JP6758347B2 - 靴下 - Google Patents

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本発明は、足のアーチ構造や踵部の歪みを自然体のままで、足に無理な負荷をかけることなく矯正するための靴下に関するものである。
足のアーチ構造は、体重を足全体に分散させて身体をバランス良く支え、歩行時等の衝撃を和らげるために重要な役割を果たしている。しかしながら、長時間の歩行等により足のアーチ構造が乱れると、体重が足の一部にかかったり、衝撃を十分に吸収することができなくなったりする結果、足の疲れや痛みを生じ、膝や股関節等にも影響を及ぼすことがある。そこで、足のアーチを矯正するための靴下として、靴下(特開2008−50744)や靴下(特開2009−155763)、靴下及びサポータ(特開2008−121177)等が提案されている。
特開2008−50744号公報 特開2009−155763号公報 特開2008−121177号公報
足のアーチ構造は、筋肉や靭帯による、各指の中足骨の先から距骨にかけてかかる圧力によって保たれている。従って、足のアーチ構造を保つためには、前記圧力がきちんとかかるように、靴下等を用いて矯正すれば良い。しかしながら、上記特許文献1の靴下では、足の横方向の圧力は十分にかけられるとしても、縦方向の圧力は十分ではない可能性が高く、かかる圧力全体のバランスを調整することが非常に難しい。また、上記特許文献2の靴下では、足の形を矯正することはできるとしても、足の筋肉や靭帯による本来かかるべき上記圧力を再現することは非常に難しく、足に無理な負荷がかかりやすい。さらに、上記特許文献3では、足裏のみを見ていて、足全体としてのバランスに欠けており、足に無理な負荷がかかりやすいものとなっている。一方、足の踵部の歪みにより、歩くときに足先が真っすぐに出ず、外側に回転してしまうことで、足や体全体のバランスが崩れ、健康を害するという問題も生じている。足の踵部の歪みは、踵骨が内側に入り込んでしまうことにより生じるため、踵骨が内側に入り込まないように圧力を加えて矯正すれば良い。そこで、本発明は、足のアーチ構造や踵部の歪みを自然体のままで、足に無理な負荷をかけることなく矯正するための靴下を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る靴下は、弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部3と弾性伸縮部4とを設け、前記弾性伸縮部1は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第1指間腔から足の内側、踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第1指間腔までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部2は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第2指間腔から踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第2指間腔までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部3は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第3指間腔から足の外側、踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第3指間腔までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部4は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第4指間腔から足の外側、踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第4指間腔までベルト状に形成されたことを特徴とする。前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とにより各指間腔から距骨にかけて圧力を加えることで、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力をかけることができる。
請求項2に記載の発明に係る靴下は、前記弾性伸縮部1が内踝下部を通り、前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが外踝下部を通ることを特徴とする請求項1に記載の靴下である。各指の中足骨の先から距骨にかけて全体的にバランス良く圧力をかけるため、前記弾性伸縮部1が足の内側、前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが足の外側を通るように形成したものである。
請求項3に記載の発明に係る靴下は、前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2とが内踝下部を通り、前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが外踝下部を通ることを特徴とする請求項1に記載の靴下である。各指の中足骨の先から距骨にかけて左右バランス良く圧力をかけるため、前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2とが足の内側、前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが足の外側を通るように形成したものである。
