JP2904401B2 - 車両走行距離記録装置 - Google Patents

車両走行距離記録装置

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JP2904401B2
JP2904401B2 JP807595A JP807595A JP2904401B2 JP 2904401 B2 JP2904401 B2 JP 2904401B2 JP 807595 A JP807595 A JP 807595A JP 807595 A JP807595 A JP 807595A JP 2904401 B2 JP2904401 B2 JP 2904401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の走行距離を記録す
る車両走行距離記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両走行距離記録装置は、特開平
4−70513号公報に記載されているように、走行距
離を不揮発性メモリに記録するようにしている。走行距
離を記録する不揮発性メモリは、例えば図9に示される
ように、データ領域,カウンタ(NO.1)領域,カウン
タ(NO.2)領域で構成されている。
【0003】図9(A)は不揮発性メモリへの初期状態
を示しており、アドレス0〜112をデータ領域、アド
レス113〜115をカウンタ(NO.1)領域、アドレ
ス116〜118をカウンタ(NO.2)領域として使用
し、各アドレスは8ビットのメモリで構成される。
【0004】データは2進数で記録されるが、16進数
2桁で説明する。すなわち、初期状態においては全ての
ビットが“1”であれば、“FF”と標記する。車両が
1Km走行する毎に車速パルスを発生して走行距離を積
算するようになされている。車両が1Km走行であれ
ば、初期値にあるアドレス0の記録値“FF”に+1し
た“00”が記録される。車両が3Km走行すると、図
9(B)に示されるように、順次アドレスを増加してア
ドレス0〜2の記録を“00”にする。
【0005】アドレス112の記録が“00”になる
と、次の車速パルスでアドレス0に移って“01”を記
録させ、この繰返しを順次行う。アドレス0〜112が
全て“FF”となると、図9(C)カウンタ領域のアド
レス113〜118を“FF”に+1した“00”を記
録させて繰り返えす。
【0006】したがって、不揮発性メモリの記録より車
両走行距離Lは、 L=256×113×C+113×D+P …(1) ただし、Cはアドレス113〜118の記録値+1 Pはポインタが示すアドレス Dはポインタが示すアドレスに記録されているデータ値
+1によって算出することができる。
【0007】なお、カウンタ(N0.1)及び(NO.2)
は3個のメモリで構成させている理由は、式(1)で示
されるように、Cの記録に誤りが発生すれば、車両走行
距離Lに非常に大なる誤りが発生するため、この誤りの
発生を防止するため、3個のメモリの多数決よりCの値
を求めるようにしている。
【0008】また、カウンタ(N0.1)と(NO.2)の
2個を備える理由は、不揮発性メモリのデータ書込中誤
りを防止させるためのもので、カウンタ領域が書換えら
れる時は、先ずカウンタ(N0.1)の書込、次にアドレ
ス112の書込、最後にカウンタ(NO.2)の書込を行
なうようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の車両走行距離記録装置は、車両が単位距離走行する毎
に不揮発性メモリに記録するようにしていた。不揮発性
メモリへのデータの書込みは、指定されたアドレスにデ
ータ値が書込まれ、もし、このアドレスまたはデータに
誤りが発生しても、誤ったアドレスに、または誤ったデ
ータが記録される。
【0010】このため、不揮発性メモリ上のデータの並
びが狂い、間違った車両走行距離を表示したり、不揮発
性メモリが使用不可能となる。本発明は、不揮発性メモ
リに誤ったデータが書込まれないように改良した車両走
