JP3087269B2 - 電子式走行距離計 - Google Patents
電子式走行距離計Info
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- JP3087269B2 JP3087269B2 JP07099838A JP9983895A JP3087269B2 JP 3087269 B2 JP3087269 B2 JP 3087269B2 JP 07099838 A JP07099838 A JP 07099838A JP 9983895 A JP9983895 A JP 9983895A JP 3087269 B2 JP3087269 B2 JP 3087269B2
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- Japan
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- Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子式走行距離計に関
し、特に不揮発性メモリにおける記憶走行距離のデータ
不良や読み出しに際しての誤作動検出に関するものであ
る。
し、特に不揮発性メモリにおける記憶走行距離のデータ
不良や読み出しに際しての誤作動検出に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子式走行距離計を、例えば車両
のオドメータとして使用する場合、バッテリ異常(電圧
低下や外れ等)になっても過去の走行距離を保持してお
く必要があることから、不揮発性メモリを用いている。
(特開昭57−198810号公報,同59−1964
14号公報参照)。
のオドメータとして使用する場合、バッテリ異常(電圧
低下や外れ等)になっても過去の走行距離を保持してお
く必要があることから、不揮発性メモリを用いている。
(特開昭57−198810号公報,同59−1964
14号公報参照)。
【0003】この種の電子式走行距離計における走行距
離の記憶方法としては、不揮発性メモリの複数アドレス
に所定の単位走行距離毎に、距離検出手段からのパルス
信号をカウント演算して得られた最新の更新保持データ
を順次記憶させるものや、イグニッションスイッチオフ
時にこの保持データを記憶させるものがあり、イグニッ
ションスイッチオン時に不揮発性メモリの最新の記憶デ
ータを読み出してこれを基点として更新表示する構成が
一般的である。また、走行距離を更新保持する保持手段
たとえばRAMにおける保持データが何らかの原因で破
壊された場合にも、不揮発性メモリの記憶データを読み
出しRAMに書き込んで正常復帰させることも行われて
いる。
離の記憶方法としては、不揮発性メモリの複数アドレス
に所定の単位走行距離毎に、距離検出手段からのパルス
信号をカウント演算して得られた最新の更新保持データ
を順次記憶させるものや、イグニッションスイッチオフ
時にこの保持データを記憶させるものがあり、イグニッ
ションスイッチオン時に不揮発性メモリの最新の記憶デ
ータを読み出してこれを基点として更新表示する構成が
一般的である。また、走行距離を更新保持する保持手段
たとえばRAMにおける保持データが何らかの原因で破
壊された場合にも、不揮発性メモリの記憶データを読み
出しRAMに書き込んで正常復帰させることも行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の技術
では、不揮発性メモリの記憶データが何らかのノイズ等
を原因としてビット変化し不良データに化けてしまうこ
とがあり、こうしたビット誤りを無効として正しい走行
距離の記憶データのみを得る方法が提案(特公平1−4
6005号公報参照)されているが、たとえば保持手段
への読み出し書き込み処理自体に異常(インターフェー
ス故障等)がある場合には、不揮発性メモリの記憶デー
タそのものを正しく読めないことがあり、誤った読み出
し処理による不良データを正しいデータとして保持手段
に転送してその後の走行距離の更新が全て不良なものと
なってしまうという問題が残されている。
では、不揮発性メモリの記憶データが何らかのノイズ等
を原因としてビット変化し不良データに化けてしまうこ
とがあり、こうしたビット誤りを無効として正しい走行
距離の記憶データのみを得る方法が提案(特公平1−4
6005号公報参照)されているが、たとえば保持手段
への読み出し書き込み処理自体に異常(インターフェー
