JPH06321405A - 用紙の反転搬送装置 - Google Patents

用紙の反転搬送装置

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JPH06321405A
JPH06321405A JP6069954A JP6995494A JPH06321405A JP H06321405 A JPH06321405 A JP H06321405A JP 6069954 A JP6069954 A JP 6069954A JP 6995494 A JP6995494 A JP 6995494A JP H06321405 A JPH06321405 A JP H06321405A
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JP
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reversing
sheet
roller
paper
roller device
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JP6069954A
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Hiroshi Tagawa
宏 田川
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の反転路から送り出す用紙を、
搬送路の基準線から離間させる状態に設定することによ
り、その後で用紙を基準線に当接させて整合作用を容易
に行い得るようにする。 【構成】 用紙反転路に配置する反転ローラ装置10
は、2つのローラ装置11、15を軸方向に分割したも
のとして構成し、ジョイント部材20により連動させる
手段を構成する。本発明の装置では、軸を接続するジョ
イント部材20は、駆動軸16のピン19が回転方向に
若干の遊びを有する状態で駆動力の伝達を行うように
し、用紙を搬入する際には、2つのローラ装置が連動し
て用紙の搬送を行うが、用紙を排出させる際には、基準
線側のローラ装置が先に駆動されるので、用紙を斜めに
した状態で排出させるようにして、次の用紙整合装置に
向けて搬送させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やプリ
ンタ等の装置において、用紙搬送路に配置する反転機構
に関し、特に、反転機構から送り出される用紙の側面を
基準線から離間させ、次の装置に設けた整合手段によ
り、用紙の側面を基準線に沿わせて整合させ得るように
する用紙の反転搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ等の装置にお
いては、給紙トレイ等から送り出される用紙を、用紙搬
送路に配置するローラ装置を用いて搬送し、感光体ドラ
ムに形成されるトナー画像を用紙に転写した後で、定着
装置を通して定着し、コピーを排出させる手段を用いて
いる。前記画像形成装置においては、用紙の一方の側に
のみ画像を形成したものを、そのまま排出トレイに向け
て排出する手段を用いることの他に、定着装置から排出
トレイとを結ぶ排出路の途中に反転装置を配置して、コ
ピーを反転排出させる手段を用いる場合がある。前記反
転装置を設ける例としては、例えば、実開平1−137
952号公報等に示されるような装置が知られており、
前記従来例では、用紙をインバートシュートを用いて反
転排出させることができるようにされる。
【0003】また、前記反転排出機構を配置することの
他に、例えば、特開昭63−196454号公報等に示
される電子写真複写機のように、片面コピー用紙として
作成された用紙を、反転手段を用いて反転させる状態
で、中間トレイに向けて送り込む機構を設けることも知
られている。前記自動両面複写機では、定着装置を通し
て片面コピー用紙として作成された用紙を、中間トレイ
への戻し路に向けて案内し、前記中間トレイの直前部に
配置する反転路で、反転ローラ装置を用いて反転させる
ようにしている。そして、前記中間トレイから送り出さ
れる用紙は、感光体ドラムからの画像転写部で、用紙の
裏面が対応する状態となるので、両面コピーの作成の作
業を容易に行い得るようにされる。
【0004】ところが、前述したように、反転装置を用
紙搬送路に組み込んだ場合に、反転路から送り出される
用紙が、基準線に沿って正確に搬送されないという問題
が発生する場合がある。例えば、用紙搬送路や反転装置
では、多数の搬送ローラ装置を配置し、また、反転路に
は反転ローラ装置を配置しており、それ等のローラ装置
では、軸に対して複数のローラ部材を串刺し状に設けた
ものが用いられている。前記反転ローラ装置や搬送ロー
ラ装置では、ローラ部材の弾力性や、径の違い等によ
り、用紙の幅方向に均一な搬送作用を発揮できないとい
う問題が発生しやすく、用紙が基準線に対して正確に摺
動する状態で整合され得ないことがある。
【0005】そこで、前述したような問題を解消するた
めに、例えば、実開平1−166654号公報等に示さ
