JP5704572B2 - 足関節サポーター - Google Patents

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Description

この発明は、着用者の日常動作を支援することのできる足関節サポーターに関し、特に、足関節の安定性を向上して、下腿三頭筋(ふくらはぎ)の疲労を減少すると共に、アキレス腱、下腿三頭筋及び足関節外側(靭帯)の疼痛を緩和するテーピング機能を具備する足関節サポーターに関するものである。
従来の靴下又は筒状の下肢用サポーターは、足部、足首部、及びふくらはぎ部を覆う靴下又は筒状の下肢用サポーターであって、踵骨及び/又は立方骨に対応する足底部から足首部側面までを覆う部分に伸縮性の補強部を一体的に設け、装着時に足首部からふくらはぎ部へと順次圧迫圧が小となる圧迫圧分布を設ける(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−332469号公報
従来の靴下又は筒状の下肢用サポーターは、足アーチ補強部が足アーチを圧迫できるように足部周囲を覆う位置に設けられているのであるが、この足アーチは足根骨アーチであり、足アーチ補強部が中足骨アーチを圧迫できるように足部周囲を覆う位置に設けられていない。すなわち、従来の靴下又は筒状の下肢用サポーターは、スポーツ中のパフォーマンスアップ、下肢のむくみの予防や軽減等の疲労軽減のために使用するものであり、着用者の踵から親指に重心が移動する理想的な体重移動(3点歩行)において、体重支持に重要である外側縦アーチ及び内側縦アーチの形成をサポートするものではない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、着用者の土踏まずを押し上げ、内側縦アーチの形成をサポートして、着用者の歩行性を高めることができるテーピング機能を具備する足関節サポーターを提供することを目的とする。
この発明に係る足関節サポーターにおいては、筒状編地の一端を周回して編成され、着用者の踝近傍の脛骨及び腓骨に対応する部分を周回し、着用者の下腿に当該筒状編地を締着させる第1のアンカー部と、筒状編地の他端を周回して編成され、着用者の中足趾節関節近傍の第1中足骨、第2中足骨、第3中足骨、第4中足骨及び第5中足骨に対応する部分を周回し、着用者の足甲及び足裏に当該筒状編地を締着させる第2のアンカー部と、筒状編地の第1のアンカー部及び第2のアンカー部間における、着用者の踵に対応する部分を除く足部及び身部として編成され、当該着用者の距腿関節を支持するフィギュアエイト部と、着用者の踵に対応するかかと成形部と、を備え、フィギュアエイト部における足部が、着用者の足甲に対応する足甲部と、当該着用者の足裏に対応し、筒状編地の略半周分の連続かつ共通の編地により編成される足底部とからなり、筒状編地の長さ方向における足底部全体の伸縮抵抗が、筒状編地の長さ方向における足甲部の伸縮抵抗より大きいものである。
この発明に係る足関節サポーターにおいては、着用者の土踏まずを押し上げ、内側縦アーチの形成をサポートして、着用者の歩行性を高めることができるうえに、足関節の安定性を向上して、下腿三頭筋の疲労を減少すると共に、アキレス腱、下腿三頭筋及び足関節外側(靭帯)の疼痛を緩和することができる。
(a)は第1の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を示す正面図であり、(b)は図1(a)に示す足関節サポーターの背面図であり、(c)は図1(a)に示す足関節サポーターの左側面図であり、(d)は図1(a)に示す足関節サポーターの右側面図であり、(e)は図1(a)に示す足関節サポーターの平面図であり、(f)は図1(a)に示す足関節サポーターの底面図である。 (a)は図1に示す足関節サポーターの見方を変えた正面図であり、(b)は図2(a)に示す足関節サポーターの背面図であり、(c)は図2(a)に示す足関節サポーターの左側面図であり、(d)は図2(a)に示す足関節サポーターの右側面図であり、(e)は図2(a)に示す足関節サポーターの平面図であり、(f)は図2(a)に示す足関節サポーターの底面図である。 (a)は図1及び図2に示す足関節サポーターの着用状態を示す右側面図であり、(b)は図1及び図2に示す足関節サポーターの着用状態を示す正面図であり、(c)は図1及び図2に示す足関節サポーターの着用状態を示す右側後方からみた斜視図である。 (a)は立脚期の初期における腓腹筋による衝撃吸収作用を説明するための説明図であり、(b)は立脚期の中期における下腿三頭筋による下腿前方制動を説明するための説明図であり、(c)は立脚期の後期における下腿三頭筋による推進力作用を説明するための説明図である。 図1(d)に示す足関節サポーターにおける伸長率の測定部位を説明するための説明図である。 (a)は図1に示す足関節サポーターの作用効果を検証するための三次元動作解析による足関節角度の測定結果を示すグラフであり、(b)は図1に示す足関節サポーターの作用効果を検証するための三次元動作解析による足関節モーメントの測定結果を示すグラフである。 (a)は図1に示す足関節サポーターの作用効果を検証するための三次元動作解析による足関節角度の測定結果に対して最大背屈角度の比較範囲を説明するための説明図であり、(b)は図1に示す足関節サポーターの作用効果を検証するための三次元動作解析による足関節モーメントの測定結果に対して底屈モーメントの比較範囲を説明するための説明図である。 (a)は図7(a)に示す比較範囲における各被験者に対する測定結果を示すグラフであり、(b)は図8(a)に示す測定結果の平均値を示すグラフである。 (a)は図7(b)に示す比較範囲における各被験者に対する測定結果を示すグラフであり、(b)は図9(a)に示す測定結果の平均値を示すグラフである。 (a)は第2の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を示す正面図であり、(b)は図10(a)に示す足関節サポーターの背面図であり、(c)は図10(a)に示す足関節サポーターの左側面図であり、(d)は図10(a)に示す足関節サポーターの右側面図であり、(e)は図10(a)に示す足関節サポーターの平面図であり、(f)は図10(a)に示す足関節サポーターの底面図である。 (a)は第3の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を示す正面図であり、(b)は図11(a)に示す足関節サポーターの背面図であり、(c)は図11(a)に示す足関節サポーターの左側面図であり、(d)は図11(a)に示す足関節サポーターの右側面図であり、(e)は図11(a)に示す足関節サポーターの平面図であり、(f)は図11(a)に示す足関節サポーターの底面図である。 (a)は第2の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を説明するための説明図であり、(b)は第3の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を説明するための説明図である。
(本発明の第1の実施形態)
図1乃至図3において、足関節サポーター10は、靴下編機(例えば、ロナティ社製の編み機種(針数:256本))により丸編で編み立てられる筒状編地からなり、着用者の体表に密着して着用者の足関節を補助するサポーターである。
足関節サポーター10は、表糸、裏糸及びゴム糸を編糸とし、平編、リブ編、タック編、浮き編又はパイル編などで編成されてなる伸縮性のある編地であるベース生地部1に対して、異なる編み立てを施すことで、テーピング機能などの所望の機能性を具備する。なお、本実施形態に係るベース生地部1は、着用者の踵に対応するかかと成形部分であり、平編により編成してなる編地(以下、平編地と称す)である。
また、足関節サポーター10は、筒状編地の一端(上端10a)を周回して編成され、着用者の踝近傍の脛骨及び腓骨に対応する部分を周回し、着用者の下腿に足関節サポーター10を締着させる第1のアンカー部2と、筒状編地の他端(下端10b)を周回して編成され、着用者の中足趾節関節近傍の第1中足骨、第2中足骨、第3中足骨、第4中足骨及び第5中足骨に対応する部分を周回し、着用者の足甲及び足裏に足関節サポーター10を締着させる第2のアンカー部3とを備える。
この第1のアンカー部2及び第2のアンカー部3は、足関節サポーター10(筒状編地)の周方向Hにおける伸縮抵抗が、足関節サポーター10の周方向Hにおけるベース生地部1の伸縮抵抗より大きく編成されている。すなわち、素材に伸長を与えない状態から一定の伸長を与えた場合の張力をFとして、足関節サポーター10の周方向Hにおけるベース生地部1の張力をFH1とし、足関節サポーター10の周方向Hにおける第1のアンカー部2の張力をFH2とし、足関節サポーター10の周方向Hにおける第2のアンカー部3の張力をFH3とした場合に、第1のアンカー部2及び第2のアンカー部3がベース生地部1と比較して、足関節サポーター10の周方向Hに強い締付力を持つような、FH2≒FH3>FH1という大小関係を有する。
具体的には、第1のアンカー部2及び第2のアンカー部3を、鹿の子編で編成された編地(以下、鹿の子編地と称す)にすることにより、平編地のベース生地部1に対して、足関節サポーター10の周方向Hにおける伸縮抵抗を大きくすることができる。
なお、鹿の子編地とは、コース方向及びウェール方向に、平編とタック(あるコースで編み目を脱出させずに、その後のコースで複数ループを脱出させる組織)とが交互に、又は数コースごとに表れる編地である。このため、第1のアンカー部2及び第2のアンカー部3には、平編とタックとを併用することで、編地の表面に隆起や透かし目を作ることができ、鹿の子のような網目柄が表れる。
