JP7412406B2 - 靴下 - Google Patents

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本発明は、下腿三頭筋を締め付ける靴下に関するものである。
従来より、下腿三頭筋を締め付ける靴下が知られている。この種の靴下121(脛用サポータ)として、背面の膨ら脛部位123周縁にかかと部から足の脹脛の内外両側に広がるV字形の縦伸び抑制組織Sが形成されているものであった(図7参照)。そして、歩行時の人体の下腿の動く状態において、かかとを地につけた時は、膨ら脛部位123がアキレス腱124によって引っ張られ、一番膨らんだ状態になり(図8(a)参照)、次の足底をつけた時には、膨ら脛部位123は弛んだ状態になる(図8(b)参照)。そして、爪先で蹴り出した時には、膨ら脛部位123はアキレス腱124によって引っ張られた状態になり(図8(c)参照)、膨ら脛部位123は伸張と収縮が繰り返されるが、靴下121(脛用サポータ)の背面のV字形の縦伸び抑制組織Sにより、脚の疲労が軽減されるというものであった。ここで、図7(a)は従来の靴下の背面図であり、図7(b)は同靴下の側面図であり、図8(a)は歩行時のかかとを地につけた時の下腿の側面図であり、図8(b)は歩行時の足底をつけた時の下腿の側面図であり、図8(c)は 歩行時の爪先で蹴り出した時の下腿の側面図である。
特開2009-150002号公報
しかしながら、従来の靴下121(脛用サポータ)では、縦伸び抑制組織Sがかかと部から脹脛の内外両側に広がるV字形が形成されているので、歩行時や激しいスポーツ時に下腿が動かされ、膨ら脛部位123の伸張と収縮が繰り返されると、靴下121(脛用サポータ)は、縦伸び抑制組織SのV字形のかかと部を起点として引っ張られ、縦伸び抑制組織SのV字形のかかと部の起点が移動することにより、縦伸び抑制組織SのV字形が上下左右に移動してしまうことになる。このように、縦伸び抑制組織SのV字形が上下左右に移動してしまうと、靴下121(脛用サポータ)の背面のV字形の縦伸び抑制組織Sにより、脚の疲労が軽減され難くなるという問題が生じるというものであった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、足の運動のパフォーマンス能力をより十分発揮でき、足の負担もより十分軽減できる靴下を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、下腿三頭筋を締め付ける靴下であって、周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から内側腓腹筋の内側に沿って上部に線状に延びる内側腓腹筋線状部と、周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、下端部が内側腓腹筋線状部と結合し、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から外側腓腹筋の外側に沿って上部に線状に延びる外側腓腹筋線状部と、周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、上端部が内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部と結合し、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から略内側踝部方向に線状に延びる内側踝部方向線状部と、周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、上端部が内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部と結合し、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から略外側踝部方向に線状に延びる外側踝部方向線状部と、を有し、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部は、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部より上部が離れて形成され、内側踝部方向線状部と外側踝部方向線状部は、内側踝部方向線状部と外側踝部方向線状部の結合部より下部が離れて形成され、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部は、下腿三頭筋が上下方向に繰り返し伸ばされても、上下左右の位置を略維持しながら、下腿三頭筋を締め付けることを特徴とするものである。
本発明によれば、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部は、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部より上部が離れて形成され、内側踝部方向線状部と外側踝部方向線状部は、内側踝部方向線状部と外側踝部方向線状部の結合部より下部が離れて形成されているので、歩行時や激しいスポーツ時に下腿が動かされ、下腿三頭筋が上下方向に繰り返し伸ばされても、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部は、内側腓腹筋線状部(外側腓腹筋線状部)が外側腓腹筋線状部(内側腓腹筋線状部)により引っ張れることがないとともに、内側踝部方向線状部(外側踝部方向線状部)が外側踝部方向線状部(内側踝部方向線状部)により引っ張れることがなく、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部は、上下左右の位置を略維持しながら、下腿三頭筋を締め付けることができる。これにより、足の運動のパフォーマンス能力をより十分発揮でき、足の負担もより十分軽減できる。



本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る靴下であって、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部は、アキレス腱上部に配されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部がアキレス腱上部に配されているので、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部により内側腓腹筋と外側腓腹筋が包み込まれるように締め付けられるので、足の運動のパフォーマンス能力をより十分発揮でき、足の負担もより十分軽減できる。
