JP3116337B2 - 電子式走行距離計 - Google Patents

電子式走行距離計

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JP3116337B2
JP3116337B2 JP05269824A JP26982493A JP3116337B2 JP 3116337 B2 JP3116337 B2 JP 3116337B2 JP 05269824 A JP05269824 A JP 05269824A JP 26982493 A JP26982493 A JP 26982493A JP 3116337 B2 JP3116337 B2 JP 3116337B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子式走行距離計に関
し、特に、信頼性を高めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子式走行距離計を、例
えば車両のオドメータとして使用する場合、バッテリ異
常(電圧低下や外れ等)になっても過去の積算走行距離
を保持しておく必要があることから、不揮発性メモリを
用いている(例えば、特開昭57−198810号公報,同59−
196414号公報参照)。
【0003】ところで、前記不揮発性メモリは、書き換
え回数に制限があるため、その書き換え回数を抑えるた
めの手法が種々提案されている(例えば、特公平 1− 2
9407号公報,同 1− 46005号公報,同 1− 46006号公報
参照)。
【0004】また、前記不揮発性メモリよりデータを読
み出し、距離を演算する際、ビット故障やノイズ等によ
る読み出しデータの化け、あるいは、誤データ書き込み
によるデータ破壊に対処するために何らかの誤り検出訂
正部を具備するものも種々提案されている(例えば、本
願出願人による特願平 4− 76236号,同 4−105657号,
同 4−125657号,同 4−163685号,同 4−254014号参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例において
は、正確な表示を行う上で、誤り検出訂正部が重要な役
割を担っており、訂正可能な範囲内での誤りが検出され
ると、表示は訂正された正確な表示がなされるようにな
っている。しながら、誤り検出訂正部の検査は複雑で時
間がかかり、何らかの検査治具が必要であった。また、
常に誤り検出訂正部に故障がなく正常動作することが要
求されるものの、そのための確認手段がなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、一定走行距離毎にパルスを発生する距離
検出部と、距離データが書き込まれる距離記憶部と、こ
の距離記憶部のデータを読み出しその誤り検出及び訂正
を行う誤り検出訂正部と、前記距離検出部からのパルス
に基づいて最新の走行距離を演算してこれに応じた距離
データを前記記憶部に書き込む演算処理部と、前記最新
の走行距離に応じた表示を行う表示部と、を有する電子
式走行距離計において、前記誤り検出訂正部を自己診断
する自己診断部と、前記自己診断のための診断データを
保持する診断記憶部と、前記自己診断部の結果を前記表
示部で表示させる自己診断結果判定部と、を設けたもの
である。
【0007】かつ、前記誤り検出訂正部が前記距離記憶
部のデータを読み出す前に、前記自己診断部が前記誤り
検出訂正部を自己診断するものである。
【0008】
【作用】自己診断部を動作させると、診断記憶部の診断
データが読み出されて誤り検出訂正部の動作チェックが
行われ、その結果が表示部で表示される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を車両のオドメータとして利用
する添付図面に記載した実施例に基づき説明する。
【0010】図1は、実施例のブロック図であり、距離
検出部1は、例えば、車軸に固定されて車両の一定走行
距離毎にパルスを発生するセンサ11からなる。
【0011】演算処理部2は、CPUその他で構成さ
れ、距離検出部1からのパルスに基づいて(カウントし
て)走行距離を演算する距離演算部21と、記憶部3への
データの書き込みや記憶部3からのデータの読み出しあ
るいは表示部4への出力等の制御を行う制御部22と、読
み出しデータの誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部
23と、後述する自己診断部からの出力信号で所定の自己
診断制御を行う自己診断制御部24と、自己診断結果を判
定しその結果を制御部22へ出力する自己診断結果判定部
25とからなる。
【0012】記憶部3は、EEPROM等の電気的に書
き換え可能な不揮発性メモリで形成され、積算走行距離
