JPH10325003A - 靴 下 - Google Patents

靴 下

Info

Publication number
JPH10325003A
JPH10325003A JP14732797A JP14732797A JPH10325003A JP H10325003 A JPH10325003 A JP H10325003A JP 14732797 A JP14732797 A JP 14732797A JP 14732797 A JP14732797 A JP 14732797A JP H10325003 A JPH10325003 A JP H10325003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
yarn
reinforcing
heel
piles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14732797A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Tanabe
克幸 田辺
Tsutomu Onishi
努 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIT UNION CO Ltd
HIT UNION KK
Original Assignee
HIT UNION CO Ltd
HIT UNION KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIT UNION CO Ltd, HIT UNION KK filed Critical HIT UNION CO Ltd
Priority to JP14732797A priority Critical patent/JPH10325003A/ja
Publication of JPH10325003A publication Critical patent/JPH10325003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイルが倒れ難く、外部から受ける衝撃から
足首が効果的に保護され、足に密着し、足首に追随して
伸縮し、窮屈でなく、疲労を感じさせない機能性靴下を
得る。 【解決手段】 アキレス腱部15から踝部16まで補強
糸11を編み込み、その補強糸11に編み込まれた補強
部17の目付けを周囲の目付けよりも多くし、その補強
糸11によるパイル31を補強部17に形成する。地編
組織は地糸13とパイル糸12で編成し、アキレス腱部
15から踵部18まで続く靴下の背部20にパイル糸1
2によるベースパイル32を形成し、補強部17には補
強糸11の補強パイル31とパイル糸12のベースパイ
ル32を混在させる。距骨部21は短くし、その下側部
分23と上側部分25は無パイルとする。アキレス腱部
15から踵部18まで弾性糸14を編み込むとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、とくにスポーツ競
技中の足首保護を目的とした機能性靴下に関する。
【0002】
【従来の技術】パイル糸を地糸と共に編み込んで着用時
に足裏の接する足裏部にパイルを形成した靴下は、クッ
ション性や保温性に富み、機能性靴下としてスポーツや
リハビリ等に使用されている。サッカーやラグビー等で
使用される機能性靴下では、着用中に衝撃を受け易い足
首部全体にパイルを形成したものも使用されており、そ
の足首部の中でも特に衝撃を受け易い部分のパイルを長
くしパイル層を厚くすることも試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サッカーやラグビーな
どの競技中の足裏の伸縮度合いは部分的に異なり、中足
(土踏まず)は爪先や踵に比して大きく伸縮する。しか
し在来の機能性靴下では、踵部から爪先部まで連続した
パイル層が形成されており、その踵部から爪先部までの
地編組織が同じなので、その踵部から爪先部までの伸縮
性が一定になっており、着用中の足裏の伸縮に追随し難
く、履き心地が悪く、疲労や蒸れを感じさせ易い。この
ことは足首部全体にパイルを形成したものでも同様であ
る。
【0004】また、クッション性や保温性を高めるため
に部分的にパイルを長くしたものでは、パイルが長けれ
ば長いほど倒れ易いので、着用当初は程よいクッション
や保温を感じさせるが、しばらくすると次第に感じさせ
なくなる。
【0005】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、部分的に形成さ
れたパイルが倒れ難い靴下を提供することにある。本発
明の目的は、サッカーやラグビー等で使用し、競技中に
受ける衝撃から足首を効果的に保護する靴下を提供する
ことにある。本発明の目的は、足に密着し、足首に追随
して伸縮し、窮屈でなく、疲労や蒸れを感じさない靴下
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る靴下は、ア
キレス腱部15から踝部16まで補強糸11が編み込ま
れており、その補強糸11の編み込まれた補強部17の
目付けがその周囲の目付けよりも多く、補強糸11がパ
イル31を形成していることを特徴とする。
【0007】具体的には、踵部18を含む補強部17の
前後の編コースが地糸13とパイル糸12で編成されて
おり、パイル糸12がアキレス腱部15から踵部18ま
で続く部分の少なくともアキレス腱部を含む脚部19の
背面側と踵部18の足裏側まで続く背部20にベースパ
イル32を形成しており、補強糸11の形成する補強パ
イル31とパイル糸12の形成するベースパイル32が
補強部17に混在している。
【0008】踝部16を構成する編コースに含まれ、ア
キレス腱部に表裏する左右の踝部16・16を結ぶ距骨
部21にパイル糸がパイル32を形成している。
【0009】更に、パイル糸がパイル32を形成する踵
部18の先端部22の編コースに含まれる距骨部21の
下側部分23と、パイル糸がパイル32を形成するアキ
レス腱部15の上端部24の編コースに含まれる距骨部
21の上側部分25において、パイル糸12がパイルを
形成せずに地編組織を形成している。
【0010】アキレス腱部15から踵部18まで続く編
コースにおいて、弾性糸14が編み込まれて編コース方
向26に平行に連続している。そして、パイル31・3
2が靴下の内面に形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】補強糸11を補強部17にだけ編
み込むには、靴下を編成する過程において、シンカーと
ニードルを搭載して回転する丸編機のシリンダーに向け
て、補強糸11を導くフイーダー(ガイド・給糸口)を
選択的に出没駆動して、ニードルに係合する位置へと補
強糸を突き出す。アキレス腱部15から踵部18まで弾
性糸14を編み込む場合も同様である。
【0012】補強糸11とパイル糸12によってパイル
31・32を形成するには、補強糸11やパイル糸12
のフイーダーの取付部位を通過するとき、それらの糸1
1・12に深く係合するようにシンカーを出没駆動し、
シンカーの有するパイル形成舌片にそれらの糸11・1
2を引っ掛ける。
【0013】弾性糸14は、3〜5ウェールにつき1ウ
ェールの割合で、つまり2個のニードルループ27の下
に沈み1個のニードルループ27の上を超えるように編
み込むとよい。
【0014】パイル31・32が形成されない距骨部の
上側部分25や下側部分23および脚部19や爪先部2
9を含む中足部30の目付けは、0.05〜0.15g/cm
2 とし、ベースパイル32だけが形成される背部20や
