JP2021063315A - フットカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】フットカバーを着用して靴を履いた歩行時に踵付近に発生する靴擦れを好適に防止するフットカバーを提供する。【解決手段】このフットカバー100は、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、爪先部102、足底部104、側辺部106および踵部108で形成され、足を出し入れするための開口部を足底部104に対して上下反対側に設け、開口部の踵側にクッション性を備えるクッション部120を備え、クッション部120の上端は開口部においてクッション部120を備えない部分よりも上方に位置し、踵部108およびクッション部120は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成している。【選択図】図1

Description

本発明は、着用するとパンプス(履き口である甲部分が大きく開いている主として婦人用の靴)等の靴の内側に隠れて見えなくなる(見えにくくなるを含む)フットカバーに関し、特に、フットカバーを着用して靴を履いた歩行時に踵付近に発生する靴擦れを好適に防止することのできるフットカバーに関する。
素足にパンプス等の靴を履くことが、ファッションとして定着している。この場合、パンプスと足裏とが直接接していると、足に発生した汗により靴の中が蒸れてしまい不快感がある。
そこで、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、着用時にパンプスから露出することのないよう履き口が大きくカットされた薄手のフットカバーが提案されている。このフットカバーを着用してパンプスを履けば、外観上、素足にパンプスを履いているように見え、足裏とパンプスとの間にはフットカバーが介しているため、汗によって靴の中が蒸れてしまうことを防止することができる。
なお、このような足装着具を、本明細書ではフットカバーと記載するが、ソックスカバー、インナーソックス、ヌードソックス、カバーソックス等と記載される場合もある。
このようなフットカバーはパンプスから露出しないよう履き口が大きくカットされているため、歩行中の摩擦等によって履き位置がずれたり、脱げたりすすることがある。一方、履き口を小さくしてしまうとパンプスから露出してしまう。このような問題点に鑑みて開発されたフットカバーが、以下の先行技術文献に開示されている。
特開平10−292206号公報(特許文献1)は、歩行時におけるパンプスとフットカバーとの摩擦によってフットカバーが素足から脱げてしまったり、パンプスの脱ぎ履き時にフットカバーが脱げてしまったり履き位置がずれてしまったりすることを防止するために、踵当接部内面に摩擦付与体を取り付けたフットカバーを開示する。
実用新案登録第3165733号公報(特許文献2)は、特許文献1に開示されたフットカバーの開口部の周縁に沿ってゴム紐を設けたのでは、ゴム紐が足に食い込むため、足にゴム紐の型が付いてしまったり、痛みを感じたり、履き心地が良くないという問題があったことに鑑み、開口部の周縁に沿って平ゴムを設けて一面が足に接するようにした帯状伸縮部を形成したフットカバーを開示する。
特開平10−292206号公報 実用新案登録第3165733号公報
ここで、このようなフットカバーを着用して靴を履いて歩行していると靴擦れが起こる可能性がある。たとえば、サイズの合っていない靴(特に大きめの靴)を履いて歩行すると、靴が大きすぎるために靴の中で足が動いてしまい、その時に靴に足がこすられて靴擦れが起きる。より詳しくは、足の皮膚が靴の内側の固い部分(たとえば踵後側の履き口上辺)にこすられた足の皮が肉と分離してその間にリンパ液が溜まり水ぶくれができてしまうことにより靴擦れが起きると考えられている。これらは、靴擦れの発生原因の一例に過ぎず、これら以外にも様々な靴擦れの発生原因が考えられる。
このように様々な発生原因があって、上述した特許文献1および特許文献2に開示されたフットカバーのように歩行時にフットカバーの履き位置がずれてしまうことが防止できたとしても、(靴と肌とが直接触れることのない)最も一般的な脛あたりまでの長さの靴下(ロークルーソックス)を履いていても靴擦れが発生することに鑑みると、フットカバーの履き位置のずれの有無に関係なく靴擦れは発生すると考えるべきである。
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2を含み、現状では靴擦れを抑制す