のデータを保持する距離記憶部31と、自己診断を行う時
に、誤り検出訂正部23の診断を行う診断データを設定す
る診断記憶部32とからなる。
【0013】表示部4は、演算処理部2からの出力を受
けて最新の走行距離と自己診断結果とを表示するドライ
バ41と表示器42とからなる。
【0014】自己診断部5は、端子51と、端子51を所定
電圧(例えば、5v)にプルアップする電源52と、端子
51と電源52の間に接続した抵抗53とからなり、端子51は
演算処理部2の自己診断制御部24に接続され、端子51の
アースによって所定の自己診断制御を行うようになって
いる。
【0015】かかる構成では、運転開始時にイグニッシ
ョンスイッチ(図示しない)をオンすると各部電気系が
作動状態となり、車両が走行すると、距離検出部1から
のパルスを距離演算部21でカウントし、単位走行距離
(例えば、1km)に相当する所定数(例えば、1kmに相
当する2548パルス)に達すると、従前の走行距離に単位
走行距離を加算して最新の走行距離を求め、この最新の
走行距離は記憶部3の距離記憶部31に書き込まれると共
に、表示部4の表示器42で表示される。
【0016】また、スイッチ(図示しない)操作で端子
51をアースすると、演算処理部2の自己診断制御部24で
自己診断部5の出力がハイレベルからロウレベルに変化
したことを検出し、自己診断モードであることを示す信
号を制御部22と自己診断結果判定部25とに出力する。こ
れにより、制御部22は記憶部3の診断記憶部32より診断
データを読み出して誤り検出訂正部23に入力し、所定の
診断が行われ、その結果が自己診断結果判定部25に入力
されて結果が正常か異常かが判定されて、表示器42で表
示される。
【0017】誤り検出訂正部23の自己診断について、以
下に具体的に説明する。図2は、記憶部3の概略構成図
であり、距離記憶部31は、mワード×5ビットのメモリ
ブロック31a ,31b ,31c で構成され、アドレス単位で
見ると通常31a 〜31c は全く同じデータを保持してい
る。つまり、データは、夫々D0=D5=D10,D1=
D6=D11,D2=D7=D12,D3=D8=D13,D
4=D9=D14である。また、市販されている汎用の不
揮発性メモリは16ビット構成が一般的であるため、デー
タD15は、Don't careとなる。
【0018】図3は、誤り検出訂正部23のPAD(Prob
lem Analysis Diagram:問題解析図)である。誤り検出
訂正部23は、前記各メモリブロック間の比較を行うこと
により、多数決の論理に基づいてアドレス単位で1ビッ
ト誤りの場合には訂正を行うすなわち、誤り検出訂正部
23は、アドレス0からアドレスm−1までのアドレス単
位で誤り検出と訂正を行い、図3のステップ301 ,303
,305 でメモリブロックを2つずつ比較してみる。通
常メモリブロックは、31a =31b =31c で正しいデータ
となるので、ステップ301 でステップ302 が選択されて
誤り検出訂正部23の動作は終了する。また、1ビット誤
りが生じた場合のためにステップ303 〜 306が用意され
ており、多数決の論理により正しいデータを得ようとし
ている。しかし、メモリブロック31a 〜31c のどれか2
つのブロック(例えば、ブロック31a ,31b)において
夫々1ビット誤り(アドレス単位でみると2ビット誤
り)が生じ、しかも、ビット誤り個所が等しくなる(例
えば、データD0,D5)ことは極めて稀なため、多数
決で誤データが選択されることはなく、よって、31a ,
31b ,31c が全て異なり、ステップ307 で誤り有を示す
信号を出力して、表示器42は特別な表示(例えば、ブラ
ンク表示)を行う。従って、アドレス単位で1ビット誤
りまでは正しいデータに訂正した5ビットのデータを制
御部22へ出力する。
【0019】図4は、図3で示したPADに基づいて誤
り検出と訂正を行う誤り検出訂正部23の具体的な回路構
成を示す論理回路図であり、論理部231 〜 233は、メモ
リブロック間の比較回路を示し、夫々図3のステップ30
1 ,303 ,305 に相当し、比較において等しい場合にハ
イレベル信号を出力し、不一致の場合にロウレベル信号
を出力する。また、論理部234 は、図3のステップ302
,304 ,306 に相当し、前記の比較結果を元にメモリ
ブロック31a 又はメモリブロック31b を選択する。ま
た、論理部235 は、図3のステップ307 に相当し、前記
の比較結果が全てロウレベル信号の場合、つまり、誤り
が生じた場合にハイレベル信号を出力する。
【0020】図4で示した誤り検出訂正部23を診断する
ための診断記憶部32の構成を図5に示す。診断記憶部32
は特に限定されないが、一般には距離記憶部31と同じ構
