JP7099034B2 - 媒体搬送装置 - Google Patents

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本発明は、原稿などの媒体を搬送する媒体搬送装置に関する。
従来、ADF(Auto Document Feeder)方式により原稿の画像を読み取る画像読取装置が提供されている。ADF方式では、たとえば、トレイ上に積み重ねられた原稿が分離ローラとピンチローラとに挟まれて、分離ローラおよびピンチローラの回転により、原稿が1枚ずつ筐体内に送り込まれ、その原稿が筐体内を搬送されつつ、CIS(Contact Image Sensor)ユニットにより原稿の画像が読み取られる。
ADF方式の画像読取装置では、原稿の搬送方向の端縁が搬送方向に対して傾いた状態で原稿が搬送される場合、すなわち、原稿がいわゆるスキュー(斜行)する場合がある。このスキューを補正するため、停止あるいは逆転しているレジストローラに原稿の先端を突き当てて、原稿に撓みを作った後、レジストローラを正転させて原稿を搬送する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
レジストローラの駆動および停止には、電磁クラッチやワンウェイクラッチが用いられることが多いが、電磁クラッチやワンウェイクラッチと同様の機能を安価に実現するため、いわゆる周回クラッチ機構を採用することもできる。この周回クラッチ機構では、レジストローラの軸およびモータからの駆動力が伝達されるギヤのそれぞれに突起が設けられる。ギヤの突起が軸の突起から離れた状態では、レジストローラが回転せずに停止している。モータの正転駆動によるギヤの回転時に、ギヤの突起が軸の突起に回転方向の上流側から当接して軸の突起を押圧することにより、レジストローラが軸と一体に回転する。
特開平8-319042号公報
レジストローラに対して搬送方向下流側には、原稿を搬送する搬送ローラが設けられている。搬送ローラに原稿の先端が到達した後、その原稿に弛みが生じないように、搬送ローラによる原稿の搬送速度をレジストローラによる原稿の搬送速度よりも大きく設定することが一般的に行われている。そのため、周回クラッチ機構が採用された構成では、原稿の先端が搬送ローラに到達した後、搬送ローラにより原稿が引っ張られて、レジストローラが原稿に連れ回されることにより増速する。その結果、原稿がレジストローラから離れるまでに、レジストローラの軸の突起がギヤの突起から離れる。
このときに軸の突起とギヤの突起との間に生じる間隔、つまりレジストローラの軸とギヤとの間に生じる遊び角度により、原稿の先端がレジストローラに到達してからレジストローラが回転を開始するまでの空送時間が決まる。たとえば、A6サイズの原稿がその短手方向を搬送方向に沿わせて搬送される場合など、原稿の搬送方向の長さが短い場合、原稿の先端が搬送ローラに到達してから原稿の後端がレジストローラを離れるまでのレジストローラの回転量が少なく、レジストローラの軸とギヤとの間に生じる遊び角度が小さい。そのため、次の原稿のスキューを補正するのに必要なレジストローラの停止時間、つまり空走時間が不足し、原稿の先端がレジストローラに沿う前にレジストローラの回転が始まってしまい、スキューが良好に補正されないおそれがある。
本発明の目的は、電磁クラッチやワンウェイクラッチのような比較的高価な部品を使わずに、原稿などの媒体のスキューを良好に補正できる、媒体搬送装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る媒体搬送装置は、駆動源と、媒体を支持するトレイと、トレイに支持される媒体を1枚ずつに分離させて搬送する分離ローラと、駆動源からの駆動力を分離ローラに伝達する分離ローラ駆動伝達機構と、分離ローラに対して媒体の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラと、駆動源からの駆動力をレジストローラに伝達するレジストローラ駆動伝達機構と、レジストローラに対して搬送方向の下流側に設けられ、媒体を検出するセンサと、制御部と、を備え、レジストローラ駆動伝達機構は、駆動源からの駆動力により回転する第1駆動部材と、第1駆動部材と一体回転可能に設けられる第1駆動係合部と、レジストローラと一体回転可能に設けられ、駆動源の駆動方向が切り替えられた際、第1駆動係合部と係合するまでに所定の遊びを有する第1被駆動係合部と、を含み、制御部は、媒体の搬送時にセンサが媒体を検出している時間に基づいて、媒体の搬送方向の長さが所定長さ以下であるか否かを判断し、媒体の搬送方向の長さが所定長さ以下であると判断した場合、後続の媒体がトレイから搬送される前に、駆動源を第1所定量だけ逆転駆動させ、媒体の搬送方向の長さが所定長さよりも大きいと判断した場合、駆動源を逆転駆動させない。