このように、第1のアンカー部2は、着用者の下腿を周回して編成され、足関節サポーター10の周方向Hにおける伸縮抵抗が、足関節サポーター10の周方向Hにおけるベース生地部1の伸縮抵抗より大きいことにより、着用者の下腿に足関節サポーター10を固定し、足関節の背屈時における足関節サポーター10の上端10aのずり下がりを抑制することができる。また、第1のアンカー部2は、後述するフィギュアエイト部4が連結され、このフィギュアエイト部4のアンカーとしても機能する。
また、第2のアンカー部3は、着用者の足甲及び足裏を周回して編成され、足関節サポーター10の周方向Hにおける伸縮抵抗が、足関節サポーター10の周方向Hにおけるベース生地部1の伸縮抵抗より大きいことにより、着用者の足甲及び足裏に足関節サポーター10を固定し、足関節の背屈時における足関節サポーター10の下端10bのずり上がりを抑制することができる。また、第2のアンカー部3は、後述するフィギュアエイト部4が連結され、このフィギュアエイト部4のアンカーとしても機能する。
なお、第1のアンカー部2及び第2のアンカー部3による着用者の下腿並びに足甲及び足裏に対する締付力を強くしすぎると、下腿並びに足甲及び足裏における血流阻害を生じさせ、着用者に不快感を起こさせる。特に、この不快感は、足甲及び足裏に比べ、下腿において顕著である。
このため、本実施形態に係る足関節サポーター10は、第2のアンカー部3に対して、着用者の体表に接触する第1のアンカー部2の面積を広げ、第1のアンカー部2による体表にかかる圧力を分散させると共に、第1のアンカー部2の一部において度目を調整(例えば、第2のアンカー部3に対して締付力を10%程度小さく)することで、着用者に与える不快感を緩和している。すなわち、本実施形態に係る足関節サポーター10は、足関節サポーター10の周方向Hに適度な締付力を持つように、FH3>FH2>FH1という大小関係を有することが好ましい。
フィギュアエイト部4は、足関節サポーター10の第1のアンカー部2及び第2のアンカー部3間における、着用者の踵及び爪先に対応する部分を除く足部11並びに身部12として編成され、着用者の距腿関節を支持する。また、フィギュアエイト部4は、着用者の下腿側における第1のアンカー部2で係止されており、着用者の足側における第2のアンカー部3で係止されている。
このフィギュアエイト部4は、着用者の距腿関節を包み込み、関節適合性を図り、足関節を安定させ、歩行時における着用者の足首の振れを抑制(ヒールロック)して、内反捻挫の防止や片足立ち時の不安定性などを解消して、着用者による安定した歩行を補助することができる。
ここで、図4に示すように、立脚期(歩行中の足が接地している期間)の中期(図4(b))から後期(図4(c))にかけては、下腿三頭筋の働きが主である。
このため、フィギュアエイト部4は、着用者の踵骨からアキレス腱へのテーピング機能により、足関節の背屈制動を行ない、立脚期の中期から後期にかけての下腿への負担を軽減すると共に、立脚期の後期からの踏切り(歩行における推進力)の補助を行なうことができる。
また、フィギュアエイト部4は、足関節の背屈制動を補助することにより、着用者の重心を爪先立ち方向へ誘導し、着用者の歩行を補助することができる。また、フィギュアエイト部4は、着用者の足関節を安定させ、立脚期の初期(図4(a))における地面(床)からの衝撃を吸収するための補助をなすことができる。
特に、フィギュアエイト部4における足部11は、着用者の足甲に対応する足甲部11aと着用者の足裏に対応する足底部4aとからなり、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける足底部4aの伸縮抵抗が、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける足甲部11aの伸縮抵抗より大きく編成されている。
また、フィギュアエイト部4における足甲部11aは、足関節サポーター10の第2のアンカー部3側で編み立てを異ならせ、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける当該編み立てを異ならせた領域の伸縮抵抗を、足甲部11aにおける他の領域の伸縮抵抗より小さくした、略台形形状の第1の緩衝部4cを備える。
また、フィギュアエイト部4における身部12は、足関節サポーター10の正面側で編み立てを異ならせ、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける当該編み立てを異ならせた領域の伸縮抵抗を、身部12における他の領域の伸縮抵抗より小さくした、略台形形状の第2の緩衝部4dを備える。
