JP3145608B2 - シート搬送装置および原稿読取装置 - Google Patents

シート搬送装置および原稿読取装置

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JP3145608B2
JP3145608B2 JP12471895A JP12471895A JP3145608B2 JP 3145608 B2 JP3145608 B2 JP 3145608B2 JP 12471895 A JP12471895 A JP 12471895A JP 12471895 A JP12471895 A JP 12471895A JP 3145608 B2 JP3145608 B2 JP 3145608B2
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    • B65H9/10Pusher and like movable registers; Pusher or gripper devices which move articles into registered position
    • B65H9/103Pusher and like movable registers; Pusher or gripper devices which move articles into registered position acting by friction or suction on the article for pushing or pulling it into registered position, e.g. against a stop
    • B65H9/106Pusher and like movable registers; Pusher or gripper devices which move articles into registered position acting by friction or suction on the article for pushing or pulling it into registered position, e.g. against a stop using rotary driven elements as part acting on the article

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート搬送装置に係り、
特に、ファクシミリ等の原稿読取装置の原稿搬送装置に
適するシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ,イメージリーダ等
の情報処理装置の小型化、高性能化のために、読取装置
の光電変換装置として等倍光学系で使用できる、或いは
特別な光学系なしに使用できる長尺ラインセンサが実用
化されている。
【0003】特に、装置の小型化、低コスト化のために
等倍ファイバーレンズアレイを用いずに、ガラス等の透
明スペーサを介して、光電変換装置が原稿からの情報を
担った反射光を直接検知する読取装置や該装置を有する
情報処理装置が実用化されている。尚、以下、光学系を
介さずに情報を読取るタイプの光学変換装置を特に完全
密着型イメージセンサと称する。
【0004】以下に従来の原稿読取装置を図13〜図16を
用いて説明する。図13は、完全密着型イメージセンサ10
8 を用い、原稿を分離,搬送する手段として原稿分離ロ
ーラ104 とCSローラ109 を有するファクシミリ装置の
読取系の概略断面図を示す。図13における原稿搬送の流
れは以下のようになる。装置の原稿挿入口101 より原稿
挿入経路102 に原稿束103 が挿入されると、原稿有無検
知センサ115 より装置の制御部へ信号が送られ、装置は
原稿有りの状態であることを認識する。
【0005】更に、原稿束103 は、原稿分離ローラ104
と、該原稿分離ローラ104 に対向する位置に配置され、
図示しない付勢手段により該原稿分離ローラ104 に対し
て付勢力を受けた原稿分離片105 とからなる原稿分離部
106 に到達する位置まで挿入される。
【0006】ここで、図示しない操作部上のスタートボ
タンを押下することにより、後述する図15,図16に示す
ような読取駆動系が作動し、原稿分離ローラ104 が原稿
束103 を下流側へ搬送する方向へ回転(以下、「正転」
という)する。原稿束103 は正転する原稿分離ローラ10
4 と原稿分離片105 とに挟まれることにより、一枚ずつ
分離される。
【0007】原稿束103 から分離された原稿103aは、原
稿分離ローラ104 により搬送され、原稿端検知センサ11
6 により原稿103aの先端が検知される。更に原稿103a
は、原稿分離ローラ104 により搬送され、完全密着型イ
メージセンサ108 と、該完全密着型イメージセンサ108
に対向する位置に配置されたCSローラ109 とからなる
画像情報読取部110 に到達する。ここで、完全密着型イ
メージセンサ108 は付勢手段111 によりCSローラ109
を押圧する方向に付勢力を受けている。
【0008】前記画像情報読取部110 に到達した原稿10
3aは完全密着型イメージセンサ108により画像情報が読
み取られつつ、原稿103aを正転するCSローラ109 によ
り搬送される。
【0009】ここで、画像情報読取時の原稿搬送速度が
一定でないと画像情報の適正な読み取りが出来なくな
る。即ち、原稿分離部106 において、原稿103aは、原稿
分離片105 と該原稿103aとの間の制動摩擦力に抗して原
稿分離ローラ104 の搬送力によって搬送されるため、原
稿103aと原稿分離ローラ104 との間で若干の滑りを生じ
る。これにより、原稿103aの搬送速度は原稿分離ローラ
104 の周速よりも小さくなり、更には、原稿103aの材質
や環境、また一枚送りか複数枚送りかによっても原稿10
3aの搬送速度にばらつきが生じて一定の搬送速度が得ら
れない。
【0010】そこで、CSローラ109 により原稿搬送速
度を決定するように構成されている。即ち、CSローラ
109 による原稿搬送速度は原稿分離ローラ104 による原
稿搬送速度よりも大きくなるように設定されており、C
Sローラ109 による原稿搬送力は、原稿103aと原稿分離
片105 との間に作用する制動摩擦力よりも十分大きくな
るように設定されている。
【0011】以上の構成により、原稿103aは、完全密着
型イメージセンサ108 により画像情報を読み取られなが
らCSローラ109 により一定の原稿搬送速度で搬送され
る。そして原稿端検知センサ116 により原稿103aの後端
が検知され、完全密着型イメージセンサ108 が読取動作
を終了した後は、原稿103aはCSローラ109 により原稿
排出口112 より機外に排出される。
【0012】ここで、上述したように原稿分離ローラ10
4 の原稿搬送速度がばらつくため、原稿分離後に原稿端
検知センサ116 により原稿103aの先端位置を検知して読
