JP3758356B2 - 車両用電子制御装置、電子制御ユニット及び記録媒体 - Google Patents

車両用電子制御装置、電子制御ユニット及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載され、通信ラインを介して相互にデータ通信が可能な複数の電子制御ユニットを備える車両用電子制御装置やその車両用電子制御装置に用いて有効な電子制御ユニット及びその電子制御ユニットをコンピュータシステムにて実現するための記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用電子制御装置として、複数の電子制御ユニット(ECU)が通信ラインを介して接続され、相互にデータ通信ができるようにしたものが知られており、例えば一例として車両診断装置がある。この車両診断装置は、例えばエンジン制御を司るエンジンECU等の車載機器用制御ユニットと、その車載機器用制御ユニットによる診断結果を外部の管理センタ側へ送信する通信用制御ユニットとを備える。この構成により、車両側にて検査に関わる情報(例えば、エンジン関連部品の異常に関する情報)を車両から無線通信にて監督局側に送信し、特に修理が必要な車両に対してそのユーザに指示し報告させるようにすることができる。このように、各車両から診断結果を得た後は、故障や不良があって整備の必要がある車両のユーザだけに指示する形態を採用できるため、一律に管理される場合のユーザの煩わしさが解消される。
【0003】
ところで、このように各車両から送信される診断結果を集中管理する場合は、管理上、各車両からは車両固有の車両識別情報(例えば製造番号などのシリアル番号)を診断結果に加えた診断情報を送信してもらうことが必要である。つまり、診断対象を識別しないと、診断結果を適切に処理できないからである。この車両識別情報は、車両単位で個別に設定しなくてはならないため、通常、上述したエンジンECUなどの車載機器用制御ユニットあるいは通信用制御ユニットを車両へ組み付ける際に、制御ユニット内の不揮発性メモリに車両識別情報を記憶させることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両が市場に出てから、例えば故障などの原因で車両識別情報が記憶されていた電子制御ユニット自体を交換する事態が生じた場合には、交換作業時に次のような追加作業が必要となる。つまり、交換される電子制御ユニットに記憶されていた車両識別情報を調べた上で、その調べた車両識別情報を、交換する新しい電子制御ユニットのメモリに書き込まなくてはならない。このようにしないと、交換前と同じ車両識別情報を記憶した電子制御ユニットとならないからである。
【0005】
そこで本発明は、車両識別情報を記憶していた電子制御ユニットを交換した場合であっても、車両識別情報が交換後の新しい電子制御ユニットに自動的に書き込まれることで交換時の作業工数低減などを実現可能な車両用電子制御装置、また、この車両用電子制御装置に用いて有効な電子制御ユニット、さらに、この電子制御ユニットをコンピュータシステムにて実現するための記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の車両用電子制御装置によれば、通信ラインを介して相互にデータ通信が可能な複数の電子制御ユニットそれぞれが、自ユニットが搭載されている車両固有の車両識別情報が記憶しておくための記憶手段を備えている。そして、各電子制御ユニットは、記憶手段に車両識別情報が記憶されていないことを自ら判断した場合には他の電子制御ユニットに対して車両識別情報の送信を要求する。そして、その送信要求の結果、他の電子制御ユニットから前記車両識別情報が送信されてきた場合には、その送信されてきた車両識別情報を記憶手段に記憶させる。なお、他の電子制御ユニットからの送信要求に応えるため、他の電子制御ユニットから送信要求がきた場合には、自ユニットの記憶手段に記憶されている車両識別情報を読み出して送信する。
【0007】
このようにすることで、記憶手段に車両識別情報が記憶されていなくても、自動的に他の電子制御ユニットから入手して書き込むことができる。したがって、例えば車両製造メーカにおいて電子制御ユニットを組み付ける際には全ての電子制御ユニットに車両識別情報が記憶していたものが、市場に出てから故障などの原因で一つの電子制御ユニットだけ交換するような場合、その交換作業工数の低減につながる。つまり、交換作業者は、新しい電子制御ユニットに対するハード的な交換作業をすればよく、その後は、交換された電子制御ユニット自身が交換時に必要なソフト的な作業を実行するのである。
【0008】
上述した従来の問題は、車両識別情報を記憶している電子制御ユニット自体が交換されてしまうと、それ以外に車両識別情報を持つ電子制御ユニットが存在しないために生じていた。したがって、本発明では、まず各電子制御ユニットが車両識別情報を持つようにした。その前提で、例えば交換などの理由で車両識別情報を持たない状態の場合には、他の電子制御ユニットから車両識別情報を入手して自動的に書き込むようにすれば、交換時の作業工数低減などを実現できる。
【0009】
本発明の車両用電子制御装置の適用先としては種々考えられるが、例えば車両診断用の装置として用いる場合には、複数の電子制御ユニットの内の少なくとも一つは、車載機器を制御すると共に、車載機器の状態を診断する車載機器用制御ユニットとし、少なくとも他の一つは、前記車載機器用制御ユニットによる診断結果に車両識別情報を含めた診断情報を外部の管理センタ側へ送信する通信用制御ユニットとすることが考えられる。
【0010】
