JP2848119B2 - 電子式オドメータ - Google Patents

電子式オドメータ

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JP2848119B2
JP2848119B2 JP13555192A JP13555192A JP2848119B2 JP 2848119 B2 JP2848119 B2 JP 2848119B2 JP 13555192 A JP13555192 A JP 13555192A JP 13555192 A JP13555192 A JP 13555192A JP 2848119 B2 JP2848119 B2 JP 2848119B2
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繁明 田村
陽一 島津
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載して、車両
の積算走行距離を表示する電子式オドメータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子式オドメータは、車両の一定走行距
離毎にパルスを発生する車速センサを同時に距離センサ
としても使用し、このセンサからの入力パル数をカウン
ト積算して車両の走行距離を算出し、従前の積算走行距
離に順次加算して当該時の積算走行距離を適宜な表示器
で走行距離を表示してなるものである。ところで走行距
離データは、消失しないように所定走行距離毎に適宜な
不揮発性メモリに書き込んでおり、車両の走行開始時
(イグニションスイッチオン時)に不揮発性メモリに収
納されているデータを読み取り、これに基づいて積算走
行距離の表示を行っている。
【0003】不揮発性メモリとしては、EEPROMが
多用されており、走行距離データの消去書き込みを繰り
返し、常に最新のデータをメモリするようにしている
が、EEPROMの書き換えには限度があるので、従前
よりEEPROMへの書き換え手法が種々提案されてい
る。
【0004】例えば特公平1−29407号公報には、
n×nの下位桁メモリと、容量の少ない上位桁メモリと
を備え、所定走行距離毎に下位桁メモリの内の1ビット
単位に「0」から「1」への書き込みをなし、下位桁メ
モリの書き込みが一巡すると、上位桁メモリに1単位の
書き込みをなし、下位桁メモリを全部消去して、改めて
下位桁メモリへの書き込みを開始する手法が開示されて
いる。また同1−46005号公報や同1−46006
号公報にはメモリエリアを3分割し、第一及び第二のグ
ループは上位桁用のメモリとして使用し、第三のグルー
プを下位桁用のメモリとして使用し、特に下位桁用のメ
モリは大容量としており、下位桁メモリのオーバーフロ
ーや所定回数の書き込み毎に上位桁メモリへの書き込み
を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記のデータ
保持手段に在って、データ書き込みの際外部要因による
ビット誤りが生ずる場合がある。その対策として前述し
た従来例では、書き込みデータを単一の記録とせずに、
複数のメモリに同時に書き込み、複数の記録として保持
し(前記特公平1−46005号では3個所に同一内容
のデータを書き込んでいる)、多数決の原理で正しいデ
ータの確認をしている。
【0006】特に上位桁メモリの書き込み誤差は、表示
数値の大きな違いとなり、計器の信頼性を大きく損な
う。然しその反面、同一のデータ保持のために、3倍の
容量のメモリを必要とし、明らかに無駄と認められる。
そこで本発明は、同一データを保持することなく、上位
桁の正しいデータのの確認が可能な記録手段を提案した
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子式オド
メータは、積算走行距離データを不揮発性メモリに書き
込み、データ保持を行っている計器に於いて、前記不揮
発性メモリエリアを少なくとも3個以上のグループに分
割すると共に、各グループは上位桁メモリと下位桁メモ
リで構成し、所定距離車両が走行する毎に、所定グルー
プの下位桁メモリにデータ書き込みをなし、当該下位桁
メモリの書き込みが所定回数なされると、次グールプの
下位桁メモリへの書き込みに移行すると共に、移行前グ
ループの上位桁メモリのデータ数値に1ビツト分の加算
をした数値を、移行後のグループの上位桁メモリに書き
込んでなる手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】車両が所定の距離(単位走行距離)を走行し、
センサからのパルス信号が所定数カウントされると、単
位走行距離を何れかのグループの下位桁メモリに順次書
き込み、当該下位桁メモリがオーバーフローとなるか或
は予め定めた所定回数の書き換えを終了すると、次のグ
ループに移行して書き換え動作が続行する。前記の移行
に際して移行前グループの上位桁メモリのデータ数値に
1ビツト分の加算をした数値を、移行後のグループの上
位桁メモリに書き込む。
【0009】従って表示すべき積算走行距離は、当該書
き込み実施中のグループの上位桁メモリデータと、下位
桁メモリデータで求めることができる。また上位桁メモ
リの保持データは、各グループの記録が1ビット対応数
値づつ相違するので、仮に何れかのグループの保持デー
タにビット誤りが在ったとしても、他のグループの上位
桁メモリの保持データから正しいデータを求めることが
できる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。本発
明に係る電子式オドメータは、センサ部1、演算処理部
2、メモリ部3、表示部4から構成され、センサ部1
は、車両の一定走行距離毎にパルスを発生する距離セン
サであり、演算処理部2はCPUで形成され、前記セン
サ部1からのパルス信号をカウントし、所定走行距離毎
にメモリ部3への書き込み、読み出し、保持データの確
認並びに表示部4への出力をなすものである。
【0011】メモリ部3は、EEPROMのような書き
換え可能な不揮発性メモリで形成したもので、特にA,
B,C,Dの4グループにエリア分割し、各グループは
上位桁メモリ31A,31B,31C,31Dと下位桁