取タイミングを設定しても、原稿端検知センサ116 から
画像情報読取部110 までの間を搬送される原稿103aの搬
送時間が一定にならず、原稿先端余白や原稿先端欠落量
がばらついてしまうという問題があった。
【0013】また、図14に示すように、何らかの原因で
原稿103aが斜めに挿入された場合、原稿103aの左右どち
らかの先端(図14においては図の左側)が先ず、CSロ
ーラ109 に突き当たる。この時、原稿103aの左側はCS
ローラ109 により搬送されるので原稿搬送方向の力F1
が作用する。
【0014】一方、上述したように、原稿分離ローラ10
4 による原稿搬送速度は、CSローラ109 による原稿搬
送速度よりも小さく設定されているので、原稿中央部に
おいては原稿分離片105 から受ける制動摩擦力により原
稿103aに対して原稿搬送方向と反対方向の力F2が作用
する。
【0015】よって原稿103aには前記力F1,F2によ
る隅力が発生して図14の矢印j方向に回転モーメントが
発生し、原稿103aは図14の矢印j方向に回転する。即
ち、原稿103aの斜行は助長されスキューが発生するとい
う問題があった。
【0016】そこで、図15に示すように、読取駆動系の
駆動源となるモータ110 とCSローラ109 との間にワン
ウェイクラッチ111 を設けると共に、該モータ110 と原
稿分離ローラ104 との間にワンウェイクラッチ112 を設
け、モータ110 の正転/逆転と原稿分離ローラ104 およ
びCSローラ109 の回転/停止の組合わせとして、以下
に示す2種類のモードを設定している。
【0017】
【表1】
【0018】尚、前記原稿分離ローラ104 およびCSロ
ーラ109 の「正転」とは、原稿103aを下流側へ搬送する
方向への回転である。
【0019】先ず、上記モータ逆転モード(11)によりモ
ータ110 を逆転させて原稿分離ローラ104 により原稿10
3aを搬送し、停止しているCSローラ109 に対して該原
稿103aの先端を突き当てることにより原稿103aのレジス
トレーションを行って、原稿103aの先端を揃えると共
に、原稿103aの斜行を補正する。次に、モータ正転モー
ド(10)によりモータ110 を正転させて原稿分離ローラ10
4 を停止させると共に、CSローラ109 を回転させて原
稿読取動作および原稿搬送動作を行うという対策が考え
られた。
【0020】しかしながら、図15に示して上述のように
構成した駆動系では、何らかの原因によりモータ逆転モ
ード(11)における原稿分離ローラ104 による原稿搬送が
不完全で、原稿103aがCSローラ109 まで到達していな
い場合、前記モータ正転モード(10)に移行してCSロー
ラ109 により原稿搬送を行おうとしても原稿103aは搬送
されることなく、そのままの状態で放置されるおそれが
ある。
【0021】このため、図16に示すように、モータ110
から原稿分離ローラ104 への第2の駆動伝達系路113 お
よびワンウェイクラッチ114 を図15の駆動系に追加的に
設けて、モータ110 の正転/逆転と原稿分離ローラ104
およびCSローラ109 の回転/停止の組合わせとして、
以下に示す2種類のモードを設定している。
【0022】
【表2】
【0023】尚、前記原稿分離ローラ104 およびCSロ
ーラ109 の「正転」とは、原稿103aを下流側へ搬送する
方向への回転である。
【0024】先ず、上記モータ逆転モード(13)によりモ
ータ110 を逆転させて原稿分離ローラ104 により原稿10
3aを搬送し、停止しているCSローラ109 に対して該原
稿103aの先端を突き当てることによりレジストレーショ
ンを行って、原稿103aの先端を揃えると共に、原稿103a
の斜行を補正する。次に、モータ正転モード(12)により
モータ110 を正転させて原稿分離ローラ104 およびCS
ローラ109 を正転させて原稿読取動作および原稿搬送動
作を行うという対策が考えられた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、図15において、上記モータ逆転モード
(11)からモータ正転モード(10)への移行時に、また、図
16において、上記モータ逆転モード(13)からモータ正転
モード(12)への移行時に、夫々モータ110 の回転方向を
逆転から正転に切換えるように構成している。
【0026】従って、モータ110 が逆転/正転の切り換
え時に一時的に停止するため、各モードの移行時に原稿
分離ローラ104 の回転が一時的に停止して原稿103aに作
用していた搬送方向への力が一時的に働かなくなり、原
稿分離ローラ104 により受けていた原稿103aの搬送方向
における位置規制作用が一時的に開放され、原稿103aの
搬送方向における位置にずれが生じるという問題があ
る。
【0027】即ち、モータ110 の逆転/正転の切り換え
時に各ワンウェイクラッチの緩み/締まりに要する時間
にばらつきがあるため、各モードの移行時に原稿分離ロ
ーラ104 の回転開始/停止完了における動作時間が一定
でなく、例えば、モータ正転モード(12)において、原稿
分離ローラ104 とCSローラ109 のどちらのローラが先
に回り始めるか分からない駆動系となっているため、搬
送される原稿103aの先端位置がばらつき、原稿103aの頭
出しが高精度高品質に出来ないという問題があった。
【0028】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、高精度高品質のシート頭出し
性能を有すると共に、シートの先端を揃えるレジストレ
ーション性能を備え、シート搬送駆動系の構成を小型
化、低コスト化すると共に、シート搬送駆動系の制御を
簡単にしたシート搬送装置およびこれを備えた原稿読取
装置を提供せんとするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るシート搬送装置の代表的な構成は、シー
トを搬送する第1の回転体と、前記第1の回転体よりも
シート搬送方向下流側に配置した所定の機能を発揮する
機能手段と、前記機能手段に対してシートを搬送する第
2の回転体と、前記第1の回転体および前記第2の回転
体とを駆動する正逆転可能な駆動源と、を有するシート
搬送装置において、前記第1の回転体に伝達される前記
駆動源の回転駆動力を前記駆動源の正転/逆転の回転方
向の切り換えに対応して接続/遮断を切り換えるクラッ
チ手段と、前記クラッチ手段からの回転駆動力を前記第
1の回転体に対して所定時間遅れて伝達する第1の遅延
手段と、前記駆動源からの回転駆動力を前記第2の回転
体に対して所定時間遅れて伝達する第2の遅延手段と、
を備え、待機状態の第1ステップと、前記駆動源を正転
して前記第1、第2回転体を回転させ、前記第1の回転
体により搬送されるシートの先端を前記第2の回転体の
シート搬送方向上流側近傍に到達させる第2のステップ
と、前記駆動源を逆転して前記駆動源の回転量を所定の
遅延量だけ前記第2の遅延手段に蓄積する第3のステッ
プと、前記第3のステップにおいて前記第2の遅延手段
