JP6315968B2 - くつ下 - Google Patents

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Description

本発明は、スニーカー、 パンプス等の甲部が開いた高さのない靴を履いた際に、外部からくつ下の着用が見られることのないシューズインタイプのくつ下に関する。
裸足で靴を履くことが、ファッション的に良いとされる傾向があるが、裸足で靴を履くことは、衛生的にも良くないことがわかっており、くつ下を着用した場合であっても、くつ下が靴内に収まり、外見からくつ下を履いているのが見えないものが好ましい。
このことから、従来のスニーカー、パンプス等の甲部が広く開いており、靴底部から甲部開口部までの高さの低い靴を履いたとき、くつ下の着用を外部から見えることのないようにするために、甲部が開け、くつ下の底部から履口部までの高さが低くなるよう、靴着用時くつ下爪先部から踵部まで引張状態にして着用するくつ下が開発されている。
しかし、シューズインタイプのくつ下を着用するとくつ下の足裏から履口部までの高さが低くなるようにしている為、踵部がズリやすく脱げやすいといった問題も生じている。
特許第3740676号公報 特許第3343732号公報 特開平6-346301号公報
本発明は上記の点に鑑みて、甲部を広く開くことができ、さらには、踵の生地がズレにくく快適に履くことのできるくつ下を得ることを目的としている。
発明1のシューズインタイプのくつ下は、足裏部に正逆反転編みによる台形生地が構成されており、その台形生地がコース方向に複数並設され、並設された複数の前記台形編地の斜辺が履口部近傍に編立てられていることを特徴としたくつ下。
発明2は、前記台形生地がコース方向に複数並設される構成を、複数回ウェール方向に編み重ねることを特徴とする発明1のくつ下。
発明3は、前記くつ下において、踵部に沿って踵上部にあたる場所に正逆反転編みを追加させることにより、踵全体を包み込むことを特徴とする発明1または、発明2のくつ下。
発明4は、前記踵上部に追加した正逆転編みの生地の編目が他部分の編地より編目が締まっていることを特徴とした発明のくつ下。
特許文献2により開示されている足裏部での、第2台形編地から第3台形編地へ編進み、さらに第4台形編地を編立てる方法では、編機の正逆反転編みによる編幅の増幅は、機械上の制限があるため困難であり、つま先前方へ生地を伸ばすことが出来ない。また、このような方法で編立てを行うと多くのゴアラインがくつ下の側面に露骨に表れ、さらには、台形編地の端点部には尖りが生じる箇所も存在し、見かけ上も良いと言えるものではない。しかし、本発明のように正逆反転編みによって構成される2つの台形編地は、足裏部のコース方向に並設されることにより、足裏部の生地を2つ以上に編立て部位を分けて編立てることによって正逆転編みによる編幅に限界を迎えず、ウェール方向に編み進むことが出来る。
さらに、斜辺が互いに噛み合わさるように配置しているため、生地余りもなく且つ、無理な力が働かない。その上、ゴアラインも少ない為、角が立つことがないので履き心地が良い。
また、コース方向に並設した台形編地を、それぞれ別の素材や色に変えることが出来、それにより機能性やデザイン性をより良いものにすることが出来る。
前記並設した台形編地の一方の斜辺は、履口部近傍に沿って編立てる為、履口部側面が台形編地の斜辺に沿ってつま先前方に伸びる。このことにより、足裏部に編地が確保されているので履口部が拡がった編地に設定できる。足甲部側を広く開けることが出来るので、甲部が開いた靴を履いた場合でも引張って履くなど無理なく着用でき、外部からも見えることは無く、しかも、シューズインタイプのくつ下にかかわらず踵がズレにくく脱げにくい。
