JP7150395B2 - フットカバー - Google Patents

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本発明は、着用して靴を履くとその靴の内側に隠れるフットカバーに関し、特に、靴下編み機で編成するために安価であるにも関わらずフィット性が高く、履きやすく履き心地がよく、歩行等の動作によっても脱げたり位置ずれしたりすることを少なくできる、足首を露出するフットカバーに関する。
素足にパンプス等の靴を履くことが、ファッションとして定着している。この場合、パンプスと足裏とが直接接していると、足に発生した汗により靴の中が蒸れてしまい不快感がある。
そこで、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、着用時にパンプスから露出することのないよう履き口が大きくカットされた薄手のフットカバーが提案されている。このフットカバーを着用してパンプスを履けば、外観上、素足にパンプスを履いているように見え、足裏とパンプスとの間にはフットカバーが介しているため、汗によって靴の中が蒸れてしまうことを防止することができる。
なお、このような足装着具を、本明細書ではフットカバーと記載するが、ソックスカバー、インナーソックス、ヌードソックス、カバーソックス等と記載される場合もある。
このようなフットカバーはパンプスから露出しないよう履き口が大きくカットされているため、歩行中の摩擦等によって履き位置がずれたり、脱げたりすすることがある。一方、履き口を小さくしてしまうとパンプスから露出してしまう。このような問題点に鑑みて開発されたフットカバーが、以下の先行技術文献に開示されている。
特開平10-292206号公報(特許文献1)は、歩行時におけるパンプスとフットカバーとの摩擦によってフットカバーが素足から脱げてしまったり、パンプスの脱ぎ履き時にフットカバーが脱げてしまったり履き位置がずれてしまったりすることを防止するために、踵当接部内面に摩擦付与体を取り付けたフットカバーを開示する。
実用新案登録第3165733号公報(特許文献2)は、特許文献1に開示されたフットカバーの開口部の周縁に沿ってゴム紐を設けたのでは、ゴム紐が足に食い込むため、足にゴム紐の型が付いてしまったり、痛みを感じたり、履き心地が良くないという問題があったことに鑑み、開口部の周縁に沿って平ゴムを設けて一面が足に接するようにした帯状伸縮部を形成したフットカバーを開示する。
特開平10-292206号公報 実用新案登録第3165733号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたフットカバーは、伸縮性を有した2部のシート体が縫合されて立体縫製されたものであるために(特許文献1の第0011段落)、その製造コストが高価になる。また、特許文献2の第0014段落には、フットカバーを形成する生地は、複数枚の生地を縫合したもの、1枚の生地で編成されたもの、のいずれであってもよいとの記載があるものの、開口部の周縁に沿って平ゴムを設けて一面が足に接するようにした帯状伸縮部を形成しなければならないために、その製造コストが高価になる。
このような製造コストが高価になることを回避する方法として、広く普及している(ヨコ編み機の一種である)靴下編み機でフットカバーを編成することが考えられる。このような1枚の生地(1枚の編地)で編成すること自体は上述した特許文献2に開示されているとしても、通常の靴下編み機で編成したのでは足首を露出するために大きく開いた開口部に十分な伸縮性を発現させることができないために、特許文献2に開示されているように帯状伸縮部を形成しなければならない。
ここで、靴下編み機で編成される通常の形状を備えた靴下(足指、足甲、足首、踵および足底を被覆する形状であって足首が露出しない形状)は、開口部(履き口)が足首の上方に位置することになり上下方向にある程度の長さを有するために(それ故に履き口がズレ落ちて靴下がズレ下がることになるのであるが)、その履き口にはゴム編み等を設けて伸縮性を高めて靴下がズレ下がることのないようにすることができる。
