JP2015089973A - 歩行補正靴下 - Google Patents
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Abstract
【課題】 着用者の歩行時の姿勢を改善することができる歩行補正靴下を提供する。
【解決手段】 歩行補正靴下100は、筒状編地における着用者のつま先に対応する爪先成形部分である爪先部12と、筒状編地における着用者の踵に対応するかかと成形部分であるかかと部11と、筒状編地における着用者の第5中足骨に対応する部分に沿って爪先部12及びかかと部11間に編成され、他の編地と比較して伸縮抵抗が大きい強伸縮部1と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 歩行補正靴下100は、筒状編地における着用者のつま先に対応する爪先成形部分である爪先部12と、筒状編地における着用者の踵に対応するかかと成形部分であるかかと部11と、筒状編地における着用者の第5中足骨に対応する部分に沿って爪先部12及びかかと部11間に編成され、他の編地と比較して伸縮抵抗が大きい強伸縮部1と、を備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、着用者の歩行時の姿勢を改善する靴下(以下、歩行補正靴下と称す)に関するものである。
歩行は、ある地点から他の地点まで体を移動させる動作であり、基本的には、立脚相と遊脚相の左右交互の繰り返しで行なわれる。また、歩行は、立脚相の初期10%と後期10%で両足が床に接し、その間を両脚支持期と呼び、両脚支持期の間は、単脚支持期と呼ぶ。また、歩行は、後期両脚支持期の後、離床し、遊脚相に移り、着床するまでを1サイクルとする。
さらに、歩行は、最初に踵が床に接し(接床)、体の前方移動と共に体重負荷を増しながら足底全体を接地させていく(体重支持)。この時に、体重支持に主として機能するものが「外側縦アーチ」であり、「内側縦アーチ」や「横アーチ」も体重支持に機能する。体が更に前へ移動し(体重移動)、重心が足先へ移行し蹴り出す時(離床)には、「内側縦アーチ」が主として前方推進力をもたらす。
このため、立脚相の理想的な体重移動とは、歩行時に、足裏での重心が、踵の後ろ外側から始まり、外足側を前方に移動して小指付け根の関節まで移動する。そこで内足側に方向を変え中足趾節関節の列に沿って親指付け根の関節まで移動する。そして、もう一度前方に方向を変え、親指の先で終わる体重移動(3点歩行)と言われている。
特に、進行方向と踵及びつま先を結んだ線分のつま先方向とのなす角(足向角、歩行角)は、通常15度位と言われ、正常な歩隔(両脚(踵)の前額面での間隔)は、5cm〜10cmと言われている。
特に、進行方向と踵及びつま先を結んだ線分のつま先方向とのなす角(足向角、歩行角)は、通常15度位と言われ、正常な歩隔(両脚(踵)の前額面での間隔)は、5cm〜10cmと言われている。
例えば、従来の靭帯補強靴下は、靴下本体の、横中足靱帯の足裏側に対応する部分と、足根骨の足背側に対応する部分に、足の幅方向で見た引張抵抗力が他の部分よりも強い弾性伸縮部を配置する。足背側の弾性伸縮部の両端部分は、足の内外の側部分の内の略下半分を覆うように延長されると共に、足背側の弾性伸縮部の両端部分は、足の内外の側部分の略上半分を覆うように延長されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の靭帯補強靴下は、血行不良を抑制しながら足のアーチを回復させ、足の正常な機能を回復させるというものであるが、着用者の歩行時の姿勢を改善するものではない。
これに対し、本願発明者は、歩隔を無くして(略0cmとして)左右の踵が交互に略同一直線上に着地し、左右の足の足向角をそれぞれ約45度(左右の踵を重ねた場合に、左右のつま先方向のなす角を約90度(直角))にして、体の前方移動と共に体重負荷を増しながら、踵から第1趾(足の親指)に体重移動をすることにより、後述する歩行時の理想的な姿勢となることを見出した。