れるように、用紙搬送路の所定の位置に用紙整合装置を
設けることが考えられる。前記従来例では、用紙搬送路
の上流部に斜めローラを配置し、用紙を搬送しながら基
準線から離間させる方向に移動させるようにしている。
その後で、前記斜めローラの下流部に配置する整合ロー
ラ部材を用いて、用紙を基準線に沿わせる状態に補正
し、次の段階に向けて用紙を整合させた状態で送り出す
ことができるようにされる。したがって、前述したよう
な用紙整合装置を用いることにより、用紙を整合させる
状態で、次の処理段階に向けて給紙することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな用紙整合装置を用いるためには、用紙搬送路を長く
形成することが必要であり、小型に構成しようとする装
置では、容易に適用できないという問題がある。また、
従来の反転装置では、図16に示されるように、駆動軸
2に対して複数のローラ部材3を串刺し状に取り付け
て、反転ローラ装置1を構成し、前記駆動軸2の両側を
軸受4により支持する手段を用いている。前記反転ロー
ラ装置1においては、反転路の側部に駆動装置5を配置
し、モータ6と駆動軸の間に配置するギヤ装置7を介し
て駆動軸に対する駆動を行うようにしている。前記駆動
装置5は、モータ6を正逆方向に駆動することにより、
駆動ローラを任意の方向に回転させて、用紙Pを往復さ
せる状態で搬送することができる。
【0007】ところが、前記図16に示されるような反
転ローラ装置では、用紙を一方の側に搬送する場合と、
図17のように戻し方向に搬送する場合では、反転ロー
ラ装置1による搬送作用が同じように付与されるので、
用紙反転路8から反転排出される用紙PAが、基準線9
に押圧される状態で送り出されるために、用紙の整合が
良好に行われない場合がある。例えば、用紙を搬送する
ローラ装置が、用紙を斜め送り(スキュー)させるよう
な欠点を持っている場合には、反転装置から排出される
用紙が、基準線に対して整合されないままで、用紙搬送
路に向けて送り出されることがある。そして、前述した
ような用紙反転装置では、次の処理工程の直前部で、用
紙に対する整合作用を付与することが必要となるため
に、装置の構成が複雑になる等の問題がある。
【0008】さらに、反転装置から整合されない状態で
用紙が送り出された場合には、例えば、実開昭64−3
6371号公報等に示されるように、中間トレイ等に用
紙を収容する機構に、用紙を整合させるための手段を設
けることが必要となり、装置の機構がさらに複雑になる
という問題が残る。したがって、前述したような従来の
反転装置では、用紙の整合を行うための別の手段を付属
させて設けることが必要となり、用紙搬送装置の構成を
簡素化することに対して多くの障害が残っている。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の反転装
置の問題を解消するもので、用紙反転路に配置する反転
ローラ装置により用紙を搬入する際には、用紙を基準線
に沿わせる状態で搬送作用を行い、用紙反転路から用紙
を送り出す状態では、用紙の側面または送り出し側の角
の部分を基準線から離間させて送り出し作用を発揮でき
るようにする装置を提供することを目的とし、その後の
用紙に対する整合作用を容易に行い得るようにする装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
の用紙反転路に配置する反転搬送装置を、反転ローラ等
の装置により構成し、前記反転搬送装置を正逆方向に駆
動するとともに、案内手段を介して用紙を反転排出する
装置に関する。本発明においては、前記反転装置により
反転された用紙の先端部の角の部分を、用紙搬送路の基
準線から離間させ、斜めに姿勢を変更する状態にして送
り出す機構を設けている。また、本発明においては、前
記反転装置に反転ローラ装置を配置し、前記反転ローラ
装置を軸方向に分割したローラ部材として構成し、基準
線側のローラ装置に対して、他の側のローラ装置の駆動
開始時間に遅れを持たせる駆動機構を配置することがで
きる。さらに、本発明においては、反転ローラ装置を構
成する2つのローラ部材の間に、遊びを持たせて駆動力
を伝達するジョイント部材を配置し、基準線側のローラ
部材を駆動開始した後で、他方のローラ部材の駆動開始
時間に遅れを持たせて駆動する手段を構成することがで
きる。前記構成に加えて、本発明においては、両ローラ
部材に対して別個に駆動装置を配置し、各駆動装置に対
する駆動開始信号に、時間差を設定して駆動する手段を
設けることができる。
【0011】前記構成に加えて、本発明の反転ローラ装
置では、前記用紙反転路に挿入される用紙の側面を基準
線に沿わせる状態で移動させ、用紙反転路から送り出す
際には、用紙の側面を基準線に対して所定の間隔だけ離
間させて送り出す機構を設けることが可能である。ま
た、本発明においては、前記用紙反転路に配置するロー
ラ装置を軸方向に移動可能に構成し、前記ローラ装置に
対して駆動手段と軸を往復移動させる手段を配置し、反
転搬送路に用紙を挿入する動作と、用紙を送り出す動作
