JP6171130B2 - 靴下 - Google Patents

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Description

本発明は、足の踵を覆う靴下の踵部について、その構成に改良を加えた靴下に関するものである。
靴下は、自動丸編機を使用して口ゴム部、脚部を編成し、引き続き同機のニードルシリンダSの半回転動作で踵部を編成し、次いで甲部及び底部を筒編に編成し、最後に爪先部を編成する。
前記踵部の編成は、足首の形に合わせ、靴下の脚部と甲部及び底部との間に一定の角度を与えるもので、ニードルシリンダSの短バット針N1を一往復毎に両端NE、NEから1本ずつ順次不動作の位置に上げて編み幅を狭めて編成し、次いで不動作の位置に上げられた短バット針N1を両側から順次1本ずつ動作位置に下ろして編み幅を増やして編成している(図3参照)。
この踵部の編成過程において、踵部の内外両側面に、斜め約45度の方向に直線状の編地同士の境目が粗い目の線(ゴアライン)として形成される。
なお、このゴアラインは、本項目(背景技術)において、通常ゴアラインと称する。
前記通常ゴアラインのみでは、脚部と甲部及び底部とで形成される角度が浅く、そのままその靴下を着用すると、脚部と甲部との境界に弛みが発生し、かかる弛みを解消させるため、無理に脚部を引っ張り上げて着用し、そのまま歩行すると、脚部、踵部が下方に引き寄せられてずり落ち易いという欠点がある。
また、スニーカソックスは靴を脱ぐときに、スニーカソックスまでが一緒に脱げてしまうことがあり、かかる事態はゴム入りの糸を用いることで防止できる場合もあるが、糸の種類を問題としないことが望ましい。
このような問題点を解消させる靴下として、次の特許文献1及び特許文献2が開示されている。
特許文献1に係る靴下は、前記通常ゴアラインの始点から上方に向かう上ゴアラインと、この上ゴアラインに対して、その始点から反対方向に向かう下ゴアラインとを備えている。
かかる靴下においては、「前記ゴアラインによって形成される踵部に加えて、上下のゴアラインにより上下踵部を備えているので、筒状編地の踵部を大きくすることができ、踵にフィットさせることができ、踵が締め付けられず、下方に引っ張られても、ずり下がりを防ぐことができる」(段落0009)とされている。
特許文献2に係る靴下においては、その踵部にゴアラインQ’U、ゴアラインPQ及びゴアラインQ(Q’)R,RS,TRからなるY字状のゴアラインが開示されている。
そして、同文献の段落0030には、「このように本発明による実施例では、追加の目増やし領域AI及び追加の目減らし領域ADが設けられるので、踵部4が前後方向にも横方向にも大きくされることになる。その結果、踵部4がユーザの踵を包み込むようになる。更に、自然状態でレッグ部3とソール部5とのなす角度がほぼ直角となり、靴下1がユーザの足に沿った形状となる。したがって、靴下1がユーザの足にフィットするようになる」旨が記載されている。
実用新案登録第3157459号公報 特開2011−58111号公報
しかし、特許文献2の靴下に関して、図2を参酌しつつその課題を指摘すると、次のようである。
人間の足の下腿SDと踵Kとの間の足首AKの周囲は、除除に巾が締り且つ細くなる輪郭(以下、上括部UK)を備えている。また足底AZの踵Kから土踏まずTFとの間も、除除に巾が締り且つ細くなっている輪郭(以下、下括部SK)を備えているが、上記靴下の編成は、かかる輪郭に必ずしも対応していない。
より具体的な課題は、第1に、特許文献2の靴下のレッグ部3から踵部4への編成は、目増やし領域AIから通常ゴアラインに相当するゴアラインQ(Q’)Rに移行されるが、かかる編成ではその編み巾が除除に拡大されるべき上括部UKの周囲の輪郭に対応せず、足首AKの周辺に弛みが発生する可能性がある。第2に、同靴下の踵部4からソール部5への編成は、踵部の編み巾が除除に縮小されるべき下括部SKの周辺の輪郭に対応せず、弛みが発生する可能性がある。第3に、上記靴下のY字状のゴアラインが踵Kの包み込みを意識しすぎて、逆に弛みが発生し易い、こと等である。