さらに、踵編部がズレなく脱げないようにするため、踵に沿って踵上部に正逆反転編みにより生地を編み増やすことで、踵全体を包み込むことが出来、着用時の履き心地も良くなる。
前記効果に加え、踵上部の正逆反転編みの度目調整または、糸の太さや素材などで編目を詰めることによって生地が締まり、生地と肌の密着性が増し、ズレ落ちにくくなる。
実施例1のくつ下の編成過程を示す編地の展開図。 実施例1のくつ下の編成後の平面図。 実施例1のくつ下の編成後の底面図。 実施例1のくつ下の編成後の右側面図。 実施例1のくつ下の編成後の左側面図。 実施例2のくつ下の編成過程を示す編地の展開図。 実施例3のくつ下の編成過程を示す編地の展開図。
1:履口部
2:踵編部
2a:踵部
2b:踵上部
3:足裏部
4:足甲部
5:爪先部
6:履口正転編地
7:踵上部台形編地
8:踵部第1台形編地
9:踵部第2台形編地
10:踵部第3台形編地
11:踵部第4台形編地
12:踵部第5台形編地
13:足裏第1台形編地
14:足裏第2台形編地
15:足裏第3台形編地
16:足裏第4台形編地
17:爪先第1台形編地
18:爪先第2台形編地
19:爪先第3台形編地
20:爪先第4台形編地
A:第1正転編み
B:第2正転編み
C:第3正転編み
D:第4正転編み
E:第5正転編み
F:第6正転編み
G:第7正転編み
S1〜S28、S1’、S2’:台形編地により構成される台形の斜辺
(Sn-m)は、連結線(n、mは相互に連結される斜辺の一部)
P1〜P6、Q1〜Q4、R1〜R4、P1’〜P4’、Q1’〜Q4’、R1’〜R4’:端点
本発明では、足裏部を構成する正逆反転編みを、左右の足によって編み構造を反転させることも可能である。また、本発明でいうシューズインタイプのくつ下とは、爪先部5が、五本の足指を一つの袋に収納するもの、親指用の袋と他の四本の指を収納する足袋型くつ下、各指を別個に収納するように五個の袋を有する五本指くつ下等にも適用可能なものである。
また、実施例では、くつ下の基準となる履口部1、踵部2a、爪先部5の構成方法は、特許文献1と同様の方法で行っているものを記載しているが、既に周知となっているくつ下の踵やつま先であっても本特許の効果を阻害するようなものではない。なお、履口部1は、特許文献1では、穿口開口縁と表記されているが同様のものである。
また、実施例には、踵上部台形編地7の度目調整について記載しているが、機械的なものだけではなく、糸の太さや素材の変化などで編目を詰めることも可能である。
以下では、図面を用いて本発明の実施例を説明する。展開図において、図示する線のうち、実線はくつ下の外形線又は生地の周縁、鎖線は連続して編立てられる生地同士の境界線、太実線は生地の周縁であって、製編後に逢着される端部をそれぞれ示している。一点鎖線(X)は、各展開図における足裏部側と足甲部側を分ける中心線を示し、展開図における生地端線(Z)は、足裏部側と足甲部側の境目を示す。
実施例の展開図である図1,図6,図7は、下から上へ編立を行う図面を示している。各展開図において図中下から上に向かう方向に幅(図中左右方向の長さ)が漸次減少する領域(例えば、図1における8)が本発明における「針上げ」もしくは、「目数減少領域」に相当し、図中下から上に向かう方向に編幅が漸次増加する領域(例えば、図1における7)が「針下げ」もしくは、「目数増加領域」に相当する。
踵上部2bは、踵上部台形編地7により編立られ、踵部2aは、踵部第1台形編地8から踵部第4台形編地11までの編成のことを示す。これら踵上部2bと踵部2aを合せた部分を踵編部2とする。