車両診断用の装置とする場合、管理センサにおける診断結果の管理のためには車両識別情報が必要となるが、次の2通りが考えられる。まず一つ目は、車載機器用制御ユニットが自ら記憶している車両識別情報を診断結果と共に通信用制御ユニットへ送り、通信用制御ユニットは、その送られてきた車両識別情報及び診断結果を外部の管理センタ側へ送信するのである。2つ目としては、車載機器用制御ユニットから通信用制御ユニットへは診断結果だけを送り、通信用制御ユニットが自ら記憶している車両識別情報を診断結果と共に外部の管理センタ側へ送信するのである。これらいずれの場合においても、外部の管理センサ側へ送信するための車両識別情報を記憶している電子制御ユニットが交換された場合には、車両識別情報を他から入手して記憶しておく必要がある。そのため、本発明は有効である。
【0011】
また、車両診断のための装置以外にも適用は可能である。例えば、各電子制御ユニットにおけるプログラムを書き換える場合などでも適用できる。例えば一言でエンジン制御用プログラムと言っても、車種などに応じて特有のプログラムが準備される場合が多い。したがって、プログラムを書き換える前に、車両識別情報に基づいて車種などを判別し、その判別した車種に対応するプログラム書き換えを実行することが必要である。この場合、各電子制御ユニットに車両識別情報が記憶されていれば容易に車種などを判別できるが、記憶されていなければ、わざわざ他の電子制御ユニットから車両識別情報を読み出したりしなくてはならず作業工数の増大につながる。したがって、複数の電子制御ユニットが実行する処理において扱うデータが、同じ車両に搭載されているものであることを前提として成り立つ車両用電子制御装置であれば、同様に適用でき、同様の効果を得ることができる。
【0012】
ところで、情報要求手段は、車両識別情報の記憶の有無を判断し、記憶されていなければ他の電子制御ユニットへの送信要求を実行するのであるが、この車両識別情報の記憶有無判断及び他の電子制御ユニットへの送信要求を実行は、例えば電子制御ユニットが通常動作するために必要な電力供給が開始された際に行うことが考えられる。例えば、一般的な車両においてはイグニッションスイッチをON位置(あるいはACC位置)にした場合に電力供給が開始される。したがって、電子制御ユニットを交換した後は、一度イグニッションスイッチを操作するだけで車両識別情報の新規記憶を実行させることができる。
【0013】
なお、「通常動作するために必要な電力」としたのは、次の理由からである。例えばマイクロコンピュータにおけるRAM内のデータを車両不使用状態でも保持しておくためには、電力供給はされる必要がある。しかし、これは例えば電子制御ユニットとしてエンジンECUを考えると、通常のエンジン制御を実行したりするのに必要な電力までは不要である。したがって、もちろんこのようなRAM内のデータを保持したりする必要がなければ、電力供給を完全に停止してもよいが、上述の事情も含め、「通常動作するのに必要な電力」とした。
【0014】
また、車両識別情報を記憶しておくための記憶手段としては、EEPROMなどの不揮発性メモリを採用することが好ましい。つまり、電力供給がなくても記憶データが消失しないからである。もちろん、イグニッションスイッチがOFFであっても常時電力供給がなされることを前提とすれば、RAMなどの揮発性メモリを記憶手段とすることも可能ではあるが、車載バッテリの交換などを想定すると、不揮発性メモリを用いるのが好ましいと言える。
【0015】
これまでの説明では、例えば故障により電子制御ユニットを交換する必要が生じた場合など、正規の電子制御ユニットが装着されることを想定していた。そのため、データ化けなどの特別な異常状態を想定しない限り、車両用電子制御装置が備える全ての電子制御ユニットの記憶手段に記憶されている車両識別情報は同一である。しかし、例えば意図的に正規でない電子制御ユニットを装着した場合や、上記通常の交換時に交換作業者の過誤によって古い電子制御ユニットを装着した場合などには、複数種類の車両識別情報が存在することとなる。この状態は不適切であるので、正規でない電子制御ユニットが装着されていることを何らかの方法で見つけることが好ましい。
【0016】
したがって、電子制御ユニットを少なくとも3つ備えている場合には、次のようにして対処することができる。つまり、各電子制御ユニットが、他の電子制御ユニットから取得した車両識別情報の内の過半数を占めるものと自己の持つ車両識別情報とが一致するかどうかを判定し、一致しない場合には、所定の異常時対応処理を実行するのである。この異常時対応処理としては、例えば異常が生じていることを警告ランプなどによって報知したり、車載機器の機能を制限することが考えられる。
【0017】
このようにすれば、不正な電子制御ユニットが装着されている場合に報知されることで、上述した過誤により古い電子制御ユニットを装着してしまった場合に有効である。また、車載機器の機能を制限し、例えばエンジンを停止させるなどの処置をすれば、上述した意図的な不正ユニットの装着の場合にも有効である。
【0018】
以上は、複数の電子制御ユニットを備えることを前提として車両用電子制御装置について説明した。しかし、電子制御ユニット単体として考えた場合であっても、以下に示すような構成であれば、上記車両用電子制御装置に用いて有効である。
【0019】
つまり、車両に搭載され、通信ラインを介して他の電子制御ユニットとの間で相互にデータ通信が可能な電子制御ユニットであって、搭載されている車両固有の車両識別情報を記憶しておくための記憶手段と、その記憶手段に車両識別情報が記憶されていないことを自ら判断した場合には、他の電子制御ユニットに対して車両識別情報の送信を要求する情報要求手段と、他の電子制御ユニットから車両識別情報の送信要求がきた場合には、記憶手段に記憶されている車両識別情報を読み出して送信する情報返答手段と、情報要求手段による送信要求の結果、他の電子制御ユニットから前記車両識別情報が送信されてきた場合には、その送信されてきた車両識別情報を前記記憶手段に記憶させる情報書込手段とを備えることを特徴とするものである。