メモリ32A,32B,32C,32Dで構成されたも
のである。また表示部4はドライバ41と表示器42で
構成され、所定の積算走行距離データを表示し、運転者
等に知らせるものである。
【0012】次に前記のオドメータのメモリ部3への書
き込み手順について説明する。最も単純な例として上位
桁メモリ及び下位桁メモリをそれぞれ16ビットとし、
各ビット「1」が初期値で「0」が意味付けとして走行
距離データを示す記録とし、1km毎にデータの書き換
えがなされるとする。
【0013】車両が所定の距離(単位走行距離)を走行
し、センサからのパルス信号が所定数カウントされる
と、単位走行距離をAクループの下位桁メモリ32Aの
1番目のビットを「1」から「0」に書き換え、1km
走行毎に次の下位桁ビットを順次書き換えをなし(図示
した例は書き換えと同時に直前のビットをリセットして
なる)、16km走行でメモリ32Aが一杯となり、次
の17kmでメモリ32Aがオーバーフロートなる。そ
こで、メモリ32Aがオーバーフローすると、書き込み
は次のBグループに移行し、Bグループの下位桁メモリ
32Bの第一番目のビットを「1」から「0」に書き換
えをなすと同時にBグループの上位桁メモリ31Bの第
1番目のビットを「1」から「0」に書き換え、Bグル
ープの下位桁メモリ32Bがオーバーフローすると、次
のCグループに移行するが、上位桁メモリ31Bはリセ
ットせずに残しておく。
【0014】従って順次書き込みを行っていくと、下位
桁メモリ32は何れかのグループの一つのみがデータ書
き込みがなされており、上位桁メモリ31は全グループ
にデータ書き込みがなされていて、当該時の積算走行距
離データは下位桁メモリ32の書き込みがあるグループ
の書き込みデータで知ることができ、而も上位桁メモリ
31は必ず所定の論理性(数値が1づつ異なる)を具備
しているので、誤データの発見訂正が容易にできるもの
である。
【0015】例として図2に「67km」の場合を示し
たが、下位桁メモリ32のうちデータ書き込みがあるの
はAグループの下位桁メモリ32Aのみであるから、A
グループの上位桁31Aのデータ「4番目のビットの書
き込み」が上位桁の数値を示すことになる。
【0016】従ってメモリ内のデータは上位桁メモリ3
1Aの「4(番目)」と下位桁メモリ32Aの「3(番
目)」から、4×16+3=67が求められる。而も上
位桁メモリ31A,31B31C,31Dの各書き込み
データをみると31Aは「4(番目)」、31Bは「1
(番目)」、32Cは「2(番目)」、32Dは「3
(番目)」と順次「1番」づつ相違しているので、仮に
前記のAグループの上位桁メモリ31Aにビット書き込
みが無かったり、または「5(番目)」にかきこまれて
いるときは、データ誤りがあることが分かり、他のグル
ープの上位桁メモリ31B,31C,31Dのデータに
基づいて正しい数値が求められ、正しいデータへの訂正
が可能となる。
【0017】前記実施例は、本発明を説明するために単
純にモデル化した例を示したもので、具体的には下位桁
メモリ32を16ビット以上としたりオーバーフローし
ての次グループへの移行でなく、予め定めた所定数で移
行するようにしても良く、またEEPROMへのデータ
書き込みに、EEPROMのエンデュランス特性を考慮
して「0」位置移動の書き込みを採用しているが、
「0」を残す2進数やBCDコードを用いてデータ書き
込みをしたり、更にはメモリの一部ビットをデータ誤り
の検出訂正のためのパリティ、CRC、ECCに使用し
ても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように不揮発性メモリ
を有する電子式オドメータに於いて、不揮発性メモリの
メモリエリアをグループ分割し、且つ各グループを上位
桁メモリと下位桁メモリとに分割し、下位桁メモリは各
グループのローテーションで使用し、上位桁メモリは各
グループのローテーションでデータ保持をなすようにし
たものであるから、上位桁データは所定の論理性を以て
各グループに保持されるので、わざわざ複数のメモリに
同一データを保持しなくとも誤データの発見が確実にで
き、メモリを有効に使用できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す簡便なブロク図
【図2】メモリ部の構成を示す説明図
【符号の説明】
1 センサ部 2 演算処理部 3 メモリ部 31A,31B,31C,31D 上位桁メモリ 32A,32B,32C,32D 下位桁メモリ 4 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−8713(JP,A) 特開 昭63−38112(JP,A) 特開 昭62−254013(JP,A) 特開 昭60−60515(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 22/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の一定走行距離毎にパルスを発生す
    る距離センサと、積算走行距離データが書き込まれる不
    揮発性メモリと、不揮発性メモリのデータの読み出しと
    前記センサからの入力パルス数をカウントに基づいて最
    新車両走行距離を算出すると共に適宜不揮発性メモリへ
    のデータの書き替えをなす演算処理部と、最新の走行距
    離の表示をなす表示器とを備えてなる電子式オドメータ
    に於いて、前記不揮発性メモリエリアを少なくとも3個
    以上のグループに分割すると共に、各グループは上位桁
    メモリと下位桁メモリで構成し、所定距離車両が走行す
    る毎に、所定グループの下位桁メモリにデータ書き込み
    をなし、当該下位桁メモリの書き込みが所定回数なされ
    ると、次グールプの下位桁メモリへの書き込みに移行す
    ると共に、移行前グループの上位桁メモリのデータ数値
    に1ビット分の加算をした数値を、移行後のグループの
    上位桁メモリに書き込んでなる手段を備えたことを特徴
    とする電子式オドメータ。
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