウムアルコキシ
ド)とに反応させることによって、製造することが可能
である。この反応は、式中の−XR3 基が−CH2 SM
eを表す式(XII )の化合物の製造のために特に有効で
あり、文献(例えば、Gassman 他、J. American Chem,
Soc., Vol.95, p.588, 1973 )に説明されている。上記
未置換アミノ基は、標準的なジアゾ化反応を使用して他
のR21基に転換することも可能である。
【0047】式中の−XR3 基が−XSR7 を表す式
(XII )の化合物は、そのLが脱離基(好ましくは臭素
又は塩素)である−XLによって式中の−XSR7 が置
き換えられた式(XII )の対応する化合物を、式HSR
7 のチオール又は好ましくはその塩(例えばそのナトリ
ウム塩もしくはカリウム塩)と反応させることによっ
て、製造することが可能である。この反応は、任意に、
ヨウ化ナトリウムか、ヨウ化カリウムか、ヨウ化アルキ
ルアンモニウムの存在下で行うことが可能であり、チオ
ールHSR7 の塩は、塩基(例えば炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアルコキシ
ド)による処理によって、親チオールからそのまま予調
製又は生成することが可能である。
【0048】式(III )、(VII )、(IX)、(X)、
(XII )及び(XIII)の中間体は公知であるか、又は、
公知の方法の適用又は採用によって製造することが可能
である。
【0049】当業者は、式(I)の化合物の幾つかを、
他の式(I)化合物の相互転換によって製造することが
可能であり、こうした相互転換は、本発明の更に別の態
様を構成するということを理解するだろう。そうした相
互転換の例を後で説明する。
【0050】本発明の更に別の態様によって、式中のp
が1もしくは2であり及び/又はqが1もしくは2であ
る本発明の化合物を、式中のp及び/又はqが0又は1
であるその対応する化合物の硫黄原子の酸化によって製
造することが可能である。この硫黄原子の酸化は一般的
に、−40℃〜室温の温度において、不活性溶媒(例えば
ジクロロメタン)中で例えば3 −クロロペルオキシ安息
香酸を使用して、又は、無水酢酸又は濃硫酸の存在下で
酢酸中の過酸化水素を使用して、又は、酸化剤としてペ
ルオキシ一硫酸カリウムを使用して行われる。
【0051】
【実施例】下記の実施例は式(I)の化合物の調製を例
示し、下記の参照実施例は本発明の中間体の調製を例示
する。本明細書では、「b.p 」は沸点を意味し、「m.p
」は融点を意味し、「cPr 」はシクロプロピルを意味
する。
【0052】実施例1 エタノール中の 1−(4−ブロモ−2 −メチルスルフェニ
ルメチルフェニル)−3 −シクロプロピル−2 −N,N
−ジメチルアミノメチレンプロパン−1,3 −ジオン(2g)
と塩酸ヒドロキシルアミン(0.45g) との混合物を、室温
において、1時間に亙って攪拌した。その後で、反応混
合物を水の上に注ぎ、エーテルで抽出し、乾燥させた
(無水硫酸ナトリウム)。溶媒の蒸発によって、茶色の
粘着性物質が得られ、この物質をシリカゲル上でのカラ
ムクロマトグラフィー分離によって精製し、4 −[4−ブ
ロモ−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル]
−5−シクロプロピルイソオキサゾール(化合物1、1.2
2g )を得た。NMR(CDCl3 ):1.22(2H,m), 1.47(2H,m),
2.00(3H,s), 2.69(1H,m), 3.85(2H,s), 7.29(1H,m),7.5
0(1H,m), 7.59(1H,m), 8.20(1H,s) 。
【0053】上記と同じ手順で、次表に示す式Iの化合
物を、適切な出発材料から調製した。
【0054】
【表1】 NMR (特に言及しない限りCDCl3
【0055】
【表2】 実施例2 エタノール中の 1−[4−クロロ−3 −(メチルスルフェ
ニルメチル)−2 −(メチルスルフェニル)フェニル]
−2 −エトキシメチレン−3 −シクロプロピルプロパン
−1,3 −ジオン(2.3g)と、塩酸ヒドロキシルアミン(0.5
2g) と、酢酸ナトリウム(0.46g) との混合物を、室温に
おいて一晩に亙って攪拌した。その結果として得られた
混合物を濾過し、固体を収集し、水で洗浄し、風乾し、
4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルフェニル)−3 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シク
ロプロピルイソオキサゾール(化合物3、0.46g )を黄
色の固体、m.p. 79.9-80.5℃として得た。
【0056】上記と同じ手順で化合物4を調製した。NM
R(CDCl3 ): 1.3(2H,m), 1.4(2H,m),2.1(3H,s), 2.75(1
H,m), 3.85(2H,m), 7.55(1H,d), 7.65(1H,m), 7.8(1H,
d), 8.4(1H,s) 。
【0057】更に、上記と同じ手順で、次表に示す式I
の化合物を適切な出発材料から調製した。
【0058】
【表3】 NMR (特に言及しない限りCDCl3
【0059】
【表4】 実施例3 ジクロロメタン中の4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスル
フェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイ
ソオキサゾール(0.7g)と 3−クロロ過安息香酸(1.5g)と
の混合物を、0℃で30分間に亙って攪拌し、更に1時間
に亙って25℃で攪拌した。その後で、混合物を亜硫酸水
素ナトリウムの水溶液で処理し、濾過した。デカント後
に、有機層を酢酸ナトリウム溶液とブラインで洗浄し、
乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させ、透明
な油状物を得た。この油状物をエーテルから結晶化さ
せ、白色の固体として、5 −シクロプロピル−4 −[4−
ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル]
イソオキサゾール(化合物2、0.61g )を得た。m.p. 1
54.2℃。
【0060】上記と同じ手順で、次表に示す式Iの化合
物を、適切な出発材料から調製した。
【0061】
【表5】
【0062】
【表6】 化合物46は適切なスルホキシド、化合物45から調製し
た。
【0063】化合物65、66は適切なスルフィドの混合物
から調製した。
【0064】NMR (特に言及しない限りCDCl3
【0065】
【表7】 実施例4 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルフェニル−2 −(メチ
ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロ
ピルイソオキサゾール(0.8g)と無水酢酸(7ml)と酢酸(25
ml)と過酸化水素 (30%w/v 、3.0ml)との混合物を、4
時間に亙って70℃に加熱した。冷却後に、その溶液を希
釈し(水)、抽出し(酢酸エチル)、洗浄(水、その後
で硫酸鉄(II)溶液、更にその後で水)し、乾燥させ
(硫酸マグネシウム)、蒸発させて乾燥させ、白色の固
体として4 −[3−クロロ−4 −メチルスルホニル−2 −
(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロ
プロピルイソオキサゾール(化合物84、0.63g )を得
た。m.p. 89-90℃(ガラス状物を形成、m.p.110 ℃)。
【0066】次の化合物を適切な出発材料から同様に調
製した。
【0067】5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ
−2 −(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオ
キサゾール(化合物85)、m.p.142-144 ℃、4 −[4−ク
ロロ−2 −メトキシ−3 −(メチルスルホニルメチル)
ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール
(化合物86)、m.p. 127-127.5℃、5 −シクロプロピル
−4 −[2,4−ジクロロ−3 −(メチルスルホニルメチ
ル)−ベンゾイル] イソオキサゾール(化合物87)、m.