ス故障等)がある場合には、不揮発性メモリの記憶デー
タそのものを正しく読めないことがあり、誤った読み出
し処理による不良データを正しいデータとして保持手段
に転送してその後の走行距離の更新が全て不良なものと
なってしまうという問題が残されている。
【0005】本発明は、不揮発性メモリ自体の記憶異常
による不良データの検査とともに、インターフェース故
障等の読み出し処理異常に起因した不良データに対して
も同様に検査して、不良データを誤って使用しないよう
にすることを目的とする。
による不良データの検査とともに、インターフェース故
障等の読み出し処理異常に起因した不良データに対して
も同様に検査して、不良データを誤って使用しないよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の走行距
離毎にパルス信号を出力する距離検出手段からの前記パ
ルス信号をカウントして走行距離を演算する距離演算手
段と、この距離演算手段の走行距離を更新保持する保持
手段と、演算された走行距離を表示する表示器と、前記
走行距離を所定のタイミングで不揮発性メモリに記憶さ
せさらにこの記憶データを前記距離演算手段に出力する
制御手段とからなる電子式走行距離計であって、前記不
揮発性メモリには演算された走行距離を記憶する走行距
離記憶エリアと、所定の数値データを記憶するチェック
エリアとを設け、前記制御手段は前記記憶エリアの走行
距離を前記距離演算手段に出力する際には、それに先行
して前記チェックエリアの数値データを読み出し、予め
記憶した所定の数値と一致しているか否かを判定すると
ともに、前記チェックエリアが所定ビット数からなり、
各アドレスに同一の数値データを記憶しており、前記制
御手段は各アドレスの共通ビット毎に多数決を取り、こ
の多数決により得られた数値が予め記憶した数値データ
か否かを判定することを特徴とする。
離毎にパルス信号を出力する距離検出手段からの前記パ
ルス信号をカウントして走行距離を演算する距離演算手
段と、この距離演算手段の走行距離を更新保持する保持
手段と、演算された走行距離を表示する表示器と、前記
走行距離を所定のタイミングで不揮発性メモリに記憶さ
せさらにこの記憶データを前記距離演算手段に出力する
制御手段とからなる電子式走行距離計であって、前記不
揮発性メモリには演算された走行距離を記憶する走行距
離記憶エリアと、所定の数値データを記憶するチェック
エリアとを設け、前記制御手段は前記記憶エリアの走行
距離を前記距離演算手段に出力する際には、それに先行
して前記チェックエリアの数値データを読み出し、予め
記憶した所定の数値と一致しているか否かを判定すると
ともに、前記チェックエリアが所定ビット数からなり、
各アドレスに同一の数値データを記憶しており、前記制
御手段は各アドレスの共通ビット毎に多数決を取り、こ
の多数決により得られた数値が予め記憶した数値データ
か否かを判定することを特徴とする。
【0007】これにより、不揮発性メモリ自体の記憶デ
ータ不良かもしくはインターフェース故障による読み出
しエラーによるデータ不良発生を検出でき、これら誤っ
たデータに基づく走行距離の誤りとその表示を未然に防
ぐものである。
ータ不良かもしくはインターフェース故障による読み出
しエラーによるデータ不良発生を検出でき、これら誤っ
たデータに基づく走行距離の誤りとその表示を未然に防
ぐものである。
【0008】
【作用】予め記憶した所定の数値データを不揮発性メモ
リのチェックエリアから読み出し、その数値を判定する
ことにより、不揮発性メモリ内での不良データへの変化
や読み出し処理エラーによる不良データへの変化を検出
できるため、走行距離記憶エリアに記憶した走行距離デ
ータの同様のビット化けによる不良データの採用表示を
禁止することができる。
リのチェックエリアから読み出し、その数値を判定する
ことにより、不揮発性メモリ内での不良データへの変化
や読み出し処理エラーによる不良データへの変化を検出
できるため、走行距離記憶エリアに記憶した走行距離デ
ータの同様のビット化けによる不良データの採用表示を
禁止することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る電子式走行距離計の代
表的ブロック図を示したもので、距離検出手段1から発
生する車両の走行に応じた所定走行距離毎のパルス信号
が距離演算手段2に入力され、入力パルス信号をカウン
トアップして演算することにより、車両の走行距離が累
積される。距離演算手段2はカウンター回路での組合せ