に蓄積された遅延量が放出されるまで、前記駆動源を正
転させて前記第1の回転体を回転させ、且つ、前記第2
の回転体を停止させてシートの先端を揃えるレジストレ
ーション動作を行う第4のステップと、前記駆動源を正
転して前記第1、第2回転体を回転させてシートを搬送
し、前記機能手段により所定の機能動作を行い、且つ、
前記第2の回転体のシート搬送速度を前記第1の回転体
のシート搬送速度よりも速く設定することで、前記第2
の回転体により搬送されるシートに対して前記第1の回
転体が連れ回り、前記駆動源の回転量を所定の遅延量だ
け前記第1の遅延手段に蓄積する第5のステップと、前
記第5のステップにおいて前記第1の遅延手段に蓄積さ
れた遅延量が放出されるまで、前記駆動源を正転して前
記第2の回転体を回転させ、且つ、前記第1の回転体を
停止させて、後続するシートとの所定のシート間距離を
得る動作を行う第6のステップと、セットされた全ての
シートが搬送されるまで、前記第2のステップから前記
第6のステップまでを繰り返す第7のステップと、セッ
トされた全てのシート が搬送された後は、前記第1のス
テップに移行する第8のステップと、を含むシーケンス
を有することを特徴とする。
【0030】また、前記第3ステップにおいて、前記
動源を逆転する際の該駆動源のステップ数は、前記駆動
を同ステップ数正転させて前記第1の回転体により搬
送されるシートの搬送量が、前記第2ステップを終了し
た時のシート先端から前記第2の回転体までの搬送経路
長よりも大きくなるようなステップ数に設定したことを
特徴とする
【0031】また、前記第1の遅延手段は、前記後続す
るシートが前記第2ステップの位置にある時、先行する
シートは装置本体外に排出されるように構成されている
ことを特徴とする。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】また、本発明に係る原稿読取装置は、前記
シート搬送装置を備え、該シート搬送装置において、前
記機能手段は、画像情報読取手段であり、前記シート
は、シート状原稿で構成したことを特徴とする。
【0036】
【作用】本発明に係るシート搬送装置は、上述の如く構
成したので、第1の回転体がシート搬送方向に連続的に
回転し、シートに対して搬送方向への力が作用している
状態で上記各モードに移行させることが出来る。従っ
て、シート先端を揃えるレジストレーション動作および
シート先端頭出し動作を所定のタイミングで確実に実施
することが出来る。
【0037】また、第1、第2の回転体の駆動源となる
モータを一つのモータで構成したのでシート搬送駆動系
の構成および制御が簡単となり、部品点数を少なくして
装置の小型化および低コスト化が可能である。
【0038】
【実施例】図により本発明に係るシート搬送装置および
原稿読取装置の一例としてファクシミリ装置の一実施例
を具体的に説明する。図1は本発明に係る原稿読取装置
を搭載したファクシミリ装置の概略断面図、図2は本発
明に係る原稿読取装置の読取駆動機構を示す概略図、図
3〜図8は本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明
する図、図9〜図11は原稿読取装置の読取動作中におけ
るメカタイマー機構C,Dの状態を示す模式説明図、図
12は原稿読取装置の読取動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0039】図1において、本発明に係るシート搬送装
置を原稿搬送装置として備えたファクシミリ装置は、装
置本体上部に配置された読取系Aと、装置本体下部に配
置された記録系Bと、を有して構成されている。先ず、
読取系Aにおける紙や合成樹脂等で構成されたシート状
原稿の搬送の流れを説明する。
【0040】図1において、装置本体上部に配置された
原稿挿入口1から水平に対して30°〜40°の傾きを
有する原稿挿入経路2に原稿束3が挿入されると、原稿
有無検知センサ21が原稿束3の有無を検知して装置本体
の制御部へ原稿有無信号を伝達し、装置本体は原稿有り
の状態であることを認識する。
【0041】更に、原稿束3は第1の回転体である原稿
分離ローラ4と、原稿搬送路に対して該原稿分離ローラ
4に対向する位置に配置され、バネ等の付勢手段により
原稿分離ローラ4を押圧する方向に付勢力を受けた原稿
分離片5よりなる原稿分離部6に到達する位置まで挿入
される。
【0042】ここで、図示しない装置本体の操作部上の
スタートボタンを押下することにより、図2に示して後
述する読取駆動系が作動し、原稿分離ローラ4が原稿束
3を下流側へ搬送する方向へ回転(以下「正転」とい
う)する。原稿束3は正転する原稿分離ローラ4と、付
勢力により原稿分離ローラ4に押圧された原稿分離片5
とに挟まれることにより、一枚ずつ分離される。
【0043】分離された原稿3aは正転する原稿分離ロ
ーラ4により搬送され、原稿分離ローラ4よりも下流に
配置された原稿端検知センサ22により原稿3aの先端が
検知される。更に原稿3aは原稿分離ローラ4により搬
送され、画像情報読取手段である完全密着型イメージセ
ンサ8と、原稿搬送路に対して完全密着型イメージセン
サ8に対向する位置に配置された第2の回転体となるC
Sローラ9よりなる画像情報読取部10に到達する。ここ
で、完全密着型イメージセンサ8は付勢手段11によりC
Sローラ9を押圧する方向に付勢力を受けている。
【0044】前記画像情報読取部10に到達した原稿3a
は完全密着型イメージセンサ8により画像情報を読み取
られつつ、正転するCSローラ9により搬送される。そ
の後、原稿3aは、原稿端検知センサ22により原稿3a
の後端が検知され、CSローラ9により原稿排出口12よ
り装置本体外に排出される。
【0045】次に、記録系Bにおける記録シート搬送の
流れを説明する。図1において、記録シート載置台13に
積載された記録シート束14は、分離ローラ15により一枚
ずつ分離される。分離ローラ15により分離された記録シ
ート14aは、記録シート搬送路に対して互いに対向した
位置に配置された記録シート搬送ローラ対17a,17bま
で搬送され、更に記録シート搬送ローラ対17a,17bに
より画像記録位置18まで搬送され、この位置で記録シー
ト14aの搬送は一旦停止され、画像記録位置18に保持さ
れる。
【0046】画像記録位置18において、記録シート14a
の画像記録面の対向部に配置された記録手段となるイン
クジェット記録ヘッド19のインク吐出口からインクが吐
出され、記録シート14aの画像記録面にインク滴が付着
することにより画像が形成される。1ライン分の画像記
録が終了すると、記録シート搬送ローラ対17a,17bが
再び回転して記録シート14aを搬送し、記録シート14a
が一定量搬送されると再び記録シート14aの搬送が停止
され、次ラインの画像記録が前述と同様にして行われ
る。
【0047】以上の行程を繰り返すことにより1頁分の
画像記録が終了すると、記録シート14aは、記録シート
搬送路に対して互いに対向した位置に配置された記録シ
