JPH06109478A - 電子式オドメータ - Google Patents
電子式オドメータInfo
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- JPH06109478A JPH06109478A JP28100792A JP28100792A JPH06109478A JP H06109478 A JPH06109478 A JP H06109478A JP 28100792 A JP28100792 A JP 28100792A JP 28100792 A JP28100792 A JP 28100792A JP H06109478 A JPH06109478 A JP H06109478A
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- memory
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 積算走行距離データを不揮発性メモリに書き
込み、データ保持を行っている計器に於いて、データの
リセツト機構を付設するとともに、同機構の不正使用を
防止する。 【構成】走行距離センサ１と、積算走行距離データが書
き込まれる不揮発性メモリ（メモリ部３）と、メモリ部
３のデータの読み出し並びに最新車両走行距離を算出及
びメモリへのデータの書き替えをなす演算処理部３と、
最新の積算走行距離の表示をなす表示器４とを備えてな
る電子式オドメータに於いて、リセツト機構の動作毎に
リセツト回数及びリセツトされる走行距離データの何れ
か一方又は双方を記録する。
込み、データ保持を行っている計器に於いて、データの
リセツト機構を付設するとともに、同機構の不正使用を
防止する。 【構成】走行距離センサ１と、積算走行距離データが書
き込まれる不揮発性メモリ（メモリ部３）と、メモリ部
３のデータの読み出し並びに最新車両走行距離を算出及
びメモリへのデータの書き替えをなす演算処理部３と、
最新の積算走行距離の表示をなす表示器４とを備えてな
る電子式オドメータに於いて、リセツト機構の動作毎に
リセツト回数及びリセツトされる走行距離データの何れ
か一方又は双方を記録する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載して、車両
の積算走行距離を表示する電子式オドメータに関するも
のである。
の積算走行距離を表示する電子式オドメータに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】電子式オドメータは、車両の一定走行距
離毎にパルスを発生する車速センサを同時に距離センサ
としても使用し、このセンサからの入力パル数をカウン
ト積算して車両の走行距離を算出し、従前の積算走行距
離に順次加算して当該時の積算走行距離を適宜な表示器
で表示してなるものである。
離毎にパルスを発生する車速センサを同時に距離センサ
としても使用し、このセンサからの入力パル数をカウン
ト積算して車両の走行距離を算出し、従前の積算走行距
離に順次加算して当該時の積算走行距離を適宜な表示器
で表示してなるものである。
【０００３】ところで走行距離データは、消失しないよ
うに所定走行距離毎に適宜な不揮発性メモリに書き込ん
でおり、車両の走行開始時（イグニションスイッチオン
時）に不揮発性メモリに収納されているデータを読み取
り、これに基づいて積算走行距離の表示を行っている。
うに所定走行距離毎に適宜な不揮発性メモリに書き込ん
でおり、車両の走行開始時（イグニションスイッチオン
時）に不揮発性メモリに収納されているデータを読み取
り、これに基づいて積算走行距離の表示を行っている。
【０００４】不揮発性メモリとしては、ＥＥＰＲＯＭが
多用されており、走行距離データの消去書き込みを繰り
返し、常に最新のデータをメモリするようにしている
が、ＥＥＰＲＯＭの書き換えには限度があるので、従前
よりＥＥＰＲＯＭへの書き換え手法が種々提案されてい
る。
多用されており、走行距離データの消去書き込みを繰り
返し、常に最新のデータをメモリするようにしている
が、ＥＥＰＲＯＭの書き換えには限度があるので、従前