るフットカバーが存在しない。このため、靴擦れ発生後に靴擦れした部位に絆創膏を貼ったりしているが事後的でしかなく、事前的にインソールまたはパッド(いずれもクッション性を備えた薄い部材)を靴側に貼り付けることも考えられるが、これらのインソールまたはパッドとフットカバーとは色合いも素材も大きく異なることが多いためにフットカバーとの一体感がなく、また、履き口にインソールを貼った靴を着用すると、それ自体が靴の内側に隠れて見えなくなる(見えにくくなる)フットカバーであるにも構わらずインソールは見えてしまいそもそもフットカバーを履く意味が減じてしまう。さらに、人体の足の骨格および外形形状、靴の形状によって靴擦れが発生する部位は人により千差万別で万能なインソールは現実的に存在し得ない。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、フットカバーを着用して靴を履くと靴の内側に隠れて見えなくなる(見えにくくなる)とともに歩行時に靴擦れを着用者個人の特性に合わせて、かつ、フットカバーとの一体感を維持して、踵部分に発生する靴擦れを好適に防止することのできるフットカバーを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るフットカバーは以下の技術的手段を講じている。
すなわち、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、伸縮性生地で編成された、足底部、側辺部、踵部および前記爪先を覆う爪先部で形成され、足を出し入れするための開口部を、前記足底部に対して上下反対側に設け、前記開口部の踵側に、クッション性を備えるクッション部を備え、前記クッション部の上端は、前記開口部において前記クッション部を備えない部分よりも上方に位置し、前記クッション部は、前記踵部として形成される、または、前記踵部と別体のクッション材が前記踵部に接合されて形成され、前記踵部および前記クッション部は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成したことを特徴とする。
本発明のフットカバーによれば、フットカバーを着用して靴を履くと靴の内側に隠れて見えなくなる(見えにくくなる)とともに歩行時に靴擦れを着用者個人の特性に合わせて、かつ、フットカバーとの一体感を維持して、踵部分に発生する靴擦れを好適に防止することのできるフットカバーを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るフットカバー100を、(A)足Fに着用した全体斜視図であって、(B)裏返して足Fに着用した全体斜視図である。 図1(B)における、(A)右側面図、(B)左側面図、(C)背面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るフットカバー100を、図面に基づき詳しく説明する。なお、フットカバーの構造には様々なものがあり、本発明は特定の構造に限定されるものではなく、後述する特徴的な点を備えたものであれば、どのようなフットカバーの構造であっても、フットカバーを形成する生地の種類、生地の型紙およびその生地の接合方法がどのようなものであっても基本的には構わない。そのため、以下に示すフットカバー100の構造自体は単なる例示でしかない。
また、このフットカバー100を形成する生地は、ベア天(ベア天竺:ポリウレタン糸を軸にして他の素材の糸(綿、ウール等)を巻きつけた糸(カバード・ヤーン等)を用いて編んだ平編みの生地)、トリコット(経編み機の一種であるトリコット機で編んだ経編みの生地)、パンティストッキング用の生地(ポリウレタン糸とナイロン糸とを含む編地)等が好ましく用いられる。特に、これらの中でもベア天は、(1)伸縮性にすぐれている点、(2)形状安定性がよく洗濯後の形状変化が少ない点、(3)風合いが柔らかくフィット感にすぐれている点、(4)シワや折り目がつきにくい点、(5)多孔性の構造な
ので通気性がある点、(6)綿を含む場合には肌触りおよび吸湿性がよい点、でフットカバーに好ましい。以下においては、生地と編地とを区別しない場合がある。
さらに、本実施の形態に係るフットカバー100は、爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、足底部、側辺部、踵部および爪先を覆う爪先部で形成される。また、限定されるものではないが、以下に示すフットカバー100は左右共用であって、左右共用であるために左右を履き間違いすることがない点で好ましい。なお、フットカバーが左右共用でない場合には、左足用と右足用とは左右対称の形状を備える。