これに対し、本願発明者は、歩隔を無くして(略0cmとして)左右の踵が交互に略同一直線上に着地し、左右の足の足向角をそれぞれ約45度(左右の踵を重ねた場合に、左右のつま先方向のなす角を約90度(直角))にして、体の前方移動と共に体重負荷を増しながら、踵から第1趾(足の親指)に体重移動をすることにより、後述する歩行時の理想的な姿勢となることを見出した。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、着用者の歩行時の姿勢を改善することができる歩行補正靴下を提供することを目的とする。
この発明に係る歩行補正靴下においては、筒状編地における着用者のつま先に対応する爪先成形部分である爪先部と、筒状編地における着用者の踵に対応するかかと成形部分であるかかと部と、筒状編地における着用者の第5中足骨に対応する部分に沿って爪先部及びかかと部間に編成され、他の編地と比較して伸縮抵抗が大きい強伸縮部と、を備えるものである。
この発明に係る歩行補正靴下においては、着用者の歩行の立脚相における体重移動を改善し、歩行時の姿勢を改善することができる。
(本発明の第1の実施形態)
フート・ウェアは、足袋、くつ下及び脚胖に分類され、さらに、くつ下を大別すると、足部のみからなるフートカバー類、口ゴム部、身部及び足部の三部位からなるソックス類、身部がソックスよりも著しく長いストッキング類、並びに上部にパンティ部が付いたタイツ及びパンティ・ストッキング類に分類することができる。
すなわち、フート・ウェアは、足部、必要に応じて身部、口ゴム部又はパンティ部を、適宜備えることで、それぞれの用途目的に合った足の衣服となる。
フート・ウェアは、足袋、くつ下及び脚胖に分類され、さらに、くつ下を大別すると、足部のみからなるフートカバー類、口ゴム部、身部及び足部の三部位からなるソックス類、身部がソックスよりも著しく長いストッキング類、並びに上部にパンティ部が付いたタイツ及びパンティ・ストッキング類に分類することができる。
すなわち、フート・ウェアは、足部、必要に応じて身部、口ゴム部又はパンティ部を、適宜備えることで、それぞれの用途目的に合った足の衣服となる。
以下、本実施形態においては、足部10、身部20及び口ゴム部30を備えたソックス(歩行補正靴下100)を例に挙げて説明するが、この三部位を備えた歩行補正靴下100に限られるものではなく、少なくとも足部10及び身部20を備えたフート・ウェアであればよい。
なお、以下の説明においては、右足用の歩行補正靴下100を図示した図1、図2及び図3を用いて説明するが、左足用の歩行補正靴下100は、右足用の歩行補正靴下100における後述する強伸縮部1及び補助部2の編地の位置が左右対称の位置にあるだけの違いであるので、図示を省略する。
図1乃至図3において、本実施形態に係る歩行補正靴下100は、表糸、裏糸及びゴム糸を編糸とし、靴下編機(例えば、株式会社村田製作所製の編み機種「ラムダアンフィニー(針数:144本)」)により丸編で編み立てられる筒状編地のうち着用者のつま先に対応する部分を縫製加工してソックス形状とする構成である。
歩行補正靴下100は、足部10、身部20及び口ゴム部30の三部に大別される。
歩行補正靴下100は、足部10、身部20及び口ゴム部30の三部に大別される。
足部10は、筒状編地における着用者の踵に対応するかかと成形部分であるかかと部11と、筒状編地における着用者のつま先に対応する爪先成形部分である爪先部12と、かかと部11及び爪先部12の成形線(ゴアライン)11a,12aの先端を結ぶ線より上の部分である足甲部10aと、かかと部11及び爪先部12の成形線(ゴアライン)11a,12aの先端を結ぶ線より下の部分である足底部10bとを備えている。
