JP2018154940A - 靴下およびその靴下の編成方法 - Google Patents

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博昭 石沢
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Abstract

【課題】靴下における踵のホールド力を高め、踵のずれを少なくし、踵を安定させるような靴下を提供する。
【解決手段】靴下の踵ポケット4が丸編靴下編機のシリンダの往復回動により形成される靴下において、踵ポケット4の外周は高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯Aで囲まれていることを特徴とする。高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯Aが足甲まで延びていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、スニーカー等の丈の低い(薄い)靴を履いたときに、着用している靴下が靴の外に過分に見えることがないようにした履き口部口編位置が低い靴下(このような靴下をショートソックス、カバーソックス、フットカバー等と称する)およびその製法に関する。
履き口部口編位置が低い靴下(以下、ショートソックスと称する)は、特許第3700148号公報(特許文献1)において、図3を引用して従来の靴下として説明したように、履き口の口編部に続いて、短い長さで環状の身部を適宜コース数編成し、その後に、踵ポケットおよび足部を編成したものが知られている。
ショートソックスにおいても、身部が長い普通の靴下と同様に、丸編靴下編機のシリンダの往復回動により2つの台形編地が編成され、台形の斜辺同士が繋がって(繋がった箇所がゴアラインとなる)、踵ポケットが形成される。
一方、ショートソックスにおいては、着用者が歩行すると、靴下の踵ポケットは足先部に引っ張られて、ずれてしまい、靴下が脱げ易いという問題がある。
このような問題を解決するために、特許第3343732号公報(特許文献2)には、身部から2本のゴアラインが延びるように4つの台形編地を編成して、踵ポケットを大きくすることが開示されている。
しかし、踵ポケットを大きくしただけでは、靴下の着用者が細身の足の場合は、歩行中に踵ポケットの中で踵が動いてしまい、かえって靴下が脱げ易くなることがある。
特許第3700148号公報 特許第3343732号公報
本出願人が鋭意検討した結果、次の認識を得た。踵ポケットは着用者の踵骨(しょうこつ)の突出した部分を収容するものである。一方、足の踵の付近では、踝(くるぶし)〔内側は脛骨(けいこつ)の末端、外側は腓骨(ひこつ)の末端〕と踵骨の間が窪んでいる。従って、靴下の踵ポケットの外周部が足の窪みに密着して、踵を把持した状態にすれば、歩行中でも靴下と足(すなわち踵)とがずれ難くなり、ショートソックスでも脱げ難くなる。
このような知見に基き、本発明は、靴下における踵のホールド力を高め、踵のずれを少なくし、踵を安定させるような靴下を提供することを目的とする。また、その靴下を編成する方法を提供することを目的としている。
本発明は、靴下の踵ポケットが丸編靴下編機のシリンダの往復回動により形成される靴下において、踵ポケットの外周は高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯で囲まれていることを特徴とする靴下により前記目的を達成する。
前記高伸縮弾性糸が90〜110番手のゴム糸であることが好ましい。或いは前記高伸縮弾性糸が90〜360デニールのポリウレタン弾性糸を芯糸としたダブルカバリングヤーンであることが好ましい。
更に、前記高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯が足甲まで延びていることが好ましい。
前記高伸縮帯で囲まれた踵ポケットの内側は高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸により編成されたコースとが交互に編成して形成されていることが好ましく、その場合踵ポケットの頂部が前記その他の編糸により編成されていてもよいし、或いは踵ポケットの頂部まで高伸縮弾性糸のコースとその他の編糸のコースが交互して編成されていてもよい。
更に、前記踵ポケットの外周のみが高伸縮弾性糸により編成されてもよいし、逆に踵ポケットの外周のみならず、踵ポケットの内側までも高伸縮弾性糸により編成されていてもよい。
