JP2017095837A - フットカバー - Google Patents

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【課題】踵部におけるすべりを抑制するとともに、履き口部のフィット性に優れ、着用操作が容易であるフットカバーの提供。
【解決手段】フットカバー10の履き口部17のうちの両側縁部17c,17dにのみ前後方向Yへ伸縮可能なサイド弾性部20が配置されている。踵部13の内面には、少なくとも一部が、フットカバー本体11を形成する主糸とともに編み込まれた、主糸よりも摩擦係数の高い高摩擦材料によって形成されたすべり止め手段30が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フットカバーに関する。
特許文献1には、足底と踵部とを被覆するとともに、足甲と足首を露出するフットカバーが開示されている。
特開2014−43662号公報
特許文献1に開示のフットカバーにおいては、着用状態においてフットカバーの一部が露出しないように、履き口が比較的に大きく形成されているために、歩行中の摩擦等によって履き位置がずれて一部が脱げたりするおそれがあるが、踵部の内面に貼付された、シリコン樹脂等から形成された短片状のすべり止めシートが複数配置されていることによって、かかる履き位置のずれが防止されている。
しかし、かかるすべり止めシートは、フットカバーの踵部の内面に接着剤等の接合手段によって取り付けられているのみであるから、複数回の使用によって接合強度が低下し、歩行時の摩擦によってすべり止めシートの一部がフットカバーから剥がれてしまうことがある。一方、かかる事態を防止するために、すべり止めシートをフットカバーの編糸とともに編成に組み込もうとしても、すべり止めシートは、軟質であって、かつ、所定幅を有するものであるから、編糸とともに編み込むことは困難である。
また、通常のフットカバーにおいては、靴の内部において履き口部が位置ずれして脱げたりしないようにするために、履き口部の全域に弾性糸を編み込んだ生地や帯状の弾性部材を配置することによって弾性を付与するものがあるが、全域に弾性を付与することによって履き口部が収縮して開口が小さくなり、履くときに足先を挿入し難くなる。
本発明は、従来のフットカバーの改良であって、踵部におけるすべりを抑制するとともに、履き口部のフィット性に優れ、着用操作が容易であるフットカバーの提供に関する。
本発明は、前後方向と、幅方向及び上下方向を有し、踵部と履き口部とを有するフットカバー本体を含むフットカバーに関する。
本発明に係るフットカバーは、前記履き口部は、前後端部と、前記前後端部間において前記前後方向へ延びる両側縁部とを有し、前記履き口部のうちの前記両側縁部にのみ前記前後方向へ伸縮可能なサイド弾性部が配置されており、前記踵部の内面には、少なくとも一部が、前記フットカバー本体を形成する主糸とともに編み込まれた、前記主糸よりも摩擦係数の高い高摩擦材料によって形成されたすべり止め手段が配置されていることを特徴とする。
本発明に係るフットカバーの実施態様の一つとしては、前記サイド弾性部は、前記前後方向へ延びる直状部分と、前記直状部分の後端において斜め下方へ延びる傾斜部分とを有する。
本発明に係るフットカバーの他の実施態様の一つとしては、前記サイド弾性部のうちの前記直状部分は、袋状である。
本発明に係るフットカバーのさらに他の実施態様の一つとしては、前記すべり止め手段は、前記上下方向において互いに離間した、前記幅方向へ延びる複数条の凸状ラインであって、前記凸状ラインは、前記フットカバー本体を形成する前記主糸から構成された上側部分と、前記高摩擦材料によって前記上側部分と一体的に編成された下側部分とを有する。
本発明に係るフットカバーのさらに他の実施態様の一つとしては、前記踵部の内面には、前記凸状ライン間に位置して前記幅方向へ延びる複数条の凹部が位置し、前記凸状ラインの前記上下方向の寸法が、前記凹部の前記上下方向の寸法よりも大きい。
本発明に係るフットカバーのさらに他の実施態様の一つとしては、前記高摩擦材料は、カバーリングされていないポリウレタン糸である。