ート排出ローラ対20a,20bにより装置本体外に排出さ
れ、装置本体外の排出口近傍に画像記録面を上にして積
載される。
【0048】次に、本発明に係る原稿読取装置の特徴で
ある読取動作について説明する。本実施例では、原稿分
離ローラ4とCSローラ9の2本のローラで原稿3aを
搬送するように構成している。原稿束3の最下位にある
原稿3aは、原稿分離部6において、原稿分離片5から
受ける制動摩擦力に抗して原稿分離ローラ4により搬送
されるため、前記従来例の説明で述べたように、原稿3
aと原稿分離ローラ4との間で若干の滑りを生じる。
【0049】すると、原稿3aの搬送速度が原稿分離ロ
ーラ4の周速よりも小さくなり、原稿3aの搬送量にば
らつきが生じる。また、原稿3aの搬送量は、原稿3a
の表面摩擦係数やシート厚、腰の強さ等の材質により影
響を受けると共に、湿度等の環境、或いは原稿が一枚送
りか原稿束3のような複数枚送りか等の種々の条件によ
り、かなりばらつきがある。
【0050】よって、原稿分離後に原稿端検知センサ22
により原稿3aの先端位置を検知しても原稿端検知セン
サ22から画像情報読取部10までの間を搬送される原稿3
aの搬送時間が一定でないため、原稿3aの先端頭出し
のタイミングにずれが生じ、原稿3aの先端余白幅や先
端欠落量がばらついてしまうという問題がある。
【0051】本実施例においては、原稿分離ローラ4に
より搬送される原稿3aの先端を停止したCSローラ9
に突き当てることにより原稿3aの先端頭出しのタイミ
ングを一定にし、原稿3aの先端余白幅や先端欠落量が
一定になるように揃えている。また、同時に原稿3aの
先端をCSローラ9に突き当てることにより、挿入時に
斜行して挿入された原稿3aの斜行を矯正し、スキュー
の発生も防止している。これ等の動作を以下レジストレ
ーション動作という。
【0052】前記レジストレーション動作を行うため
に、図2に示して後述する駆動源となるモータ23の正転
/逆転と、原稿分離ローラ4とCSローラ9の2本のロ
ーラの夫々の回転/停止との組合わせのモードは、少な
くとも以下に示す3種類のモードを有して構成してい
る。
【0053】
【表3】
【0054】尚、前記原稿分離ローラ4およびCSロー
ラ9の「正転」とは、原稿3aを下流側へ搬送する方向
への回転である。
【0055】次に、原稿読取装置の読取駆動機構につい
て図2を用いて説明する。図2において、4は原稿分離
ローラ、9はCSローラ、23は駆動源となる正逆回転可
能なステッピングモータ、24はステッピングモータ23の
出力ギアである。
【0056】25は図示しないスタッドにより回転自在に
軸支され前記出力ギア24に噛合している変速ギア、26,
27は図示しないスタッドにより回転自在に軸支され前記
変速ギア25に噛合している伝達ギア列、28は図示しない
スタッドにより回転自在に軸支され伝達ギア27に噛合し
ている変速ギアである。
【0057】29は変速ギア25に噛合しているCSローラ
出力ギアであり、該CSローラ出力ギア29は、CSロー
ラ9の軸に対して回転自在になっている。30はCSロー
ラ出力部材であり、CSローラ9と一体的に回転する構
成となっている。
【0058】モータ23の回転駆動力をCSローラ9に対
して所定時間遅れて伝達する第2の遅延手段となるメカ
タイマー機構Cを構成するCSローラ出力ギア29はCS
ローラ9の軸方向に一部突起部29aを有し、また、CS
ローラ出力部材30はCSローラ9の周方向に一部突起部
30aを有して構成される。
【0059】そして、モータ23からの回転駆動力が出力
ギア24,変速ギア25を介してCSローラ出力ギア29に伝
達され、該CSローラ出力ギア29が回転する時、CSロ
ーラ出力ギア29の突起部29aとCSローラ出力部材30の
突起部30aが離れている場合と接触している場合があ
り、両者が離れている場合には、CSローラ出力ギア29
の回転駆動力はCSローラ出力部材30に伝達されず、C
Sローラ9は回転しないが、両者が接触している場合に
は、CSローラ出力ギア29の回転駆動力がCSローラ出
力部材30に伝達され、CSローラ9が回転するように構
成されている。
【0060】即ち、CSローラ出力ギア29が所定の方向
に回転する時、CSローラ出力ギア29の突起部29aがC
Sローラ出力部材30の突起部30aと離れている間はCS
ローラ9は回転せず停止状態に保持され、CSローラ出
力ギア29の突起部29aがCSローラ出力部材30の突起部
30aに当接係合して始めてCSローラ9はCSローラ出
力ギア29と同方向に回転するという構成になっている。
このようにモータ23からの回転駆動力を所定時間遅れて
伝達する遅延手段を以下「メカタイマー機構」という。
【0061】31は前記変速ギア28に噛合している原稿分
離ローラ出力ギアであり、該原稿分離ローラ出力ギア31
にはクラッチ手段32が内蔵されている。クラッチ手段32
は、モータ23から出力ギア24,変速ギア25,伝達ギア列
26,27,変速ギア28,原稿分離ローラ出力ギア31を介し
て伝達される回転駆動力を、該モータ23の正転/逆転の
回転方向に対応して接続/遮断するようになっている。
【0062】即ち、モータ23が正転する時には、該モー
タ23からの回転駆動力を原稿分離ローラ軸33に伝達して
該原稿分離ローラ軸33は回転するが、モータ23が逆転す
る時には、該モータ23からの回転駆動力を遮断して原稿
分離ローラ軸33に伝達せず、該原稿分離ローラ軸33は停
止状態を保持するように構成されている。
【0063】モータ23の回転駆動力を原稿分離ローラ4
に対して所定時間遅れて伝達する第1の遅延手段となる
メカタイマー機構Dの構成は、原稿分離ローラ軸33方向
所定位置に突起部4aを有する原稿分離ローラ4が原稿
分離ローラ軸33に対して回転自在になっており、原稿分
離ローラ軸33の周方向所定位置に突起部34aを有する原
稿分離ローラ出力部材34が原稿分離ローラ軸33と一体的
に回転するように構成されている。
【0064】そして、前記原稿分離ローラ4に設けられ
た突起部4aと、原稿分離ローラ出力部材34に設けられ
た突起部34aとが当接係合することで原稿分離ローラ4
と原稿分離ローラ出力部材34との間に前述と同様なメカ
タイマー機構が働くようになっている。
【0065】次に、上記のように構成した読取駆動系の
動作について詳細に説明する。図2において、ステッピ
ングモータ23が図2の実線矢印a方向に正転すると、C
Sローラ出力ギア29は、出力ギア24,変速ギア25を介し
て図2の実線矢印b方向に回転する。そして、CSロー
ラ出力ギア29の突起部29aとCSローラ出力部材30の突
起部30aとが当接係合することにより、CSローラ9は
原稿3aを下流側へ搬送する図2の実線矢印c方向に正
転する。
【0066】この時、原稿分離ローラ出力ギア31は、出
力ギア24,変速ギア25,伝達ギア列26,27,変速ギア28
を介して図2の実線矢印d方向に回転する。そして、ク
ラッチ手段32の接続動作によりモータ23からの正転方向
の回転駆動力は原稿分離ローラ軸33に伝達され、原稿分
