JP4943925B2 - レッグウエア - Google Patents

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Description

本発明は、レッグウエアに関し、特に、ストッキング、ソックス、レッグサポータ、パンティストッキング等のレッグウエアにおいて、脚のむくみ、だるさ、疲れ等を予防、軽減するものである。
人体は、横臥位時に比べて立位時には血液が脚部に貯蓄しやすいため、特に下腿部において静脈圧が増加し、脚のむくみを生じる。このような脚のむくみは、靴が窮屈になったり、脚が疲れたり、だるくなったりして不快なだけでなく、痛みを生じたり、場合には静脈瘤等の血行障害が発生したりする。
そのため、従来から、血液が脚部に貯留するのを抑制する目的で、下腿部に段階的に圧力を付与する構成としたストッキング、ハイソックス及びサポータ等のレッグウエアが多数提案されている。
例えば、特開平11−131303号公報(特許文献1)では、図7に示すような、ふくらはぎを覆ってふくらはぎを締め付ける筒状の上部サポータ体2と、足の土踏まず部を覆って土踏まず部を締め付ける筒状の下部サポータ体4とからなるレッグサポータを提案している。前記上部サポータ体2は、中央部がふくらはぎを強圧で締め付け、両端部がふくらはぎを弱圧で締め付け、中央部と両端部の間の部分がふくらはぎを中圧で締め付ける構成としている。
また、特開2000−290806号公報(特許文献2)では、図8に示すような、脚部が足長方向に緊締力が異なる複数の輪状の部位からなり、着用時の着用者の脚部表面の着圧が下腿部最大径部(測定点I)において、最大となり、かつ下腿最大径部Iでの着圧と立体大腿最小部(測定点II)での着圧と下腿最小径部(測定点III)での着圧を一定の関係になるような脚部を有する衣類を提案している。
しかし、特許文献1及び特許文献2とも、特に緊締力の強いふくらはぎ部では、脚の中心方向に向かって常に緊締力が働いている状況となり、長時間の着用では、締め付けによる窮屈感やかゆみといった不快感を伴う場合があり、むくみの予防・軽減効果としても未だ改善の余地がある。
特開平11−131303号公報 特開2000−290806号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、下腿部に過度な緊締力を付与することなく、快適な着用感を得ながらも、効果的に脚のむくみや疲れを予防・軽減できるレッグウエアを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、
少なくとも外踝から膝関節下端までの下腿部を覆う筒状の本体部を備えたレッグウエアであって、
前記外踝から後足首を経由して膝関節後面側の下端に至る外旋回のスパイラル形状を成し、前記本体部よりも緊締力が大きくなるように形成された脚サポートライン部を前記本体部に備え、
前記脚サポートライン部は、前記外踝から後足首を旋回して内側に至り、脛骨の下端から脛骨全長の1/4〜1/2の位置を指す脛周辺に前記内側から至る下側部分と、前記脛周辺から斜め上方の外側面側を経由して前記膝関節後面側の腓骨頭周辺へ至る上側部分から形成され
記下側部分よりも前記上側部分の方が前記本体部の長手方向に向かって延びるように形成されていることを特徴とするレッグウエアを提供している。
本発明者らは、前記課題について鋭意した結果、前述したような位置に外旋回のスパイラル形状を成す脚サポートライン部を備えることにより、該脚サポートライン部が下腿部の骨格に作用して骨の可動性を向上させ、弱い緊締力を付与するだけでも効果的に脚のむくみやだるさ、疲れ等の予防・軽減を図ることができることを知見した。
下腿部とは、膝下から足首までの部分を示す。また、脛骨は、下腿の内側、すなわち向う脛にある長い骨であり、腓骨は、脛骨の外側に隣接する細長い骨である。脛骨及び腓骨で下腿骨を形成している。
また、腓腹筋とは、ふくらはぎに相当する部分にある筋肉を示す。
なお、本発明は、着用時における人体の機能に基づいてなされたものあるため、本明細書において、レッグウエアに係る人体の部位を示す箇所は着用時において相当する位置を示すものとする。そのため、該位置は、着用状態や着用者の体型等により、多少のずれを生じる。
本発明のレッグウエアの脚サポートライン部は、詳細には、外踝から足首の後ろ側を経由して、内側に至り、該内側から前面側で向う脛を横切りながら、外側へと旋回して、後面側で腓腹筋の中部から上部を経由して腓骨頭に至るものとしている。