請求項4に記載の発明に係る靴下は、前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2とが合わさって1本のベルト状に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項3のいずれか1項に記載の靴下である。形成をより容易なものとするため、前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2とを合わせて1本のベルト状に形成したものである。
請求項5に記載の発明に係る靴下は、前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが合わさって1本のベルト状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の靴下である。形成をより容易なものとするため、前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とを合わせて1本のベルト状に形成したものである。
請求項6に記載の発明に係る靴下は、弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7と弾性伸縮部8とを設け、前記弾性伸縮部5は内踝下部から踵骨上部、外踝下部を通って踵骨前方部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は内踝下部から踵骨上部、外踝上部、脛骨前側を通って内踝上部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部7は内踝下部から踵骨底部を通って足甲部の頂点までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部8は内踝下部から踵骨底部を通って外踝上部までベルト状に形成されたことを特徴とする靴下である。前記弾性伸縮部5と前記弾性伸縮部7とにより内踝下部から踵を通って足甲部の頂点にかけて圧力を加え、前記弾性伸縮部6と前記弾性伸縮部8とにより内踝下部から踵、脛骨前側を通って内踝上部にかけてらせん状に圧力を加えることで、踵骨が内側に入らないように圧力をかけることができる。
請求項7に記載の発明に係る靴下は、弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7と弾性伸縮部8とを設け、前記弾性伸縮部5は内踝下部から踵骨上部、外踝下部を通って踵骨前方部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は内踝下部から踵骨上部、外踝上部、脛骨前側を通って内踝上部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部7は内踝下部から踵骨底部を通って足甲部の頂点までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部8は内踝下部から踵骨底部を通って外踝上部までベルト状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の靴下である。前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とにより各指間腔から距骨にかけて圧力を加えることで、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力をかけることができる。また、前記弾性伸縮部5と前記弾性伸縮部7とにより内踝下部から踵を通って足甲部の頂点にかけて圧力を加え、前記弾性伸縮部6と前記弾性伸縮部8とにより内踝下部から踵、脛骨前側を通って内踝上部にかけてらせん状に圧力を加えることで、踵骨が内側に入らないように圧力をかけることができる。
請求項8に記載の発明に係る靴下は、弾性伸縮部の幅を3〜30mmとしたことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の靴下である。各指の中足骨の先から距骨にかけてバランス良く圧力をかけ、また、踵骨が内側に入らないようにバランス良く圧力をかけるため、弾性伸縮部の幅を調整して形成したものである。
請求項9に記載の発明に係る靴下は、ナイロン繊維で形成されたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の靴下である。ナイロン繊維は、一般的によく使用されている繊維、かつ、本発明に適した繊維であって、加工が容易であるため、ナイロン繊維で形成したものである。
請求項10に記載の発明に係る靴下は、弾性伸縮部を10〜30デニールのナイロン繊維で形成したことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の靴下である。各指の中足骨の先から距骨にかけてバランス良く圧力をかけ、また、踵骨が内側に入らないようにバランス良く圧力をかけるため、ナイロン繊維の太さ、すなわち、弾性伸縮部の張力や耐久力等を調整して形成したものである。
請求項11に記載の発明に係る靴下は、弾性伸縮部をゴム生地で、その他の部分をストッキング生地で形成したことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の靴下である。ゴム生地やストッキング生地は一般的に使用されている生地、かつ、本発明に適した生地であって、加工が容易であるため、弾性伸縮部をゴム生地で、その他の部分をストッキング生地で形成したものである。
請求項12に記載の発明に係る靴下は、指先がないことを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の靴下である。本発明の靴下を足に装着し、その上から他の靴下を重ね履きする際に、指先がない靴下の方が履きやすく、着心地も良いため、指先をなくしたものである。
