JP3211919U - 靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】人間の足の形状に着目して、靴下を編成して、靴下のずり落ち防止をする靴下を提供する。【解決手段】靴下1の脚部の編目が履き口11から踵部3に向かって徐々にまたは段階的に小さくなっており、脚部2の全体または少なくとも一部は、100〜1000デニールのポリウレタンを芯糸として5〜30デニールのナイロン糸で100〜400回/mの撚数でカバリングした高摩擦糸と、天然繊維、合成繊維または両者の混紡糸からなる通常の編糸とを、1コース毎に交互に編成した畦編組織であり、靴下1の内面側には1ウェール毎に高摩擦糸による編目のみが配置されており、靴下1の外面側には高摩擦糸による編目と通常の編糸による編目とが1ウェール毎にウェール方向に交互に配置されている。【選択図】図1

Description

本考案は脚部のずり落ちを防止した靴下に関するものである。
靴下、特にソックスは、一般的に靴下の上端である履き口付近の数cmの箇所にゴム糸を挿入して、靴下がずり落ちるのを防止している。しかし、ゴム糸が強過ぎると足を圧迫して血行が悪くなる。ゴム糸の強さを弱めるとずり落ち易いと言う問題が生ずる。
このような靴下のずり落ち防止のために、既に幾つかの提案がなされている。例えば、実公昭59−28006号公報(特許文献1)および実公昭60−2162号公報(特許文献2)には、口編部(口ゴム部)の編成に際して、ゴム糸を挿入しながら表面摩擦の大きな編糸と熱収縮性糸を使用して編成することが開示されている。また、登録実用新案第3010549号公報(特許文献3)には、口ゴム部を編成する際に表面摩擦の大きな編糸と天然繊維または混紡糸とを使用して、ゴム糸を挿入しながら編成することが開示されている。
実公昭59−28006号公報 実公昭60−2162号公報 登録実用新案第3010549号公報
靴下を着用する人間の足は、膝からふくらはぎに向かって太くなり、ふくらはぎの一番太い箇所から足首に向かって細くなっているという特徴がある。
このため、脚部が短いソックスの場合は足首付近に口ゴム部が存在するので、脚部がずり落ちる心配がないが、長めの脚部を有する靴下、例えばビジネスソックス(ドレスソックス)など、の場合は着用状態においてはふくらはぎの太い箇所の付近に靴下の履き口が位置することになるので、靴下の脚部がずり落ち易い。なお、本考案では履き口から踵部上端までの間を脚部と称する。
従って、前述した特許文献において提案されているように履き口から数cmの口ゴム部を編成する際にゴム糸の他に表面摩擦の大きな編糸を使用しても、やはりずり落ち易いと言う問題がある。
本考案は人間の足の形状に着目して、靴下を編成して、靴下のずり落ち防止することを目的とする。
本考案によれば、ダブルシリンダー編機を使用して編成した靴下において、靴下の脚部の編目が履き口から踵部に向かって徐々にまたは段階的に小さくなっており、前記脚部の全体または少なくとも一部は、100〜1000デニールのポリウレタンを芯糸として5〜30デニールのナイロン糸で100〜400回/mの撚数でカバリングした高摩擦糸と、天然繊維、合成繊維または両者の混紡糸からなる通常の編糸とを、1コース毎に交互に編成した畦編組織であり、靴下の内面側には1ウェール毎に前記高摩擦糸による編目のみが配置されており、靴下の外面側には前記高摩擦糸による編目と前記通常の編糸による編目とが1ウェール毎にウェール方向に交互に配置されていることを特徴とする靴下により前記目的を達成する。
また、本考案によれば、前記畦編組織において、前記通常の編糸はFTY(すなわち、弾性糸にウーリーナイロン糸等を巻き付けた糸)またはウーリーナイロンからなる伸縮性を有する糸とともに添え糸編で編成されており、前記通常の編糸が表糸で、前記伸縮性を有する糸が裏糸であることを特徴とする。
本考案によれば、前記靴下の脚部において、被覆ゴム糸が前記内面側の編目と前記外面側の編目との間に挿入されていることが好ましい。この場合、前記靴下の脚部において、被覆ゴム糸が脚部全体または少なくとも一部に挿入されている。
本考案の靴下において、脚部の丈は特に限定されないが、長めの丈で23〜30cmであることが好ましい。
本考案によれば、ダブルシリンダー編機を使用して畦編組織を編成する際に、靴下の脚部の編目が履き口から踵部に向かって徐々にまたは段階的に小さくなっていくように編成した。このようにすることにより、人間の足の形状により一層フィットして、高摩擦糸と皮膚との接触が密になり、摩擦力が充分に発揮できる。
本考案の靴下の脚部は畦編組織であり、靴下の内面側には1ウェール毎に前記高摩擦糸による編目のみが配置されており、靴下の外面側には前記高摩擦糸による編目と前記通常の編糸による編目とが1ウェール毎にウェール方向に交互に配置されている。
そして、本考案における高摩擦糸は100〜1000デニールのポリウレタンを芯糸として5〜30デニールのナイロン糸で100〜400回/mの撚数でカバリングしたものである。
すなわち、本考案の高摩擦糸は通常のカバリング糸に比較して、ポリウレタンの芯糸が極めて太く、芯糸を被覆するナイロン糸は細く、カバリングする撚数も極めて少ないものである。このように、本考案の高摩擦糸は靴下を着用した状態(少し引き伸ばされた状態)では、芯糸であるポリウレタンが細いナイロン糸の間から露出して、靴下の内面側において皮膚に接することになり、摩擦力を発揮する。
しかも、本考案の靴下の脚部は畦編組織としているので、靴下の内側全面が一様に皮膚に接触することがないので、ベタツキ感が生じない。
特に、靴下の編目が履き口から踵部に向かって小さくなっていくので、高摩擦糸を脚部の全体的に使用した場合は、編目の大きさと高摩擦糸との相乗効果により、より一層ずり落ち難くなる。