本発明のうち第3の態様に係るものは、第1の態様または第2の態様に係る靴下であって、かかと部の周囲に形成され、周辺部より伸縮率が低くなるように生成されたヒールロック部を、更に有することを特徴とするものである。
本発明によれば、かかと部の周囲に形成され、周辺部より伸縮率が低くなるように生成されたヒールロック部を有しているので、ヒールロック部によりかかと部の周囲が締め付けられ、かかと骨の内反・外反を制限することにより、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の結合部の回転の防止をさらにサポートでき、内側腓腹筋線状部と外側腓腹筋線状部の上下左右の位置を略維持させることができる。
本発明によれば、足の運動のパフォーマンス能力をより十分発揮でき、足の負担もより十分軽減できる
本発明の一実施形態における靴下の背面図である。 同靴下の正面図である。 同靴下の外側方向側面図である。 同靴下の内側方向側面図である。 同靴下の外側下部方向背面斜視図である。 同靴下の内側下部方向背面斜視図である。 (a)従来の靴下の背面図である。 (b)同靴下の側面図である。 (a)歩行時のかかとを地につけた時の下腿の側面図である。 (b)歩行時の足底をつけた時の下腿の側面図である。 (c) 歩行時の爪先で蹴り出した時の下腿の側面図である。
以下、本発明の靴下の一実施形態について図面を参照にしながら説明する。ここで、図1は本発明の一実施形態における靴下の本発明の一実施形態における靴下の背面図であり、図2は同靴下の正面図であり、図3は同靴下の外側方向側面図であり、図4は同靴下の内側方向側面図である。
図1に示すように、靴下1は、下腿三頭筋2(2a、2b)を締め付ける靴下であって、内側腓腹筋線状部3と、外側腓腹筋線状部4と、内側踝部方向線状部5と、外側踝部方向線状部6と、ヒールロック部7を有している。なお、本実施形態では、ヒールロック部7を有するように形成させたが、これに限らず、ヒールロック部7は必須でなく、ヒールロック部7を有しないように形成させてもよい。
図1に示すように、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4と内側踝部方向線状部5と外側踝部方向線状部6は脚部の背面に形成され、そして、内側腓腹筋線状部3の下端部は外側腓腹筋線状部4の下端部と結合され、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部には内側踝部方向線状部5の上端部と外側踝部方向線状部6の上端部が結合されている。以下、具体的に説明する。
内側腓腹筋線状部3は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所、つまり、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部の箇所から内側腓腹筋2aの内側に沿って上部に延びる線状から形成されている。ここで、「内側腓腹筋2aの内側」とは、内側腓腹筋2aの身体中心方向側のことである。この内側腓腹筋線状部3は「テーピング編み(カットボス編み)」により編成され、また、内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されている。このように、内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されているので、内側腓腹筋線状部3が生成されている部分は、内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)より伸縮率が低くなるように生成されている。ここで、「内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)より伸縮率が低くなるように生成されている」とは、内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)の一部に内側腓腹筋線状部3より伸縮率が低い部分があっても、内側腓腹筋線状部3が内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)より全体として伸縮性が低い場合も含まれる。これについては、後述する外側腓腹筋線状部4、内側踝部方向線状部5、外側踝部方向線状部6およびヒールロック部7についても同様であり、以下での説明は割愛する。ここで、「カットボス編み」とは、地糸の上に別の糸を重ねて編成する場合に、地糸からなる編地の部分的な領域に別の糸を編みこんで編成することであり、本実施形態では、地糸の上にナイロン糸を重ねて編成する場合に、地糸からなる編地の部分的な領域にナイロン糸を編みこんで編成されている。このように、「カットボス編み」を用いることにより、カットボス編みで編まれた部分の伸縮率を低くし締め付け力を向上させることができる。なお、本実施形態では、内側腓腹筋線状部3が下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から内側腓腹筋2aの内側に沿って上部に延びる線状から形成されているとしたが、これに限らず、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「略間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から内側腓腹筋2aの内側に沿って上部に延びる線状から形成されているとしてもよい。また、本実施形態では、内側腓腹筋線状部3を「カットボス編み」により編成されたが、これに限らず、「タック編み」により編成させてもよい。このように、内側腓腹筋線状部3を「タック編み」により編成させることによっても、下腿三頭筋2に大きな締付力で締め付けることができる。ここで、「タック編み」とは、生地を編成する際に、ある編み目を作らないで、次のコースを編むときに一緒に編み目を作るもので、編針から編み目を脱出させないので、編針のフック又は針幹の前の編み目とともに保持し、例えば次の給糸により編み目を形成する時に同時に複数の編み目をくぐって編み糸を引き出して新しい編み目を作る編み方である。この「タック編み」ついては、後述する外側腓腹筋線状部4、内側踝部方向線状部5、外側踝部方向線状部6およびヒールロック部7についても同様に適用可能であり、以下での説明は割愛する。