請求項13に記載の発明に係る靴下は、5本の指に分かれていることを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の靴下である。各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力がよりしっかりと加わるようにするため、5本指に分けて形成したものである。
請求項14に記載の発明に係る靴下は、足底部に略楕円形状の穴があいていることを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の靴下である。バレエ等で一般的に使用されている穴あき靴下に、本発明の構造を取り入れた靴下である。
前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とにより各指間腔から距骨にかけて圧力を加えることで、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力をかけることができる。足の形状や大きさによって各弾性伸縮部の幅や方向を最適化して靴下を形成することにより、上下左右からバランス良く前記圧力をかけることができる。また、前記弾性伸縮部5と前記弾性伸縮部7とにより内踝下部から踵を通って足甲部の頂点にかけて圧力を加え、前記弾性伸縮部6と前記弾性伸縮部8とにより内踝下部から踵、脛骨前側を通って内踝上部にかけてらせん状に圧力を加えることで、踵骨が内側に入らないように圧力をかけることができる。足の形状や大きさによって各弾性伸縮部の幅や方向等を最適化して靴下を形成することにより、バランス良く前記圧力をかけることができる。よって、本発明を足に装着することで、足のアーチ構造や踵部の歪みを自然体のままで、足に無理な負荷をかけることなく矯正することができる。
実施例1を装着した際の足底部を示した図面 実施例1を装着した際の足甲部を示した図面 実施例1を装着した際の足の内側から見た側面図 実施例1を装着した際の足の外側から見た側面図 実施例2を装着した際の足底部を示した図面 実施例2を装着した際の足甲部を示した図面 実施例3を装着した際の足底部を示した図面 実施例3を装着した際の足甲部を示した図面 実施例4を装着した際の足底部を示した図面 実施例4を装着した際の足甲部を示した図面 実施例4を装着した際の足の内側から見た側面図 実施例4を装着した際の足の外側から見た側面図 実施例5を装着した際の足底部を示した図面 実施例5を装着した際の足甲部を示した図面 実施例6を装着した際の足底部を示した図面 実施例6を装着した際の足底部を示した図面であって、足先を略楕円形状の穴に入れた状態の図面
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施例1を装着した際の足底部を示した図面である。本発明は、弾性伸縮部と、その他の部分との、二つの部分からなる靴下である。1から4までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部は、リブ編み等によってベルトの長辺方向に伸び縮みするように形成し、その他の部分よりも、生地を引っ張った時に、より張力が強くなるように形成する。弾性伸縮部以外の部分の編み方については、靴下に用いられている一般的な編み方で良い。弾性伸縮部同士が重なる部分、例えば、図1において弾性伸縮部1と弾性伸縮部2とが交わる部分や弾性伸縮部1と弾性伸縮部3とが交わる部分、弾性伸縮部2と弾性伸縮部3とが重なる部分等においては、それぞれのベルトの長辺方向の伸縮性をできるだけ失わないように、編み方を工夫して形成する。弾性伸縮部は、ナイロンやポリウレタン、トリアセテート、ウール等の弾力性や伸縮性が大きい繊維を用いて形成し、その他の部分は、一般的に靴下に使用されている繊維で良い。弾性伸縮部の幅、すなわち、ベルトの短辺方向の長さは、各指の中足骨の先から距骨にかけてバランスよく圧力をかけることを考えると、装着する人の足の大きさや形状によって最適な値に変えるのが理想的である。その場合は、一足一足オーダーメイド方式で生産する必要があるが、大量生産をする場合は、足のサイズ、例えば、Sサイズ(21〜23cm)、Mサイズ(23〜25cm)、Lサイズ(25〜27cm)の3つのサイズに合わせて、その幅の値を調整して形成するのが良い。弾性伸縮部の幅は、全て同じである必要はない。また、弾性伸縮部の繊維の太さについても、弾性伸縮部の幅と同様である。図12は、本発明の実施例4を装着した際の足の外側から見た側面図である。実施例4は、実施例1に、5から8までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部が加わっているものである。5〜8までの符号で示した弾性伸縮部についても、実施例1の1〜4までの符号で示した弾性伸縮部と同様である。図15は、本発明の実施例6を装着した際の足底部を示した図面である。実施例1から実施例5までについては、弾性伸縮部とその他の部分を同一層上に形成した靴下であるが、必ずしも同一層上でなくても良い。例えば、実施例6は、9の符号で示した穴から足先までの部分が外側と内側との2つの層からなり、前記穴から足先までの部分の弾性伸縮部を、外側の層となるその他の部分から切り離して、内側の層に形成している。そのため、図16のように、足先を前記穴に入れて、外側の層を足から外した状態にしても、内側の層の弾性伸縮部を足先に装着したままにすることができる。さらに、内側の層の4つの弾性伸縮部についても、全て同一層上である必要はなく、1つ1つ独立したものとして、すなわち、4つのベルト状の弾性伸縮部が前記穴から足先まで1つ1つ別々に出るように形成しても良い。以下、6つの実施例について、より詳細に説明する。