【0020】
この電子制御ユニットは、記憶手段に車両識別情報が記憶されていない状態で新規に交換装着された場合には、自動的に他の電子制御ユニットに対して車両識別情報の送信を要求し、他の電子制御ユニットから送信されてきた車両識別情報を自己の記憶手段に記憶させる。また、記憶手段に車両識別情報が記憶されている状態で既に装着されている場合には、他の電子制御ユニットから送信要求が来ると、自ユニットの記憶手段に記憶されている車両識別情報を読み出して送信する。したがって、上述した種々の効果を持つ車両用電子制御装置に用いて有効である。
【0021】
そして、情報要求手段が、電子制御ユニットが通常動作するために必要な電力供給が開始された際に、車両識別情報の記憶の有無判断及びその判断結果に基づく他の電子制御ユニットへの送信要求を実行するようにしてもよいこと、及びそれに基づく効果などについては、車両用電子制御装置を前提として上述した内容と同様なので繰り返さない。
【0022】
なお、このような電子制御ユニットにおける情報要求手段、情報返答手段及び情報書込手段をコンピュータシステムにて実現する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えられる。このようなプログラムの場合、例えば、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ハードディスク等の記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMを記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
【0023】
また、正規でない電子制御ユニットが装着されていた場合の対処としての工夫についても、電子制御ユニット単位で実現できる。つまり、他の電子制御ユニットから取得した車両識別情報の内の過半数を占めるものと自己の持つ車両識別情報とが一致するかどうかを判定し、一致しない場合には、所定の異常時対応処理を実行する異常時処理手段を備えたり、その異常時処理手段が実行する異常時対応処理が、異常報知や車載機器の機能を制限する点などである。
【0024】
なお、この場合には、上述した電子制御ユニットにおける情報要求手段、情報返答手段及び情報書込手段に加えて異常時処理手段をコンピュータシステムにて実現する機能をコンピュータシステム側で起動するプログラムとして備え、このようなプログラムをフロッピーディスク等の記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いればよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0026】
図1は、本発明の車両用電子制御装置の実施例である車両用診断装置を搭載した車両を含む診断システムの概略構成を示す図である。当該システムの概略を説明する。監督局をなす管理センタCは、レシーバBを介して複数の車両Aからそれぞれエミッション(排ガス)に関連するデータ、エンジンの故障に関するデータ等を無線通信にて入手する。管理センタCは不具合のある車両Aを特定して、その車両保有者に対して車両Aの修理、改善を促す。なお、この車両Aの修理、改善を促すのは、例えば書類を郵送するなど種々の方法が採用できる。
【0027】
図2は、車両A内の概略的なシステム構成を示すブロック図である。通信用制御ユニットであるトランスポンダ10はレシーバBからの要求を受け、車載機器用制御ユニットであるエンジンECU30、ナビECU50、メータECU70から必要な情報を通信ライン5を介して入手し、その入手した情報をレシーバB(図1参照)に対して送信する。
【0028】
エンジンECU30は、エンジンの制御を司ると共に、エンジンのエミッションに関連する異常を自己診断し、トランスポンダ10の要求に応じてその情報をトランスポンダ10に送信する。
また、ナビECU50、メータECU70は、それぞれナビゲーション制御、メータ表示制御を実行すると共に、エンジンECU30が自己診断にて何らかの異常を検出したときに、エンジンECU30から出される要求に応じてそれぞれ車両の走行距離,車両位置をエンジンECU30に出力し、またトランスポンダ10からの要求が来たときにそのときの走行距離,車両位置をトランスポンダ10に出力する。
【0029】
図3〜図6はそれぞれ、トランスポンダ10、エンジンECU30、ナビECU50、メータECU70の構成を示すブロック図である。
まず、図3を参照してトランスポンダ10について説明する。
トランスポンダ10が動作するための電力を供給する電源回路13には、バッテリ3から常時電力が供給されているので、車両のキーSWの状態に関係無く動作する。マイコン11内のCPUは、同じくマイコン11内のROMに記憶された制御プログラムに従い、アンテナ20を介して外部から来る要求に応じた処理を実行する。また、マイコン11内のRAMはエンジンECU30などからのデータ等を一時的に記憶する。また、入出力回路12がアンテナ20及び通信ライン5と接続されており、この入出力回路12を介して入出力されたデータはマイコン11内のI/Oを介してCPUなどをやりとりされる。なお、マイコン11には記憶手段であるEEPR0M18が接続されている。
【0030】
次に、図4を参照してエンジンECU30について説明する。