に対応させて、ローラ装置の軸を往復方向に移動させる
ことできる。
【0012】
【作用】前述したように、反転装置に配置する反転ロー
ラ装置を2つの軸方向に分割したローラ部材で構成し、
基準線側のローラ装置を先に駆動する駆動手段を配置す
ることにより、用紙を反転路から送り出す際に、用紙の
側面を基準線から離間させる方向にスキューさせること
ができる。また、用紙を反転路に挿入する際には、2つ
のローラ部材が連動する状態で、用紙に対する搬送作用
を付与するので、反転の動作を行う場合にのみ、用紙整
合装置の性能を発揮することができる。
【0013】さらに、本発明においては、反転搬送路に
配置するローラ装置に対して、軸方向に移動を許容する
駆動手段を配置し、用紙を反転路から送り出す際に、ロ
ーラ装置を軸方向に移動させて用紙の側面を基準線から
離間させる状態で送り出し作用を発揮させることかでき
る。また、前記ローラ装置を軸方向に移動させるために
は、軸をソレノイドにより移動させる手段を用いるこ
と、または、駆動手段を用いて軸を移動させる手段を用
いることが可能である。そして、反転装置から送り出さ
れる用紙は、基準線から離間させる方向で排出するの
で、その後の処理工程では、用紙整合装置の構成を簡素
化することができる。さらに、反転路に配置する反転ロ
ーラ装置では、駆動機構と連動機構とを簡素化すること
ができるので、電子写真複写機等の用紙搬送路の構成が
複雑になることはなく、小型の装置等においても容易に
適用が可能である。
【0014】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の用紙の
反転搬送装置を説明する。図1に示される例は、反転ト
レイや反転路等に配置する反転ローラ装置10の構成を
示しているもので、前記反転ローラ装置10を用いて用
紙を用紙搬送路内で往復搬送する状態で、用紙を反転さ
せて送り出す機構に組み込むことができる。前記反転ロ
ーラ装置10は用紙搬送路の幅方向の所定の位置で分割
され、基準線側ローラ装置11と他側部のローラ装置1
5とをジョイント部材20を介して接続している。前記
反転ローラ装置10を構成する一方のローラ装置11
は、用紙搬送路の基準線側の側部に駆動装置25を配置
して、駆動軸12に対する駆動を行うが、前記駆動軸1
2を軸受14により支持し、その軸に対して所定の間隔
で、ゴム等で構成したローラ部材13を設けている。
【0015】また、前記駆動装置25では、モータ26
と駆動軸12との間にギヤ装置27を配置し、前記モー
タ26を正逆方向に駆動可能なモータで構成することに
より、ローラ装置を正逆方向に駆動できるようにする。
前記基準線側ローラ装置11の駆動軸12に対して、ジ
ョイント部材20を介して接続される他側部のローラ装
置15は、駆動軸16にローラ部材17を串刺し状に設
けたもので構成し、基準線側ローラ装置の駆動軸12の
回転に連動して回転される。前記ジョイント部材20
は、円筒状の部材の中心軸を駆動軸に一致させて配置
し、基準線側ローラ装置11の駆動軸12に突出させて
設けたピン12aを、前記ジョイント部材20の本体の
内部に埋め込む状態で係止する。また、ジョイント部材
20の他方の側には、駆動軸16の軸が入る空間を形成
し、図2に示されるように、駆動軸16のピン19がジ
ョイント部材の空間部21に入るようにされる。
【0016】前記図2に示されるジョイント部材20の
例において、軸が入り込む中央部の空間に対して、その
円周方向に所定の角度で2つの突部22を他側部のロー
ラ装置の方向に突出させて設け、突部22の間には、空
間部21を設けている。そして、前記空間部21に入り
込んだピン19は、ジョイント部材が駆動軸の回転に追
従して、突部22の一方の側に押される状態で回転す
る。したがって、図1に示されるように、用紙Pを反転
路内で一方向に搬送する際に、反転ローラ装置10があ
らかじめ一定の方向に駆動されている状態にあるから、
前記反転ローラ装置10の2つのローラ装置11、15
は同期する状態で回転され、用紙を上流部から送られて
くる状態のままで、下流部に向けて送る動作を行う。
【0017】これに対して、反転ローラ装置10が反転
モードにある場合には、図5に示すように、用紙の後端
部が反転ローラ装置10にニップされている状態で一旦
停止され、その後で、駆動装置を逆転方向に駆動して、
用紙を戻す作用を行うことになる。その際には、ジョイ
ント部材20では、基準線側ローラ装置11の駆動軸1
2の回転が停止された後で、図3のように、逆転方向に
駆動が開始されるが、前記駆動軸に設けたジョイント部
材20では、停止状態にあるローラ装置15のピン19
に対して、ジョイント部材20が所定の角度だけ回転す
る間は、駆動の伝達を行わない状態になる。そして、前
記ジョイント部材20が一定の角度だけ回転すると、図
4のように、突起の他の側がローラ装置15の駆動軸1
6に設けたピン19に当接する状態で、基準線側ローラ
装置11と他側部のローラ装置15とを連動させる状態
で回転させる動作を行うようになる。
【0018】前記図4に示されるように、2つのローラ
装置を接続するジョイント部材20の部分で、基準線側