このように外踝から膝関節後面下端まで、外向きに旋回するスパイラル形状とすることで、脛骨と腓骨の可動性を向上させることができる。その結果、下腿部の筋肉を動きやすい状態にすることができ、溜まった組織液を静脈に戻すことができる。
前記のように、本発明では前記脚サポートライン部が向う脛を横切る位置を、脛骨の下端から脛骨全長の1/4〜1/2の範囲の位置を指す脛周辺と規定している。
前記位置で脚サポートライン部が向う脛を横切ることで該位置で脛骨に圧力がかかり、支点を形成させることができる。これにより、腓骨の上・下端部が各々作用点となり、脛骨と腓骨の可動性をより効果的に向上させることができる。その結果、下腿部の筋肉を動きやすい状態にすることができ、溜まった組織液を静脈に戻すことができるので、脚のむくみやだるさ、疲れ等を予防・軽減することができる。
なお、脛骨の下端から脛骨全長の1/3の位置が下腿部の動きの支点となるため、該位置で横切ることが好ましいが、該位置を含むように脛骨全長の1/4〜1/2の位置を横切るとしている。
本発明のレッグウエアを着用して動作を行えば、下腿骨(脛骨と腓骨)の可動性をさらに向上させることができるため、該下腿骨の周囲の筋肉の使用を誘導することができる。その結果、筋肉が引き締まり、皮下組織に組織液を溜めにくくすることができるため、むくみを予防することができる。
前記脚サポートライン部は、前記本体部よりも緊締力の大きい素材で形成され、前記足首から膝関節下部までの範囲において、前記本体部の2/5未満の面積としていることが好ましい。すなわち、前記脚サポートライン部が占める面積を前記足首から膝関節下部までの範囲を形成する生地全体の面積の2/5未満とし、その他の3/5以上の面積は該脚サポートライン部よりも緊締力が小さい素材で形成されていることが好ましいとしている。
これは、前記脚サポートライン部の面積が本体部の面積の2/5以上であると、サポートラインが太くなりすぎ、過度な緊締力を付与し、着用感を損なうおそれがあることに加え、支点を設けるようにライン状に緊締力を付与して、骨格に作用させるという本発明の効果が弱くなるおそれがあるからである。
なお、脚サポートライン部の面積の下限は、本体部の面積の1/10としていることが好ましい。
前記脚サポートライン部は1cm〜4cmの幅を有することが好ましい。これは、脚サポートライン部の幅が前記範囲未満であるとラインが細すぎて効果的に緊締力を付与できないおそれがあり、前記範囲を超えると過度に緊締力を付与し、ライン状に緊締力を付与して、骨格に作用させるという本発明の効果が得られにくいおそれがあるからである。
脚サポートライン部の幅は、好ましくは2〜3cmである。
なお、前記本体部および前記脚サポートライン部の前記面積、幅は、未着用状態において計測したものである。
さらに、脚サポートライン部の脛周辺内で最も高い圧力を付加する部分(P点)における圧力値は1.1kPa〜5.0kPaとするのが好ましい。特に、男性用と女性用で圧力値を異ならせていることが好ましく、男性用で1.1kPa〜5.0kPa、女性用で1.1kPa〜3.0kPaに設定するのが好ましい。
通常、脚サポートライン部の前記最も高い圧力を付加する部分(P点)は、向う脛を横切る部分となるので、脚サポートライン部が向う脛を斜め上方に横切る部分の中心点における圧力値を前記範囲とするのが好ましい。前記範囲の圧力値は従来の段階着圧のレッグウエアとほぼ同等程度であるが、本発明のレッグウエアは、人体の下腿部の骨格構造に基づくスパイラル形状の脚サポートライン部を設けているので、締め付け感のない状態で脚のむくみやだるさ、疲れ等の予防・軽減効果を得ることができる。
また、前記範囲の圧力値とすれば、下腿部を締め付け過ぎることなく緊締力を付与することができるので、快適な着用感を得ながら、むくみを予防・軽減することができる。
なお、前記脚サポートライン部の最も高い圧力を付加する部分(P点)における圧力値は前記P点の裏側に相当する本体部の部分(Q点)における圧力値に対して1.2〜4.5倍に設定していることが好ましい。
前記P点における圧力値と前記Q点における圧力値の比が前記範囲未満であると、脚サポートライン部と本体部との圧力差が小さ過ぎてライン状に適切な緊締力を付与できないおそれがあり、前記範囲を超えると本体部との圧力差が大き過ぎて、着用時における本体部の撓みや運動時のずり下がりなどにつながることも考えられるからである。
なお、前記圧力値は、レディス用のレッグウエアは、圧力センサ(エアパック式圧力センサー(AMI社製))を内蔵した脚ダミー模型にレッグウエアを着用させ、該脚ダミー模型のP点、Q点に相当する位置の脚部表面にかかる圧力を測定している。また、メンズ用のレッグウエアは、センサーを内蔵していない脚ダミー模型にレッグウエアを着用させ、該脚ダミー模型のP点、Q点に相当する位置に前記圧力センサを貼り付けて脚部表面にかかる圧力を測定している。