なお、本実施形態においては、足甲部11aにおける他の領域と身部12における他の領域とは、連続した編地であり(以下、支持部4bと称す)、2×1のタック編と添え糸編とを併用した編地(以下、2タック編・添え糸編地と称す)としている。
また、本実施形態においては、足底部4aを1×1のタック編と添え糸編とを併用した編地(以下、1タック編・添え糸編地と称す)とし、第1の緩衝部4c及び第2の緩衝部4dを2×1のタック編により編成してなる編地(以下、2タック編地と称す)としている。
ここで、タック編地とは、生地を編成するときに、一時ある編み目を作らないで、次のコースを編むときに一緒に編み目を作る編地である。なお、本実施形態においては、度目とのバランスを考慮して、支持部4b、第1の緩衝部4c及び第2の緩衝部4dの編地としてタックする回数を2回とし、足底部4aの編地としてタックする回数を1回としているが、所望の伸縮抵抗の違いが得られるのであれば、この回数に限られるものではない。
また、タック編・添え糸編地では、タック編の地編糸の他に他の編糸(例えば、ウーリーナイロン糸)を添えて給糸することで、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける足底部4a及び支持部4bの伸縮を適度に抑えている。すなわち、タック編・添え糸編地では、足関節サポーター10の長さ方向Lの伸びが周方向Hの伸びと比較して小さく編成されている。また、タック編・添え糸編地では、足底部4a及び支持部4bと他の領域との境界において他の編糸をカットしている(カットボス)。
このように、足底部4aを1タック編・添え糸編地とし、支持部4bを2タック編・添え糸編地とし、第1の緩衝部4cを2タック編地とすることにより、足甲部11aに対して、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける足底部4aの伸縮抵抗を大きくすることができる。
また、支持部4bを2タック編・添え糸編地とし、第2の緩衝部4dを2タック編地とすることにより、身部12における支持部4bに対して、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第2の緩衝部4dの伸縮抵抗を小さくすることができる。
すなわち、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける支持部4bの張力をFL4bとし、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第1の緩衝部4cの張力をFL4cとし、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第2の緩衝部4dの張力をFL4dとした場合に、支持部4bが第1の緩衝部4c及び第2の緩衝部4dと比較して、足関節サポーター10の長さ方向Lに強い締付力を持つような、FL4b>FL4c≒FL4dという大小関係を有する。
また、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける足底部4aの張力をFL4aとした場合に、足底部4aが足甲部11aと比較して、足関節サポーター10の長さ方向Lに強い締付力を持つような、FL4a>FL4b>FL4cという大小関係を有する。
このように、足底部4aは、コース方向の伸びを無くすことで、着用者の内側縦アーチ(踵骨、距骨、舟状骨、第1楔状骨、第1中足骨及び趾骨を構成骨とするアーチ)の形成をサポートして、着用者の土踏まずを押し上げることができ、着用者にとって歩き易くすることができる。
また、第1の緩衝部4cは、足甲部11aにおける支持部4bに対する第2のアンカー部3側の締付力を弱めることで、足底部4aによる着用者の土踏まずを押し上げる力を、足底部4aに対して鉛直上方ではなく、第2のアンカー部3側の斜め上方に作用させ、着用者の爪先が地面に対して鋭角で着地することを抑制して、着用者の歩行時のつまずきを防止することができる。
また、第2の緩衝部4dは、身部12の正面側における支持部4bに対する締付力を弱め、第1のアンカー部2側で支持部4bが筒状編地を周回しないようにすることで、フィギュアエイト部4による足首の締付力を維持しつつ、着用者のアキレス腱に対する締付を抑制して、痛みを緩和することができる。
なお、本実施形態においては、第1の緩衝部4c及び第2の緩衝部4dを2タック編地としているが、通気性のよく且つ伸縮力が小さい編組織であるメッシュ編で編成された編地(以下、メッシュ編地と称す)であってもよい。これにより、第1の緩衝部4c及び第2の緩衝部4dは、これらに隣接する支持部4b及び足底部4aとの編地の強弱のコントラストを強調して、フィギュアエイト部4によるテーピング効果をより実感させることができる。