ローラ装置の回転に対して、他側部のローラ装置の回転
のタイミングに遅れを持たせることにより、図5に示す
ように、用紙がスキューを生じる状態で反転方向に搬送
する作用が行われる。つまり、反転された用紙Pに対し
て、反転ローラ装置10の一方の基準線側ローラ装置1
1が先に搬送作用を付与し、その後で、他側部のローラ
装置15が搬送作用を付与するので、反転される用紙P
の先端部Paは、ローラ装置の軸線に対して所定の角度
θだけ傾斜する状態で送り出される。そして、用紙搬送
路内で反転方向に搬送される用紙Pは、図6に示される
ように、基準線9に対して、用紙の先端部の角の部分
が、間隔hだけズレを生じ、用紙搬送路の搬送方向の直
角な線に対して、用紙の先端部Paが角度θだけ斜めに
なる状態で送り出される。
【0019】したがって、前述したような状態で、用紙
を反転させて搬送することにより、次の工程では、用紙
がガイド部材等に衝突する等の不都合が発生することが
なくなる。そして、例えば、用紙を中間トレイに向けて
案内するための反転装置を構成する場合には、前記中間
トレイに対しては、斜めローラ等を設けるだけで、用紙
に対する整合の作用を容易に行うことができるものとな
る。さらに、前記反転ローラ装置を他の装置に適用する
場合でも、その後の処理工程では、用紙整合装置の機構
を簡素化することができるものとなる。
【0020】前記図1に示されるように、反転ローラ装
置に対して1つの駆動装置を配置し、ジョイント部材を
介して基準線側ローラ装置と他側部のローラ装置との連
動駆動を行う手段を構成することの他に、本発明におい
ては、図7に示されるように、反転ローラ装置30を構
成する2つのローラ装置に対して、それぞれ別個に駆動
装置35、35aを配置する装置を構成することができ
る。前記図7に示される反転ローラ装置30では、基準
線側ローラ装置31と他側部のローラ装置31aの2つ
のローラ装置を配置し、それぞれのローラ装置を別個の
モータ36、36aを用いて駆動する機構を設けてい
る。そして、前記反転ローラ装置30により、用紙を一
方向に搬送する際には、両ローラ装置31、31aを連
動させる状態で駆動し、用紙をスキューさせることがな
い状態で搬送する。
【0021】これに対して、用紙を反転させて送り出す
際には、基準線側ローラ装置31を先に駆動することに
より、用紙の基準線側の部分を先に送り出す作用を付与
する。そして、前記基準線側ローラ装置を駆動開始した
後で、所定の時間差を設定して、他側部のローラ装置3
1aのモータ36aを駆動することにより、用紙をスキ
ューさせる状態で反転方向に送り出すことができる。な
お、前記反転ローラ装置30に配置する2つのモータ3
6、36aの各々に対して、駆動を開始するタイミング
は、画像形成装置の制御装置からの駆動信号により行う
ことが可能であるから、前記2つのローラ装置の駆動開
始時間の差は、用紙搬送路内で用紙に生じるスキューの
程度に対応させて、任意に設定することができる。
【0022】
【実施例 2】前記本発明の実施例では、反転ローラ装
置のローラ装置を2つの軸に分割して構成しているが、
本発明の反転ローラ装置では、1本の長い軸に対してロ
ーラ部材を串刺し状に取り付け、前記軸を支持する軸受
けに対して軸を摺動可能に設けることができる。図8に
示される反転ローラ装置40においては、駆動軸41に
対して複数のローラ部材42……を串刺し状に取り付
け、前記駆動軸を軸受43、43aに対して軸方向に摺
動可能に設けている。また、駆動軸41の端部には被駆
動ギヤ45を配置し、モータ47により駆動される駆動
ギヤ46を被駆動ギヤ45に噛み合わせるように設けて
いる。前記被駆動ギヤ45は、幅の広いものとして構成
されており、駆動軸が軸方向に摺動した状態でも、駆動
ギヤ46と被駆動ギヤ45の噛み合い状態を継続可能に
構成している。
【0023】また、反転ローラ装置40の駆動軸41の
端部に横移動装置50を配置しており、前記横移動装置
50は、駆動軸の端部に固定した係合部材51と、ソレ
ノイド52により作動されるリンク53および、スプリ
ング54から構成される。そして、ソレノイド52とス
プリング54によりリンク53を軸方向に移動させるこ
とにより、係合部材51を介して駆動軸を軸方向に往復
移動させることができるように構成している。本発明の
装置では、反転搬送路内で用紙を導入する際には、図8
に示すように、反転ローラ装置40では基準線9に沿わ
せて用紙Pを搬送する状態にするために、係合部材50
のリンク53をスプリング54により右側に移動させた
状態を保持して反転ローラ装置を駆動する。その際に、
反転ローラ装置に対する駆動装置においては、駆動軸が
移動した場合でも、駆動軸41に設けた被駆動ギヤ45
を幅の広いものとして構成することにより、駆動ギヤ4
6の噛み合い状態を正確に維持でき、用紙を反転排出さ
せることができる。
【0024】これに対して、用紙を反転搬送路から送り
出す際には、図9に示すように、駆動軸41を逆転方向
に駆動するとともに、ソレノイドを駆動して駆動軸41
を図の左側に摺動させるようにする。そして、用紙Pの