p. 136-138℃。
【0068】実施例5 攪拌したメタノール中のマグネシウム(1.07g) の懸濁液
にヨウ素結晶を加え、溶液が得られるまでその混合物を
還流状態のまま加熱した。1 −[4−ブロモ−2−(メチ
ルスルフェニルメチル)フェニル] −3 −シクロプロパ
ン−1,3 −ジオン(13.09g)を、還流状態のまま加熱しな
がら加えた。1時間後に、その懸濁液を冷却し、蒸発さ
せ、更に、トルエンを加えた後に再蒸発させた。その残
渣をジクロロメタン中に溶解し、ジクロロメタン中のク
ロロオキシミド酢酸エチル (7.27g) を、攪拌中の溶液
に 5℃において加えた。2日後に、希塩酸を加え、その
有機相を分離させ、洗浄し(水)、乾燥させ(硫酸マグ
ネシウム)、蒸発させた。その残渣をクロマトグラフィ
ーで精製し、酢酸エチル/ヘキサンで溶離し、エチル 4
−[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベン
ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール−3 −
カルボキシレート(7.4g)を得た。m.p. 42-43℃。
【0069】同様の手順で、エチル 4−[3−ブロモ−2
−(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シ
クロプロピル−イソオキサゾール−3 −カルボキシレー
トを調製した。NMR(CDCl3 ): 1.0-1.3(m,4H), 1.1(t,3
H), 2.1(s,3H), 2.0-2.2(m,1H), 4.1(m,4H), 7.1(dd,1
H), 7.3(d,1H), 7.65(d,1H) 。
【0070】参照実施例1 トルエン中の1 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニ
ルメチル)フェニル]−3 −シクロプロピルプロパン−
1,3 −ジオン(2.2g)とN,N−ジメチルホルムアミドジ
メチルアセタール(1.2g)との混合物を、6時間に亙って
80℃に加熱した。その後で、この混合物を蒸発させ、1
−[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメチル)フェ
ニル] −3 −シクロプロピル−2 −N,N−ジメチルア
ミノメチレン−プロパン−1,3 −ジオンを緑色の粘性油
として得た(2.5g)。NMR(CDCl3 ):0.55(2H,m), 0.85(2H,
m), 1.95(4H,m), 2.70(3H,s), 3.15(3H,s), 3.88(2H,
s),7.1-7.55(4H,m)。
【0071】式中のLがNMe2 を表す式(II)の次表
の化合物を、適切な出発材料から同様に調製した。
【0072】
【表8】
【0073】
【表9】 参照実施例2 無水酢酸中の1 −[2−(メチルスルフェニル)−3 −
(メチルスルフェニルメチル)−4 −クロロフェニル]
−3 −シクロプロピルプロパン−1,3 −ジオン(1.5g)と
オルトギ酸トリエチル(8ml) との混合物を、4時間に亙
って還流温度に加熱した。過剰な試薬と溶媒を減圧下で
蒸発させ、1 −[2−(メチルスルフェニル)−3 −(メ
チルスルフェニルメチル)−4 −クロロフェニル] −2
−エトキシメチレン−3 −シクロプロピルプロパン−1,
3 −ジオンを茶色の油(2.3g)として得た。
【0074】1 −[4−クロロ−3 −(メチルスルフェニ
ルメチル)フェニル] −2 −エトキシメチレン−3 −シ
クロプロピルプロパン−1,3 −ジオンを同様の手順で調
製した。
【0075】式中のLがOEtを表す式(II)の次表の
化合物を適切な材料から同様に調製した。
【0076】
【表10】 参照実施例3 テトラヒドロフラン中のシクロプロピルメチルケトン
(1.1g)とメチル 4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニル
メチル)ベンゾエート(3.6g)との溶液を、テトラヒドロ
フラン中の水素化ナトリウム (80%、0.9g) の還流懸濁
液に加えた。この添加が完了した後に、その混合物を30
分間に亙って還流温度に維持した。その後で、この混合
物を冷却し、氷100gと飽和水性炭酸水素ナトリウム50ml
との上に注いだ。その混合物をヘキサンで抽出し、その
有機溶液を乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、溶媒を蒸
発させ、1 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメ
チル)フェニル] −3 −シクロプロピルプロパン−1,3
−ジオンをオレンジ色の油として得た(2.23g) 。NMR(CD
Cl3 ): 1.00(2H,m), 1.20(2H,m), 1.75(1H,m), 2.03(3
H,s),3.92(2H,s), 6.00(1H,s), 7.35(1H,m), 7.45(1H,
m), 7.58(1H,m), 14.74(1H,s) 。
【0077】同様の手順で次の化合物を調製した。
【0078】1 −[4−クロロ−2 −(メチルスルフェニ
ル)−3 −メチルスルフェニルメチル)フェニル] −3
−シクロプロピルプロパン−1,3 −ジオン。NMR(CDC
l3 ): 0.95(2H,m), 1.20(2H,m), 1.75(1H,m), 2.2(3H,
s), 2.45(3H,s), 4.25(2H,s), 6.05(1H,s), 7.3(2H,q),
15.8(1H,s) 。
【0079】1 −[4−クロロ−3 −(メチルスルフェニ
ルメチル)フェニル] −3 −シクロプロピルプロパン−
1,3 −ジオン。NMR(CDCl3 ): 0.9(2H,m), 1.1(2H,m),
1.7(1H,m), 1.9(3H,s), 3.7(2H,s), 6.1(1H,s), 7.3(1
H,d), 7.55(1H,m), 7.7(1H,d),16.1(1H,s)。
【0080】次表の式(VI)の化合物を同様に調製し
た。
【0081】
【表11】 (1)メチル 2−フルオロ−4 −メチルスルフェニルメチ
ルベンゾエートとシクロプロピルメチルケトンとの反応
中に副産物として得た。
【0082】(2)対応する二重結合異性体 1−{4 −ブ
ロモ−2 −[ (1 −プロペニル)スルフェニルメチル]
フェニル}−3 −シクロプロピル−1,3 −ジオンとの混
合物として得た。
【0083】NMR (特に言及しない限りCDCl3
【0084】
【表12】
【0085】
【表13】 参照実施例4 トルエン中のメチル 4−ブロモ−2 −(ブロモメチル)
ベンゾエート(12g) とナトリウムチオメトキシド(2.5g)
の混合物を、100 ℃において2時間に亙って攪拌した。
その後で、混合物を冷却し、水の中に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥
させ(無水硫酸ナトリウム)、蒸発させ、茶色の油を得
た。この油をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィー
精製し、メチル 4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニル
メチル)ベンゾエートを白色の結晶として得た(4.1g)。
m.p.79.3℃。
【0086】次表の上記式(XII )の化合物を同様の手
順で調製した。
【0087】
【表14】 上記反応において別の不活性溶媒(例えば、テトラヒド
ロフラン、又は、N,N−ジメチルホルムアミド)が使
用可能であるということと、塩基(好ましくは炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、又は、水素化ナトリウム)を使
用することによって、そのチオールのナトリウム塩をそ
の場で発生させることも可能であるということを理解さ
れたい。任意に、適切な触媒(例えばヨウ化ナトリウ
ム、又は、ヨウ化テトラエチルアンモニウム)を反応混
合物中に含ませることが可能である。
【0088】〔注〕(1) b.p. 136-140℃ (0.7torr) (2) b.p. 130-137℃ (0.7torr) NMR (特に言及しない限りCDCl3
【0089】
【表15】 参照実施例5 テトラヒドロフラン中のメチル 4−クロロ−2 −フルオ
ロ−3 −(ブロモメチル)ベンゾエート(8.6g)とナトリ
ウムチオメトキシド(2.1g)を、50℃において5時間に亙
って攪拌し、室温に冷却した。反応混合物を水で反応停
止(quench)し、その後で、ジエチルエーテルで抽出し、
その有機相を乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、溶媒を
蒸発させ、メチル 4−クロロ−2 −(メチルスルフェニ
ル)−3−(メチルスルフェニルメチル)ベンゾエート
を得た(7.4g)。NMR(CDCl3 ): 2.1(3H,s), 2.35(3H,s),
3.85(3H,s), 4.2(2H,s), 7.3(2H,m)。
【0090】同様の手順でメチル4 −クロロ−3 −(メ
チルスルフェニルメチル)ベンゾエートを白色の固体と
して調製した。m.p.47.1℃。
【0091】更に、適切な出発材料から次の化合物を同
様に調製した。
【0092】N,N−ジメチルホルムアミドを溶媒とし
て使用して、メチル 4−ブロモ−2−(ブロモメチル)
ベンゾエートから、メチル4 −メチルスルフェニル−2
−(メチルスルフェニルメチル)ベンゾエート。
【0093】溶媒としてのN,N−ジメチルホルムアミ
ド中のメタンチオールと炭酸カリウムとを使用して、メ
チル 3,4−ジクロロ−2 −(メチルスルフェニルメチ
ル)ベンゾエートから、メチル3 −クロロ−4 −メチル
スルフェニル−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベン
ゾエート。
【0094】メチル2 −メチルスルフェニル−4 −(メ
チルスルフェニルメチル)ベンゾエート。
【0095】参照実施例6 メチル 2−フルオロ−4 −メチルスルフェニルベンゾエ
ート(4.1g)とナトリウムチオメトキシド(1.48g) とN,
N−ジメチルホルムアミド(16ml)との混合物を、50℃に
おいて18時間に亙って攪拌し、水の上に注ぎ、抽出した
(酢酸エチル)。この抽出物を洗浄し(水)、乾燥させ
(硫酸マグネシウム)、蒸発させ、メチル 2−メチルス
ルフェニル−4 −メチルスルフェニルベンゾエート(2.0
9g) をオレンジ色の油として得た。NMR(CDCl3 ): 2.0
(s,3H), 2.4(s,3H), 3.65(s,2H), 3.9(s,3H), 7.05(dd,
1H), 7.15(d,1H), 7.9(d,1H)。
【0096】エチル2 −クロロ−4 −メチルスルフェニ
ル−3 −メチルスルフェニルメチルベンゾエートを、エ
チル2,4 −ジクロロ−3 −メチルスルフェニルベンゾエ
ートから同様に調製した。NMR(CDCl3 ): 1.4(t,3H), 2.