しかしながら、このように履き口に設けたゴム編み等により伸縮性を発現させるためには、上述したように上下方向にある程度の長さが必要になるが、足指、踵および足底を被覆し足首を露出するフットカバーにおいては、通常の形状の靴下における足首から脛までの部分に対応する上下方向のある程度の長さを備えないために、十分な伸縮性をゴム編み等により実現することができない。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、靴下編み機で編成するために安価であるにも関わらずフィット性が高く、履きやすく履き心地がよく、歩行等の動作によっても脱げたり位置ずれしたりすることを少なくできる、足首を露出するフットカバーを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るフットカバーは以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係るフットカバーは、足指、踵および足底を被覆し足首を露出するフットカバーであって、靴下編み機により編成された足指部と足甲部と踵部と足底部とを含み、前記フットカバーを平面上に載置した場合の前記足指部から前記踵部への方向を前後方向として、前記平面上における前記前後方向に垂直な方向を左右方向として、前記平面に垂直な方向を上下方向として、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするとともに、前記フットカバーが足首を覆わないようにするための開口部を設け、前記開口部における少なくとも踵側の口編部に前記編地に含まれて前記フットカバーの全体の伸縮性を発現させる弾性糸と同じまたは異なる弾性糸が編み込まれているとともに、前記口編部の踵当接側にシリコーン滑り止め部を設けたことを特徴とする。
好ましくは、前記シリコーン滑り止め部がシリコーンテープにより形成されているように構成することができる。
さらに好ましくは、前記口編部と前記シリコーンテープとがポリウレタン系接着樹脂層を介して接合されているように構成することができる。
本発明に係るフットカバーによれば、足首を露出することができるとともに、靴下編み機で編成するために安価であるにも関わらずフィット性が高く、履きやすく履き心地がよく、歩行等の動作によっても脱げたり位置ずれしたりすることを少なくできる。
本発明の実施の形態に係るフットカバー100についての(A)足Fの内側から見た全体斜視図、(B)足Fの外側から見た全体斜視図である。 フットカバー100についての(A)足の内側から見た側面図、(B)足の外側から見た側面図である。 フットカバー100についての上面図である。 フットカバー100を裏返して踵当接側を見た図である。 フットカバー100が脱げにくいことを説明するためのフットカバー100についての(A)足の内側から見た側面図、(B)図5(A)の部分的な拡大図である。
以下、本発明の実施の形態に係るフットカバー100を、図面に基づき詳しく説明する。図1は、本実施の形態に係るフットカバー100を足F(ここでは右足)に着用した着用状態を示す全体斜視図であって、図1(A)は足Fの内側から見た(着用者を左側に見た)全体斜視図であって、図1(B)は足Fの外側から見た(着用者を右側に見た)全体斜視図である。図2は、フットカバー100を足Fに着用した着用状態を示す側面図であって、図2(A)は足Fの内側(着用者の左側から見た)から見た側面図であって、図2
(B)は足Fの外側(着用者の右側から見た)から見た側面図である。図3は、フットカバー100の上面図である。なお、踵側の口編部に設けられるシリコーン滑り止め部160については図4および図5を参照して後述する。
ここで、図1~図5は、着用者の足Fにこのフットカバー100を着用している状態を想定している。すなわち、本実施の形態に係るフットカバー100は、靴下等に用いられる伸縮性編地で形成されているために、このように想定して図示しない場合には縮んだ状態となり、形状を理解することが困難なため、上述のように想定している。ここで、以下においては、フットカバー100を平面上に載置した場合の足指部から踵部への方向を前後方向として、平面上における前後方向に垂直な方向を左右方向として、平面に垂直な方向を上下方向として、説明する。
