JP3142936U - 靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードなスポーツなどで着用しても履口部が容易にずれ落ちないにも拘わらず、履口部がきつすぎず快適に着用することのできる靴下を提供する。
【解決手段】靴下は、踵部4と履口部6との間に形成されるレッグ部5が、地糸である綿糸10、添え糸14および伸縮糸15を引き揃えた編糸12を用いゴム糸11を挿入して編成されていて、履口部6が、天竺編みによる編成端部6Bを内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部6が、綿糸10を用いゴム糸11を挿入して編成されているものである。履口部6は、綿糸10と添え糸14とを引き揃えた編糸を用いて編成した編成部分にゴム糸11を挿入したものや、綿糸10と伸縮糸15とを引き揃えた編糸を用いて編成した編成部分にゴム糸11を挿入したものであってもよい。
【選択図】図3

Description

本考案は、例えばスポーツや作業に好適に着用される靴下であって、綿糸を地糸として用いた靴下に関するものである。
従来、履口部、レッグ部、踵部、足部、および爪先部が天竺編みで編成された、スポーツや作業時に着用される靴下が知られている。この靴下は、用途の特性上、吸汗性、伸縮性、および強度が要求されることから、地糸の綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いて全体が編成されている。そして、履口部とレッグ部にはゴム糸が挿入されている。
ところで、天竺編みによる編地は表裏の柄が異なるので、裏地が見えやすい履口部は開口端部が内側に折り返され内外二重の袋状に形成されることにより、見栄えを損なわないようにされている。このように、二重の袋状になっている履口部は伸びにくい。加えて、前記のようにゴム糸も挿入されているので、着用に際してはきつくて足を入れにくく、足を入れたあとは他の編成部分よりも大きな締め付け感を与えるという問題があった。
そこで、綿糸などの編糸で靴下全体を編成し、履口部にはゴム糸を挿入せず、足首および脹脛を被うレッグ部にゴム糸を挿入することにより、レッグ部で締め付けて履口部を自由な状態とし、レッグ部の生地特性によってずり落ちを防止するようにした靴下が、下記の特許文献1に提案されている。
斯かる文献開示の靴下によれば、履口部にゴム糸が挿入されていないので、足を入れる際には履きやすい。また、着用中は履口部で脹脛などを締め付けすぎるといったことがなく不快感を与えないようになっている。
実公平06−19521号公報
しかしながら、上記文献記載の靴下は履口部にゴム糸が挿入されていないので、履口部の締め付け力が極めて弱く、ハードなスポーツや作業時に着用すると、履口部がずれ下がりレッグ部に被さって使い物にならない。また、履口部にあまりにも締め付け感がないので、履いた時に違和感を感じて着用しにくいという問題もある。
本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ハードなスポーツなどで着用しても履口部が容易にずれ落ちないにも拘わらず、履口部がきつすぎず快適に着用することのできる靴下の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る靴下は、踵部と履口部との間に形成されるレッグ部が、地糸である綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていて、履口部が、天竺編みによる編成端部を内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部が、綿糸を用いゴム糸を挿入して編成されているものである。
また、踵部と履口部との間に形成されるレッグ部が、地糸である綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていて、履口部が、天竺編みによる編成端部を内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部が、綿糸および添え糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されているものである。
そして、踵部と履口部との間に形成されるレッグ部が、地糸である綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていて、履口部が、天竺編みによる編成端部を内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部が、綿糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されているものである。