離ローラ出力部材34の突起部34aと原稿分離ローラ4の
突起部4aが当接係合することで、原稿分離ローラ4は
原稿3aを下流側へ搬送する図2の実線矢印e方向に正
転する。上記の読取駆動系の回転方向を以下「正転方
向」という。
【0067】また、ステッピングモータ23が図2の破線
矢印f方向に逆転すると、原稿分離ローラ出力ギア31
は、出力ギア24,変速ギア25,伝達ギア列26,27,変速
ギア28を介して図2の破線矢印g方向に回転する。この
時、クラッチ手段32の遮断動作によりモータ23からの逆
転方向の回転駆動力は原稿分離ローラ軸33に伝達され
ず、原稿分離ローラ4は停止状態で保持される。
【0068】この時、CSローラ出力ギア29は、出力ギ
ア24,変速ギア25を介して図2の破線矢印h方向に回転
し、CSローラ出力ギア29の突起部29aがCSローラ出
力部材30の突起部30aと離れている間はCSローラ9は
回転せず停止状態で保持される。また、前記突起部29a
が前記突起部30aに当接係合すると、CSローラ9は原
稿3aを戻し搬送する図2の破線矢印i方向に逆転す
る。上記の読取駆動系の回転方向を以下「逆転方向」と
いう。
【0069】次に、図3〜図8を用いて、原稿読取動作
手順について説明すると共に、図9〜図11を用いてメカ
タイマー機構C,Dの動作状態を併せて説明する。尚、
図9〜図11の{(c1),(d1)}〜{(c9),(d9)}
は、同じタイミングにおけるメカタイマー機構C,Dの
状態を示し、{c}系列がメカタイマー機構Cの状態、
{d}系列がメカタイマー機構Dの状態を夫々示すもの
である。
【0070】先ず、図3に示すように、原稿束3が原稿
分離部6に到達する位置まで挿入され、図示しない操作
部上のスタートボタンを押下すると、ステッピングモー
タ23が正転する。この時、図9(c1)に示すように、C
Sローラ出力ギア29の突起部29aとCSローラ出力部材
30の突起部30aが離れている時にはCSローラ9は回転
しないが、図9(c2)に示すように、CSローラ出力ギ
ア29の突起部29aがCSローラ出力部材30の突起部30a
に突き当たるとCSローラ9は図3に示すように原稿搬
送方向に正転する。
【0071】この時、図9(d1)に示すように、原稿分
離ローラ出力部材34の突起部34aと原稿分離ローラ4の
突起部4aが離れている時には、原稿分離ローラ4は回
転しないが、図9(d2)に示すように、原稿分離ローラ
出力部材34の突起部34aが原稿分離ローラ4の突起部4
aに突き当たると、原稿分離ローラ4は図3に示すよう
に原稿搬送方向に正転して原稿束3から最下位の原稿3
aを分離して搬送する。
【0072】そして、原稿端検知センサ22により原稿3
aの先端が検知されてから所定のステップ数だけステッ
ピングモータ23が正転したところで該モータ23が正転を
停止する。この時、図4に示すように、原稿3aの先端
がCSローラ9に突き当たる手前で停止するように前記
ステップ数が設定されている。
【0073】次に、ステッピングモータ23を逆転させる
と、クラッチ手段32の遮断動作により原稿分離ローラ4
に対してはモータ23の回転駆動力は伝達されず、原稿分
離ローラ4は、図9(d3)に示すように停止状態を保持
する。一方、CSローラ9は、図9(c3)に示すよう
に、メカタイマー機構Cが作用して所定時間は回転を開
始しないで停止状態を保持している。
【0074】そして、ステッピングモータ23は所定のス
テップ数逆転したところで停止する。この時、図9(c
4)に示すようにCSローラ出力ギア29の突起部29aが
CSローラ出力部材30の突起部30aに突き当たる以前に
ステッピングモータ23が停止し、CSローラ9が依然停
止状態で保持されるように、CSローラ出力ギア29の突
起部29aとCSローラ出力部材30の突起部30aとの間の
メカタイマー機構Cを設定してある。
【0075】次に、ステッピングモータ23は再度正転す
る。この時、クラッチ手段32が接続状態となると共に、
メカタイマー機構Dは、図9(d3)〜図10(d4)に示す
ように、原稿分離ローラ出力部材34の突起部34aが原稿
分離ローラ4の突起部4aに当接係合した状態で保持さ
れており、ステッピングモータ23の正転開始と略同時に
原稿分離ローラ4が正転を開始し、原稿3aを搬送す
る。一方、CSローラ9は、図10(c5)に示すように、
メカタイマー機構Cが作動し所定時間は回転せず、停止
状態を保持している。このタイミングにおいて、原稿3
aの斜行矯正動作と先端頭出し動作を含むレジストレー
ション動作が実施される。
【0076】即ち、上記タイミングにおいて、停止して
いるCSローラ9に原稿3aの先端が突き当たり、更に
原稿分離ローラ4が正転して原稿3aを送ることによ
り、原稿3aのシートの腰が比較的弱い場合には、図5
に示すように、原稿3aの先端部はCSローラ9の上流
側近傍でループを形成し、原稿3a自体の腰の力の作用
により該原稿3aの斜行を矯正するようになっている。
【0077】また、原稿3aのシートの腰が比較的強い
場合には、停止しているCSローラ9に原稿3aの先端
が突き当たり、更に原稿分離ローラ4が正転して原稿3
aに対して搬送力を作用させることにより、原稿分離部
6において、原稿3aと原稿分離ローラ4との間で滑り
が生じ、これにより原稿3aの斜行を矯正するようにな
っている。
【0078】ここで、前記原稿3aに対する斜行矯正動
作を更に詳細に説明する。原稿3aが原稿挿入経路2に
対して斜めに挿入された時、先ず、原稿3aの左右どち
らかの先端、例えば左側先端がCSローラ9に突き当た
る。
【0079】この時、前述のように、CSローラ9は停
止しているため原稿3aの左側先端はそれ以上進まな
い。この時、原稿分離ローラ4は更に正転して原稿3a
に対して搬送力を作用させると共に、原稿分離部6にお
いて、原稿3aと原稿分離ローラ4との間で滑りが生じ
て原稿3aの斜行を矯正しつつ、原稿3aの先端で、ま
だCSローラ9に突き当たっていない部分のみ原稿搬送
方向下流に搬送する。
【0080】その結果、原稿3aの先端の全域に亘っ
て、停止したCSローラ9に突き当たり、原稿3aの斜
行の矯正が完了する。この原稿3aの斜行矯正動作は、
図10(c5),(d5)に示すように、メカタイマー機構C
の遅延動作が稼働し、且つ、メカタイマー機構Dの遅延
動作が稼働しない状態(即ち、原稿分離ローラ出力部材
34の突起部34aと原稿分離ローラ4の突起部4aが当接
係合した状態)の間に実施されるものであり、このタイ
ミングにおいて、本装置に使用可能な各種の原稿に対す
る斜行矯正動作が完了するように構成されている。
【0081】次に、設定された所定のステップ数だけス
テッピングモータ23が正転すると、図10(c6)に示すよ
うに、メカタイマー機構Cの遅延動作が終了し、CSロ
ーラ出力ギア29の突起部29aがCSローラ出力部材30の
突起部30aに突き当たってCSローラ9が正転を開始す
る。
【0082】この時、図10(d6)に示すように、依然メ
カタイマー機構Dは原稿分離ローラ出力部材34の突起部