行距離記録装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために本発明が採用した手段を図1を参照して説明す
る。図1は本発明の基本構成図である。本発明は、不揮
発性メモリの複数の記録エリアを使用し、車両が所定距
離走行する毎に前記複数の記録エリアの記録を順次+1
した走行距離データを記録する車両走行距離記録装置に
おいて、前記不揮発性メモリに記録させるデータD及び
書込アドレスPを算出する走行距離算出手段(1)と、
前記走行距離算出手段(1)で算出されたアドレスPに
記録されている不揮発性メモリのデータDN を読出すデ
ータ読出手段(2)と、前記走行距離算出手段(1)で
算出されたデータDと前記データ読出手段(2)より読
出したデータDN の差が1となるか否かを判定するデー
タ判定手段(3)と、前記データ判定手段(3)で判定
がYESの場合に前記不揮発性メモリのアドレスPにデ
ータDを書込むデータ書込手段(4)と、を備えるもの
である。また、前記データ判定手段(3)での判定がN
Oの場合は以後の前記不揮発性メモリへのアクセスを停
止するようにする。
【0012】また、本発明について図1の基本構成図で
説明する。なお、同一手段は共通部分でなされるものと
する。本発明は、不揮発性メモリの複数の記録エリアを
使用し、車両が所定距離走行する毎に前記複数の記録エ
リアの記録を順次+1した走行距離データを記録する車
両走行距離記録装置において、前記不揮発性メモリに記
録させるデータD及び書込アドレスPを算出する走行距
離算出手段(1)と、前記走行距離算出手段(1)で算
出されたアドレスPに記録されている不揮発性メモリの
データDN を読出す第1のデータ読出手段(2)と、前
記データ書込手段(4)で書き込まれたアドレスP−1
に記録されている不揮発性メモリのデータDN を読出す
第2のデータ読出手段(2)と、前記走行距離算出手段
で算出されたデータDと前記第1と第2のデータ読出手
段(2)より読出した各データDN の値より前記算出さ
れたアドレスPのデータが正しいか否かを判定するデー
タ判定手段(3)と、前記データ判定手段で判定がYE
Sの場合に前記不揮発性メモリのアドレスPにデータD
を書込むデータ書込手段(4)と、を備えるものであ
る。また、前記第1又は前記第2のデータ判定手段
(3)における判定がNOの場合は以後の前記不揮発性
メモリへのアクセスを停止するようにしたことを特徴と
する前記車両走行距離記録装置である。
【0013】
【作用】本発明の車両走行距離記録装置は、先ず、走行
距離算出手段1で車両が単位距離走行したと算出される
と、データ読出手段2は、走行距離算出手段1が算出し
たアドレスPに記録されている不揮発性メモリのデータ
N を読出す。
【0014】データ判定手段3は、走行距離算出手段1
が算出したデータDとデータ読出手段2が読出したデー
タDN との差が1であるか否かを判定する。データ判定
手段3での判定がYES、すなわち差が1であるとき
は、データ書込手段4は不揮発性メモリのアドレスPに
データDを書込む。
【0015】また、データ判定手段3での判定がNOで
あるときは、以後の不揮発性メモリへのアクセスを停止
する。以上のように、車両が単位距離走行して不揮発性
メモリに記録する際には、記録するアドレスのデータを
読出し、記録しようとするデータと読出したデータの差
が1であるか否かを判定し、差が1である場合のみ不揮
発性メモリに記録するようにしたので、誤ったデータが
記録されるのを防止することができる。
【0016】また、差が1でない場合は以後の不揮発性
メモリへのアクセスを停止するようにしたので、不揮発
性メモリの記録データを保護して信頼性を向上させるこ
とができる。また、本発明の車両走行距離記録装置は、
上記で説明したように、書き込むべきアドレスのメモリ
のデータと書き込まれるデータから差が1を満足するか
否かのベリファイ動作で判定した後に、書き込まれたデ
ータのアドレス(n)とアドレス(n−1)のデータと
の比較値が0である場合のみデータを不揮発性メモリに
アクセスするようにして、データが間違ったアドレスに
記録されるのを二重に防止している。また、差が1また