本発明に係るフットカバーにおいては、履き口部のうちの前記両側縁部にのみ前後方向へ伸縮可能なサイド弾性部が配置されていることから、適度なフィット性を有するとともに、開口縁部全体が収縮して着用するときに足先を挿入し難くなることはない。また、踵部の内面にフットカバー本体を形成する主糸とともに編み込まれた、主糸よりも摩擦係数の高い高摩擦材料から形成されたすべり止め手段が配置されていることによって、着用中の位置ずれが防止されるとともに、製造工程が容易になる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
フットカバーの着用状態を示す斜視図。 (a)フットカバーの側面図。(b)図1のII(b)−II(b)線に沿う斜視断面図。 (a)フットカバーの踵部の内面を示す図。(b)図3(a)のIII(b)−III(b)線に沿う断面図。 フットカバーのサイド弾性部を含む、履き口部を上方側から下方側へ編成する工程を示した図。 図5(a)は、踵部の凸状ラインの編成工程を示す図。図5(b)は、図5(a)の編成工程によって編成して網目を重ね合わせた状態を示す図。
下記の各実施の形態は、図1〜図5に示すフットカバー10に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1及び2を参照すると、本実施形態に係るフットカバー10は、前後方向Y、幅方向X及び上下方向Zを有し、主糸(綿糸やナイロン糸等)によって網目状に編成されたフットカバー本体11を有する。フットカバー本体11は、踵部13、足底部14、側方部15及び足指部16を含む。側方部15の上端縁側には、足の挿入口を画成する履き口部17が位置する。図示していないが、足指部16の内部には、第1〜第5足指の5本の足指をそれぞれ挿入するための、隔離壁によって分断された複数の挿入部を有する。なお、本明細書におけるフットカバーとは、比較的に浅上の足を被覆する衣類全般を含むものであって、例えば、ソックスカバー、インナーソックス、カバーソックス及び丈の短い靴下等を含む。
履き口部17は、足指部16側に位置する前端部17aと、踵部13の上端縁を形成する後端部17bと、後端部17b間において前後方向Xへ延びる両側縁部17c,17dとを有する。後端部17bは、着用者の踵全体を被覆できるように、前端部17a及び両側縁部17c,17dよりも上方へ突出している。本実施形態において、履き口部17は、平面視において楕円形状の外形をなしているが、フットカバーの形態に応じで多様な形状をとることができる。
<サイド弾性部>
図2を参照すると、フットカバー10の側面視において、履き口部17は、その全域のうちの両側縁部17c,17dにのみ配置されたサイド弾性部20を有する。サイド弾性部20は、内層と外層とそれらの間に形成された内部空間24とから画成された2重構造からなる袋状であって、フットカバー本体11に使用される主糸と異なる弾性糸から編成されており、両側縁部17c,17dの上側縁に沿って前後方向Yへ延びる直状部分21と、側方部15と踵部13との境界近傍において直状部分21の後端から後方かつ斜め下方へ延びる傾斜部分22とを有する。直状部分21は、袋状の2重構造であるが、傾斜部分22は、袋状の2重構造ではなく、単層構造であってもよい。なお、サイド弾性部20は、後記の編成方法によって形成することができるが、直状部分21は天竺編み、傾斜部分22はガーター編みによって編み込むことができる。
従来、履き口部の全域に周方向へ延びる弾性糸から形成された編み生地や平ゴムを配置することによって、伸縮性を付与したフットカバーは公知であるが、かかるフットカバーにおいては、履き口部の全域が伸縮することによって足部に対する密着性が向上する一方、周方向に連続して伸縮することによって開口の寸法が縮められ、着用時に足先を挿入するときに、両手で履き口部を拡げる必要があり、手間であった。