34aと原稿分離ローラ4の突起部4aが当接係合した状
態であり、原稿分離ローラ4は連続的に正転している。
【0083】そして、ステッピングモータ23が、更に所
定ステップ数だけ正転し、画像情報読取動作を開始す
る。ここで、CSローラ9が正転し始めたときに初めて
原稿3aがCSローラ9と完全密着型イメージセンサ8
との間に噛み込まれるので、このタイミングで原稿3a
の先端頭出しが常に一定になるようになっている。
【0084】また、図10(c5),(d5)に示すように、
原稿分離ローラ4が正転状態で、且つCSローラ9が停
止状態となる第1のモードとしてのモータ正転モード
(1) から、図10(c6),(d6)に示すように、原稿分離
ローラ4,CSローラ9の両方が正転状態となる第2の
モードとしてのモータ正転モード(2) への移行時に、従
来のようにモータ23の回転方向を正逆に切り換えて実施
するのではなく、モータ23を連続的に正転させると共
に、原稿分離ローラ4を連続的に正転させ、原稿3aに
対する搬送力を連続的に作用させた状態でモード(1) か
らモード(2) に移行させることが出来る。
【0085】従って、従来のように、モードの移行時に
原稿分離ローラの回転が一時的に停止して原稿に対する
搬送力が絶たれることにより、原稿先端の頭出し動作に
ばらつきが発生するといった問題がないため、高精度高
品質の原稿頭出し動作が可能となる。
【0086】また、上述したように、原稿3aの挿入時
の斜行が矯正されるため、CSローラ9と完全密着型イ
メージセンサ8との間に原稿3aが噛み込まれる時に、
CSローラ9による搬送力は原稿3aの搬送方向と直交
する方向(以下「幅方向」という)全域に亘って作用す
る。
【0087】従って、原稿分離片5と原稿3aとの間に
作用する制動摩擦力と、CSローラ9により原稿3aが
受ける搬送力との間に前述の図14に示した従来例のよう
な隅力は発生せず、原稿3aにスキューが発生しない。
従って、上記構成により原稿3aのスキュー防止が出来
る。
【0088】前記ステッピングモータ23は更に正転し、
図10(c7),(d7)に示すように、CSローラ9と原稿
分離ローラ4は正転を続けて原稿3aを搬送する。この
時、CSローラ9による原稿3aの送り量(搬送速度)
は、原稿分離ローラ4による送り量(搬送速度)よりも
大きく構成されているため、CSローラ9により送られ
る原稿3aに従動して原稿分離ローラ4が連れ回りす
る。
【0089】従って、原稿分離ローラ4が原稿分離ロー
ラ出力部材34よりも先んじて正転し、メカタイマー機構
Dにおいては、図10(d7)に示すように、原稿分離ロー
ラ4の突起部4aが原稿分離ローラ出力部材34の突起部
34aから徐々に離れていく。
【0090】そして、図6に示すように、完全密着型イ
メージセンサ8に接して原稿3aが搬送されると、完全
密着型イメージセンサ8は画像情報読取部10において、
原稿3aの画像情報を読み取る。
【0091】ここで、前述したように、CSローラ9の
原稿搬送速度は原稿分離ローラ4の原稿搬送速度よりも
速くなるように読取駆動系が構成されており、また、C
Sローラ9による原稿搬送力は原稿分離片5による制動
摩擦力よりも大きくなるように完全密着型イメージセン
サ8および原稿分離片5に加わる付勢力が調整されてい
る。
【0092】従って、画像情報読取部10における原稿3
aの搬送速度はCSローラ9の搬送速度により決定する
という構成になっている。このため、図6に示すよう
に、原稿3aが原稿分離ローラ4とCSローラ9の両ロ
ーラにより搬送されている時、原稿分離部6から見ると
原稿3aはCSローラ9によって原稿搬送方向下流側に
引っ張られつつ搬送される。
【0093】更にステッピングモータ23は正転を続け、
図7に示すように、原稿3aの後端が原稿分離部6を通
過すると、原稿分離ローラ4はCSローラ9の回転駆動
力による連れ回りから開放される。ここで原稿分離ロー
ラ4には、図11(d8)に示すように、メカタイマー機構
Dが働いているため、原稿分離ローラ4は回転せず、し
ばらくの間、停止状態を保持している。このため、後続
する原稿3bが原稿3aに連れ搬送されることがない。
一方、CSローラ9は図10(c6)〜図11(c8)に示すよ
うに、依然連続して正転しており、原稿3aはCSロー
ラ9によって更に下流に搬送される。
【0094】そして、所定時間が経過して、図11(d9)
に示すように、原稿分離ローラ出力部材34の突起部34a
が原稿分離ローラ4の突起部4aに突き当たると、原稿
分離ローラ4が回転し始めるが、この時、先行する1枚
目の原稿3aは所定量だけ下流側に搬送されており、後
続する2枚目の原稿3bとのシート間距離を確実に取る
ことが出来る。従って、原稿端検知センサ22は、先行す
る1枚目の原稿3aと後続する2枚目の原稿3bとを確
実に区別して検知することが出来るようになっている。
【0095】図7において、原稿3aの後端を原稿端検
知センサ22が検知すると、そこから所定のステップ数だ
けステッピングモータ23が回転したところで、完全密着
型イメージセンサ8による画像情報の読み取り動作が停
止する。更にステッピングモータ23は正転し、画像情報
の読取が終了した原稿3aは原稿排出口12から装置本体
外に排出される。
【0096】更にステッピングモータ23は正転し、後続
する2枚目の原稿3bが原稿分離ローラ4により搬送さ
れ、図3に示して上述した1枚目の原稿3aと同様にC
Sローラ9の少し手前で停止する。ここで、2枚目の原
稿3bが停止位置に到達した時、1枚目の原稿3aは確
実に装置本体外へ排出されるように原稿分離ローラ出力
部材34の突起部34aと原稿分離ローラ4の突起部4aと
の間のメカタイマー機構Dが構成されている。
【0097】以後、上述した図3〜図7に示す動作を繰
り返して原稿束3を一枚ずつ分離し、各原稿の画像情報
を読み取っていく。その後、図8に示すように、原稿有
無検知センサ21が原稿挿入経路2に原稿が無い状態であ
ることを検知し、最後の原稿3nの後端を原稿端検知セ
ンサ22が検知すると、そこから所定のステップ数だけス
テッピングモータ23が正転したところで画像情報の読取
動作が停止し、更にステッピングモータ23が正転し、画
像情報の読取が終了した原稿3nは装置本体外に排出さ
れる。そして、ステッピングモータ23の正転が停止し、
一連の画像情報読取動作が終了し、装置本体は所定の待
機状態となる。
【0098】次に、上記画像情報読取動作のフローチャ
ートを図12を用いて説明する。図12において、先ず、ス
テップS1において、画像読取装置の画像読取スタート
ボタンを押下すると、ステップS2において、原稿有無
検知センサDS(Document Sensor)21(以下単に「D
S」という)が「ON」かどうかを見る。即ち、原稿3
aが原稿挿入経路2上にあるかどうかを見る。
【0099】前記DSが「OFF」ならば原稿3aが原
稿挿入経路2上に無いと認識してフローは終了する。ま
た、前記ステップS2において、DSが「ON」の場合
には、原稿3aが原稿挿入経路2上にあると認識し、次