成とすることが好ましく、以下にその具体的な構成を示
す。すなわち、診断記憶部32は、5ビット構成のメモリ
ブロック32a 〜32c と、1ビット構成のメモリブロック
32d を有し、メモリブロック32a 〜32c は、メモリブロ
ック31a 〜31c に対応する。
【0021】例えば、図4の論理部231 を診断するに
は、論理部231 内の排他的論理和の入力及び排他的論理
和の出力が接続されている5入力論理積の出力におい
て、ロウレベル固定、ハイレベル固定がチェックできれ
ば良い(但し、1ビット誤りを想定する)。すると、図
5に示したアドレスnからn+10までを読み出すことに
より、論理部231 の診断が完了する。
【0022】自己診断結果判定部25における診断結果の
方法としては、論理部235 の出力とメモリブロック32d
のビットを比較することにより可能である。例えば、論
理部231 の出力がハイレベルに固定した故障が存在した
場合、アドレスn+1を読み出しても論理部235 の出力
はロウレベルのままとなり、メモリブロック32d のビッ
トと比較した場合に不一致となり、異常を診断できる。
このような異常を検出した場合、表示器42で特別の表示
(例えば、異常を検出されたアドレスに相当する数字)
を行う。また、診断結果により正常と判定された場合も
所定の表示(但し、異常の場合の特別な表示とは違う表
示)を行う。
【0023】しかも、誤り検出訂正部23が距離記憶部31
のデータを読み出す前に、自己診断部5が誤り検出訂正
部23を自己診断することにより、電子式走行距離計を使
用する前に異常を検出することができる。
【0024】このように、本発明の要旨の範囲ないで種
々の変形が可能であり、制御部2の誤り検出訂正部23,
記憶部3の距離記憶部31や診断記憶部32,自己診断部5
等の構成は、前記実施例に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】このように、本発明は、一定走行距離毎
にパルスを発生する距離検出部と、距離データが書き込
まれる距離記憶部と、この距離記憶部のデータを読み出
しその誤り検出及び訂正を行う誤り検出訂正部と、前記
距離検出部からのパルスに基づいて最新の走行距離を演
算してこれに応じた距離データを前記記憶部に書き込む
演算処理部と、前記最新の走行距離に応じた表示を行う
表示部と、を有する電子式走行距離計において、前記誤
り検出訂正部を自己診断する自己診断部と、前記自己診
断のための診断データを保持する診断記憶部と、前記自
己診断部の結果を前記表示部で表示させる自己診断結果
判定部とを設け、前記誤り検出訂正部が前記距離記憶部
のデータを読み出す前に、前記自己診断部が前記誤り検
出訂正部を自己診断することにより、複雑で時間のかか
る誤り検出訂正部の動作確認を簡単に行うことができ、
しかも、専用の検査治具を不要とするものである。特
に、誤り検出訂正部を常に確認することができ、電子式
走行距離計の信頼性を高めることができる。
【0026】しかも、電子式走行距離計を使用する前に
異常を検出することができ、車両の走行における安全性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を説明するブロック図。
【図2】同上実施例の記憶部の概略構成図。
【図3】同上実施例の誤り検出訂正部の問題解析図
【図4】同上実施例の誤り検出訂正部の具体的な構成例
を示す論理回路図。
【図5】同上実施例の診断記憶部の概略構成図。
【符号の説明】
1 距離検出部 2 演算処理部 23 誤り検出訂正部 25 自己診断結果判定部 3 記憶部 31 距離記憶部 32 診断記憶部 4 表示部 5 自己診断部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定走行距離毎にパルスを発生する距離
    検出部と、距離データが書き込まれる距離記憶部と、こ
    の距離記憶部のデータを読み出しその誤り検出及び訂正
    を行う誤り検出訂正部と、前記距離検出部からのパルス
    に基づいて最新の走行距離を演算してこれに応じた距離
    データを前記記憶部に書き込む演算処理部と、前記最新
    の走行距離に応じた表示を行う表示部と、を有する電子
    式走行距離計において、前記誤り検出訂正部を自己診断
    する自己診断部と、前記自己診断のための診断データを
    保持する診断記憶部と、前記自己診断部の結果を前記表
    示部で表示させる自己診断結果判定部とを設け、前記誤
    り検出訂正部が前記距離記憶部のデータを読み出す前
    に、前記自己診断部が前記誤り検出訂正部を自己診断す
    ることを特徴とする電子式走行距離計。
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