この構成によれば、媒体の搬送時に、媒体の搬送方向の長さが所定長さ以下であるか否かが判断される。媒体の搬送方向の長さが所定長さ以下である場合には、媒体がレジストローラに対して搬送方向の下流側に設けられるセンサの検出位置を通過し終えた後に、駆動源が逆転駆動される。この逆転駆動により、第1駆動部材が駆動源の正転駆動時と逆方向に回転し、第1駆動部材と一体回転可能に設けられる第1駆動係合部がレジストローラと一体回転可能に設けられる第1被駆動係合部から離間する。その結果、次の原稿の搬送に備えて、第1駆動係合部と第1被駆動係合部との間隔、つまり第1駆動部材とレジストローラとの間の遊び角度を大きく確保することができる。これにより、次の原稿の搬送時に、原稿の先端がレジストローラに到達してから第1駆動係合部が第1被駆動係合部に係合してレジストローラが回転し始めるまでの空走時間を確保でき、原稿のスキューを良好に補正することができる。
本発明によれば、電磁クラッチやワンウェイクラッチのような比較的高価な部品を使わずに、原稿などの媒体のスキューを良好に補正することができる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の構成を図解的に示す断面図である。 画像読取装置の電気的構成を示すブロック図である。 原稿の画像を読み取るジョブ実行時にCPUにより実行される処理の流れを示すフローチャートである。 原稿の搬送開始前の駆動系の状態を図解的に示す図である。 原稿の搬送開始時の駆動系の状態を図解的に示す図である。 原稿の搬送開始後の駆動系の状態を図解的に示す図である。 レジストローラから原稿に搬送力が付与され始める時の駆動系の状態を図解的に示す図である。 原稿がレジストローラから離れた直後の駆動系の状態を図解的に示す図である。 搬送方向の長さが短い原稿がレジストローラから離れた直後の駆動系の状態を図解的に示す図である。 ADFモータの逆転駆動時の駆動系の状態を図解的に示す図である。 ジョブ終了後におけるADFモータの逆転駆動時の駆動系の状態を図解的に示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<画像読取装置>
図1に示される画像読取装置1(媒体搬送装置の一例)は、ADF(Auto Document Feeder)方式により原稿の画像を読み取る電子機器である。
画像読取装置1は、供給トレイ2(トレイの一例)を備えている。供給トレイ2は、たとえば、画像読取装置1の筐体(図示せず)の外部に設けられ、その上面に複数枚の原稿をそれらが積み重なった状態で支持可能に構成されている。筐体内には、搬送経路3が形成されている。搬送経路3は、供給トレイ2の一端からその他端側と反対側に延び、U字状に湾曲しつつ折り返されて、その折り返しよりも先の部分でコンタクトガラス4上を経由している。コンタクトガラス4の下側には、読取デバイス5が設けられている。読取デバイス5には、光源およびイメージセンサなどが内蔵されている。イメージセンサは、たとえば、複数の受光素子が主走査方向に配列されたリニアイメージセンサからなる。
供給トレイ2とコンタクトガラス4との間には、搬送経路3に沿って、分離ローラ6、レジストローラ7および搬送ローラ8が供給トレイ2側からこの順に設けられている。分離ローラ6は、駆動ローラ11およびピンチローラ12の対からなり、駆動ローラ11およびピンチローラ12は、それらの周面が搬送経路3を挟んで互いに当接するように設けられている。レジストローラ7は、駆動ローラ13およびピンチローラ14の対からなり、駆動ローラ13およびピンチローラ14は、それらの周面が搬送経路3を挟んで互いに当接するように設けられている。搬送ローラ8は、駆動ローラ15およびピンチローラ16の対からなり、駆動ローラ15およびピンチローラ16は、それらの周面が搬送経路3を挟んで互いに当接するように設けられている。レジストローラ7のピンチローラ14を支持する軸の周囲には、トルクリミッタ17が設けられており、搬送経路3を搬送される原稿からピンチローラ14の周面に一定以上のトルクが入力されるまで、ピンチローラ14の回転を阻止して原稿の先端が搬送方向下流へ搬送されないようにしている。なお、トルクリミッタ17が無くても、薄い原稿のような紙の腰の弱い原稿であれば問題は無い。しかし、厚い原稿のように紙の腰が強い原稿の搬送の際には、駆動ローラ15およびピンチローラ14が原稿から加えられるトルクに負けて回転してしまう虞があるので、トルクリミッタ17が必要になる。また、原稿が搬送ローラ8に到達した以降は、トルクリミッタ17の作用により、そのトルクの軸への伝達が遮断される。