よりＥＥＰＲＯＭへの書き換え手法が種々提案されてい
る。
【０００５】例えば特公平１−２９４０７号公報には、
ｎ×ｎ個 の下位桁メモリと、容量の少ない上位桁メモ
リとを備え、所定走行距離毎に下位桁メモリの内の１ビ
ツト単位に「０」から「１」への書き込みをなし、下位
桁メモリの書き込みが一巡すると、上位桁メモリに１単
位の書き込みをなし、下位桁メモリを全部消去して、改
めて下位桁メモリへの書き込みを開始する手法が開示さ
れている。また同１−４６００５号公報や同１−４６０
０６号公報には前記の下位桁メモリ及び上位桁メモリと
して複数個のメモリ群を採用し、下位桁メモリの所定書
き込み毎に上位桁メモリへの書き込みを行うと共に、各
第一及び第二の各メモリ群は、各単一のものが使用さ
れ、一つのメモリ群がオーバーフローすると、次回の書
き込みは次のメモリ群を使用して、メモリの書き換え回
数を限度以下としている手法を採用している。
ｎ×ｎ個 の下位桁メモリと、容量の少ない上位桁メモ
リとを備え、所定走行距離毎に下位桁メモリの内の１ビ
ツト単位に「０」から「１」への書き込みをなし、下位
桁メモリの書き込みが一巡すると、上位桁メモリに１単
位の書き込みをなし、下位桁メモリを全部消去して、改
めて下位桁メモリへの書き込みを開始する手法が開示さ
れている。また同１−４６００５号公報や同１−４６０
０６号公報には前記の下位桁メモリ及び上位桁メモリと
して複数個のメモリ群を採用し、下位桁メモリの所定書
き込み毎に上位桁メモリへの書き込みを行うと共に、各
第一及び第二の各メモリ群は、各単一のものが使用さ
れ、一つのメモリ群がオーバーフローすると、次回の書
き込みは次のメモリ群を使用して、メモリの書き換え回
数を限度以下としている手法を採用している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記の電子式
オドメーターは、製造後に正常な作動を行うか否かのチ
ェックのための検査が必要である。この検査手段は、計
器にパルス信号を入力し、表示部の正常な表示更新の確
認を行うものである。この検査過程で表示部の表示更新
は当然不揮発性メモリのデータ更新を伴うもので、検査
工程が終了して正常動作の確認がすむと出荷時（車両組
み込み前）に不揮発性メモリのデータを初期値（０ｋ
ｍ）に戻す必要がある。
オドメーターは、製造後に正常な作動を行うか否かのチ
ェックのための検査が必要である。この検査手段は、計
器にパルス信号を入力し、表示部の正常な表示更新の確
認を行うものである。この検査過程で表示部の表示更新
は当然不揮発性メモリのデータ更新を伴うもので、検査
工程が終了して正常動作の確認がすむと出荷時（車両組
み込み前）に不揮発性メモリのデータを初期値（０ｋ
ｍ）に戻す必要がある。
【０００７】そこで不揮発性メモリのデータ初期化を簡
便に行うために、初期化専用端子を設け、当該端子から
の信号で不揮発性メモリのデータ初期化を実現する手段
も考えられるが、然し不揮発性メモリのデータ初期化専
用端子を設けると、外部ノイズや、回路のショート等の
原因によって当該端子に信号が入力すると、不揮発性メ
モリの走行距離データが消滅してしまう虞が生ずる。更
に走行距離データ改竄という不正手段に利用される虞も
生ずる。更にリセット手段が不正手段に利用されても全
く判らない。そこで本発明はリセット実施のデータを保
持することで、前記の課題を解決する電子式オドメータ
を提案したものである。
便に行うために、初期化専用端子を設け、当該端子から
の信号で不揮発性メモリのデータ初期化を実現する手段
も考えられるが、然し不揮発性メモリのデータ初期化専
用端子を設けると、外部ノイズや、回路のショート等の
原因によって当該端子に信号が入力すると、不揮発性メ
モリの走行距離データが消滅してしまう虞が生ずる。更
に走行距離データ改竄という不正手段に利用される虞も
生ずる。更にリセット手段が不正手段に利用されても全
く判らない。そこで本発明はリセット実施のデータを保
持することで、前記の課題を解決する電子式オドメータ
を提案したものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子式オド
メータは、車両の一定走行距離毎にパルスを発生する距