側面Pbを基準線9に対して間隔hだけ離間させる状態
で、用紙を送り出すことにより、その後の用紙の整合作
用を容易に行うことができるようにする。なお、前記図
8、9に示された例では、反転搬送路から用紙を送り出
す際には、用紙を反転ローラ装置40により送り出し方
向に搬送する途中でソレノイドを作動させて、用紙の側
面を基準線から離間させる作用を行うと、用紙の側面を
基準線から離間させる作用を良好に行うことが可能にな
る。
【0025】したがって、前述したような駆動軸の移動
方式を用いることにより、反転搬送路から用紙を送り出
す際に、用紙を基準線から所定の間隔だけ離間させる状
態にすることが可能になる。なお、前記駆動軸を軸方向
に移動させるための手段としては、ソレノイドを使用す
ることの他に、他の任意の軸に対する往復移動手段を設
けることができる。例えば、軸の一方の端部にカム部材
を配置し、他方の端部にスプリングによる押圧手段を配
置して、カム部材をモータ等の駆動手段により回転させ
るような手段を用いることによっても、用紙の移動を行
う機構を構成することができる。さらに、前記図8に示
す係合部材においても、ソレノイドにより作動されるリ
ンクの先端部を、駆動軸に設けた係合部材51の2枚の
円板状部材の間に挿入しているが、その他に、1枚の円
板部材に対して、リンクの先端部に二又状のアームを介
して2つの小さなローラを配置して、横移動手段を構成
することもできる。
【0026】前記図8の実施例の他に、本発明において
は、駆動軸に設けた被駆動部材と、モータにより駆動さ
れる駆動手段との間で、駆動軸を軸方向に移動させる作
用を発揮できる駆動手段を設けることができる。例え
ば、図10に示される例では、反転ローラ装置40の駆
動軸41を軸受43、43aに対して軸方向に摺動可能
に設け、駆動軸の両側にストッパ部材44、44aを配
置して、軸の移動範囲を限定して設けている。また、前
記駆動軸の一方の端部には、被駆動プーリ61を配置
し、モータ63により駆動される駆動プーリ62とによ
り移動・駆動装置60を構成している。前記被駆動プー
リ61と駆動プーリ62とは、ゴムローラ部材等の摩擦
係数の大きな材料により構成され、駆動プーリ62の回
転を被駆動プーリ61に対して正確に伝達できるような
部材として構成される。
【0027】前記駆動軸41に設ける被駆動プーリ61
に対して、駆動プーリ62の軸を所定の角度だけ傾斜さ
せて配置し、駆動プーリ62の回転が被駆動プーリに対
する駆動の伝達を行うとともに、駆動プーリ62の回転
により被駆動プーリ61を軸方向に移動させるような作
用を発揮する機構を構成している。そこで、前記移動・
駆動装置60において、反転ローラ装置40を用紙を搬
入する方向に駆動する際には、駆動プーリ62と被駆動
プーリ61の摩擦により、軸を右方向に移動させるよう
な作用を発生させて、被駆動プーリ61を介して軸を回
転させ、用紙を搬入させる作用を行うようにする。そし
て、駆動軸41の右側の端部がストッパ部材44に当接
する状態に位置決めが行われ、用紙を反転搬送路内で、
搬入方向に駆動して用紙の側面を基準線9に沿わせて移
動させるようにする。
【0028】これに対して、用紙を反転搬送路から送り
出す際には、駆動プーリ62を逆方向に回転させること
により、反転ローラ装置の駆動軸41に対して図の左側
に摺動させるような作用を付与し、軸の左側の端部がス
トッパ部材44aに当接される状態で位置決めが行われ
る。そして、反転ローラ装置40が用紙を搬送しなが
ら、軸方向に移動する作用が行われるので、用紙の側面
が基準線に所定の間隔hだけ離間した状態で搬送作用が
行われることになる。したがって、反転ローラ装置を逆
転方向に駆動しながら用紙を送り出す状態では、用紙の
側面が基準線に沿った位置から、基準線に対して間隔h
だけ離間する状態にまで幅方向に移動されて、用紙を次
の整合装置に向けて送り出すことができるようにされ
る。
【0029】前記図10の移動・駆動装置とは別に、本
発明においては、図11に示すように、斜めの歯を設け
た駆動ギヤ67を被駆動ギヤ66に噛合わせる状態の移
動・駆動装置65を構成することもできる。前記図11
の移動・駆動装置65では、モータ68により駆動され
る駆動ギヤ67を、駆動軸41に対して所定の角度傾斜
させて配置し、駆動ギヤ67の歯を被駆動ギヤ66の歯
と噛み合わせることにより、モータの回転を被駆動ギヤ
に伝達する機構を構成している。そして、用紙を搬入す
る方向に反転ローラ装置40を回転させる際には、駆動
ギヤ67と被駆動ギヤ66との噛み合いにより、被駆動
ギヤ66を図の右側に移動させるような作用を発揮さ
せ、駆動軸41の端部がストッパ部材44に当接する位
置で、反転ローラ装置を回転させるようにする。
【0030】また、反転ローラ装置を逆転方向に駆動す
る際には、モータ68を反対方向に駆動することによ
り、駆動ギヤ67と被駆動ギヤ66の噛み合い部で、軸
を左側に移動させながら軸を回転させるような作用が発
揮されるので、反転ローラ装置40は回転しながら用紙
とともに移動される。そして、反転ローラ装置により反
転搬送路から送り出される用紙は、その側面Pbが基準