そこで、本発明は、可能な限り足の踵の輪郭の形態に忠実に編成される靴下を提供し、上記各課題第1〜第3の課題を解決することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の靴下は、その踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2及び第3のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第4及び第5のゴアラインを備え、前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、前記第4のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、前記第5のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、前記第2の所定編目数は、前記第3のゴアライン所定編目数より多く、人間の足の下腿と踵との間の足首の周囲の上括部から踵にかけての輪郭に対応させ、前記第5のゴアラインの所定編目数は、前記第4のゴアラインの所定編目数より多く、踵から土踏まずとの間の下括部にかけての輪郭に対応させることを特徴とする靴下とした(請求項1の発明)。
本発明の靴下では、第1のゴアラインの始点に向かう第2のゴアラインの所定編目数が、前記始点から順次針上げさせた後、順次針下げさせて編成される前記第3のゴアラインの所定編目数より多いので、靴下の踵部上辺の編み巾が除除に拡大され、前記上括部UKから踵Kにかけての輪郭に対応させることができる。
また、第1のゴアラインの始点から、そのまま踵部の編成を終了させる第5のゴアラインの所定編目数が、前記始点から順次針上げさせた後、順次針下げさせて編成される前記第4のゴアラインの所定編目数より多いので、靴下の踵部下辺の編み巾が除除に縮小され、前記踵Kから下括部SKにかけての輪郭に対応させることができる。
上記課題を解決するため、上記課題を解決するため、本発明の靴下は、靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2及び第3のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第4及び第5のゴアラインを備え、前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、 前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、前記第4のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、前記第5のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、前記第3のゴアラインの所定編目数は、前記第2のゴアラインの所定編目数より多く、人間の足の下腿と踵との間の足首の周囲の上括部の輪郭に対応させ、前記第4のゴアラインの所定編目数が、前記第5のゴアラインの所定編目数より多く、踵と土踏まずとの間の下括部の輪郭に対応させることを特徴とする靴下とした(請求項2の発明)。
本発明の靴下では、前記第3のゴアラインの所定編目数が、前記第2のゴアラインの所定編目数より多いので、前記第3のゴアラインによる靴下の踵部上辺の編み巾が、第2のゴアラインによる編み巾より縮むこととなり、前記上括部UKの輪郭に対応させることができる。
また、前記第4のゴアラインの所定編目数が、前記第5のゴアラインの所定編目数より多いので、前記第4のゴアラインによる靴下の踵部上辺の編み巾が、第5のゴアラインによる編み巾より縮むこととなり、前記下括部SKの輪郭に対応させることができる。
上記課題を解決するため、本発明の靴下は、靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2及び第3のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第4のゴアラインを備え、前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、前記第4のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、前記第2のゴアラインの所定編目数は、前記第3のゴアラインの所定編目数より多く、人間の足の下腿と踵との間の足首の周囲の上括部から踵にかけての輪郭に対応させることを特徴とする靴下とした(請求項3の発明)。
本発明の靴下では、第2のゴアラインの所定編目数が、前記第3のゴアラインの所定編目数より多いので、靴下の踵部上辺の編み巾が除除に拡大され、前記上括部UKから踵Kにかけての輪郭に対応させることができる。
