JP2017029505A - 筒状編成体 - Google Patents

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秀典 中井
Shusuke Nakai
秀典 中井
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Abstract

【課題】 体内水分をコントロールしにくい老人や要介護者などにも窮屈な装着感や苦痛をほとんど感じることのないようにした筒状編成体を提供する。
【解決手段】 編み糸とゴム糸でもって編成され、身体に着用される筒状編成体において、編み糸には少なくとも2種類の編み糸20、21が用いられ、その1種類が絹糸21、綿糸又は毛糸である一方、少なくとも2種類の編み糸及びゴム糸22があぜ目1:1のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成され、コース方向の大きな伸縮性が得られるとともに、絹糸、綿糸又は毛糸が肌に接するようになす。
【選択図】 図2

Description

この発明はサポーターや腹巻などの筒状編成体に関し、特にふんわりと包み込んで窮屈な装着感や苦痛感をほとんど感じることがないようにした編成体に関する。
例えば、足首や膝を保護するサポーターや腹部を保護する腹巻などの筒状編成体は従来より数多く市販されており、冷え症や関節部位に疾患のある者など広範囲にわたり利用されている。
従来、この種の筒状編成体には各種の編み方で筒状に編成し、これを折り返して二重構造に構成したもの、編成した筒状編成体を二重に重ねたものなどが提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5)。
しかし、従来の二重構造の筒状編成体では、ずれ防止のために全体又は大部分を装着部分に対してきつめとなるように構成すると、使用者は非常に窮屈な感じを抱き、屈伸動作も思うようにいかないことがある一方、逆にフィット感が気にならないくらいの装着感を得るように構成すると、ゆるめとなって使用時の動きに対して筒状編成体のずれが回避し難いものであった。
これに対し、本願発明者は、編み糸とゴム糸及び/又はカバーリングヤーンとでもって連続した筒状編成体を編成し、筒状編成体の半部を折り返すことにより、外層及び内層の二重構造となし、その外層及び内層をあぜ目1:1〜3:1のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成するようにした筒状編成体を提案するに至った(特許文献6)。
この特許文献6記載のサポーターでは、窮屈な装着感や苦痛感を感じることなく、足にピッタリとフィットしてずれの発生が少ないものの、ズボンの下に着用すると、厚ぼったくなって違和感を感じることがあった。
これに対し、本件発明者らは、足首から、少なくとも脛までの間に着用されるサポーターにおいて、編み糸とゴム糸及び/又はカバーリングヤーンとでもって編成された筒状編成体の一部を内側に折り返し該折り返された端縁を筒状編成体に縫合することにより外層及び内層の二重構造に構成し、二重構造の部分を足首に着用し、筒状編成体の残部の一重構造の部分を少なくとも膝に着用されるようになし、二重構造の外層及び内層をあぜ目1:1〜6:2のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成することにより二重構造の外層と内層の間を保温空間に構成し、一重構造の部分をあぜ目1:1のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成し、ふんわりと包み込んで窮屈な装着感や苦痛感を感じることがなく、ズボンの下に着用しても厚ぼったい違和感をあまり感じないサポーターを提供するにいたった(特許文献7)。
特開2006−342466号公報 特開2005−171460号公報 実用新案登録第3067261号公報 実用新案登録第3051352号公報 実用新案登録第3068614号公報 特開2004−316064号公報 特開2001−223106号公報
特許文献7記載のサポーターでは、窮屈な装着感や苦痛を感じることなく、足にピッタリとフィットしてずれの発生が少ないものの、体内水分をコントロールし難い傾向のある老人や要介護者などには依然として窮屈な装着感や苦痛を感じ、この点が改良の余地があった。
本発明はかかる点に鑑み、体内水分をコントロールしにくい老人や要介護者などにも窮屈な装着感や苦痛をほとんど感じることのないようにした筒状編成体を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る筒状編成体は、編み糸とゴム糸でもって編成され、身体に着用される筒状編成体において、編み糸には少なくとも2種類の編み糸が用いられ、その1種類が絹糸、綿糸又は毛糸である一方、上記少なくとも2種類の編み糸及びゴム糸があぜ目1:1のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成され、コース方向の大きな伸縮性が得られるとともに、上記絹糸、綿糸又は毛糸が肌に接するようになしたことを特徴とする。
