JP2005053397A - 車両のメータユニット交換方法及び走行距離表示システム - Google Patents

車両のメータユニット交換方法及び走行距離表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】新メータユニットの走行距離が不正に書換えられることなく旧メータユニットの走行距離を確実に新メータユニットに書換え可能にする。
【解決手段】走行距離を記憶する記憶部3と、走行距離を表示する表示部4とを有するメータユニット1と、サービステスタ10と、データベース20bとが通信可能に接続され、旧メータユニット1Aの記憶部3に記憶されたメータ固有情報を読出し、記憶する記憶ステップと、新メータユニット1B装着時、新メータユニット1Bの記憶部3に記憶されたメータ固有情報を読出す読出ステップと、データベース20bに記憶された旧メータユニット1Aのメータ固有情報と、読出ステップにより読み出された新メータユニット1Bのメータ固有情報とを比較する比較ステップと、比較ステップの結果、メータ固有情報が不一致の時、旧メータユニット1Aの走行距離の新メータユニット1Bへの書込みを制限する制限ステップとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の走行距離データを記憶する記憶部とこの走行距離データを表示する表示部とを備えた車両の走行距離表示用のメータユニットを交換する場合、旧メータユニットの走行距離データを新メータユニットに不正なく書換えることが可能とされた車両のメータユニット交換方法及び走行距離表示システムに関する。
従来、車両に搭載される走行距離表示装置は、車速センサ等の計測手段によって計測された走行距離を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された総走行距離(走行距離の積算値)を液晶ディスプレィ等の表示部に表示させる表示部とを備えたメータユニットとして構成されている。
ここで、車両の総走行距離は、車両価格を決定するだけではなく、各種保険や保険の契約等における重要なパラメータとなるため、通常、この総走行距離が不正に変更できないようにされている。
ところで、メータユニットに故障が生じた場合、メータユニットを旧メータユニットから新メータユニットに交換する必要があるが、その際、新メータユニットには、旧メータユニットの総走行距離を表示させる必要がある。
しかしながら、上述の通り、メータユニットの記憶部に記憶された総走行距離は、不正に変更できないようになっていることから、従来は、メータユニットを交換する際、旧メータユニット搭載時の車両の総走行距離を整備記録として記録するだけに留まり、新メータユニットには旧メータユニット搭載時の総走行距離を表示させることはできなかった。
これでは、総走行距離を容易に把握することができなくなり不便であるし、整備記録が紛失した場合、総走行距離を把握できなくなる虞がある。
そこで、下記特許文献1には、スピードメータとオドメータとを有するコンビネーションメータと、このコンビネーションメータとデータ通信可能に接続された外部装置とを備え、外部装置は、走行距離の積算値を演算する制御部と、この制御部で演算された走行距離の積算値を更新、記憶する記憶部とを有し、コンビネーションメータを交換した場合、交換が不要な外部装置の記憶部に記憶された交換前からの走行距離の積算値が新オドメータに表示されるように構成されている。
このような特許文献1によれば、コンビネーションメータが交換された場合であっても、交換前の走行距離を表示することができるものである。
特開平10−109566号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、外部装置の制御部が故障した場合は、交換前の走行距離の積算値を新オドメータに表示することができないという問題がある。
また、上記特許文献1によれば表示部となるコンビネーションメータと、記憶部となる外部装置とが別々に設けられるため、互いを接続するためのワイヤーハーネスが必要になる等メータユニットとしてのコストも高くなるという問題がある。
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、メータユニット交換時、新メータユニットの走行距離が不正に書換えられることなく旧メータユニットの走行距離を確実に新メータユニットに書換え可能としたメータユニット交換方法及び走行距離表示装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成において、車両に搭載され、計測手段で計測された走行距離データを含むメータ固有の特定情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された走行距離データを表示する表示部とを有するメータユニットと、車両外部に設けられたデータ処理手段と、車両外部に設けられ、メータ固有の特定情報を含む車両の各種データを格納するデータベースユニットとが通信可能に接続されたメータユニットの交換方法であって、
交換対象の旧メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出し、記憶する記憶ステップと、
新メータユニット装着時、新メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出す読出ステップと、