上記課題を解決するため、本発明の靴下は、靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第3及び第4のゴアラインを備え、前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、前記第4のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、前記第4のゴアラインの所定編目数は、前記第3のゴアラインの所定編目数より多く、踵から、踵から土踏まずとの間の下括部にかけての輪郭に対応させることを特徴とする靴下とした(請求項4の発明)。
本発明の靴下では、第4のゴアラインの所定編目数が、前記第3のゴアラインの所定編目数より多いので、靴下の踵部下辺の編み巾が除除に縮小され、前記踵Kから下括部SKにかけての輪郭に対応させることができる。
本発明は、上記各課題第1〜第3の課題を解決することで、可能な限り足の踵の輪郭の形態に忠実に編成される靴下を提供することができる。
靴下の踵部の展開図を付加した靴下の側面図である。 (1)〜(2)は同靴下の作用効果を説明するための足の各側面図である。 靴下の実施例に使用する自動丸編機のニードルシリンダの要部平面図である。 (1)〜(7)は実施例1に係る靴下の製造工程を示す工程図である。 実施例3に係る靴下の側面図である。 実施例4に係る靴下の側面図である。 実施例5に係る靴下の側面図である。
本発明の靴下の踵部C〜Gは、図1に示したように、第1のゴアラインg1と、この第1のゴアラインg1の編成前に編成される、第2及び第3のゴアラインg2、g3と、前記第1のゴアラインg1の編成後に編成される、第4及び第5のゴアラインg4、g5を備える。
ここで、靴下の踵部C〜Gは、靴下の脚部Bと甲部H及び底部I間で編成される領域である。
前記第1のゴアラインg1は、靴下編機の自動丸編機において、編針としての短バット針N1の両端NE、NE(図3参照)から、ニードルシリンダSを半回転動作させ、1本ずつ順次不動作の位置に上げて編み幅を狭めて編成し目減りさせ、次いで不動作の位置に上げられた短バット針N1を両側から順次1本ずつ動作位置に下ろして編み幅を増やし、両端NE、NEまで編成することにより形成される。
前記短バット針N1の針上げにより、足の踵の概ね上半分を覆うことが可能な範囲が編成され、次いで同針の針下げにより、踵の概ね大部分を覆うことが可能な範囲が編成される。
前記第1のゴアラインg1の編成の始め位置及び編成の終わり位置が図1の「0」(以下、始点とも称する)で示され、短バット針N1の針上げから針下げに転換される位置が図1の「3」で示される。
前記第2のゴアラインg2は、予め両端NE、NEの短バット針N1から所定編目数を針上げ(目減し)させた状態から前記始点「0」に向けて編成され、順次針下げ(目増し)させて編み幅を増やし、両端NE、NEまで編成することにより形成される。
前記第2のゴアラインg2の編成の始め位置が図1の「1」で示され、編成の終わり位置が図1の「0」で示される。
前記第3のゴアラインg3は、前記始点0に対応する両端NE、NEの短バット針N1から所定編目数で順次を針上げさせた後、順次針下げさせて編み幅を増やし、両端NE、NEまで編成することにより形成される。
前記第3のゴアラインg3の編成の始め位置及び編成の終わり位置が図1の「0」で示され、針上げから針下げに転換される位置が図1の「2」で示される。
前記第4のゴアラインg4は、前記始点「0」に対応する両端NE、NEの短バット針N1から順次所定編目数を針上げさせた後、順次針下げさせて編み幅を増やし、両端NE、NEまで編成することにより形成される。
前記第4のゴアラインg4の編成の始め位置及び編成の終わり位置が図1の「0」で示され、針上げから針下げに転換される位置が図1の「4」で示される。
前記第5のゴアラインg5は、前記始点「0」に対応する両端NE、NEの短バット針N1から、順次所定編目数を針上げさせて編み幅を減らし、そのまま踵部の編成を終了させることにより形成される。
前記第5のゴアラインg5の編成の始め位置が図1の「0」で示され、編成の終わり位置が図1の「5」で示される。
前記第2のゴアラインg2により、目増やし領域(目増領域)D1が編成され、前記第3のゴアラインg3により、目減らし領域(目減領域)E1及び目増領域E2が編成される。
前記第4のゴアラインg4により、目減領域F1及び目増領域F2が編成され、前記第5のゴアラインg5により目減領域G1が編成される。
前記第2のゴアラインg2から前記第5のゴアラインg5の針上げ及び/又は針下げの所定編目数が大きくなれば、踵部D〜Gは大きくなり、一方、その所定編目数が小さくなれば、踵部D〜Gは小さくなる。