離センサと、積算走行距離データが書き込まれる不揮発
性メモリと、不揮発性メモリのデータの読み出し及び前
記センサからの入力パルス数をカウントに基づいて最新
車両走行距離を算出すると共に適宜不揮発性メモリへの
データの書き替えをなす演算処理部と、最新の走行距離
の表示をなす表示器とを備えてなる電子式オドメータに
於いて、不揮発性メモリのデータをリセットするリセッ
ト機構を付設すると共に、リセット回数及びリセット走
行距離データの双方或は何れかのデータを保持するメモ
リ部を設けてなることを特徴とするものである。
メータは、車両の一定走行距離毎にパルスを発生する距
離センサと、積算走行距離データが書き込まれる不揮発
性メモリと、不揮発性メモリのデータの読み出し及び前
記センサからの入力パルス数をカウントに基づいて最新
車両走行距離を算出すると共に適宜不揮発性メモリへの
データの書き替えをなす演算処理部と、最新の走行距離
の表示をなす表示器とを備えてなる電子式オドメータに
於いて、不揮発性メモリのデータをリセットするリセッ
ト機構を付設すると共に、リセット回数及びリセット走
行距離データの双方或は何れかのデータを保持するメモ
リ部を設けてなることを特徴とするものである。
【０００９】また前記の電子式オドメータに、リセット
回数又はリセット走行距離データの何れかが予め定めた
所定値以上に達した際にアラーム信号を発するリセット
警報手段を備えさたことを特徴とするものであ。
回数又はリセット走行距離データの何れかが予め定めた
所定値以上に達した際にアラーム信号を発するリセット
警報手段を備えさたことを特徴とするものであ。
【００１０】更には前記の各電子式オドメータに於い
て、車両走行距離データをメモリする不揮発性メモリを
少なくとも上位桁用のメモリ部と下位桁用のメモリ部と
で構成すると共に、下位桁用メモリ部のデータのみを所
定値に戻すリセット機構を付設したことを特徴とするも
のである。
て、車両走行距離データをメモリする不揮発性メモリを
少なくとも上位桁用のメモリ部と下位桁用のメモリ部と
で構成すると共に、下位桁用メモリ部のデータのみを所
定値に戻すリセット機構を付設したことを特徴とするも
のである。
【００１１】
【作用】車両が所定の距離（単位走行距離）を走行し、
センサからのパルス信号が所定数カウントされると、単
位走行距離をメモリ部に書き込み、同時に表示器で最新
の走行距離を表示する。
センサからのパルス信号が所定数カウントされると、単
位走行距離をメモリ部に書き込み、同時に表示器で最新
の走行距離を表示する。
【００１２】また特にリセット機構を動作せしめると、
不揮発性メモリの内の走行距離データが所定値にリセッ
トされると共に、リセット回数又はリセットされる走行
距離数の積算値の一方或は双方がデータとして保持さ
れ、当該リセットデータに基づいリセット機構の不正使
用の有無を知ることができる。
不揮発性メモリの内の走行距離データが所定値にリセッ
トされると共に、リセット回数又はリセットされる走行
距離数の積算値の一方或は双方がデータとして保持さ
れ、当該リセットデータに基づいリセット機構の不正使
用の有無を知ることができる。
【００１３】更にリセット機構の動作が所定以上に達す
ると、アラーム信号が発せられ、所定のアラーム表示が
なされたり、メータの機能を停止する等してリセット機
構の不正使用を防止する。
ると、アラーム信号が発せられ、所定のアラーム表示が
なされたり、メータの機能を停止する等してリセット機
構の不正使用を防止する。
【００１４】尚特に走行距離データをメモリする不揮発
性メモリを上下位に分割した場合には、リセット機構を
動作させると上位桁用メモリ部のデータはその儘で、下
位桁用メモリ部のデータのみが初期値或は予め定めた値
に書き換えがなされる。
性メモリを上下位に分割した場合には、リセット機構を
動作させると上位桁用メモリ部のデータはその儘で、下
位桁用メモリ部のデータのみが初期値或は予め定めた値
に書き換えがなされる。
【００１５】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。本発
明に係る電子式オドメータは、センサ部１、演算処理部
２、メモリ部３、表示部４、リセット機構５から構成さ