供給トレイ2に支持されている原稿は、分離ローラ6により1枚ずつに分離されて、分離ローラ6、レジストローラ7および搬送ローラ8により搬送経路3を搬送される。分離ローラ6、レジストローラ7および搬送ローラ8は、原稿の搬送方向下流側にあるローラほど、ローラの周速が速くなるように、ギヤ比、ローラ径が設定され、実施例では、分離ローラ6、レジストローラ7、搬送ローラ8の順に周速が速くなっている。この搬送の途中、原稿がコンタクトガラス4上を通過するときに、原稿におけるコンタクトガラス4との接触面の画像が読取デバイス5によって読み取られる。すなわち、読取デバイス5の光源からの光がコンタクトガラス4と接触する原稿の読取対象面に照射されて、読取対象面での反射光が読取デバイス5のイメージセンサで受けられることにより、読取対象面の画像の主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。イメージセンサは、その読み取った1ライン分のアナログ画像信号を出力する。そして、原稿が搬送されながら、その読取対象面の画像が搬送方向である副走査方向の上流端から下流端まで1ラインずつ順に読み取られることにより、読取対象面の画像の読み取りが達成される。
供給トレイ2には、トレイセンサ21が設けられている。トレイセンサ21は、供給トレイ2に支持される原稿の接触により変位するアクチュエータ22と、アクチュエータ22の変位を検出する光学センサ(図示せず)とを備えている。供給トレイ2に原稿が支持されていない状態では、アクチュエータ22が非検出位置に位置し、トレイセンサ21からオフ信号が出力される。供給トレイ2に原稿が支持されると、アクチュエータ22が原稿の接触によって非検出位置から検出位置に変位し、トレイセンサ21からオン信号が出力される。
レジストローラ7に対する搬送方向の下流側かつ搬送ローラ8に対する搬送方向の上流側の位置には、レジ後センサ23(センサの一例)が設けられている。レジ後センサ23は、搬送経路3を搬送される原稿の接触により変位するアクチュエータ24と、アクチュエータ24の変位を検出する光学センサ(図示せず)とを備えている。アクチュエータ24に原稿が接触していない状態では、アクチュエータ24が非検出位置に位置し、レジ後センサ23からオフ信号が出力される。原稿がアクチュエータ24に接触すると、アクチュエータ24が非検出位置から検出位置に変位し、レジ後センサ23からオン信号が出力される。
搬送ローラ8に対する搬送方向の下流側かつコンタクトガラス4に対する搬送方向の上流側の位置には、読取前センサ25が設けられている。読取前センサ25は、搬送経路3を搬送される原稿の接触により変位するアクチュエータ26と、アクチュエータ26の変位を検出する光学センサとを備えている。アクチュエータ26に原稿が接触していない状態では、アクチュエータ26が非検出位置に位置し、読取前センサ25からオフ信号が出力される。原稿がアクチュエータ26に接触すると、アクチュエータ26が非検出位置から検出位置に変位し、読取前センサ25からオン信号が出力される。
なお、トレイセンサ21、レジ後センサ23および読取前センサ25は、検出位置における原稿の存在が検出可能な構成であればよく、たとえば、反射型または透過型の超音波センサで構成されてもよい。
<電気的構成>
画像読取装置1は、図2に示されるように、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)31、ROM(Read Only Memory)32およびRAM(Random Access Memory)33を備えている。
ASIC31は、CPU34(制御部の一例)を内蔵している。ROM32は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリからなる。ROM32には、CPU34によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。RAM33は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリであり、CPU34がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
ASIC31には、読取デバイス5から出力されるアナログ画像信号がAFE(Analog Front End)などによりデジタル信号である画像データに変換されて入力される。また、ASIC31には、トレイセンサ21、レジ後センサ23および読取前センサ25のそれぞれから出力されるオン/オフ信号が入力される。