履口正転編地6から編始め、次いで第1正転編みAののち正逆反転編みによる踵の編成を行うに際し、特許文献3に記載される「5:踵拡大部分(エキステンデッドヒール部)」と同様の針上げによる台形状で編立てる。しかし、本発明くつ下は、特許文献3に記載される効果のみならず、踵上部台形編地7は、踵部第1台形8より度目を小さくし編目を詰めるように編み込むことで、生地を詰まっている状態にし、踵編部2に掛かる力が踵上部台形編地7方向に逃げることなく、踵部全体の生地が踵部を包み込むように伸び、さらには、踵上部台形編地7に力がかかり、踵部第1台形編地8との力の差が生じ、履口部1に近い箇所に強く力が働く為、履口部1に踵編部2が編立てられるような、丈の短いシューズインタイプのくつ下であってもズリにくく、脱げることが無い。また、踵のたくれ込みによる足裏での生地余りも発生しなくなる。
踵上部台形編地7を引き締めるには、度目を詰めるほか、使用する糸を弾性のあるものにするなど、あらゆる方法をとることができる。また、踵上部台形編地7の形状は、図1のような先細りの形状により、足後部に沿って深く踵を包み込むことが出来る。
踵部の編立は、従来のソックスと同様の手段により編立てることが出来るため、適宜編立方法を選択する。本実施例では、その中の一例を表記している。
前記より、本発明くつ下の踵部の編立は、くつ下の足裏側180°の範囲にあたる位置から編立を開始し、踵部第1台形編地8の斜辺S3、S4の一部と踵部第2台形編地9の斜辺S5、S6とをそれぞれ連結し、連結線(S3−5)、(S4−6)を形成し、踵部第3台形編地10の斜辺S7、S8と、踵部第4台形編地11の斜辺S9、S10の一部を連結させ、連結線(S7−9)、(S8−10)を構成する。前記踵部第4台形編地11の斜辺S9、S10の残余の部分は踵部第1台形編地8の斜辺S3、S4の残余の部分と綴じ合わせ連結線(S3−9)、(S4−10)を作っている。
次いで、踵部第5台形編地12を踵部第4台形編地11の最終コースから引き続き編立てる。踵部第4台形編地11の最終コースの編幅までは、足裏側の範囲である180°の範囲で編立てを行ってきたが、踵部第5台形編地12は、踵部第4台形編地11の最終コースの編幅、すなわち、足裏側と足甲側の境目より左右15%程度の範囲内で針下げを行うことによって、徐々に拡げながら足裏部のみに生地をウェール方向に編幅を広げることが出来る。
また、踵部第4台形編地11まで、足裏部側のみを編立てる為、履口正転編み6以外には、数コースの正転編みはあるものの、足甲部側に編立てられている生地はない。この事から、足裏部側から足甲部側に編立てた踵部第5台形編地12の甲部側生地は、履口部1近傍に数コースの正回転が介在し編立てられる。即ち、履口正転編地6を製編後、第1正転編みA、第2正転編みBが編み重なり、次いで、踵部第5台形編地12の斜辺S11、S12が編立てられる。
次いで第3正転編みCを介して、足裏部3の編立を行う。足裏第1台形編地13を行うに際し、足裏第1台形編地13の左側の斜辺S13は、踵部第5台形編地12の終端の端点P5と同様の位置から足甲部側へ向けて端点Q1から編始め、足裏第1台形編地13の左側の斜辺S13が針下げ編成により、編み増やされる。また、足裏第1台形編地13の右側の斜辺S14は、足裏部側の中心より3分の1の程度に位置する端点Q2を設けそこから編立を開始し、針上げにより編立を行う。前記の事から、足裏第1台形編地13の編始め端の端点Q1は、第3正転編みCを介したのち、踵部第5台形編地12の端点P5の続きに編み重ねられる。
足裏第1台形編地13を編成後、次いで第4正転編みDを編立てる。この第4正転編みDを介して足裏第2台形編地14を編立てる。足裏第2台形編地14の左側斜辺S15は、足裏第1台形編地13の端点Q2と合わさる位置である端点R1、足裏第2台形編地14の右側斜辺S16は、踵部第5台形編地12の終端の端点P6と同様の位置で足甲部側へ向けて編立てる編始める端点R2となる。この2つの端点R1、R2より針下げを行い足裏第2台形編地14を編立てる。この際、R1からR3へと編みが進められるに従って編立てられるS15は、足裏第1台形編地13のS14より第4正転編みDを介在し、S14の位置に合わさるようにS15が編み進められる。