本発明に用いる綿糸は靴下の表面に主に現れる表糸であるが、靴下用として一般に使用されている糸であれば、その種類および綿番手は特に限定されない。例えば、本発明の綿糸として、綿そのものからなる糸または綿を含む混紡糸が挙げられる。混紡糸において綿と混紡する素材は特に限定されず、麻などの天然セルロース系繊維、レーヨン等の再生セルロース系繊維、ポリエステル、アクリル等の合成繊維などを選択することができる。その場合の混紡率は靴下に適した綿糸の吸湿性が損なわれない範囲で決定すればよい。斯かる綿糸は単糸または双糸のいずれを用いることも可能であるが、双糸を用いることが望ましい。単糸を用いる場合は2本以上を同時に使用することが望ましい。
また、本発明に用いる添え糸は靴下の裏面に主に現れる裏糸であるが、前記した綿糸と異種の糸であれば、特に限定されない。例えば絹糸、毛糸など天然繊維糸であっても、ナイロン糸、ポリエステル糸、アクリル糸、ポリウレタン糸などの合成繊維糸であってもよい。そして、本発明に用いる伸縮糸としては、例えばポリウレタン糸や、ポリウレタン芯糸の周りにナイロン糸を被覆した糸(以下、FTYと略称する)、またはポリウレタン芯糸の周りに綿繊維を被覆した糸(以下、DCYと略称する)などを使用することができる。
本考案に係る靴下によれば、履口部が内外二重の袋状に形成されているにも拘わらず、履口部は綿糸で編成されてゴム糸が挿入されているだけなので、添え糸および伸縮糸を使用していないぶん、薄手になり締め付け力も小さくなる。これにより、履口部がきつくならずに履きやすく、着用中は履口部が脹脛などに食い込むことがなく苦痛を与えない。但し、ゴム糸は挿入されていてハードなスポーツや作業時に必要な締め付け力は少なくとも有しているので、これらのスポーツ時などに着用しても履口部が簡単にずれ落ちたりしない。加えて、履口部はそれ以外の部分と比べて、天然繊維である綿糸の使用比率が高くなるので、脹脛の汗を吸収しやすく快適性が高い。また、綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いて編成された編成部分にゴム糸が挿入されたレッグ部が、足首や脹脛を適度に締め付けてその位置に保持されるので、履口部がズレ落ちにくい。従って、この靴下は快適に着用することができる。
また、履口部が、綿糸および添え糸を引き揃えた編糸、または綿糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されているものであっても、伸縮糸または添え糸のいずれかを使用していないぶん、薄手になり締め付け力も小さくなる。従って、履口部がきつくならずに履きやすく、快適に着用することができる。
本考案の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本考案を具体化した一例に過ぎず、本考案の技術的範囲を限定するものでない。図1は本考案の一実施形態に係る靴下の側面図、図2は前記靴下の編成端部を折り返す前の状態を示す側面図、図3は前記靴下の各部における編組織図である。
各図において、この実施形態に係る靴下1は、爪先部2、足部3、踵部4、レッグ部5、および履口部6から成っている。これらの各部全ては、例えば履口部6、レッグ部5、踵部4、足部3、および爪先部2の順に丸型編機を用いて天竺編みで編成されている。これらのうち、爪先部2、足部3(後述する締付け部3A以外の部分)、踵部4、およびレッグ部5は、地糸である綿糸10、添え糸14および伸縮糸15を引き揃えた編糸12を用いて編成されている。そのうち、レッグ部5には、例えば3ウェールごとにゴム糸11がコース方向(図3中の矢印D方向)に沿って挿入されている。尚、ゴム糸11が挿入されるウェール間隔は3ウェールに限るものでない。また、足部3において足甲および土踏まずを被う部分は、他の編成部分よりも小さな度目で編成するとともにゴム糸11を1ウェールごとに挿入した締付け部3Aが形成されている。履口部6は綿糸10を用いて編成され、ゴム糸11が1ウェールごとに挿入されている。
この例では、綿糸10として、21番手(252d)の単糸が4本使用される。但し、本考案に用いる綿糸の形態、太さおよび使用本数は前記した21番手の単糸や4本に限るものでない。あるいは双糸の綿糸を用いても構わない。
また、添え糸14としては、例えばマルチフィラメントから成る1本のポリエステル糸(全体で166.7dtex(150d))が使用される。但し、本考案に用いる添え糸の種類、太さおよび使用本数は前記したポリエステル糸、150dや1本に限るものでない。
また、伸縮糸15としては、例えば33.3dtex(30d)のポリウレタン芯糸の周りをナイロン糸で被ったFTY(全体で83.3dtex(75d))が使用される。但し、本考案に用いる伸縮糸の形態および太さは前記に限るものでない。例えば、ポリウレタン芯糸の太さが20dまたは40dであるFTYを用いても構わない。あるいは、FTYに替えてDCYを用いることも可能である。