外側腓腹筋線状部4は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所、つまり、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部の箇所から外側腓腹筋2bの外側に沿って上部に延びる線状から形成されている。ここで、「外側腓腹筋2bの外側」とは、外側腓腹筋2bの身体外方向側のことである。この外側腓腹筋線状部4は「テーピング編み(カットボス編み)」により編成され、また、外側腓腹筋線状部4の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されている。このように、外側腓腹筋線状部4の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されているので、内側腓腹筋線状部3が生成されている部分は、内側腓腹筋線状部3の周辺部(外周側部)より伸縮率が低くなるように生成されている。なお、本実施形態では、外側腓腹筋線状部4は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から外側腓腹筋2bの外側に沿って上部に延びる線状から形成されているとしたが、これに限らず、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「略間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から外側腓腹筋2bの外側に沿って上部に延びる線状から形成されているとしてもよい。
内側踝部方向線状部5は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所、つまり、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部の箇所から内側踝部方向に延びる線状から形成されている。ここで、「内側踝部方向」とは、内側の踝部の方向のことである。この内側踝部方向線状部5は「テーピング編み(カットボス編み)」により編成され、また、内側踝部方向線状部5の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されている。このように、内側踝部方向線状部5の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されているので、内側踝部方向線状部5が生成されている部分は、内側踝部方向線状部5の周辺部(外周側部)より伸縮率が低くなるように生成されている。なお、本実施形態では、内側踝部方向線状部5は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から「内側踝部方向」に延びる線状から形成されているとしたが、これに限らず、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「略間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から「略内側踝部方向」に延びる線状から形成されているとしてもよい。
外側踝部方向線状部6は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所、つまり、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部の箇所から外側踝部方向に延びる線状から形成されている。ここで、「外側踝部方向」とは、外側の踝部の方向のことである。この外側踝部方向線状部6は「テーピング編み(カットボス編み)」により編成され、また、外側踝部方向線状部6の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されている。このように、外側踝部方向線状部6の周辺部(外周側部)は「平編み」で編成されているので、外側踝部方向線状部6が生成されている部分は、外側踝部方向線状部6の周辺部(外周側部)より伸縮率が低くなるように生成されている。なお、本実施形態では、外側踝部方向線状部6は、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から「外側踝部方向」に延びる線状から形成されているとしたが、これに限らず、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの「略間」の下腿三頭筋2より下部の箇所(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部)から「略外側踝部方向」に延びる線状から形成されているとしてもよい。
上記説明した内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4によりV字形状が形成され、また、内側踝部方向線状部5と外側踝部方向線状部6により逆V字形状が形成され、そして、「内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4のV字形状」と「内側踝部方向線状部5と外側踝部方向線状部6の逆V字形状」によりX字形状が形成されている。
ヒールロック部7は、かかと部8の周囲に形成され、つまり、かかと部8の前方部と後方部にかかと部8の周囲に沿った形状で形成されている。このヒールロック部7は「カットボス編み」により編成され、また、ヒールロック部7の周辺部(外周部)は「平編み」で編成されている。このように、ヒールロック部7の周辺部(外周側部)は平編みで編成されているので、ヒールロック部7が生成されている部分は、ヒールロック部7の周辺部(外周側部)より伸縮率が低くなるように生成されている。ここで、本実施形態における「ヒールロック部7」では、地糸がループ状に編み込まれた複数のループを、パイル糸が巻き付けられたポリウレタン糸とウーリーナイロン糸が1ループ毎相互にフロートしながらループ状に編み込まれ、ウーリーナイロン糸は、そのフロートさせた部分の一部で切断(カット)された編み方で編成されている。ヒールロック部7は、このような構成を有しているので、かかと骨を固定するいわゆるヒールロック機能を有することができる。