そして、特徴的であるのは、開口部の踵側にクッション性および伸縮性を備えるクッション部120(より詳しくは踵部108とは別体の薄手の編地でクッション性および伸縮性を備えるクッション材が踵部108に接合されてクッション部120が形成されている)を備え、クッション部120の上端は開口部においてクッション部120を備えない部分よりも(少なくとも販売時において)上方に位置しており、このクッション部120は踵部108と別体の薄手の編地でクッション性および伸縮性を備えるクッション材が踵部108に接合されて形成されている点である。さらに、特徴的であるのは、踵部108および薄手の編地でクッション性および伸縮性を備えるクッション材により形成されるクッション部120は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成している点である。ここで、クッション部120は踵部108の内側(肌当接側)に接合されているが外側(靴側)に接合されていても構わない。
なお、本実施の形態に係るフットカバーは複数の生地(爪先部102および前側側辺部106Fを形成する生地、足底部104を形成する生地ならびに後側側辺部106Bおよび踵部108を形成する生地の3つの生地が接合されて立体的に形成されているがこれら以外の複数の生地であっても1の生地であっても構わない)により構成されているが、これらの生地どうしの接合(生地とクッション材との接合を含む)については限定されるものではない。たとえば、縫合により生地どうしを接合するものであっても構わないし、帯状部材の一面に接着剤が塗布された接着テープを用いて加熱することにより接着剤が溶融して生地を熱接着して生地どうしを接合するものであっても構わない。ここで、この接合には、熱圧着によるもの、熱溶着によるもの、熱融着によるもの等を含む。以下において、前側側辺部106Fと後側側辺部106Bとを区別しないでも良い場合には側辺部106と記載する場合がある。
なお、フットカバーを構成する生地を、爪先部102および側辺部106を形成する生地、足底部104を形成する生地ならびに踵部108を形成する生地(踵部108のみを形成する生地)の3つの生地として型紙から切り出して、これらを接合して立体的にフットカバーを形成するようにするようにしても構わない。この場合においては、クッション部120を踵部108として(クッション性および伸縮性を有する薄手の編地を踵部108の型紙に切り出した1つの物として)形成するようにしても構わない。この場合においても、クッション部120の上端は開口部においてクッション部120を備えない部分よりも(少なくとも販売時において)上方に位置しているという点、および、クッション部120は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成している点は、同じく備える。
さらに詳しく、本実施の形態に係るフットカバー100を、図1および図2に基づき説明する。以下においては、このフットカバー100においては、踵部108とクッション材により形成されるクッション部120とは別体であって、クッション部120は踵部108の内側(肌当接側)に薄手の編地でクッション性および伸縮性を備えるクッション材が接合されているものとして説明する。
フットカバー100を足Fに着用した全体斜視図を図1(A)に、フットカバー100を裏返して足Fに着用した全体斜視図を図1(B)に、裏返して足Fに着用した図1における右側面図を図2(A)に、左側面図を図2(B)に、背面図を図2(C)に、それぞれ示す。このようにいずれの図も着用者の足Fにフットカバー100を着用している状態を想定している。すなわち、本実施の形態に係るフットカバー100は、パンティストッ
キング等の伸縮性生地で形成されているために、このように想定して図示しない場合には縮んだ状態となり、形状を理解することが困難なため、上述のように想定している。また、上述したように、このフットカバー100においてはクッション部120は踵部108の内側(肌当接側)に接合されているために、そのクッション部120を容易に理解するために、図1(A)以外はフットカバー100を裏返して足Fに着用している状態を想定している。
このフットカバー100は、着用者の足Fの爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーである。このフットカバー100は、着用時にパンプスから露出することのないよう履き口である開口部が大きくカットされた(このように大きくカットされた形状に限定されない)薄手の伸縮性生地で形成されている。