踵部第5台形編地12の終端の端点P6と同様の位置となる端点R2から編続く足裏第2台形編地14のS16は、足甲部側の踵第5台形編地12に続く。これによって、足裏第2台形編地14の甲部側に編立てられた斜辺S16は、足裏第1台形編地13の際と同様に、履口部1近傍の第1正転編みA、第2正転編みB、第3正転編みCに加え第4正転編みDを介した踵部第5台形編地12の編立てられた続きに編み重ねられる。
互いの台形編地を噛み合わさるように並設する場合、その並設に必要な、正転編みを介在させるが、その正転編みのコース数だけ、台形生地の編幅を減らして、より生地余りを防ぐ場合がある。例えば、足裏第1台形編地13と足裏第2台形編地14の並設を行う場合、介在させる第4正転編みDの編みコース数を、考慮して、S14とS15の間の編目を減らすこともある。この場合、Q2とR1(Q4とR3)の間に正転編みDの編みコース分だけ間を空けることになる。
足裏第1台形編地13と足裏第2台形編地14が第4正転編みDを介して組み合わさることで、一つの大きな台形状の編地を形成している。これは、一つの台形編地を編成する物とほぼ同様の効果を得るための物であり、特許文献2に記載されている「8:第3の台形編地」と類似するものであるが現状の丸編機では、一度の正逆反転編みで、一定の編幅を超える正逆反転編みは、一度に編立てることが出来ず、編幅と長さを出すことが出来ない。しかし、前記のように正逆転編みの台形編地を適切にコース方向に並設することにより、その組み合わせにより編幅に限界なく一つの台形編地と同様の編生地を編立てることが出来る。足裏第1台形編地13と足裏第2台形編地14の間に第4正転編みDが存在することによって、ひきつれなく一体化されたものとなる。
引き続き、編立を行うに際して、構造上は、第5正転編みEから足裏部第4台形編地16は、第3正転編みCから足裏部第2台形編地14までと同様であるが、足裏部第3台形編地15と足裏部第4台形編地16の足甲部側の編始め端となる端点Q1’とR2’の位置は、足裏部第1台形編地13と足裏部第2台形編地14の足甲部側の編終り端となる端点Q3、R4とそれぞれ正転編みを介在した同様の位置から編み進められる。即ち、端点R2’は端点R4と同様の位置から編立てられ、端点Q1’は、端点Q3と同様の位置から編立が開始される。
このように、足裏部第1台形編地13と足裏部第2台形編地14の足甲部側斜辺S13、S16から連続してつま先前方に伸びた斜辺を編立することが出来、S13の延長線上にS17、S16の延長線上にS20が編立てられるようになる。
上記した、足裏第1台形編地13と足裏第2台形編地14且つ、足裏部第3台形編地15と足裏部第4台形編地16のそれぞれの斜辺S13,S16,S17,S20が、履口部近傍である足甲部側に編立てられることで、ここまでに、足甲部側の生地は両サイドにそれぞれの台形斜辺S13,S16,S17,S20が編立てられているが中央部は、第1正転編みA、第2正転編みB、第3正転編みC、第4正転編みD、第5正転編みE、第6正転編みFが数コースずつ編重ねられているだけなので、足甲部側の生地が無い部分の足裏部側では、編地がしっかりと形成せれるので円形の履口部1は、拡がった構造にすることができ、履口を大きく足甲部側前方へ引き寄せることが出来る。
このため、足甲部が大きく開けやすくなり、履きやすくまた、スニーカー、 パンプス等の足甲部が開いた高さのない靴を履いた際に、外部からくつ下の着用が見えずズレや脱げ、タクレが無いように出来る。