次に、使用者が靴下1を着用した場合に、靴下1のX形状部(「V字形状部(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4)」と「逆V字形状部(内側踝部方向線状部5と外側踝部方向線状部6)」)が使用者の下腿三頭筋2に作用する状況について、図5および図6を参照にして説明する。ここで、図5は本発明の一実施形態における靴下の外側下部方向背面斜視図であり、図6は同靴下の内側下部方向背面斜視図である。
靴下1は、上述したように、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所から内側腓腹筋2aの内側に沿って上部に線状に延びる内側腓腹筋線状部3と、下端部が内側腓腹筋線状部3と結合し、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所から外側腓腹筋2bの外側に沿って上部に線状に延びる外側腓腹筋線状部4と、上端部が内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部と結合し、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所から内側踝部方向に線状に延びる内側踝部方向線状部5と、上端部が内側腓腹筋線状部4と外側腓腹筋線状部5の結合部と結合し、下腿三頭筋2の内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bの間の下部の箇所から外側踝部方向に線状に延びる外側踝部方向線状部6とにより、X形状部(「V字形状部(内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4)」と「逆V字形状部(内側踝部方向線状部5と外側踝部方向線状部6)」)が形成されている。そして、歩行時や激しいスポーツ時に下腿が動かされると、下腿三頭筋が上下方向に繰り返し伸ばされ、靴下1が上下に繰り返し伸縮することにより左右回転方向にも力が作用するが、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の下部が結合している結合部は、内側踝部方向線状部5により内側下部斜め方向(内側踝部方向線状部の方向)の引っ張り力が作用し、また、外側踝部方向線状部6により外側下部斜め方向(外側踝部方向線状部の方向)の力が作用することにより、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の下部が結合している結合部に上下方向に作用する力を横方向に分散させることができるので、上下左右の位置を略維持しながら、下腿三頭筋を締め付けることができる。これにより、足の運動のパフォーマンス能力をより十分発揮でき、足の負担もより十分軽減できる。また、本実施形態では、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4の結合部がアキレス腱9の上部に配されているので、内側腓腹筋線状部3と外側腓腹筋線状部4により内側腓腹筋2aと外側腓腹筋2bが包み込まれるように締め付けられるので、足の運動のパフォーマンス能力をよりさらに十分発揮でき、足の負担もよりさらに十分軽減できる。
以上の開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 靴下
2 下腿三頭筋
2a 内側腓腹筋
2b 外側腓腹筋
3 内側腓腹筋線状部
4 外側腓腹筋線状部
5 内側踝部方向線状部
6 外側踝部方向線状部
7 ヒールロック部
8 かかと部
9 アキレス腱

Claims (3)

  1. 下腿三頭筋を締め付ける靴下であって、
    周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から内側腓腹筋の内側に沿って上部に線状に延びる内側腓腹筋線状部と、
    周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、下端部が前記内側腓腹筋線状部と結合し、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から外側腓腹筋の外側に沿って上部に線状に延びる外側腓腹筋線状部と、
    周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、上端部が前記内側腓腹筋線状部と前記外側腓腹筋線状部の結合部と結合し、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から略内側踝部方向に線状に延びる内側踝部方向線状部と、
    周辺部より伸縮率が低くなるように生成され、上端部が前記内側腓腹筋線状部と前記外側腓腹筋線状部の結合部と結合し、下腿三頭筋の内側腓腹筋と外側腓腹筋の略間の下部の箇所から略外側踝部方向に線状に延びる外側踝部方向線状部と、を有し、
    前記内側腓腹筋線状部と前記外側腓腹筋線状部は、該内側腓腹筋線状部と該外側腓腹筋線状部の結合部より上部が離れて形成され、
    前記内側踝部方向線状部と前記外側踝部方向線状部は、該内側踝部方向線状部と該外側踝部方向線状部の結合部より下部が離れて形成され、
    前記内側腓腹筋線状部と前記外側腓腹筋線状部は、下腿三頭筋が上下方向に繰り返し伸ばされても、上下左右の位置を略維持しながら、下腿三頭筋を締め付けることを特徴とする靴下。
  2. 前記内側腓腹筋線状部と前記外側腓腹筋線状部の結合部は、アキレス腱上部に配されていることを特徴とする請求項1記載の靴下。
  3. かかと部の周囲に形成され、周辺部より伸縮率が低くなるように生成されたヒールロック部を、更に有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の靴下。
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