れ、センサ部１は、車両の一定走行距離毎にパルスを発
生する距離センサである。
明に係る電子式オドメータは、センサ部１、演算処理部
２、メモリ部３、表示部４、リセット機構５から構成さ
れ、センサ部１は、車両の一定走行距離毎にパルスを発
生する距離センサである。
【００１６】演算処理部２はＣＰＵその他で形成され、
前記センサ部１からのパルス信号をカウントして積算走
行距離を算出する距離演算手段２１と、リセット機構５
からの入力信号で所定のリセット制御を行うリセット制
御手段２２と、メモリ部３へのデータの書き込み、書き
換え、読み出し並びに表示部４への出力等の制御をなす
制御手段２３とで構成される。またリセット制御手段２
２は、リセット検出手段２２ａ、リセット回数カウンタ
２２ｂ、リセット走行距離加算部２２ｃを備えてなる。
前記センサ部１からのパルス信号をカウントして積算走
行距離を算出する距離演算手段２１と、リセット機構５
からの入力信号で所定のリセット制御を行うリセット制
御手段２２と、メモリ部３へのデータの書き込み、書き
換え、読み出し並びに表示部４への出力等の制御をなす
制御手段２３とで構成される。またリセット制御手段２
２は、リセット検出手段２２ａ、リセット回数カウンタ
２２ｂ、リセット走行距離加算部２２ｃを備えてなる。
【００１７】メモリ部３は、ＥＥＰＲＯＭのような書き
換え可能な不揮発性メモリで形成したもので、積算走行
距離の上位桁のデータを保持する上位桁用メモリ部３１
と、下位桁のデータを保持する下位桁用メモリ部３２
（頻繁な書き換えが必要となるのでビット容量を相応に
大きくし、且つ適宜なアルゴリズムを採用する）と、リ
セット機構５からリセット信号の回数データを保持する
リセット回数メモリ部３３と、リセットされる走行距離
の積算値データを保持するリセット走行距離メモリ部３
４と、予め定めたリセットの許容範囲データを保持する
アラーム設定値メモリ部３５とで構成される。
換え可能な不揮発性メモリで形成したもので、積算走行
距離の上位桁のデータを保持する上位桁用メモリ部３１
と、下位桁のデータを保持する下位桁用メモリ部３２
（頻繁な書き換えが必要となるのでビット容量を相応に
大きくし、且つ適宜なアルゴリズムを採用する）と、リ
セット機構５からリセット信号の回数データを保持する
リセット回数メモリ部３３と、リセットされる走行距離
の積算値データを保持するリセット走行距離メモリ部３
４と、予め定めたリセットの許容範囲データを保持する
アラーム設定値メモリ部３５とで構成される。
【００１８】表示部４はドライバ４１と表示器４２から
なり、処理部２からの出力を受けて、車両の積算走行距
離を表示するものである。リセット機構５は、端子５１
と端子５１の電位をプルアップする電源５２及び抵抗５
３を備えてなり、前記端子５１は演算処理部２に接続さ
れており、端子５１のアースによって演算処理部２で所
定のリセットを行うようにしている。
なり、処理部２からの出力を受けて、車両の積算走行距
離を表示するものである。リセット機構５は、端子５１
と端子５１の電位をプルアップする電源５２及び抵抗５
３を備えてなり、前記端子５１は演算処理部２に接続さ
れており、端子５１のアースによって演算処理部２で所
定のリセットを行うようにしている。
【００１９】而して車両が所定の距離（単位走行距離）
を走行し、センサ部１からのパルス信号が所定数カウン
トされると、演算処理部２の距離演算手段（走行距離カ
ウンタ２２ａ）２２で、従前の積算走行距離に単位走行
距離を加算して最新の積算走行距離を求め、この最新の
積算走行距離は同時にメモリ部３に書き込まれると共
に、表示器４２で最新の走行距離を表示する。
を走行し、センサ部１からのパルス信号が所定数カウン
トされると、演算処理部２の距離演算手段（走行距離カ
ウンタ２２ａ）２２で、従前の積算走行距離に単位走行
距離を加算して最新の積算走行距離を求め、この最新の
積算走行距離は同時にメモリ部３に書き込まれると共
に、表示器４２で最新の走行距離を表示する。
【００２０】メモリ部３は前述した通り上位桁用メモリ
部３１と下位桁用メモリ部３２で構成され、下位桁メモ
リ部３２は、走行距離１ｋｍ毎にデータの書き換えをな
し、１００ｋｍに達すると「０ｋｍ」と同一のメモリ状