本発明に係るフットカバー10においては、履き口部17の全域に弾性糸等の弾性部材が配置されておらず、両側縁部17c,17dにのみ配置されていることによって、サイド弾性部20が収縮した状態において、その内周寸法が足先が挿入し難い程度にまで小さくなることはなく、着用時に履き口部17を両手で拡げなくても足先を容易に挿入することができる。また、履き口部17の両側縁部17c,17dにサイド弾性部20が配置されていることによって着用状態において足の側方部15に対する密着性が向上し、歩行時や靴を脱ぐときに、摩擦によってフットカバー10の一部が捲れたり、履き位置がずれたりするのを抑制することができる。
また、履き口部17の両側縁部17c,17dは、他の部分に比して歩行するときに靴の内面と摺れて破れ易い部分であるが、サイド弾性部20が袋状の2重構造を有することによって単層構造からなる他の部分に比して生地強度が高くなり、繰り返し使用しても両側縁部17c,17dの一部が破れることはない。また、履き口部17の全周に平ゴム等の帯状の弾性部材を配置した場合には、通気性が低下してフットカバー内部の蒸れを生じるおそれがあるが、サイド弾性部20は、袋状の2重構造を有することによって内外層間に内部空間24が形成され、通気性に優れる。
<すべり止め手段>
踵部13の内面には、上下方向Zにおいて互いに離間して幅方向Xへ延びる、踵部13の内面から突出した複数の凸状ライン(すべり止め手段)30が設けられている。凸状ライン30は、それぞれ、踵部13を編成する主糸を編み込んで形成された上側部分33と、上側部分33を編成する主糸とともに編み込まれた、主糸よりも高い摩擦係数を有する、高摩擦材料から形成された下側部分34とを有する。下側部分34を形成する高摩擦材料には、例えば、弾性糸やシリコン樹脂を好適に用いることができ、弾性糸から形成する場合には、カバーリングされていないポリウレタン弾性糸(スパンデックス糸等)を用いることが好ましい。従来、ポリウレタン弾性糸の単体では、編み機においてすべりが良くないために編み込みが困難であるため、主糸とともに編み込むためには、カバーリングされたポリウレタン弾性糸が使用されていたが、編み機の性能を向上させることによって、ポリウレタン弾性糸単体の編み込みを実現することができる。具体的には、主糸及び弾性糸に適度なテンションを与えるためのテンションデスクによる抵抗を最小限に抑えるとともに、それらの糸を送るための補助用/たるみ防止用のテンション付与部における各糸の引っ張り度合いが最小限になるように設定した。また、糸切れ検知部の誤検知の発生を可能な限り抑えるとともに、糸が切れた場合には検知されるように、最小限度の検知レベルで調整した。このような、従来では採用されていない製法を編み機に組み込まれた制御プログラムに設定をすることによって、編み機のみによるフットカバー10の製造が実現できた。
従来、フットカバーの脱げ防止のために、例えば、踵部の内面にドット状やライン状にシリコンコート工程を施すフットカバーは公知であるが、かかるフットカバーにおいては、編成工程と別にシリコンコート工程を要するので、製造工程が多くなり、コスト負担が増加する。また、接着剤によってシリコーンゴムを貼付する場合には、摩擦によって着用中にシリコーンゴムが剥離するおそれがあった。
本実施形態に係るフットカバー10においては、高摩擦材料が主糸とともに編み込まれているので、従来のように、編み機によるフットカバー本体の編成工程と履き口部に弾性部材をミシンによって縫い付ける工程とを要さず、編み機のみによってフットカバー10全体を製造することができるので、製造工程の簡略化による生産性の向上とコストダウンとを実現することができる。また、ポリウレタン糸は綿糸等に比べて通気性が悪く踵部13の蒸れの原因となるおそれがあるが、すべり止め手段30は、幅方向Xへ延びる複数条の凸状ライン30から形成されていることによって、面状に踵にフィットされる場合に比して、接触面積が減少し、凸状ライン30間に位置する凹部35が肌に接触しないことから通気性に優れ、フットカバー内部の蒸れを防止し、蒸れによる靴擦れの発生を抑制することができる。