15(s,3H), 2.5(s,3H), 4.05(s,2H), 7.1(d,1H), 7.65
(d,1H)。
【0097】メチル4 −クロロ−3 −エチルスルフェニ
ルメチル−2 −メチルスルフェニルベンゾエートを、メ
チル4 −クロロ−3 −エチルスルフェニルメチル−2 −
フルオロベンゾエートから同様に調製した。NMR(CDC
l3 ): 1.1(t,3H), 2.4(s,3H), 2.6(d,2H), 3.9(s,3H),
4.2(s,2H), 7.3(2dd,2H) 。
【0098】参照実施例7 クロロホルム中のエチル3 −アミノ−4 −クロロ−2 −
メチルスルフェニルベンゾエート(53.0g) の溶液と、亜
硝酸 t−ブチル溶液(36ml)の各々を、攪拌中のジメチル
ジスルフィド(38.1ml)に、発熱を抑制する速度で 0.5時
間に亙って加えた。更に2時間後に水を加え、その有機
層を希塩酸で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、
蒸発させた。その残渣をクロマトグラフィーで精製し、
酢酸エチル/石油エーテルで溶離し、エチル4 −クロロ
−3 −メチルスルフェニル−2 −メチルスルフェニルメ
チルベンゾエートを黄色の油として得た(22.3g) 。NMR
(CDCl3 ): 1.35(t,3H), 2.1(s,3H), 2.4(s,3H), 4.35
(q,2H), 4.6(s,2H),7.55(dd,2H)。
【0099】参照実施例8 0℃未満に維持されたジクロロメタン中にエチル3 −ア
ミノ−4 −クロロベンゾエート(108g)と硫化ジメチル(1
17ml) とを含む溶液に、N−クロロスクシンイミド(215
g)を10分間に亙って加えた。トリエチルアミン(80ml)を
加え、更に20分後に、硫化ジメチル(117ml) とN−クロ
ロスクシンイミド(215g)とトリエチルアミン(80ml)を加
えた。 0.5時間後に、追加のトリエチルアミン(280ml)
を更に加え、その混合物を還流状態のまま一晩に亙って
加熱し、蒸発させた。エーテルを加え、この混合物を水
で洗浄し、希炭酸水素ナトリウムで洗浄し、乾燥させ
(硫酸マグネシウム)、蒸発させた。クロマトグラフィ
ーによって精製し、酢酸エチル/石油エーテルで溶離
し、エチル3 −アミノ−4 −クロロ−2 −メチルスルフ
ェニルメチルベンゾエート(47.6g) を得た。NMR(CDC
l3 ): 1.45(t,3H), 2.1(s,3H), 4.1(s,2H), 4.3(q,2H),
4.7(s,2H), 7.2(m,2H)。
【0100】参照実施例9 テトラヒドロフラン中のメチル4 −クロロ−2 −フルオ
ロ−3 −メチルスルフェニルメチルベンゾエート(11.4
g) の溶液を攪拌し、ナトリウムメトキシド(3.5g)を加
えた。2時間後に水を加え、その混合物をエーテルで抽
出し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸発させ、メチ
ル4 −クロロ−2 −メトキシ−3 −メチルスルフェニル
メチルベンゾエートを得た(10.1g) 。NMR(CDCl3 ): 2.1
5(s,3H), 3.9(3s,8H), 7.15(d,1H), 7.65(d,1H) 。
【0101】参照実施例10 アリルメルカプタン( 70%、9g) とナトリウムエトキシ
ド(5.77g) とヨウ化テトラブチルアンモニウム(0.4g)と
の攪拌混合物に、15分間に亙って、メチル4 −ブロモ−
2 −ブロモメチルベンゾエート(24.6g) を加えた。冷炭
酸水素ナトリウム溶液を加え、その混合物をエーテルで
抽出した。この抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ
(硫酸マグネシウム)、蒸発させ、メチル4 −ブロモ−
2 −(2 −プロペニルスルフェニルメチル)ベンゾエー
ト(2.41g) を得た。NMR(CDCl3 ): 3.05(d,2H), 3.9(s,3
H), 4.0(s,2H), 5.1(m,2H), 5.75(m,1H), 7.4(d,1H),7.
5(s,1H), 7.75(d,1H) 。
【0102】次の化合物を同様に調製した。
【0103】メチル4 −ブロモ−2 −フェニルスルフェ
ニルメチルベンゾエート。NMR(CDCl3 ): 3.9(s,3H), 4.
5(s,2H), 7.3(m,5H), 7.35(s,1H), 7.45(d,1H), 7.8(d,
1H)。
【0104】メチル4 −ブロモ−2 −tert−ブチルスル
フェニルメチルベンゾエート。NMR(CDCl3 ): 1.4(s,9
H), 3.9(s,3H), 4.15(s,2H), 7.4(d,1H), 7.65(s,1H),
7.75(d, 1H) 。
【0105】参照実施例11 乾燥メタノール中のマグネシウム削り屑(0.3g)に四塩化
炭素(0.1ml) を加え、そのマグネシウムが溶解し終わっ
た後に、 t−ブチル3 −シクロプロピル−3 −オキソプ
ロピオナート(2.0g)を30℃において加えた。その混合物
を加熱し、60℃で0.5 時間に亙って攪拌し、トルエン中
に溶解し、蒸発させ、 t−ブチル3 −シクロプロピル−
3 −オキソプロピオナートマグネシウムエノラート(2.5
g)を固体として得た。これをトルエン中で攪拌し、トル
エン中の塩化 4−クロロ−3 −エチルスルフェニルメチ
ル−2 −メチルスルフェニルベンゾイル(3.3g)を加え
た。12時間後に、その溶液を希塩酸と水で洗浄し、蒸発
させ、 t−ブチル2 −[4−クロロ−3 −エチルスルフェ
ニルメチル−2 −(メチルスルフェニル)ベンゾイル]
−3 −シクロプロピル−3 −オキソプロピオナート(4.6
g)を茶色の油として得た。これを乾燥トルエン中に溶解
し、p−トルエンスルホナート(0.13g) を加えた。その
混合物を攪拌し、6時間に亙って還流温度に加熱し、冷
却し、水で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸
発させ、1 −[4−クロロ−3 −エチルスルフェニルメチ
ル−2 −(メチルスルフェニル)フェニル] −3 −シク
ロプロパン−1,3 −ジオン(2.3g)を茶色の油として得
た。NMR(CDCl3 ): 1.0(m,2H), 1.2(m,2H), 1.3(m,1H),
2.4(s,3H), 2.7(q,2H), 4.3(s,2H), 6.1(s,1H), 7.3(d,
1H),7.4(d,1H), 15.9(s,1H)。
【0106】参照実施例12 還流状態において加熱された水素化ナトリウム(0.9g)と
テトラヒドロフランとの混合物にメタノール(2滴)を
加えた。テトラヒドロフラン(36ml)中のメチル4−クロ
ロ−3 −エチルスルフェニルメチル−2 −メチルスルフ
ェニルベンゾエート(4.0g)とメチルシクロプロピルケト
ン(2.5g)との混合物を、還流を維持しながら0.5 時間に
亙って加えた。その混合物を環境温度で一晩に亙って攪
拌し、その後でメタノールを使用して反応停止した。エ
ーテルと水を加え、その水層を酸性化し(希塩酸)、抽
出し(エーテル)、そのエーテル性溶液を抽出した(炭
酸ナトリウム溶液)。この塩基性抽出物を再び酸性化し
(塩酸)、抽出し(エーテル)、蒸発させ、 4−クロロ
−3 −エチルスルフェニルメチル−2 −メチルスルフェ
ニル安息香酸(3.0g)を得た。NMR(CDCl3 ): 1.35(t,3H),
2.5(s,3H), 2.7(q,2H), 4.3(s,2H), 7.5(d,1H), 7.8
(d,1H)。
【0107】参照実施例13 エチル3,4 −ジクロロ−2 −メチルベンゾエート(34.0
g) とN −ブロモスクシンイミド(30.0g) と四塩化炭素
との混合物に、光化学反応器内で紫外光を3時間に亙っ
て照射した。その冷却した混合物を濾過し、濾過物を水
で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸発させ、
エチル2 −ブロモメチル−3,4 −ジクロロベンゾエート
(51.0g) を油として得た。NMR(CDCl3 ): 1.45(t,3H),
4.4(q,2H),5.15(s,2H), 7.7(m,2H)。
【0108】上記式(XII )のアルキルα−ブロモアル
キルベンゾエート(次表)を、上記と同様の手順で、適
切なトルエン類から調製した。紫外光の代わりにタング
ステン電球を使用した事例もあり、こうした事例ではラ
ジカル開始剤(アゾビスイソブチロニトリル)も、反応
混合物に加えた。
【0109】
【表16】 NMR (特に言及しない限りCDCl3
【0110】
【表17】 参照実施例14 78℃において3,4 −ジクロロ安息香酸(40.0g) の攪拌溶
液に1時間に亙ってn−ブチルリチウム(ヘキサン中に
2.5M、180ml )を加え、一晩に亙って78℃に温度を維持
しながら攪拌した。その後で、テトラヒドロフラン中の
ヨウ化メチル溶液(72ml)を 1.5時間に亙って加え、その
混合物を3時間に亙って−78℃に保ち、更に、一晩をか
けて室温に戻らせた。溶媒を蒸発させ、その混合物を水
に加え、酸性化し(濃塩酸)、抽出した(酢酸エチ
ル)。この抽出物を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸
発させ、摩砕し(エーテル)、3,4 −ジクロロ−2 −メ
チル安息香酸を白色の固体として得た(33.3g) 。m.p.17
7-178 ℃。
【0111】次の化合物を同様の手順で調製した。
【0112】4 −クロロ−3 −フルオロ−2 −メチル安
息香酸、m.p. 174.5-175℃、2 −クロロ−6 −フルオロ
トルエンからの、4 −クロロ−2 −フルオロ−3 −メチ
ル安息香酸、NMR(CDCl3 ): 2.1(s,3H), 7.0(dd,1H), 7.
5(t,1H) 、3,4 −ジクロロ−2 −エチル安息香酸、m.p.