により達成できるが、マイクロコンピュータによるフラ
ッグ判定等によっても最終的な単位演算等の演算によっ
て容易に走行距離を算出できる。
表的ブロック図を示したもので、距離検出手段1から発
生する車両の走行に応じた所定走行距離毎のパルス信号
が距離演算手段2に入力され、入力パルス信号をカウン
トアップして演算することにより、車両の走行距離が累
積される。距離演算手段2はカウンター回路での組合せ
により達成できるが、マイクロコンピュータによるフラ
ッグ判定等によっても最終的な単位演算等の演算によっ
て容易に走行距離を算出できる。
【0010】距離演算手段2にて求められる走行距離
は、最低表示する単位毎の更新サイクルで出力され、ラ
ッチ回路やRAMのような保持手段3に保持される。保
持手段3にて更新保持される距離データはドライバ4を
介して液晶表示器や螢光表示管のような表示器にてデジ
タル表示され、逐次運転者が累積走行距離を確認でき
る。
は、最低表示する単位毎の更新サイクルで出力され、ラ
ッチ回路やRAMのような保持手段3に保持される。保
持手段3にて更新保持される距離データはドライバ4を
介して液晶表示器や螢光表示管のような表示器にてデジ
タル表示され、逐次運転者が累積走行距離を確認でき
る。
【0011】制御手段6は、前記距離演算手段2他の更
新タイミングを制御するとともに、距離演算手段2もし
くは保持手段3における最新の走行距離データを不揮発
性メモリ7に記憶させる。このときの不揮発性メモリ7
への距離データの記憶タイミングは所定の時間間隔にて
複数のメモリアドレスに順次記憶していき、常に最新か
ら過去所定時間分の距離データが更新記憶されるように
構成したり、あるいは所定走行距離変化する毎に同様に
記憶更新するよう構成することができ、あるいはイグニ
ッションスイッチオフ時にのみその時の最新距離データ
を記憶するよう構成することもできる。
新タイミングを制御するとともに、距離演算手段2もし
くは保持手段3における最新の走行距離データを不揮発
性メモリ7に記憶させる。このときの不揮発性メモリ7
への距離データの記憶タイミングは所定の時間間隔にて
複数のメモリアドレスに順次記憶していき、常に最新か
ら過去所定時間分の距離データが更新記憶されるように
構成したり、あるいは所定走行距離変化する毎に同様に
記憶更新するよう構成することができ、あるいはイグニ
ッションスイッチオフ時にのみその時の最新距離データ
を記憶するよう構成することもできる。
【0012】ここで、不揮発性メモリ7は図2に示すよ
うにそのメモリエリアに走行距離記憶エリア7Aとチェ
ックエリア7Bを備え、走行距離記憶エリア7Aは複数
のアドレス7Anからなり、アドレスナンバーを2桁の
「00」から「99」とすることで、たとえば6桁の距
離データのうちの下位2桁をそのアドレスナンバーにて
表示させることができる。
うにそのメモリエリアに走行距離記憶エリア7Aとチェ
ックエリア7Bを備え、走行距離記憶エリア7Aは複数
のアドレス7Anからなり、アドレスナンバーを2桁の
「00」から「99」とすることで、たとえば6桁の距
離データのうちの下位2桁をそのアドレスナンバーにて
表示させることができる。
【0013】すなわち、下位2桁を走行距離の下2桁と
して、走行距離が最少単位変化する毎にアドレスをその
増加値に合わせて変化させ、3桁目への桁上りによりは
じめてアドレス内の記憶データに桁上りの数値更新を行
う構成とするものである。これにより記憶容量を増やす
ことなく最少単位レベルでの距離の推移を記憶すること
ができる。この場合、表示はアドレス番号を含んだ数値
を距離として採用するため、保持手段としてのRAMを
制御手段6内に設け、単に走行開始のイグニッションス
イッチオンからの区間距離のみを距離演算手段2で演算
してその単位増加分毎にRAMを更新し、不揮発性メモ
リ7に順次加算記憶させるとともに、表示器5への表示
データは制御手段6から不揮発性メモリ7の累積最新距
離を出力するように構成する。
して、走行距離が最少単位変化する毎にアドレスをその
増加値に合わせて変化させ、3桁目への桁上りによりは
じめてアドレス内の記憶データに桁上りの数値更新を行
う構成とするものである。これにより記憶容量を増やす
ことなく最少単位レベルでの距離の推移を記憶すること
ができる。この場合、表示はアドレス番号を含んだ数値
を距離として採用するため、保持手段としてのRAMを
制御手段6内に設け、単に走行開始のイグニッションス
イッチオンからの区間距離のみを距離演算手段2で演算