距骨部21の目付けは、脚部19や中足部30の約2倍
となる0.1〜0.3g/cm2 とし、補強パイル31とベー
スパイル32が混在する補強部17の目付けは、脚部1
9や中足部30の約3倍、つまり背部20や距骨部21
の約1.5倍となる0.2〜0.5g/cm2 にすればよい。
【0015】補強部17のウェール方向33での長さa
は10〜14cmとし、ベースパイル32が形成される踵
部18のウェール方向33での長さbは8〜12cmと
し、ベースパイル32が形成されるアキレス腱部15か
ら踵部18までの背部20の全長(a+b)は16〜2
4cmにするとよい。補強部17の踝部16まで続く部分
のコース方向での長さ(2×c)は13〜18cmとし、
左右の踝部16・16の間を結ぶ距骨部21のウェール
方向33での長さ(2×d)は2〜7cmとし、それら補
強部19と距骨部21のウェール方向での寸法の比は1
対3〜7になるようにする。補強部17のウェール方向
33での長さは、踵部16を含む部分からアキレス腱部
15の上端部24にかけて曲線を描いて漸次短くなるよ
うに設定し、アキレス腱部15の上端部24におけるウ
ェール方向33での補強部17の長さ(2×e)は3〜
7cmにするとよい。
【0016】距骨部21の背部20から離れた脚部19
や中足部30および爪先部29にも、部分的に補強糸や
パイル糸によるパイルを形成することができる。パイル
糸12と地糸13は、引き揃えの平編つまりプレーテイ
ング編組織で編み込むとよいが、靴下の地編組織は、そ
れに限らずゴム編や蜂巣編その他の編組織にすることが
できる。
【0017】
【発明の効果】サッカーやラグビーの競技中には、不意
を突くように足首の背面側となるアキレス腱が衝撃を受
け易い。本発明では、そのアキレス腱部15から踵部1
6までシンカーループ28の補強パイル31によるクッ
ション層が形成され、しかも補強パイル31を形成する
補強糸の一部はニードルループ20となって地編組織を
形成している。従って、補強部の地編組織が他の部分の
地編組織に比して繊維密度が緻密になっており、恰もサ
ポータを装着したかの如くアキレス腱と踵が競技中に保
護され、それが靴下の一部を形成しているのでサポータ
とは異なり着用に手間取らず競技中に擦れ動かない。
【0018】そして本発明では、部分的にパイル長を長
くするのではなく、ベースパイル32に加えて補強パイ
ル31が形成されているので、単に目付けが多いと言う
のではなくパイル層の嵩密度が緻密になり、ベースパイ
ル32と補強パイル31が互いに支え合うことになるの
で、それらのパイルが押し倒され難くなる一方、補強糸
はアキレス腱部と踵部と言う極限られた部分にだけ編み
込まれているので蒸れを感しさせない。
【0019】本発明では、距骨部21には補強糸11が
編み込まれず、従って地編組織が固くならず、ただ脚部
19や中足部30と同じ地編組織を構成しているパイル
糸12のシンカーループ28が突き出てベースパイル3
2を形成しているだけなので、脚部19や中足部30と
同じように編地としての伸縮性を保持し、足首の屈伸運
動を妨げず、そのベースパイル32によって競技中に受
ける衝撃から足首が保護される。
【0020】本発明では、パイルが形成されて分厚い背
部の上端部24と先端部22に表裏し、かつベースパイ
ル32が形成されて分厚くなった距骨部21の上側部分
25と下側部分23が無パイルで薄くなっているので、
足首が曲げ易くなる。
【0021】本発明では、アキレス腱部15から踵部1
8まで続く編コースにおいて、弾性糸14が編み込まれ
て編コース方向26に平行に連続しているので、パイル
31・32が形成されて分厚くなった背部20や補強部
17が足首に密着してゴロゴロした異物感を与えず、背
部20や補強部17によって履き心地が損なわれること
はない。
【0022】本発明では、パイル31・32が靴下の内
面側に突き出ているので、それが補強部17と距骨部2
1の間、或いは距骨部21とその上下部分23・25の
間に角張った輪郭が出来るとしても、それによって靴下
の体裁が損なわれず、外面が平坦な地編組織になってい
るので、パイル31・32によって靴が履き難くなるこ
とはない。
【0023】上記の如く本発明によると、パイルが倒れ
難く、外部から受ける衝撃から足首が効果的に保護さ
れ、足に密着し、足首に追随して伸縮し、窮屈でなく、
疲労や蒸れを感じさせない機能性靴下が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る靴下の側面図であり、その一部四
箇所A・B・C・Dを丸く囲んで拡大して図示してい
る。
【符号の説明】
11 補強糸 12 パイル糸 13 地糸 14 弾性糸 15 アキレス腱部 16 踝部 17 補強部 18 踵部 19 脚部 20 背部 21 距骨部 22 踵部の先端部 23 距骨部の下側部分 24 アキレス腱部の上端部 25 距骨部の上側部分 26 コース方向 27 ニードルループ 28 シンカーループ 29 爪先部 30 中足部 31 補強パイル 32 ベースパイル 33 ウェール方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アキレス腱部(15)から踝部(16)
    まで補強糸(11)が編み込まれており、その補強糸
    (11)の編み込まれた補強部(17)の目付けが、補
    強部(17)の周囲の目付けよりも多く、補強糸(1
    1)がパイル(31)を形成していることを特徴とする
    靴下。
  2. 【請求項2】 踵部(18)を含む補強部(17)の前
    後の編コースが地糸(13)とパイル糸(12)で編成
    されており、パイル糸(12)がアキレス腱部(15)
    から踵部(18)まで続く部分の少なくともアキレス腱
    部を含む脚部(19)の背面側と踵部(18)の足裏側
    まで続く背部(20)にベースパイル(32)を形成し
    ており、補強糸(11)の形成する補強パイル(31)
    とパイル糸(12)の形成するベースパイル(32)が
    補強部(17)に混在している請求項1記載の靴下。
  3. 【請求項3】 踝部(16)を構成する編コースに含ま
    れ、アキレス腱部に表裏する左右の踝部(16・16)
    を結ぶ距骨部(21)に、パイル糸がパイル(32)を
    形成している請求項1又は2記載の靴下。
  4. 【請求項4】 パイル糸がパイル(32)を形成する踵
    部(18)の先端部(22)の編コースに含まれる距骨
    部(21)の下側部分(23)と、パイル糸がパイル
    (32)を形成するアキレス腱部(15)の上端部(2
    4)の編コースに含まれる距骨部(21)の上側部分
    (25)において、パイル糸12がパイルを形成せずに
    地編組織を形成している請求項1又は2記載の靴下。
  5. 【請求項5】 アキレス腱部(15)から踵部(18)
    まで続く編コースにおいて、弾性糸(14)が編み込ま
    れて編コース方向(26)に平行に連続している請求項
    1ないし4のいずれかに記載の靴下。
  6. 【請求項6】 パイル(31・32)が内面に形成され
    ている請求項1ないし5のいずれかに記載の靴下。
JP14732797A 1997-05-20 1997-05-20 靴 下 Pending JPH10325003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14732797A JPH10325003A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 靴 下