120-123℃、3,4 −ジフルオロ−2 −メチル安息香酸、
m.p. 152.5-153.5℃。
【0113】参照実施例15 乾燥エーテル中の1 −ブロモ−4 −クロロ−3 −フルオ
ロベンゼン(83.38g)の攪拌溶液にn−ブチルリチウム
(ヘキサン中に2.5M、176ml )を加えた。−78℃で更に
2.5 時間に亙って攪拌を続け、その混合物を過剰量の固
体二酸化炭素ペレット上に注ぎ、室温に戻し、水を加え
た。その混合物をエーテルで洗浄し、酸性化し、抽出し
(酢酸エチル)し、乾燥させた(硫酸マグネシウム)。
蒸発させた後で、その残渣を石油エーテルを用いて摩砕
し、4 −クロロ−3 −フルオロ安息香酸(66.4g) を白色
固体として得た。m.p. 192-192.5℃。
【0114】参照実施例16 水中の水酸化ナトリウム(120g)の攪拌溶液に臭素 (48 m
l)を加えた。(2,4−ジクロロ−3 −メチル)アセトフェ
ノン(33.9g) を60℃で加え、3時間に亙って60℃で攪拌
を続けた。混合液を冷却し、洗浄し(酢酸エチル)、そ
の水層を酸性化し(濃塩酸)、抽出した(酢酸エチ
ル)。その抽出物を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸
発させ、2,4 −ジクロロ−3 −メチル安息香酸(32.9g)
をクリーム状の固体として得た。NMR(CDCl3 ): 2.55(s,
3H), 7.6(dd,2H) 。
【0115】参照実施例17 ジクロロメタン中の2,6 −ジクロロトルエン(43g) と塩
化アセチル(86g) の攪拌混合物に塩化アルミニウム(144
g)を加え、この混合物を還流状態のまま26時間に亙って
加熱した。3日間に亙って環境温度で静置した後に、混
合物を氷/塩酸の上に注ぎ、その有機層を希塩酸、水、
水酸化ナトリウム溶液、水で順次洗浄した。その(硫酸
マグネシウム上で)乾燥させた溶液を蒸発させ、残渣を
石油エーテルから再結晶化させ、(2,4−ジクロロ−3 −
メチル)アセトフェノンを得た(33.8g) 。NMR(CDCl3 ):
2.5(s,3H), 2.6(s,3H), 7.35(dd,2H)。
【0116】参照実施例18 酢酸中のエチル3 −アミノ−4 −クロロ−2 −メチルベ
ンゾエート(22.4 g)の溶液に、0.5 時間に亙って、温度
を15℃未満に維持しながら、濃硫酸中の亜硝酸ナトリウ
ム(13g) 溶液を加えた。5℃において更に1時間に亙っ
て攪拌した後に、その結果として得たジアゾニウム混合
物を、臭化水素酸(45 %、103ml)と水の中の臭化銅
(I)(31g) の溶液に0.75時間に亙って加えた。40℃へ
の加熱を更に2時間に亙って続けた後に、水を加え、抽
出した(酢酸エチル)。その抽出物を洗浄し(水酸化ナ
トリウム溶液)、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸発
させ、エチル3 −ブロモ−4 −クロロ−2 −メチルベン
ゾエート(22.2g) を茶色の油として得た。NMR(CDCl3 ):
1.3(t,3H), 2.65(s,3H), 4.3(q,2H), 7.45(m,2H) 。
【0117】エチル3 −ブロモ−2−メチルベンゾエー
トを同様に調製した。NMR(CDCl3 ):1.6(t,3H), 2.6(s,3
H), 4.4(q,2H), 7.1(dd,1H), 7.65(d,1H), 7.7(d,1H)。
【0118】参照実施例19 エタノール中のエチル3 −アミノ−4 −クロロ−2 −
(メチルスルフェニルメチル)ベンゾエート(50g) の溶
液を、エタノール中のラネーニッケル(300g)の攪拌懸濁
液に加えた。室温で一晩に亙って攪拌した後に、ラネー
ニッケルを更に加え、その混合物を2時間に亙って攪拌
した。水を加え、その混合物を濾過し、残渣をジクロロ
メタンで洗浄した。濾過物を蒸発させ、酢酸エチルで再
抽出し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、蒸発させ、エ
チル3 −アミノ−4 −クロロ−2 −メチルベンゾエート
を茶色の油として得た(29.7g) 。NMR(CDCl3 ): 1.25(t,
3H),2.25(s,3H), 4.3(q,2H), 7.05(m,2H)。
【0119】式中の−XR3 基がカルボキシル基に対し
てオルト位にない酸塩化物を、混合物の還流温度におい
て、その対応する安息香酸を塩化チオニルと反応させる
ことによって調製した。
【0120】安息香酸エチルを、対応するアルコールと
反応させることと、強酸(濃硫酸)の存在下で還流状態
で加熱することとによって、対応する安息香酸の反応に
よって調製した。
【0121】本発明の態様によって、雑草(即ち望まし
くない植物)の成長をその生育場所で抑制するための方
法が提供され、この方法は、除草剤として有効な量の少
なくとも1種の式(I)の4 −ベンゾイルイソオキサゾ
ール誘導体を雑草生育場所に施用することを含む。この
ために、こうした4 −ベンゾイルイソオキサゾール誘導
体は一般的に、この後でその例を説明するように、除草
性組成物の形で(即ち、適切な希釈剤、担体、及び/又
は、除草性組成物中で使用するのに適した界面活性剤と
組み合わせて)使用される。式(I)の化合物は、出芽
前又は出芽後の使用によって双子葉植物雑草(即ち、広
葉雑草)と単子葉植物雑草(即ち、イネ科雑草(grass)
)とに対する除草活性を有する。用語「出芽前使用」
は、土壌表面上に雑草が出芽する前に、その土中に雑草
の種子又は苗(seedlings) が存在する土壌に対して除草
剤を使用することを意味する。用語「出芽後使用」は、
土壌表面の上に既に出芽した雑草の空中部分の又は露出
部分に対する除草剤の使用を意味する。例えば、式
(I)の化合物を、広葉雑草、例えば、Abutilon theop
hrasti、Amaranthus retroflexus、Bidenspilosa 、Che
nopodium album 、Galium aparine、Ipomoea spp (例
えば、Ipomoea purpurea)、Sesbania exaltata 、Sina
pis arvensis、Solanum nigrum、Xanthium strumarium
と、イネ科雑草、例えば、Alopecurus myosuroides、Av
ena fatua 、Digitaria sanguinalis 、Echinochloa cr
us-galli、Sorghum bicolor 、Eleusine indica 、Seta
ria spp (例えば、Setaria faberii 又は Setaria vir
idis)と、スゲ(sedges)、例えば、Cyperus esculentus
の成長の抑制に使用することが可能である。
【0122】式(I)の化合物の使用量は、雑草の種
類、使用組成物、使用時間、天候条件、土壌条件、(作
物生育区域内での雑草成長の抑制のために使用する時に
は)作物の種類に応じて変化する。作物生育区域に使用
する時には、この化合物の使用量は、作物に対して重大
な永続的損傷を与えることなしに雑草の成長を抑制する
のに十分なものでなければならない。一般的に、上記の
諸条件を考慮すると、1ヘクタール当たり活性材料0.01
〜5kg の使用量が、良好な結果をもたらす。しかし、直
面している個別的な雑草抑制課題に応じて、この使用量
を増減させることが可能であるということを理解された
い。
【0123】式(I)の化合物は、例えば、作物(例え
ば小麦や大麦やオート麦やトウモロコシや米のような穀
物、大豆、field or dwarf beans、エンドウ、ムラサキ
ウマゴヤシ、綿、落花生、亜麻、タマネギ、ニンジン、
キャベツ、アマナズナ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、
テンサイ)の生育のために使用される又は使用予定の区
域である雑草侵入場所に対して、及び、作物の植え付け
前もしくは植え付け後に、又は、作物の出芽前もしくは
出芽後に、永久牧草地又は植え付け牧草地に対して、
(例えば指向性又は非指向性散布によって)指向的に又
は非指向的に出芽前又は出芽後に使用することによっ
て、上記種類の雑草植物の成長を抑制するように、雑草
の生育の選択的な抑制のために使用することが可能であ
る。作物(例えば上記の作物)の成長のために使用され
る又は使用予定である区域である雑草侵入場所における
雑草の選択的抑制のためには、1ヘクタール当たり活性
材料0.01〜4.0kg の使用量が適切であり、1ヘクタール
当たり活性材料0.01〜2.0kg の使用量が特に好ましい。
【0124】式(I)の化合物は、常設された果樹園又
は他の樹木生育区域(例えば森、林、公園、サトウキビ
農園やギネアアブラヤシ農園やゴム農園のような農園)
における出芽前又は出芽後の使用によって、雑草(特に
上記の雑草)の成長の抑制に使用することも可能であ
る。このために、式(I)の化合物は、樹木の植え付け
又は造林の前又は後に、1ヘクタール当たり活性材料0.