上記データベースユニットに記憶されている旧メータユニットのメータ固有の特定情報と、上記読出ステップによって読み出された新メータユニットのメータ固有の特定情報とを比較する比較ステップと、
上記比較ステップの結果、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの走行距離データの新メータユニットへの書込みを制限する制限ステップとを備えるよう構成してある。
ここで、近年では、車両の各種情報や、道路情報等が格納されるデータベースを備える情報センター(データベースユニット)と、その情報センターと契約した車両との間において各種情報の授受が可能とされており、この情報センターから渋滞情報等各種情報の提供を受けることによって、車両の更なる利便性向上を図ることができるようになっている。
本発明の第1の構成によれば、この情報センターのような車両外部のデータベースユニットにメータ固有の特定情報を記憶させるようにしておくことによって、メータ固有の特定情報を確実に記憶させておくことができるため、新メータユニットに、旧メータユニットの走行距離データ(総走行距離)を確実に表示させることができる。
また、新メータユニット装着時、旧メータユニットの走行距離データを新メータユニットへ書込む際、旧メータユニットのメータ固有の特定情報と、新メータユニットのメータ固有の特定情報とを比較し、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの走行距離データの新メータユニットへの書込みが制限されるため、不正、或いは誤って走行距離データが少なくなる方向に書込まれてしまうことを抑制することができる。
本発明の第2の構成において、上記メータ固有の特定情報には、少なくともメータユニットの部品番号が含まれており、
上記比較ステップでは、メータユニットの部品番号について、それぞれ旧メータユニットと新メータユニットとのデータを比較するよう構成してある。
本発明の第2の構成によれば、メータユニットの部品番号の比較に基づいて旧メータユニットと新メータユニットとの一致状況を確認することができる。
本発明の第3の構成において、上記データ処理手段は、操作者による走行距離データの入力が可能に構成されるとともに、
上記比較ステップは、上記データベースユニットに記憶されている走行距離データと、上記データ処理手段に入力された走行距離データとを比較可能に構成してある。
ここで、メータユニット故障に伴いメータユニットを交換する際、旧メータユニットに記憶されている走行距離データを読み出すことができない場合がある。
本発明の第3の構成によれば、データ処理手段は操作者による走行距離データの入力が可能に構成されるとともに、入力された走行距離データがデータベースユニットに記憶され走行距離データと比較されるため、メータユニットが故障した場合であっても、操作者が実際の走行距離データをデータ処理手段に入力することによって、走行距離データの比較に基づいてメータユニットの一致状況を確認することができる。
本発明の第4の構成において、上記メータユニットの記憶部に記憶されている走行距離データは、上記データ処理手段使用時に上記メータユニットから読み出され、記憶されるよう構成してある。
本発明の第4の構成によれば、データ処理手段を使用した点検、或いはサービス時に、メータユニットの記憶部に記憶されている最新の走行距離データがデータベースユニットに転送されるため、点検、サービスと同時に走行距離データをデータベースユニットに記憶させることができる。
本発明の第5の構成において、上記メータユニットの記憶部に記憶されている走行距離データは、無線通信手段を介して定期的に上記メータユニットの記憶部から読み出され、記憶されるよう構成してある。
ここで、走行距離データに基づいてメータユニットの一致状況を確認する場合、それまでデータベースユニットに記憶されている走行距離データが、新メータユニット装着時に読込んだ最新の走行距離データと一致若しくは所定距離少ない場合、メータユニットは一致状況にあることを確認できる。
ところで、点検等は故障等突発的なことがない限り比較的長い間隔(例えば、六ヶ月毎や十二ヶ月毎等)で行われるため、データ処理手段の使用頻度は低くく、データベースユニットには比較的古い走行距離データが記憶されていることになる。
その結果、前回記憶された時点から一時的に走行距離が大幅に延びた場合、前回データベースユニットに記憶された走行距離データと、実際の走行距離データとの差が大きくなり過ぎ、同一のメータユニットであるかどうかの判断が難しくなる虞がある。
本発明の第5の構成によれば、メータユニットの記憶部に記憶されている走行距離データは、無線通信手段を介して定期的にメータユニットの記憶部から読み出し、記憶されるため、常に、最新の走行距離データをデータベースユニットに記憶しておくことができ、メータユニットの一致状況を確実に判断することができる。
本発明の第6の構成において、車両に搭載され、計測手段で計測された走行距離データを含むメータ固有の特定情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された走行距離データを表示する表示部とを有するメータユニットと、車両外部に設けられたデータ処理手段と、車両外部に設けられ、メータ固有の特定情報を含む車両の各種データを格納するデータベースユニットとが通信可能に接続された走行距離表示装置であって、