また、本発明は、丸編靴下編機において、編機のシリンダの一方向回転により履き口部と足首部を編成し、その後、踵ポケットの編成を行う適宜本数の編針を選択して、編機のシリンダの往復回動により前記選択した編針によって編成しながら、編針のうち編成に関与する編針を次第に減少しながら第1の台形編地を編成し、その後、逆に編成に関与する編針を次第に増加しながら第2の台形編地を編成することにより踵ポケットを形成し、その後、編機のシリンダを一方向に回転しながら足部および爪先部を編成する靴下の編成方法において、前記第1の台形編地の編成開始直前または編成開始時に際して高伸縮弾性糸を使用して、該高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成し、前記第2の台形編地の編成終了の直前または直後に高伸縮弾性糸を使用して、該高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成することを特徴とする靴下の編成方法により前記目的を達成する。
前記編成方法において、第1の台形編地および第2の台形編地は、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成するコースと他の編糸によるコースとを数コース毎に交互に編成することが好ましい。
本発明によれば、靴下の踵ポケットが丸編靴下編機のシリンダの往復回動により形成される靴下において、踵ポケットの外周は高伸縮帯で囲まれており、この高伸縮帯は高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されているので、非常に大きな伸縮性能を有している。従って、踵ポケットの高伸縮帯は着用者の足にぴったりとフィットして、踵のホールド力を高めるとともに、着用者が歩行することにより、靴下の踵ポケットが足先部に引っ張られても、高伸縮帯が引っ張り方向に伸びるだけで、踵ポケットが全体にずれることがない。
高伸縮弾性糸を90〜110番手のゴム糸、または90〜360デニールのポリウレタン弾性糸を芯糸としたダブルカバリングヤーンとすることが好ましく、このような太さであると靴下編機での編成が行い易く、糸の太さが大き過ぎると編機における編成が難しくなり、逆に、細過ぎると、靴下を脱げ難くすると言う所望の効果を得ることができない。
高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯が踵ポケットの外周のみならず、足甲まで延びていると、踵から足甲までの把持力が高まり、靴下がより一層ずれ難くなる。
また、高伸縮帯で囲まれた踵ポケットの内側が高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸により編成されたコースとで交互に編成して形成すると、その他の編糸だけで編成した場合より、踵のホールド力が高まる。交互に編成する場合、踵ポケットの頂部をその他の糸により編成すると、締め付け感がなく、踵の納まりがよい。
本発明の靴下の足先部を省略した第1実施例の平面図である。 図1に示した本発明の実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第2実施例の平面図である。 図3に示した本発明の第2実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第3実施例の平面図である。 図5に示した本発明の第3実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第4実施例の平面図である。 図7に示した本発明の第4実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第5実施例の平面図である。 図5に示した本発明の第5実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第6実施例の平面図である。 図11に示した本発明の第6実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第7実施例の平面図である。 本発明の靴下の足先部を省略した第8実施例の平面図である。 図14に示した本発明の第8実施例の靴下を編成する過程(足先部の編成は省略)を示す設計図である。
以下、本発明を図示した実施例に基いて詳細に説明する。
本発明の靴下1は、丸編靴下機で履き口部2、足首部3、踵ポケット(踵部)4、足部5、爪先ポケット(図示せず)の順に編成される。踵ポケット4の箇所の点線Gは、編成時に作用する編針の増減により生じるゴアラインを表わしている。図示した靴下1は、足首部3が短い靴下(ショートソックス)である。
本発明においては、糸使いとその編成に特徴があり、高伸縮弾性糸を使用して、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成する。
通常の靴下において弾性糸としてゴム糸が使用されることがある(履き口部等)が、ゴム糸等は他の糸が編目を形成する際に挿入されて編まれ、編まれたゴム糸は編地において直線状になっており、1つの編目に対して編目の幅の長さが挿入されているだけである。
これに対して本発明では、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成されるので、編まれた高伸縮弾性糸は編地において屈曲した状態となっており、1つの編目に対して編目自体の長さを有しており、その長さが長い。従って、高伸縮弾性糸自体の伸縮性に加えて、編目ループを形成していることにより、その編地は非常に大きな伸縮性を有している。