は比較値が0でない場合は以後の不揮発性メモリへのア
クセスを停止するようにしたので、不揮発性メモリの記
録データを保護して信頼性を向上させることができる。
【0017】すなわち、本発明の車両走行距離記録装置
は、単位距離走行のデータを書き込むべきアドレスを確
認してデータを書き込む手段を備えるものである。その
データの書込手段が上述の手段以外に、書き込むべきア
ドレス(n)の一つ前のアドレス(n−1)のデータと
書き込むべきデータとの演算結果による確認と、書き込
むべきデータとアドレス(n)のデータとの演算結果に
よる確認とにより、データを書き込むべきアドレス
(n)を確認してデータの書き込みを許可して、車両走
行距離記録装置としての信頼性を高めている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)本発明の一実施例を図2〜図4を参照して
説明する。図2は本発明の実施例の構成図、図3及び図
4は同実施例の動作フローチャートである。図2におい
て、11は不揮発性メモリ(NVM)、12は走行距離
算出部、13はデータ読出部、14はデータ判定部、1
5はデータ書込部、16は表示部、17はその他の制御
を行なう制御部、18はインタフェース(I/O)、1
9は処理を行なうプロセッサ(CPU)である。
【0019】走行距離算出部12には算出結果を記録す
るメモリが内蔵されている。このメモリは、図5で示す
エリアで構成され、カウンタC,ポインタP及びデータ
Dは図9で説明した通りであり、オドデータLは、C,
P及びDを式(1)に代入して算出されるオド値であ
る。
【0020】また、キーワードは、このメモリがバック
アップされていたか否かを判定するためのキーワード
が、また距離カウンタSは走行の単位距離を積算するカ
ウンタである。つぎに、図3及び図4を参照して、実施
例の動作を説明する。
【0021】処理S1では、制御部17は、図5で説明
したRAMのキーワードを読出して、読出したキーワー
ドに誤りが有るか無いかを判定し、判定がNOの場合、
すなわちRAMの記録データがバックアップされていた
場合は処理S5に移る。
【0022】処理S2では、制御部17は、フラグFが
1か否かを判定し、判定が1ならば処理S5に移る。処
理S3では、制御部17は、不揮発性メモリ11よりカ
ウンタ値C、ポインタ値P、及びデータ値Dを読出し
て、図5のそれぞれ対応するRAMのデータを書替え
る。
【0023】処理S4では、制御部18は走行距離算出
部12に指令して、式(1)の演算を行なわせてオド値
Lを算出して算出結果をRAMに記録する。以上の処理
によって前処理が終了し、走行距離の算出及び記録処理
に移る。処理S5では、走行距離算出部12は、I/O
18を介して入力される走行センサよりのパルスを距離
カウンタSで計測する。
【0024】処理S6では、走行距離算出部12は、距
離カウンタSの計測値より1km走行したか否かを判定
し、判定がNOの場合は処理S23に移る。処理S7で
は、走行距離算出部12は、図5で説明したRAMに記
録されている走行距離データ(オドデータL)を+1k
mする。また距離カウンタSのデータ値を0にリセット
する。
【0025】処理S8では、フラグFが1か否かの判定
が行なわれ、判定がYESの場合は処理S20に移る。
処理S9では、データ読出部13は、図5で示したRA
Mに記録されているポインタPをアドレスとする不揮発
性メモリ11のデータDN を読出す。
【0026】処理S10では、データ判定部14は、図
5で示したRAMに記録されているデータDと処理S1
2で読出されたデータDN との差が1であるか無いかを
判定し、差が1でない場合は処理S11に移って、処理
S9及びS10が3回繰返えされる。
【0027】3回の繰返しでも差が1でない場合は処理
S12に移って表示部16にエラー表示を行ない、処理
S13に移ってフラグFを1にして処理S20に移る。
処理S14では、データ書込部15は、図5で示したR
AMに記録されているポインタPをアドレスとする不揮
発性メモリ11にデータDを書込む。
【0028】処理S15では、処理S14で書込んだデ