交換対象の旧メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出し、記憶する記憶手段と、
新メータユニット装着時、新メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出す読出手段と、
上記データベースユニットに記憶されている旧メータユニットのメータ固有の特定情報と、上記読出ステップによって読み出された新メータユニットのメータ固有の特定情報とを比較する比較手段と、
上記比較ステップの結果、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの走行距離データの新メータユニットへの書込みを制限する制限手段とを備えるよう構成してある。
本発明の第6の構成によれば、情報センターのような車両外部のデータベースユニットにメータ固有の特定情報を記憶させるようにしておくことによって、メータ固有の特定情報を確実に記憶させておくことができるため、新メータユニットに、旧メータユニットの走行距離データ(総走行距離)を確実に表示させることができる。
また、新メータユニット装着時、旧メータユニットの走行距離データを新メータユニットへ書込む際、旧メータユニットのメータ固有の特定情報と、新メータユニットのメータ固有の特定情報とを比較し、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの走行距離データの新メータユニットへの書込みが制限されるため、不正、或いは誤って走行距離データが少なくなる方向に記憶されてしまうことを抑制することができる。
本発明によれば、メータユニット交換時、新メータユニットの走行距離が不正に書換えられることなく旧メータユニットの走行距離を確実に新メータユニットに書換えすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に関するシステムブロック図であって、メータユニット1は、制御部2と、記憶部であるメモリ3と、オドメータ表示部4とを一体的に備えており、制御部2とメモリ3、制御部3とオドメータ表示部4とは、それぞれデータバスライン5、6を介して接続されている。
このメータユニット1は、車体のインストゥルメントパネル(不図示)に装着され、車体に配線された多重バスライン7にコネクタ1a、1bを介して電気的に接続解除可能に接続されている。
また多重バスライン7に対しては、後述するサービステスタ10がコネクタ10a、10bを介して電気的に接続解除可能に接続されている。
また、サービステスタ10は、インターネット等のネッワーク11を介して情報センター20と通信可能に接続されている。
制御部2には、CPU、ROM、RAMとを有するマイクロコンピュータ(不図示)が設けられており、この制御部2は、総走行距離を演算し、演算された総走行距離を記憶部3に記憶するとともに、その記憶部3に記憶された総走行距離をオドメータ表示部4に表示させるよう構成されている。
総走行距離は車速センサ8により検出された車速信号をパワートレインコントロールモジュール(PCM)9を介して受け、その車速信号に基づいて走行距離を計測するとともに、計測された走行距離を積算するものである。
尚、パワートレインコントロールモジュール(以下、PCMと称す)9は、燃料噴射弁、点火プラグ、自動変速機(いずれも不図示)等を制御するコントロールユニットであって、このPCM9には、車両シリアルNo.、PCM部品番号が予め記憶されている。
また、メモリ3には、上述した制御部2において演算された総走行距離データの他、メータ部品番号が予め記憶されている。
このメータ部品番号は、同種の車両に搭載可能な複数のメータユニットに共通に付けられたメータ固有の特定情報である。
サービステスタ10は、メータユニット1の交換が可能なサービス工場等に設置され、このサービステスタ10には、マイクロコンピュータと、メモリ(いずれも不図示)とが設けられている。
このサービステスタ10は、コネクタ10a、10bを介して多重バスラインに電気的に接続解除可能とされており、通常は、多重バスライン7から切り離されている。
また、メモリは、メータユニット1の記憶部から読み出した総走行距離データ、メータ部品番号、PCM9から読み出した車両シリアルNo.、PCM部品番号を一時的に記憶可能に構成されている。
データベースユニットとしての情報センター20は、演算処理装置としてのサーバ20aと、契約車両の総走行距離データ、メータ部品番号、車両シリアルNo.、PCM部品番号等各種情報が記憶されるデータベース20bと、サービステスタ10やメータユニット1との通信を可能とする通信部20cとを備えている。
これらのサーバ20a、データベース20b、通信部20cは、データバスライン21を介して接続されている。
次に、車両に装備されたメータユニット1の交換方法について、図2乃至図4に基づき説明する。
図2は交換前に点検等によって旧メータユニット1Aにサービステスタ10が接続され、総走行距離データや、メータ部品番号等の各データを情報センター20のデータベース20aに記憶させる状態を示す図であって、旧メータユニット1Aがサービステスタ10に接続されると、図2に示すように、メモリ3から総走行距離データ、メータ部品番号を読み出すとともに、PCM9から車両シリアルNo.、PCM部品番号を読み出し、サービステスタ10のメモリに一時的に記憶する。この時、サービステスタ10を、ネットワーク11を介して情報センター20に接続しておく。