なお、編糸に使用する通常のカバリング糸(FTY)は太さが20〜70デニールのポリウレタンを芯糸とし、30〜150デニールのナイロン糸等で400〜500回/mの撚数でカバリングしたものを使用する。従って、通常のカバリング糸では、細い芯糸に太めの被覆糸が密に巻き付けられているので、糸に張力がかかっても芯糸が外表面に現れない。
本考案によれば、被覆ゴム糸を履き口付近にのみ挿入した場合でも、高摩擦糸を脚部の全体に使用することが好ましく、ずれ落ち難くなる。また、被覆ゴム糸を脚部全体に挿入する場合、従来よりも引き伸ばさないようにして挿入すればよい。このようにすると足を圧迫しないので好ましい。
本考案は、脚部に全体的に高摩擦糸を使用することおよび編目を履き口から踵部に向かって小さくすることにより、ずり落ち難くしたので、ハイゲージ編機で編んだ編目が細かく、脚部が長めの丈(例えば、23〜30cm)である薄手の靴下、例えばビジネスソックス(ドレスソックス)に特に適している。
本考案の靴下の正面図である。 本考案の脚部の編組織図の一実施例である。
以下、図面に示した実施例に基いて本考案を詳細に説明する。
本考案はダブルシリンダー編機を使用して編成される靴下に関するものであり、丈の短いソックスに適用してもよいが、図1に示すような脚部2の丈が比較的長い靴下1、例えばビジネスソックス(ドレスソックス)などの靴下の上端の履き口が着用者のふくらはぎの上部にフィットする靴下や脚部の丈が23〜30cmもある靴下、に適している。
本考案においては、脚部2は靴下1の上端である履き口11と踵部3の上端31までの間を言う。すなわち、履き口11の編始めからダブルシリンダーの一方向回転により編成され、シリンダーの往復回動による踵部の編成開始までの間の筒状の部分を言う。また、従来の靴下と同様に、本考案の靴下1は踵部3の編成後に足部4が編成される。
本考案の靴下の脚部2は、その編目が履き口11から踵部3に向かって徐々にまたは段階的に小さくなるように、編機の度目を調整しながら編成する。なお、図2に脚部2の編組織を示したが、図2では編目の大きさを変えないで描いている。
図2に示した本考案の脚部の編組織図の一実施例において、符号Y1は本考案の高摩擦糸を示し、符号Y2は本考案の通常の編糸を示し、符号Y3は被覆ゴム糸を示す。
高摩擦糸Y1は100〜1000デニールのポリウレタンを芯糸として5〜30デニールの細いナイロン糸で100〜400回/mの撚数でカバリングしたものである。芯糸であるポリウレタンが通常の編糸のカバリング糸よりも太く、芯糸を被覆するナイロン糸が細く、しかも粗く巻き付けられているので、芯糸であるポリウレタンが外表面に現れ、ポリウレタンによる摩擦力が大きく発揮される。
例えば、高摩擦糸Y1の実施例として、芯糸を280デニールのポリウレタン糸とし、被覆する糸として12デニールのナイロン糸を用い、300回/mの撚数でカバリングしたものである。
本考案における通常の編糸Y2は綿や毛等の天然繊維からなる糸、ナイロン、アクリル等の合成繊維からなる糸または天然繊維と合成繊維との混紡糸を使用する。通常の編糸Y2は単独で編成してもよいが、通常の編糸Y2を表糸とし、伸縮性を有する糸を裏糸(添え糸)とした添え糸編で編成してもよい。裏糸とする伸縮性を有する糸としてはFTY(弾性糸にウーリーナイロン等を巻き付けた糸のこと)またはウーリーナイロンが使用できる。
図2に示した編組織の一実施例において、第1コースAと第2コースBとの2つのコースの繰り返しである。各コースの編成にはダブルシリンダー丸編機で両頭針を使用し、上シリンダー針と下シリンダー針を上下、交互に位置させて畦編を編成する。図2に示した実施例では第1コースAは高摩擦糸Y1を用いて、上シリンダー針と下シリンダー針で編目を作って編成する。第2コースBは通常の編糸Y2単独または通常の編糸Y2を添え糸と共に用いて、上シリンダー針では編目を作らずにフロートさせ、下シリンダー針では編目を作って編成する。
このように編成すると、上シリンダー針で編成した高摩擦糸Y1の第1コースAの編目Y11は第2コースBの編糸Y2が編目を作らずにフロートY21状態であるので、その次の第3コース(すなわち2回目の第1コース)の編目まで伸びて、大きな編目となる。一方、下シリンダー針で編成した高摩擦糸Y1の第1コースAの編目Y12は第2コースBの編糸Y2が編目Y22を作るので小さな編目となる。
畦編組織では、上シリンダー針で編成した編目が靴下の内面側に位置し、下シリンダー針で編成した編目が靴下の外面側に位置する。従って、靴下の内面側においては、上シリンダー針で編成した高摩擦糸Y1による大きな編目Y11が1ウェール毎に配置されている。他方、靴下の外面側においては、下シリンダーで編成した高摩擦糸Y1による小さな編目Y12と通常の編糸Y2による小さな編目Y22とが1ウェール毎にウェール方向Wに交互に配置されている。
図2に示した実施例では、被覆ゴム糸Y3が内面側の編目Y11と外面側の編目Y12、Y22との間に挿入されている。この被覆ゴム糸Y3が靴下1の脚部2の全体に挿入してもよいし、或いは脚部2の一部、例えば履き口11の付近、にのみ挿入してもよい。
被覆ゴム糸Y3を挿入することによりしっかりと着用者の足にフィットさせることができる。しかし、本考案の靴下においては脚部の編目を履き口から踵部に向かって徐々にまたは段階的に小さくしているので、従来の靴下の口ゴム部のように足を強く締め付ける必要がない。特に、脚部のほぼ全部に高摩擦糸を使用した場合は、被覆ゴム糸Y3による締め付け力を弱くしても、脚部2がずり落ちず、しかも、締め付け力が弱い方が靴下の履き心地がよい。
1 本考案の靴下
11 靴下の履き口
2 脚部
3 踵部
4 足部
Y1 高摩擦糸
Y2 通常の編糸
Y3 被覆ゴム糸
Y11 高摩擦糸の大きな編目
Y12 高摩擦糸の小さな編目
Y21 通常の編糸のフロート部分
Y22 通常の編糸の小さな編目