ここまでにウェール方向に2回、同構造を繰り返すことを記載しているが、並設構造とした両台形編地の編みを伸ばすことで、1回でも編立てることは可能である。しかし、1回で編立てた場合、台形編地を長く編みを伸ばすにあたり、台形の斜辺も同時に伸び、長くなる為、並設時に編立てられる正転編みの生地が台形編地の斜辺に沿って伸びてしまい無理が生じる。これにより、外観が悪く、足裏の違和感につながる為、足裏部に無理が生じない程度の台形編地にし、並設構造を2回繰り返すことにより無理なく履くことが出来る。
最後に、第7正転編みGを適宜編立爪先部5へ移行する。前記したように爪先部5は、特許文献1の図3と同様の構造であるが、特許文献1の図3は足甲部側から爪先部5を編立てているのに対して、本発明のくつ下は、足裏部側から編立を行っている。従って、形状自体に大きな差異は無く足裏部側であっても編立を行うことは可能だが、最終のかがり線が、足裏部側ではなく足甲部側に来ることになり、これは、かがり線を踏みつけることの無いよう、違和感を無くす為に配慮した結果である。一方、足裏部側にかがり線をした場合は、スポーツなどによっては、足裏よりも甲側を重視するものもあり、どちら側にかがり線を編立てるかは、適宜判断することが出来る。
本実施例では、前記実施例1に示す例において、踵上部台形編地7を踵部第1台形編地8より幅広く編立てた例として図6を参照し、以下に説明する。本実施例2において、本実施例1の踵上部台形編地7以外の箇所は全ての構造は、同じである。したがって、踵部以外の説明は省略する。
図6に示す、踵上部台形編地7の開始端を端点P1、P2より編立し、後半部の180°の範囲を超える端点P3、P4まで編立する。このようにすることで、踵部の両側面までしっかりと包み込むことが出来るためズリ落ちなくなる。しかし、くつ下の見え方に関しては、本実施例のように編幅を広く踵上部台形編地7を構成すると、靴を履いた時、くつ下が見え易くなる傾向にある。そのため、どのような靴の形状に適したくつ下を選択するのかは適宜判断し設計することが出来る。
また、本実施例では、前記実施例3に示す例において、踵上部台形編地7の台形の向きを上下逆さまにした針上げによる編立を行った例として図7を参照し、以下に説明する。
図7に示す、踵上部台形編地7の開始端を後半部の180°の範囲を超える端点P1’、P2’より編立し、端点P3’、P4’まで編立てる。このようにすることで、S1’、S2’は正転編みBと連結される。それにより踵上部台形編地7の下底にあたる辺P1’P2’の部分は、編構造により伸ばされることとなり、そこに張力が発生する。そのため、踵をより前へ包み込むことが出来る。そのため、踵を両側面から包み込み、且つ、生地が前方へ引っ張られるため、踵が押さえられズリ落ちにくくなる。しかし、この場合であっても、くつ下の外観に関しては、あまり前方まで広く踵上部台形編地7を構成すると、靴を履いた時、くつ下が見え易くなる傾向にある。どのような靴の形状に適したくつ下を選択するのかは適宜判断し設計する。

Claims (4)

  1. 丸編み機によりニット編みされたシューズインタイプのくつ下において、足裏部に正逆反転編みによる台形生地が構成されており、その台形生地がコース方向に複数並設され、また、複数並設された2つの前記台形編地の斜辺が履口部近傍に編立てられているくつ下。
  2. 前記台形生地がコース方向に複数並設される構成を、複数回ウェール方向に編み重ねる請求項1のくつ下。
  3. 踵部に沿って踵上部に当たる場所に正逆反転編みを増加させることにより、踵全体を包み込むことのできる請求項1のくつ下。
  4. 前記踵上部の生地の編目が他部分の編地よりも締まっている請求項のくつ下。
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