情報センター20は、サービステスタ10が接続されるとサービステスタ10に対して読み出し指令を送信し、サービステスタ10のメモリに記憶されている総走行距離データ、メータ部品番号、車両シリアルNo.、PCM部品番号を読み出し、データベース20bに記憶する。
尚、サービステスタ10に一時的に記憶されている各データは、情報センター20からの読み出し指令によらず、サービステスタ10の操作によって強制的に情報センター20のデータベース20bに送信するようにしてもよい。
そして、旧メータユニット1Aが故障すると、旧メータユニット1Aを取り外し、図3に示すように、新メータユニット1Bを車両に取付ける。
そして、新メータユニット1Bにサービステスタ10を接続するとともに、ネットワーク11を介してサービステスタ10を情報センター20に接続する。
新メータユニット1Bにサービステスタ10が接続されると、新メータユニット1Bのメモリ3からメータ部品番号を読み出すとともに、PCM9から車両シリアルNo.、PCM部品番号を読み出し、サービステスタ10のメモリに一時的に記憶する。
ここで、新メータユニット1Bのメモリ3から総走行距離データを読み出さないのは、新メータユニット1Bは、車両装着前であることから、通常、総走行距離データは略0kmになっているため、この総走行距離データとデータベース10bに記憶されている総走行距離データとは大きくずれ、一致状況の確認が難しいためである。
そこで、サービステスタ10の操作者は、旧メータユニット1A装着状態における最新の総走行距離データ(例えば、123456km)をサービステスタ10に入力する。
尚、ここでは、オドメータ表示部4に表示される総走行距離は0kmとされている。
そして、図4に示すように、情報センター20は、サービステスタ10が接続された時、メータ部品番号、車両シリアルNo.、PCM部品番号、及び入力された総走行距離データを受信するとともに、各データについて、それぞれ、現在記憶している各データと比較し、今回受信した総走行距離データが現在記憶している総走行距離データよりも大きく、かつメータ部品番号、車両シリアルNo.、PCM部品番号が一致した場合、受信した総走行距離データを新メータユニット1Bのメモリ3に書込みを許可する指令を出力する。
その結果、新メータユニット1Bには、旧メータユニット1Aの総走行距離123456kmが表示されるようになる。
尚、今回受信した総走行距離データが現在記憶されている総走行距離データよりも小さい、或いはメータ部品番号、車両シリアルNo.、PCM部品番号のいずれか一つでも一致しない場合は、新メータユニット1Bへの総走行距離データへの書込みを制限する。
以上のようなメータユニット1の交換方法について、図5乃至図7のフローチャートに基づき詳細に説明する。
図5はサービステスタ10による処理を示すフローチャート、図6はサーバ20aによる処理を示すフローチャート、図7は新メータユニット1Bによる処理を示すフローチャートである。
まず、サービステスタ10によってサービスを行う前、操作者は、通常の故障診断等を行う点検モードと、メータ交換モードとのいずれを行うかそのサービスモードを設定しておく。
また、メータ交換モードを設定した場合、操作者は、旧メータユニット1Bの総走行距離データをサービステスタ10に入力する。
その操作後における、サービステスタ10による処理を図5に基づき説明する。
図5のステップS1において、設定されたサービスモードがメータ交換モードであるか否かは判別する。
ステップS1でNOと判定された時、つまり、通常の点検モードと判定された時、ステップS2に進み、メモリ3に記憶されている総走行距離データ、メータ部品番号と、PCM9に記憶されている車両シリアルNo.と、PCM部品番号の読み出し指令を出力し、続く、ステップS3で、読み出された各データをサービステスタ10のメモリに一時的に記憶する。
また、ステップS1でNOと判定された時、つまり、メータ交換モードであることが判定された時、ステップS4に進み、メモリ3に記憶されているメータ部品番号と、PCM9に記憶されている車両シリアルNo.と、PCM部品番号の読み出し指令を出力し、続く、ステップS5で、読み出された各データをサービステスタ10のメモリに一時的に記憶する。
ステップS6では、操作者によってサービステスタ10に入力された総走行距離データを読込み、続くステップS7では、読込まれた総走行距離データをサービステスタ10のメモリに一時的に記憶する。
次に、サーバ20aによる処理を図6に基づき説明する。
図6のステップS10では、サービステスタ10がサーバ20aに対して接続状態になっているか否か判定する。
ステップS10でYESと判定された時は、ステップS11に進み、サービステスタ10のメモリに対し、一時的に記憶されている総走行距離データ、メータ部品番号、PCM9に記憶されている車両シリアルNo.、PCM部品番号の読み出し指令を出力する。
続く、ステップS12では、ステップS11の指令に対して読み出された各データを受信する。
ステップS13では、サービステスタ10により設定されたサービスモードがメータ交換モードであるか否か判定する。
ステップS13でNOと判定された時、つまり、通常の点検モードであると判定された時は、ステップS14に進み、ステップS12で受信した総走行距離データ、メータ部品番号、PCM9に記憶されている車両シリアルNo.、PCM部品番号をデータベース20bに記憶する。
