JP3163472U - 靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】履口部の喰い込みによる苦痛を感じることなく快適に履くことができ、しかも履口部及びレッグ部に大きな伸度を付与できるようにした5本指靴下を提供する。【解決手段】爪先部、足甲部、底部、踵部、レッグ部及び履口部を編成してなる靴下において、編み糸とカバーリングヤーンとでもって編成され、爪先部30に5つの指袋部が形成される一方、レッグ部22及び履口部21が履口部にゴム糸を用いることなく、レッグ部下端から履口部上端に向けて度目を連続的又は段階的に増加させて脚レッグ部分の形状に実質的に一致する形状に、1?1のタック編み、2?1のタック編み又は3?1のタック編による編み組織によって構成されている。【選択図】図1

Description

この考案は靴下に関し、特に履口部の喰い込みによる苦痛を感じることなく快適に履くことのできるようにした靴下に関する。
一般的な靴下では靴下本体から爪先部分にかけて概ね筒状に編成され、隣接する足指の間の湿気が抜け難く、水虫等の病気が懸念されることから、横編み機を用い、靴下の爪先部分に5指を別々に入れる指袋部を形成し、各足指を指袋部によって包むことにより湿気を抜けやすくした5本指靴下が提案されている(特許文献1)。
また、靴下では平編み、メッシュ編み、パイル編み、あぜ編み又はこれらの組合せによって編成し、締付力を付与することが行われているが、一般的にはレッグ部、足甲部、底部、爪先部及び踵部についてはその裏糸のカバーリングヤーン、例えばナイロン巻ポリウレタンの適度な伸縮弾性により、靴下を履いた人の脚や足にフィットさせる一方、履口部については更にゴム糸を編み込み、ゴム糸の大きな伸縮弾性によって靴下のずり落ちを防止するようにしている。
しかし、靴下のずれを確実に防止しようとすると、履口部のゴム糸の伸縮弾性を大きくする必要があり、靴下の履口部が皮膚に喰い込むほど強く締め付けられて苦痛を感じることがあった。
これに対し、本件出願人は、レッグ部と履口部を編み糸とカバーリングヤーンとでもってかつ履口部にゴム糸を用いることなく、レッグ部下端から履口部上端に向けて度目を連続的又は段階的に増加させて脚レッグ部分の形状に実質的に一致する形状に、1×1のあぜ編み、2×1のあぜ編み及び/又は3×1のあぜ編によって編成するようにした靴下を開発し提案するに至った(特許文献2)。
特開平07−100165号公報 実用新案登録第4035964号公報
上述の特許文献2記載の靴下は履口部に不快な喰い込み感を感じることがなく、足にピッタリとフィットしてずれが発生し難いというものであった。
ところで、タック編みは、透し目を作る、編地を隆起させる、編地を厚くする、色糸を用いて柄や模様をだす、などの場合に採用される編み方であるが、本件考案者らがこのタック編みによる編み組織を検討したところ、上記特許文献2における度目を増加する手法とタック編み組織とを組み合わせることによって、履口部に不快な喰い込み感を感じることなく足にピッタリとフィットさせることができ、しかも履口部及びレッグ部に弾性を大きくすることなく大きな伸度を付与できることを知見するに至った。
本考案は、かかる知見に基づき、履口部の喰い込みによる苦痛を感じることなく快適に履くことができ、しかも履口部及びレッグ部に大きな伸度を付与できるようにした5本指靴下を提供することを課題とする。
そこで、本考案に係る5本指靴下は、爪先部、足甲部、底部、踵部、レッグ部及び履口部を編成してなる靴下において、横編み機を用いて編み糸とカバーリングヤーンとでもって編成され、上記爪先部に5つの指袋部が形成される一方、上記レッグ部及び履口部が履口部にゴム糸を用いることなく、少なくともレッグ部中段から履口部上端に向けて度目を連続的又は段階的に増加させて脚レッグ部分の形状に実質的に一致する形状に、1×1のタック編み、2×1のタック編み及び/又は3×1のタック編による編み組織によって構成するようにしたことを特徴とする。
本考案の特徴の1つはレッグ部及び履口部の度目を履口部に向けて増加させて脚レッグ部分の形状に実質的に一致する形状に形成するとともに、1×1のタック編み、2×1のタック編み及び/又は3×1のタック編による編み組織によって編成するようにした点にある。
タック編みとは生地を編成するときに、一時ある編み目を作らないで、次のコースを編むときに一緒に編み目を作るもので、図2の(a)は1×1のタック編み組織を示し、図2の(b)2×1のタック編み組織を示す。他方、あぜ編みとはたて方向の表目のウェールと裏目のウェールとが交互に並ぶ編み方をいうが、1ウェールごとに表目と裏目とを配列したものを1×1のあぜ編み(図3参照)、表目2ウェールごとに裏目を1ウェール配列したものを2×1のあぜ編み、表目3ウェールごとに裏目を1ウェール配列したものを3×1のあぜ編みという。タック編みは1つのコース上で編み目が抜けているので、あぜ編みに比較して伸度が大きく、又弾性が大きくなることもない。また、1×1のタック編みは2×1のタック編みよりも伸度が大きい。