CPU34は、ASIC31に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、分離ローラ6、レジストローラ7および搬送ローラ8の駆動源であるADFモータ35(駆動源の一例)と、ユーザインタフェースである操作パネル36とを含む画像読取装置1の各部を制御する。操作パネル36は、タッチパネルからなり、液晶ディスプレイなどの表示部37上に感圧式または静電容量式の透明フィルムスイッチなどの操作部38を重ねて構成されている。表示部37には、各種の情報や操作キーなどの画像が表示される。ユーザが表示部37に表示される操作キーをタッチ操作することにより、そのタッチ操作された操作キーの種類に応じた指示が操作部38に受け付けられる。操作部38に指示が受け付けられると、その指示の内容に応じた信号(データ)が操作部38からASIC31に向けて送信される。
なお、表示部37と操作部38とは、タッチパネルを構成せずに、別々に独立して設けられていてもよい。
<原稿搬送動作>
供給トレイ2に支持された1枚または複数枚の原稿の画像を読み取るジョブの実行の際には、ASIC31のCPU34は、図3に示される処理を実行する。ジョブの開始前は、スタートキーが操作パネル36の表示部37に表示されている。ユーザによりスタートキーがタッチ操作されると、ジョブ開始を指示する信号が操作部38からASIC31に入力される。
その信号の入力に応じて(S11:YES)、CPU34は、ADFモータ35に対応して設けられているモータドライバ(図示せず)を制御して、ADFモータ35を正転させる(S12)。
ADFモータ35の駆動力を分離ローラ6、レジストローラ7および搬送ローラ8に伝達するため、画像読取装置1には、図4に示されるように、分離ローラ駆動伝達機構41、レジストローラ駆動伝達機構42および搬送ローラ駆動伝達機構43が設けられている。
分離ローラ駆動伝達機構41は、分離ローラギヤ45を含む。分離ローラギヤ45は、分離ローラ6の駆動ローラ11の軸44に相対回転可能に支持されている。分離ローラギヤ45には、ADFモータ35の出力軸46に相対回転不能に支持されたモータギヤ47が噛合している。分離ローラギヤ45の一端面には、駆動係合部48(第2駆動係合部の一例)が分離ローラギヤ45の半径に沿って延びる突条として形成されている。また、軸44には、駆動係合部48と軸線方向において同じ位置に、その周面から径方向に延出する柱状の被駆動係合部49(第2被駆動係合部の一例)が形成されている。
レジストローラ駆動伝達機構42は、レジストローラギヤ51および中間ギヤ52を含む。レジストローラギヤ51は、レジストローラ7の駆動ローラ13の軸53に相対回転可能に支持されている。中間ギヤ52は、分離ローラギヤ45およびレジストローラギヤ51の両方と噛合している。レジストローラギヤ51の一端面には、駆動係合部54(第1駆動係合部の一例)がレジストローラギヤ51の半径に沿って延びる突条として形成されている。また、軸53には、駆動係合部48と軸線方向において同じ位置に、その周面から径方向に延出する柱状の被駆動係合部55(第1被駆動係合部の一例)が形成されている。
搬送ローラ駆動伝達機構43は、搬送ローラギヤ61、中間ギヤ62,63,64および振子ギヤ65を含む。搬送ローラギヤ61は、搬送ローラ8の駆動ローラ15の軸66に相対回転不能に支持されている。中間ギヤ63が中間ギヤ62,64の両方と噛合することにより、中間ギヤ62,63,64は、ギヤトレインを構成している。中間ギヤ64は、搬送ローラギヤ61と噛合している。振子ギヤ65は、スイッチアーム67の一端部に回転可能に支持されて、レジストローラギヤ51と常に噛合している。スイッチアーム67の他端部は、レジストローラ7の駆動ローラ13の軸53に揺動可能に支持されている。スイッチアーム67の揺動により、振子ギヤ65は、搬送ローラギヤ61と噛合する位置と中間ギヤ62と噛合する位置とに変位する。搬送ローラギヤ61のギヤ径は、レジストローラギヤ51のギヤ径よりも小さい。
ADFモータ35の正転開始前は、分離ローラ駆動伝達機構41の駆動係合部48が被駆動係合部49に対してADFモータ35の正転時の分離ローラギヤ45の回転方向(以下、「分離ローラギヤ45の正転方向」という。)の上流側に所定角度(たとえば、約80°)離れている。また、レジストローラ駆動伝達機構42の駆動係合部54が被駆動係合部55に対してADFモータ35の正転時のレジストローラギヤ51の回転方向(以下、「レジストローラギヤ51の正転方向」という。)の上流側に所定角度(たとえば、約325°)離れている。
