JPH0711121Y2 - スポーツ用のくつ下 - Google Patents

スポーツ用のくつ下

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JPH0711121Y2
JPH0711121Y2 JP1989128110U JP12811089U JPH0711121Y2 JP H0711121 Y2 JPH0711121 Y2 JP H0711121Y2 JP 1989128110 U JP1989128110 U JP 1989128110U JP 12811089 U JP12811089 U JP 12811089U JP H0711121 Y2 JPH0711121 Y2 JP H0711121Y2
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JP
Japan
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socks
calf
floating
sports
sock
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JP1989128110U
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盛善 吉村
修 平尾
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Cooma Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、バスケットボール用のハイソックス等の、
スポーツ用のくつ下に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 第8図に示すように、バスケット、ラグビー、サッカー
などでは、膝下まで延びるくつ下が用いられている。こ
のようなスポーツでは選手の動きが激しいので、くつ下
がずり下りやすい。選手がショーツを着用している場合
には、くつ下がずり下った状態が観衆の目につき見栄え
が悪い。また、選手自身も試合中にくつ下を引上げる必
要があって不便である。
第8図に示すように、人の脚は膝下がくびれ、ふくらは
ぎが膨んでいる。したがって、もし、人の脚の形状に沿
ったくつ下を編むことができれば、くつ下における、膝
下のくびれ部分に対応する個所(はき口)がふくらはぎ
の上部に掛って、くつ下のずり下りを防ぐことができる
はずである。
しかし、くつ下の編成原理は丸編と同じである。一定の
径のシリンダーに一定数の編針を配設する。これによ
り、膝下(はき口)、ふくらはぎ、足首の各部分を円筒
状に編成する。したがって、実際には、はき口がくびれ
ないので、上記のような効果を期待することはできな
い。さらに、くつ下の径をふくらはぎの太い部分に合わ
せると、足首の部分において、くつ下がたるむ。また、
くつ下の径を足首に合わせて細くすると、ふくらはぎを
強くしめつけすぎて着用感が悪い。
スポーツ用のくつ下のずり下りを防ぐために、従来か
ら、いろいろな試みがある。
まず、はき口部の全周にわたって2〜4cmの幅でゴム糸
またはポリウレタン系弾性繊維糸を挿入して、その収縮
力により膝下を締めつける方法がある。しかし、収縮力
が強すぎると、脚の血行障害を起し、また、皮膚アレル
ギーの原因ともなる。
次に、ポリウレタン系弾性繊維糸を添糸編することによ
り、くつ下全体の伸縮性を大きくする方法がある。この
場合は、くつ下の周方向だけではなく縦方向の伸縮性も
大きくなる。したがって、くつ下が縦方向に大きく収縮
して、かえって、ずり下がりやすくなる。
また、ゴム糸やポリウレタン系弾性繊維糸を膝下から足
首まで直線状に挿入編する方法がある。この場合は、円
周方向にのみ締めつけられるので、ある程度効果的にず
り下りを防止できる。しかし、直線状に延びるゴム糸や
ポリウレタン系弾性繊維糸が皮膚に接触して直接的に締
めつけるので、着用感がわるく、皮膚に糸の跡が残るこ
ともある。
古くは、くつ下にゴム糸やポリウレタン系弾性繊維糸を
挿入編することが不可能であり、また、ゴム糸の対脆化
強度も弱かった。その当時は、くつ下を固定するために
ガータを用いた。これは、膝下とふくらはぎとの太さの
差を利用して、バンドの長さを膝下直下の太さに合うよ
う調節して、これをくつ下の上から巻きつけて止める。
この方法によれば、くつ下のずり下りを効果的に防止で
きる。これと類似の方法は現在でも用いられている。サ