薄編部4eは、足関節サポーター10の正面側におけるフィギュアエイト部4の身部12と足部11との境界近傍で、他の編糸を給糸しない地編糸からなり、足関節サポーター10の周方向Hに延在する領域であり、支持部4bにおける編地の厚みに対して、厚みを薄くした編地である。
なお、支持部4bは、2タック編・添え糸編地からなる編地であるために、通常の靴下と比較して編地が厚くなり、足関節サポーター10の屈曲部分(着用者の足首の正面側)において円滑に屈曲せずに、しわが発生する。このしわの発生を防止するには、本来、足関節サポーター10の屈曲部分全体の編地を薄くするのがよいのであるが、足関節サポーター10の屈曲部分全体の編地を薄くすると、フィギュアエイト部4による足首の締付力を維持することができなくなる。
このため、薄編部4eは、支持部4bの一部に周方向Hに延在する領域とすることで、フィギュアエイト部4による足首の締付力を維持しつつ、足関節サポーター10の屈曲部分に生じるしわを逃すことができる。なお、図1乃至図3においては、2つの薄編部4eを長さ方向Lに並設した場合を示しているが、足関節サポーター10の屈曲部分におけるしわの発生を防止することができるのであれば、この数に限られるものではない。
なお、本実施形態に係る薄編部4eは、メッシュ編地にすることにより、平編地のベース生地部1に対して、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける伸縮抵抗を小さくすることができる。このメッシュ編地とは、生地を編成するときに、一時ある編み目を作らないで、次のコースを編むときに一緒に編み目を作り、メッシュ形態の編みでよく伸びる編地である。
特に、薄編部4eは、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける薄編部4eの張力をFL4eとした場合に、薄編部4eがベース生地部1と比較して、足関節サポーター10の長さ方向Lに弱い締付力を持つような、FL1>FL4eという大小関係を有する。
なお、本実施形態に係る足関節サポーター10は、前述した各部位の編地により、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第1の緩衝部4c及び第2の緩衝部4dの伸縮抵抗が、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第2のアンカー部3の伸縮抵抗より大きい。また、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第2のアンカー部3の伸縮抵抗が、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第1のアンカー部2の伸縮抵抗より大きい。また、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第1のアンカー部2の伸縮抵抗が、足関節サポーター10の長さ方向Lにおけるベース生地部1の伸縮抵抗より大きい。
したがって、本実施形態に係る足関節サポーター10は、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける張力Fにおいて、次式(1)に示す大小関係を満たすものである。ただし、次式(1)において、FL4cは足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第1の緩衝部4cの張力であり、FL4dは足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第2の緩衝部4dの張力であり、FL2は足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第1のアンカー部2の張力であり、FL3は足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第2のアンカー部3の張力である。
〔数1〕
L4a>FL4b>FL4c≒FL4d>FL3>FL2>FL1>FL4e ・・・(1)
なお、本実施形態においては、平編、鹿の子編、タック編及びメッシュ編に用いられる地編糸として、太さ70デニールのナイロン糸であり、編み本数2本からなる表糸と、太さ30デニールのナイロン糸であり、編み本数2本からなる裏糸と、太さ260デニールのポリウレタンの芯糸に太さ40デニールのナイロンの巻き糸を2本巻きつけたカバーリング・ヤーン(DCY:double covered yarn)であるゴム糸とを用いているが、この材質に限られるものではない。