そして、編み始め端部である編成端部6Bは、図2および図4に示すように、1点鎖線Bの位置を境にして外側部6Aの内側に折り返される。折り返された編成端部6Bの編み端部8は纏り糸9により外側部6Aの内面に縫着される。これにより、内外二重の袋状の履口部6が形成される。1点鎖線Bで示す折り返し部分の外側部分は履口部6の口縁部7となっている。
上記のように構成された靴下1では、履口部6が内外二重の袋状に形成されているにも拘わらず、履口部6は綿糸10で編成されてゴム糸11が挿入されているだけなので、添え糸14および伸縮糸15を使用していないぶん、薄手になり締め付け力も小さくなる。従って、履口部6がきつくならずに足を入れやすい。また、着用中は履口部6が脹脛などに食い込むことがなく苦痛を与えない。加えて、履口部6はそれ以外の部分2〜5と比べて、天然繊維である綿糸の使用比率が高くなるので、脹脛の汗を吸収しやすく快適性が高い。また、綿糸10、添え糸14および伸縮糸15を引き揃えた編糸12を用いゴム糸11を挿入して編成されたレッグ部5が、足首や脹脛を適度に締め付けてその位置に保持されるので、履口部6がズレ落ちにくくなる。
上記したこの考案に係る靴下はスポーツ用、学校体育用、作業用、その他の用途に好適に用いることができる。
尚、上記の実施形態では、履口部6を綿糸10で編成しゴム糸11を挿入したが、本考案はそれに限定されるものでない。例えば、図5に示すように、履口部6として、綿糸10と添え糸14とを引き揃えた編糸13を用いて編成された編成部分にゴム糸11が挿入されているものも、本考案に含まれる。
あるいは、図5に括弧内符号で示すように、綿糸10と伸縮糸15とを引き揃えた編糸13Aを用いて編成された編成部分にゴム糸11が挿入されている履口部6も、本考案に含まれる。
また、上記では靴下の全ての部分を天竺編みで編成したが、履口部以外の編成部分については、天竺編みの他に、例えばリブ編み、カノコ編み、メッシュ編み、パイル編みなどで編成したものであっても構わない。
本考案の一実施形態に係る靴下の側面図である。 前記靴下の編成端部を折り返す前の状態を示す側面図である。 前記靴下各部の編み組織を示した編組織図である。 前記靴下の履口部を示す部分拡大断面図である。 本考案の別の実施形態に係る靴下の履口部の編組織図である。
符号の説明
1 靴下
4 踵部
5 レッグ部
6 履口部
6B 編成端部
10 綿糸
11 ゴム糸
12 編糸
13,13A 編糸
14 添え糸
15 伸縮糸

Claims (3)

  1. 踵部と履口部との間に形成されるレッグ部が、地糸である綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていて、履口部が、天竺編みによる編成端部を内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部が、綿糸を用いゴム糸を挿入して編成されていることを特徴とする靴下。
  2. 踵部と履口部との間に形成されるレッグ部が、地糸である綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていて、履口部が、天竺編みによる編成端部を内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部が、綿糸および添え糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていることを特徴とする靴下。
  3. 踵部と履口部との間に形成されるレッグ部が、地糸である綿糸、添え糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていて、履口部が、天竺編みによる編成端部を内側に折り返して袋状に形成されている靴下であって、履口部が、綿糸および伸縮糸を引き揃えた編糸を用いゴム糸を挿入して編成されていることを特徴とする靴下。
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JP2011074524A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Yoshitani Kutsushita Kk 衣類
JP2017517645A (ja) * 2015-03-30 2017-06-29 ホン、ジェ ヒョンHONG,Jaehyung バンド部がカバーリング糸から形成された靴下
KR102318701B1 (ko) * 2021-03-25 2021-10-27 양성준 신축성을 극대화한 직조 구조 및 이를 채용한 양말

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