JP3211514U - フットカバー - Google Patents

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【課題】着用者の足首下部を締め付けすぎないので履き心地が良く、着用者の歩行時にズレることが少ない一体編地のフットカバーを提供する。【解決手段】着用者の足甲部の大半および足首部を露出させる上方開口部2と、着用者の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を包み込む前後袋部10,16とを有する一体編地のフットカバーにおいて、足を出し入れするための上方開口部2について、その周縁前方20を全周の伸縮編み部7の一部で構成し、且つその周縁後方22には着用者の両踝部に達する長さを有する細幅の部分伸縮部8を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、着用者の足首下部を締め付けすぎないので履き心地が良く、着用者の歩行時にズレることが少ない一体編地のフットカバーに関する。
フットカバーは靴下の一種であり、ソックスカバー、インナーソックス、カバーソックスとも称している。女性や若者では、素足で靴を着用したように見せるためにフットカバーを履くことが一般的である。通常のフットカバーは、靴着用時にパンプスやスニーカーから見えないように、履き口の上方開口部が大きくカットされているため、着用者の歩行時に脱げやすく、該カバーの履き位置がズレることが頻発する。
フットカバーが歩行時に脱げやすいという欠陥を改善するために、既に数多くの発明が提案されているが、一般的に爪先部、足底部、両側辺部、踵部などの各ニット部分を個別に形成し、縫製によって全体を一体化するフットカバーが非常に多い。この種のフットカバーでは、各ニット部分の煩雑な縫製作業が必要になるので製品のコストアップの要因になり、且つ足底部の周囲や両側辺部に太い縫着線が形成されるので履き心地が悪くなりやすい。これに対し、特開2008−261079号や特開2011−52335号では、靴下編機を用いて爪先部、足底部、両側辺部、踵部が一体編地になるように連続編成するため、生産効率が良いうえに目障りな太い縫着線が形成されないという利点がある。
特開2008−261079号公報 特開2011−52335号公報
特開2008−261079号および特開2011−52335号は、上方開口部として、靴下編機によって伸縮性を有するエンドレスの口ゴム部をまず編成し、該口ゴム部から編み始めて前後袋部を形成する。この口ゴム部は、ゴム糸が挿入されたエンドレスの平編またはリブ編であるから、着用者の足首下部の全周を均一に締め付けることになり、本来締め付けを要しない足首部側面まで強く圧迫してしまう。このフットカバーは、歩行時に脱げることを防ぐために口ゴム部でかなり強く締め付けることを要し、足甲部全体が強く圧迫されることにより、該フットカバーの履き心地が悪くなる。
また、特開2008−261079号では、横長のゴアラインだけでフットカバーの土踏まず部を引き上げているので、この土踏まず部においてフットカバー底は足裏との間に間隙が生じ、この間隙がフットカバーの使用時のズレ要因になる。この点に関し、特開2011−52335号では、前方袋部の後辺に沿ってエンドレス帯を備えていても、該エンドレス帯自体は特別に伸縮性に富んでいないので、フットカバーの使用時のズレ防止に寄与することは少ない。
本考案は、従来の一体編地のフットカバーに関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、上方開口部の前方周縁と後方周縁だけに伸縮部分が存在することにより、着用者の足首下部を締め付けすぎず、履き心地が良いフットカバーを提供することを目的としている。本考案の他の目的は、フットカバー底と足裏との間に間隙が生じないので、着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こることが少ないフットカバーを提供することである。本考案の別の目的は、着用者の左足または右足に選択的にフィットさせることにより、履き位置ズレが起こりにくく、快適な履き心地を維持できるフットカバーを提供することである。
本考案に係るフットカバーは、着用者の足甲部の大半および足首部を露出させる上方開口部と、着用者の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を包み込む前後袋部とを有する一体編地からなる。このフットカバーは、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁前方を全周の伸縮編み部の一部で構成し、且つその周縁後方には着用者の両踝部に達する長さを有する細幅の部分伸縮部を備える。