さらに、前記脚サポートライン部の下端には連続する足裏サポートライン部を備え、該足裏サポートライン部は、足首甲部に位置する先端から足裏を横切って足首甲部へと旋回させ、前記先端と交差させてY字形状とし、該足裏サポートライン部は前記脚サポートライン部と同等の緊締力を付与していることが好ましい。
このように脚サポートライン部の下端を環状にして足裏で支える構成とすることにより、脚サポートライン部の位置をずれにくくすることができる。これにより、脚サポートライン部を前述したような下腿部の骨格相当位置に安定して配置させることができるので、より効果的にむくみ防止を図ることができる。
足裏サポートライン部の幅は前記脚サポートライン部と同様の方法で設けるのが好ましいが、足裏サポートライン部のみ幅を狭くしてもよい。
前記脚サポートライン部足裏サポートライン部の少なくとも一方は、下記(1)〜(4)のいずれかの方法で形成していることが好ましい。
(1)前記本体部と編組織や編密度を変えることにより前記本体部と一連に編成する
(2)前記本体部に別布を重ねて縫合または接着する
(3)前記本体部に樹脂を溶着あるいはプリントする
(4)前記本体部に装飾部材を樹脂接着する
具体的には、下記に列挙する手段を単独あるいは併用して、緊締力を付与することができる。
・伸縮性を有するストレッチテープ生地等の緊締力が高い当て布を筒状の本体布の表側あるいは裏側に重ねて縫着して、部分的に緊締力を付与する
・筒状本体部の素材と変えて緊締力の高い素材を用い、該緊締力の高い素材を筒状本体部の素材と境界線で互いに縫合する。
・同一素材で編み組織を変える。
・同一素材で編み組織は変えずに、編糸の太さや本数等を変えて、編密度を密にする。
・同一素材で足し糸(カットボス)を行う。上記足し糸とは、丸編みにおいて、必要箇所に糸を足しており、この糸を足した箇所は他の箇所と比較して糸が多くなるために、緊締力を高めることができる。
・樹脂等の高緊締力となる材料を溶着する。例えば、水玉や花柄、幾何学模様等の樹脂プリントを施して緊締力を高める、ビーズやスパンコール、石等の装飾部材を樹脂接着して緊締力を高める。
本発明のレッグウエアは、男性用・女性用の種々の下腿部を覆う衣類とすることができる。特に、ストッキング、ソックス、あるいはレッグサポータとしていることが好ましいが、パンティストッキングやスパッツ、タイツ、肌着等とすることもできる。
前述したように、本発明によれば、外踝から後足首を経由して膝関節後面側の下端に至る外旋回のスパイラル形状を成す脚サポートライン部を筒状本体部に備え、該脚サポートライン部は、脛骨の下端から脛骨全長の1/4〜1/2の位置の脛周辺を斜め上方に横切る構成としているので、該位置で支点を形成し、また、腓骨の上下端を作用点として、下腿部の骨の可動性を向上させて、下腿部の筋肉を動きやすい状態にすることで、溜まった組織液を静脈に戻すことができる。この原理を用いることで、下腿部の骨格に作用させることができるので、弱い緊締力を付与するだけでも効果的に脚のむくみやだるさ、疲れ等の予防・軽減を図ることができる。
さらに、前記脚サポートライン部の下端に連続する足裏サポートライン部を備えると、脚サポートライン部の位置をずれにくくし、下腿部の骨格相当位置に安定して位置させることができ、より効果的に脚のむくみやだるさ、疲れ等の予防・軽減を図ることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態のレッグサポータ10を着用した状態を示す。
レッグサポータ10は、足首から膝関節下端までの下腿部を筒状に覆うと共に、つま先及び踵を露出させたソックス形状としており、筒状の本体布11の裏側(肌側)に、伸縮性テープ12を重ねて縫着し、脚サポートライン部13と足裏サポートライン部14とを連続して形成している。膝関節に位置する上端開口縁は、伸縮性を有する口ゴムを縫着し、口ゴム部17を形成している。
レッグサポータ10は、人体の下腿部に作用するものであるため、人体の部位に基づいて部材の位置を規定している。そのため、図3を用いて人体の右下腿部を右側面側から説明する。
下腿部の骨格(下腿骨)は、図3(A)(B)に示すように、下腿の内側で向う脛に位置する脛骨50と、下腿の外側に位置し脛骨50よりも細長い骨である腓骨51からなる。脛骨50の両端は、脛骨頭50a(膝関節に位置する上端部)、脛骨頭50b(足首関節に位置する下端部)とし、腓骨51の両端も同様に、腓骨頭51a、51bとしている。
また、腓腹筋52は、図3(C)に示すような、ふくらはぎに相当する部分にある筋肉である。