ータを読出して、正確に書込まれたか否かを判定し、判
定がNOの場合は処理S16に移って処理S14及びS
15を繰返す。3回の繰返しでも書込誤り有りと判定さ
れた場合は処理S17に移って表示部16にエラー表示
を行ない、続いて処理S18に移ってフラグFを1にし
て処理S20に移る。
【0029】処理S19では、走行距離算出部12は、
図5で説明したRAMのカウンタC、ポインタP及びデ
ータDを生成する。すなわち、前述したように不揮発性
メモリ11でのデータの記録が図9である場合は、 P=(P+1)mod.(112) …(2) また、式(2)のPの値が0のときは、 D=(D+1)mod.(FF) …(3) また、式(2)のPの値が0で、かつ式(3)のDの値
が0のときは、 C=C+1 …(4) なる演算を行ってポインタP、データD及びカウンタC
の値を生成してRAMに記録させる。
【0030】このようにして生成されたデータは車両が
1km走行し、次に不揮発性メモリ11に記録されると
きのデータとなる。処理S20では、表示部16は、走
行距離算出部12が算出し、図5で示したRAMに記録
されているオドデータLを表示して処理S5に移る。
【0031】次に、本発明の他の実施例について図8を
参照して説明する。図8の実施例の説明に当たり、上記
実施例との相違点を明確にするために、図7を参照して
その要部を説明する。なお、図7,図8の実施例の説明
に当たり、不揮発性メモリのデータ書き込み状態を示す
図6を参照する。図7に於いて、先ず、処理S1では書
き込むべきアドレスnを指定する。処理S2では書き込
むべきデータ“00”を指定する。処理S3では処理S
1で指定されたアドレスnのデータ“FF”を読み込
む。処理S4でベリファイ動作を行う。すなわち、書き
込むべきデータ“00”から書き込むべきアドレスnの
データ“FF”を減算処理する。データ“00”からデ
ータ“FF”を減算処理をしてその値が1であれば、処
理S6に進み、減算処理結果が1でないならば、処理S
5に進む。この処理S1乃至S6の処理を3回繰り返し
て何れも減算処理結果が1でないならば、エラーが発生
したと判断する。
【0032】処理S4の減算処理結果が1であれば、処
理6に進み、不揮発性メモリへの書き込みが許可され、
処理S7でアドレス(n)にデータ“00”が書き込ま
れる。処理S8で不揮発性メモリは書き込み禁止状態に
設定して、処理S9に進む。処理S9では書き込んだデ
ータ“00”を読み出し、処理S10に進む。処理S1
0ではベリファイ動作がなされる。すなわち、書き込ま
れたデータと読み出されたデータが一致するか否かが比
較され、一致すれば不揮発性メモリは書き込み処理は終
了するが、不一致の場合は処理S11に進み、処理7乃
至10の動作を行って、3回不一致であれば、書き込み
不良として動作を終了する。
【0033】上記実施例では書き込み不良を防止する基
本的な実施例である。しかし、この車速データの書き込
み動作において、処理S1でアドレス(n+1)が指定
され、処理S3に於いて、アドレス(n+1)のデータ
“FF”が読み込まれたとすると、処理S4における減
算処理結果は1となり、不揮発性メモリへの書き込み許
可がなされ、異なったアドレスに書き込まれることにな
り、不都合が生じるおそれがある。このような稀な書き
込み不良を解消する方法として、図8による動作フロー
による実施例がある。
【0034】(実施例2)以下、図8を参照して他の実
施例について説明する。この実施例の構成は上記実施例
1と同一構成であり、図2に示す構成の説明は省略す
る。上記実施例1とは制御プログラムが異なるのみであ
るので、実施例2について図8の動作フローに基づいて
説明する。なお、図2ではCPUの演算処理部を用いる
部分をバスラインに示して、その機能を明確にしたもの
である。無論、減算等の演算処理並びに不揮発性メモリ
へのデータの読出しや書込み等は周知の方法によってな
される。図8に於いて、先ず、処理S1では書き込むべ
きアドレスnを指定し、処理S2では書き込むべきデー
タ“00”を指定する。これらの処理S1,S2はイン
ターフェース18を介して入力される単位距離データ
