JP3174981U - ポケット付靴下 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】丸編み機を使用して靴下を編成する途中で、編み針を休止させて往復動で袋状ポケット部を構成する帯状編地を形成する。また、帯状編地の途中に、踵部の形成方法と同様の方法で膨出部を形成する。
【選択図】図1
Description
ヒール部とレッグ部が筒編みで一体に形成される靴下のレッグ部の中間部に袋状の編地からなる膨出部が形成された靴下がある(特許文献2)。
コンピュータ制御により収納ポケットを形成する位置を自在に決定することができるため着用者の用途に合わせた商品展開が可能となる。例えばサッカーに使用されるプロテクターである、レガートを収納する場合はひざ丈ソックスのすね部分にレガート収納ポケットを形成し、スポーツによる筋肉疲労を解消するための冷却材収納ポケットはひざ丈ソックスのふくらはぎ側に形成することができるのである。
また、温熱効果を享受したい場合は靴下の足甲、つま先、足裏など所望位置にポケットを形成できるのである。
ポケット部は二重に編成されているため丈夫である。
足先部に収納ポケットを形成した場合は、収納ポケットを折り返して位置を足甲部或いは足裏部に変更自在である。
靴下の筒状編地は円筒状シリンダの一回転、一コースの編立を繰り返すことで編成され、一方、踵部と爪先部の編成は、シリンダの半周に当たるニードルを休止させ残りの半分のニードルを使用してシリンダの正逆往復回転によって目減らし或いは目増やしを行って編成している。
丸編み機を使用した一般的な靴下の製造動作を工程順序に従って説明する。
まず、靴下の履き口となる口ゴム部をダブルウェルト(袋編)に編立てメークアップ編成を行う。このメークアップ編成後のゴムを挿入した編地で履き口を形成し、当該履き口に連続してレッグ部を筒編で編み立てるのである。
このレッグ部からフット部へ筒編により編み立てる途中において、この筒編みの一方に袋状の編地を形成して踵部を形成する。踵部を形成した後は前記レッグ部と同様にフット部を形成する。
フット部の端部においてはヒール部と同様に筒編みの一方に袋状の編地を形成することで爪先部を形成し、この爪先部の先端部分とフット部を縫い合わせる、先かがりを行って靴下を完成させるのである。
図1が本考案に係る靴下1であって爪先に収納ポケットを形成したものである。
踵部5はシリンダの周りに多数配列したメリヤス針を半分に分け、半分を休止させることで袋状に形成される。休止しないメリヤス針は半分の往復動に代わるが、一往復の間に例えば2本ずつ休止し、全部休止すると再び2本ずつ復活することでゴア線6が形成される。
このとき、帯状編地の先端部15は袋状にとじられているが、両側縁12−12は開口したままである。そこで、帯状編地8、11の対向する側縁を重合させてオーバーロックミシン18をかけ靴下1と結合させるのである。
さらに、帯状編地の先端部15と爪先内側をわずかな部分で縫い合わせることで帯状編地と靴下本体がずれを生じないようにする。
最後に開口した爪先端14を継目線でリンキング処理を行って靴下1は完成するのである。
収納部材も多岐にわたり、スポーツ用プロテクター、使い捨て懐炉、消臭剤、芳香剤、冷却材或いは歩行を補助するための補助具、その他使用者の症状に応じた治療用具などが
考えられる。
図5に示す靴下19は本考案に係る足裏に袋状ポケット20を有する靴下である。一方、21は土踏まずのアーチの形状に湾曲した板ばねである。
この板ばね21をポケットに収納した靴下19を装着した使用者が歩行をすると、足裏の収納ポケット20に挿入した板ばね21が足指の付け根で押圧され、板ばね21の先端部が足先を下方から持ちあげる。すると使用者の足先が上がって、わずかな段差等で躓く恐れを低減できると共に、土踏まずを効果的に引き上げることができるため歩行運動を促進するのである。
同様に、足を使う運動や歩行に際し、足裏に伝わる衝撃を緩和するために靴底や靴の中敷きあるいは靴下に衝撃吸収材を備えることがある。本考案では足裏に形成したポケット部にこのような衝撃吸収材を収納することで同様の効果を奏することもできるのである。
次に、本願の他の実施形態について説明する。
図6に示したソックスはスポーツソックスである。
サッカーなどのスポーツではボールがプレーヤーの足に当たったり、プレイヤー同士の接触により足に衝撃を受けることが多く、この衝撃を緩和するためのプロテクターを使用することが一般的である。このプロテクターを収納して確実に保持するためのポケットをスポーツソックスに形成するのである。
このスポーツソックス31は、上述の靴下同様、丸編み機を使用しておおむね同様の方法で編成されるが、履き口22から編成し始めた靴下の脚部23を長く形成し、足首24あたりで編み針の半数程度を休止させて帯状編地25からなるポケット部を形成する。
一定の幅で連続編成された帯状編地25は折り返されてポケット26の表地と裏地を形成する。
帯状編地25の編成後は不使用位置にあった編み針を戻し、全針を使用して足首まで脚部23を編成、その後踵袋27に続いてフット部28を編成し、最後に開口した爪先29をリンキング処理するのである。
即ち、靴下の脚部上部から帯状編地を形成した場合は、靴下内側へポケット部を挿入することで、靴下表面には開口部のみが露出し、靴下の脚部下部からポケット部を形成した場合は、ポケット全体が靴下の表面に露出した状態となる(図示せず)。
図8に示す靴下32は丸編み機を使用して靴下1と同様の筒編みで編み立てられる丈の短いソックスであって、ゴム糸を挿入して編成される口ゴム部34、レッグ部33、踵部35、フット部42を有する靴下である。
靴下1同様にフット部の土踏まず部まで編成後、約半数の針を休止させて往復動で袋状ポケットを構成する帯状編地36を形成する。帯状編地36は土踏まずから爪先までの長さとほぼ同一長さを有する。帯状編地36を編成後、踵部形成方法と同様の方法で編み針を少しずつ休止しながら再度復活させて膨出部37を形成するとゴア線38が形成される。この実施形態ではここで、再び編み針を増減させて膨出部39を形成するのである。 その後帯状編地36と同一形状、長さを有する帯状編地41を編成するのである。
最後に爪先部43から踵部35にかけてオーバーロックミシン51を掛けて靴下32が完成するのである。
3、23、33、レッグ部 4、28、42、フット部
6、27、35、踵部 7、土踏まず部
8、11、25、36、41、帯状編地 9、38、40、ゴア線
10、37、39、膨出部
16、20、26、ポケット
12、14、20、44、46、開口部
13、29、43、爪先部 16、ポケット挿入口
18、30、51、オーバーロックミシン 21、板ばね
Claims (3)
- 筒編みで形成される靴下において、袋状ポケットを構成する帯状編地を一体形成したことを特徴とする靴下。
- 上記袋状ポケットが爪先部に形成されると共に、ポケットを裏返してポケット位置を足甲又は足裏へ変更可能にしたことを特徴とする請求項1記載の靴下。
- 帯状編地に一又は複数の膨出部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の靴下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007605U JP3174981U (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | ポケット付靴下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007605U JP3174981U (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | ポケット付靴下 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3174981U true JP3174981U (ja) | 2012-04-19 |
Family
ID=48002069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011007605U Expired - Lifetime JP3174981U (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | ポケット付靴下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174981U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015078480A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-04-23 | 三和販売有限会社 | くつ下及びレッグウオーマー |
-
2011
- 2011-12-22 JP JP2011007605U patent/JP3174981U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015078480A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-04-23 | 三和販売有限会社 | くつ下及びレッグウオーマー |
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