また、ステップS13でYESと判定された時、つまり、メータ交換モードであると判定された時は、ステップS15に進み、今回受信した総走行距離データが現在記憶している総走行距離データよりも大きいか否か判定する。
ここで、今回受信した総走行距離データは、図3のステップS7で読込まれた操作者により入力された総走行距離データである。
ステップS15でYESと判定された時は、ステップS16に進み、ステップS12で受信したメータ部品番号、PCM9に記憶されている車両シリアルNo.、PCM部品番号が、現在記憶されている各データと一致するか否か判定する。
ステップS16でYESと判定された時、つまり、各部品データが一致した場合、同一車両に装着されるメータ交換であることが確認されるため、ステップS17に進み、ステップS12で受信した総走行距離データの新メータユニット1Bのメモリへの書込み指令を出力し、その後、ステップS14で各データをデータベース20bに記憶する。
また、ステップS15、S16のいずれかの判定でNOと判定された時は、メータが一致していないことから、ステップS18に進み、総走行距離データの新メータユニット1Bのメモリへの書込みを禁止する。
尚、ステップS18に進んだ場合は、ステップS12で受信した各データのデータベース20bへ書込むことなくリターンする。
また、ステップS10でNOと判定された時は、何ら処理を行うことなくリターンする。
次に、メータユニット1による処理を図7に基づき説明する。
図7のステップS20では、サービステスタ20が接続されているか否か判定する。
ステップS20でYESと判定された時は、ステップS21に進み、サービステスタ10からの読み出し指令を受信しているか否か判定する。
ステップS21でYESと判定された時は、ステップS22に進み、総走行距離データ、メータ部品番号をサービステスタ10に送信する。
また、ステップS21でNOと判定された時は、ステップS22の処理をバイパスしてステップS23に進む。
ステップS23では、サーバ20aから総走行距離データの書込み指令を受信しているか否か判定する。
ステップS23でYESと判定された時は、ステップS24に進み、サービステスタ10に入力された総走行距離データをメモリ3に書込む。
また、ステップS23でNOと判定された時は、ステップS24の処理をバイパスしてリターンする。
また、ステップS20の判定でNOと判定された時、つまり、サービステスタ10が接続されない通常状態である時、ステップS25に進み、総走行距離データをオドメータ表示部4に表示させる通常の表示制御を行う。
以上のように、本実施形態によれば、この情報センター20のような車両外部のデータベース20bにメータ部品番号や総走行距離データ等のメータ固有の特定情報を記憶させるようにしておくことによって、メータ固有の特定情報を確実に記憶させておくことができるため、新メータユニット1Bに、旧メータユニット1Aの総走行距離データを確実に表示させることができる。
また、新メータユニット1B装着時、旧メータユニット1Aの総走行距離データを新メータユニット1Aへ書込む際、旧メータユニット1Bのメータ固有の特定情報と、新メータユニット1Aのメータ固有の特定情報とを比較し、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの総走行距離データの新メータユニット1Aへの書込みが制限されるため、不正、或いは誤って総走行距離データが少なくなる方向に記憶されてしまうことを抑制することができる。
また、メータ部品番号の比較に基づいて旧メータユニット1Aと新メータユニット1Bとの一致状況を確認することができる。
また、サービステスタ10に入力された総走行距離データがデータベース20bに記憶され総走行距離データと比較されるため、メータユニット1が故障した場合であっても、総走行距離データの比較に基づいてメータユニット1の一致状況を確認することができる。
また、サービステスタ10を使用した点検、或いはサービス時に、メータユニット1のメモリ3に記憶されている最新の総走行距離データがデータベース20bに転送されるため、点検、サービスと同時に総走行距離データをデータベース20bに記憶させることができる。
尚、本実施形態では、メータユニット1Bへの交換時、総走行距離データを操作者がサービステスタ10に入力することによって、情報センター20に送信する例を示したが、その他、メータユニット1のメモリ3に記憶されている走行距離データをPCM9にも記憶させるとともに、その記憶された総走行距離データを読込み、情報センター20に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、メータユニット1のメモリ3に記憶されている総走行距離データの情報センター20のデータベース20bへの書込みは、点検時等サービステスタ10がメータユニット1に接続された時に行う例を示したが、その他、メータユニット1と情報センター20とのそれぞれに、送信手段と受信手段とからなる無線通信手段を設け、総走行距離データを定期的にメータユニット1から情報センター20に送信し、データベース20bに記憶させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、新メータユニットへの交換時、総走行距離データ、メータ部品番号との比較や、その比較結果に基づく総走行距離データの書込み、書込み禁止指令を、情報センター20のサーバ20aが行う例を示したが、その比較や指令をサービステスタ10のマイクロコンピュータに実行させるようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るシステムブロック図。 本発明の実施形態に係るメータユニット交換前のデータ記憶状態を示す図。 本発明の実施形態に係るメータユニット交換状態を示す図。 本発明の実施形態に係るメータユニット交換状態を示す図。 本発明の実施形態に係るサービステスタの処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る情報センターの処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るメータユニットの処理を示すフローチャート。