ッカー用のストッキングでは、はき口の折返し部に、面
ファスナーにより長さを調節できるバンドを巻きつけて
いる。しかし、この方法は、着脱が面倒であり、着用時
に違和感がある。また、折返しのないソックスには利用
できない。さらに、ソックスとは別個にバンドが必要で
あるので、取扱いがわずらわしく価格も高い。
さらに、編成時に度目を調整して、足首からふくらはぎ
までの形に沿うようにくつ下を形成する試みもある。し
かし、シリンダの口径、針数、及びゲージが一定である
かぎり、度目を大きく変更することは難しい。また、不
良品の発生の原因ともなる。
この考案は、ずり下ることがなく着用感もよいスポーツ
用のくつ下を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段と作用] この考案においては、膝下の近くまで延びるスポーツ用
のくつ下におけるふくらはぎの部分において、地糸の少
くとも一部が周方向の一部で編目を形成せず浮編部をな
しており、この浮編部が上方ほど幅が広く下方ほど幅が
狭い。
浮糸の糸長を最大限として、くつ下のふくらはぎの部分
の伸縮性が組織的に規制される。したがって、ふくらは
ぎを適度に締めつけ、ずり下りにくく着用感もよい。ま
た、この浮編部を上方ほど幅が広く下方ほど幅が狭くし
たことにより、くつ下はふくらはぎのふくらみの上方の
くびれた個所において最大の締めつけ力を得るので、ず
り下りの防止効果が大きい。
また、浮編部の上部を湾曲させることによりこの個所に
おける浮糸の飛び長さ(すなわち、浮編部の水平方向の
幅)を大となし、上記と同じ効果を得ることもできる。
この考案の他の有利な実施態様においては、前記の浮編
部がふくらはぎの背面側上部から前面側下部に向けて斜
めに延びている。
この場合には、ふくらはぎのふくらみの上方かつ後方に
おいて、強く締めつけられるとともに、ふくらはぎのふ
くらみのほぼ全体においては、ふくらんだ後方を避けて
締めつけ力が作用する。したがって、あたかも、くつ下
をふくらはぎのふくらみの上方から紐などでつり下げた
かのようであり、くつ下のずり下り防止効果がさらに大
きい。また、ふくらはぎのふくらみ自体を締めつけない
ので着用感がさらによい。
また、この考案の上記の解決手段を、従来より既知の度
目調整、ゴム糸の挿入量の調整、ポリウレタン系弾性繊
維糸による添糸編などの技術と併用することにより、よ
りいっそうの商業的成功をおさめるスポーツ用くつ下が
得られよう。
[実施例] 第1図〜第3図において、10はこの考案のくつ下の全体
を示す。12は、くつ下10における、着用者の脚のふくら
はぎに対応する部分である。ふくらはぎ部12において
は、2本の地糸20,21と1本の添糸22とを引そろえて平
編地を構成している。地糸20,21は、例えば、綿アクリ
ル糸である。また、添糸22は、例えば、ポリウレタン系
弾性繊維糸である。このポリウレタン系弾性繊維糸は、
40デニールのポリウレタン糸を芯糸として140デニール
のウーリナイロン糸でシングルカバリングしている。こ
れらの糸20,21,22は、例えば白色である。
24は地組織中に直線状に挿入したポリウレタン系弾性繊
維糸である。このポリウレタン系弾性繊維糸24は390デ
ニールのポリウレタン糸に75デニールのウーリポリエス
テル糸をダブルカバリングしてなる。ポリウレタン系弾
性繊維糸24は、図において、例えば、ウェールW1の右側
部とこれに隣接するウェールW2の左側部において地組織
中に挿通され、その後、1つおいて右側のウェールW4
右側部の個所まで紙面の手前側(裏目側)に浮いて延び
ている。以下、同じ動きをくり返す。
26は浮編部を示す。この個所において、地糸20,21はル
ープを形成せず、裏目側に浮いている。27が浮糸を示
す。前記の添糸22は、他の地糸28と引きそろえられて、
地組織を形成する。地糸28は浮編部26においてのみ編み
込まれ、浮編部26の左右両端において切断されている。
29,30はその糸端である。
地糸20,21は、コースaにおいて、ウェールW1とW6の間
において浮いている。また、コースb,cにおいては、1
ウェール右に移動し、ウェールW2とW7との間において浮
いている。また、コースd,eにおいては、さらに1ウェ
ール右に移動し、ウェールW3とW8との間において浮いて
いる。このようにして、浮編部26において地糸20,21が
浮く個所を順次右へずらすことにより、第1図と第2図
に示すような斜めの模様が得られる。