本考案に係るフットカバーは、前方袋部の後方には全周の伸縮編み部を有し、且つ前方袋部のトウ部において、外側ゴアラインは内側ゴアラインと比べて長く且つ水平面での傾斜角度が大きいことによって、前方袋部の先端を着用者の左足または右足の前方足形と容易にフィットさせてもよい。
本考案に係るフットカバーにおいて、カバー上方開口部の周縁前方は全周伸縮編み部であるリブ編の一部であり、該リブ編は表糸が綿糸および裏糸がウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸からなると好ましい。また、上方開口部の周縁後方は、細幅の伸縮性ダブルウェルトであり、該ダブルウェルトはポリウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸からなると好ましい。
本考案に係るフットカバーは、全体的な構成として、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁前方は全周の伸縮編み部の一部で構成し、且つその周縁後方には着用者の両踝部に達する長さを有する細幅の部分伸縮部を備え、さらに前方袋部において、外側のゴアラインは内側のゴアラインと比べて長く且つ水平面での傾斜角度が大きく、さらに内側のゴアラインに分枝ゴアラインを設けている。
本考案に係るフットカバーは、上方開口部の周縁前方を全周の伸縮編み部の一部で構成し、且つその周縁後方に着用者の両踝部に達する長さを有する細幅の部分伸縮部を備えることにより、全体が編地で上方開口部の前方周縁と後方周縁に強い伸縮部分が存在し、着用者の足首下部を締め付けすぎず、履き心地が安定して良好である。また、本考案のフットカバーは、前方袋部に全周の伸縮編み部を有することにより、フットカバー底と着用者の足裏との間に間隙が生じず、着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こることが少ないため、長時間着用しても良好な履き心地が維持できる。
本考案に係るフットカバーでは、右足用または左足用で前方袋部の先端形状が異なり、着用者の左足または右足に選択的にフィットさせることにより、履き位置ズレが起こりにくく、快適な履き心地を長時間維持できる。本考案のフットカバーは、使用していない状態において全体が平らになっているので、洗濯後の乾燥作業およびタンスなどへの収納作業が容易であり、販売時や保管時において形を維持するための板紙を嵌めることも特に要しない。
本考案に係るフットカバーを示す全体平面図であり、図示のフットカバーは右足用である。 図1のフットカバーを左側から斜めに見た全体斜視図である。 図1のフットカバーを右側から斜めに見た部分斜視図である。 本考案に係るフットカバーの一例を示す全体展開図であり、各部分の幅と長さを概略で図示している。
本考案に係るフットカバー1は、図1に示すように非使用状態ではほぼ平らになっており、着用者が足に履く際には、カバー後方部を立てて踵部を嵌め、図2および図3に示すような立体形状にする。フットカバー1は、コンピュータ制御の全自動靴下編み機によって一体的に編成するから、上方開口部2に対してセンタ内外側のゴアライン3,5(図2と図3)の長さや角度を左右で変えることが可能であり、その生産効率および製品均一性などが優れている。
フットカバー1は、綿糸、ポリエステル繊維、アセテート繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、綿糸とポリエステル繊維との混紡繊維などの単数または複数の繊維糸からなり、全体が薄い一体編地によって高い伸縮性を備えている。全周の伸縮編部7および細幅の部分伸縮部8について、細いポリエステル繊維やナイロンでポリウレタン糸の芯糸をカバーリングした被覆弾性糸またはゴム糸を使用することが好ましい。
フットカバー1は、図1から図3に示すように、全周の伸縮編み部7を後方に有する前方袋部10と、上方開口部2の両側部12,12と足底部に相当する中間半筒部14と、上方開口部の周縁後方に細幅の部分伸縮部8が位置する後方袋部16と備える。中間半筒部14は、例えば、編機のシリンダ振幅を半回転(180度)よりも大きい200〜300度で往復編みを行うことにより、フットカバー1を着用した際に両側部12,12が着用者の足18の両側辺部および足裏部を覆うことを要する。この明細書において、シリンダ振幅とは、丸編の全自動靴下編機において、そのシリンダを所定の回転だけ正回転と逆回転とに交互に切り替えながら編成することにより、実際に編成される円周方向の領域を意味している。