例えば、表糸としては、綿、毛(カシミヤ、ラム、アンゴラなど)、絹若しくは麻などの天然繊維、アクリルなどの化学繊維、又は吸汗、速乾若しくは体温調整機能を持つ素材などを、足関節サポーター10のコスト又は着用者のニーズに合わせて選択することが好ましい。また、裏糸としては、エステル若しくはFTY(filament twisted yarn)、又は抗菌、防臭若しくは消臭素材を、足関節サポーター10のコスト又は着用者のニーズに合わせて選択することが好ましい。
また、1タック編・添え糸編地(足底部4a)及び2タック編・添え糸編地(支持部4b)におけるウーリーナイロン糸(柄糸)は、太さ100デニールの編み本数2本からなる。
ここで、前述した編糸及び編地に従って製作した足関節サポーター10の各部位(図5参照)に対して、ストレッチテスタ(引張荷重:4kg)により、伸長率(引き伸ばしたときの長さ(伸び寸法)と元の長さ(置き寸法)との差の、元の長さに対する百分率)を測定した結果を下表1に示す。
なお、表1における伸長率は、値が大きいほど編地が伸び易いことを示し、前述した式(1)における張力Fは、値が大きいほど編地が伸び難い(締付力が大きい)ことを示すために、伸長率の大小関係を示す不等号と張力Fの大小関係を示す不等号とは逆になる。
つぎに、本実施形態に係る足関節サポーター10の作用効果を検証した結果を説明する。
第1の実験では、被験者(26歳健常男性、四肢に既往歴なし)の右足首に、足関節サポーター10を着用させた場合(以下、着用時と称す)と着用させない場合(以下、非着用時と称す)とにおいて、自由歩行を10回施行させ、三次元動作解析により、足関節の角度変化及び足関節モーメントを比較した。なお、三次元動作解析には、VICON社製の3次元動作分析システム「VICON MX」を用いた。
図6(a)に示すように、着用時における足関節の角度は、非着用時における足関節の角度と比較して、立脚期のほぼ全期間において有意に増大していることがわかる。
特に、図6(a)に示す二点鎖線の期間Aにおいて、着用時における背屈角度が増大しており、着用者は背屈方向に対して足関節サポーター10に寄り掛かることができ、着用者の筋肉(下腿三頭筋)を補助する効果が高いことがわかる。
また、図6(b)に示すように、着用時の足関節モーメントは、非着用時の足関節モーメントと比較して、立脚期の初期において、背屈モーメントが増大しており、足関節サポーター10による地面(床)からの衝撃を吸収する作用が働いていることがわかる。また、着用時の足関節モーメントは、非着用時の足関節モーメントと比較して、立脚期の後期において、底屈モーメントが増大しており、足関節サポーター10による踏切り(歩行における推進力)の作用が働いていることがわかる。すなわち、足関節サポーター10は、着用者の足関節モーメントを増大させることから、着用者の歩行機能を向上すると共に、下腿三頭筋の疲労を防止できることがわかる。
第2の実験では、3人の被験者(健常成人男性、平均年齢29±3.6歳、平均身長169.7±4.9cm、平均体重64.3±11.9kg)の右足首に、足関節サポーター10を着用させた場合(着用時)と着用させない場合(非着用時)とにおいて、自由歩行を10回施行させ、三次元動作解析により、足関節の最大背屈角度及び足関節底屈モーメントを比較した。
足関節の最大背屈角度における測定結果は、立脚期の中期から後期までの間(図7(a)に示す二点鎖線で囲まれた範囲)における、各被験者の足関節の最大背屈角度を測定した結果であり、下表2及び図8に示す。
表2及び図8に示すように、全ての被験者において、足関節サポーター10の着用時は、非着用時と比較して、足関節の最大背屈角度が小さくなったことがわかる。すなわち、足関節サポーター10は、着用者における足関節の最大背屈角度を制御(背屈制動)し、着用者は背屈方向に対して足関節サポーター10に寄り掛かることができ、振り出しの力源となっていることがわかる。
また、足関節底屈モーメントにおける測定結果は、立脚期の後期(図7(b)に示す二点鎖線で囲まれた範囲)における、各被験者の足関節底屈モーメントの積分値を、各被験者の体重で正規化した結果であり、下表3及び図9に示す。
表3及び図9に示すように、全ての被験者において、足関節サポーター10の着用時は、非着用時と比較して、足関節底屈モーメント(推進力作用)が大きくなったことがわかる。
以上のように、足関節サポーター10は、立脚期の初期における衝撃吸収及び立脚期の中期から後期にかけての推進力に寄与することができると共に、左右(内外反)の制動により足関節の安定性を得ることができるという作用効果を奏する。また、足関節サポーター10は、着用者の足関節を補助することにより、アキレス腱の疼痛、下腿三頭筋の疲労及び疼痛、並びに、足関節外側(靭帯)の疼痛を緩和するができるという作用効果を奏する。
(本発明の第2の実施形態)