エンジンECU30は、メイン電源回路33がイグニッションSW4を介してバッテリ3と接続されており、基本的には、イグニッションSW4が投入されることによってメイン電源回路33から電源が供給されて動作する。但し、イグニッションSW4を介さずバッテリ3と直接つながるサブ電源回路34からマイコン31に電力供給されることで、マイコン31のRAMのデータがイグニッションSW4のオフ後も保持されることとなる。
【0031】
マイコン31では、CPUがROMに記憶された制御プログラムに従い、入出力回路32及びマイコン31内のI/Oを介して入力したセンサ信号に基づいてエンジンが最適な動作をするようインジェクタ47やイグナイタ48を制御する信号を出力する。また、エンジンのエミッションに関連する異常を自己診断してエンジンの動作やセンサ41〜46の異常等を診断し、外部(DIAGテスタ49やトランスポンダ10)からの要求に応じて診断結果のデータを出力する。また、マイコン31内のRAMは、CPUでの演算処理に使うセンサデータ、演算にて求まった制御データ、あるいは上記診断にて得た種々の診断データ等を保持している。なお、マイコン31には記憶手段であるEEPR0M38が接続されている。
【0032】
入出力回路32に接続されているセンサ41〜46は、空燃比(A/F)センサ41、エンジンの回転数を検出する回転センサ42、エアフローメータ43、水温センサ44、スロットルセンサ45、スタータSW46である。
次に、図5を参照してナビECU50について説明する。
【0033】
ナビECU50は、電源回路53がアクセサリSW6を介してバッテリ3と接続されており、アクセサリSW6が投入されることによってマイコン51や入出力回路52が動作する。この入出力回路52には、受信機62、地図データ入力装置64及び表示モニタ66が接続されている。受信機62にはGPSアンテナ60が接続されており、これらは、GPS衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System )のための構成である。また、地図データ入力装置64は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データを含む各種データを記憶媒体から入力するための装置である。このための記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMを用いるのが一般的であるが、例えばDVDやメモリカード等の他の媒体を用いても良い。また、表示モニタ66は地図や誘導経路などを表示するためのものであり、本実施例では、利用者からの指示を入力する機能も備えている。
【0034】
マイコン51では、CPUがROMの記憶された制御プログラムに従い、入出力回路52及びマイコン51内のI/Oを介して入力した地図データ入力装置64からの地図データや受信機62からの信号をもとに、表示モニタ66から得られる利用者からの指示情報に対応して表示処理を実行し、表示モニタ66に利用者が所望する情報を表示させる。また、マイコン51は、エンジンECU30やトランスポンダ10からの要求が通信ライン5を介して来たときには、受信した時点の車両位置を、要求してきたエンジンECU30やトランスポンダ10に出力することができる。なお、マイコン51には記憶手段であるEEPR0M58が接続されている。
【0035】
次に、図6を参照してメータECU70について説明する。
メータECU70は、電源回路73がアクセサリSW6を介してバッテリ3と接続されており、アクセサリSW6が投入されることによってマイコン71や入出力回路72が動作する。この入出力回路72には、メータパネル80や車速センサ85などが接続されている。
【0036】
マイコン71では、CPUがROMに記憶された制御プログラムに従い、車速センサ85などのセンサ信号を入力し、メータパネル80に車速などの情報を表示させる。また、マイコン71は、エンジンECU30やトランスポンダ10からの要求が通信ライン5を介して来たときには、受信した時点の車両の累積走行距離を、要求してきたエンジンECU30やトランスポンダ10に出力することができる。なお、マイコン71には記憶手段であるEEPR0M78が接続されている。
【0037】
以上の構成を有する本実施例の車両用診断装置によれば、車両Aに搭載された各ECU30,50,70がそれぞれ管轄する各種機器の状態を診断し、その診断結果は、通信ライン5で接続されたトランスポンダ10によって外部のレシーバBに送信され、さらに管理センタCへ転送される。このトランスポンダ10から送信される診断結果に含まれる運転状態のデータ(フリーズフレームデー夕)は、車両を診断する際の異常解析用として使われるものであり、例えば、エンジン回転数、吸入空気量、水温、スロットル開度、噴射量に関する制御データ、点火時期に関する制御データ、車両の走行距離、車両の位置などである。この内、走行距離及び車両の位置については、エンジンECU30から通信ライン5を介してメータECU70及びナビECU50に要求し、メータE
CU70からはその時点での累積走行距離、ナビECU50からはその時点での位置を出力してもらうことによって入手する。
【0038】
そして、このフリーズフレームデータに、車両固有の識別番号であるVINコードを付加してレシーバBへ送信する。つまり、管理センタCでは、多くの車両Aから送信される診断結果を集中管理することとなるため、送信されてきた診断結果を確実に区別して適切に管理するためには、このVINコードが付加されていることが必要だからである。例えばトランスポンダ10がVINコードを記憶していれば、フリーズフレームデータにVINコードを付加してレシーバBへ送信することができるが、このトランスポンダ10が故障などにおいて交換されることでVINコードが記憶されていない状態になると対処できない。