本発明における高伸縮弾性糸は伸縮性が大きく、通常の編糸に比較して、糸を引き伸ばす場合に大きな力が必要とされるような糸である。具体的には、90〜110番手のゴム糸、或いは90〜360デニールのポリウレタン芯糸に70〜75デニールのナイロン、ポリエステルまたはレーヨンからなる被覆糸でダブルカバーした糸を使用することが好ましい。
その他の編糸としては一般的に靴下に使用する糸であれば特に限定されない。例えば、表糸に通常の編糸を使用し、裏糸として20〜40デニールのポリウレタン芯糸に70〜140デニールのナイロン被覆糸でシングルカバーした糸(FTY)やウーリーナイロンを使用して編成する。
(第1実施例)
図1および図2において本発明の第1実施例について説明する。
図1において、履き口部2は例えば、通常の編糸を表糸とする平編の地組織に、1目おきに弾性糸を挿入(ループ状の編目は形成しない)する。これによりリブ状でタック編成のように見える編地となる。
足首部3および足部5は、例えば表糸として、例えば30/2(30番双糸)の綿糸、裏糸として20/140(芯糸20デニールのポリウレタン、被覆糸140デニールのナイロン)のFTY、を使用して編成する。
図1に示した第1実施例の踵ポケット4において、右上り斜線で示した領域Aが高伸縮弾性糸(例えば、100番ゴム糸)で編まれた高伸縮帯Aであり、踵ポケット4の外周を囲んでいる。
左上り斜線で示した領域Bは高伸縮弾性糸(例えば、100番ゴム糸)が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸(例えば、表糸30/2の綿糸、裏糸100/2(100デニール双糸)のウーリーナイロン)により編成されるコースとが交互する交互領域Bである。この交互領域Bにおいては高伸縮弾性糸のコース数とその他の編糸のコース数との比は特に限定されない(例えば、1:1とか2:1)。また、何コース毎に切り替えるかも特に限定されない。例えば、2コース毎に或いは4コース毎に、高伸縮弾性糸とその他の編糸を切り替える。
白地の領域Cはその他の編糸(例えば、表糸30/2の綿糸、裏糸100/2のウーリーナイロン)により編成された部分で、踵ポケットの頂部である。
図2は図1に示した靴下1を編成するための設計図であり、図2の横幅は丸編機の一周分を展開して表わしており、符号B.C.は靴下の後中心になる箇所、符号F.C.は靴下の前中心になる箇所を示す。
本発明靴下1は履き口部2から編成を開始する。丸編機のシリンダに挿入されている針の全針で一方向にシリンダを回転して、弾性糸を挿入しながら表糸で編成する。続いて、表糸と裏糸とにより足首部3を全針で編成する。
続いて、踵ポケットの編成を行う適宜本数の編針を選択して、編機のシリンダの往復回動により前記選択した編針によって編成しながら、編針のうち編成に関与する編針を踵ポケット4の編成に移る。以後のコースは任意のコース毎に編地両端の編み幅を減じて第1の台形編地41を編成し、以後、編み幅を増加し第1の台形編地41と頂辺を同じくする第2の台形編地42を第1の台形編地41の最初のコース幅と等しくなるまで編成する。第2の台形編地42の編成時そのトラバース端において第1の台形編地41のコース端部のループに編み掛けすることで袋状の踵ポケット4を形成し、繋ぎ合わされた台形編地41と台形編地42との斜辺の箇所がゴアラインGとなる。
図2に示した実施例において、斜線を施した部分は高伸縮弾性糸を使用して、この高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成する。また、白地の部分はその他の編糸を使用して編成する。
踵ポケット4の編成開始時、すなわち第1の台形編地41の編成開始時に際しては高伸縮弾性糸を使用して、この高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成し、徐々に編み幅を減じるように編成する。これにより高伸縮帯Aの半分が編成される。領域Aの所望の幅aに応じて、高伸縮弾性糸による編成コース数を決めればよく、コース数が多いと幅aが広くなり、コース数が少ないと幅aが狭くなる。なお、第1実施例の場合は、高伸縮帯Aの幅は出来上がりで1cm以上であることが好ましい。
次ぎに、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成するコースと他の編糸によるコースとを数コース毎に交互に編成して交互領域Bを編成する。
その後、第1の台形編地41の編成終盤にその他の編糸により編成して白地の領域Cを編成し、そのまま続けてその他の編糸で第2の台形編地42の編成に入る。これにより踵ポケットの頂部がその他の編糸で編まれる。その後、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成するコースと他の編糸によるコースとを数コース毎に交互に編成して、第2の台形編地42における交互領域Bを編成する。