なお、本実施形態に係るかかと部11及び爪先部12は、編み目が連続して並び、表と裏の区別がある編地である平編で編成しており、後述する強伸縮部1の位置ずれを抑制するアンカーとして機能する。
また、足部10は、筒状編地における着用者の第5中足骨に対応する部分に沿って爪先部12及びかかと部11間に編成され、他の編地と比較して伸縮抵抗が大きい強伸縮部1を備える。
特に、強伸縮部1は、筒状編地(歩行補正靴下100)の長さ方向の伸縮抵抗が筒状編地(歩行補正靴下100)の周方向の伸縮抵抗と比較して大きく編成している。
特に、強伸縮部1は、筒状編地(歩行補正靴下100)の長さ方向の伸縮抵抗が筒状編地(歩行補正靴下100)の周方向の伸縮抵抗と比較して大きく編成している。
このように、強伸縮部1は、他の編地と比較して伸縮抵抗が大きいことにより、足部10の外側面が内側面と比較して伸度が低く、着用者が歩行補正靴下100を着用した際に、図3(c)に示すように、着用者の足部の外転を生じさせる。このため、歩行補正靴下100は、着用者の歩行時における着地の際に、図4に示すように、着用者のつま先を進行方向に対して外側に向ける(足向角θを約45度にする)ことができるという作用効果を奏する。
また、強伸縮部1は、爪先部12に隣接して編成され、筒状編地(歩行補正靴下100)の周方向に周回するアンカー部1aと、かかと部11に隣接して編成され、着用者の第5中足骨の基部に対応する部分から足裏を介してかかと部11の成形線11a近傍まで筒状編地の周方向に略半周回する連結部1bと、を備える。
アンカー部1aは、着用者の第1中足骨、第2中足骨、第3中足骨、第4中足骨及び第5中足骨の頭近傍を包囲して締め付け、強伸縮部1の位置ずれを抑制し、爪先部12のアンカー機能を補助することができるという作用効果を奏する。
連結部1bは、アンカー部1aから繋がる着用者の第5中足骨の基部に対応する部分から足裏を介してかかと部11の内側面側の成形線11a近傍までの捩れ作用により、着用者の足部の内がえし(内反)を生じさせる。このため、歩行補正靴下100は、着用者の歩行時の遊脚相において、足を身体の中心面に近づけることになり、着用者の歩行時における着地の際に、図4に示すように、左右の踵を交互に略同一直線X上に着地させることができるという作用効果を奏する。
身部20は、着用者のアキレス腱に対応する部分にかかと部11に隣接して編成され、かかと部11を基準に連結部1bと対をなし、筒状編地の周方向に略半周回する補助部2を備える。
補助部2は、連結部1bと共にかかと部11(着用者の踵)を挟持して、強伸縮部1の位置ずれを抑制し、かかと部11のアンカー機能を補助することができるという作用効果を奏する。
なお、本実施形態に係る強伸縮部1(アンカー部1a、連結部1b)及び補助部2は、コース方向及びウェール方向に、平編とタック(あるコースで編み目を脱出させずに、その後のコースで複数の編み目を脱出させる組織)とが交互に、又は数コースごとに表れる鹿の子編地で編成している。このため、強伸縮部1(アンカー部1a、連結部1b)及び補助部2には、平編とタックとを併用することで、編地の表面に隆起や透かし目を作ることができ、鹿の子のような網目柄が表れる。
また、強伸縮部1(アンカー部1a、連結部1b)、補助部2、かかと部11、爪先部12及び口ゴム部30を除くその他の編地(以下、ベース生地部3と称す)は、歩行補正靴下100の長さ方向の伸縮抵抗が歩行補正靴下100の周方向の伸縮抵抗と比較して大きく編成している。
なお、本実施形態に係るベース生地部3は、たて方向に表目のウェールと裏目のウェールとが交互に並ぶ編み目で、ゴム糸を編み込むのと編み込まないのをウェール毎に交互に繰り返す1×1ゴム編地で編成している。
なお、本実施形態に係るベース生地部3は、たて方向に表目のウェールと裏目のウェールとが交互に並ぶ編み目で、ゴム糸を編み込むのと編み込まないのをウェール毎に交互に繰り返す1×1ゴム編地で編成している。