【0039】
そのため、トランスポンダ10、エンジンECU30、ナビECU50、メータECU70にそれぞれ接続されているEEPR0M18,38,58,78にVINコードを記憶しておき、仮にその内の一部の電子制御ユニットにおいてVINコードが記憶されていない状態となっても、他の電子制御ユニットに記憶されているVINコードを用いて新規に書き込めるようにしてある。なお、ECUメーカからの出荷時においてはVINコードは書き込まれていないが、車両メーカにおける車両組み付け工程において車両固有の識別番号が決定されるため、その時点で書き込まれる。例えば、車両組み付けラインの最後において、通信ライン5上にVINコード送信用のツールが接続され、書き込まれる。したがって、市場に出た後は、通常はトランスポンダ10、エンジンECU30、ナビECU50、メータECU70の全てのEEPR0M18,38,58,78内にVINコードが記憶されているはずである。
【0040】
しかし、トランスポンダ10あるいはECU30,50,70のいずれかが故障などによって交換された場合には、その交換されたトランスポンダ10あるいはECU30,50,70のいずれかのEEPR0M18,38,58,78内には、そのままではVINコードが記憶されていない。そこで、本実施例の車両診断装置においては、この交換された電子制御ユニット内の、まだVINコードが記憶されていないEEPR0M18,38,58,78に、VINコードを書き込むのである。
【0041】
次に、このVINコード書込に関する処理について説明する。
これから説明する処理は、トランスポンダ10、エンジンECU30、ナビECU50、メータECU70のいずれにおいても実行されるものであるが、ここでは、エンジンECU30を代表して考え、エンジンECU30のマイコン31にて実行される処理について説明する。
【0042】
まず、エンジンECU30では、イグニッションSW4(図4参照)が投入されると図7のフローチャートに示すIGON時処理を実行する。この処理の最初のステップS110では、まず現在の状態が初期状態であるかどうかを判断する。ここでいう初期状態とはEEPROM38内にVINコードが書き込まれていない(記憶されていない)状態のことであり、初期状態フラグF(INI)が1となっている。なお、この初期状態フラグF(INI)はECUメーカからの出荷時には1となっており、通常は車両メーカにおける組み付けの際にVINコードが書き込まれるためこの初期状態フラグF(INI)は0とされる。但し、上述したように、市場に出てから故障などから例えばディーラにてエンジンECU30を交換した場合には、そのままでは交換後のエンジンECU30内のEEPROM38にはVINコードが記憶されていないこととなる。
【0043】
したがって、このS110では初期状態であるかどうかを判断し、初期状態であれば(S110:YES)、S120へ移行して、VINコード要求フラグF(CODE)を1とし、その後通常処理へ移行する。このVINコード要求フラグF(CODE)は、後述の処理でVINコードを他の電子制御ユニットへ要求するかどうかの判断に用いられる。S120の処理後は通常処理へ移行する。
【0044】
一方、初期状態でなければ(S110:NO)、S120の処理を実行せずそのまま通常処理へ移行する。
続いて、通常処理中で実行されるVINコード要求処理について図8のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
このVINコード要求処理は、例えば64ms毎に実行されるべース処理であり、まず最初のステップS210においては、VINコード要求フラグF(CODE)が1になっているかどうかを判断する。F(CODE)が1になっている場合は(S210:YES)、続くS220において、通信ライン5を介して他の電子制御ユニットにVINコードを要求する。この場合には、トランスポンダ10、ナビECU50及びメータECU70に要求することとなる。そして、VINコードを要求したら続くS230にて、VINコード要求フラグF(CODE)を0としてから、本処理ルーチンを終了する。
【0046】
一方、最初のステップS210においてはVINコード要求フラグF(CODE)が1になっていなければ(S210:NO)、S220,S230の処理を実行せずそのまま本処理ルーチンを終了する。
なお、図7のIGON時処理及び図8のVINコード要求処理の実行が「情報要求手段」としての処理の実行に相当する。
【0047】
次に、通常処理中において実行されるコード返答対応処理について図9のフローチャートを参照して説明する。
このコード返答対応処理は、受信割込によって実行される処理であり、まず最初のステップS310にて、受信割込で入ったものがVINコードデータの返答であるかどうかを判断する。そして、VINコードの返答であれば(S310:YES)、続くS320にて、VINコード書込フラグF(WCODE)を1としてから、本処理ルーチンを終了する。
【0048】
一方、最初のステップS310においてVINコードの返答でないと判断された場合には(S310:NO)、S320の処理を実行せずそのまま本処理ルーチンを終了する。
次に、通常処理中において実行されるVINコード書込処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
【0049】