弾性と伸度を考慮すると、1×1〜3×1のタック編による編み組織が好ましい。また、レッグ部から履口部までを1×1〜3×1のいずれかのタック編にて編成してもよいが、足首部分は締付けを強くし、履口部の締付けが強くないのがよい。そこで、レッグ部下端からレッグ部中段の間を2×1又は3×1のタック編みの編み組織で構成し、レッグ部中段から履口部上端の間を1×1のタック編みの編み組織で構成するのがよい。
また、従来のあぜ編みの靴下に比較して小さな力でレッグ部及び履口部の全体が大きく伸びるので、手足の筋力が弱った老人や病人にも容易に履くことができ、又脱ぐ時にも靴下を簡単に脱ぐことができる。
その結果、履口部21の喰い込みによる苦痛を感じることなく快適に履くことができ、しかも履口部21及びレッグ部22に大きな伸度を付与できるようにした5本指靴下が得られる。
爪先部、足甲部、底部及び踵部については編み方は特に限定されず、平編み、メッシュ編み、パイル編み、あぜ編みあるいはこれらの組合せで編成することができる。
また、編み糸の材質については特に限定されず、綿糸、綿アクリル混紡糸、毛糸、毛アクリル混紡糸、絹糸、絹アクリル混紡糸等、靴下に採用される編み糸を用いることができる。
本考案に係る5本指靴下の好ましい実施形態を示す概略図である。 タック編み組織を示す図である。 あぜ編み組織を示す図である。
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る5本指靴下の好ましい実施形態を示す。靴下10は靴下本体20と爪先部30とから構成され、靴下本体20は履口部21、レッグ部22、足甲部23、足底部及び踵部(図1には現れていない)から構成されている。
足甲部23、足底部及び踵部は編み糸、例えば綿糸と、弾性糸、例えばポリウレタンを芯にしてポリエステルでカバーリングしたカバードヤーンとを用いて平編み組織にて筒状に編成されている。
レッグ部22及び履口部21部は編み糸、例えば綿糸と、弾性糸、例えばポリウレタンを芯にしてポリエステルでカバーリングしたカバードヤーンとを用いかつ履口部21にゴム糸を用いることなく、レッグ部22の下端から中段の間を2×1のタック編み、レッグ部22の中段から履口部21までの間を1×1のタック編みにて編成されている。
また、足甲部23及び足底部は全体に等しい度目で編みたてられ、履口部21及びレッグ部22についてはレッグ部22下端から履口部21上端に向けて度目が連続的(又は段階的)に増加され、これにより履口部21及びレッグ部22脚レッグ部分の形状に実質的に一致するラッパ形状となっている。
また、履口部21の上端分は折り返されて縫合されている。
他方、爪先部30は親指側から第1趾袋部、第2趾袋部、第3趾袋部、第4趾袋部及び第5趾袋部が例えば1×1や2×1のタック編みにて編成されている。
本例の靴下を製造する場合、横編み機を用い、5本指の靴下と同様に爪先部30から編み始め、足甲部23、足底部、踵部、レッグ部22及び履口部21の順に編成する。爪先部30は1×1又は2×1のタック編みにて編成した後、平編みにて足甲部23、足底部及び踵部を編成する。その後、レッグ部22の中段まで2×1のタック編みにて編成し、レッグ部22の中段から履口部21までを1×1のタック編みにて編成し、最後に履口部21を折り返し縫合して製品の靴下とする。
また、レッグ部22及び履口部21を編成する際に、度目をレッグ部22下端から履口部21上端に向けて連続的(段階的であってもよい)に大きくし、脚レッグ部分の形状に実質的に一致する形状に形成する。
10 靴下
20 靴下本体
21 履口部
22 レッグ部
23 足甲部
30 爪先部分
31 第1趾袋部
32 第2趾袋部
33 第3趾袋部
34 第4趾袋部
35 第5趾袋部

Claims (3)

  1. 爪先部、足甲部、底部、踵部、レッグ部及び履口部を編成してなる靴下において、
    横編み機を用いて編み糸とカバーリングヤーンとでもって編成され、上記爪先部(30)に5つの指袋部(31〜35)が形成される一方、上記レッグ部(22)及び履口部(21)が履口部にゴム糸を用いることなく、レッグ部(22)下端から履口部(21)上端に向けて度目を連続的又は段階的に増加させて脚レッグ部分の形状に実質的に一致する形状に、1×1のタック編み、2×1のタック編み又は3×1のタック編による編み組織によって構成されていることを特徴とする5本指靴下。
  2. 上記レッグ部(22)下端からレッグ部(22)中段の間が2×1のタック編みの編み組織で構成され、上記レッグ部(22)中段から履口部(21)上端の間が2×1のタック編みの編み組織で構成されている請求項1記載の5本指靴下。
  3. 爪先部(30)の5つの指袋部(31〜35)がタック編みの編み組織で構成されている請求項1記載の5本指靴下。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033276A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 福助株式会社 靴下およびその編成方法

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