符号の説明
1:メータユニット
1A:旧メータユニット
1B:新メータユニット
3:メモリ(記憶部)
4:オドメータ表示部(表示部)
8:車速センサ(計測手段)
10:サービステスタ(データ処理手段)
20:情報センター(データベースユニット)
20a:サーバ
20b:データベース

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、計測手段で計測された走行距離データを含むメータ固有の特定情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された走行距離データを表示する表示部とを有するメータユニットと、車両外部に設けられたデータ処理手段と、車両外部に設けられ、メータ固有の特定情報を含む車両の各種データを記憶するデータベースユニットとが通信可能に接続されたメータユニットの交換方法であって、
    交換対象の旧メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出し、記憶する記憶ステップと、
    新メータユニット装着時、新メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出す読出ステップと、
    上記データベースユニットに記憶されている旧メータユニットのメータ固有の特定情報と、上記読出ステップによって読み出された新メータユニットのメータ固有の特定情報とを比較する比較ステップと、
    上記比較ステップの結果、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの走行距離データの新メータユニットへの書込みを制限する制限ステップとを備えることを特徴とする車両のメータユニット交換方法。
  2. 上記メータ固有の特定情報には、少なくともメータユニットの部品番号が含まれており、
    上記比較ステップでは、メータユニットの部品番号について、旧メータユニットと新メータユニットとのデータを比較するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両のメータユニット交換方法。
  3. 上記データ処理手段は、操作者による走行距離データの入力が可能に構成されるとともに、
    上記比較ステップは、上記データベースユニットに記憶されている走行距離データと、上記データ処理手段に入力された走行距離データとを比較可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のメータユニット交換方法。
  4. 上記メータユニットの記憶部に記憶されている走行距離データは、上記データ処理手段使用時に上記メータユニットから読み出され、記憶されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の車両のメータユニット交換方法。
  5. 上記メータユニットの記憶部に記憶されている走行距離データは、無線通信手段を介して定期的に上記メータユニットの記憶部から読み出され、記憶されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の車両のメータユニット交換方法。
  6. 車両に搭載され、計測手段で計測された走行距離データを含むメータ固有の特定情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された走行距離データを表示する表示部とを有するメータユニットと、車両外部に設けられたデータ処理手段と、車両外部に設けられ、メータ固有の特定情報を含む車両の各種データを格納するデータベースユニットとが通信可能に接続された走行距離表示装置であって、
    交換対象の旧メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出し、記憶する記憶手段と、
    新メータユニット装着時、新メータユニットの記憶部に記憶されているメータ固有の特定情報を読み出す読出手段と、
    上記データベースユニットに記憶されている旧メータユニットのメータ固有の特定情報と、上記読出ステップによって読み出された新メータユニットのメータ固有の特定情報とを比較する比較手段と、
    上記比較ステップの結果、メータ固有の特定情報が一致しない場合、旧メータユニットの走行距離データの新メータユニットへの書込みを制限する制限手段とを備えていることを特徴とする走行距離表示システム。
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