(例えば、1Km)に基づいて走行距離算出部12で算
出して行う。処理S3では処理S1で指定されたアドレ
スnのデータ“FF”を読み込む。処理S4でベリファ
イ動作を行う。すなわち、書き込むべきデータ“00”
から書き込むべきアドレスnのデータ“FF”を減算処
理する。データ“00”からデータ“FF”を減算処理
をしてその値が1であれば、処理S6に進み、減算処理
結果が1でないならば、処理S5に進む。この処理S1
乃至S5の処理を3回繰り返して何れも減算処理結果が
1でないならば、エラーが発生したと判断する。
【0035】処理S4の減算処理結果が1であれば、処
理S6に進む。処理S6では書き込むべきアドレスnか
ら減算されたアドレス(n−1)を指定して、アドレス
(n)に書き込むべきデータ“00”と、その指定され
たアドレス(n−1)のデータ“00”を読み込み、減
算処理してその値が「0」でないなら処理S9に進み、
処理S7乃至S9を3回行って、減算処理結果が「0」
でないならばエラーと判断して、不揮発性メモリへの書
き込み処理を停止する。処理S8で減算処理結果が
「0」であるならば、処理S10に進み、不揮発性メモ
リは書き込み許可状態に設定して、処理S11に進む。
ステップS11でアドレス(n)にデータ“00”が書
き込まれる。処理S12で不揮発性メモリは書き込み禁
止状態に設定してい処理13へ進む。処理S13では書
き込んだデータ“00”を読み出し、処理S14に進
む。処理14ではベリファイ動作がなされる。すなわ
ち、書き込まれたデータと読み出されたデータが一致す
るか否かが比較され、一致すれば不揮発性メモリは書き
込み処理は終了するが、不一致の場合は処理S15に進
み、処理S11乃至S15の動作を行って、3回不一致
であれば、書き込み不良として動作を終了する。
【0036】上記実施例の不揮発性メモリへの書き込み
許可の条件を簡単に記すと、先ず、書き込むアドレスn
のデータ“FF”と書き込むべきデータ“00”とを次
式に示すように減算処理する。 D − DNP =“00”−“FF”= 1 …(5) (5)式で減算処理結果1であれば、書き込むべきデー
タ“00”とアドレス(n−1)のデータ“00”とを
減算処理する。 D − DNP-1 =“00”−“00”= 0 …(6) 但し、Dは書き込むべきデータ、DNPは書き込むべきア
ドレスnのデータ、D NP-1は書き込むべきアドレスnの
一つ前のアドレス(n−1)に書き込まれたデータであ
る。(5)式と(6)式の結果を満足する場合のみ、不
揮発性メモリへのデータの書き込みが許可される。
【0037】(実施例3)以下、図9を参照して他の実
施例について説明する。この実施例の構成は上記実施例
1と同一構成であるので、図2に示す構成の説明は省略
する。また、上記実施例1とは制御プログラムが異なる
のみであるので、実施例3について図9の動作フローに
基づいて説明する。図9に於いて、先ず、処理S1では
書き込むべきアドレスnを指定し、処理S2では書き込
むべきデータ“00”を指定する。これらの処理S1,
S2はインターフェース18を介して入力される単位距
離データ(例えば、1Km)に基づいて走行距離算出部
12で算出して行う。処理S3では指定したアドレスn
の一つ前のアドレス(n−1)のアドレスのデータAを
読み込む。処理S4でベリファイ動作を行う。すなわ
ち、書き込むべきアドレスnのアドレス(n─1)のデ
ータ“00”から書き込むべきデータ“00”を減算処
理する。データ“00”からデータ“00”を減算処理
をしてその値が0であれば、処理S6に進み、減算処理
結果が0でないならば、処理S5に進む。この処理S1
乃至S5の処理を3回繰り返して何れも減算処理結果が
1でないならば、エラーが発生したと判断する。
【0038】処理S4の減算処理結果が1であれば、処
理S6に進む。処理S6では書き込むべきデータ“0
0”と指定されたアドレスnのデータ“FF”を読み込
み減算処理する。減算処理してその値が「1」でないな
ら処理S8に進み、処理S6乃至S8を3回行って、減
算処理結果が「0」でないならばエラーと判断して、不