図1から図4までの図面は、実施例1を示したものである。1から4までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部は、リブ編みによってベルトの長辺方向に伸び縮みするように形成し、1の符号で示した弾性伸縮部は足の内側を、2から3までの符号で示した弾性伸縮部は足の外側を通るように形成したものである。4つの弾性伸縮部の幅は全て同じ10mmとしているが、必ずしも全て同じでなくても良い。例えば、加える圧力の左右のバランスを考え、弾性伸縮部1の幅を12mmとし、弾性伸縮部2の幅を8mm、弾性伸縮部3の幅を8mm、弾性伸縮部4の幅を8mm等としても良い。幅が狭すぎる、例えば、3mmよりも狭い場合は十分な張力が得られず、また、あまりにも広すぎる、例えば、30mmよりも広い場合は張力が強すぎるため、あまり好ましくない。繊維はナイロン繊維としているが、その他の伸縮性が大きい繊維を用いても良い。繊維の太さは16デニールのものを使用しているが、足のサイズによって、より太く、あるいは、より細くしても良い。繊維が細すぎる、例えば、10デニールよりも細い場合は十分な張力が得られず、また、あまりにも太すぎる、例えば、30デニールよりも太い場合は張力が強すぎるため、あまり好ましくない。5本の指に分けて形成し、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力がよりしっかりと加わるようにしている。
図5と図6とは、実施例2を示したものである。1と2の符号で示した弾性伸縮部は足の内側を、3と4の符号で示した弾性伸縮部は足の外側を通るように形成したもので、この点以外は実施例1と同様に形成したものである。
図7と図8とは、実施例3を示したものである。1と2の符号で示した弾性伸縮部を合わせて1本のベルト状に形成し、3と4の符号で示した弾性伸縮部を合わせて1本のベルト状に形成し、指先をなくしたもので、これらの点以外は実施例2と同様に形成したものである。合わさった弾性伸縮部の幅は2つとも同じ15mmとしているが、必ずしも同じでなくても良い。指先をなくす際のカン止めの位置は、各指の間としているが、足の甲側の生地を裏側と比べてより多くとることにより、足裏の方でカン止めすることもできる。
図9から図12までの図面は、本発明を実施するための最良の形態である実施例4を示したものである。実施例1に、5から8までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部を加えたものである。1から4までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部は、実施例1と全く同様である。5から8までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部は、リブ編みによってベルトの長辺方向に伸び縮みするように形成したもので、幅は全て同じ12mmとしているが、必ずしも全て同じでなくても良い。例えば、踵骨の内側への入りやすさを考え、らせん状にかける圧力を大きくする場合には、弾性伸縮部5の幅を10mm、弾性伸縮部6の幅を15mm、弾性伸縮部7の幅を10mm、弾性伸縮部8の幅を15mm等としても良い。繊維はナイロン繊維としているが、その他の伸縮性が大きい繊維を用いても良い。5から8までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部の繊維の太さは21デニールのものを使用しているが、踵骨の内側への入りやすさによって、より太く、あるいは、より細くしても良い。5本の指に分けて形成し、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力がよりしっかりと加わるようにしている。
図13と図14とは、実施例5を示したものである。実施例3に、5から8までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部を加えたものである。1から4までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部は、指先付近でV字型に形成している点以外には実施例3と同様である。各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力がよりしっかりと加わるようにするため、指先付近でV字型に形成したものである。5から8までの符号で示したベルト状の弾性伸縮部は、足底部において弾性伸縮部7と弾性伸縮部8とが合わさって1本のベルト状に形成されている点以外には実施例4と同様である。加工をより容易にするため、足底部において弾性伸縮部7と弾性伸縮部8とを合わせて形成したものである。
図15と図16とは、実施例6を示したものである。実施例1に、9の符号で示した略楕円形状の穴を加えたものであって、バレエ等で一般的に使用されている穴あき靴下に、実施例1の構造を取り入れたものである。前記穴から足先までの部分は外側と内側との2つの層からなり、前記穴から足先までの部分の弾性伸縮部を、外側の層となるその他の部分から切り離して、内側の層に形成しており、この点以外は実施例1と同様である。そのため、図16のように、足先を前記穴に入れて、外側の層を足から外した状態にしても、内側の層の弾性伸縮部を足先に装着したままにすることができる。このような2層の構造にすることで、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力がよりしっかりと加わるようにすることができる。身体を大きく動かしたり、つま先で立って回転したりする等、極度なバランス感覚が必要とされるバレリーナやダンサー等にとって、足のアーチ構造は非常に大切であるため、各指の中足骨の先から距骨にかけて圧力がよりしっかりと加わるようにすることはとても重要である。よりしっかりと圧力を加えるため、内側の層の4つの弾性伸縮部を1つ1つ独立したものとして、すなわち、4つのベルト状の弾性伸縮部が前記穴から足先まで1つ1つ別々に出るように、すなわち、4つのゴム紐が前記穴の後部から足先に向けて出ているような状態に形成しても良い。
1弾性伸縮部1
2弾性伸縮部2
3弾性伸縮部3
4弾性伸縮部4
5弾性伸縮部5
6弾性伸縮部6