してその単位増加分毎にRAMを更新し、不揮発性メモ
リ7に順次加算記憶させるとともに、表示器5への表示
データは制御手段6から不揮発性メモリ7の累積最新距
離を出力するように構成する。
【0014】ここでは、説明を判り易くするために、4
桁までの走行距離を記憶する例にてアドレス7A0〜7
A9の10個のアドレスに順次7A0→7A1→7A2→
…7A9→7A0のサイクルにて走行距離を記憶する構
成とする。
桁までの走行距離を記憶する例にてアドレス7A0〜7
A9の10個のアドレスに順次7A0→7A1→7A2→
…7A9→7A0のサイクルにて走行距離を記憶する構
成とする。
【0015】またチェックエリア7Bは3つのアドレス
に各々4桁、ここでは4ビットの「0」,「1」データ
を記憶させるものとし、例えば予め定める所定の数値デ
ータとして各ビット共通に「1010」を記憶させてい
る。従って、不揮発性メモリ7の最新データをイグニッ
ションスイッチオンとともに距離演算手段2にプリセッ
トし、累積初期値からのカウントアップを行なうととも
にその距離を保持手段3を介して表示器5にて表示する
ことになる。
に各々4桁、ここでは4ビットの「0」,「1」データ
を記憶させるものとし、例えば予め定める所定の数値デ
ータとして各ビット共通に「1010」を記憶させてい
る。従って、不揮発性メモリ7の最新データをイグニッ
ションスイッチオンとともに距離演算手段2にプリセッ
トし、累積初期値からのカウントアップを行なうととも
にその距離を保持手段3を介して表示器5にて表示する
ことになる。
【0016】制御手段6は保持手段3における最新の距
離データを不揮発性メモリ7の走行距離記憶エリア7A
にそのアドレス7A0〜7A9の順に記憶させていく。
同時にイグニッションスイッチオフの車両不使用状態か
ら車両の走行状態にてなされるイグニッションスイッチ
オン時に不揮発性メモリ7の最新データすなわち最大の
値を有するデータを読み出して距離演算手段2に転送
し、演算手段2はこのデータを初期値として新たな走行
による走行距離の累積を行うものである。
離データを不揮発性メモリ7の走行距離記憶エリア7A
にそのアドレス7A0〜7A9の順に記憶させていく。
同時にイグニッションスイッチオフの車両不使用状態か
ら車両の走行状態にてなされるイグニッションスイッチ
オン時に不揮発性メモリ7の最新データすなわち最大の
値を有するデータを読み出して距離演算手段2に転送
し、演算手段2はこのデータを初期値として新たな走行
による走行距離の累積を行うものである。
【0017】このとき、不揮発性メモリ7に何らかの異
常が発生し走行距離記憶エリア7A内の距離データが不
良となっているとすれば、確率的には同一の不揮発性メ
モリ7にあるチェックエリア7Bにも不良が発生してい
るため、不揮発性メモリ7の距離データを読み出す処理
に先行してチェックエリア7Bの数値データを読み出
し、この数値データに異常があれば走行距離記憶エリア
7Aの距離データにも異常が発生していると判断し、表
示器5にて異常表示を行うものである。この場合の異常
表示は他の専用表示部材を用いてもよいが、距離表示セ
グメントにて特殊表示を行うかもしくはブランク表示に
て異常を知らせるようにしてもよい。
常が発生し走行距離記憶エリア7A内の距離データが不
良となっているとすれば、確率的には同一の不揮発性メ
モリ7にあるチェックエリア7Bにも不良が発生してい
るため、不揮発性メモリ7の距離データを読み出す処理
に先行してチェックエリア7Bの数値データを読み出
し、この数値データに異常があれば走行距離記憶エリア
7Aの距離データにも異常が発生していると判断し、表
示器5にて異常表示を行うものである。この場合の異常
表示は他の専用表示部材を用いてもよいが、距離表示セ
グメントにて特殊表示を行うかもしくはブランク表示に
て異常を知らせるようにしてもよい。
【0018】この異常検出は不揮発性メモリ7そのもの
の記憶データ不良の他にも、インターフェース故障たと
えば接続ライン短絡やノイズ発生等による読み出し不良
によってデータが化けてしまう場合にも同様に機能す
る。
の記憶データ不良の他にも、インターフェース故障たと
えば接続ライン短絡やノイズ発生等による読み出し不良
によってデータが化けてしまう場合にも同様に機能す
る。
【0019】以上の異常を判定する方法は、先行して読
み出したチェックエリア7Bの複数の数値データ「10
10」が予め定め記憶したデータと一致しているかどう
かで判定できる。最も単純には「1010」という数値