また、踵部Eの針上げから針下げに転換される位置「2」及び踵部Fの針上げから針下げに転換される位置「4」では、編目数が最小数となるので踵部E及び踵部Fを括る方向に力が作用することとなる。
なお、前記第2〜第5のゴアラインg2〜g5の所定編目数は、図2に示した下腿SDと踵Kとの間の足首AKの周囲、足底AZの踵Kから土踏まずTFとの間の周囲の輪郭に対応させて決定される。
実施例1を図4に基づいて説明する。
綿100%の531デニールを、裏糸にFTY30×75の糸を、それぞれの給糸口L(図3参照)に入れ、#90のゴム糸をゴム挿入口(図示ぜす)に入れて、“1BY1”のゴム編みで編成を始め、巾7センチメートル、長さ4センチメートルの口ゴム部Aを筒編する。
次に、“1BY1”のゴム編みの代わりに“2BY1”のリブ編にして巾8センチメートル長さ16メンチメートルの筒編とすることにより脚部Bを編成し、踵部C〜Gの編成に移行する(以上、図4(1)参照)
自動丸編機のニードルシリンダーSを半円周(1/2R)の巾の編成位置にある短バット針N1を踵を編成する直前に両端NEから「0〜1」の目数に応じて各10本ずつを不動作位置(針上げ)に上げて踵部編成の半回転編成を開始する。
不動作位置に上げられた短バット針N1の両端から順次各1本ずつ動作位置に下げて(針下げ)編幅を増やして編成し、両端各10本ずつが下げ終わった時点で、第2のゴアラインの「1〜0」の部分で踵部Dが編成される(以上、図4(2)参照)
更に「0」の始点から「2」の末端まで短バット針N1を両端NEから順次各6本ずつ不動作位置に上げ(針上げ)編幅を狭めて編成する。
次に「2」の末端から「0」の始点まで不動作位置にある短バット針N1を両端から各1本ずつ動作位置まで順次各6本を下げて(針下げ)編幅を増やして、第3のゴアラインの「0〜2」の部分で踵部Eを編成する(以上、図4(3)参照)。
更に「0」の始点から「3」の末端まで短バット針N1を両端NEから順次各23本ずつ不動作位置に上げ(針上げ)編幅を狭めて編成する。
次に「3」の末端から「0」の始点まで不動作位置にある短パット針N1を両端から各1本ずつ動作位置まで順次各23本を下げて(針下げ)編幅を増やして第1のゴアラインの「0〜3」の部分で踵部Cを編成する(以上、図4(4)、(5)参照)。
更に「0」の始点から「4」の末端まで短バット針N1を両端NEから順次各6本ずつ不動作位置に上げ(針上げ)編幅を狭めて編成する。
次に「4」の末端から「0」の始点まで不動作位置にある短パット針N1を両端から各1本ずつ動作位置まで順次各6本を下げて(針下げ)編幅を増やして第4のゴアラインの「0〜4」の部分で踵部Fを編成する(以上、図4(5)参照)。
更に「0」の始点から「5」の末端まで短バット針を両端NEから順次各10本ずつ不動作位置に上げ(針上げ)、第5のゴアラインの「0〜5」を編成し、その状態のまま踵部を終了させ、踵部Gを形成する(以上、図4(6)参照)。
次に、甲部Hを“2BY1”のリブ編みで、底部Iを平編みで、巾8センチメートル、長さ13センチメートルの筒編に編成する(以上、図4(7)参照)。
最後に、両端から23本ずつ目減り(針上げ)、目増し(針下げ)をして爪先部Jを編成する。
この実施例1では、第2及び第3のゴアラインg2、g3が除除に編目数を減らすように編成されているので、除除に踵部上辺の巾が拡大され、前記上括部UKの周囲の輪郭、特に上括部UKから踵Kにかけての輪郭に対応できる踵部となっている。
また、第4及び第5のゴアラインg4、g5が除除に編目数を増やすように編成されているので、除除に踵部下辺の巾が小さくなり、前記下括部SK周辺の輪郭、特に前記踵Kから下括部SKにかけての輪郭に対応する踵部となる。
また、前記始点を中心にして、踵部C〜Gが除除に膨らみ縮小するので、踵の形態が忠実に編成される靴下を提供することができる。
さらに、靴下の側面の形状がL字型(直角)に編成され、人の足に近い形となり、かかる靴下を装着した場合に、足と靴下のフィット感が高まり、ズリ落防止の効果が得られる。
前記第2〜第5のゴアラインg2〜g5の所定編目数は、図2に示した下腿SDと踵Kとの間の足首AKの周囲、足底AZの踵Kから土踏まずTFとの間の周囲の輪郭に対応させて決定されるものであり、6本、10本に限定されるものではなく、男女、年齢、靴下の用途等に左右される各種足形に応じて、調整される。
前記第2のゴアラインg2の針下げ数を10本から6本に、前記第3のゴアラインg3の針上げ及び針下げ数を6本から10本に変更してもよい。
また、前記第4のゴアラインg4の針上げ及び針下げ数を6本から10本に、前記第5のゴアラインg5の針上げ数を10本から6本に変更してもよい。