7弾性伸縮部7
8弾性伸縮部8
9略楕円形状の穴

Claims (14)

  1. 弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部3と弾性伸縮部4とを設け、前記弾性伸縮部1は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第1指間腔から足の内側、踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第1指間腔までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部2は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第2指間腔から踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第2指間腔までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部3は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第3指間腔から足の外側、踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第3指間腔までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部4は足甲部から足底部にかけてループ状に形成され、足甲部において第4指間腔から足の外側、踵骨上部を通り、踵骨側面下部から足底部に入って第4指間腔までベルト状に形成されたことを特徴とする靴下
  2. 前記弾性伸縮部1が内踝下部を通り、前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが外踝下部を通ることを特徴とする請求項1に記載の靴下
  3. 前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2とが内踝下部を通り、前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが外踝下部を通ることを特徴とする請求項1に記載の靴下
  4. 前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2とが合わさって1本のベルト状に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項3のいずれか1項に記載の靴下
  5. 前記弾性伸縮部3と前記弾性伸縮部4とが合わさって1本のベルト状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の靴下
  6. 弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7と弾性伸縮部8とを設け、前記弾性伸縮部5は内踝下部から踵骨上部、外踝下部を通って踵骨前方部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は内踝下部から踵骨上部、外踝上部、脛骨前側を通って内踝上部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部7は内踝下部から踵骨底部を通って足甲部の頂点までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部8は内踝下部から踵骨底部を通って外踝上部までベルト状に形成されたことを特徴とする靴下
  7. 弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7と弾性伸縮部8とを設け、前記弾性伸縮部5は内踝下部から踵骨上部、外踝下部を通って踵骨前方部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は内踝下部から踵骨上部、外踝上部、脛骨前側を通って内踝上部までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部7は内踝下部から踵骨底部を通って足甲部の頂点までベルト状に形成され、前記弾性伸縮部8は内踝下部から踵骨底部を通って外踝上部までベルト状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の靴下
  8. 弾性伸縮部の幅を3〜30mmとしたことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の靴下
  9. ナイロン繊維で形成されたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の靴下
  10. 弾性伸縮部を10〜30デニールのナイロン繊維で形成したことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の靴下
  11. 弾性伸縮部をゴム生地で、その他の部分をストッキング生地で形成したことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の靴下
  12. 指先がないことを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の靴下
  13. 5本の指に分かれていることを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の靴下
  14. 足底部に略楕円形状の穴があいていることを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の靴下
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