態となり、上位桁用メモリ部３１へのデータ書き込みを
行う。上位桁メモリ部３１は例えば各ワード毎に１００
ｋｍ桁用、１０００ｋｍ桁用、１００００ｋｍ桁用、１
０００００ｋｍ桁用に区分けされ、各数値「０」〜
「９」をＢＣＤコードで保持し、各桁の桁上げで上位桁
の書き換えを行うようにするものである。
部３１と下位桁用メモリ部３２で構成され、下位桁メモ
リ部３２は、走行距離１ｋｍ毎にデータの書き換えをな
し、１００ｋｍに達すると「０ｋｍ」と同一のメモリ状
態となり、上位桁用メモリ部３１へのデータ書き込みを
行う。上位桁メモリ部３１は例えば各ワード毎に１００
ｋｍ桁用、１０００ｋｍ桁用、１００００ｋｍ桁用、１
０００００ｋｍ桁用に区分けされ、各数値「０」〜
「９」をＢＣＤコードで保持し、各桁の桁上げで上位桁
の書き換えを行うようにするものである。
【００２１】また本発明は前記のメモリ部３のデータの
リセットを可能としたリセット機構５を具備したもの
で、リセット操作はスイッチ（図示せず）による端子５
１のショート（アース）で実現され、リセットされると
演算処理部２のリセット検出手段２２ｃで、リセット機
構５の出力端子が「ハイ」から「ロー」に変化したこと
を検出し、下位桁用メモリ部３２のデータを例えば初期
値「積算走行距離０ｋｍ」に書き換えるものである。
リセットを可能としたリセット機構５を具備したもの
で、リセット操作はスイッチ（図示せず）による端子５
１のショート（アース）で実現され、リセットされると
演算処理部２のリセット検出手段２２ｃで、リセット機
構５の出力端子が「ハイ」から「ロー」に変化したこと
を検出し、下位桁用メモリ部３２のデータを例えば初期
値「積算走行距離０ｋｍ」に書き換えるものである。
【００２２】これと同時にリセット回数カウンタ２２ｂ
で、メモリ部３のリセット回数メモリ部３３のデータ
（従前迄のリセット回数）に当該時１回分を加算し、制
御手段２３で、リセット回数メモリ部３３のデータ書き
換えを行う。更に同時にリセット走行距離加算部２２ｂ
で、メモリ部３のリセット走行距離メモリ部３４のデー
タ（従前迄の積算リセット走行距離）に当該時１回分を
加算し、制御手段２３で、リセット走行距離メモリ部３
４のデータの書き換えを行う。
で、メモリ部３のリセット回数メモリ部３３のデータ
（従前迄のリセット回数）に当該時１回分を加算し、制
御手段２３で、リセット回数メモリ部３３のデータ書き
換えを行う。更に同時にリセット走行距離加算部２２ｂ
で、メモリ部３のリセット走行距離メモリ部３４のデー
タ（従前迄の積算リセット走行距離）に当該時１回分を
加算し、制御手段２３で、リセット走行距離メモリ部３
４のデータの書き換えを行う。
【００２３】具体的に説明すると、現在の積算走行距離
が「１２３４４ｋｍ」で、オドメータの車両実装前の動
作チェックで、「２５ｋｍ」でリセットしたとすると、
リセット回数メモリ部３３には「１回」が記録され、リ
セット走行距離メモリ部３４には「２５ｋｍ」が記録さ
れていることになる。
が「１２３４４ｋｍ」で、オドメータの車両実装前の動
作チェックで、「２５ｋｍ」でリセットしたとすると、
リセット回数メモリ部３３には「１回」が記録され、リ
セット走行距離メモリ部３４には「２５ｋｍ」が記録さ
れていることになる。
【００２４】そこで車両が単位走行距離「１ｋｍ」走行
すると、積算走行距離は「１２３４５ｋｍ」となり、下
位桁メモリ部３２のデータが「４４ｋｍ」から「４５ｋ
ｍ」に書き換えられ、表示部４で「１２３４５ｋｍ」が
表示される。
すると、積算走行距離は「１２３４５ｋｍ」となり、下
位桁メモリ部３２のデータが「４４ｋｍ」から「４５ｋ
ｍ」に書き換えられ、表示部４で「１２３４５ｋｍ」が
表示される。
【００２５】また当該時にリセット機構５を動作せしめ
ると、下位桁メモリ部３２のデータが「４５ｋｍ」から
「０ｋｍ」に書き換えられ、表示部４で「１２３００ｋ
ｍ」が表示される。更に同時に、リセット回数カウンタ
２２ｂでリセット回数の加算がなされて、リセット回数
メモリ部３３には「２回」が記録され、リセット走行距
離加算部２２ｃで、従前の「２５ｋｍ」に今回の「４５
ｋｍ」の加算なされ「７０ｋｍ」の加算結果を得て、リ