ADFモータ35の正転駆動によりモータギヤ47が回転し、モータギヤ47から分離ローラギヤ45に駆動力が伝達されて、分離ローラギヤ45が正転方向に回転すると、図5に示されるように、駆動係合部48が被駆動係合部49に近づく。また、分離ローラギヤ45から中間ギヤ52を介してレジストローラギヤ51に駆動力が伝達されて、レジストローラギヤ51が正転方向に回転する。レジストローラギヤ51の正転方向の回転により、駆動係合部54が被駆動係合部55に近づく。そして、図6に示されるように、駆動係合部54が被駆動係合部55と係合する前に、駆動係合部48が被駆動係合部49に当接により係合して、駆動係合部48が被駆動係合部49を押圧することにより、分離ローラ6の駆動ローラ11が分離ローラギヤ45の正転方向に回転し始める。駆動ローラ11の回転に伴い、分離ローラ6のピンチローラ12が従動回転し、駆動ローラ11とピンチローラ12との間で原稿が1枚に捌かれて、その1枚の原稿が駆動ローラ11およびピンチローラ12から受ける搬送力により搬送される。
レジストローラ駆動伝達機構42の駆動係合部54が被駆動係合部55と係合していないので、レジストローラ7の駆動ローラ13は、回転せずに停止している。そのため、分離ローラ6から受ける搬送力により搬送される原稿の先端がレジストローラ7の位置に到達すると、その先端が駆動ローラ13とピンチローラ14との間に進入して停止する。その後、分離ローラ6から原稿に搬送力が付与されることにより、原稿の先端が駆動ローラ13とピンチローラ14とのニップに沿った状態となり、原稿がスキューしている場合にはそのスキューが補正される。
図7に示されるように、レジストローラ駆動伝達機構42の駆動係合部54が被駆動係合部55に当接により係合すると、駆動係合部54が被駆動係合部55を押圧することにより、レジストローラ7の駆動ローラ13がレジストローラギヤ51の正転方向に回転し始める。駆動ローラ13の回転に伴い、ピンチローラ14が従動回転し、原稿が駆動ローラ13およびピンチローラ14から受ける搬送力により搬送方向の下流側に向けて搬送される。
レジストローラギヤ51が正転方向に回転しているときには、振子ギヤ65が搬送ローラギヤ61と噛合しており、搬送ローラギヤ61がレジストローラギヤ51と同じ正転方向に回転する。搬送ローラギヤ61のギヤ径がレジストローラギヤ51のギヤ径よりも小さいので、レジストローラ7の駆動ローラ13のローラ径と搬送ローラ8の駆動ローラ15のローラ径とが同じである場合、搬送ローラ8の駆動ローラ15の周速は、レジストローラ7の駆動ローラ13の周速よりも大きい。そのため、原稿の先端が搬送ローラ8の駆動ローラ15とピンチローラ16とに挟まれて、駆動ローラ15およびピンチローラ16から原稿に搬送力が付与された後は、搬送ローラ8により原稿が引っ張られて、レジストローラ7が原稿に連れ回されることにより増速する。その結果、図8に示されるように、原稿がレジストローラ7から離れるまでの間に、レジストローラ駆動伝達機構42の被駆動係合部55が駆動係合部54からレジストローラギヤ51の正転方向の下流側に離れる。
一方、CPU34は、ADFモータ35の正転開始後、レジ後センサ23の出力信号がオン信号であるか否かを繰り返し判断する(S13)。レジストローラ7から搬送力を受けた原稿の先端がレジ後センサ23のアクチュエータ24の位置に到達し、原稿がアクチュエータ24に接触すると、アクチュエータ24が変位して、レジ後センサ23からオン信号が出力される。CPU34は、レジ後センサ23の出力信号がオン信号であると判断すると(S13:YES)、次に、レジ後センサ23の出力信号がオフ信号であるか否かを繰り返し判断する(S14)。
原稿の後端がアクチュエータ24から離れると、アクチュエータ24が変位して、レジ後センサ23から出力される信号がオン信号からオフ信号に切り替わる。これに応じて、CPU34は、レジ後センサ23の出力信号がオフ信号であると判断すると、トレイセンサ21の出力信号がオフ信号であるか否かを判断する(S15)。トレイセンサ21の出力信号がオン信号である場合(S15:NO)、つまり供給トレイ2に原稿が支持されている場合、CPU34は、先の原稿の搬送中にレジ後センサ23からオン信号が出力されていた時間に基づいて、その原稿のサイズがA6以下のサイズであるか否かを判断する(S16)。
原稿のサイズがA6以下のサイズである場合など、原稿の搬送方向の長さが短い場合は、図9に示されるように、原稿が搬送ローラ8から搬送力を受け始めてから、原稿がレジストローラ7を離れるまでの時間が短く、レジストローラ7が原稿に連れ回される量が少ないため、被駆動係合部55が駆動係合部54からレジストローラギヤ51の正転方向の下流側に離れる距離が少ない。そこで、CPU34は、原稿のサイズがA6以下のサイズであると判断した場合には(S16:YES)、モータドライバを制御して、ADFモータ35を第1所定量だけ逆転させる(S17)。このADFモータ35の逆転駆動時は、正転駆動時よりもモータ回転速度が大きくされる。ADFモータ35の逆転により、図10に示されるように、分離ローラギヤ45が正転方向と反対方向の逆転方向に回転し、分離ローラ駆動伝達機構41の駆動係合部48が被駆動係合部49から分離ローラギヤ45の逆転方向の下流側、言い換えれば、正転方向の上流側に離れる。また、レジストローラギヤ51が正転方向と反対方向の逆転方向に回転し、レジストローラ駆動伝達機構42の駆動係合部54が被駆動係合部55からレジストローラギヤ51の逆転方向の下流側、言い換えれば、正転方向の上流側に離れる。これにより駆動係合部54と被駆動係合部55の位置関係を読取ジョブ実行前の状態に近づける。