なお、フットカバーの構造には様々なものがあり、本発明は特定の構造に限定されるものではなく、後述する特徴(靴下編み機により編成された足指部と足甲部と踵部と足底部とを含み、足底部に対して上下反対側に足を出し入れするとともに、フットカバーが足首を覆わないようにするための開口部を設け、開口部のうちの踵側の口編部に、フットカバーの全体の形状を形成する編地に含まれてフットカバーの全体の伸縮性を発現させる弾性糸と同じまたは異なる弾性糸が編み込まれており、踵側の口編部にシリコーン滑り止め部が設けられている)を備えたものであれば、どのようなフットカバーの構造であっても、フットカバー100を構成する編地の種類、編糸の種類および弾性糸の種類はどのようなものであっても基本的には構わない。そのため、以下に示すフットカバー100の構造自体は単なる例示でしかない。特に、開口部150の大きさについては、足甲部が大きく開いた婦人用のパンプス等を履いても靴の内側にフットカバーが隠れるように、開口部150をさらに足指側へ拡張することも好ましい。
さらに、本実施の形態に係るフットカバー100は、足指、踵および足底を被覆し足首を露出するフットカバーであって、靴下編み機により編成された足指部110と足甲部120と踵部140と足底部130とを含む。この足底部130に対して上下反対側に足を出し入れするとともに、フットカバー100が足首を覆わないようにするための開口部150が設けられている。そして、特徴的であるのは、このフットカバー100は靴下編み機により編成されていることに加えて、開口部150のうちの踵側の口編部(踵上端部142)に、フットカバー100の全体の形状を形成する編地に含まれてフットカバー100の全体の伸縮性を発現させる弾性糸と同じまたは異なる弾性糸が編み込まれており、踵側の口編部(踵上端部142)にシリコーン滑り止め部160が設けられていることである。
また、限定されるものではないが、以下に示すフットカバー100は左右共用であって、左右共用であるために左右を履き間違いすることがない点で好ましい。なお、フットカバー100が左右共用でない場合には、左足用と右足用とは左右対称の形状を備える。
さらに詳しく、フットカバー100について説明する。
このフットカバー100は、上述したように、広く普及しているヨコ編み機の一種である靴下編み機により編成されている。フットカバー100の全体の形状を形成する編地を編成する編糸としては、通常の靴下と同様に、綿糸、ナイロン糸、フットカバー100の全体の伸縮性を発現させる弾性糸が(適宜組み合わせられて)好適に採用される。また、編成途中で編地を切り替えて、このフットカバー100が足Fからずれることを防止するために足甲部120に足甲から足裏へ足の周りにぐるっと伸縮部122を備えることも好ましく、また、踵部140の上端が把持されてフットカバー100が着脱されることが多く痛みやすいのでこの部分の強度を増強するために踵部140の踵上端部142を袋状に(二重に)編成することも好ましい。
そして、特徴的である点として、踵部140の踵上端部142が、フットカバー100の全体の形状を形成する編地に含まれてフットカバー100の全体の伸縮性を発現させる弾性糸と同じまたは異なる弾性糸が編み込まれた領域(後述するSCY(Single Covered Yarn)単独で編成される踵側周縁根元部152Bと踵側周縁部154Bとの間の領域)である点が挙げられる。
次に、踵側の口編部に設けられるシリコーン滑り止め部160について、図4および図5を参照して説明する。図4はフットカバー100を裏返して踵当接側を見た図であって、図5はフットカバー100が脱げにくいことを説明するための図であって、図5(A)は(図2(A)に対応する)足の内側から見た側面図、図5(B)はその図5(A)の部分的な拡大図である。なお、このフットカバー100の開口部150は、爪先側周縁部152Aと踵側周縁部154Bとで形成される周囲である。
そして、このフットカバー100は、踵側周縁根元部152Bと踵側周縁部154Bとの間の領域であって踵上端部142である踵側の口編部(以下において踵側口編部と記載する場合がある)の踵当接側(踵の肌面が当接する側であってフットカバー100の内側)にシリコーン滑り止め部160が設けられている。ここで、口編部とは、総じて靴下編機における靴下(ここでは本発明に係るフットカバー)の編み始め部分の呼称であって、踵側の口編部とは後方穿口部口編、踵側穿口部口編、踵側口編部等と呼称されることがある。さらに、シリコーン滑り止め部がシリコーンテープにより形成されていることが好ましく、踵側の口編部とこのシリコーンテープとがポリウレタン系接着樹脂層を介して接合されていることが好ましい。