線9から所定の間隔hだけ離間する状態で送り出される
ようになる。なお、前記図10、11に示される例で
は、駆動軸41の両端部にストッパ部材44、44aを
配置して、軸に対する位置決めを行う機構を構成してい
るが、前記軸の移動の端部を位置決めする手段として
は、軸の端部に対応させて配置するストッパ部材の他
に、他の任意の位置決め手段を設けることができる。例
えば、駆動軸に対してリング状の部材を固定して配置
し、軸受に対してリング状の位置決め手段を当接させる
ような手段を用いても良い。前記構成の他に、本発明の
装置では、駆動軸41が軸方向に移動してストッパに当
接した際に、駆動軸をそれ以上軸方向に移動させないよ
うな手段を配置することができる。例えば、駆動モータ
と駆動軸との間の駆動伝達手段に対してトルクリミッタ
ー等を配置しておき、駆動軸の端部がストッパーに当接
した位置で駆動の伝達を切り、隣接するローラ装置によ
り用紙を搬送する方式の装置を構成することもできる。
また、前記駆動軸が用紙搬送路の巾方向に移動して、ス
トッパーにより横移動を停止された状態で、さらに軸方
向に移動させないようにする手段としては、他の任意の
機構の装置を構成することができる。
【0031】
【実施例 3】前記本発明の反転ローラ装置に対する駆
動機構の2つの例は、図12に示す自動両面複写機と、
図14の反転排出機構のいずれに対しても適用が可能で
ある。前記図12に示される自動両面複写機の例では、
片面コピー用紙として作成されたものを、中間トレイ7
6に向けて反転して送り出す部分に、反転装置70を配
置する場合を示している。前記電子写真複写機では、定
着装置から排出される片面コピー用紙を、戻し路71を
介して反転路73に案内し、前記反転路に設けた反転ロ
ーラ装置74を用いて反転させ、ゲート部材72を介し
て中間トレイ76に導入するようにしている。また、前
記中間トレイ76の上流部には排出ローラ装置75を配
置し、中間トレイ76の所定の位置には、整合作用を行
うための斜めローラ77を設けている。
【0032】前記反転路73に配置する反転ローラ装置
74において、戻し路71から送られてくる用紙に対し
ては、反転ローラ装置74は用紙の幅方向に一様な搬送
作用を付与するので、反転路内を図の下方に搬送される
状態では、用紙はそのままの状態で送られる。そして、
その用紙の後端部が反転ローラ装置74にニップされた
状態で、反転ローラ装置74に対する駆動を一旦停止
し、その後で、反転ローラ装置を反転方向に駆動して、
用紙を中間トレイに向けて送り出すようにする。そこ
で、反転路に設ける反転ローラ装置74を、前記図1な
いし図11に示すように、基準線側のローラ装置を先に
駆動し、他方のローラ装置の駆動を時間差を設けて行う
ことにより、用紙は図13に示されるように、搬送作用
が付与される。つまり、反転ローラ装置により中間トレ
イに向けて反転された状態で送られる用紙PAは、基準
線9から先端部が離間するような方向にスキューされて
おり、中間トレイ76に収容される状態では、基準線か
ら用紙の先端部が所定の間隔だけ離間している。
【0033】前述したように、反転路内に配置する反転
ローラ装置を、用紙を反転して送り出す作用を行うもの
として構成することにより、図13に示されるように、
中間トレイ76の基準線から離間した状態で収容され
る。そして、その用紙に対して、中間トレイに設けた斜
めローラ77を用いて、斜め送りの作用を付与すること
により、用紙の先端部と基準線側の側面とを、トレイの
送り出し位置に整合させて保持できるようになる。ま
た、前記図13に示されるように、中間トレイに向けて
送り込まれる用紙は、基準線側の側面が、基準線から離
間する位置を通るので、従来の中間トレイのように、ト
レイ自体を用紙の幅方向に移動させるような機構を配置
しなくても、用紙の角がガイド部材に衝突したりするこ
とがなく、用紙の収容の作用を容易に行うことができ
る。
【0034】前記図12の自動両面複写機の場合とは別
に、本発明においては、図14のように、用紙を排出ト
レイに向けて反転排出させる機構を構成することもでき
る。排出トレイに向けて用紙を反転排出させる機構は、
定着装置80と排出トレイ87とを結ぶ排出路81に対
して、ゲート部材85を介して反転トレイ82を配置し
ている。また、前記ゲート部材85の前後の部分には、
搬送ローラ装置84と排出ローラ装置86とを配置し
て、用紙に対する搬送作用を付与するものとする。さら
に、前記反転トレイ82には、その所定の位置に反転ロ
ーラ装置83を配置し、前記反転ローラ装置83を、図
1または図7、および、図8ないし11に示されたよう
なローラ部材として構成する。
【0035】一般の複写機等の装置では、画像面が上向
きの状態で排出されるので、排出トレイに堆積されるコ
ピーの頁が逆になるという問題がある。そこで、前記排
出トレイの直前部に反転手段を配置することにより、前
述したような問題を解消することができる。ところが、
排出トレイの直前部に反転機構を配置した場合には、反
転トレイを介して排出トレイに向けて送り出される用紙
が、排出トレイの基準線の外側に出るようにスキューが
発生する場合がある。
