JP6562535B2 - 靴下 - Google Patents

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この発明は靴下に関し、特に厚手に編成できるとともに、足首を楽に曲げ伸ばしできるようにした靴下に関する。
厳冬期には足もとが厳しく冷えることから、保温性に優れた靴下を着用することが多い。例えば、毛糸や毛アクリル混紡糸を用いてパイル編みによって編成し、パイルによって保温性を高めたニット靴下が知られている(特許文献1、特許文献2)。
また、靴下の本体部分を2本の編み糸と弾性糸を用いてパイル編みで編成し、履口部を5本の編み糸とゴム糸とを用いてパイルシンカー乗せ編みで編成し、全体として厚手に編成したニット靴下も提案されている(特許文献3)。
特許文献3記載のニット靴下は他のニット靴下に比較し、履口部の伸びが大きく、適度な締付け力が得られるとともに、シンカー乗せ編みの特性に起因して保温性に優れ、厳冬期の靴下としては最適であるが、編み糸の番手を大きくして厚手に製造しようとすると、編み糸の本数が制限されてしまい、厚手に製造することができないことがあった。
これに対し、本体部分と履口部とからなり、シリンダー径が5インチ以上のB式又はK式の靴下編み機によって編成された靴下であって、上記履口部は、1/16番手ないし1/36番手の毛アクリル混紡糸又は綿糸3本〜8本とゴム糸とがパイル編みの1目又は2目毎に2目〜4目のシンカー乗せ編みにて編成されるとともに、二重構造に構成されており、該二重構造の外層はシンカー乗せ編みの部分がゴム糸によって引っ張られて外側に膨らむように湾曲され、上記二重構造の内層はシンカー乗せ編みの部分がゴム糸によって引っ張られて内側に膨らむように湾曲されることによって上記履口部が厚手に形成されている靴下が提案されている(特許文献4)。
登録実用新案第302008号公報 特開平09−217205号公報 意匠登録第1036073号公報 特開2012−122163号公報
しかし、特許文献4記載の靴下では厚手に製造することができるものの、足首を曲げ難くなることから、足首前側部分の表糸を2〜3コース毎に抜くことによって薄いライン状の屈曲補助部分を形成することが行われていたが、筋力の弱い老人や要介護者などには依然として足首を曲げ難いことがあった。
本発明はかかる問題点に鑑み、厚手に編成できるとともに、楽に足首を曲げ伸ばしできるようにした靴下を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る靴下は、爪先から足首までの本体の上方に口ゴム部を連続させてなり、シリンダー径が3.5インチ以上のシングルシリンダ式の靴下編み機によって編成された靴下であって、上記口ゴム部は、14cm以上の長さを有し、二重構造に構成され、編み糸とゴム糸とがパイル編みの1目毎に2目〜4目のシンカー乗せ編みにて編成されている一方、上記本体の甲部分の少なくとも足首近くは裏パイルのパイル編み4〜6目毎に2目の平編みにて編成されてなることを特徴とする。
本発明の特徴の1つは口ゴム部を長さ14cm以上の二重構造に構成するようにした点にある。これにより、靴下を履いた人の足首から上方部位を十分な長さで包み込むことができる。
また、本発明の第2の特徴は口ゴム部をパイル編みの1目毎に2目〜4目のシンカー乗せ編みにて編成するようにした点にある。これにより、シンカー乗せ編みの特徴によって靴下を履いた人の足首から上方部位をゆったりと包み込むことができ、窮屈さを感じることが少ない。
また、本発明の第3の特徴は本体の甲部分の少なくとも足首近くを裏パイルのパイル編み4〜6目毎に2目の平編みにて編成するようにした点にある。これにより、2目の平編みによって両側のパイル編みの畦が中央に引っ張られ、甲部分の全体をパイル編みとした場合に比較して締付け力が大きく、フィット感を高めることができるとともに、足首前側部分の表糸を2〜3コース毎に抜くことによって薄いライン状の屈曲補助部分を形成する場合に比較して軽く曲げ伸ばしすることができ、筋力の弱い老人や要介護者などにも使用しやすい。
さらに、本体の甲部分を裏パイルのパイル編みと平編みの組合せとすると、パイル編みの畦の間の空気が足のぬくもりによって温められ、保温性能がよい。
本体の甲部分は少なくとも足首近くがパイル編みと平編みの組合せとすればよいが 、保温性能を考慮すると、甲部分の全体にわたってパイル編みと平編みの組合せとするのがよい。
本発明では保温性の点から毛アクリル混紡糸を用いるが、保温性と吸湿性が要求される場合には綿糸を用いることもできる。また、綿アクリル混紡糸、毛糸、絹糸、絹アクリル混紡糸等を用いることもできるが、本発明では毛アクリル混紡糸又は綿糸を用いるのが好ましい。