このフットカバー100は、爪先部102、足底部104、側辺部106(前側側辺部106Fおよび後側側辺部106B)および踵部108で形成されている(この区別は伸縮性編地が別であることを意味するものではなく、たとえば爪先部102のみの型紙に切断された編地が存在するとは限らない)。そして、足を出し入れするための開口部が足底部104に対して上下反対側に設けられている。開口部は、爪先部102の上部、側辺部106の上部および踵部108の上部で形成されることになる。
このフットカバー100は、たとえば、爪先部102および前側側辺部106F、足底部104ならびに後側側辺部106Bおよび踵部108を別々に編成して(爪先部102および前側側辺部106Fならびに後側側辺部106Bおよび踵部108は一体的に編成)、爪先部102および前側側辺部106Fと後側側辺部106Bおよび踵部108とを縫着して一体化して、さらに、一体化されたこれらの爪先部102、側辺部106および踵部108と足底部104とを縫着して一体化している。なお、後述するクッション部120は、縫着する前に(すなわち一体化する前に)フットカバー100の生地に接着しても、縫着した後に(すなわち一体化した後に)フットカバー100の生地に接着しても、いずれでも構わない。
このフットカバー100においては、足底部104に対して上下反対側に設けられた、足を出し入れするための開口部が爪先部102、側辺部106および踵部108により形成されている。そして、この足を出し入れするための開口部の踵側にクッション性を備えるクッション部120を備える。このクッション部120の上端は、少なくとも販売時においては、開口部においてクッション部120を備えない部分よりも上方に位置している。ここでは、踵部108と別体のクッション部120が踵部108に接合されて形成されており、踵部108およびクッション部120は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成されている。
なお、このフットカバー100においては、開口部の周縁の全部に(全周に亘って)フットカバー100が足Fから脱げたりずれたりすることを防止するために適度な伸縮性を備えた5mm〜15mm程度の伸縮性細幅生地116を(たとえば熱可塑性接着剤により生地の内側(肌当接側)に熱接着)設けている。しかしながら、開口部の少なくとも一部に伸縮性細幅生地116を設けるようにしても構わない。また、この伸縮性細幅生地116は内側(肌当接側)に設けられている理由は、この伸縮性細幅生地116を目立たせないようにするためである。
ここで、この伸縮性細幅生地116の一例として、ナイロン製テープを挙げることができる。また、この伸縮性細幅生地116をこのフットカバー100(の少なくとも一部)を構成する伸縮性生地と同じ生地にすることも好ましい。
さらに、このフットカバー100の踵部108の上縁には、フットカバー100の内側(足Fが接する側:肌側)には、シリコーン樹脂等の薄い透明のシートで形成された踵部滑り止め118を設けることも好ましい。これにより、足Fの踵との密着性を高めてフットカバー100が足Fの踵の部分からずれることをさらに防止することができる。ここで、この踵部滑り止め118は足肌に当接するために、足肌側から、この踵部滑り止め118、クッション部120、伸縮性細幅生地116、踵部108の伸縮性編地の順に形成されている。なお、この踵部滑り止め118は、本発明に係るフットカバーにおいて必須の
構成ではない。
さらに、足底部104において、足Fが接する側と反対側(靴の一例であるパンプスを履いたときにパンプスの内底に接する側)には、シリコーン樹脂等の薄いシートで形成された足底部滑り止めを設けることも好ましい。これにより、パンプスの内底との密着性を高めてパンプス内におけるフットカバー100の位置がずれることを防止できる。なお、この足底部滑り止めも、本発明に係るフットカバーにおいて必須の構成ではない。
これらのシリコーン樹脂等の薄いシートは、踵部滑り止め118のように、着用者の足肌に直接触れる場合がある。このような場合においては、シリコーン樹脂の他に、たとえば、ノンシリコーン素材である、スチレン系熱可塑性エラストマーの(メッシュ)シート、ウレタン樹脂を編地に浸漬させたシートを用いることも、特定の化学物質であるシリコーン樹脂に対する耐性が弱い人にも好ましい点で優れている。