また、ADFモータ35の逆転時には、レジストローラギヤ51の逆転方向の回転により、レジストローラギヤ51と噛合している振子ギヤ65がレジストローラギヤ51の逆転方向の下流側に移動する。そして、振子ギヤ65が中間ギヤ62と噛合する。そのため、レジストローラギヤ51から振子ギヤ65および中間ギヤ62,63,64を介して搬送ローラギヤ61に駆動力が伝達され、搬送ローラギヤ61の回転方向が変わらずに正転方向に回転する。これにより、搬送ローラ8は、原稿を搬送方向の下流側に押し出す方向、つまり正転方向に回転を続ける。なお、第1所定量の逆転駆動は、搬送ローラによって搬送方向下流側へ押し出された原稿の先端が読み取り前センサ25に至る前に終了するように設定される。
ADFモータ35の第1所定量の逆転後、CPU34は、モータドライバを制御して、ADFモータ35を再び正転させる(S12)。ADFモータ35の正転により、供給トレイ2に支持されている次の原稿が1枚に捌かれて、その1枚の原稿が駆動ローラ11およびピンチローラ12から受ける搬送力により搬送される。また、レジストローラギヤ51が正転方向に回転するので、レジストローラギヤ51と噛合している振子ギヤ65がレジストローラギヤ51の正転方向の下流側に移動して、振子ギヤ65が搬送ローラギヤ61と再び噛合する。以降の各部の動作は、前述したとおりである。
供給トレイ2に支持されている原稿がなくなって、トレイセンサ21の出力信号がオフ信号である場合(S15:YES)、CPU34は、読取前センサ25の出力信号がオフ信号であるか否かを判断する(S18)。原稿の後端が読取前センサ25のアクチュエータ26から離れて、読取前センサ25の出力信号がオン信号からオフ信号に切り替わると、CPU34は、読取前センサ25の出力信号がオフ信号であると判断する(S18:YES)。そして、CPU34は、モータドライバを制御して、ADFモータ35を第2所定量だけ逆転させて(S19)、図3に示される一連の処理を終了する。ADFモータ35の逆転により、図11に示されるように、分離ローラギヤ45が正転方向と反対方向の逆転方向に回転し、分離ローラ駆動伝達機構41の駆動係合部48が被駆動係合部49から分離ローラギヤ45の逆転方向の下流側、言い換えれば、正転方向の上流側に離れる。また、レジストローラギヤ51が正転方向と反対方向の逆転方向に回転し、レジストローラ駆動伝達機構42の駆動係合部54が被駆動係合部55からレジストローラギヤ51の逆転方向の下流側、言い換えれば、正転方向の上流側に離れる。これにより駆動係合部54と被駆動係合部55の位置関係を読取ジョブ実行前の状態に戻す。第2所定量は第1所定量よりも大きく設定される。
<作用効果>
以上のように、原稿の搬送時に、原稿のサイズがA6サイズ以下であるか否か、言い換えれば、原稿の搬送方向の長さがA6の縦サイズ以下であるか否かが判断される。原稿のサイズがA6サイズ以下である場合には、原稿がレジ後センサ23の検出位置を通過し終えた後に、ADFモータ35が逆転駆動される。この逆転駆動により、レジストローラギヤ51がADFモータ35の正転駆動時と逆方向に回転し、レジストローラギヤ51と一体回転可能に設けられる駆動係合部54がレジストローラ7の駆動ローラ13と一体回転可能に設けられる被駆動係合部55から離間する。その結果、次の原稿の搬送に備えて、駆動係合部54と被駆動係合部55との間隔、つまりレジストローラギヤ51とレジストローラとの間の遊び角度を大きく確保することができる。これにより、次の原稿の搬送時に、原稿の先端がレジストローラ7に到達してから駆動係合部54が被駆動係合部55に係合してレジストローラ7が回転し始めるまでの空走時間を確保でき、原稿のスキューを良好に補正することができる。
また、供給トレイ2に原稿が支持されておらず、トレイセンサ21が原稿を検出していない場合、つまりトレイセンサ21の出力信号がオフ信号である場合に、レジ後センサ23が原稿を検出しなくなった後であって、読取前センサ25が原稿を検出しなくなった後に、ADFモータ35が第2所定量だけ逆転駆動される。これにより、新たなジョブの実行による原稿の搬送時に、原稿の先端がレジストローラ7に到達してから駆動係合部54が被駆動係合部55に係合してレジストローラ7が回転し始めるまでの空走時間を確保でき、原稿のスキューを良好に補正することができる。