図1~図3さらに図4を参照して、このフットカバー100の踵側の口編部(踵上端部142)に設けられるシリコーン滑り止め部160について詳しく説明する。なお、踵側の口編部(踵上端部142)には、編地に含まれてフットカバー100の全体の伸縮性を発現させる弾性糸と同じまたは異なる弾性糸が編み込まれている点は上述した通りである。また、踵上端部142の形状(面積等)は、後述する作用効果を発現することのできる形状(面積等)のシリコーン滑り止め部160(シリコーンテープ)が設けられる程度の形状である。
まず、このシリコーン滑り止め部160が設けられる踵側の口編部(踵上端部142)の構成について説明する。限定されるものではないが、この踵側の口編部(踵上端部142)は、90番手ポリウレタンに70デニールナイロンをカバーしたSCYを単独で使用して編成されている。また、フットカバー100の本体部分(踵上端部142以外)についても限定されるものではないが、表糸として綿65%とポリエステル35%の混紡糸(30番手)を3本使った撚糸を採用して、裏糸として30デニールポリウレタンと75デニールポリエステルからなるFTY(Filament Twisted Yarn)を採用して、これらの表糸と裏糸とがプレーティング編み(添え糸編み)されてフットカバー100の本体部分が編成されている。特徴的であるのは、踵側の口編部はSCY単独であるために(少なくともSCY単独で編成されていない編地に比較して)編組織が密になっている。
シリコーン滑り止め部160は、限定されるものではないが、(好ましくはシリコーン塗布ではなく)シリコーンテープが踵側の口編部に接合されることにより形成されている。シリコーンテープ自体と後述するポリウレタン系接着樹脂層とを合わせた厚みは、50μmから2mm、好ましくは100μmから1mmであって、シリコーン塗布よりも薄くでき、薄いためにシリコーン塗布よりもシリコーンテープの方がよく伸びる。このようによく伸びるために、踵側の口編部の伸縮にも対応できるので踵側の口編部からシリコーンテープが剥がれにくい。また、このように薄いために、(薄いテープの)形状が変化しやすく足の動きに追従できるので脱げにくさの一因となっている。
なお、シリコーン塗布によるシリコーン層の厚みを薄くてきるとしても、上述したように踵側の口編部はSCY単独であるために(少なくともSCY単独で編成されていない編地に比較して)編組織が密になっているためにシリコーン樹脂を塗布しても編組織が密でシリコーン樹脂が浸み込みにくく、シリコーン樹脂が剥がれてしまいやすい傾向があるために、好ましくない。
限定されるものではないが、このようなシリコーンテープは踵側の口編部にポリウレタン系接着樹脂層を介して(シリコーンテープに糊(バインダー)を付着させて)接合されている。シリコーンテープの片面にはポリウレタン系のバインダーが付着しているので、シリコーンテープのバインダーが付着している面をフットカバー100側になるように踵
側の口編部に載置してアイロン等で熱プレスすることにより、ポリウレタン系接着樹脂層における融点の低いポリウレタン(踵側の口編部のSCYに含まれる弾性糸(ポリウレタン糸)よりもポリウレタン系接着樹脂層におけるポリウレタンの融点が低い)が融けて(踵側の口編部のSCYに含まれる弾性糸は融けることなく)フットカバーの踵側の口編部に接合して、シリコーンテープは踵側の口編部に固着(強固に接合)する。
ここで、特筆すべきは、バインダーはポリウレタン系であって、踵側の口編部の弾性糸がポリウレタン糸であるために、ポリウレタン系どうしであるために踵側の口編部にポリウレタン系のバインダーが強固に接着して、結果的に、シリコーンテープは踵側の口編部(の最上部)に強固に接合されることになる。
以上のような構造を備えたこのフットカバー100のシリコーン滑り止め部160の作用効果について図5を参照して説明する。
シリコーン滑り止め部160は、フットカバー100を着用して歩行等の動作によっても脱げたり位置ずれしたりすることを極めて効果的に少なくするという顕著な作用効果を発現するものである。ここで、脱げたり位置ずれしたりするとは、図5の白抜き矢示で示すように、踵から踵側の口編部(踵上端部142)が下方に下がることを意味する。