セット走行距離メモリ部３４に「７０ｋｍ」が記録され
ていることになる。
ると、下位桁メモリ部３２のデータが「４５ｋｍ」から
「０ｋｍ」に書き換えられ、表示部４で「１２３００ｋ
ｍ」が表示される。更に同時に、リセット回数カウンタ
２２ｂでリセット回数の加算がなされて、リセット回数
メモリ部３３には「２回」が記録され、リセット走行距
離加算部２２ｃで、従前の「２５ｋｍ」に今回の「４５
ｋｍ」の加算なされ「７０ｋｍ」の加算結果を得て、リ
セット走行距離メモリ部３４に「７０ｋｍ」が記録され
ていることになる。
【００２６】若しアラーム設定値メモリ部３５に「６９
ｋｍ」の上限値が設定されていると、積算リセット走行
距離がこれを越えるので、制御手段２３で設定値オーバ
ーを検出すると、表示部４にアラーム表示を行ったり、
或は計器機能を停止してしまう。
ｋｍ」の上限値が設定されていると、積算リセット走行
距離がこれを越えるので、制御手段２３で設定値オーバ
ーを検出すると、表示部４にアラーム表示を行ったり、
或は計器機能を停止してしまう。
【００２７】従って製品検査の際のメモリ部３のデータ
を初期値「０ｋｍ」に書き換えることができるが、この
書き換え手段（リセット機構）を不正に使用せんとして
も、リセット許容範囲を定めておくことで、不正使用を
防止しているものである。
を初期値「０ｋｍ」に書き換えることができるが、この
書き換え手段（リセット機構）を不正に使用せんとして
も、リセット許容範囲を定めておくことで、不正使用を
防止しているものである。
【００２８】尚本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明はリセット機構の使用経歴を知ることが
できれば良いもので、使用経歴データは、使用回数及び
リセット走行距離の双方を記録する必要がなく、一方の
み記録するようにしても良いし、更に使用経歴データの
保持手段も任意の構成のものを採用できる。またリセッ
ト値についても、必ずしも初期値でなく例えば「５ｋ
ｍ」とする等任意に定めることができ、更にリセット機
構から演算処理部への信号伝達も、単なる１端子のスイ
ッチングでなく、他の手段を採用しても良い。
はなく、本発明はリセット機構の使用経歴を知ることが
できれば良いもので、使用経歴データは、使用回数及び
リセット走行距離の双方を記録する必要がなく、一方の
み記録するようにしても良いし、更に使用経歴データの
保持手段も任意の構成のものを採用できる。またリセッ
ト値についても、必ずしも初期値でなく例えば「５ｋ
ｍ」とする等任意に定めることができ、更にリセット機
構から演算処理部への信号伝達も、単なる１端子のスイ
ッチングでなく、他の手段を採用しても良い。
【００２９】
【発明の効果】本発明は、以上のように積算走行距離デ
ータを記録しておく不揮発性メモリを有する電子式オド
メータに於いて、不揮発性メモリのデータのリセットを
行うリセット機構を付設すると共に、リセット機構使用
経歴のデータを記録保持する機能をも有せしめてなり、
同手段の不正使用への適用を未然に防止したものであ
る。
ータを記録しておく不揮発性メモリを有する電子式オド
メータに於いて、不揮発性メモリのデータのリセットを
行うリセット機構を付設すると共に、リセット機構使用
経歴のデータを記録保持する機能をも有せしめてなり、
同手段の不正使用への適用を未然に防止したものであ
る。
【図１】本発明の実施例の構成を示す簡便なブロック図
１ センサ部 ２ 演算処理部 ２１ 距離演算手段 ２２ リセット制御手段 ２３ 制御手段 ３ メモリ部 ３１ 上位桁用メモリ部 ３２ 下位桁用メモリ部 ３３ リセット回数メモリ部 ３４ リセット走行距離メモリ部 ３５ アラーム設定値メモリ部 ４ 表示部 ５ リセット機構
Claims (3)
- 【請求項１】 車両の一定走行距離毎にパルスを発生す
る距離センサと、積算走行距離データが書き込まれる不
揮発性メモリと、不揮発性メモリのデータの読み出し及
び前記センサからの入力パルス数をカウントに基づいて
最新車両走行距離を算出すると共に適宜不揮発性メモリ
へのデータの書き替えをなす演算処理部と、最新の走行
距離の表示をなす表示器とを備えてなる電子式オドメー
タに於いて、不揮発性メモリのデータをリセットするリ