Claims (5)

  1. ダブルシリンダー編機を使用して編成した靴下において、靴下の脚部の編目が履き口から踵部に向かって徐々にまたは段階的に小さくなっており、前記脚部の全体または少なくとも一部は、100〜1000デニールのポリウレタンを芯糸として5〜30デニールのナイロン糸で100〜400回/mの撚数でカバリングした高摩擦糸と、天然繊維、合成繊維または両者の混紡糸からなる通常の編糸とを、1コース毎に交互に編成した畦編組織であり、靴下の内面側には1ウェール毎に前記高摩擦糸による編目のみが配置されており、靴下の外面側には前記高摩擦糸による編目と前記通常の編糸による編目とが1ウェール毎にウェール方向に交互に配置されていることを特徴とする靴下。
  2. 前記畦編組織において、前記通常の編糸はFTYまたはウーリーナイロンからなる伸縮性を有する糸とともに添え糸編で編成されており、前記通常の編糸が表糸で、前記伸縮性を有する糸が裏糸であることを特徴とする請求項1記載の靴下。
  3. 前記靴下の脚部において、被覆ゴム糸が前記内面側の編目と前記外面側の編目との間に挿入されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の靴下。
  4. 前記靴下の脚部において、被覆ゴム糸が脚部全体または少なくとも一部に挿入されていることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の靴下。
  5. 前記靴下の脚部の丈が23〜30cmであることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の靴下。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020196975A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 福助株式会社 靴下
KR20210013172A (ko) 2018-06-08 2021-02-03 가부시기가이샤료오힝게이까꾸 양말

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