かかるすべり止めの効果と通気性の効果とを発揮するために、凸状ライン30の上下方向Zの寸法(幅寸法)W2は、凹部35の上下方向Zの幅寸法W3よりも大きいことが好ましく、具体的には、寸法W2は、寸法W3の1.2〜2.0倍の大きさを有する。寸法W2が寸法W3の1.2倍以下の大きさの場合には、すべり止め効果が減少して踵部13の位置ずれを生じるおそれがある。一方、寸法W2が、寸法W3の2.0倍以上の大きさの場合には、凹部35における空気の通りが悪くなり、踵が蒸れて不快感を与えるおそれがある。また、凸状ライン30の総面積は、複数の凸状ライン30とその間に位置する複数の凹部35とを含む領域全体の面積の60〜80%の大きさを有することが好ましい。
既述のように、履き口部17の両側縁部17c,17dに配置されたサイド弾性部20によって履き口部17が足にフィットされて位置ずれが抑制されるとともに、凸状ライン30によって踵部13のすべりが抑制されるので、足の両側及び後側に安定してフットカバーが接触した状態が維持され、歩行時や靴を脱ぐときにフットカバー10が脱げるのを防止することができる。また、凸状ライン30を形成する高摩擦材料として、ポリウレタン糸等の弾性糸を使用することによって、伸縮性に優れ、サイド弾性部20とともにフットカバー10の足に対するフィット性を向上させることができる。
<履き口部のサイド弾性部の編成方法>
図4は、サイド弾性部20を含む、履き口部17を上側から下側へ編成する手順を示したものである。図4において、太線で示された部分は、サイド弾性部20を形成する弾性糸による編成であって、それ以外の部分はフットカバー本体11を形成する主糸による編成である。
図4を参照すると、まず、編成Aにおいて、右サイドの弾性糸(スパンデックス)を主糸(綿糸)とともに編成して、次の編成のために一度反対方向に両方の糸道を退避させる。編成Bでは、本来後側に網目が存在しない場所なので、新しく後側に網目を作成し、サイド弾性部20の袋状編成の準備をする。かかる段階において、サイド弾性部20の幅寸法(上下方向Zの寸法)W1(図2参照)を適宜自由に変更することができる。次に、編成Cにおいて、前後に編み立てをして前後の編成をして、一方側縁部17d側の袋状のサイド弾性部20を形成する。
編成Cの後に、主糸を編み機において左側に移動させた後、主糸で編成Dを行う。編成Dは、編成Aと同じウエール方向の長さを有する。編成Eでは、次の編成Fにおいて編成B,Cで編成された後側の網目が干渉することを避けるために、後側の網目を前側の網目の存在しない針に目移して退避させる。編成Fにおいては、左サイドのゴム糸の編成に移り、ゴム糸は編成Aで使用したゴム糸の糸道とは別の糸道を使用し、編成方法は同様の方法を採用する。これによって、他方側縁部17c側のサイド弾性部20が形成される。編成Gまで編成した後に、編成Hにて前に退避していた網目を目移しして後側に移し、次のサイド弾性部20の編成の準備をする。
編成Iで主糸を使用して編成した後、次の編成Jの妨げとなるために右サイドに移動させる。編成Jではサイド弾性部20の編成を行い、次の編成Kの後側の最終編成の際に、編み幅よりも1目右サイドに掛け目で編成することによって、主糸で編成されている生地と一体となる。編成K終了後に、編成Lを主糸で編成し、編成Mにおいて編成Eと同様の退避処理を行う。編成Nで後側を編成しながら左サイドに移動し、右サイドと同様の編成を行う。編成Oまで終了した後は、編成H〜Oを繰り返して行うことによって、サイド弾性部20の幅寸法W1を自由に設定することができる。編成H〜Oを任意に繰り返した後に、最終パターンとしてP・P’をM・M’と同様に空き針に目移しするのではなく、前側に存在する網目に重ねることにより弾性糸による弾性部の袋状編成を終了する。
本編成工程では、伏せ目処理を行わず、掛け目によってフットカバー本体を編成する主糸と高弾性部を編成する弾性糸とを接続していくので、伏せ目処理によって接続する場合に比して網目が薄くなり、接続箇所に段差が形成されないことから、着用者したときに違和感を与えることない。
<踵部の凸状ラインの編成工程>
図5(a)は、踵部13の凸状ライン30の編成工程を示す図、図5(b)は、編成して網目を重ね合わせた状態を示す図である。図5(a),(b)において、凸状ライン30の下側部分34を形成する前目の高摩擦材料(ポリウレタン糸,100%)を太線で示し、その他の部分は、フットカバー本体11を形成する後目の主糸による編成である。