にステップS3において、原稿端検知センサDES(Do
cument Edge Sensor)22 (以下単に「DES」という)
が「ON」かどうかを見る。ここで、DESが「ON」
ならば原稿3aが読取搬送経路にすでにくわえこまれて
いると認識し、ステップS13において、読取動作が開始
される。
【0100】前記ステップS3において、DESが「O
FF」ならば原稿3aが正常な位置に待機していると認
識して、ステップS4において、モータ23を正転させ、
原稿3aを更に下流に搬送する。次に、ステップS5に
おいて、DESが「ON」かどうかを見て搬送される原
稿3aの先端位置を確認する。ここで、DESが「OF
F」状態ならば、ステップS4において、更にモータ23
を正転させ、原稿3aの先端がDESにより検知される
まで、ステップS4〜ステップS5のルーチンを繰り返
す。
【0101】そして、ステップS5において、DESが
「ON」になった時、ステップS6において、装置本体
の図示しない制御部に設けたカウンタC1に「0」を入力
し、ステップS7において、カウンタC2に「0」を入力
する。
【0102】次に、ステップS8において、ステッピン
グモータ23の駆動における所定のステップ数「N2ステ
ップ」からカウンタC1に入力された数値のステップ数を
引いたステップ数だけモータ23を正転させる。即ち、1
枚目の原稿3aの場合、カウンタC1は「0」になってい
るのでモータ23は「N2ステップ」正転することにな
る。
【0103】次に、ステップS9において、モータ23を
停止させ、ステップS10において、モータ23を所定のス
テップ数「N3ステップ」だけ逆転させる。次に、ステ
ップS11において、モータ23を停止させる。次に、ステ
ップS12において、モータ23を所定のステップ数「N4
ステップ」だけ正転させる。ここで、ステップS13にお
いて、画像情報の読取動作を開始する。
【0104】次に、ステップS14において、DESが
「ON」かどうかを見て原稿3aの後端位置を確認す
る。DESが「ON」状態ならば、原稿3aの後端がD
ESよりも上流側に位置していると認識し、そのまま画
像情報の読取を続ける。
【0105】前記ステップS14において、DESが「O
FF」になった時、原稿3aの後端がDESの位置を通
過したと認識し、ステップS15において、モータ23を
「1ステップ」正転させ、ここで、ステップS16におい
て、再度、DESが「ON」かどうかを見る。DESが
「ON」ならば、ステップS17において、カウンタC1に
入力された数値を「1」増やす。DESが「OFF」な
らば、カウンタC1に入力された数値はそのままとする。
【0106】次に、ステップS18において、カウンタC2
に入力された数値を「1」増やす。次に、ステップS19
において、カウンタC2に入力された数値が所定のステッ
プ数「N5ステップ」に等しいかどうかを見る。等しく
ない場合には、ステップS15に戻り、ステップS15〜ス
テップS19のルーチンを繰り返して、カウンタC2に入力
された数値が「N5ステップ」に等しくなったところ
で、このルーチンから抜ける。
【0107】そして、ステップS19において、カウンタ
C2に入力された数値が「N5ステップ」となった時、カ
ウンタC1には、前記ステップS17において、DESが
「OFF」になってからのステップ数、即ち、2枚目の
原稿3bの先端がDESの位置を過ぎてから進んだステ
ップ数が入力されている。そして、ステップS20におい
て、1枚目の原稿3aの画像情報読取動作が終了する。
【0108】次に、ステップS21において、DSが「O
N」かどうかを見る。DSが「OFF」ならば、後続す
る2枚目の原稿は無いと認識して、ステップS22におい
て、所定のステップ数「N6ステップ」だけモータ23を
正転させて1枚目の原稿3aを排出してフローは終了と
なる。
【0109】前記ステップS21において、DSが「O
N」ならば、2枚目の原稿3bがあると認識して前記ス
テップS7に戻り、カウンタC2に「0」を入力する。次
に、前述と同様に、所定のステップ数「N2ステップ」
からカウンタC1に入力された数値のステップ数を引いた
ステップ数だけモータ23を正転させる。
【0110】1枚目の原稿3aの画像情報読取動作が終
了した時に、2枚目の原稿3bはすでにカウンタC1に入
力されたステップ数だけ進んでいるため、「(N2−C
1)ステップ」だけモータ23が正転することにより2枚
目の原稿3bの先端がDESの位置を過ぎて進んだステ
ップ数は結局「N2ステップ」となり、1枚目の原稿3
aと同じステップ数となり、以下は、上述したと同様の
動作が繰り返される。
【0111】そして、ステップS7〜ステップS21のル
ーチンを繰り返してセットされた全ての原稿の読取動作
が行われて最後の原稿3nの読取動作が終了すると、ス
テップS22において、所定のステップ数「N6ステッ
プ」だけモータ23を正転させて最後の原稿3nを排出し
てフローは終了する。
【0112】尚、前記実施例に示したステッピングモー
タ23の回転方向により動力伝達の有無を切換えるクラッ
チ手段32としては、バネクラッチ手段やニードルクラッ
チ手段或いは揺動ギア列クラッチ手段等種々のクラッチ
手段が考えられる。
【0113】前記実施例では、本発明に係るシート搬送
装置を原稿読取装置に適用した場合について説明した
が、例えば、前記第1の回転体よりもシート搬送方向下
流側に配置した所定の機能を発揮する機能手段として、
記録手段を配置して構成した画像形成装置等に適用する
ことも可能である。
【0114】
【発明の効果】本発明に係るシート搬送装置は、上述の
如き構成と作用とを有するので、シートに対して所定の
機能を発揮する機能手段よりも上流側に設けた第1の回
転体が連続的に回転し、シートに対して搬送力が作用し
ている状態で動作モードを移行させることが出来るの
で、シートの頭出しを一定にすることが出来る。
【0115】また、第2の回転体がシートを支持する時
に、第1の回転体がシートを後押しすることにより、確
実に第2の回転体がシートを支持することが出来る。ま
た、所定の遅延量を蓄積した第1の遅延手段を介して第
1の回転体を駆動させることで、先行する1枚目の原稿
と後続する2枚目の原稿とのシート間距離を確実に取る
ことが出来る。このため、高精度高品質の原稿頭出し性
能を有する原稿読取装置を提供できる。
【0116】また、本発明に係るシート搬送装置を原稿
搬送装置として備える原稿読取装置は、上述の如き構成
と作用とを有するので、高精度高品質のシート頭出し性
能を有すると共に、シートの先端を揃えるレジストレー
ション性能を備え、更にはシート搬送駆動系の構成を小
型化、低コスト化すると共に、シート搬送駆動系の制御
を簡単にしたシート搬送装置およびこれを備えた原稿読
取装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿読取装置を搭載したファクシ
ミリ装置の概略断面図である。
【図2】本発明に係る原稿読取装置の読取駆動機構を示