また、本実施形態に係る歩行補正靴下100は、強伸縮部1(アンカー部1a、連結部1b)及び補助部2が他の編地(特に、ベース生地部3)と比較して伸縮抵抗が大きいのであれば、これらの編み組織(平編地、鹿の子編地、1×1ゴム編地)に限られるものではない。
つぎに、本実施形態に係る歩行補正靴下100の作用効果について、図3及び図4を用いて説明する。
まず、着用者は、歩行補正靴下100を着用すると、強伸縮部1により足部の外転を感じ、連結部1b(強伸縮部1)により足部の内反を感じることになる。
まず、着用者は、歩行補正靴下100を着用すると、強伸縮部1により足部の外転を感じ、連結部1b(強伸縮部1)により足部の内反を感じることになる。
そして、歩行補正靴下100は、着用者が歩行を開始すると、一方の足(例えば、右足)の遊脚相において、強伸縮部1により着用者の足部の外転を生じさせ、連結部1b(強伸縮部1)により着用者の足部の内反を生じさせる。
また、歩行補正靴下100は、一方の足(右足)の立脚相の抑制期(踵接地)において、着用者の足部の外転及び内反を生じさせたまま、踵から着地させることになる。
また、歩行補正靴下100は、一方の足(右足)の立脚相の抑制期(踵接地)において、着用者の足部の外転及び内反を生じさせたまま、踵から着地させることになる。
この場合に、歩行補正靴下100は、着用者の足部の外転により、一方の足(右足)のつま先を進行方向に対して外側(ここでは、右側)に向け(足向角θを約45度にし)、着用者の足部の内反により、一方の足(右足)を身体の中心面に近づけた状態で、つま先を高く上げて一方の足(右足)の踵を着地させる。
そして、歩行補正靴下100は、一方の足(右足)の立脚相の抑制期(足底接地、立脚中期)において、体の前方移動と共に体重負荷を増しながら一方の足(右足)の重心位置を内足側寄りで踵から中足趾節関節近傍まで移動させて、一方の足(右足)の立脚相の推進期(立脚中期、踵離地)において、第1趾(足の親指)、第2趾、第3趾、第4趾及び第5趾の付け根全体(特に、第1趾)に体重が掛かるようにする。
そして、歩行補正靴下100は、一方の足(右足)の立脚相の推進期(足指離地)において、着用者の第5趾から始まり、第4趾、第3趾及び第2趾を経て、第1趾に至るまで、順次、各足指を地面から離間させて、着用者の一方の足(右足)で踏み出させる。
なお、歩行補正靴下100は、一方の足(右足)の立脚相の抑制期(踵接地)において、着用者のつま先を高く着地させることにより、つま先が接地するまでの滞空時間を長くし、一方の足(右足)を前方に強く踏み出させることができる。
なお、歩行補正靴下100は、一方の足(右足)の立脚相の抑制期(踵接地)において、着用者のつま先を高く着地させることにより、つま先が接地するまでの滞空時間を長くし、一方の足(右足)を前方に強く踏み出させることができる。
特に、歩行補正靴下100は、着用者の第1趾が地面から離間する瞬間に、踵が地面に対して略垂直のつま先立ちで、踵を高く蹴り上げさせることにより、着用者の大腰筋207を働かせ、着用者の体を推進力で前方に押出し、前方への体重移動を円滑にしている。
また、歩行補正靴下100は、着用者の後ろ足を高く蹴り上げさせることにより、後ろ足に繋がる脚が真っ直ぐに伸び、その脚の膝がほとんど曲がらないため、長く伸びた脚で骨盤の臀部が押し上げられて、ヒップアップの作用効果がある。
なお、骨盤が後方に傾くと、背骨が歪み、腰痛などの原因になるため、歩行補正靴下100は、背骨及び骨盤の歪みを抑制し、腰痛予防にも期待することができる。
なお、骨盤が後方に傾くと、背骨が歪み、腰痛などの原因になるため、歩行補正靴下100は、背骨及び骨盤の歪みを抑制し、腰痛予防にも期待することができる。