フットカバー1は、図2と図3に示す着用時において、後方袋部16が立ち上がって全体が細長く伸び、着用者の足18の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆い、上開口部2が拡がって足甲部の大半および足首部を露出させる。フットカバー1は、着用時にパンプスやスニーカーなどの靴から露出しないように、履き口である上方開口部2が縦方向に大きく伸長する。上方開口部2は、中間半筒部14が編成時に全周の伸縮編み部7に移行することにより(図4参照)、その周縁前方20が全周の伸縮編み部7の一部で構成され、且つその周縁後方22における細幅の部分伸縮部8は、図2のように踵部上方から実質的に着用者の両踝部に達する長さである。また、全体が横編みであるので、中間半筒部14の端縁である両側部12,12は、上方開口部2において横方向に比べて縦方向への伸縮は少ない。
前方袋部10には、後方に位置する全周の伸縮編み部7を有し、該編み部は幅が13〜25mmであり、編成時にシリンダ全周を回転する8〜15コースの幅である。全周の伸縮編み部7は、リブ編または平編でのゴム糸挿入編みなどであり、リブ編の場合には表糸が綿糸および裏糸がポリウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸であると好ましい。
前方袋部10では、前方に向かって全周の伸縮編み部7から通常のリングトウ24に移行し、さらに該前方袋部のトウ部26を編成する(図4参照)。前方袋部10のトウ部26を編成するには、リングトウ24からシリンダ振幅を適宜に調整して半回転往復編みを行い、該全周編み部の残り周縁がリンキングコース28に相当する(図4参照)。シリンダ振幅の調整に際して、当該シリンダ振幅の拡大および縮小を正確に行い、左右の側辺形状が異なるように編成することが可能である。
前方袋部10のトウ部26において、左右の側辺形状が異なるように編成した場合には、つま先内側と外側のゴアライン3、5が異なり、さらに内側ゴアライン3から分岐ゴアライン30が生じる。つまり、外側ゴアライン5は内側ゴアライン3と比べて長く且つ水平面での傾斜角度が大きい。さらに、内側のゴアラインに分枝ゴアライン30を設けることにより、着用者の親指部が多少膨らみ、袋部のトウ部26が着用者の左足または右足の前方足形と正確にフィットする。図1から図3に示すフットカバー1は右足用であり、右足用と左足用でトウ部26の平面形状が異なっている。
前方袋部10では、リングトウ24の前周辺において、蓋然周辺のほぼ半分長さに達するリンキングコース28が存在する(図4参照)。リンキングコース28では、リングトウ24の残り周縁とトウ部26の上端辺とがかがり縫いによって縫合され、前方袋部10を封止筒状に一体化する。
一方、フットカバー1の後方袋部16では、その上方において、上方開口部2の周縁後方に細幅の部分伸縮部8が形成され、図4に例示するように、フットカバー1は上方開口部2の周縁後方から編み始めると好ましい。部分伸縮部8は、細幅の伸縮性ダブルフェルトを編成して形成したり、または細幅の樹脂部を設ければよい。この伸縮性ダブルフェルトは、ポリウレタン糸を芯糸にしたポリエステルやナイロンの細い糸で被覆した太い被覆弾性糸で編成しても、さらに袋状のダブルウェルトの中にゴム糸やポリウレタン糸などの弾性糸を挿入してもよい。また、前記の樹脂部は、同一または異なるシリコーン樹脂などからなり、シルクスクリーン機による厚盛り印刷、凸版や凹版印刷機による印刷、テープ状素材の熱融着などによって形成すればよい。
部分伸縮部8が細幅の伸縮性ダブルフェルトである場合には、例えば、シリンダ振幅の150〜200度の約半回転の往復編みによってコースごとに回転量を増やしながら両端が斜めになるように編成すればよい。例えば、部分伸縮部8が約半回転の往復編みで編成されると、通常寸法でその長さは75〜90mm程度になり、図1の折り畳み時において、上方開口部2の両側部12,12の間隙より広くなり、余裕を持って後方袋部16は平らになる。
フットカバー1の後方袋部16について、シリンダ振幅を適宜調整しながら約半回転の往復編みを行い、シリンダ振幅の調整に際し、シリンダ振幅の拡大および縮小を交互に行う場合には、後方袋部16の左右両脇にゴアライン32および分岐ゴアライン34(図2)が生じる。後方袋部16を図2に示すように立ち上げると、ゴアライン32,34によって着用者10の踵部に嵌まりやすいように丸みを帯びて膨らんでおり、該後方袋部が着用時に着用者の踵部と密接することにより、フットカバー1が着用時に脱げたり位置ズレすることを防止する。