そして、第2のゴアラインg2による目減領域E1及び目増領域E2に上括部UKが覆われるように編成することにより、靴下を着用した場合に、足の輪郭にフィットさせることができる靴下となる。
即ち、前記第3のゴアラインg3による靴下の踵部上辺の編み巾が、第2のゴアラインg2による編み巾より縮むこととなり、かかる靴下を着用した際の拡がろうとする力に対する抗力として作用し、前記上括部UKの輪郭に対応させることができる。
さらに、第3のゴアラインg3による目減領域F1及び目増領域F2に下括部SKが覆われるように編成することにより、靴下を着用した場合に、足の輪郭にフィットさせることができる靴下となる。
即ち、前記第4のゴアラインg4の所定編目数が、前記第5のゴアラインg5の所定編目数より多いので、前記第4のゴアラインg4による靴下の踵部上辺の編み巾が、第5のゴアラインg5による編み巾より縮むこととなり、かかる靴下を着用した際の拡がろうとする力に対する抗力として作用し、前記下括部SKの輪郭に対応させることができる。
その他の構成は、実施例1と同様であり、同様の作用効果を奏する。
実施例3に係る靴下の踵部は、図5に図示したように、第1のゴアラインg1と、この第1のゴアラインg1の編成前に編成される第2及び第3のゴアラインg2、g3と、前記第1のゴアラインg1の編成後に編成される第4のゴアラインg40を備えている。
上記各実施例の場合、5本のゴアラインを編成していたが、本実施例では4本のゴアラインを編成することとし、各実施例のように前記踵部Cまでを編成した後は、その第4のゴアラインg4を編成せずに、始点「0」から「5」まで順次各10本ずつ針上げして、第4のゴアラインg40の「0〜5」を編成し、その状態のまま踵部を終了させ、踵部Gを形成するものである。
その他の構成は、上記実施例と同様であり、同様の作用効果を奏するもので、この実施例3に係る靴下では、第1のゴアラインg1の編成前に編成される第2及び第3のゴアラインg2、g3により、上記各実施例と同様な作用効果を得ることができる。
実施例4に係る靴下の踵部は、図6に図示したように、第1のゴアラインg1と、この第1のゴアラインg1の編成前に編成される第2のゴアラインg2と、前記第1のゴアラインg1の編成後に編成される第3及び第4のゴアラインg30、g40を備えている。
上記実施例3の場合と同様に、4本のゴアラインを編成することとし、各実施例のように第2のゴアラインg2を編成した後は、第3のゴアラインg3を編成せずに、始点「0」から前記第1のゴアラインg1を編成に移行し、その後、前記第4のゴアラインg4に相当する第3のゴアラインg30を編成し、前記第5のゴアラインg5に相当する第4のゴアラインg40を編成するものである。
その他の構成は、上記実施例と同様であり、同様の作用効果を奏するもので、この実施例4に係る靴下では第3及び第4のゴアラインg30、g40により、上記各実施例と同様な作用効果を得ることができる。
図7に示したように、靴下の脚部Bをサポート部により構成してもよい。
この脚部B は“3BY1”により筒編される。
その他の構成は、上記各実施例と同様であり、同様の作用効果を奏するが、脚部Bがサポート部により構成されるので、かかる靴下を装着した場合に、装着者にその踵Kに対する前記踵部C〜Gによるフィット感と、足の下腿SDに対する靴下の脚部Bによるフィット感が相乗効果的に高まる。
本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において、通常の知識を有する者により可能である。
A 口ゴム部 B 脚部
C〜G 踵部 H 甲部
I 底部 J 爪先部
g1 第1のゴアライン g2 第2のゴアライン
g3 g30 第3のゴアライン g4 g40 第4のゴアライン
g5 第5のゴアライン
N1 短バット針 N2 長バット針
NE、NE 両端 S ニードルシリンダ

D1 目増やし領域(目増領域) E1 目減らし領域(目減領域)
E2 目増領域 F1 目減領域
F2 目増領域 G1 目減領域

SD 下腿 K 踵
AK 足首 UK 上括部
AZ 足底 TF 土踏まず
SK 下括部

0 始点

Claims (4)

  1. 靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2及び第3のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第4及び第5のゴアラインを備え、
    前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、