このVINコード書込処理は、例えば64ms毎に実行されるべース処理であり、まず最初のステップS410においては、VINコード書込フラグF(WCODE)が1になっているかどうかを判断する。VINコード書込フラグF(WCODE)が1になっていなければ(S410:NO)、そのまま本処理ルーチンを終了するが、VINコード書込フラグF(WCODE)が1になっている場合は(S410:YES)、続くS420において、上述した受信割込で入ってきたVINコードをEEPROM38に書き込む。S420にてVINコードの書込が終了したため、続くS430ではVINコード書込フラグF(WCODE)を0にする。
【0050】
そして、EEPROM38内にVINコードが記憶されている状態というのは上述した初期状態ではなくなるため、S440において、初期状態フラグF(INI)を0にしてから、本処理ルーチンを終了する。なお、このように初期状態フラグF(INI)が0にされた場合には、次回イグニッションSW4がONされた場合であっても、図7のS110にて否定判断される。つまり、図7のS120でのVINコード要求フラグF(CODE)が1にされないため、図8のS210でも否定判断され、結果的にVINコードの要求はされない。
【0051】
このように、エンジンECU30は、自己の持つEEPR0M18内にVINコードが記憶されていないと自己判断した場合には、他の電子制御ユニット、つまりこの場合はトランスポンダ10、ナビECU50及びメータECU70にVINコードを送信してくれるように要求する。そして、その要求に応じて送信されてきたVINコードをEEPR0Mに書き込むのである。
【0052】
なお、図9のコード返答対応処理及び図10のVINコード書込処理の実行が「情報書込手段」としての処理の実行に相当する。
次に、VINコードの送信を要求された側の電子制御ユニット、つまりこの場合にはトランスポンダ10、ナビECU50及びメータECU70のマイコン11,50,71にて実行される処理について説明する。
【0053】
図11は、受信割込にて実行される応答処理を示すフローチャートであり、まず最初のステップS1010にて、受信割込で入ったものがVINコードの要求であるかどうかを判断する。そして、VINコードの要求であれば(S1010:YES)、続くS1020にて、VINコード送信フラグF(OUT)を1としてから、本処理ルーチンを終了する。
【0054】
一方、最初のステップS1010においてVINコードの要求でないと判断された場合には、そのまま本処理ルーチンを終了する。
続いて、ベース処理として実行されるVINコード送信処理について図12のフローチャートを参照して説明する。
【0055】
まず最初のステップS1110においては、VINコード送信フラグF(OUT)が1になっているかどうかを判断する。VINコード送信フラグF(OUT)が1になっていなければ(S1110:NO)、そのまま本処理ルーチンを終了するが、VINコード送信フラグF(OUT)が1になっている場合は(S1110:YES)、続くS1120において、EEPROM18,58,78に記憶されているVINコードを読み出して送信する。S1120にてVINコードの送信が終了したため、続くS1130ではVINコード送信フラグF(OUT)を0にしてから、本処理ルーチンを終了する。
【0056】
なお、図11の応答処理及び図12のVINコード送信処理の実行が「情報返答手段」としての処理の実行に相当する。
以上の説明では、エンジンECU30は、自己の持つEEPR0M18内にVINコードが記憶されていないため、トランスポンダ10、ナビECU50及びメータECU70にVINコードを送信してくれるように要求し、その要求に応じて送信されてきたVINコードをEEPR0M18に書き込む例を説明したが、VINコードを要求する主体は、トランスポンダ10、ナビECU50及びメータECU70のいずれであってもよい。
【0057】
このように本実施例の車両診断装置においては、トランスポンダ10あるいはECU30,50,70の電子制御ユニットのいずれかが故障などによって交換され、その交換された電子制御ユニット10,30,50,70のEEPR0M18,38,58,78内にVINコードが記憶されていない場合でも、そのVINコードの記憶されていない電子制御ユニット10,30,50,70自らが、他の電子制御ユニット10,30,50,70からVINコードを入手してEEPROM18,38,58,78に書き込むことができる。したがって、車両Aが市場に出た後に故障などからディーラにてエンジンECU30をはじめいずれかの電子制御ユニットを交換した場合には、交換後の、イグニッションSW4をONするだけで、上述の処理が実行されてエンジンECU30内のEEPROM38にはVINコードが記憶される。つまり、ディーラの交換作業者は、新しい電子制御ユニットに対するハード的な交換作業をすればよく、その後は、交換された電子制御ユニット自身がVINコードの自動入手及び書込作業を実行するのである。
なお、トランスポンダ10、エンジンECU30、ナビECU50、メータECU70のEEPR0M18,38,58,78には、車両メーカにおける車両組み付け工程時点で、例えば通信ライン5上にVINコード送信用のツールが接続され、VINコードが書き込まれると説明した。この際、例えば4つの電子制御ユニットの内の1つにVINコードを書き込んだ後で、イグニッションSW4をONすれば、残りの3つの電子制御ユニットにも自動的にVINコードが書き込まれるので、そのようにすれば作業負担は軽減する。
【0058】