を別に記憶(例えばディップスイッチ)させておき、読
み出した共通の数値データの各ビット毎の多数決による
数値データをこの値と比較することで、「0101」に
変化があれば、不揮発性メモリ7そのものの記憶データ
不良かあるいはインターフェース故障による読み出しエ
ラーかによって、そのデータが不良であることを判定す
ることができる。
み出したチェックエリア7Bの複数の数値データ「10
10」が予め定め記憶したデータと一致しているかどう
かで判定できる。最も単純には「1010」という数値
を別に記憶(例えばディップスイッチ)させておき、読
み出した共通の数値データの各ビット毎の多数決による
数値データをこの値と比較することで、「0101」に
変化があれば、不揮発性メモリ7そのものの記憶データ
不良かあるいはインターフェース故障による読み出しエ
ラーかによって、そのデータが不良であることを判定す
ることができる。
【0020】ここでは、3つのアドレス7B1,7B
2,7B3の4ビットに共通の数値データ「0101」
を記憶させておき、読み出しに際して各ビット毎に多数
決を取り、この多数決によって得られた各ビットの値か
らなる数値が予め定めた数値か否かで判定する。
2,7B3の4ビットに共通の数値データ「0101」
を記憶させておき、読み出しに際して各ビット毎に多数
決を取り、この多数決によって得られた各ビットの値か
らなる数値が予め定めた数値か否かで判定する。
【0021】この多数決は、前述した別記憶データとの
比較においては、例えば単に1ビットのみにたまたまエ
ラーが生じたとしても、全体としては大きなエラーでは
なく正常なデータとして採用できるレベルである場合
等、これによって全てのケースで異常表示するのではな
く許容するようにした場合に用いることができるが、特
に別に数値データを記憶させなくとも、この多数決によ
ってかつ記憶させる数値データのパターンによって判定
できるようにしたものである。
比較においては、例えば単に1ビットのみにたまたまエ
ラーが生じたとしても、全体としては大きなエラーでは
なく正常なデータとして採用できるレベルである場合
等、これによって全てのケースで異常表示するのではな
く許容するようにした場合に用いることができるが、特
に別に数値データを記憶させなくとも、この多数決によ
ってかつ記憶させる数値データのパターンによって判定
できるようにしたものである。
【0022】すなわち、「1010」の数値データパタ
ーンを採用すると、その「1」と「0」の配列パターン
は交互であるため、その交互パターンが多数決によって
も変わらなければ正常、もし変化したとすれば異常とし
て判断するものである。
ーンを採用すると、その「1」と「0」の配列パターン
は交互であるため、その交互パターンが多数決によって
も変わらなければ正常、もし変化したとすれば異常とし
て判断するものである。
【0023】なお、制御手段6は他の構成手段とともに
マイクロコンピュータによって構成でき、各機能をプロ
グラムによって行うことができるのはいうまでもなく、
前記所定の数値データによる判定も一度だけでなく、1
回異常判定された場合には、一度同じ数値データをチェ
ックエリア7Bの各アドレスに書き込み再び同様の方法
で読み出し判定したときに、異常である場合にはインタ
ーフェースの故障による読み出しエラーであることが判
る。
マイクロコンピュータによって構成でき、各機能をプロ
グラムによって行うことができるのはいうまでもなく、
前記所定の数値データによる判定も一度だけでなく、1
回異常判定された場合には、一度同じ数値データをチェ
ックエリア7Bの各アドレスに書き込み再び同様の方法
で読み出し判定したときに、異常である場合にはインタ
ーフェースの故障による読み出しエラーであることが判
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように予め定めた数値デ
ータを不揮発性メモリに記憶させ、この数値データを実
際の走行距離データの読み出しに先行して読み出しその
一致性を判定することにより、不揮発性メモリ自体の記
憶データ不良かもしくはインターフェース故障による読
み出しエラーによるデータ不良発生を検出でき、これら
誤ったデータに基づく走行距離の誤りとその表示を未然
に防ぐことができ、運転者に誤った走行距離の表示をす
ることがないきわめて信頼性の高い電子式走行距離計を
提供し得るものである。
ータを不揮発性メモリに記憶させ、この数値データを実
際の走行距離データの読み出しに先行して読み出しその