25〜5.0kg 、好ましくは1ヘクタール当たり活性材料
0.5〜4.0kg の使用量で、雑草に対して、又は、雑草の
出現が予想される土壌に対して、(例えば指向的又は非
指向的な散布によって)指向的に又は非指向的に使用す
ることが可能である。
【0125】式(I)の化合物は、作物生育区域ではな
いが雑草の抑制が必要とされる場所における、雑草(特
に上記の雑草)の成長の抑制に使用することも可能であ
る。
【0126】こうした非作物生育区域の例は、特に火災
の危険性を低減させるために雑草の生育を抑制すること
が必要とされる、飛行場、工業用地、線路、道路の周縁
部、河川や灌漑用水路や水路の周縁部、低木で覆われた
地帯、休閑地、又は、非耕作地を含む。全体規模での除
草効果が必要とされることが多いこうした用途に使用す
る場合には、この活性化合物は、上記のような作物成長
区域で使用する施用量よりも高い施用量で使用すること
が一般的である。正確な施用量は、処理すべき植物の種
類と求める効果とに応じて決定される。
【0127】1ヘクタール当たり活性材料1.0 〜20.0k
g、好ましくは1ヘクタール当たり活性材料5.0 〜10.0k
gの使用量での、(例えば指向的散布又は非指向的散布
によって)指向的又は非指向的な、出芽前又は出芽後
の、好ましくは出芽前の使用が、この目的に特に適して
いる。
【0128】出芽前の使用によって雑草の成長を抑制す
るために式(I)の化合物を使用する時には、これらの
化合物を、雑草が出芽すると予想される土壌の中に混入
することが可能である。出芽後の使用によって雑草の成
長を抑制するために式(I)の化合物を使用する時に
は、即ち、出芽した雑草の空中部分又は露出部分に使用
する時には、式(I)の化合物は、通常は土壌に対して
も接触するだろうし、更には、後で土壌中で出芽する雑
草に対する出芽前の抑制を及ぼすことも可能である。
【0129】特に長期に亙っての雑草の抑制を必要とす
る時には、式(I)の化合物の使用を、必要に応じて繰
り返すことが可能である。
【0130】本発明の更に別の態様によって、農業上許
容可能な1つ以上の適切な希釈剤又は担体及び/又は界
面活性剤〔即ち、除草性組成物中での使用に適切である
と当業で一般的に受け入れられ且つ式(I)の化合物と
混和性である希釈剤又は担体及び/又は界面活性剤〕と
組み合わされ、更には、好ましくはこれらの中に均一に
分散させられる、1種以上の式(I)の4 −ベンゾイル
イソオキサゾール誘導体を含む除草剤としての使用に適
した化合物が提供される。用語「均一に分散させられ
た」は、式(I)の化合物が他の成分中に分散させられ
ている組成物を含む形で使用される。用語「除草性組成
物」は、除草剤として直ちに使用可能な組成物だけでな
く、使用前に希釈しなければならない濃縮物も含む形
で、広い意味において使用される。好ましくは、この除
草性組成物は、1種以上の式(I)の化合物を0.05〜90
重量%の割合で含む。
【0131】この除草性組成物は、希釈剤又は担体と界
面活性剤(例えば湿潤剤、分散剤又は乳化剤)との両方
を含んでよい。本発明の除草性組成物に含まれることが
可能な界面活性剤は、イオン性又はノニオン性のタイプ
であり、例えば、スルホリシノレエート、第四級アンモ
ニウム誘導体、エチレンオキシドとアルキル及びポリア
リールフェノール(例えばノニルフェノール又はオクチ
ルフェノール)との縮合物を主成分とする生成物、エチ
レンオキシドとの縮合による遊離ヒドロキシ基のエーテ
ル化によって可溶性にされたアンヒドロソルビトールの
カルボン酸エステルを主成分とする生成物、硫酸エステ
ル及びスルホン酸のアルカリ金属塩とアルカリ土類金属
塩(例えば、スルホノコハク酸ジノニルナトリウム、ス
ルホノコハク酸ジオクチルナトリウム)、高分子量スル
ホン酸誘導体のアルカリ金属塩とアルカリ土類金属塩
(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム、リグノスルホ
ン酸カルシウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム)である。
【0132】本発明による除草性組成物が、10重量%ま
での、好ましくは0.05〜10重量%の界面活性剤を含むこ
とが適切であるが、必要に応じて、本発明による除草性
組成物は、より高い割合で界面活性剤を含むことが可能
であり、例えば乳化可能な液体懸濁液濃縮物では15%ま
での界面活性剤を含むことが可能であり、水溶性の液体
濃縮物の場合には25%までの界面活性剤を含むことが可
能である。
【0133】適切な固体希釈剤又は担体は、ケイ酸アル
ミニウム、タルク、焼成マグネシア、ケイ藻土、リン酸
三カルシウム、粉末コルク、吸収剤カーボンブラック、
クレー(例えばカオリン、ベントナイト)である。(ダ
スト、顆粒、又は、水和性粉末の形態をとることが可能
な)固体組成物は、式(I)の化合物を固体希釈剤と共
に粉砕することによって、又は、固体希釈剤又は担体を
揮発性溶媒中の式(I)の化合物の溶液で含浸し、その
溶媒を蒸発させ、必要に応じてその生成物を粉末に粉砕
することによって、製造することが好ましい。顆粒状の
配合物は、(必要に応じて揮発性であってもよい適切な
溶媒の中に溶解した)式(I)の化合物を顆粒形態の固
体希釈剤又は担体に吸収させ、必要に応じて溶媒を蒸発
させることによって、又は、上記の通りに得られる粉末
形態に組成物を粒状化することによって、製造すること
が可能である。固体の除草性組成物、特に水和性の粉末
又は顆粒は、(例えば上記のタイプ)湿潤剤又は分散剤
を含むことが可能であり、こうした湿潤剤又は分散剤
は、固体の場合には、希釈剤又は担体として働くことも
可能である。
【0134】本発明による液体組成物は、界面活性剤を
含むことが可能な水性、有機、又は、水性−有機の、溶
液、懸濁液、又は、乳濁液の形態をとることが可能であ
る。液体組成物中に混合するための適切な液体希釈剤
は、水、グリコール、テトラヒドロフルフリルアルコー
ル、アセトフェノン、シクロヘキサノン、イソホロン、
トルエン、キシレン、鉱油、動物油、植物油、石油の軽
質芳香族又はナフテン性留分、(更には、これらの希釈
剤の混合物)を含むことが可能である。上記液体組成物
中に含まれることが可能な界面活性剤は、イオン性又は
非イオン性(例えば、上記のタイプ)であってよく、液
体である場合には、希釈剤又は担体として働くことも可
能である。
【0135】直ちに使用可能な組成物をもたらすため
に、粉末と、分散性顆粒と、濃縮物の形態の液体組成物
とを、水又は他の適切な希釈剤(例えば、希釈剤又は担
体が油である液体濃縮物の場合には鉱油又は植物油)に
よって希釈することが可能である。
【0136】必要に応じて、式(I)の化合物の液体組
成物を、乳化剤中に溶解させた活性物質、又は、その活
性物質に適合性がある乳化剤を含む溶媒中に溶解させた
活性物質を含む、自己乳化性濃縮物の形で使用してもよ
く、こうした濃縮物に単に水を添加するだけで、直ちに
使用可能な組成物が得られる。
【0137】希釈剤又は担体が油である液体濃縮物を、
静電散布方法を使用して、更に別に希釈することなし
に、使用することも可能である。
【0138】本発明による除草性組成物は、必要に応じ
て、従来の補助剤(例えば、粘着剤、保護コロイド、増
粘剤、浸透剤、安定化剤、マスキング剤、ケーキング防
止剤、着色剤、腐食抑制剤)も含んでよい。これらの補
助剤は、担体又は希釈剤として働くことも可能である。
【0139】特別に指摘しない限り、下記のパーセント
は重量%である。本発明による好ましい除草性組成物
は、1つ以上の式(I)の化合物10〜70%と、界面活性
剤 2〜10%と、増粘剤 0.1〜5 %と、水15〜87.9%とを
含む、水性懸濁液濃縮物と、1つ以上の式(I)の化合
物10〜90%と、界面活性剤 2〜10%と、固体希釈剤又は
担体 8〜88%とを含む、水和性粉末と、1つ以上の式
(I)の化合物10〜90%と、炭酸ナトリウム 2〜40%
と、固体希釈剤 0〜88%とを含む、水溶性又は水分散性
の粉末と、1つ以上の式(I)の化合物 5〜50%(例え
ば10〜30%)と、界面活性剤 5〜25%と、水混和性溶媒
(例えば、ジメチルホルムアミド)、又は、水と水混和
性溶媒との混合物25〜90%(例えば45〜85%)とを含
む、液体の水溶性濃縮物と、1つ以上の式(I)の化合
物10〜70%と、界面活性剤 5〜15%と、増粘剤 0.1〜5
%と、有機溶媒10〜84.9%とを含む、液体の乳化性懸濁
液濃縮物と、1つ以上の式(I)の化合物 1〜90%(例
えば2 〜10%)と、界面活性剤 0.5〜7 %(例えば、0.
5 〜2 %)と、顆粒状担体 3〜98.5%(例えば、88〜9
7.5%)とを含む、顆粒と、1つ以上の式(I)の化合
物0.05〜90%(好ましくは1 〜60%)と、界面活性剤0.