特徴点として上述したように、このフットカバー100は、足を出し入れするための開口部の踵側にクッション性を備えるクッション部120を備えるとともに、このクッション部120は、このクッション部120の上端は、開口部においてクッション部120を備えない部分よりも(少なくとも販売時において)上方に位置している。そして、踵部108と別体の薄手の編地でクッション性および伸縮性を備えるクッション材から形成されるクッション部120が踵部108に接合されて形成されており、これらの踵部108およびクッション部120は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成されている。また、このクッション部120のクッション材の色合いは少なくとも外部から見た側はフットカバー100と同じ色合いを備えるために、フットカバーとの一体感を維持することができる。
このフットカバー100は、少なくとも販売時において図2(C)に示す点線120U1がこのクッション部120の上端であって、開口部においてクッション部120を備えない部分よりも上方に位置している。このフットカバー100を購入した着用者は、フットカバー100を足に着用して靴を履いて、靴擦れする位置を確認するとともにその位置にクッション部120が存在することにより靴擦れを防止できることを確認して、靴の踵上端の部分からはみ出るクッション部120の上側を(必要に応じて)切断する。このように、着用者の特性に合わせて、かつ、着用する靴の形状に合わせてクッション部120の上側を切断するために、フットカバーを着用して靴を履いた歩行時に靴擦れを着用者個人の特性に合わせて、かつ、フットカバーとの一体感を維持したままで、踵部分に発生する靴擦れを好適に防止することができる。この場合において、必要に応じて、靴の踵上端の部分からはみ出るクッション部120の上側を切断することにより、フットカバー100を着用して靴を履いた場合にフットカバー100を履いていても靴の内側にフットカバー100が隠れて見えなくなる(見えにくくなる)ことを実現できている。
着用者の特性に合わせて、かつ、着用する靴の形状に合わせてクッション部120の上側を切断すると、図2(C)に示すように、実線120U2、点線120U3、点線120U4のように徐々に白抜き矢示のように下げていくことが可能である。この場合において、これらの踵部108およびクッション部120は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成されているために、切断後に特段の後処理は不要である。このため、着用者は、着用者の特性に合わせて、かつ、着用する靴の形状に合わせてクッション部120の上側を容易に切断することができ、上側が適切に切断された靴擦れ防止のクッション部120を備えたフットカバー100を着用することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るフットカバーによると、フットカバーを着用して靴を履くと靴の内側に隠れて見えなくなる(見えにくくなる)とともに歩行時に靴擦れを着用者個人の特性に合わせて、かつ、フットカバーとの一体感を維持して、踵部分に発生する靴擦れを好適に防止することのできるフットカバーを提供することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
本発明は、着用すると靴の内側に隠れて見えなくなるまたは見えにくくなるフットカバーに好適であり、フットカバーを着用して靴を履いた歩行時に踵付近に発生する靴擦れを好適に防止することができる点で特に好ましい。
100 フットカバー
102 爪先部
104 足底部
106 側辺部(前側側辺部106F、後側側辺部106B)
108 踵部
116 伸縮性細幅生地
120 クッション部
F 足

Claims (1)

  1. 爪先と踵を含む足底とを被覆するとともに足甲および足首を露出するフットカバーであって、
    伸縮性生地で編成された、足底部、側辺部、踵部および前記爪先を覆う爪先部で形成され、
    足を出し入れするための開口部を、前記足底部に対して上下反対側に設け、
    前記開口部の踵側に、クッション性を備えるクッション部を備え、
    前記クッション部の上端は、前記開口部において前記クッション部を備えない部分よりも上方に位置し、
    前記クッション部は、前記踵部として形成される、または、前記踵部と別体のクッション材が前記踵部に接合されて形成され、
    前記踵部および前記クッション部は、周縁である編地端の端縁周囲のほつれ止め後処理が不要な切りっぱなし仕様の伸縮性生地で形成したことを特徴とするフットカバー。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3211514U (ja) * 2017-05-08 2017-07-20 ハンス株式会社 フットカバー
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