【0036】前述したような問題を解消するために、前
記図14に示されるように、反転トレイを用いる反転排
出装置を構成し、反転ローラ装置により用紙に対して強
制的にスキューを発生させる状態で、排出トレイに向け
てコピーを排出させるようにする。図15に示されるよ
うな反転装置では、反転ローラ装置によりスキューを生
じた状態で排出される用紙PAは、排出トレイ87での
基準線から離れた位置に排出される状態となるが、その
用紙の側部は基準線に当接することがないので、排出ト
レイの入口の部分で、用紙の先端部が基準線の位置にお
かれたガイド部材に当接したりすることがなくなる。し
たがって、前記本発明の反転トレイを用いた装置では、
従来の反転機構のように、用紙が符号PBで示される位
置に向けて正確に排出されなくても、排出トレイでの用
紙収容作業に支障が生じたりすることはなくなる。
【0037】前述したように、本発明の反転装置におい
ては、反転経路に配置する反転ローラ装置を、用紙の戻
し方向に搬送する際に、強制的なスキューを生じるよう
な機構の装置として構成することにより、後の処理工程
での用紙の整合の作用を補助することが可能になる。そ
して、前述したように構成される反転ローラ装置は、前
記実施例に示されるように、自動両面複写機における片
面コピー用紙の反転経路に配置することや、反転排出経
路に配置することの他に、画像形成装置の用紙搬送路の
任意の位置に配置する反転機構に組み込むことができ
る。また、前記反転ローラ装置に配置する2つのローラ
装置は、実施例に示されるように、用紙搬送路の略中央
部で2つの軸に分割することのほかに、任意の位置で分
割したものとして構成することができ、用紙搬送路内で
用紙に生じるスキューの程度等に応じて、反転ローラ装
置により用紙に生じさせるスキューの程度を任意に設定
することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の用紙の反転搬送装置は、前述し
たように構成したものであるから、反転装置に配置する
反転ローラ装置を2つの軸方向に分割したローラ部材で
構成し、基準線側のローラ装置を先に駆動する駆動手段
を配置することにより、用紙を反転路から送り出す際
に、用紙の側面を基準線に沿わせる方向にスキューさせ
ることができる。また、用紙を反転路に挿入する際に
は、2つのローラ部材が連動する状態で、用紙に対する
搬送作用を付与するので、反転の動作を行う場合にの
み、用紙整合装置の性能を発揮することができる。そし
て、反転装置から送り出される用紙は、基準線から離間
させる方向に排出されるので、その後の処理工程では用
紙整合装置を設ける必要がなく、装置の構成を簡素化す
ることができる。さらに、反転路に配置する反転ローラ
装置では、駆動機構と連動機構とを簡素化することがで
きるので、電子写真複写機等の用紙搬送路の構成が複雑
になることはなく、小型の装置等においても容易に適用
が可能である。
【0039】本発明においては、ローラ装置を軸方向に
分割して構成することの他に、反転搬送路に配置するロ
ーラ装置に対して、軸方向に移動を許容する駆動手段を
配置し、用紙を反転路から送り出す際に、ローラ装置を
軸方向に移動させて用紙の側面を基準線から離間させる
状態で送り出し作用を発揮させることかできる。そし
て、前記ローラ装置を軸方向に移動させる手段を任意の
機構で構成することができ、用紙を反転排出する際に、
用紙の側面を基準線から任意の間隔だけ離間させながら
搬送させることができる。そして、反転装置から送り出
される用紙は、基準線から離間させる方向で排出するの
で、その後の処理工程では、用紙整合装置の構成を簡素
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の反転ローラ装置の構成を示す説明図
である。
【図2】 反転ローラ装置に配置するジョイント部材の
正面図である。
【図3】 他側部のローラ装置の駆動軸が中立位置にあ
る状態の説明図である。
【図4】 他側部のローラ装置を逆転方向に駆動する状
態のジョイント部材の説明図である。
【図5】 反転ローラ装置により用紙を反転搬送する状
態のジョイント部材の説明図である。
【図6】 反転された用紙の状態を示す説明図である。
【図7】 本発明の反転ローラ装置の第2の実施例の説
明図である。
【図8】 反転ローラ装置を軸方向に移動させる例の説
明図である。
【図9】 図8の装置を用いて用紙を送り出す状態の説
明図である。
【図10】 反転ローラ装置を軸方向に移動させる第2
の実施例の説明図である。
【図11】 反転ローラ装置を軸方向に移動させる第3
の実施例の説明図である。
【図12】 自動両面複写機の反転路に反転ローラ装置
を配置する場合の説明図である。
【図13】 中間トレイに収容される用紙の説明図であ
る。
【図14】 反転排出装置に反転ローラ装置を用いる場
合の説明図である。
【図15】 図14の装置での用紙の移動状態を示す説
明図である。
【図16】 従来の反転ローラ装置の構成を示す説明図
である。