また、後方袋部16において、着用者の踵部と当接する内周面に細長い樹脂帯片36を複数列形成すると好ましい。これらの樹脂帯片36は、全体として着用者の踵幅に相当する横幅になり、その全体の縦幅はカバー後方高さにほぼ対応する。これらの樹脂帯片36は、前記の樹脂細幅部と同様にシリコーン樹脂または他の粘着性樹脂からなり、フットカバー1が着用時に脱げることをいっそう効果的に防止できる。
フットカバー1は、上方開口部2の周縁前方20を全周の伸縮編み部7の一部で構成し、且つその周縁後方22に細幅の部分伸縮部8を備え、全体が編地で上方開口部2の前方周縁20と後方周縁22に強い伸縮部分が存在することにより、着用時において、全体が細長く伸びて後方袋部16が立ち上がり、着用者の足18の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆っても着用者の足首下部を締め付けすぎず、履き心地が良好である。また、フットカバー1は、前方袋部10の後方に全周の伸縮編み部7を有することにより、フットカバー底と着用者の足裏との間に間隙が生じず、着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こることが少ない。
フットカバー1では、右足用または左足用で前方袋部10の先端形状が異なり、着用者の左足または右足に選択的にフィットさせることにより、従来と比べて履き位置ズレが起こりにくく、快適な履き心地を長時間維持できる。また、フットカバー1は、図1に示すように、使用していない状態において平らであるので、洗濯後の乾燥作業およびタンスなどへの収納作業が容易であり、販売時や保管時において形を維持するための板紙を嵌めることも要しない。
次に、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は実施例によって限定されるものではない。フットカバー1を綿糸を用いて製造する際に、図4において、まず部分伸縮部8である細幅の伸縮性ダブルフェルトから編み始める。この伸縮性ダブルフェルトには、ポリウレタン糸を芯糸にしたポリエステルやナイロンの細い糸で被覆した被覆弾性糸を用いる。部分伸縮部8は、シリンダ振幅が180度の半回転往復編みで編成され、通常寸法でその長さが約80mmおよび幅が8mmである。
フットカバー1の後方袋部16は、部分伸縮部8から直接移行しており、袋部上部16aにおいて約半回転の往復編みシリンダ振幅を次第に減らすように調整し、袋部下部16bに至る段階でシリンダ振幅の拡大および縮小を交互に行うことにより、後方袋部16の左右両脇にゴアライン32および分岐ゴアライン34が生じる。袋部下部16bでは、180度から240度回転の往復編みシリンダ振幅になるまで次第に増やしていく。この結果、後方袋部16は、図2に示すように立ち上がると、ゴアライン32,34によって着用者の踵部が嵌まりやすいように丸みを帯びて膨らみ、該後方袋部が着用時に着用者の踵部と密接する。
袋部下部16bの下端は240度回転の往復編みシリンダ振幅になり、240度回転の往復編みを続行し、図4の二点鎖線以降の中間半筒部14を編成する。中間半筒部14は、長さ4cm程度であり、シリンダ振幅の半回転(180度)よりも大きいので、フットカバー1を着用した際に着用者の足底部を覆い、さらに両側部12,12が着用者の足18の両側辺部を覆うことができる。ついで、 中間半筒部14は、前方袋部10の全周の伸縮編み部7に移行する。
全周の伸縮編み部7は前方袋部10の後方に位置し、該伸縮編み部は幅が15mmである。伸縮編み部7はリブ編であり、このリブ編において表糸が綿糸および裏糸がポリウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸である。前方袋部10では、前方に向かって全周の伸縮編み部7から通常のリングトウ24に移行し、さらにトウ部26を編成する。
トウ部26を編成するには、リングトウ24からシリンダ振幅を適宜に調整して半回転往復編みを行い、該全周編み部の残り周縁がリンキングコース28に相当する。トウ部26では、シリンダ振幅の調整に際して、当該シリンダ振幅の拡大および縮小を正確に行い、左右の側辺形状が異なるように編成する。リンキングコース28は、リングトウ24の残り周縁とトウ部26の上端辺とをかがり縫いによって縫合する。