01〜10%(好ましくは 1〜10%)と、有機溶媒 9.99 〜
99.94 %(好ましくは39〜98.99 %)とを含む、乳化性
濃縮物である。
【0140】本発明による除草性組成物は、更に、1つ
以上の他の殺虫活性組成物と、必要に応じて、殺虫剤用
に使用可能な1つ以上の適切な希釈剤又は担体と、界面
活性剤と、上記の従来通りの補助剤とに組み合わせて
(好ましくは、こうした組成物や希釈剤や界面活性剤や
補助剤の中に均一に分散させて)、式(I)の化合物を
含むことも可能である。
【0141】本発明の除草性組成物中に含ませることが
可能な、又は、本発明の除草性組成物と組み合わせて使
用することが可能な他の殺虫活性化合物の例は、例えば
抑制すべき雑草の種類の範囲を拡大するための除草剤、
例えば、アラクロル[2−クロロ−2,6 ′−ジエチル−N
−(メトキシ−メチル)−アセトアニリド]、アトラジ
ン[2−クロロ−4 −エチルアミノ−6 −イソプロピルア
ミノ−1,3,5 −トリアジン]、ブロモキシニル[3,5−ジ
ブロロ−4 −ヒドロキシベンゾニトリル]、クロルトル
ロン[N′−(3−クロロ−4 −メチルフェニル)−N,
N−ジメチル尿素]、シアナジン[2−クロロ−4 −(1−
シアノ−1 −メチルエチルアミノ) −6−エチルアミノ
−1,3,5 −トリアジン] 、2,4 −D[2,4 −ジクロロフェ
ノキシ−酢酸] 、ジカンバ[3,6−ジクロロ−2 −メトキ
シ安息香酸] 、ジフェンゾクアット[1,2−ジメチル−3,
5 −ジフェニル−ピラゾリウム塩] 、フラムプロプメチ
ル[メチルN−2 −(N−ベンゾイル−3 −クロロ−4
−フルオロアニリノ)−プロピオネート]、フルオメツ
ロン[N′−(3−トリフルオロ−メチルフェニル)−
N,N′−ジメチル尿素]、イソプロツロン[N′−(4
−イソプロピルフェニル)−N,N′−ジメチル尿素]
と、殺虫剤、例えば、合成ピレスロイド(例えば、パー
メスリン、サイパーメスリン)と、殺真菌剤、例えばカ
ルバメート類(例えば、N−(1−ブチル−カルバモイル
−ベンゾイミダゾール−2 −イル)カルバミン酸メチ
ル)とトリアゾール(例えば、1 −(4−クロロ−フェノ
キシ)−3,3 −ジメチル−1 −(1,2,4−トリアゾール−
1 −イル)−ブタン−2 −オンとを含む。
【0142】本発明の除草性組成物中に含まれるか又は
こうした除草性組成物と組み合わせて使用することが可
能な(例えば上記で説明したもののような)殺虫活性を
有する化合物と他の生物学的活性材料を、必要に応じ
て、従来通りの誘導体の形で使用してよい(例えば、ア
ルカリ金属塩、アミン塩、エステル)。
【0143】本発明の更に別の態様によって、式(I)
の上記誘導体のための容器の中に、少なくとも1つの式
(I)の4 −ベンゾイルイソオキサゾール誘導体、又
は、好ましくは、上記の除草性組成物と、好ましくは、
少なくとも1つの式(I)の4−ベンゾイルイソオキサ
ゾール誘導体又は前記除草性組成物を含む使用前に希釈
が必要な除草性濃縮物とを収容した製品と、上記式
(I)の誘導体又は除草性組成物を雑草の成長の抑制に
使用する場合に従わなければならない方法を説明する、
上記容器に物理的に取り付けられた使用説明書とが提供
される。上記容器は、通常の環境温度で固体である化学
物質と特に濃縮物の形態の除草性組成物との貯蔵のため
に従来使用されるタイプであり、例えば、内側に塗料を
塗った金属の缶や円筒形容器、プラスチック材料の缶や
円筒形容器、ガラスやプラスチック材料の瓶、更には、
容器の内容物が固体(例えば、顆粒の除草性組成物)の
時には、例えばボール紙やプラスチック材料や金属の箱
又は袋である。上記容器は、一般的に、雑草の成長を抑
制するために少なくとも1エーカーの地面を処理するの
に適切な量の4 −ベンゾイルイソオキサゾール誘導体又
は除草性組成物を収容するのに十分な容積を有するが、
従来通りの取扱い方法に適合した大きさを越えることは
ないだろう。上記使用説明書は、例えば、上記容器上に
直接的に印刷するか、又は、上記容器に貼り付けるラベ
ル又はタグの上に印刷することによって、容器に物理的
に取り付けられる。この説明書の説明文は一般的に、雑
草の成長を抑制するためには、上記容器の内容物を(必
要に応じて希釈した後に)、上記の方法に従って上記の
目的のために、1ヘクタール当たり活性材料0.01〜20kg
の使用量で使用しなければならないということを表示す
る。
【0144】以下の実施例は、本発明による除草性組成
物を例示する。
【0145】実施例C1 活性成分(化合物1) 20%w/v 、 水酸化カリウム溶液 33 %w/v 10%v/v 、 テトラヒドロフルフリルアルコール (THFA) 10%v/v 、 水 100 体積まで から出発して、THFAと活性成分(化合物1)と90%体積
の水とを攪拌し、安定したpH 7-8が得られるまで水酸化
カリウム溶液をゆっくりと加え、その後で、残りの体積
を水で満たすことによって、可溶性の濃縮物を調製し
た。
【0146】他の式(I)の化合物で上記イソオキサゾ
ール(化合物1)を置き換えることによって、上記の手
順の通りに、類似の可溶性濃縮物を調製することが可能
である。
【0147】実施例C2 活性成分(化合物1) 50 %w/w 、 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 3 %w/w 、 リグノ硫酸ナトリウム 5 %w/w 、 ナトリウムホルムアルデヒドアルキルナフタレンスルホネート 2 %w/w 、 微粒子二酸化ケイ素 3 %w/w 、 チャイナクレー 37 %w/w から出発して、上記成分を混合し、その混合物をエアジ
ェットミル(air jet mill)内で混合することによって、
水和性粉末を形成した。
【0148】他の式(I)の化合物で上記イソオキサゾ
ール(化合物1)を置き換えることによって、上記の手
順の通りに、類似の水和性粉末を調製することが可能で
ある。
【0149】実施例C3 活性成分(化合物1) 50 %w/w 、 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 1 %w/w 、 微粒子二酸化ケイ素 2 %w/w 、 炭酸水素ナトリウム 47 %w/w から出発して、上記成分を混合し、その混合物をハンマ
ーミル(hammer mill) 内で混合することによって、水溶
性粉末を形成した。
【0150】他の式(I)の化合物で上記イソオキサゾ
ール(化合物1)を置き換えることによって、上記の手
順の通りに、類似の水溶性粉末を調製することが可能で
ある。
【0151】本発明の化合物を、以下の手順に従って除
草用途に使用した。
【0152】除草性組成物の使用方法 a) 概括 1ヘクタール当たり試験化合物4000g(g/ha) までの使用
量に相当する溶液を得るように、植物の処理に使用する
適切な量の化合物をアセトン中に溶解した。これらの溶
液を標準的な実験用の除草剤噴霧器から噴霧し、1ヘク
タール当たり噴霧流体 290リットルに相当する使用量を
散布した。
【0153】b) 雑草抑制:出芽前 70mm2 で深さ75mmのプラスチック製ポットの中の非無菌
の土壌内に種子を蒔いた。ポット1個当たりの種子の量
は次の通りである。
【0154】
【表18】雑草の種類 ポット1個当たりの種子数(概算) 1) 広葉雑草 Abutilon theophrasti 10 Amaranthus retroflexus 20 Galium aparine 10 Ipomoea purpurea 10 Sinapis arvensis 15 Xanthium strumarium 2 2) イネ科雑草(grass weeds) Alopecurus myosuroides 15 Avena fatua 10 Echinochloa crus-galli 15 Setaria viridis 20 3) スゲ(sedges) Cyperus esculentus 3
【0155】
【表19】作物の種類 1) 広葉作物 綿 3 大豆 3 2) イネ科作物 トウモロコシ 2 米 6 小麦 6 本発明の化合物を、上記(a) に示した通りの種子を含む
土壌の表面に散布した。各々の作物と各々の雑草の1つ
のポットを、非散布の対照と、アセトンだけを散布した
対照と共に、各々の処理に割り当てた。
【0156】処理後に、各々のポットを、温室内に設置
した毛管状マット上に置き、上から散水した。散布から
20〜24日後に、作物損害の目視評価を行った。この結果
を、対照ポット内の植物と比較して、作物又は雑草に対
する成長阻害又は損害に関するパーセントとして表し
た。
【0157】c) 雑草抑制:出芽後 70mm2 で深さ75mmのポット内のJohn Innesポット用堆肥
の中に、Amaranthusを除く雑草の種子と作物の種子を直
接的に植え付け、一方、Amaranthusは、散布の1週間前
に、苗(seedling)の段階で抜き取ってポットに移植し
た。その後で、これらの植物を処理するために上記化合
物を散布する準備が整うまで、これらの植物を温室内で
生育させた。ポット1個当たりの植物の量は次の通りで
ある。
【0158】
【表20】 1) 広葉雑草 雑草の種類 ポット1個当たりの植物数 成長段階 Abutilon theophrasti 3 葉1〜2枚 Amaranthus retroflexus 4 葉1〜2枚 Galium aparine 3 第1の輪生体 Ipomoea purpurea 3 葉1〜2枚 Sinapis arvensis 4 葉2枚 Xanthium strumarium 1 葉2〜3枚 2) イネ科雑草 雑草の種類 ポット1個当たりの植物数 成長段階 Alopecurus myosuroides 8〜12 葉1〜2枚 Avena fatua 12〜18 葉1〜2枚 Echinochloa crus-galli 4 葉2〜3枚 Setaria viridis 15〜25 葉1〜2枚 3) スゲ 雑草の種類 ポット1個当たりの植物数 成長段階 Cyperus esculentus 3 葉3枚
【0159】
【表21】 1) 広葉作物 作物 ポット1個当たりの植物数 成長段階 綿 2 葉1枚 大豆 2 葉2枚 2) イネ科作物 作物 ポット1個当たりの植物数 成長段階 トウモロコシ 2 葉2〜3枚 米 4 葉2〜3枚 小麦 5 葉2〜3枚 植物を処理するために使用する本発明の化合物を、上記
(a) に示した植物に散布した。各々の作物と各々の雑草
の1つのポットを、非散布の対照と、アセトンだけを散
布した対照と共に、各々の処理に割り当てた。
【0160】処理後に、各々のポットを、温室内に設置
した毛管状マット上に置き、24時間後に上から1回散水
し、その後は、調整された地下給水設備によって給水し
た。散布から20〜24日後に、作物損害と雑草抑制の目視
評価を行った。この結果を、対照ポット内の植物と比較
して、作物又は雑草に対する成長阻害又は損害に関する
パーセントとして表した。
【0161】本発明の化合物は、使用量が4kg/ha以下で
ある場合に、上記の実験で使用された雑草に対する非常
に高いレベルの除草活性と、非常に高いレベルの作物許
容性とを示した。
【0162】上記化合物1〜90を使用量1000g/haで出芽
前又は出芽後に使用した時には、上記雑草種の1種以上
において80%以上の成長減少が得られた。
フロントページの続き (72)発明者 スーザン・メアリー・クランプ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・オー・エイチ・ダブリユ、オンガ ー、フアイフイールド・ロード、ローヌ −プーラン・アグリカルチヤー・リミテ ツド・リサーチ・ステーシヨン(番地な し) (72)発明者 クロード・ランバート フランス国、69009・リヨン、シユマ ン・ドウ・モンペラ・12 (72)発明者 ギリアン・メアリー・リトル イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 6・3・アール・キユー、エヌ・アー ル・ダンモウ、パークサイド・ステツビ ング・7 (72)発明者 ジヨン・モリス イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・オー・エイチ・ダブリユ、オンガ ー、フアイフイールド・ロード、ローヌ −プーラン・アグリカルチヤー・リミテ ツド・リサーチ・ステーシヨン(番地な し) (56)参考文献 特開 平3−118374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 261/08 A01N 43/80 101 C07D 261/18 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、 Rが水素原子か、又は、−CO2 4 基を表し、 R1 が、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又
    は、 1個以上のR5 基もしくは1個以上のハロゲン原子で任
    意に置換される、3〜6個の炭素原子を含むシクロアル
    キル基を表し、 R2 が、 ハロゲン原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル基も
    しくはアルキニル基か、 1個以上の−OR5 で置換される、6個までの炭素原子
    を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基か、又は、 ニトロ、シアノ、−CO2 5 、−S(O)P 6 、−
    O(CH2 m OR5 、−COR5 、−NR6162、−
    N(R8 )SO2 7 、−OR5 、−OSO2 7 及び
    −(CR9 10t −S(O)q 7 から選択される基
    を表し、 R3 が−S(O)q 7 を表し、 Xが−(CR9 10t −を表し、 nがゼロか、又は、1〜4の整数であり(nが1より大
    きい場合には、前記R2 基は同一であっても異なっても
    よい)、 R4 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    6個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖アルキル基を
    表し、 R5 が、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又
    は、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、3〜6個
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル基も
    しくはアルキニル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR6 、R61、R62の各々
    が、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又
    は、 互いに同一でも異なってもよい1〜5個のR2 基で任意
    に置換されるフェニル基を表し、 R7 が、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、3〜6個
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル基も
    しくはアルキニル基か、又は、 −(CR5152U −[ハロゲンと、ニトロと、シアノ
    と、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される6個ま
    での炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基も
    しくはアルコキシ基と、−S(O)p 4 とから選択さ
    れる、互いに同一でも異なってもよい1〜5個の基で任