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14732797A JPH10325003A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 靴 下

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10325003A true JPH10325003A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15427684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14732797A Pending JPH10325003A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 靴 下

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10325003A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007063723A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2007239151A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2007332469A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2007332470A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2010106390A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Gunze Ltd ソックスおよびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007063723A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2007239151A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2007332469A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2007332470A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Alcare Co Ltd 靴下又は筒状の下肢用サポーター
JP2010106390A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Gunze Ltd ソックスおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5956695B2 (ja) 足関節サポーター
JP5165122B2 (ja) フートウェア
US4277959A (en) Socks with integrally knit cushions in heel, arch and ball
US6092397A (en) Sock for the long-legged person
KR101555003B1 (ko) 발 관절 서포터
JP5411083B2 (ja) レッグウェア
US20230235492A1 (en) Containing fabric, garments comprising such fabric, and related production methods
JP3890392B2 (ja) 外反母趾用靴下
JP2014019994A (ja) 靴下
JP2012036547A (ja) 土ふまずの形状を整えるための足用被服
JPH10325003A (ja) 靴 下
JP5220807B2 (ja) 靴下
JP7007511B1 (ja) 靴下
JP2015089973A (ja) 歩行補正靴下
CN210630660U (zh) 袜子
JP2001355155A (ja) 足先編地およびこの足先編地を用いたストッキング
JP6758347B2 (ja) 靴下
JP2011042900A (ja) フート・ウェア
JPH11315401A (ja) 靴 下
JPH11323607A (ja) くつ下
RU2802840C2 (ru) Спортивный носок или спортивная повязка
JPH09111504A (ja) 靴 下
JP2023161495A (ja) 短靴下
JP2006183189A (ja) 履き口部分にスリットを有する靴下
JP2020158898A (ja) 靴下