前方袋部10のトウ部26では、つま先内側と外側のゴアライン3、5が異なり、さらに内側ゴアライン3から分岐ゴアライン30が生じる。外側ゴアライン5は、内側ゴアライン3と比べて長く且つ水平面での傾斜角度が大きくなる。さらに、内側のゴアラインに分枝ゴアライン30を設けることにより、着用者の親指部が多少膨らみ、袋部トウ部26が着用者の左足または右足の前方足形と正確にフィットする。前方袋部10のトウ部26には、適用する足を指定するRまたはLの記号、適用足寸法、ブランド名などを模様として編み込む。
編成の完了後に、後方袋部16において、着用者の踵部と当接する内周面に細長い樹脂帯片36を4列並行に左右2組形成し、これはスクリーン印刷によって塗布できる。これらの樹脂帯片36は、全体として着用者の踵幅に相当する横幅を有し、その全体の縦幅はカバー後方高さにほぼ対応する。これらの樹脂帯片36はシリコーン樹脂からなり、フットカバー1が着用時に脱げることを効果的に防止できる。
フットカバー1は、上方開口部2の周縁前方20を全周の伸縮編み部7の一部で構成し、且つその周縁後方22に細幅の部分伸縮部8を備え、全体が編地で上方開口部2の前方周縁20と後方周縁22に強い伸縮部分が存在する。このような構成によって、フットカバー1の着用時に後方袋部16を立ち上げて履くと、特に周縁前方20および周縁後方22が大きく伸長することにより、全体が細長く伸びて着用者の足18の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆い、この際に着用者の足首下部を締め付けすぎない。また、フットカバー1は、前方袋部10の後方に全周の伸縮編み部7を有することにより、綿製であってもフットカバー底と着用者の足裏との間に間隙が生じない。
1 フットカバー
2 上方開口部
3,5 ゴアライン
7 全周の伸縮編部
8 細幅の部分伸縮部
10 前方袋部
12,12 上方開口部の両側部
14 中間半筒部
16 後方袋部
20 上方開口部の周縁前方
22 上方開口部の周縁後方
24 リングトウ
26 トウ部
32,34 ゴアライン

Claims (5)

  1. 着用者の足甲部の大半および足首部を露出させる上方開口部と、着用者の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を包み込む前後袋部とを有する一体編地のフットカバーであって、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁前方を全周の伸縮編み部の一部で構成し、且つその周縁後方には着用者の両踝部に達する長さを有する細幅の部分伸縮部を備えるフットカバー。
  2. 着用者の足甲部の大半および足首部を露出させる上方開口部と、着用者の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を包み込む前後袋部とを有する一体編地のフットカバーであって、前方袋部の後方には全周の伸縮編み部を有し、且つ前方袋部のトウ部において、外側ゴアラインは内側ゴアラインと比べて長く且つ水平面での傾斜角度が大きいことによって、前方袋部の先端を着用者の左足または右足の前方足形と容易にフィットさせるフットカバー。
  3. 上方開口部の周縁前方は、全周伸縮編み部におけるリブ編の一部であり、該リブ編は表糸が綿糸および裏糸がポリウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸からなる請求項1記載のフットカバー。
  4. 上方開口部の周縁後方は、細幅の部分伸縮部を構成する伸縮性ダブルウェルトからなり、該ダブルウェルトはポリウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸からなる請求項1記載のフットカバー。
  5. 着用者の足甲部の大半および足首部を露出させる上方開口部と、着用者の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を包み込む前後袋部とを有する一体編地のフットカバーであって、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁前方は全周の伸縮編み部の一部で構成し、且つその周縁後方には着用者の両踝部に達する長さを有する細幅の部分伸縮部を備え、さらに前方袋部のトウ部において、外側のゴアラインは内側のゴアラインと比べて長く且つ水平面での傾斜角度が大きく、さらに内側のゴアラインに分枝ゴアラインを設けているフットカバー。
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