す概略図である。
【図3】本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明す
る図である。
【図4】本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明す
る図である。
【図5】本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明す
る図である。
【図6】本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明す
る図である。
【図7】本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明す
る図である。
【図8】本発明に係る原稿読取装置の読取動作を説明す
る図である。
【図9】原稿読取装置の読取動作中におけるメカタイマ
ー機構C,Dの状態を示す模式説明図である。
【図10】原稿読取装置の読取動作中におけるメカタイマ
ー機構C,Dの状態を示す模式説明図である。
【図11】原稿読取装置の読取動作中におけるメカタイマ
ー機構C,Dの状態を示す模式説明図である。
【図12】原稿読取装置の読取動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図13】従来例を説明する図である。
【図14】従来例を説明する図である。
【図15】従来例を説明する図である。
【図16】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…原稿挿入口、2…原稿挿入経路、3…原稿束、3
a,3b,3n…原稿、4…原稿分離ローラ、4a…突
起部、5…原稿分離片、6…原稿分離部、8…完全密着
型イメージセンサ、9…CSローラ、10…画像情報読取
部、11…付勢手段、12…原稿排出口、13…記録シート載
置台、14…記録シート束、14a…記録シート、15…分離
ローラ、17a,17b…記録シート搬送ローラ対、18…画
像記録位置、19…インクジェット記録ヘッド、20a,20
b…記録シート排出ローラ対、21…原稿有無検知セン
サ、22…原稿端検知センサ、23…ステッピングモータ、
24…出力ギア、25,28…変速ギア、26,27…伝達ギア、
29…CSローラ出力ギア、29a…突起部、30…CSロー
ラ出力部材、30a…突起部、31…原稿分離ローラ出力ギ
ア、32…クラッチ手段、33…原稿分離ローラ軸、34…原
稿分離ローラ出力部材、34a…突起部、A…読取系、B
…記録系、C,D…メカタイマー機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 横山 実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 実開 平5−64151(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 9/00 - 9/20 B65H 1/00 - 3/68 B65H 5/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する第1の回転体と、 前記第1の回転体よりもシート搬送方向下流側に配置し
    た所定の機能を発揮する機能手段と、 前記機能手段に対してシートを搬送する第2の回転体
    と、 前記第1の回転体および前記第2の回転体とを駆動する
    正逆転可能な駆動源と、を有するシート搬送装置におい
    て、 前記第1の回転体に伝達される前記駆動源の回転駆動力
    を前記駆動源の正転/逆転の回転方向の切り換えに対応
    して接続/遮断を切り換えるクラッチ手段と、 前記クラッチ手段からの回転駆動力を前記第1の回転体
    に対して所定時間遅れて伝達する第1の遅延手段と、 前記駆動源からの回転駆動力を前記第2の回転体に対し
    て所定時間遅れて伝達する第2の遅延手段と、を備え、 待機状態の第1ステップと、 前記駆動源を正転して前記第1、第2回転体を回転さ
    せ、前記第1の回転体により搬送されるシートの先端を
    前記第2の回転体のシート搬送方向上流側近傍に到達さ
    せる第2のステップと、 前記駆動源を逆転して前記駆動源の回転量を所定の遅延
    量だけ前記第2の遅延手段に蓄積する第3のステップ
    と、 前記第3のステップにおいて前記第2の遅延手段に蓄積
    された遅延量が放出されるまで、前記駆動源を正転させ
    て前記第1の回転体を回転させ、且つ、前記第2の回転
    体を停止させてシートの先端を揃えるレジストレーショ
    ン動作を行う第4のステップと、 前記駆動源を正転して前記第1、第2回転体を回転させ
    てシートを搬送し、前記機能手段により所定の機能動作
    を行い、且つ、前記第2の回転体のシート搬送速度を前
    記第1の回転体のシート搬送速度よりも速く設定するこ
    とで、前記第2の回転体により搬送されるシートに対し
    て前記第1の回転体が連れ回り、前記駆動源の回転量を
    所定の遅延量だけ前記第1の遅延手段に蓄積する第5の
    ステップと、 前記第5のステップにおいて前記第1の遅延手段に蓄積
    された遅延量が放出されるまで、前記駆動源を正転して
    前記第2の回転体を回転させ、且つ、前記第1の回転体
    を停止させて、後続するシートとの所定のシート間距離
    を得る動作を行う第6のステップと、 セットされた全てのシートが搬送されるまで、前記第2
    のステップから前記第6のステップまでを繰り返す第7
    のステップと、 セットされた全てのシートが搬送された後は、前記第1
    のステップに移行する第8のステップと、を含むシーケ
    ンスを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第3ステップにおいて、前記駆動源
    を逆転する際の該駆動源のステップ数は、前記駆動源
    同ステップ数正転させて前記第1の回転体により搬送さ
    れるシートの搬送量が、前記第2ステップを終了した時
    のシート先端から前記第2の回転体までの搬送経路長よ
    りも大きくなるようなステップ数に設定したことを特徴
    とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の遅延手段は、前記後続するシ
    ートが前記第2ステップの位置にある時、先行するシー
    トは装置本体外に排出されるように構成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜のいずれか1項に記載のシ
    ート搬送装置を備え、該シート搬送装置において、前記
    機能手段は、画像情報読取手段であり、前記シートは、
    シート状原稿で構成したことを特徴とする原稿読取装
    置。
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