セット機構を付設すると共に、リセット回数及びリセッ
ト走行距離データの双方或は何れかのデータを保持する
メモリ部を設けてなることを特徴とする電子式オドメー
タ。 - 【請求項２】 請求項第１項記載の電子式オドメータに
於いて、リセット回数又はリセット走行距離データの何
れかが予め定めた所定値以上に達した際にアラーム信号
を発するリセット警報手段を備えたことを特徴とする電
子式オドメータ。 - 【請求項３】 請求項第１項又は第２項記載の電子式オ
ドメータに於いて、車両走行距離データをメモリする不
揮発性メモリを少なくとも上位桁用のメモリ部と下位桁
用のメモリ部とで構成すると共に、下位桁用メモリ部の
データのみを所定値に戻すリセット機構を付設したこと
を特徴とする電子式オドメータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28100792A JPH06109478A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | 電子式オドメータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28100792A JPH06109478A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | 電子式オドメータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06109478A true JPH06109478A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17632981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28100792A Pending JPH06109478A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | 電子式オドメータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06109478A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020059985A (ko) * | 2001-01-09 | 2002-07-16 | 조영석 | 자동차 적산계의 주행거리 리셋방법 |
| KR100494733B1 (ko) * | 2003-08-27 | 2005-06-13 | 현대자동차주식회사 | 차량의 적산거리조작방지 시스템 및 방법 |
| US7902779B2 (en) | 2007-07-05 | 2011-03-08 | Siemens Industry, Inc. | System and method for limiting input voltage to a power delivery system having regeneration capability |
-
1992
- 1992-09-26 JP JP28100792A patent/JPH06109478A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020059985A (ko) * | 2001-01-09 | 2002-07-16 | 조영석 | 자동차 적산계의 주행거리 리셋방법 |
| KR100494733B1 (ko) * | 2003-08-27 | 2005-06-13 | 현대자동차주식회사 | 차량의 적산거리조작방지 시스템 및 방법 |
| US7902779B2 (en) | 2007-07-05 | 2011-03-08 | Siemens Industry, Inc. | System and method for limiting input voltage to a power delivery system having regeneration capability |
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