揮発性メモリへの書き込み処理を停止する。処理S7で
減算処理結果が「1」であるならば、処理S9に進み、
不揮発性メモリを書き込み許可状態に設定して、処理S
10に進む。処理S10でアドレス(n)にデータ“0
0”が書き込まれる。処理S11で不揮発性メモリは書
き込み禁止状態に設定して処理12へ進む。処理S12
では書き込んだデータ“00”を読み出し、処理S13
に進む。処理13ではベリファイ動作がなされる。すな
わち、書き込まれたデータと読み出されたデータが一致
するか否かが比較され、一致すれば不揮発性メモリは書
き込み処理は終了するが、不一致の場合は処理S14に
進み、処理S10乃至S14の動作を行って、3回不一
致であれば、書き込み不良として動作を終了する。
【0039】上記実施例の不揮発性メモリへの書き込み
許可の条件を簡単に記すと、先ず、書き込むアドレスn
の一つ前のアドレス(n─1)のデータ“00”と書き
込むべきデータ“00”とを次式に示すように減算処理
する。 DNP-1 − DNP =“00”−“00”= 0 …(7) (7)式で減算処理結果0であれば、書き込むべきデー
タ“00”とアドレスnのデータ“FF”とを減算処理
する。 D − DNP =“00”−“FF”= 1 …(8) (7)式と(8)式の結果を満足する場合のみ、不揮発
性メモリへのデータの書き込みが許可される。
【0040】上述のように、実施例1では(5)式を満
足すれば不揮発性メモリへの車両走行データの書き込み
を許可していたが、実施例2では、(5)式の結果に加
え(6)式の結果を満足して始めて、不揮発性メモリへ
の車両走行データの書き込みを許可している。従って、
実施例2がより確実に車両走行データの記録を行うこと
ができる。また、実施例3では、予め書き込むべきアド
レスnの一つ前のアドレス(n−1)のデータと、書き
込むべきデータとの減算処理の結果が(7)式に示すよ
うに、「1」であることを確認し、その後、書き込むべ
きアドレスのデータと書き込むべきデータとの減算処理
の結果が(8)式に示すように、「1」であることを確
認し、それらの結果によって、不揮発性メモリへの車両
走行データの書き込みを許可している。従って、実施例
2又は3によれば確実に車両走行データの不揮発性メモ
リへの記録を行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。車両が単位距離走行して不揮発性メ
モリに記録する際には、記録するアドレス(n)のデー
タを読出し、記録しようとするデータと読出したデータ
の差が1であるか否かを判定し、差が1である場合のみ
不揮発性メモリに記録するようにしたのであり、誤った
データが車両走行距離記録装置の不揮発性メモリに記録
されるのを防止するものである。
【0042】また、差が1でない場合は以後の不揮発性
メモリへのアクセスを停止するようにしたので、不揮発
性メモリの記録データを保護して信頼性を向上させるこ
とができる。また、本発明によれば、書き込まれるべき
アドレス(n)のデータと記録しようとする走行データ
との差が条件を満足するか否かを判定して満足しない場
合はエラーと判定するベリファイ動作に加え、書き込む
べき走行データのアドレス(n)とアドレス(n−1)
のデータとを比較して差が0である場合のみ不揮発性メ
モリに記録するようにして、誤ったデータが不揮発性メ
モリに記録されるのを防止している。
【0043】また、他の手段としては、その書き込むべ
きアドレス(n)の確認は、書き込むべきアドレス
(n)の一つ前のアドレス(n−1)のデータと書き込
むべきデータとの演算結果による確認と、書き込むべき
データとアドレス(n)のデータとの演算結果による確
認とにより、データを書き込むべきアドレス(n)を確
認してデータの書き込みを許可しており、このような二
重の確認手段によって車両走行距離記録装置へのデータ
の書き込みがなされている。このように、発明の車両走
行距離記録装置では、単位距離走行のデータを書き込む
べきアドレスを確認してデータを書き込む手段を備える
ものであり、誤ったデータが車両走行距離記録装置の不
揮発性メモリに記録されるのを二重に防止しており、極