本発明に係る靴下の好ましい実施形態の表側の編み組織を示す図である。 上記実施形態の裏側の編み組織を示す図である。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る靴下の好ましい実施形態を示す。靴下は爪先から足首16までの本体10と本体10上方に連続する口ゴム部10とから構成され、シリンダー径が3.5インチ以上、針数60本〜160本のシングルシリンダの靴下編み機によって編成されている。
口ゴム部10は例えば1/22番手の2本の毛アクリル混紡糸(以下、「毛混糸」という)を編み糸とし、これと90番手の1本のゴム糸を用い、パイル編みを基本とし、パイル編みの1目毎に3目のシンカー乗せ編みにて28cm以上の筒状に編成されるとともに、長さ14cm以上の二重構造に折り返されて二重構造の内側部分の下端縁が外側部分下端縁の裏面直上にリンキング等によって縫合されている。
他方、靴下の本体20は口ゴム部10の外側部分の下端縁にリンキングによって連続され、本体20の踵部分13、足裏部分14及び爪先部分15は例えば1/22番手の1本(又は2本)の毛混糸と40デニールのポリウレタンを芯として75デニールのポリエステルをカバーリングした2本のカバーリングヤーン(弾性糸)を用い、パイル編みにて裏パイルとなるように編成されている。
また、靴下の本体20の甲部分12は裏パイルのパイル編み組織12Aの3目毎に2目の平編み組織12Bが足首16から爪先に向けて編成されている。
シンカー乗せ編みを説明すると、表糸及びゴム糸(裏糸)をパイル編みにおけるシンカーの頭に乗せて編む方法であり、パイル編みは表糸をシンカーの頭に乗せ、ゴム糸を裏糸としてシンカーの頭に乗せずに編む方法である。また、パイルの高さはシンカーの頭の高さによって決まる。従って、シンカー乗せ編みでは伸縮弾性が小さく、伸びがパイル編みに比して2倍ないし3倍と大きく、締付けが小さくなる。
本例の靴下を製造する場合、シングルシリンダの靴下編み機を用いて口ゴム部10から編み始める。まず、口ゴム部10は例えば1/22番手の2本の毛混糸と90番手の1本のゴム糸を用い、パイル編みを基本とし、パイル編みの1目毎に3目のシンカー乗せ編みにて編成する。
口ゴム部10が編み終わると、続いて靴下の本体20を口ゴム部10の終端縁10Cから爪先に向けて編む。本体20は例えば1/22番手の1本(又は2本)の毛混糸と40デニールのポリウレタンを芯として75デニールのポリエステルをカバーリングした2本のカバーリングヤーンを用い、パイル編みにて裏パイルとなるように編成する。
このとき、本体10の甲部12についてはパイル編み6目毎に2目の平編みを足首16から爪先に向けて編成する。本体20が爪先まで編み終わると、爪先の開口縁15をリンキング又はロッソにて縫合15Aするとともに、口ゴム部10を二重に折り返して口ゴム部10の内側端縁を外側端縁直上にリンキングによって縫合10Bすることによって二重構造とする。
以上のように、口ゴム部10を長さ14cm以上の二重構造に構成するようにしたので、靴下を履いた人の足首から上方部位を十分な長さで包み込むことができる。
また、口ゴム部10をパイル編みの1目毎に3目のシンカー乗せ編みにて編成するようにしたので、シンカー乗せ編みの特徴によって靴下を履いた人の足首から上方部位をゆったりと包み込むことができ、窮屈さを感じることが少ない。
さらに、本体20の甲部分12を裏パイルのパイル編み6目毎に2目の平編みにて編成するようにしたので、2目の平編みによって両側のパイル編みの畦12Aが中央に引っ張られ、甲部分12の全体をパイル編みとした場合に比較して締付け力が大きく、フィット感を高めることができるとともに、軽く曲げ伸ばしすることができ、筋力の弱い老人や要介護者などにも使用しやすい。
さらに、本体20の甲部分12を裏パイルのパイル編みと平編みの組合せとしたので、パイル編みの隣接する畦12Aの間の空気が足のぬくもりによって温められ、保温性能がよい。
10 口ゴム部
12 甲部分
12A パイル編みの畦
12B 平編み
20 本体

Claims (2)

  1. 爪先から足首までの本体の上方に口ゴム部を連続させてなり、シリンダー径が3.5インチ以上のシングルシリンダ式の靴下編み機によって編成された靴下であって、
    上記口ゴム部(10)は、14cm以上の長さを有して二重構造に構成され、編み糸とゴム糸とがパイル編みの1目毎に2目〜4目のシンカー乗せ編みにて編成されている一方、
    上記本体(20)の甲部分(12)は足首(16)から爪先に向けて裏パイルのパイル編み4〜6目毎に2目の平編みにて編成されていることを特徴とする靴下。
  2. 上記本体(20)の踵部分(13)、足裏部分(14)及び爪先部分(15)が裏パイルのパイル編みにて編成されてなる請求項1記載の靴下。
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