まず、編成S1において、前側に新しい網目を作成して、踵部13のすべり止め手段30の編成の準備をする。前後に掛け目を編成することによって前側は新しい網目を、後側は現在存在する網目に重ねることができる。これによって、後に編成する前の網目の脱を防ぐことができる。
編成S2において、前側の網目を連続して編成する。かかる時点において、後側の網目を作成しないことによって、前側と後側とにおいてコース数に差が生じて、踵部の内面において幅方向Xへ延びる凸状ライン30が形成される。なお、凸状ライン30の幅寸法(上下方向の寸法)W2は、編成S2における網目の編成方法によって適宜自由に変更することができる。編成S3においては、編成S2で編成された網目を編成S4に目移し機能で前側から後側へ移動させる際に編成S2で編成した網目が不安定のために、主糸で一度編成して確実に目移しができる網目を作成する。
編成S4では、前段の網目を後段の網目と接続し、一旦、編成S2の編成を終了させる。これによって、踵部13の内面には、複数の凸状ライン30が形成される。編成S5では、主糸で後側のみ連続して編成する。編成S2と編成S5とをセットにして繰り返すことによって凸状ライン30とそれらの間に位置する凹部35とが形成される。
フットカバー10において、踵部13と履き口部17の両側縁部17c,17dを除く部分には、フットカバー10を含む靴下の編み方として一般的に採用されている編み方、例えば、平編み、メッシュ編み、パイル編み又はこれらの組み合わせにより編成することができる。また、各編成に用いる表糸、裏糸、添え糸の太さ、素材、組み合わせは任意であり、通常の靴下の編成に用いられる素材を適宜選択して使用することができる。主糸には、綿アクリル混紡糸、毛糸、絹糸、絹アクリル混紡糸等を用いることができる。
10 フットカバー
11 フットカバー本体
13 踵部
17 履き口部
17a 前端部
17b 後端部
17c,17d 両側縁部
20 サイド弾性部
21 直状部分
22 傾斜部分
30 凸状ライン(すべり止め手段)
33 上側部分
34 下側部分
35 凹部
W2 凸状ラインの上下方向の寸法
W3 凹部の上下方向の寸法
X 幅方向
Y 前後方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 前後方向と、幅方向及び上下方向を有し、踵部と履き口部とを有するフットカバー本体を含むフットカバーにおいて、
    前記履き口部は、前後端部と、前記前後端部間において前記前後方向へ延びる両側縁部とを有し、
    前記履き口部のうちの前記両側縁部にのみ前記前後方向へ伸縮可能なサイド弾性部が配置されており、
    前記踵部の内面には、少なくとも一部が、前記フットカバー本体を形成する主糸とともに編み込まれた、前記主糸よりも摩擦係数の高い高摩擦材料によって形成されたすべり止め手段が配置されていることを特徴とする前記フットカバー。
  2. 前記サイド弾性部は、前記前後方向へ延びる直状部分と、前記直状部分の後端において斜め下方へ延びる傾斜部分とを有する請求項1に記載のフットカバー。
  3. 前記サイド弾性部のうちの前記直状部分は、袋状である請求項1又は2に記載のフットカバー。
  4. 前記すべり止め手段は、前記上下方向において互いに離間した、前記幅方向へ延びる複数条の凸状ラインであって、前記凸状ラインは、前記フットカバー本体を形成する前記主糸から構成された上側部分と、前記高摩擦材料によって前記上側部分と一体的に編成された下側部分とを有する請求項1〜3のいずれかに記載のフットカバー。
  5. 前記踵部の内面には、前記凸状ライン間に位置して前記幅方向へ延びる複数条の凹部が位置し、前記凸状ラインの前記上下方向の寸法が、前記凹部の前記上下方向の寸法よりも大きい請求項4に記載のフットカバー。
  6. 前記高摩擦材料は、カバーリングされていないポリウレタン糸である請求項1〜5のいずれかに記載のフットカバー。
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