以上の実施例説明では、例えば故障により電子制御ユニットを交換する必要が生じた場合など、正規の電子制御ユニットが装着されることを想定していた。そのため、データ化けなどの特別な異常状態を想定しない限り、車両Aに搭載されている電子制御ユニット、つまりトランスポンダ10及びECU30,50,70のEEPROM18,38,58,78に記憶されているVINコードは同一である。しかし、例えば意図的に正規でない電子制御ユニットを装着した場合や、過誤によって古い電子制御ユニットを装着した場合などには、複数種類のVINコードが存在することとなる。この状態は不適切であるので、正規でない電子制御ユニットが装着されていることを何らかの方法で見つけることが好ましい。上述の実施例の場合には、電子制御ユニットを4つ備えているので、各電子制御ユニットが、他の電子制御ユニットから取得したVINコードの内の過半数を占めるものと自己の持つVINコードとが一致するかどうかを判定し、一致しない場合には不適切な状態であることが判る。
【0059】
その具体的な処理を図13のフローチャートを参照して説明する。この処理は、トランスポンダ10及びECU30,50,70にてそれぞれ実行される。
まず最初のステップS2010においては、VINコードの回収を行う。上述したように、トランスポンダ10及びECU30,50,70の4つの電子制御ユニットの内のいずれかからVINコードの送信要求が出されると、他の電子制御ユニットはVINコードを通信ライン5を介して送信する。したがって、各電子制御ユニットは基本的に他の3つの電子制御ユニットからのVINコードを回収することができる。
【0060】
続くS2020では、コード審査を行う。具体的には、コードの多数決を取り、自己の持つVINコードがその過半数を占めるコードと同一であるかどうかを審査する。そして、自己のVINコードが過半数コードと同一であれば(S2030:YES)、そのまま本処理ルーチンを終了するが、自己のVINコードが過半数コードと同一でなければ(S2030:NO)、S2040へ移行する。
【0061】
S2040では、例えば図示しない警告ランプを点灯して異常が生じていることを報知したり、あるいはエンジンを停止させたりする。エンジンECU30がこの処理主体であれば、直接エンジン停止処理を実行することができるし、他の電子制御ユニット10,50,70が処理主体である場合には、エンジンECU30に対してエンジン停止を指示することとなる。なお、エンジン停止は、車載機器の機能を制限する一例であり、他の対処方法であってもよい。不正な電子制御ユニットが装着されている場合に報知されれば、上述した過誤により古い電子制御ユニットを装着してしまった場合に有効である。また、エンジン停止がされれば、特に上述した意図的な不正ユニットの装着の場合に有効である。
【0062】
また、上記実施例では車両診断装置として実現した場合について説明したが、それ以外にも適用は可能である。例えば、各電子制御ユニット10,30,50,70におけるプログラムを書き換える場合などでも適用できる。例えばエンジンECU30におけるエンジン制御用プログラムと言っても、車種などに応じて特有のプログラムが準備される場合が多い。したがって、プログラムを書き換える前に、VINコードに基づいて車種などを判別し、その判別した車種に対応するプログラム書き換えを実行することが必要である。この場合、各電子制御ユニット10,30,50,70にVINコードが記憶されていれば容易に車種などを判別できるが、記憶されていなければ、わざわざ他の電子制御ユニット10,30,50,70からVINコードを読み出したりしなくてはならず作業工数の増大につながる。
【0063】
したがって、複数の電子制御ユニット10,30,50,70が実行する処理において扱うデータが、同じ車両Aに搭載されているものであることを前提として成り立つ車両用の電子制御装置であれば、同様に適用でき、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の車両用診断装置の搭載された車両を含む診断システムの概略説明図である。
【図2】 実施例の車両内の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
【図3】 実施例のトランスポンダの構成を示すブロック図である。
【図4】 実施例のエンジンECUの構成を示すブロック図である。
【図5】 実施例のナビECUの構成を示すブロック図である。
【図6】 実施例のメータECUの構成を示すブロック図である。
【図7】 実施例の電子制御ユニットで実行されるIGON時処理を示すフローチャートである。
【図8】 実施例の電子制御ユニットで実行されるVINコード要求処理を示すフローチャートである。
【図9】 実施例の電子制御ユニットで実行されるコード返答対応処理を示すフローチャートである。
【図10】 実施例の電子制御ユニットで実行されるVINコード書込処理を示すフローチャートである。
【図11】 実施例の電子制御ユニットで実行される応答処理を示すフローチャートである。
【図12】 実施例の電子制御ユニットで実行されるVINコード送信処理を示すフローチャートである。
【図13】 実施例の電子制御ユニットで実行されるVINコード真偽判定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3…バッテリ 4…イグニッションSW
5…通信ライン 6…アクセサリSW
10…トランスポンダ 11…マイコン
12…入出力回路 13…電源回路
18…EEPROM 20…アンテナ
30…エンジンECU 31…マイコン
32…入出力回路 33…メイン電源回路
34…サブ電源回路 38…EEPROM
41…A/Fセンサ 42…回転センサ
43…エアフローメータ 44…水温センサ
45…スロットルセンサ 46…スタータSW
47…インジェクタ 48…イグナイタ
49…DIAGテスタ
50…ナビECU 51…マイコン
52…入出力回路 53…電源回路
58…EEPROM 60…GPSアンテナ
62…受信機 64…地図データ入力装置