【図17】 図16の装置での用紙の搬送状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 反転ローラ装置、 5 駆動装置、 10
反転ローラ装置、11 基準線側ローラ装置、 12
駆動軸、 12a ピン、15 他側部のロー
ラ装置、 20 ジョイント部材、21 空間部、
22 突部、 25 駆動装置、30 反転ロ
ーラ装置、 31 基準線側ローラ装置、31a
他側部のローラ装置、 40 反転ローラ装置、41
駆動軸、 44 ストッパ部材、 45 被駆
動ギヤ、46 駆動ギヤ、 50 横移動装置、
51 係合部材、52 ソレノイド、 60・65
移動・駆動装置、61 被駆動プーリ、 62
駆動プーリ、 66 被駆動ギヤ、67 駆動ギ
ヤ、 70 反転装置、 71 戻し路、73
反転路、 74 反転ローラ装置、 76 中間
トレイ、80 定着装置、 82 反転路、 83
反転ローラ装置、87 排出トレイ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の用紙反転路に配置する反
    転搬送装置を、反転ローラ等の装置により構成し、 前記反転搬送装置を正逆方向に駆動するとともに、案内
    手段を介して用紙を反転排出する装置において、 前記反転搬送装置により反転された用紙の先端部の角の
    部分を、用紙反転路の基準線から離間させ、斜めに姿勢
    を変更する状態にして送り出す機構を設けることを特徴
    とする用紙の反転搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙反転路に反転ローラ装置を配置
    し、前記反転ローラ装置を軸方向に分割したローラ部材
    として構成し、基準線側のローラ装置に対して、他の側
    のローラ装置の駆動開始時間に遅れを持たせる駆動機構
    を配置することを特徴とする請求項1に記載の用紙の反
    転搬送装置。
  3. 【請求項3】 2つのローラ部材を組み合わせて配置す
    る反転ローラ装置において、両ローラ部材の間に、遊び
    を持たせて駆動力を伝達するジョイント部材を配置し、 基準線側のローラ部材を駆動開始した後で、他方のロー
    ラ部材の駆動開始時間に遅れを持たせて駆動することを
    特徴とする請求項2に記載の用紙の反転搬送装置。
  4. 【請求項4】 2つのローラ部材を組み合わせて構成し
    た反転ローラ装置において、両ローラ部材に対して別個
    に駆動装置を配置し、 各駆動装置に対する駆動開始信号に、時間差を設定して
    駆動する手段を設けることを特徴とする請求項2に記載
    の用紙の反転搬送装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置の用紙反転路に配置する反
    転搬送装置を、反転ローラ等の装置により構成し、 前記反転搬送装置を正逆方向に駆動するとともに、案内
    手段を介して用紙を反転排出する装置において、 前記用紙反転路に挿入される用紙の側面を基準線に沿わ
    せる状態で移動させ、用紙反転路から送り出す際には、
    用紙の側面を基準線に対して所定の間隔だけ離間させて
    送り出す機構を設けることを特徴とする用紙の反転搬送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記用紙反転路に配置するローラ装置を
    軸方向に移動可能に構成し、前記ローラ装置に対して駆
    動手段と軸を往復移動させる手段を配置し、 反転搬送路に用紙を挿入する動作と、用紙を送り出す動
    作に対応させて、ローラ装置の軸を往復方向に移動させ
    ることを特徴とする請求項5に記載の用紙の反転搬送装
    置。
JP6069954A 1993-03-16 1994-03-15 用紙の反転搬送装置 Pending JPH06321405A (ja)

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JP8138193 1993-03-16
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209624A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 両面記録可能な画像形成装置
JP2010224586A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣識別装置
US10031464B2 (en) 2016-02-05 2018-07-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus

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JP2010224586A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣識別装置
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