また、歩行補正靴下100は、他方の足(ここでは、左足)についても一方の足(右足)と同様の足運びにすることができ、図4に示すように、左右の踵を交互に略同一直線X上に着地させ、左右の足の足向角をそれぞれ約45度にする(左右の踵を重ねた場合に、左右のつま先方向のなす角を約90度(直角)にする)歩行(以下、V字歩行と称す)を行なわせることができる。
このように、歩行補正靴下100は、左右の踵を交互に略同一直線X上に着地させて一本の線の上を歩くように、着用者にV字歩行を行なわせることにより、図5に示すように、大腿部の内側に位置して膝の内側部分を固める筋肉である内転筋群(大内転筋201、長内転筋202、短内転筋203、恥骨筋204、薄筋205)及び内側広筋206を活発(特に、前足に体重を載せる瞬間)に働かせ、膝を引き締め、O脚を改善して美脚効果が得られる。
また、歩行補正靴下100は、着用者の左右の踵を交互に略同一直線X上に着地させることにより、着用者の重心を直線X上で移動させ、体の振れを抑制し、頭部を体の真上に位置させて、重心を安定させることができる。
なお、本実施形態に係る爪先部12は、平編であり、強伸縮部1のアンカー部1aのような強い締付力を有しないために、着用者の足指の間を十分に開くことができ、足指による踏ん張りを利かすことができる。
特に、本実施形態に係る爪先部12は、指先が分かれていないのであるが、着用者の第1趾と第1趾以外の4つの足指とを分けて爪先部12に装着できるように、爪先部12を2つに分割することで、歩行による歩行補正靴下100の捩れや強伸縮部1の位置ずれを防止するためのアンカーとしての機能を持たせてもよい。
特に、本実施形態に係る爪先部12は、指先が分かれていないのであるが、着用者の第1趾と第1趾以外の4つの足指とを分けて爪先部12に装着できるように、爪先部12を2つに分割することで、歩行による歩行補正靴下100の捩れや強伸縮部1の位置ずれを防止するためのアンカーとしての機能を持たせてもよい。
また、本実施形態に係る爪先部12は、足部10の爪先部12を2以上に分割し構成してもよいし、第1趾に限らずに1つの足指と他の4つの足指とを分割し構成してもよいし、複数の足指と他の複数の足指とを分割し構成してもよい。
なお、本実施形態においては、強伸縮部1、補助部2、ベース生地部3及び口ゴム部30に用いられる地編糸として、フィラメントカウントが34本である太さ70デニールのウーリーナイロン2本からなる表糸と、フィラメントカウントが13本である太さ40デニールのウーリーナイロン1本からなる裏糸と、太さ260デニールのポリウレタンの芯糸に太さ40デニールのナイロンの巻き糸を2本巻きつけたカバーリング・ヤーン(DCY:double covered yarn)であるゴム糸と、を用いているが、この材質に限られるものではない。
また、本実施形態においては、かかと部11及び爪先部12に用いられる地編糸として、フィラメントカウントが34本である太さ70デニールのウーリーナイロン2本からなる表糸と、太さ20デニールのポリウレタンの芯糸に太さ70デニールのナイロンの巻き糸を巻きつけたカバーリング・ヤーン(FTY:filament twisted yarn)である裏糸と、を用いているが、この材質に限られるものではない。
例えば、表糸としては、綿、毛(カシミヤ、ラム、アンゴラなど)、絹若しくは麻などの天然繊維、アクリルなどの化学繊維、又は吸汗、速乾若しくは体温調整機能を持つ素材などを、歩行補正靴下100のコスト又は着用者のニーズに合わせて選択することが好ましい。また、裏糸としては、エステル又は抗菌、防臭若しくは消臭素材を、歩行補正靴下100のコスト又は着用者のニーズに合わせて選択することが好ましい。
以上のように、本実施形態に係る歩行補正靴下100においては、強伸縮部1を備えることにより、着用者が意識せずに、V字型の足さばき、つま先を高く上げて着地し、後ろ足を高く上げる足運びを行ない、着用者の歩行姿勢が改善されることになる。