この考案のくつ下のふくらはぎ部12は、地組織とポリウ
レタン系弾性繊維糸24である挿入糸との伸縮性により、
全体に横方向に伸縮性が高い。しかし、浮編部26におい
ては、浮糸27により、その長さ分だけしか延びないよう
に規制される。つまり、ふくらはぎの個所を締めつける
ことができる。したがって、着用時に脚にフィットして
快適な感じがする。
図示の実施例のように、浮編部26がふくらはぎの平面側
の上部から前面側の下部に掛けて斜めに延びていると、
ちょうど、ふくらはぎの最大径の個所maxの上方の個所m
inにおいて、ふくらはぎ後端を締めつける。いわば、浮
編部26がふくらはぎの上方のくびれ部に引掛ったのと同
じことになり、くつ下のずり下りを効果的に防止するこ
とができる。
また、第1図と第2図に示すように、浮編部26の横(水
平)方向の幅は上方で比較的大であり下方で比較的小で
ある。したがって、最も締めつけ力を要する、ふくらは
ぎの上部において最大に締めつけ、その余の個所の締め
つけ力を若干弱くしており、ふくらはぎの形状に相応し
た締め付け力が得られる。
また、第4図に示すように、浮編部26の上部を湾曲させ
ることによりこの個所における浮糸の飛び長さ(すなわ
ち、浮編部の水平方向の幅)を大となし、上記と同じ効
果を得ることもできる。
浮編部26における地糸28の色を変えると、浮編部26は第
1図と第2図に示すような模様として現われる。
この実施例ではポリウレタン系弾性繊維糸24を併有して
いるので、締めつけ力がさらによい。
第5図と第6図は、それぞれ、浮編部の別のパターンを
示す。
なお、第7図(I)に示すように、浮編部26における浮
糸27の飛びが長すぎると、靴下をはくときに足の指等が
ひっかかり不都合であるが、第7図(II)に示すように
飛びの途中で、1度または数度、地組織に編込むことに
より、この欠点を除くことができる。
[考案の効果] 全体に伸縮性があり、ふくらはぎに対する適度の締めつ
け力が得られるので、着用感がよく、ずり下りにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例のスポーツ用くつ下を着
用した状態の斜視図、 第2図は、第1図のスポーツ用くつ下の上部の平面図、 第3図は、第1図のスポーツ用くつ下のふくらはぎ部の
組織図、 第4図は、上部を湾曲させた浮編部を示す略図、 第5図は、他の実施例のスポーツ用くつ下の上部の平面
図、 第6図は、他の実施例のスポーツ用くつ下の上部の平面
図、 第7図(I)は、浮編部の浮糸の飛びが大きい場合を、
第7図(II)は、浮糸が数個所で編み込まれて飛びが小
さい場合を、それぞれ示す略図、 第8図は、従来のスポーツ用くつ下を着用した状態の斜
視図である。 [符号の説明] 12……ふくらはぎの部分 20,21,22,28……地糸 26……浮編部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】膝下の近くまで延びるスポーツ用のくつ下
    におけるふくらはぎの部分において、地糸の少くとも一
    部が周方向の一部で編目を形成せず浮編部をなし、該浮
    編部が上方ほど幅が広く下方ほど幅が狭いことを特徴と
    するスポーツ用のくつ下。
  2. 【請求項2】膝下の近くまで延びるスポーツ用のくつ下
    におけるふくらはぎの部分において、地糸の少くとも一
    部が周方向の一部で編目を形成せず浮編部をなし、該浮
    編部がふくらはぎの背面側上部から前面側下部に向けて
    斜めに延びていることを特徴とするスポーツ用のくつ
    下。
  3. 【請求項3】膝下の近くまで延びるスポーツ用のくつ下
    におけるふくらはぎの部分において、地糸の少くとも一
    部が周方向の一部で編目を形成せず浮編部をなし、該浮
    編部が上方ほど幅が広く下方ほど幅が狭く、かつ該浮編
    部がふくらはぎの背面側上部から前面側下部に向けて斜
    めに延びていることを特徴とするスポーツ用のくつ下。
  4. 【請求項4】前記の浮編部がその上部において湾曲して
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のスポーツ用のくつ下。
JP1989128110U 1989-10-31 1989-10-31 スポーツ用のくつ下 Expired - Lifetime JPH0711121Y2 (ja)

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