一致性を判定することにより、不揮発性メモリ自体の記
憶データ不良かもしくはインターフェース故障による読
み出しエラーによるデータ不良発生を検出でき、これら
誤ったデータに基づく走行距離の誤りとその表示を未然
に防ぐことができ、運転者に誤った走行距離の表示をす
ることがないきわめて信頼性の高い電子式走行距離計を
提供し得るものである。
【図1】本発明の電子式走行距離計をなす代表的回路構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図2】本発明のデータ判定を説明する不揮発性メモリ
のメモリエリアと判定説明図。
のメモリエリアと判定説明図。
1 距離検出手段 2 距離演算手段 3 保持手段 4 ドライバ 5 表示器 6 制御手段 7 不揮発性メモリ
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の走行距離毎にパルス信号を出力す
る距離検出手段からの前記パルス信号をカウントして走
行距離を演算する距離演算手段と、この距離演算手段の
走行距離を更新保持する保持手段と、演算された走行距
離を表示する表示器と、前記走行距離を所定のタイミン
グで不揮発性メモリに記憶させさらにこの記憶データを
前記距離演算手段に出力する制御手段とからなる電子式
走行距離計であって、前記不揮発性メモリには演算され
た走行距離を記憶する走行距離記憶エリアと、所定の数
値データを記憶するチェックエリアとを設け、前記制御
手段は前記記憶エリアの走行距離を前記距離演算手段に
出力する際には、それに先行して前記チェックエリアの
数値データを読み出し、予め記憶した所定の数値と一致
しているか否かを判定するとともに、前記チェックエリ
アが所定ビット数からなり、各アドレスに同一の数値デ
ータを記憶しており、前記制御手段は各アドレスの共通
ビット毎に多数決を取り、この多数決により得られた数
値が予め記憶した数値データか否かを判定することを特
徴とする電子式走行距離計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07099838A JP3087269B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 電子式走行距離計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07099838A JP3087269B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 電子式走行距離計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271281A JPH08271281A (ja) | 1996-10-18 |
JP3087269B2 true JP3087269B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=14257949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07099838A Expired - Lifetime JP3087269B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 電子式走行距離計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3087269B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5991508A (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-26 | Ricoh Co Ltd | 複写機の異常検出方法 |
JPH05296782A (ja) * | 1992-04-17 | 1993-11-09 | Nippon Seiki Co Ltd | 電子式走行距離計 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07099838A patent/JP3087269B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08271281A (ja) | 1996-10-18 |
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