そして、第2の台形編地42の編成終了の直前に高伸縮弾性糸を使用して、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成して、高伸縮帯Aの残り半分を編成する。このようにして第1実施例の踵ポケット4が形成され、踵ポケット4の外周は高伸縮帯Aで囲まれる。
次に、編機シリンダの全針を用いて、シリンダを一方向に回転(正回転)することにより足部5の編地を編成する。この筒編を任意コース構成することにより足甲部と足底部よりなる足部5の編成が行われる。足部5の編成は従来の靴下と同一であり、また、足部5に続いて爪先部のトウポケットも従来法により続いて編成される。このようにして第1実施例の靴下が編成される。
(第2実施例)
図3および図4に示した本発明の第2実施例について説明する。この第2実施例が第1実施例と異なっている点は、図3および図4に示すように踵ポケット4においてその他の編糸のみで編成される白地の領域Cが存在しないことである。すなわち、編成工程において第1の台形編地41の交互領域Bの編成に続けて、第2の台形編地42の交互領域Bの編成に移る。従って、踵の頂部も交互領域Bにより形成される。その他の点は第1実施例と同じである。
(第3実施例)
図5および図6に示した本発明の第3実施例について説明する。この実施例は所謂ワイドヒールと称するタイプの踵ポケットを有する靴下である。踵ポケットは、通常は丸編機のシリンダに挿入されている全針のうち約半数の編針を使用して編成するが、図6に示すように、ワイドヒールの場合は全針数の6〜7割程度の針を用いて編成する。また、この実施例では第1台形編地41と第2台形編地42の間に小さな台形編地43および44が編成され、踵ポケットが全体として大きく形成されている。ゴアラインGは図5に示すように、踵の頂部で2つに分かれてY字状になっている。
また、この第3実施例では、第1実施例と同様に、踵ポケットの編成開始時と第2台形編地の編成終了の直前に、高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯Aが編成されている。そして、高伸縮帯Aで囲まれた内側がその他の編糸で編成されている。本発明の場合、ワイドヒールで高伸縮帯Aの幅aが広いと、踵のホールド力が大きくなるので好ましい。
(第4実施例)
図7および図8に示した第4実施例は、前述の第3実施例と同様に踵ポケットがワイドヒールのものである。第4実施例は高伸縮帯Aで囲まれた内側が、高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸により編成されたコースとが交互に編成して形成される交互領域Bとなっている点で第3実施例と異なっている。
(第5実施例)
図9および図10に示した第5実施例では、踵ポケット4の第1の台形編地の編成開始直前に高伸縮弾性糸を使用して、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成して、踵ポケット4の外周から足甲まで伸びる高伸縮帯A′を編成する。そして、第1の台形編地41の編成開始時にも続けて高伸縮弾性糸を使用して、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成して高伸縮帯Aを編成する。
また、第2の台形編地の編成終了の直前に高伸縮弾性糸を使用して、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成して高伸縮帯Aを形成し、第2の台形編地42の編成終了の直後から続けて高伸縮弾性糸を使用して、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成して、踵ポケット4の外周から足甲まで伸びる高伸縮帯A′を形成している。
図9および図10に示すように、踵ポケット4の高伸縮帯Aで囲まれた内側がその他の編糸で編成されている。
この第5実施例のように踵ポケット4の外周から足甲まで伸びる高伸縮帯A′が存在すると、踵がより一層しっかりとホールドされるので、歩行中でも靴下がずれない。
(第6実施例)
図11および図12に示した第6実施例は、第5実施例と似ており、踵ポケット4の外周から足甲まで伸びる高伸縮帯A′が第1の台形編地41の編成開始直前と第2の台形編地42の編成終了の直後に編成され、踵ポケットを囲む外周となっている。踵ポケット4の内部には高伸縮帯Aは形成されていないが、高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸により編成されたコースとが交互に編成して形成される交互領域Bとなっている。この実施例でも、高伸縮帯A′と交互領域Bにより踵はしっかりとホールドされる。
(第7実施例)