ところで、踵骨の構造により、図5(B)の黒塗り矢示で示すように人体の踵はシリコーン滑り止め部160の下端を通る鉛直線L(1)よりもフットカバー100の外側に湾曲するように突出している。そして、鉛直線L(1)に直交する(水平な床面に平行な)シリコーン滑り止め部160の下端を通る水平線L(2)との交点は、人体の踵よりも上方に位置する。
なお、本発明に係るフットカバーは「足指、踵および足底を被覆し足首を露出するフットカバーである」における「踵を被覆する」とは、鉛直線L(1)と水平線L(2)との交点が人体の踵よりも上方に位置することを意味することは明白である。すなわち、シリコーン滑り止め部160の下端は人体の踵よりも上方に位置する。
このため、歩行等の動作によって図5の白抜き矢示で示すフットカバーをずり下げようとする力(歩行時に足裏を地面から上方に上げた時に靴が慣性の法則により下方に残ろうとして靴の内側に密着したフットカバー100の外側の面が下方に引き連れられる際に発生する力等)が作用しても、シリコーン滑り止め部160のシリコーン自体の密着する特性により踵部の皮膚とシリコーンとが密着することに加えて、シリコーン滑り止め部160の下端は人体の踵よりも上方に位置するために黒塗り矢示で示す踵部の突出を乗り越えることが力学的に困難となり、フットカバーがずり下がることを極めて効果的に抑制することができる。
さらに以下のような特段の相乗効果を発現することができると考えられる。シリコーン滑り止め部160が設けられる踵側の口編部はSCY単独であって弾性糸を多く含む領域を形成しているために、弾性糸が多く存在することに基づき発生する大きな締め付け力に起因する高い脱げ防止機能を元々備える。この元々備える締め付け力と、シリコーン滑り止め部160(より具体的にはシリコーンテープ)の伸縮力および表面摩擦力との相乗効果により、本発明に係るフットカバーにおいては、フットカバーが踵部から脱げる(ずり下がる)ことを極めて効果的に抑制することができている。
以上のようにして、本実施の形態に係るフットカバー100によると、足首を露出することができるとともに、靴下編み機で編成するために安価であるにも関わらずフィット性が高く、履きやすく履き心地がよく、歩行等の動作によっても脱げたり位置ずれしたりすることを極めて効果的に抑制することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
たとえば、図4に示すように、引き上げ効果をさらに発現させるために、シリコーン滑り止め部160のシリコーンテープは、上向きに湾曲した形状であっても構わない。
本発明は、足指、踵および足底を被覆し足首を露出するフットカバーに好適であり、靴下編み機で編成するために安価であるにも関わらずフィット性が高く、履きやすく履き心地がよく、歩行等の動作によっても脱げたり位置ずれしたりすることを少なくできる点で特に好ましい。
100 フットカバー
110 足指部
120 足甲部
130 足底部
140 踵部
150 開口部
160 シリコーン滑り止め部
F 足

Claims (1)

  1. 足指、踵および足底を被覆し足首を露出するフットカバーであって、
    靴下編み機により編成された編地を用いて前記フットカバーの全体の形状が形成され、前記フットカバーは足指部と足甲部と踵部と足底部とを含み、
    前記フットカバーを平面上に載置した場合の前記足指部から前記踵部への方向を前後方向として、前記平面上における前記前後方向に垂直な方向を左右方向として、前記平面に垂直な方向を上下方向として、
    前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするとともに、前記フットカバーが足首を覆わないようにするための開口部を設け、
    前記開口部における少なくとも踵側の口編部に前記編地に含まれて前記フットカバーの全体の伸縮性を発現させる弾性糸と同じまたは異なる弾性糸が編み込まれているとともに、前記口編部の踵当接側に、シリコーンテープにより形成されたシリコーン滑り止め部を設け、
    前記口編部と前記シリコーンテープとがポリウレタン系接着樹脂層を介して接合されていることを特徴とするフットカバー。
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