なお、歩行姿勢が悪く猫背になると、腕を動かす起点となる肩甲骨の位置が腕に引っ張られて前方に移動し、背中の筋肉が伸びきってしまうと共に、前方に傾斜した首にも負担が掛かり、肩凝りや血行不良、頭痛を誘発することもある。
これに対し、本実施形態に係る歩行補正靴下100においては、着用者の歩行姿勢を改善することで、着用者の背筋が伸び、肩甲骨の位置が正常な位置になり、肩凝りや血行不良、頭痛の誘発を抑制することができる。
なお、歩行姿勢が悪く猫背になると、腕を動かす起点となる肩甲骨の位置が腕に引っ張られて前方に移動し、背中の筋肉が伸びきってしまうと共に、前方に傾斜した首にも負担が掛かり、肩凝りや血行不良、頭痛を誘発することもある。
これに対し、本実施形態に係る歩行補正靴下100においては、着用者の歩行姿勢を改善することで、着用者の背筋が伸び、肩甲骨の位置が正常な位置になり、肩凝りや血行不良、頭痛の誘発を抑制することができる。
1 強伸縮部
1a アンカー部
1b 連結部
2 補助部
3 ベース生地部
10 足部
10a 足甲部
10b 足底部
11 かかと部
11a 成形線
12 爪先部
12a 成形線
20 身部
30 口ゴム部
100 歩行補正靴下
201 大内転筋
202 長内転筋
203 短内転筋
204 恥骨筋
205 薄筋
206 内側広筋
207 大腰筋
1a アンカー部
1b 連結部
2 補助部
3 ベース生地部
10 足部
10a 足甲部
10b 足底部
11 かかと部
11a 成形線
12 爪先部
12a 成形線
20 身部
30 口ゴム部
100 歩行補正靴下
201 大内転筋
202 長内転筋
203 短内転筋
204 恥骨筋
205 薄筋
206 内側広筋
207 大腰筋
Claims (5)
- 丸編で編み立てられる筒状編地からなり、少なくとも身部及び足部を備えた歩行補正靴下において、
前記筒状編地における着用者のつま先に対応する爪先成形部分である爪先部と、
前記筒状編地における前記着用者の踵に対応するかかと成形部分であるかかと部と、
前記筒状編地における前記着用者の第5中足骨に対応する部分に沿って前記爪先部及びかかと部間に編成され、他の編地と比較して伸縮抵抗が大きい強伸縮部と、
を備えることを特徴とする歩行補正靴下。 - 請求項1に記載の歩行補正靴下において、
前記強伸縮部が、前記爪先部に隣接して編成され、前記筒状編地の周方向に周回するアンカー部を備えることを特徴とする歩行補正靴下。 - 請求項1又は2に記載の歩行補正靴下において、
前記強伸縮部が、前記かかと部に隣接して編成され、前記着用者の第5中足骨の基部に対応する部分から足裏を介して前記かかと部の成形線近傍まで前記筒状編地の周方向に略半周回する連結部を備えることを特徴とする歩行補正靴下。 - 請求項3に記載の歩行補正靴下において、
前記着用者のアキレス腱に対応する部分に前記かかと部に隣接して編成され、前記かかと部を基準に前記連結部と対をなし、前記筒状編地の周方向に略半周回する補助部を備えることを特徴とする歩行補正靴下。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の歩行補正靴下において、
前記爪先部が、前記着用者の足指に対応して2以上に分割して構成されることを特徴とする歩行補正靴下。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229399A JP2015089973A (ja) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | 歩行補正靴下 |
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2013
- 2013-11-05 JP JP2013229399A patent/JP2015089973A/ja active Pending
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