66…表示モニタ
70…メータECU 71…マイコン
72…入出力回路 73…電源回路
78…EEPROM 80…メータパネル
85…車速センサ
A…車両 B…レシーバ
C…管理センタ

Claims (15)

  1. 車両に搭載され、通信ラインを介して相互にデータ通信が可能な複数の電子制御ユニットを備える車両用電子制御装置であって、
    前記各電子制御ユニットは、
    搭載されている車両固有の車両識別情報を記憶しておくための記憶手段と、その記憶手段に前記車両識別情報が記憶されていないことを自ら判断した場合には、他の電子制御ユニットに対して車両識別情報の送信を要求する情報要求手段と、
    他の電子制御ユニットから前記車両識別情報の送信要求がきた場合には、前記記憶手段に記憶されている車両識別情報を読み出して送信する情報返答手段と、
    前記情報要求手段による送信要求の結果、他の電子制御ユニットから前記車両識別情報が送信されてきた場合には、その送信されてきた車両識別情報を前記記憶手段に記憶させる情報書込手段と、
    を備えることを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 前記複数の電子制御ユニットの内の少なくとも一つは、車載機器を制御すると共に、前記車載機器の状態を診断する車載機器用制御ユニットであり、
    前記複数の電子制御ユニットの内の少なくとも他の一つは、前記車載機器用制御ユニットによる診断結果に前記車両識別情報を含めた診断情報を外部の管理センタ側へ送信する通信用制御ユニットであること、
    を特徴とする請求項1記載の車両用電子制御装置。
  3. 前記情報要求手段は、電子制御ユニットが通常動作するために必要な電力供給が開始された際に、前記車両識別情報の記憶の有無判断及びその判断結果に基づく他の電子制御ユニットへの送信要求を実行すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の車両用電子制御装置。
  4. 前記記憶手段が不揮発性メモリであること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の車両用電子制御装置。
  5. 前記電子制御ユニットを少なくとも3つ備えると共に、
    前記各電子制御ユニットは、他の電子制御ユニットから取得した車両識別情報の内の過半数を占めるものと自己の持つ車両識別情報とが一致するかどうかを判定し、一致しない場合には、所定の異常時対応処理を実行する異常時処理手段を備えること、
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の車両用電子制御装置。
  6. 前記異常時処理手段が実行する異常時対応処理は、異常が生じていることを報知する処理であること、
    を特徴とする請求項5記載の車両用電子制御装置。
  7. 前記異常時処理手段が実行する異常時対応処理は、車載機器の機能を制限する処理であること、
    を特徴とする請求項5又は6記載の車両用電子制御装置。
  8. 車両に搭載され、通信ラインを介して他の電子制御ユニットとの間で相互にデータ通信が可能な電子制御ユニットであって、
    搭載されている車両固有の車両識別情報を記憶しておくための記憶手段と、
    その記憶手段に前記車両識別情報が記憶されていないことを自ら判断した場合には、他の電子制御ユニットに対して車両識別情報の送信を要求する情報要求手段と、
    他の電子制御ユニットから前記車両識別情報の送信要求がきた場合には、前記記憶手段に記憶されている車両識別情報を読み出して送信する情報返答手段と、
    前記情報要求手段による送信要求の結果、他の電子制御ユニットから前記車両識別情報が送信されてきた場合には、その送信されてきた車両識別情報を前記記憶手段に記憶させる情報書込手段と、
    を備えることを特徴とする電子制御ユニット。
  9. 前記情報要求手段は、電子制御ユニットが通常動作するために必要な電力供給が開始された際に、前記車両識別情報の記憶の有無判断及びその判断結果に基づく他の電子制御ユニットへの送信要求を実行すること、
    を特徴とする請求項8記載の電子制御ユニット。
  10. 前記記憶手段が不揮発性メモリであること、
    を特徴とする請求項8又は9記載の車両用電子制御装置。
  11. 他の電子制御ユニットから取得した車両識別情報の内の過半数を占めるものと自己の持つ車両識別情報とが一致するかどうかを判定し、一致しない場合には、所定の異常時対応処理を実行する異常時処理手段を備えること、
    を特徴とする請求項8〜10のいずれか記載の電子制御ユニット。
  12. 前記異常時処理手段が実行する異常時対応処理は、異常が生じていることを報知する処理であること、
    を特徴とする請求項11記載の電子制御ユニット。
  13. 前記異常時処理手段が実行する異常時対応処理は、車載機器の機能を制限する処理であること、
    を特徴とする請求項11又は12記載の電子制御ユニット。
  14. 前記請求項8〜10のいずれか記載の電子制御ユニットにおける情報要求手段、情報返答手段及び情報書込手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  15. 前記請求項11〜13のいずれか記載の電子制御ユニットにおける情報要求手段、情報返答手段、情報書込手段及び異常時処理手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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