パイル編みのシンカー乗せ編みによる編み生地はパイル編みのシンカー乗せ編みによる編み生地を一重構造にすると、締め付け力が小さく、伸びはパイル編みや平編みに比して2倍〜3倍以上にもなる。
本発明の特徴の1つは筒状編成体をあぜ目1:1のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成するようにした点にある。これにより、大きな伸び特性によって足首をふんわりと包み込むような快い着用感が得られ、体内水分をコントロールし難い傾向のある老人や要介護者などが着用しても窮屈な装着感や苦痛を感じることがほとんどない。
また、パイル編みのシンカー乗せ編みによる大きな伸び特性により、小さな力でサポーターや腹巻の全体がコース方向に大きく伸びるので、手足の筋力が弱った老人や病人でも容易に履くことができ、又脱ぐ時にも簡単に脱ぐことができる。
本発明の第2の特徴は少なくとも2種類の編み糸を用い、その一方に絹糸、綿糸又は毛糸を用いるようにした点にある。これにより、肌に当たる部分が絹糸、綿糸又は毛糸となるので、絹糸による優れた肌触り、夏期には着用していて涼しく、綿糸による優れた吸湿・吸熱性が得られ、毛糸による優れた暖房性が得られる。
本発明に係る筒状編成体にはサポーター(保温サポーター及びレッグウォーマーを含む)や腹巻が含まれる。
例えば、サポーターや腹巻を編成する場合、少なくとも2種類の編み糸及びゴム糸をあぜ目1:1のパイル編みのシンカー載せ編みに編成してサポーターを製作するのがよい。1:2や1:3とすると、筒状編成体が一重構造であるので、ゴム糸が肌に当たることになって違和感があるからである。
編み糸は2種類以上の編み糸を使用し、一方が絹糸であればよい。編み糸の材質については特に限定されず、綿糸、綿アクリル混紡糸、毛糸、毛アクリル混紡糸、絹糸、絹アクリル混紡糸等の組合せを用いることができる。
本発明に係るサポーターの好ましい実施形態を示す概略斜視図である。 上記実施形態の編み組織の例を示す図である。 上記実施形態においてパイル編みのシンカー乗せ編みを説明するための図でる。 第2の実施形態を示す概略斜視図である。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る筒状編成体の好ましい実施形態を示し、これはサポーターに適用した例である。図において、サポーター(筒状編成体)10は2本の20番手の綿糸20、綿番手で28番手の1本の絹糸21、100番のゴム糸22を用い、パイル編みのシンカー乗せ編みにてあぜ目1:1、つまりゴム糸22が1目おきに編み込まれるように編成されている。編み組織の具体例を図2に示す。
ここで、本例におけるパイル編みのシンカー乗せ編みを説明すると、図3に示されるように、パイル編みにおける編み糸20と絹糸21をシンカー30の頭31に乗せて編む方法である一方、パイル編みでは編み糸20はシンカー30の頭31に乗せ、絹糸21は乗せずに編成する。ゴム糸22はシンカー30の頭に乗せずにコース方向に適当な目数を飛ばしながら編み込む。
従って、パイル編みのシンカー乗せ編みではパイル編みのようなパイルはできないが、伸縮弾性がゴム糸22の伸縮弾性に依存し、パイル編みと同じ大きさでありながら、伸びが2倍ないし3倍と大きく、締付けが小さくなる。
本例のサポーター10を製造する場合、シングルシリンダ又はダブルシリンダの編み機を用い、パイル編みのシンカー乗せ編みにて筒状編成体10をあぜ目が1:1となるように編成し、筒状編成体10の両端縁24を縁処理する。
以上のような本例のサポーター10ではパイル編みのシンカー乗せ編みの編み組織の特性に起因して、大きな伸び特性が得られ、体内水分をコントロールし難い傾向のある老人や要介護者などが着用しても窮屈な装着感や苦痛を感じることはなく、足首をふんわりと包み込むような快い着用感が得られる。
図4は第2の実施形態を示し、これは腹巻に適用した例である。図において、図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では腹巻(筒状編成体)10は2本の20番手の綿糸20、綿番手で28番手の1本の絹糸21、100番のゴム糸22を用い、パイル編みのシンカー乗せ編みにてあぜ目1:1に編成されている。編み組織の具体例は図2に示すとおりである。
10 筒状編成体(サポーター、腹巻)
20 編み糸
21 絹糸
22 ゴム糸
30 シンカー
31 頭部

Claims (3)

  1. 編み糸とゴム糸でもって編成され、身体に着用される筒状編成体において、
    編み糸には少なくとも2種類の編み糸(20、21)が用いられ、その1種類が絹糸(21)、綿糸又は毛糸である一方、上記少なくとも2種類の編み糸(20、21)及びゴム糸(22)があぜ目1:1のパイル編みのシンカー乗せ編みにて編成され、コース方向の大きな伸縮性が得られるとともに、上記絹糸(21)、綿糸又は毛糸が肌に接するようになしたことを特徴とする筒状編成体。
  2. 上記少なくとも2種類の編み糸(20、21)及びゴム糸(22)があぜ目1:1のパイル編みのシンカー載せ編みに編成されてサポーター又は腹巻が製作されている請求項1記載の筒状編成体。
  3. 上記少なくとも2種類の編み糸(20、21)のうちの1種類が絹糸(21)である請求項1記載の筒状編成体。
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