前記脚サポートライン部13は、図1及び図2に示すように、外踝Aから後足首Bを経由して、膝関節後面側の下端に至るまで、外旋回のスパイラル形状をなしている。
詳細には、図2に示すように、前記脚サポートライン部13は、外踝Aを始点として後足首Bを旋回して内側に至り、該内側から外側に向けて旋回して前面側に至り、向う脛を横切り、後面側で図3に示す腓腹筋52の中部52aから上部52bを経由して腓骨頭51aに至っている。
脚サポートライン部13は、向う脛を、図2(A)に示すように、脛骨頭50bの下端から脛骨50の全長Lのおよそ1/3の部分(点)で斜め上方に横切っている。
さらに、前記脚サポートライン部13の下端となる外踝位置Aからは、さらに連続して、足裏サポートライン部14を設けている。該足裏サポートライン部14は、足首甲部に位置する先端から足裏を横切って足首甲部へと旋回させ、前記先端と交差させてY字形状としている。
レッグサポータ10を構成する筒状の本体布11は編地からなり、前記脚サポートライン部13は、前記本体布11の裏側(肌側)に、本体布11よりも緊締力の大きい幅3cm〜3.5cmの伸縮性テープ12を縫着して形成し、足首から膝関節下部までの範囲において、脚サポートライン部13の面積は、本体布11の面積の2/5未満としている。
レッグサポータ10は着用すると、前述した人体の下腿部の箇所に脚サポートライン部13が配置される。脚サポートライン部13に連続して、足裏サポートライン部14を備えているので、脚サポートライン部13の位置ずれを防ぐことができる。
着用時において、脚サポートライン部13が向う脛を斜め上方に横切る部分(点)において最も骨格に圧力が付加されている。そのため、図3(A)に示すように、部分(点)が支点となり、上端の腓骨頭51a及び下端の腓骨頭51bを各々作用点とし、図中矢印に示す方向に、脛骨50と腓骨51の可動性を促すことができる。その結果、下腿部の筋肉を動きやすい状態にし、効果的に脚のむくみやだるさ、疲れ等を予防・軽減することができる。
本実施形態において、点)の圧力値はレディスで2.47kPa、メンズで3.4kPa、本体布11のみからなる箇所でP点の裏側に相当する(点)の圧力値はレディスで0.73kPa、メンズで0.88kPaであり、位置Pにおける夫々の圧力値は点)の3.38倍から3.86倍に設定している。
なお、レッグサポータ10の前記圧力値は、レディス用では圧力センサ(エアパック式圧力センサー(AMI社製))を内蔵した脚ダミー模型にレッグサポータ10を着用させ、該脚ダミー模型のP点、Q点に相当する位置の脚部表面にかかる圧力を測定している。また、メンズ用のレッグサポータ10は、センサーを内蔵していない脚ダミー模型にレッグサポータ10を着用させ、該脚ダミー模型のP点、Q点に相当する位置に前記圧力センサを貼り付けて脚部表面にかかる圧力を測定している。
レッグサポータ10は、人体の下腿骨の構造に着目して設計されたS字形状の脚サポートライン部を有するので、このような弱い緊締力を付与するだけでも効果的にむくみ予防・軽減効果を得ることができる。その結果、従来の着圧段階ストッキングのように強い緊締力を付与する必要がないので、着用時の不快感がない。
図4に、第2実施形態のソックス20を示す。
本実施形態は、つま先及び踵を覆うソックスとしており、脚サポートライン部及び足裏サポートライン部の形成方法を第1実施形態と相違させている。
本実施形態の脚サポートライン部23及び足裏サポートライン部24は、本体布21に弾性を有する樹脂を塗布することにより設けており、本体布21よりも高い緊締力を付与している。
本構成とすれば、縫着等の面倒な作業なしに、容易に脚サポートライン部を形成することができる。
図5に、第3実施形態のストッキング30を示す。
第3実施形態は、ストッキングとしており、丸編機で全体を一連に編成している。詳細には、ナイロン及びポリウレタンからなるストッキング本体31を編み立てる際に、編組織を変更して、脚サポートライン部33及び足裏サポートライン部34を形成している。
本実施形態において、レディス用で点)の圧力値を1.89kPa、点)の裏側に位置する点)の圧力値は0.51kPaとし、点)における圧力値は点)の略3.7倍に設定している。
さらに、本実施形態においては、脚サポートライン部33の幅Wを外踝から膝関節下端にかけて徐々に大きくしていると共に、足裏サポートライン部34の幅は脚サポートライン部よりも小さくしている。
詳細には、脚サポートライン部33は幅を2.0cm〜3.5cmとし、足裏サポートライン部34は幅を1.5cm〜2.0cmとしている。