分離ローラ駆動伝達機構41には、分離ローラギヤ45と、分離ローラギヤ45と一体に回転する駆動係合部48と、分離ローラ6の駆動ローラ11と一体に回転する被駆動係合部49とが設けられており、駆動係合部48が被駆動係合部49と係合するまでに遊びを有している。これにより、原稿の搬送時に、ADFモータ35の正転開始から分離ローラ6の回転開始までに空走時間を設けることができる。
搬送ローラ駆動伝達機構43には、レジストローラギヤ51と噛合する振子ギヤ65が設けられている。ADFモータ35の正転駆動時には、振子ギヤ65が搬送ローラギヤ61と噛合し、レジストローラギヤ51から振子ギヤ65を介して搬送ローラギヤ61に駆動力が伝達される。一方、ADFモータ35の逆転駆動時には、振子ギヤ65が中間ギヤ62と噛合し、レジストローラギヤ51から振子ギヤ65および中間ギヤ62,63,64を介して搬送ローラギヤ61に駆動力が伝達される。これにより、ADFモータ35の逆転駆動時にも、搬送ローラギヤ61が正転方向に回転するので、原稿が搬送ローラ8により搬送方向の上流側に押し戻されず、搬送ローラ8による原稿の搬送を継続することができる。
ADFモータ35の逆転駆動時は、正転駆動時よりもモータ回転速度が大きくされる。これにより、ADFモータ35の正転駆動と逆転駆動との切り替えによる振子ギヤ65の移動に要する時間を短縮でき、その切り替えによるロス(原稿に搬送力が付与されない期間)を低減できる。
また、レジストローラ7のピンチローラ14には、原稿からピンチローラ14に入力されるトルクが所定値を越えるまでピンチローラ14の回転を抑制するトルクリミッタ17が設けられている。これにより、腰の強い原稿がレジストローラ7のピンチローラ14の周面に突き当たったときに、ピンチローラ14が回転することを抑制でき、その回転により原稿に搬送力が付与されることを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
また、前述の実施形態では、CPU34が各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC31が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
本発明に係る媒体搬送装置は、画像読取装置1に限らず、プリンタなど、用紙などの媒体を搬送する構成を必要とする装置に広く適用することが可能である。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:画像読取装置
2:供給トレイ
6:分離ローラ
7:レジストローラ
8:搬送ローラ
13:駆動ローラ
14:ピンチローラ
17:トルクリミッタ
21:トレイセンサ
23:レジ後センサ
34:CPU
35:ADFモータ
41:分離ローラ駆動伝達機構
42:レジストローラ駆動伝達機構
43:搬送ローラ駆動伝達機構
45:分離ローラギヤ
48:駆動係合部
49:被駆動係合部
51:レジストローラギヤ
54:駆動係合部
55:被駆動係合部

Claims (7)

  1. 駆動源と、
    媒体を支持するトレイと、
    前記トレイに支持される媒体を1枚ずつに分離させて搬送する分離ローラと、
    前記駆動源からの駆動力を前記分離ローラに伝達する分離ローラ駆動伝達機構と、
    前記分離ローラに対して媒体の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラと、
    前記駆動源からの駆動力を前記レジストローラに伝達するレジストローラ駆動伝達機構と、
    前記レジストローラに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、媒体を検出する第1センサと、
    前記第1センサに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、媒体を検出する第2センサと、
    制御部と、を備え、
    前記レジストローラ駆動伝達機構は、
    前記駆動源からの駆動力により回転する第1駆動部材と、
    前記第1駆動部材と一体回転可能に設けられる第1駆動係合部と、
    前記レジストローラと一体回転可能に設けられ、前記駆動源の駆動方向が切り替えられた際、前記第1駆動係合部と係合するまでに所定の遊びを有する第1被駆動係合部と、を含み、
    前記制御部は、