    前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、
    前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、
    前記第4のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、
    前記第5のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、
    前記第2の所定編目数は、前記第3のゴアライン所定編目数より多く、人間の足の下腿と踵との間の足首の周囲の上括部から踵にかけての輪郭に対応させ、前記第5のゴアラインの所定編目数は、前記第4のゴアラインの所定編目数より多く、踵から、踵から土踏まずとの間の下括部にかけての輪郭に対応させることを特徴とする靴下。
  2. 靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2及び第3のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第4及び第5のゴアラインを備え、
    前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、
    前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、
    前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、
    前記第4のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、
    前記第5のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、
    前記第3のゴアラインの所定編目数は、前記第2のゴアラインの所定編目数より多く、人間の足の下腿と踵との間の足首の周囲の上括部の輪郭に対応させ、
    前記第4のゴアラインの所定編目数が、前記第5のゴアラインの所定編目数より多く、踵から土踏まずとの間の下括部の輪郭に対応させることを特徴とする靴下。
  3. 靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2及び第3のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第4のゴアラインを備え、
    前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、
    前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、
    前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、
    前記第4のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、
    前記第2のゴアラインの所定編目数は、前記第3のゴアラインの所定編目数より多く、人間の足の下腿と踵との間の足首の周囲の上括部から踵にかけての輪郭に対応させることを特徴とする靴下。
  4. 靴下の踵部に、第1のゴアラインと、この第1のゴアラインの編成前に編成される第2のゴアラインと、前記第1のゴアラインの編成後に編成される第3及び第4のゴアラインを備え、
    前記第1のゴアラインは、靴下編機の編針を順次不動作の位置に針上げして踵の上半分を覆う範囲を編成し、次いで前記編針を順次1本ずつ動作位置に針下げして踵を覆う範囲を編成することで形成され、その編成の開始と終了となる始点を備え、
    前記第2のゴアラインは、前記始点に向けて、予め所定編目数の針上げ状態から、順次針下げさせて編成され、
    前記第3のゴアラインは、前記始点から所定編目数で順次針上げさせた後、同編目数で順次針下げさせて編成され、
    前記第4のゴアラインは、前記始点から、所定編目数で順次針上げさせて、そのまま踵部の編成を終了させることにより編成されると共に、
    前記第4のゴアラインの所定編目数は、前記第3のゴアラインの所定編目数より多く、踵から、踵から土踏まずとの間の下括部にかけての輪郭に対応させることを特徴とする靴下。
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