図10(a)は第2の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を示す正面図であり、(b)は図10(a)に示す足関節サポーターの背面図であり、(c)は図10(a)に示す足関節サポーターの左側面図であり、(d)は図10(a)に示す足関節サポーターの右側面図であり、(e)は図10(a)に示す足関節サポーターの平面図であり、(f)は図10(a)に示す足関節サポーターの底面図である。図12(a)は第2の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を説明するための説明図である。図10及び図12(a)において、図1乃至図3と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
フィギュアエイト部4は、足関節サポーター10における身部12とベース生地部1(かかと成形部)との境界に編成される第3の緩衝部4fを備えている。この第3の緩衝部4fは、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける伸縮抵抗が、足関節サポーター10の長さ方向Lにおけるベース生地部1(かかと成形部)の伸縮抵抗より大きく、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける支持部4b(第3の緩衝部4fに隣接するフィギュアエイト部4の他の編地)の伸縮抵抗より小さく編成されている。
なお、本実施形態においては、第3の緩衝部4fを2タック編地とし、支持部4bを2タック編・添え糸編地とすることにより、支持部4bに対して、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第3の緩衝部4fの伸縮抵抗を小さくすることができる。更に、本実施形態においても、第3の緩衝部4fをメッシュ編地としてもよい。
すなわち、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第3の緩衝部4fの張力をFL4fとした場合に、第3の緩衝部4fが支持部4bと比較して、足関節サポーター10の長さ方向Lに弱い締付力を持つような、FL4b>FL4fという大小関係を有する。
また、第3の緩衝部4fを2タック編地とし、ベース生地部1(かかと成形部)を平編地とすることにより、ベース生地部1(かかと成形部)に対して、足関節サポーター10の長さ方向Lにおける第3の緩衝部4fの伸縮抵抗を大きくすることができる。
すなわち、第3の緩衝部4fがベース生地部1(かかと成形部)と比較して、足関節サポーター10の長さ方向Lに強い締付力を持つような、FL4f>FL1という大小関係を有する。
なお、この第2の実施形態においては、支持部4bに第3の緩衝部4fを新たに配設するところのみが第1の実施形態と異なるところであり、後述する第3の緩衝部4fによる作用効果以外は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
第3の緩衝部4fは、着用者のアキレス腱に対応する部分であって、身部12の背面側における支持部4bによる締付力が及ばない編地となり、フィギュアエイト部4による足首の締付力を維持しつつ、着用者のアキレス腱に対する締付を抑制して、痛みを緩和することができる。
(本発明の第3の実施形態)
図11(a)は第3の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を示す正面図であり、(b)は図11(a)に示す足関節サポーターの背面図であり、(c)は図11(a)に示す足関節サポーターの左側面図であり、(d)は図11(a)に示す足関節サポーターの右側面図であり、(e)は図11(a)に示す足関節サポーターの平面図であり、(f)は図11(a)に示す足関節サポーターの底面図である。図12(b)は第3の実施形態に係る足関節サポーターの概略構成を説明するための説明図である。図11及び図12(b)において、図1乃至図3と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
ホールアンカー部5は、着用者の踵下面に相当する部位に略円形形状の貫通孔にて形成され、着用者の踵を露出させる。
なお、本実施形態に係るホールアンカー部5は、かかと成形部(ベース生地部1)となる筒状編地に切れ目を入れて裁断縁を筒状編地の内側に折り返してミシンにより縫製されているが、筒状編地を裁断することなく編み立てにより編成してもよい。特に、ホールアンカー部5を構成する縫製部分は、伸縮性の高い縫糸を用い、ミシンの運針数を増やして、柔軟な蛇腹にし、着用者の踵に与える押圧力を緩和させることが好ましい。
このホールアンカー部5は、着用者の踵を露出させることにより、着用者の足関節に対して足関節サポーター10を位置決めすると共に、足関節サポーター10の周方向Hの回転移動や長さ方向Lの平行移動を抑制して位置ずれを防止することができる。