図13に示した第7実施例は、第6実施例と似ており、踵ポケット4の外周から足甲まで伸びる高伸縮帯A′が第1の台形編地41の編成開始直前と第2の台形編地42の編成終了の直後に編成され、踵ポケットを囲む外周となっている。踵ポケット4の内部には高伸縮帯Aは形成されていないが、高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸により編成されたコースとが交互に編成して形成される2種類の交互領域B1とB2が形成されている。交互領域B1は高伸縮弾性糸によるコース数とその他の編糸によるコース数が2:1の割合で編成する。例えば、高伸縮弾性糸により4コース編成し、次ぎにその他の編糸により2コース編成する。交互領域B2は高伸縮弾性糸によるコース数とその他の編糸によるコース数が1:1の割合で編成する。例えば、高伸縮弾性糸により2コース編成し、次ぎにその他の編糸により2コース編成する。また、この第7実施例では図示したように踵の頂部Cをその他の編糸で編成している。
(第8実施例)
図14および図15に示した第8実施例は、第6実施例と似ており、踵ポケット4の外周から足甲まで伸びる高伸縮帯A′が第1の台形編地41の編成開始直前と第2の台形編地42の編成終了の直後に編成され、踵ポケットを囲む外周となっている。そして、踵ポケット4の内部全体が高伸縮弾性糸により編成され、高伸縮弾性糸が編目ループを形成しながら第1の台形編地41および第2の台形編地42が編成され、高伸縮帯Aとなっている。この実施例の靴下も踵をしっかりとホールドする。
1 本発明靴下
2 履き口部
3 足首部
4 踵ポケット
5 足部
41 第1の台形編地
42 第2の台形編地
A 高伸縮帯
B 交互領域
C その他の編糸で編まれた領域
G ゴアライン

Claims (10)

  1. 靴下の踵ポケットが丸編靴下編機のシリンダの往復回動により形成される靴下において、踵ポケットの外周は高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯で囲まれていることを特徴とする靴下。
  2. 前記高伸縮弾性糸が90〜110番手のゴム糸であることを特徴とする請求項1記載の靴下。
  3. 前記高伸縮弾性糸が90〜360デニールのポリウレタン弾性糸を芯糸としたダブルカバリングヤーンであることを特徴とする請求項1記載の靴下。
  4. 前記高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成された高伸縮帯が足甲まで延びていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の靴下。
  5. 前記高伸縮帯で囲まれた踵ポケットの内側は高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されるコースとその他の編糸により編成されたコースとが交互に編成して形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の靴下。
  6. 前記踵ポケットの頂部が前記その他の編糸により編成されていることを特徴とする請求項5に記載の靴下。
  7. 前記踵ポケットの頂部まで高伸縮弾性糸のコースとその他の編糸のコースが交互して編成されていることを特徴とする請求項5に記載の靴下。
  8. 前記踵ポケットの内側も高伸縮弾性糸が編目ループを形成して編成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の靴下。
  9. 丸編靴下編機において、編機のシリンダの一方向回転により履き口部と足首部を編成し、その後、踵ポケットの編成を行う適宜本数の編針を選択して、編機のシリンダの往復回動により前記選択した編針によって編成しながら、編針のうち編成に関与する編針を次第に減少しながら第1の台形編地を編成し、その後、逆に編成に関与する編針を次第に増加しながら第2の台形編地を編成することにより踵ポケットを形成し、その後、編機のシリンダを一方向に回転しながら足部および爪先部を編成する靴下の編成方法において、前記第1の台形編地の編成開始直前または編成開始時に際して高伸縮弾性糸を使用して、該高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成し、前記第2の台形編地の編成終了の直前または直後に高伸縮弾性糸を使用して、該高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成することを特徴とする靴下の編成方法。
  10. 前記第1の台形編地および前記第2の台形編地は、高伸縮弾性糸が編目ループを形成するように編成するコースと他の編糸によるコースとを数コース毎に交互に編成することを特徴とする請求項9記載の靴下の編成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023071236A1 (zh) * 2021-10-30 2023-05-04 信泰(福建)科技有限公司 一种贴合足跟生理曲线的针织织物及其制作方法

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