    媒体の搬送時に前記第1センサが媒体を検出している時間に基づいて、媒体の前記搬送方向の長さが所定長さ以下であるか否かを判断し、
    媒体の前記搬送方向の長さが前記所定長さ以下であると判断した場合、後続の媒体が前記トレイから搬送される前に、前記駆動源を第1所定量だけ逆転駆動させ、媒体の前記搬送方向の長さが前記所定長さよりも大きいと判断した場合、前記駆動源を逆転駆動させず、
    前記第1所定量の逆転駆動を、搬送中の媒体の先端が前記第2センサに至る前に終了させる、媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置であって、
    前記トレイに支持される媒体を検出するトレイセンサ、をさらに備え、
    前記トレイセンサが媒体を検出していない場合に、前記第1センサが媒体を検出しなくなった後に、前記駆動源を前記第1所定量よりも大きく設定される第2所定量だけ逆転駆動させる、媒体搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の媒体搬送装置であって、
    前記分離ローラ駆動伝達機構は、
    前記駆動源からの駆動力により回転する第2駆動部材と、
    前記第2駆動部材と一体回転可能に設けられる第2駆動係合部と、
    前記分離ローラと一体回転可能に設けられ、前記駆動源の駆動方向が切り替えられた際、前記第2駆動係合部と係合するまでに所定の遊びを有する第2被駆動係合部と、を含む、媒体搬送装置。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の媒体搬送装置であって、
    前記レジストローラに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記駆動源の正転駆動および逆転駆動にかかわらず、前記駆動源の駆動力を前記搬送ローラが媒体を前記搬送方向の下流側に搬送する方向に回転する駆動力として、前記搬送ローラに伝達する搬送ローラ駆動伝達機構と、をさらに備える、媒体搬送装置。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の媒体搬送装置であって、
    前記制御部は、前記駆動源を逆転駆動させる場合、前記駆動源を正転駆動時よりも速い速度で逆転駆動させる、媒体搬送装置。
  6. 請求項1~5いずれか一項に記載の媒体搬送装置であって、
    前記レジストローラは、前記駆動源からの駆動力が前記レジストローラ駆動伝達機構を介して伝達される駆動ローラと、周面が前記駆動ローラの周面に当接するよう設けられ、前記駆動ローラに従動して回転するピンチローラと、を含み、
    前記ピンチローラには、前記媒体から前記ピンチローラに入力されるトルクが所定値を越えるまで、前記ピンチローラの回転を抑制するトルクリミッタが設けられている、媒体搬送装置。
  7. 駆動源と、
    媒体を支持するトレイと、
    前記トレイに対して前記トレイから搬送される媒体の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラと、
    前記駆動源からの駆動力を前記レジストローラに伝達するレジストローラ駆動伝達機構と、
    前記レジストローラに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、媒体を検出する第1センサと、
    前記第1センサに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、媒体を検出する第2センサと、
    制御部と、を備え、
    前記レジストローラ駆動伝達機構は、
    前記駆動源からの駆動力により回転する第1駆動部材と、
    前記第1駆動部材と一体回転可能に設けられる第1駆動係合部と、
    前記レジストローラと一体回転可能に設けられ、前記駆動源の駆動方向が切り替えられた際、前記第1駆動係合部と係合するまでに所定の遊びを有する第1被駆動係合部と、を含み、
    前記制御部は、
    媒体の搬送時に前記第1センサが媒体を検出している時間に基づいて、媒体の前記搬送方向の長さが所定長さ以下であるか否かを判断し、
    媒体の前記搬送方向の長さが前記所定長さ以下であると判断した場合、後続の媒体が前記トレイから搬送される前に、前記駆動源を第1所定量だけ逆転駆動させ、媒体の前記搬送方向の長さが前記所定長さよりも大きいと判断した場合、前記駆動源を逆転駆動させず、
    前記第1所定量の逆転駆動を、搬送中の媒体の先端が前記第2センサに至る前に終了させる、媒体搬送装置。
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