本構成とすれば、別布を縫着したりすることなく編機で脚サポートライン部及び足裏サポートライン部を同時に形成することができるので、煩雑な製造工程を経る必要がなく、脚サポートライン部及び足裏サポートライン部を形成することができる。また、本体と脚サポートライン部の切替部分に段差が生じることがないので、肌辺りがよく、快適な着用感を得ることができる。
他の構成及び効果は第1実施形態と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
図6に、第4実施形態のソックス40を示す。
第4実施形態では、つま先及び踵を覆うソックスとしており、足裏サポートライン部を設けていない点、及び、樹脂の塗布方法で、第2実施形態のソックス20と相違する。
すなわち、本実施形態の脚サポートライン部43は、本体布41に弾性を有する樹脂をドット状に塗布して設け、本体布41よりも高い緊締力を付与しており、脚サポートライン部43の下端は外踝Aから内踝(図示せず)まで延在させている。
本構成としても、ずれ上がりを防止することができるので脚サポートライン部の位置を安定に保持することができる。
他の構成及び効果は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
なお、本発明は前記実施形態のストッキング、ソックス、レッグサポータに限定されず、種々の下腿部を覆う衣類に適用できる。例えば、パンティストッキング、スパッツ、タイツ、肌着等にも適用することもできる。
また、脚サポートライン部あるいは/及び足裏サポートライン部の形成方法も実施形態の方法に限定されない。
本発明の第1実施形態に係るレッグサポータを着用した状態を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るレッグサポータを着用した状態を示す図であり、(A)外側、(B)は後面側、(C)は内側、(D)は前面側からみた図である。 人体の下腿の構造と本発明のレッグウエアの関係を説明する図である。 第2実施形態に係るソックスを示す。 第3実施形態に係るストッキングを示す。 第4実施形態に係るソックスを示す。 従来例を示す。 他の従来例を示す。
符号の説明
10 レッグサポータ
11,21,31,41 本体布
13,23,33,34 脚サポートライン部
14,24,34,44 足裏サポートライン部
17 口ゴム部
20,40 ソックス
30 ストッキング
50 脛骨
51 腓骨
51a 腓骨頭
52 腓腹筋

Claims (6)

  1. 少なくとも外踝から膝関節下端までの下腿部を覆う筒状の本体部を備えたレッグウエアであって、
    前記外踝から後足首を経由して膝関節後面側の下端に至る外旋回のスパイラル形状を成し、前記本体部よりも緊締力が大きくなるように形成された脚サポートライン部を前記本体部に備え、
    前記脚サポートライン部は、前記外踝から後足首を旋回して内側に至り、脛骨の下端から脛骨全長の1/4〜1/2の位置を指す脛周辺に前記内側から至る下側部分と、前記脛周辺から斜め上方の外側面側を経由して前記膝関節後面側の腓骨頭周辺へ至る上側部分から形成され
    記下側部分よりも前記上側部分の方が前記本体部の長手方向に向かって延びるように形成されていることを特徴とするレッグウエア。
  2. 前記脚サポートライン部は、前記足首から膝関節下部までの範囲において、前記本体部の2/5未満の面積としている請求項1に記載のレッグウエア。
  3. 前記脚サポートライン部は1cm〜4cmの幅を有すると共に、前記脛周辺内で最も高い圧力を付加する部分における圧力値が前記最も高い圧力を付加する位置の裏側に相当する部分に付加する圧力値の1.2〜4.5倍となるように1.1kPa〜5.0kPaの範囲で設定されている請求項1または請求項2に記載のレッグウエア。
  4. 前記脚サポートライン部と同等の緊締力を有し、足裏を経由するように足首甲部を筒状に覆い、端部の一部が前記脚サポートライン部の下端部と隣り合うように形成された足裏サポートライン部を備えている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のレッグウエア。
  5. 前記脚サポートライン部と前記足裏サポートライン部は連続するラインを形成している請求項4に記載のレッグウエア。
  6. ストッキング、ソックス、レッグサポータ、あるいはパンティストッキングとしている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のレッグウエア。
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