また、ホールアンカー部5は、着用者の踵の一部をはみ出させ、はみ出した踵により肉球を構成し、当該肉球が着用者の足裏の弾性力を向上させ、地面(床)からの衝撃を吸収することができる。
なお、この第3の実施形態においては、着用者の踵下面に相当する部位に略円形形状の貫通孔にて形成され、着用者の踵を露出させるホールアンカー部を備えるところのみが第1の実施形態と異なるところであり、ホールアンカー部5よる作用効果以外は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
1 ベース生地部(かかと成形部)
2 第1のアンカー部
3 第2のアンカー部
4 フィギュアエイト部
4a 足底部
4b 支持部
4c 第1の緩衝部
4d 第2の緩衝部
4e 薄編部
4f 第3の緩衝部
5 ホールアンカー部
10 足関節サポーター
10a 上端
10b 下端
11 足部
11a 足甲部
12 身部

Claims (7)

  1. 丸編で編み立てられる筒状編地からなり、着用者の体表に密着して足関節を補助する足関節サポーターにおいて、
    前記筒状編地の一端を周回して編成され、前記着用者の踝近傍の脛骨及び腓骨に対応する部分を周回し、前記着用者の下腿に当該筒状編地を締着させる第1のアンカー部と、
    前記筒状編地の他端を周回して編成され、前記着用者の中足趾節関節近傍の第1中足骨、第2中足骨、第3中足骨、第4中足骨及び第5中足骨に対応する部分を周回し、前記着用者の足甲及び足裏に当該筒状編地を締着させる第2のアンカー部と、
    前記筒状編地の第1のアンカー部及び第2のアンカー部間における、前記着用者の踵に対応する部分を除く足部及び身部として編成され、当該着用者の距腿関節を支持するフィギュアエイト部と、
    前記着用者の踵に対応するかかと成形部と、
    を備え、
    前記フィギュアエイト部における前記足部が、前記着用者の足甲に対応する足甲部と、当該着用者の足裏に対応し、前記筒状編地の略半周分の連続かつ共通の編地により編成される足底部とからなり、
    前記筒状編地の長さ方向における前記足底部全体の伸縮抵抗が、前記筒状編地の長さ方向における前記足甲部の伸縮抵抗より大きいことを特徴とする足関節サポーター。
  2. 前記請求項1に記載の足関節サポーターにおいて、
    前記フィギュアエイト部における前記足甲部が、前記第2のアンカー部側で編み立てを異ならせ、前記筒状編地の長さ方向における当該編み立てを異ならせた領域の伸縮抵抗を、当該足甲部における他の領域の伸縮抵抗より小さくした第1の緩衝部を備えることを特徴とする足関節サポーター。
  3. 前記請求項1又は2に記載の足関節サポーターにおいて、
    前記フィギュアエイト部における前記身部が、前記筒状編地の正面側で編み立てを異ならせ、前記筒状編地の長さ方向における当該編み立てを異ならせた領域の伸縮抵抗を、当該身部における他の領域の伸縮抵抗より小さくした第2の緩衝部を備えることを特徴とする足関節サポーター。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の足関節サポーターにおいて、
    前記フィギュアエイト部における前記身部と前記かかと成形部との境界に編成される第3の緩衝部と、
    を備え、
    前記筒状編地の長さ方向における前記第3の緩衝部の伸縮抵抗が、前記筒状編地の長さ方向における前記かかと成形部の伸縮抵抗より大きく、前記筒状編地の長さ方向における前記第3の緩衝部に隣接する前記フィギュアエイト部の他の編地の伸縮抵抗より小さいことを特徴とする足関節サポーター。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の足関節サポーターにおいて、
    前記フィギュアエイト部が、地編糸に他の編糸を添えて給糸して、前記筒状編地の長さ方向の伸びが周方向の伸びと比較して小さく編成され、
    前記筒状編地の正面側における前記フィギュアエイト部の前記身部と前記足部との境界近傍で、前記他の編糸を給糸しない地編糸からなり、前記筒状編地の周方向に延在する薄編部を備えることを特徴とする足関節サポーター。
  6. 前記請求項2乃至4のいずれかに記載の足関節サポーターにおいて、
    前記第1の緩衝部、第2の緩衝部、及び/又は、第3の緩衝部がメッシュ編地であることを特徴する足関節サポーター。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の足関節サポーターにおいて、
    前記かかと成形部に略円形形状の貫通孔を形成し、前記着用者の踵を露出させるホールアンカー部を備えることを特徴とする足関節サポーター。
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