めて信頼性が高い車両走行距離記録装置を提供すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成図である。
【図3】同実施例の動作フローチャートである。
【図4】同実施例の動作フローチャートである。
【図5】同実施例の走行距離算出部の算出結果を記録す
るメモリの説明図である。
【図6】他の実施例の走行距離算出部の算出結果を記録
するメモリの説明図である。
【図7】図3及び図4の動作フローチャートの要部を示
す動作フローチャートである。
【図8】他の実施例の動作フローチャートである。
【図9】他の実施例の動作フローチャートである。
【図10】同実施例の不揮発性メモリの具体例である。
【符号の説明】
1 走行距離算出手段 2 データ読出手段 3 データ判定手段 4 データ書込手段 11 不揮発性メモリ(NVM) 12 走行距離算出部 13 データ読出部 14 データ判定部 15 データ書込部 16 表示部 17 制御部 18 インタフェース(I/O) 19 プロセッサ(CPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07C 1/00 - 15/00 G01C 22/00 G01D 9/00 G06F 17/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリの複数の記録エリアを使
    用し、車両が所定距離走行する毎に前記複数の記録エリ
    アの記録を順次+1した走行距離データを記録する車両
    走行距離記録装置において、 前記不揮発性メモリに記録させるデータDおよび書込ア
    ドレスPを算出する走行距離算出手段と、 前記走行距離算出手段で算出されたアドレスPに記録さ
    れている不揮発性メモリのデータDN を読出すデータ読
    出手段と、 前記走行距離算出手段で算出されたデータDと前記デー
    タ読出手段より読出したデータDN の差が1となるか否
    かを判定するデータ判定手段と、 前記データ判定手段で判定がYESの場合に前記不揮発
    性メモリのアドレスPにデータDを書込むデータ書込手
    段と、 を備えたことを特徴とする車両走行距離記録装置。
  2. 【請求項2】 前記データ判定手段での判定がNOの場
    合は以後の前記不揮発性メモリへのアクセスを停止する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両走行距
    離記録装置。
  3. 【請求項3】 不揮発性メモリの複数の記録エリアを使
    用し、車両が所定距離走行する毎に前記複数の記録エリ
    アの記録を順次+1した走行距離データを記録する車両
    走行距離記録装置において、 前記不揮発性メモリに記録させるデータDおよび書込ア
    ドレスPを算出する走行距離算出手段と、 前記走行距離算出手段で算出されたアドレスPに記録さ
    れている不揮発性メモリのデータDN を読出す第1のデ
    ータ読出手段と、 前記データ書込手段で書き込まれたアドレスP−1に記
    録されている不揮発性メモリのデータDN を読出す第2
    のデータ読出手段と、 前記走行距離算出手段で算出されたデータDと前記第1
    と第2のデータ読出手段より読出した各データDN の値
    より前記算出されたアドレスPのデータが正しいか否か
    を判定するデータ判定手段と、 前記データ判定手段で判定がYESの場合に前記不揮発
    性メモリのアドレスPにデータDを書込むデータ書込手
    段と、 を備えたことを特徴とする車両走行距離記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1又は前記第2のデータ判定手段
    における判定がNOの場合は以後の前記不揮発性メモリ
    へのアクセスを停止するようにしたことを特徴とする請
    求項3記載の車両走行距離記録装置。
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