    意に置換されるフェニル]を表し、 R8 が、 水素原子か、又は、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、10個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基、ア
    ルケニル基もしくはアルキニル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR9 とR10の各々が、 水素原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又
    は、 互いに同一でも異なってもよい1〜5個のR2 基で任意
    に置換されるフェニル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR51とR52の各々が、 水素原子か、又は、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表
    し、 pが0、1又は2を表し、 qが0、1又は2を表し、 mが1、2又は3を表し、 tが1〜4の整数を表し(tが1より大きい場合に、−
    CR9 10基が同一でも異なっていてもよい)、 uが0又は1を表す]の4−ベンゾイルイソオキサゾー
    ル又はその農業上許容可能な塩。
  2. 【請求項2】 前記式(I)中、 R2 が、 ハロゲン原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、 1個以上の−CR5 基で置換される、6個までの炭素原
    子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、又は、 ニトロ、シアノ、−CO2 5 、−S(O)P 6 、−
    O(CH2 m OR5 、−COR5 、−NR6162、−
    N(R8 )SO2 7 、−OR5 及び−OSO2 7
    ら選択される基を表し、 R5 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基を表し、 R7 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基を表す、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 前記式(I)中、 R1 が、 1〜3個の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基か、又は、 シクロプロピル基又は 1−メチルシクロプロピル基を表
    し、 R2 が、 ハロゲン原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、 1個以上の−OR5 で置換される、4個までの炭素原子
    を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基か、又は、 ニトロ、シアノ、−CO2 5 、−S(O)P 6 、−
    O(CH2 m OR5 、−NR6162、−N(R8 )S
    2 7 、−OR5 及び−OSO2 7 から選択される
    基を表し、 R4 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    6個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR5 とR6 の各々が、1
    個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個までの
    炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR61とR62の各々が、6
    個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基
    を表し、 R7 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル
    基を表し、 R8 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    4個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖のアルキル
    基、アルケニル基又はアルキニル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR9 とR10の各々が、 水素原子か、又は、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、6個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表
    し、 nが0、1又は2を表し、 tが1を表す、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 前記式(I)中、 R2 が、 ハロゲン原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、 1個以上の−OR5 基で置換される、4個までの炭素原
    子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基か、又は、 ニトロ、−CO2 5 、−S(O)P 6 、−O(CH
    2 m OR5 、−NR6162、−N(R8 )SO2 7
    及び−OR5 から選択される基を表し、 R4 が、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖
    アルキル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR6 、R61、R62の各々
    が、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基を表し、 R7 が、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖
    アルキル基を表し、 R8 が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、
    4個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖のアルキル基
    を表し、 互いに同一でも異なってもよいR9 とR10の各々が、 水素原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表
    す、請求項1、2又は3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 前記式(I)中、 R1 がメチル、イソプロピル又はシクロプロピルであ
    り、 R2 が、 ハロゲン原子か、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基か、 1個以上の−OR5 基で置換される、4個までの炭素原
    子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基か、又は、 −CO2 5 、−S(O)P 6 、−NR6162及び−
    OR5 から選択される基を表し、 R4 が、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖
    アルキル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR5 、R6 、R61、R62
    の各々が、1個以上のハロゲン原子で任意に置換され
    る、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基を表し、 R7 が、4個までの炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖
    アルキル基を表し、 互いに同一でも異なってもよいR9 とR10の各々が、 水素原子か、又は、 1個以上のハロゲン原子で任意に置換される、4個まで
    の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表
    し、 tが1表す、請求項1から4のいずれか一項に記載の化
    合物。
  6. 【請求項6】 nがゼロより大きく、且つ前記式(I)
    の化合物のベンゾイル環が2,4 −二置換又は2,3,4 −三
    置換されている、請求項1から5のいずれか一項に記載
    の化合物。
  7. 【請求項7】 nがゼロより大きく、且つ前記式(I)
    の化合物のベンゾイル環が2,3 −二置換されている、請
    求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 前記式(I)中、 Rが水素、又は、−CO2 Etを表し、 R1 がシクロプロピルを表し、 R2 がハロゲン原子、又は、−CF3 と−S(O)P
    eと−OMeから選択される基を表し、 Xが−CHR9 −を表し、 R3 が−S(O)q 7 を表し、 nが0、1又は2を表し、 R7 が、 1〜3個のフッ素原子で任意に置換される、4個までの
    炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基もしく
    はアルケニル基か、又は、 フェニルを表し、 R9 が水素又はメチルを表し、 互いに同一でも異なっていてもよいpとqの各々が、
    0、1又は2を表す請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェ
    ニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチル)ベン
    ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−2 −メチルスルフェニル−3 −(メチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロ
    ピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−3 −(メチルスルフェニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(エチルスルフェニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフェニルメチ
    ル−4 −(トリフルオロメチル)ベンゾイル] イソオキ
    サゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−(メチルスルフェニルメ
    チル)−ベンゾイル]イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[4−メチルスルフェニル−2
    −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキ
    サゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(n−プロピルスルフェニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル、 4 −[4−ブロモ−2 −(イソプロピルフェニルメチル)
    ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[2−(エチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −
    5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[4−フルオロ−2 −(メチル
    スルフェニルメチル)−ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2 −プロペニル)スルフェニ
    ルメチル] −ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3−フルオロ−4 −メトキシ
    −2 −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソ
    オキサゾール、 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2,2,2 −トリフルオロエチ
    ル)スルフェニルメチル] −ベンゾイル}−5 −シクロ
    プロピルイソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(t−ブチルスルフェニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル、 4 −[4−ブロモ−2 −(フェニルスルフェニルメチル)
    ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[2−クロロ−4 −(メチルスルフェニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−フルオロ−4 −(メチル
    スルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、 4 −[2−ブロモ−4 −(メチルスルフェニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メトキシ−4 −(メチル
    スルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフェニル−4
    −(メチルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキ
    サゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(メチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルフェニル−2 −(メチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロ
    ピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(1−メ
    チルスルフェニル)エチル] ベンゾイルイソオキサゾー
    ル、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(エチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −[3−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−3 −フルオロ−2 −(メチルスルフェ
    ニルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソ
    オキサゾール、 4 −[3−ブロモ−4 −クロロ−2 −(メチルスルフェニ
    ルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 4 −[4−クロロ−2 −メトキシ−3 −(メチルスルフェ
    ニルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソ
    オキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2,4−ジクロロ−3 −(メチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −[2−クロロ−4 −メチルスルフェニル−3 −(メチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロ
    ピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルフェニル−2 −(メチ
    ルスルフェニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロ
    ピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(メチ
    ルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルフェニル−2 −(メチ
    ルスルフィニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロ
    ピルイソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(メチルスルフィニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −{3,4 −ジクロロ−2 −[1−
    (メチルスルフィニル)エチル] ベンゾイル}イソオキ
    サゾール、 4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルフィニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−2 −(メチルスルホニルメチル)ベン
    ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(エチルスルフィニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(エチルスルホニルメチル)ベン
    ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフィニルメチ
    ル−4 −(トリフルオロメチル)ベンゾイル] イソオキ
    サゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルホニルメチル
    −4 −(トリフルオロメチル)ベンゾイル] イソオキサ
    ゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[4−メチルスルフェニル−2
    −(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキ
    サゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[4−メチルスルホニル−2 −
    (メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾ
    ール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−(メチルスルフィニルメ
    チル)−ベンゾイル]イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−(メチルスルホニルメチ
    ル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(エチ
    ルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(エチ
    ルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −[4−ブロモ−2 −(n−プロピルスルフィニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル、 4 −[4−ブロモ−2 −(n−プロピルスルホニルメチル)
    ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[ ブロモ−2 −(イソプロピルスルフィニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル、 4 −[4−ブロモ−2 −(イソプロピルスルホニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル、 エチル 4−[4−ブロモ−2 −(メチルスルフィニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
    ル−3 −カルボキシレート、 エチル 4−[4−ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル−3 −カルボキシレート、 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルフィニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチル)ベン
    ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 エチル 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルホニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾー
    ル−3 −カルボキシレート、 エチル 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルフィニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
    ル−3 −カルボキシレート、 4 −[3−ブロモ−4 −クロロ−2 −(メチルスルフィニ
    ルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 4 −[3−ブロモ−4 −クロロ−2 −(メチルスルホニル
    メチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキ
    サゾール、 4 −[4−クロロ−3 −フルオロ−2 −(メチルスルフィ
    ニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2,2,2 −トリフルオロエチ
    ル)スルホニルメチル]−ベンゾイル}−5 −シクロプ
    ロピルイソオキサゾール、 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2 −プロペニル)スルホニル
    メチル] ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイソオキサ
    ゾール、 4 −{4 −ブロモ−2 −[(2 −プロペニル)スルフィニ
    ルメチル] ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイソオキ
    サゾール、 4 −{4 −ブロモ−2 −[(1 −プロペニル)スルフィニ
    ルメチル] ベンゾイル}−5 −シクロプロピルイソオキ
    サゾール、 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルフェニル−2 −(メチ
    ルスルフィニルメチル)−ベンゾイル] −5 −シクロプ
    ロピルイソオキサゾール、 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルホニル−2 −(メチル
    スルホニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
    イソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(t−ブチルスルホニルメチル)
    ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[4−ブロモ−2 −(フェニルスルホニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−(エチルスルフィニルメ
    チル)−ベンゾイル]イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−(エチルスルホニルメチ
    ル)−ベンゾイル] イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3−フルオロ−4 −メトキシ
    −2 −(メチルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオ
    キサゾール、 4 −[4−クロロ−3 −メチルスルフィニルメチル−2 −
    (メトキシ)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2,4−ジクロロ−3 −(メチ
    ルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾー
    ル、 4 −[2−クロロ−4 −(メチルスルフィニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[2−クロロ−4 −(メチルスルホニルメチル)ベン
    ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−フルオロ−4 −(メチル
    スルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、 4 −[2−ブロモ−4 −(メチルスルフィニルメチル)ベ
    ンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 4 −[2−ブロモ−4 −(メチルスルホニルメチル)ベン
    ゾイル] −5 −シクロプロピルイソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メトキシ−4 −(メチル
    スルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2−メチルスルフェニル−4
    −(メチルスルフィニルメチル)ベンゾイル] イソオキ
    サゾール、 4 −[3−クロロ−4 −メチルスルホニル−2 −(メチル
    スルホニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピル
    イソオキサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[3,4−ジクロロ−2 −(メチ
    ルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、
    4 −[4−クロロ−2 −メトキシ−3 −(メチルスルホ
    ニルメチル)ベンゾイル] −5 −シクロプロピルイソオ
    キサゾール、 5 −シクロプロピル−4 −[2,4−ジクロロ−3 −(メチ
    ルスルホニルメチル)ベンゾイル] イソオキサゾール、 エチル 4−[4−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
    ル−3 −カルボキシレート、 エチル 4−[3−ブロモ−2 −(メチルスルフェニルメチ
    ル)ベンゾイル] −5−シクロプロピルイソオキサゾー
    ル−3 −カルボキシレート、又は、 4 −[4−クロロ−3 −エチルスルフェニルメチル−2 −
    (メチルスルフェニル)−ベンゾイル] −5 −シクロプ
    ロピルイソオキサゾールである請求項1に記載の化合
    物。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2に記載の式(I)の4
    −ベンゾイルイソオキサゾール誘導体の製造方法であっ
    て、 (a)前記式(I)中のR基が水素を表す場合に、式(I
    I): 【化2】 [式中、Lは脱離基であり且つR1 、R2 、R3 、n及
    びXが請求項1又は2に定義の通りである]の化合物
    を、ヒドロキシルアミン又はその塩と反応させること、 (b)前記式(I)中のRが水素を表す場合に、式(III
    ): 【化3】 [式中のR1 が請求項1又は2に定義の通りであり且つ
    Yがカルボキシ基もしくはその反応性誘導体又はシアノ
    基を表す]の化合物を、適切な有機金属化合物試薬と反
    応させること、 (c)前記式(I)中のRが−CO2 4 基を表し、R2
    が、pが0又は2である場合にR2 に関して請求項1又
    は2に定義の通りのR21基を表し、qが0又は2を表す
    場合に、式(IV): 【化4】 [式中、R1 、R3 、X及びnが請求項1又は2に定義
    の通りであり、pが脱離基であり、qが0又は2を表
    し、R21が上記定義の通りである]の化合物を、式R4
    2 CC(Z)=NOH(式中、R4 は請求項1又は2
    に定義の通りであり、Zがハロゲン原子である)の化合
    物と反応させること、 (d)前記式(I)中のRが−CO2 4 基を表し、qが
    0又は2を表し、且つR2 が上記で定義された通りのR
    21基を表す場合に、式(V): 【化5】 (式中、R1 、R3 、X及びnは請求項1又は2に定義
    の通りであり、qは0又は2を表し、且つR21は上記定
    義の通りである)の化合物を、式R4 2 CC(Z)=
    NOH(式中、R4 が請求項1又は2に定義の通りであ
    り且つZがハロゲン原子である)の化合物と反応させる
    こと、 (e)前記式(I)中のRが−CO2 4 基を表し、qが
    0又は2を表し、且つR2 が上記で定義された通りのR
    21基を表す場合に、式(VI): 【化6】 (式中、R1 、R3 、X及びnが請求項1又は2に定義
    の通りであり、qが0又は2を表し且つR21が上記定義
    の通りである)の化合物を、式R4 2 CC(Z)=N
    OH(式中、R4 は請求項1又は2に定義の通りであ
    り、Zはハロゲン原子である)の化合物と反応させるこ
    と、 (f)前記式(I)中のq及び/又はpが1又は2である
    場合に、q及び/又はpが0又は1である式(I)の対
    応する化合物の硫黄原子を酸化すること、任意に、その
    後で、こうして得られた前記式(I)の化合物を農業上
    許容可能なその塩に変換すること、を包含する前記方
    法。
  11. 【請求項11】 農業用上許容可能な希釈剤又は担体及
    び/又は界面活性剤と組み合わせて、除草剤として有効
    な量の請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)
    の4 −ベンゾイルイソオキサゾール誘導体又は農業上許
    容可能なその塩を活性成分として含んで成る除草性組成
    物。
  12. 【請求項12】 水性懸濁液濃縮物、水和性粉末、水溶
    性もしくは水分散性粉末、液体水溶性濃縮物、液体乳化
    性懸濁濃縮物、顆粒、又は乳化性濃縮物の形態である、
    請求項11に記載の除草性組成物。
  13. 【請求項13】 除草剤として有効な量の請求項1から
    9のいずれか一項に記載の式(I)の4 −ベンゾイルイ
    ソオキサゾール誘導体又は農業上許容可能なその塩を、
    雑草生育場所に対して施用することを含む、雑草の成長
    をその場所で抑制するための方法。
  14. 【請求項14】 前記雑草生育場所が作物の栽培のため
    に使用されているか又は施用される予定の区域であり、
    前記化合物を、1ヘクタール当たり0.01〜4.0kg の施用
    量で使用する請求項13に記載の方法。
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